JP4641853B2 - 継手装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、ホースやパイプの如き種々の連結物体をそれらの長手方向の端部において着脱可能に相互に連結する継手装置に関係している。
連結物体の端部に取り付けられる継手本体と、継手本体の端部の周方向における複数の所定の位置から継手本体の軸方向に沿い突出した複数の嵌合突部と、を備えており、複数の嵌合突部の夫々が突出端部において上記周方向の所定の一方向に突出した係止鉤部を有している、継手装置は広く知られている。
このような継手装置は、相互に連結される2つの連結物体の一方の端部に継手本体が取り付けられた一方の継手装置と、相互に連結される2つの連結物体の他方の端部に継手本体が取り付けられた他方の継手装置と、を相互に同軸に接近させ、一方の継手装置の複数の嵌合突部を他方の継手装置の複数の嵌合突部の相互間の複数の嵌合凹部に突入させ、最後に一方の継手装置の継手本体を他方の継手装置の継手本体に対し所定の周方向に回動させることにより、一方の継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部を他方の継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部に係止させることができる。その結果として2つの継手装置の相互に離間する方向への移動が阻止され、2つの継手装置、ひいては2つの継手装置の夫々が端部に取り付けられている2つの連結物体、が相互に連結される。
このような2つの継手装置の相互の連結を解除するには、上述したのとは逆の順序で2つの継手装置を操作する。
このような2つの継手装置の相互の連結の容易な解除の防止は、2つの継手装置が相互に連結された後に2つの継手装置の継手本体の相互の回動を防止するようこれら継手本体に設けられた回動防止手段や、2つの継手装置の継手本体の端面に設けられ2つの継手装置が相互に連結された時にこれら継手本体を上記軸方向に沿い相互に遠ざけるよう機能することにより2つの継手装置の複数の突部の係止爪に負荷される摩擦力を増加させる弾性体により行われている。
特開平9−119577号公報
上述した如き従来の継手装置においては、継手本体と複数の嵌合突部や係止鉤部が一体に形成されている。そして、上述した従来の継手装置が例えば硬い床や路面上に落下されることにより、あるいは上述した従来の2つの継手装置が相互に強く衝突されることにより、継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部が変形や破損することがある。その場合には、2つの継手装置の上述した如き相互の連結がうまくできなくなるので、破損した継手装置の全体を新たな継手装置に換えている。
また、継手本体の径が大きくなればなるほど継手本体と一体に形成されている複数の嵌合突部や係止鉤部の加工が大変になり、加工に要する費用が上昇する。
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、継手本体の径が大きくなっても加工費用を従来に比べ低減させることができ、しかも、継手装置の複数の嵌合突部や係止鉤部の一部が破損した場合でも、破損した一部のみの交換で破損した継手装置の全体を新たな継手装置に換える必要がない、継手装置を提供することである。
上述した目的を達成する為に本願の独立請求項1に記載の発明に従った継手装置は:
連結物体の端部に取り付けられる継手本体と、継手本体の端部の周方向における複数の所定の位置から継手本体の軸方向に沿い突出している複数の嵌合突部と、を備えており、複数の嵌合突部の夫々が突出端部において上記周方向の所定の一方向に突出した係止鉤部を有している継手装置であり、
継手本体と複数の嵌合突部とが相互に独立して形成されており、
継手本体の前記端部の前記周方向における複数の所定の位置に、前記複数の嵌合突部が継手本体と複数の嵌合突部とから独立している固定手段により固定されていて、
2つの継手装置が相互に同軸に接近され、一方の継手装置の複数の嵌合突部が他方の継手装置の複数の嵌合突部の相互間の複数の嵌合凹部に突入され、次に一方の継手装置の継手本体が他方の継手装置の継手本体に対し所定の周方向に回動されることにより、一方の継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部が他方の継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部に係止されて2つの継手装置が相互に着脱可能に連結され、
前記複数の嵌合突部は、夫々が所定の数の嵌合突部を含んでおり前記周方向において相互に分離されている複数のブロックとして形成されており、
前記継手本体の前記端部の外周面には前記端部の端面に隣接して前記継手本体の半径方向の外方に張り出した外方張り出しが設けられており、
前記複数のブロックは、前記継手本体の外周面において前記端部の外方張り出しに対し前記端面とは反対側に隣接した部分に載置される内周面と、この内周面とは反対側の外周面と、を有しており、
前記固定手段は、前記継手本体の外周面において前記端部の外方張り出しに隣接して前記複数のブロックの内周面が載置された後に前記継手本体の外周面において前記軸方向に沿い前記複数の嵌合突部に対し外方張り出しとは反対側の部分に着脱可能に固定され、前記複数のブロックの前記外周面に適合して前記複数のブロックを前記継手本体の外周面の所定の位置に前記継手本体に対し同心的に固定する内周面を有している、
ことを特徴としている。
上述した如く構成されたことを特徴とする本願の独立請求項1に記載の発明に従った継手装置においては、継手本体の径が大きくなっても加工費用を従来に比べ低減させることができ、しかも、継手装置の複数の嵌合突部や係止鉤部の一部が破損した場合でも、破損した一部のみの交換で破損した継手装置の全体を新たな継手装置に換える必要がない。
[第1の実施の形態]
次に、添付の図1乃至図3を参照しながら、この発明の第1の実施の形態に従った継手装置10を説明する。
なお、図1は、この発明の第1の実施の形態に従った継手装置10の2つを相互に分離された状態で概略的に示す斜視図である。図2は、図1の2つの継手装置10を一方を断面にして概略的に示す側面図である。そして、図3は、図1の2つの継手装置10が相互に連結されている間のこれらの継手装置10の要部の拡大側面図である。
継手装置10は、連結物体12の端部に取り付けられる継手本体14と、継手本体14の端部の周方向における複数の所定の位置から継手本体14の軸方向に沿い突出している複数の嵌合突部16と、を備えており、複数の嵌合突部16の夫々が突出端部において上記周方向の所定の一方向に突出した係止鉤部18を有している。
より詳細には、この実施の形態においては、連結物体12は例えば水の如き流体が流される柔軟な公知のホースである。
継手本体14と複数の嵌合突部16とは、相互に独立した継手本体形成工程及び嵌合突部形成工程において形成されている。そして、継手本体14の端部の周方向における複数の所定の位置に複数の嵌合突部16が継手本体14と複数の嵌合突部16とから独立した固定手段形成工程において形成されている固定手段20により固定されている。
複雑な形状の嵌合突部16に比べ外形寸法は遥かに大きいが単純な形状の継手本体14は、複雑な形状の嵌合突部16の為の嵌合突部形成工程とは独立した継手本体形成工程において形成されるので、安価な製造コストで製造することが可能である。
この実施の形態において、継手本体14は円筒形状をしており、複数の嵌合突部16が突出する上記軸方向の端面に弾性体22が設けられている。弾性体22は上記端面に環状に形成されている埋設溝14a中に埋設されたゴム製の環状のシール部材であり、上記端面から所定量突出している。
継手本体14の外周面において上記端面に隣接した位置には継手本体14の径方向における外方に向かい所定量突出した外方張り出し14bが設けられている。この実施の形態において外方張り出し14bは継手本体14と一体に形成されているが、外方張り出し14bは継手本体14と別体に形成された後に継手本体14の外周面の所定の位置に、例えば溶接や固定ねじや接着剤を含む公知の固定手段により固定されても良い。さらに、外方張り出し14bは、継手本体14の外周面の上記位置で環状に全周に延出していても良く、或いは継手本体14の外周面の上記位置において複数の嵌合突部16に対応した複数の周方向位置に相互に離間して複数配置されていても良い。
複数の嵌合突部16は、所定の数の嵌合突部16を含む複数のブロックとして形成されており、この実施の形態では、夫々のブロックが1つの嵌合突部16を含んでいる。しかしながら、夫々のブロックは2つ又は3つ、さらにはそれ以上の数の嵌合突部16を含んでいるよう形成されていることもできる。
継手本体14よりも外形寸法が遥かに小さいが複雑な形状の嵌合突部16は、継手本体14の為の継手本体形成工程とは独立した嵌合突部形成工程において形成されるので、例えばロストワックス製法や鍛造製法などの安価な製造方法で製造することが可能である。
複数の嵌合突部16の夫々は、継手本体14の端部の外周面において外方張り出し14bに対し上記端面とは反対側に隣接した部分に載置される内周面16aと、内周面16aとは反対側の外周面において継手本体14の軸方向に沿って突出端部から遠ざかるにつれて内周面16aに接近するよう傾斜した外向きテーパ面16bと、を有している。この実施の形態において複数の嵌合突部16の夫々はさらに、内周面16aが継手本体14の端部の外周面において外方張り出し14bに対し上記端面とは反対側に隣接した部分に載置されたときに、外方張り出し14bの外周面及びこの外周面と継手本体14の端部の外周面において内周面16aが載置される上記部分との間の段部の表面に接する段付き内表面16cも有している。
固定手段20は、嵌合突部固定工程において、継手本体14の端部の外周面において外方張り出し14bに隣接して複数の嵌合突部16の内周面16aが載置された後に、継手本体14の端部の外周面において複数の嵌合突部16に対し外方張り出し14bとは反対側の部分に着脱可能に固定される環状部材である。固定手段20は、継手本体14の端部の外周面に上述した如く固定されたときに、複数の嵌合突部16の外向きテーパ面16bに適合する内向きテーパ面20aを有している。この結果、固定手段20は、上記適合により複数の嵌合突部16を継手本体14の端部の外周面の前述した所定の位置に継手本体14に対し同心的に固定する。同時に固定手段20は、継手本体14の端部の外周面の外方張り出し14bとの間で複数の嵌合突部16を上記軸方向に沿い挟持し、継手本体14の端部の外周面の前述した所定の位置において複数の嵌合突部16を上記軸方向に沿う移動を阻止するよう固定する。
固定手段20は例えば固定ねじや接着剤を含む公知の固定要素により継手本体14の端部の外周面に着脱可能に固定することが出来る。この実施の形態において固定手段20は、その内周面に形成されている雌螺子20bが、継手本体14の端部の外周面において複数の嵌合突部16に対し外方張り出し14bとは反対側の部分に形成されている雄螺子14cに螺合されている。
前述した如くブロック化されている複数の嵌合突部16は、継手本体14の外周面の複数の所定の位置に前述した如く載置されるとき、継手本体14の周方向における相互間に圧力を受けると変形する圧力変形部材24が介在されている。圧力変形部材24は例えばゴムを含む弾性体であることができるし、或いは比較的硬度が低い金属であることが出来る。
圧力変形部材24は、継手本体14の外周面の複数の所定の位置に前述した如く載置されている数の嵌合突部16が上記周方向に沿い位置ずれを生じさせることを阻止している。
図1及び図2を参照しながら上述した如く構成されている2つの継手装置10,10は以下のようにして相互に着脱可能に連結される。
2つの継手装置10,10が相互に同軸に接近され、一方の継手装置10の複数の嵌合突部16が他方の継手装置10の複数の嵌合突部16の相互間の複数の嵌合凹部に突入され、次に一方の継手装置10の継手本体14が他方の継手装置10の継手本体14に対し所定の周方向に回動されることにより、一方の継手装置10の複数の嵌合突部16の係止鉤部18が他方の継手装置10の複数の嵌合突部16の係止鉤部18に図3中に示されている如く係止されて2つの継手装置10,10が相互に着脱可能に連結される。
このとき、2つの継手装置10,10の継手本体14の端面の弾性体22が相互に圧縮されて2つの継手装置10,10の継手本体14をそれらの軸方向に沿い相互に遠ざけるよう付勢し2つの継手装置10,10の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aに負荷される摩擦力を増加させる。
この実施の形態において係止面18aは、一方の継手装置10の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aに対する他方の継手装置10の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aの上述した如き係止をはずれにくくするために、係止鉤部18が対応している嵌合突部16から突出を開始する基端よりも上記突出をしている方向における突出端が対応している嵌合突部16の基端部に接近するよう傾斜されている。
この実施の形態において2つの継手装置10,10が取り付けられた連結物体12は、前述した如く例えば水の如き流体が流される柔軟な公知のホースであるので、2つの継手装置10,10が上述した如く相互に連結された後に連結物体12に流体が流されると、上記流体の圧力により2つの継手装置10,10の継手本体14の端面の弾性体22が継手本体14の径方向における外方に膨らむようにされる。また、2つの継手装置10,10の継手本体14はそれらの軸方向に沿い相互にさらに遠ざけられるよう付勢され、2つの継手装置10,10の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aに負荷される摩擦力がさらに増加され、そして、2つの継手装置10,10の相互の連結がさらに強化される。
上述した如く相互に連結された2つの継手装置10,10の相互の連結を解除するには、連結物体12における流体の流れを停止させた後に、上述した連結作業の手順とは逆の手順で2つの継手装置10,10を操作すれば良い。
なお上述した実施の形態において2つの継手装置10,10が取り付けられた連結物体12は、前述した如く例えば水の如き流体が流される柔軟な公知のホースであったが、柔軟でない硬いパイプ及び中実体の少なくともいずれか一方であることが出来る。この場合に、継手装置10は、柔軟でない硬いパイプ及び中実体の少なくともいずれか一方の複数を使用して何等かの構造体を作成する場合、このような構造体の作成及び解体を容易にする。
さらに、上述した実施の形態に従った構造の継手装置10は、相互に異なった径を有する複数の継手本体14,…及び複数の継手本体14,…に対応する複数の固定部材20,…を準備すれば、相互に異なった径を有する複数の継手本体14,…の夫々と夫々の継手本体14,…に対応した固定部材20,…に対し、嵌合突部16の相互に異なった数のブロック及び相互に異なった寸法の圧力変形部材24の少なくともいずれか一方を組み合わせることができる。即ち、相互に異なった径を有する複数の継手本体14,…を有する継手装置10,…を製造する際に、製造が容易である相互に異なった径を有する複数の継手本体14,…及び複数の固定部材20,…は準備しなければならないが、製造が煩雑である嵌合突部16は相互に異なった寸法のものを準備する必要はなく、相互に同じ寸法の嵌合突部16を準備すればよい。そして、複数の嵌合突部16が固定される継手本体14の径に応じて予め決めている継手本体14の外周面の複数の所定位置に相互に同じ寸法の嵌合突部16を載置し、さらに継手本体14の径に応じた固定手段20により上記外周面の複数の所定位置に着脱可能に固定することが出来る。
このことは、継手本体14の径が大きくなっても加工費用を従来に比べ低減させることができ、しかも、継手装置10の複数の嵌合突部16や係止鉤部18の一部が破損した場合でも、破損した一部のみの交換で破損した継手装置10の全体を新たな継手装置10に換える必要がない、ことを意味している。
しかも、複数の嵌合突部16が固定される継手本体14の径に応じて予め決めている継手本体14の外周面の複数の所定位置に対する相互に同じ寸法の嵌合突部16の載置作業は、複数の嵌合突部16の複数のブロックの相互間に介在させる圧力変形部材24の厚さを変えることにより容易に安価に実行することが出来る。
[第2の実施の形態]
次に、添付の図4乃至図6を参照しながら、この発明の第2の実施の形態に従った継手装置30を説明する。
なお、図4は、この発明の第2の実施の形態に従った継手装置30の2つを相互に分離された状態で概略的に示す斜視図である。図5は、図4の2つの継手装置30を一方を断面にして概略的に示す側面図である。そして、図6は、図4の2つの継手装置30が相互に連結されている間のこれらの継手装置30の要部の拡大側面図である。
第2の実施の形態に従った継手装置30の構成部材の大部分は、図1乃至図3を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った継手装置10の構成部材の大部分と同じである。従って、図4乃至図6を参照しながら説明するこの発明の第2の実施の形態に従った継手装置30において、図1乃至図3を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った継手装置10の構成部材に対応している構成部材には、図1乃至図3を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った継手装置10の構成部材を指摘していた参照符号と同じ参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
第2の実施の形態に従った継手装置30が第1の実施の形態に従った継手装置10と異なっているのは、複数の嵌合突部16の夫々の平面形状と、複数の嵌合突部16において係止鉤部18が突出しているのとは反対側に位置する側面16dに付勢手段32を備えていることである。
付勢手段32は、2つの継手装置30が相互に連結された時に相手方の継手装置30の複数の嵌合突部16の側面16dを遠ざけ、2つの継手装置30の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の相互の係止を強化する、所定の周方向に向かい相手方の継手装置30の嵌合突部16を付勢する。
詳細には、図1乃至図3を参照しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った継手装置10の複数の嵌合突部16の夫々において継手本体14の軸方向に沿った方向に延びる2つの側面が上記軸方向に対し平行に同じ方向に延出している。これに対し、第2の実施の形態に従った継手装置30の複数の嵌合突部16の夫々において継手本体14の軸方向に沿った方向に延びる2つの側面は、延出端部に係止鉤部18が突出している一方の側面は継手本体14の軸方向に対し平行に同じ方向に延出しているが、上記一方の側面とは反対側に位置している他方の側面16dは対応する嵌合突部16の突出端面から嵌合突部16の基端に向かうにつれて上記一方の側面から遠ざかるよう傾斜されている。
そして、上述した如く傾斜している他方の側面16dに設けられている付勢手段32は、図6中に詳細に示されているように、他方の側面16dの所定の位置に埋設されたカップ状容器32aと、カップ状容器32a中で他方の側面16dに近い位置に配置されたボール状押圧部材32bと、カップ状容器32a中で他方の側面16dから遠い位置に配置されボール状押圧部材32bを他方の側面16dから突出する方向に付勢している付勢部材32cと、を含んでいる。
カップ状容器32aにおいて他方の側面16dに近い位置はボール状押圧部材32bの径よりも小さな径となるよう加工されていて、カップ状容器32a中で付勢部材32cにより上述した如く付勢されているボール状押圧部材32bがカップ状容器32aから脱落するのを防止している。
付勢部材32cは、この実施の形態では、圧縮コイルばねであるが、ゴムのような弾性部材であっても良い。
付勢手段32は、2つの継手装置30,30を相互に着脱可能に連結する際に、以下のように作用する。2つの継手装置30,30が相互に同軸に接近され、一方の継手装置30の複数の嵌合突部16が他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の相互間の複数の嵌合凹部に突入された時、一方の継手装置30の複数の嵌合突部16の他方の側面16dの付勢手段32のボール状押圧部材32bと他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の他方の側面16dの付勢手段32のボール状押圧部材32bとが相互に当接し、夫々の付勢部材32cの付勢力に抗してカップ状容器32aの内方に移動する。
一方の継手装置30の複数の嵌合突部16が他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の相互間の複数の嵌合凹部にさらに突入されて一方の継手装置30の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aが他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aよりも他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の基端に近くなると、一方の継手装置30の複数の嵌合突部16の他方の側面16dの付勢手段32の付勢部材32cの付勢力と他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の他方の側面16dの付勢手段32の付勢部材32cの付勢力とが前述した如く相互に当接しているボール状押圧部材32を介して、一方の継手装置30の複数の嵌合突部16と他方の継手装置30の複数の嵌合突部16とを夫々の係止鉤部18が相互に接近するよう夫々の継手本体14とともに所定の周方向に回動させるよう作用する。そして、その結果として、一方の継手装置30の複数の嵌合突部16の係止鉤部18が他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の係止鉤部18に図6中に示されている如く係止されて2つの継手装置10,10が相互に着脱可能に連結される。
このとき、2つの継手装置30,30の継手本体14の端面の弾性体22が相互に圧縮されて2つの継手装置30,30の継手本体14をそれらの軸方向に沿い相互に遠ざけるよう付勢し2つの継手装置30,30の複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aに負荷される摩擦力を増加させることに加え、一方の継手装置30の複数の嵌合突部16の他方の側面16dの付勢手段32の付勢部材32cの付勢力と他方の継手装置30の複数の嵌合突部16の他方の側面16dの付勢手段32の付勢部材32cの付勢力もまた前述した如く相互に当接しているボール状押圧部材32を介して上述した弾性体22による付勢と同様に作用し、複数の嵌合突部16の係止鉤部18の係止面18aに負荷される摩擦力をさらに増加させる。
この他にも、図4乃至図6を参照しながら前述した第2の実施の形態に従った継手装置30は、図1乃至図3を参照しながら前述した第1の実施の形態に従った継手装置10において得ることが出来る前述した種々の作用と技術上の利点とを得ることが出来ることはいうまでもない。
この発明の第1の実施の形態に従った継手装置の2つを相互に分離された状態で概略的に示す斜視図である。 図1の2つの継手装置を一方を断面にして概略的に示す側面図である。 図1の2つの継手装置が相互に連結されている間の一方の継手装置の嵌合突部の係止鉤部と他方の継手装置の嵌合突部の係止鉤部とが相互に係止されている状態を拡大して示す拡大側面図である。 この発明の第2の実施の形態に従った継手装置の2つを相互に分離された状態で概略的に示す斜視図である。 図4の2つの継手装置を一方を断面にして概略的に示す側面図である。 図4の2つの継手装置が相互に連結されている間の一方の継手装置の嵌合突部の係止鉤部と他方の継手装置の嵌合突部の係止鉤部とが相互に係止されている状態を拡大して示す拡大側面図である。
符号の説明
10…継手装置、12…連結物体、14…継手本体、14b…外方張り出し、16…嵌合突部、16a…内周面、16b…外向きテーパ面、16d…側面、18…係止鉤部、20…固定手段、20a…内向きテーパ面、22…弾性体、24…圧力変形部材、30…継手装置、32…付勢手段。

Claims (8)

  1. 連結物体の端部に取り付けられる継手本体と、継手本体の端部の周方向における複数の所定の位置から継手本体の軸方向に沿い突出している複数の嵌合突部と、を備えており、複数の嵌合突部の夫々が突出端部において上記周方向の所定の一方向に突出した係止鉤部を有している継手装置であり、
    継手本体と複数の嵌合突部とが相互に独立して形成されており、
    継手本体の前記端部の前記周方向における複数の所定の位置に、前記複数の嵌合突部が継手本体と複数の嵌合突部とから独立している固定手段により固定されていて、
    2つの継手装置が相互に同軸に接近され、一方の継手装置の複数の嵌合突部が他方の継手装置の複数の嵌合突部の相互間の複数の嵌合凹部に突入され、次に一方の継手装置の継手本体が他方の継手装置の継手本体に対し所定の周方向に回動されることにより、一方の継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部が他方の継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部に係止されて2つの継手装置が相互に着脱可能に連結され、
    前記複数の嵌合突部は、夫々が所定の数の嵌合突部を含んでおり前記周方向において相互に分離されている複数のブロックとして形成されており、
    前記継手本体の前記端部の外周面には前記端部の端面に隣接して前記継手本体の半径方向の外方に張り出した外方張り出しが設けられており、
    前記複数のブロックは、前記継手本体の外周面において前記端部の外方張り出しに対し前記端面とは反対側に隣接した部分に載置される内周面と、この内周面とは反対側の外周面と、を有しており、
    前記固定手段は、前記継手本体の外周面において前記端部の外方張り出しに隣接して前記複数のブロックの内周面が載置された後に前記継手本体の外周面において前記軸方向に沿い前記複数の嵌合突部に対し外方張り出しとは反対側の部分に着脱可能に固定され、前記複数のブロックの前記外周面に適合して前記複数のブロックを前記継手本体の外周面の所定の位置に前記継手本体に対し同心的に固定する内周面を有している、
    ことを特徴とする継手装置。
  2. 前記複数のブロックの夫々の前記外周面は、前記軸方向に沿って前記嵌合突部の前記突出端部とは反対側の端部に、前記突出端部から遠ざかるにつれて前記内周面に接近するよう傾斜した外向きテーパ面を有しており、
    前記固定手段の前記内周面は、前記継手本体の外周面において前記端部の外方張り出しに隣接して前記複数のブロックの内周面が載置された後に前記継手本体の外周面において前記軸方向に沿い前記複数の嵌合突部に対し外方張り出しとは反対側の部分に着脱可能に固定された時に前記外向きテーパ面と適合する内向きテーパ面を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の継手装置。
  3. 前記複数のブロックは前記周方向における相互間に圧力を受けると変形する圧力変形部材を介在させた状態で前記継手本体の外周面の所定の位置に載置される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の継手装置。
  4. 相互に異なった径を有する複数の継手本体及び複数の継手本体に対応する複数の固定手段が準備されており、
    複数の継手本体の夫々と夫々の継手本体に対応した固定手段に対し、相互に異なった数のブロック及び相互に異なった寸法の圧力変形部材の少なくともいずれか一方が組み合わされる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の継手装置。
  5. 前記複数の嵌合突部において係止鉤部が突出しているのとは反対側に位置する側面に設けられ、2つの継手装置が相互に連結された時に相手方の継手装置を上記所定の周方向に向かい付勢する付勢手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の継手装置。
  6. 前記継手本体の前記端面に弾性体が設けられており、2つの継手装置が相互に連結された時に2つの継手装置の前記継手本体の前記端面の弾性体が相互に圧縮されて2つの継手装置の前記継手本体を前記軸方向に沿い相互に遠ざけるよう付勢し2つの継手装置の複数の嵌合突部の係止鉤部に負荷される摩擦力を増加させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の継手装置。
  7. 2つの継手装置の継手本体に連結される前記連結物体の少なくとも一方が流体を流す柔軟なホースである、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の継手装置。
  8. 2つの継手装置の継手本体に連結される前記連結物体の少なくとも一方がパイプ及び中実体のいずれか一方である、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の継手装置。
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