JPH09144970A - ワンタッチ型セルフシール管継手 - Google Patents

ワンタッチ型セルフシール管継手

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JPH09144970A
JPH09144970A JP7300049A JP30004995A JPH09144970A JP H09144970 A JPH09144970 A JP H09144970A JP 7300049 A JP7300049 A JP 7300049A JP 30004995 A JP30004995 A JP 30004995A JP H09144970 A JPH09144970 A JP H09144970A
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JP
Japan
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socket
nipple
valve seat
tip
fitting portion
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Application number
JP7300049A
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English (en)
Inventor
Kenzo Kimura
健造 木村
Koji Yagi
孝司 八木
Norio Yoshida
則夫 吉田
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Nichirin Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Nichirin Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性および耐久性に優れ、据付、移設工
事の合理化が図れるワンタッチ型セルフシール管継手を
提供する。 【解決手段】 ソケット内の管路の略中央にソケット用
弁座を設け、該ソケット用弁座に対し頭部が付勢される
ソケット用バルブコアを内設する。一方、ニップルの先
端はニップル用弁座を形成しており、該ニップル用弁座
に対して付勢されているニップル用バルブコアが内蔵さ
れている。このニップルの先端は、前記ソケット内の管
路に挿入され、ニップル用弁座がソケット用弁座に接す
ると、それぞれのバルブコアが後退してお互いの管路を
連通させる。ソケット内の管路の先端側にはOリングが
嵌着されており、ニップルの先端がソケット内に挿入さ
れるとシールする。そののち、ソケットの先端のピンを
ニップルの係止溝に係止させて固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワンタッチ型セルフ
シール管継手に関する。さらに詳しくは、空調および冷
凍システム配管などで、配管、室内機および室外機に予
め冷媒などの流体を封入しておき、封入されている流体
を設置現場で漏らすことなく配管と室内・室外機とを接
続・離脱させることができるワンタッチ型セルフシール
管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管継手としては、図3〜6に示さ
れるものがある。図3〜5に示されるものは一般にフレ
アー継手と呼ばれるタイプのもの(この他にろう付けに
より接続するタイプのものもある)であり、図6に示さ
れるものは、流体を封入可能なようにバルブコアを内蔵
しセルフシール管継手とよばれている。
【0003】図3に示されるフレアー継手は、管体51
の先端52に、先端側に向かって径が大きくなるような
フレアー加工が施されている。一方、本体54の先端に
は、管体51の先端52のフレアー加工に合わせて円錐
面55が形成されている。これらはロックナット53を
締結することによってシール接続させることができる。
【0004】図4に示されるフレアー継手は、図3のフ
レアー継手と同様に、管体61の先端62にフレアー加
工が施されている。一方、本体64の先端には、管体6
1の先端62のフレアー加工に合わせて円錐面65が形
成されるとともに、該円錐面65にシール部材66が埋
設され、管体61と本体64とのシールを完全なものに
している。これらはロックナット63を締結することに
よりシール接続させることができる。
【0005】図5に示される継手は、図3や図4に示さ
れるように、管体71の先端にフレアー加工は施されて
はいないが、ロックナット73の内部に、本体74との
締結によって内径側に膨らみ、管体71を挟持しうる環
状の弾性体76を嵌入してなるものである。これによっ
て、ロックナット73を締結すると、管体71の固定と
シールとが同時になされる。
【0006】図6に示されるセルフシール管継手90
は、雄ハーフ81と雌ハーフ82とからなり、それぞれ
の根元83、84には管体(図示せず)が連結され、先
端には雄ネジ部85と雌ネジ部86が形成され、内部に
は管路87、88が形成されている。また、雄ハーフ8
1の内部には、弁座91と、取付金具92によって進退
可能に支持されているバルブコア93と、該バルブコア
93を弁座91に向けて付勢するスプリング94が設け
られている。さらに、雌ハーフ82の内部には、取付金
具95によって固定される芯棒96と、該芯棒96の頭
部96aに向かってスプリング97によって付勢される
円環状弁体98とが設けられている。円環状弁体98の
外周にはシール部材99が埋設されている。
【0007】このセルフシール管継手90は、流体を管
路87、88内部に封入しておくことができる。すなわ
ち、バルブコア93の頭部93aが弁座91に当接して
管路87を閉鎖している。また、円環状弁体98が芯棒
96の頭部96aに当接して管路88を閉鎖している。
【0008】雄ハーフ81の雄ネジ部85を雌ハーフ8
2の雌ネジ部86に挿入して螺着すると、芯棒96がバ
ルブコア93を押圧して後退させ、管路87を開放する
とともに、円環状弁体98が後退して管路88を開放す
る。よって、管路87と88は接続され流体の流入・流
出が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のフレアー継手な
どでは、空調機や冷凍システムを設置する際に、ロック
ナットの締め付け忘れ、ロックナットのカツギなど、シ
ール不良の発生する惧れがあるばかりか、管を継いでか
らシステム中の空気を真空ポンプなどで抜き取り、その
あとに冷媒を封入しなけれはならず、設置費用が増大す
るという問題がある。また、移設する際には、配管内に
滞留しているガス(冷媒)が大気中に発散されるのを防
ぐために、冷媒を一旦回収装置で回収するなどの措置が
必要であるという問題もある。
【0010】そこで、セルフシール管継手の実用化が望
まれているが、図6に示されているように、雌ネジ部8
6を回す動作に連動して徐々にバルブコア94と円環状
弁体98とが後退するため、封入されている流体が漏
れ、完全なシール状態を維持できないという問題があ
る。
【0011】また、流体の圧力損失を減少させる手段と
しての断面積をうるためと、シール効果向上のための背
圧をうるために、バルブコア径を大きくしなければなら
ず、全体の寸法が大きくなり、新築家屋の壁内側への配
管、および室外配管の美観を損なうので、配管工事上、
好ましくないという問題がある。
【0012】また、シールの耐久性が低く、移設時には
バルブコアが閉まり、室内機、室外機配管内にガスを封
入する必要があるが、シール部材の耐圧性およびシール
機構からバルブが閉まってもシールできないなどの問題
がある。
【0013】さらに、バブルコア、本体が一体型であ
り、ろう付け時にバルブを冷却する必要があり、ろう付
部の信頼性が低いという問題や、材料使用量が多く、形
状が複雑であるので高価であるという問題もあり、セル
フシール管継手は実用されておらず、フレアー継手に統
一されていったという経過もある。
【0014】本発明は、叙上の事情に鑑み、シール性お
よび耐久性に優れ、据付、移設工事の合理化が図れるワ
ンタッチ型セルフシール管継手を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のワンタッチ型セ
ルフシール管継手は、それぞれの根元側に管体を取り付
けるための連結部が形成されるとともに、それぞれの内
部に管路が形成され、先端側にお互いを接続するための
固着手段が設けられたニップルとソケットからなるもの
であって、(a)前記ソケットの管路の略中央にソケッ
ト用弁座を設け、(b)前記ソケットの管路内に、前記
ソケットの根元方向から前記ソケット用弁座に向けて頭
部が付勢されるソケット用バルブコアを内設し、(c)
前記ニップルの先端側に小径嵌合部を、前記ソケットの
管路内に先端が前記ソケット用弁座に当接するまで挿入
可能であり、かつ、その先端がニップル用弁座を形成す
るように設け、(d)前記ニップルの小径嵌合部内に、
前記ニップル用弁座に向けて頭部が付勢され管路を閉鎖
するとともに、ニップルをソケットに固着すると前記ソ
ケット用バルブコアを押圧して後退させるとともに自ら
も後退して管路を開放するニップル用バルブコアを設
け、(e)前記ソケットの管路内であって、前記ソケッ
ト用弁座から先端側の位置に少なくとも1つのシール部
材を設けてなり、前記ニップルの小径嵌合部を前記ソケ
ットの管路内に挿入し、シール部材に当接させてから固
着手段による固着の動作に入ることを特徴としている。
【0016】そして、前記固着手段が、前記ソケットの
先端に進退および回転可能に支持されたスリーブの先端
側において内側に向かって突設されたピンと、前記ニッ
プルの小径嵌合部の根元側に当該小径嵌合部よりも大き
な外径を有するように設けられた大径嵌合部の外周に形
成された前記ピンを係止させるための係止溝および該係
止溝に前記ピンを導くための螺旋溝とからなることが好
ましい。
【0017】また、前記シール部材がOリングであるこ
とが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明のワンタッチ型セルフシール管継手(以下、単に管継
手という)を説明する。
【0019】図1は本発明の管継手の一実施例の斜視説
明図、図2は図1の管継手が接合されている状態の断面
説明図である。
【0020】図1において、本発明の管継手1はソケッ
ト2とニップル3からなる。ソケット2の根元側には管
体4を連結するための連結部5が形成され、先端側外周
にはピン7が内径方向に突設されたスリーブ6が進退お
よび回転可能に支持されている。一方、ニップル3の根
元側には管体34を連結するための連結部35が形成さ
れ、先端側にはソケット2の管路内に挿入される小径嵌
合部36が形成されている。この小径嵌合部36の根元
側には、外周面に螺旋溝38と係止溝39が形成された
大径嵌合部37が形成されるとともに、小径嵌合部36
の先端にはニップル用弁座41が形成され、ニップル用
バルブコア40が内設されてニップル内の管路42(図
2参照)を閉鎖している。
【0021】図1における固着手段は、ソケット2のス
リーブ6に設けられたピン7と、ニップル3の大径嵌合
部37に形成された螺旋溝38および係止溝39とから
なることが、簡単に着脱できる点から好ましいが、本発
明では、このような固着手段に限らず、図6に示されて
いるように、雄ネジ部85と雌ネジ部86からなるよう
な固着手段を適用することも可能である。また、ベアリ
ング、爪、偏心リング割ピンのような固着手段とするこ
ともできる。
【0022】つぎに、図2に基づいて、図1の管継手1
の内部構造を詳細に説明する。図2は、スリーブ6のピ
ン7が、係止溝39に係止している状態を示しており、
ニップル用バルブコア40とソケット用バルブコア10
とがともに後退してそれぞれの管路42、12が連通し
ている。
【0023】ソケット2の連結部5は、外周が六面であ
る頭部5aと雄ネジ部5bとを有する筒状体であり、雄
ネジ部5bによって本体8の根元側に螺着される。ま
た、頭部5aと雄ネジ部5bのあいだと、雄ネジ部5b
の先端と本体8とのあいだにはシール部材としてのOリ
ング21、22などを嵌入させるための円環状溝が設け
られている。この連結部5に管体4を連結するには、手
ろう付け、炉内ろう付け、溶接、エポキシ樹脂系接着剤
などで接合する。
【0024】本体8の内部に形成された管路12の略中
央にはソケット用弁座11が設けられている。ソケット
用弁座11は、ソケット用バルブコア10とで管路12
を閉鎖するものであり、ソケット用バルブコア10が当
接する側の面11aはソケット用バルブコア10の頭部
10aの形状に合わせて円錐面となっている。
【0025】本体8の内部に形成された管路12内に内
設されるソケット用バルブコア10は、その頭部10a
に円錐面10bが形成されており、頭部10aの径より
大きな径を有するパッキン部材14が頭部10aの首部
に固着されている。また、ソケット用バルブコア10は
スプリング固定板15によって、進退自在に支持されて
おり、ソケット用バルブコア10の頭部10aとスプリ
ング固定板15のあいだに設けられたスプリング16に
よって、ニップル3が挿入されていない状態では、頭部
10aの頂部付近はソケット用弁座11よりも先端側に
突出し、円錐面10bの裾付近がソケット用弁座11に
当接し、かつソケット用弁座11を押圧して管路12を
閉鎖するようにシールしている。
【0026】スリーブ6は、円筒形状を呈しており、そ
の根元6aは内側に突出しており、本体8の先端の円環
状突起8aと係合している。また、先端側にはピン7が
図2における上下に2つ設けられており、ピン7と円環
状突起8aによって、スリーブ6は外れることなく進退
可能であり、かつ回転自在である。また、スリーブ4の
外周面にはロレット加工が施されることが好ましく、そ
のばあい、指がすべらないのでニップル3との連結作業
がしやすくなる。
【0027】また、ソケット用弁座11よりも先端側の
管路は、ニップル2の小径嵌合部36が挿入されるため
内径が根元側よりの大きくなっており、シール部材とし
てのOリング17、18を嵌入するための円環状溝が設
けられている。
【0028】ニップル3の小径嵌合部36は、その先端
が、ニップル用弁座41となっており内側に向けて円錐
面が形成されている。また、その内部にニップル用バル
ブコア40が設けられている。このニップル用バルブコ
ア40の構成は前述のソケット用バルブコア10の構成
と同様であり、説明を省略する。ソケット2内に挿入さ
れていない状態では、このソケット用バルブコア40の
頭部40aの頂部付近はニップル用弁座41よりも外部
に突出している(図1参照)。ニップル3をソケット2
に挿入するとバルブコア10、40同士が押し合い、そ
れぞれ後退し、図2の状態になる。
【0029】ニップル3の大径嵌合部37は、小径嵌合
部36の根元側に設けられ、小径嵌合部36よりも大き
な径を有している。大径嵌合部37の外周面には螺旋溝
38と、係止溝39が、図2における上下に2つずつ形
成されている。螺旋溝38は大径嵌合部37の端部から
根元側に向かって時計回りまたは反時計回りに形成さ
れ、最奥部に係止溝39が形成される。係止溝39はピ
ン7が外れないように先端側に向かってえぐれている。
【0030】ニップル3の大径嵌合部37の根元側に
は、スリーブ6とほぼ等しい外径を有する鍔部44が形
成されている。この鍔部44は、スリーブ6を掴んでピ
ン7を螺旋溝38にそって係止溝39に係止させるとき
にニップル3を掴みやすいように外周面にロレット加工
が施されることが好ましい。
【0031】ニップル3の連結部35の構成および連結
方法は、ソケット2の連結部5と同様である。
【0032】連結部5、35の材料としては、鉄、アル
ミ、真ちゅう、銅、ステンレスなどを用いるのが好まし
い。また、ソケット2の本体8およびニップル3の小径
嵌合部36、大径嵌合部37、鍔部44の材料として
は、鉄、アルミ、真ちゅう、銅、ステンレスなどを用い
るのが好ましい。
【0033】Oリング17、18およびOリング21、
22の材質は、耐フロンガス性、耐冷凍機油性を有する
もののなかから、冷媒の種類、冷凍機油の種類に応じて
適宜選定することが好ましい。本発明においてOリング
に使用される材料のうち、ゴムとしては、IIR(ブチ
ルゴム)、CL−IIR(塩素化ブチルゴム)、Br−
IIR(臭素化ブチルゴム)、FKM(弗素ゴム)、H
−NBR(水素化ニトリルブタジエンゴム)、NBR
(ニトリルブタジエンゴム)、CR(クロロプレンゴ
ム)、CSM(クロロスルフォン化ゴム)、CHR(ヒ
ドリンゴム)、AR(アクリルゴム)などが好ましい。
また、樹脂としては、ナイロン、テフロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンおよびこれらのポリ
マーアロイ剤などを用いることが好ましい。また、Oリ
ングに限らず、U型パッキン、V型パッキンまたは角型
パッキンなどのシール部材を用いることもできる。
【0034】また、ソケット2の管路12の先端側に、
Oリング17、18が2個設けられているが、1つまた
は3つ以上でもよい。
【0035】さらに、本発明のシール部材としては、
鉛、銅、アルミ、スズなどの金属シールパッキンも好ま
しい。
【0036】バルブコア10、40は、銅、真鍮、ステ
ンレス、アルミニウム、鋼などで作成するのが好まし
く、スプリングは、バネ鋼、ステンレス、真鍮などで作
成するのが好ましい。スプリング固定板15は、バネ
鋼、ステンレス、アルミニウム、真鍮などで作成するの
が好ましい。バルブコア10、40に固着されるパッキ
ン部材14は、IIR(ブチルゴム)、CL−IIR
(塩素化ブチルゴム)、Br−IIR(臭素化ブチルゴ
ム)、FKM(弗素ゴム)、H−NBR(水素化ニトリ
ルブタジエンゴム)などのゴムまたは、ナイロン、テフ
ロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの樹脂のほ
か、R−22(フロン22)などの耐フロンガス性、耐
冷凍機油性、耐熱性および耐低温性を有する材質が好適
である。
【0037】なお、本発明では、ソケット2の本体8の
先端端面20に金属パッキンを装着することも好まし
く、そのばあいソケット2とニップル3のシール性がさ
らに向上する。
【0038】この金属パッキンとしては、自己潤滑に優
れた材料、たとえば、銅、鉛、錫、またはこれらの合金
が好ましいが、ゴムや合成樹脂からなる弾性体を、2枚
の金属(銅など)でラミネートさせて用いることもでき
る。前記弾性体としては、天然ゴム(NR)や合成ゴム
(IR)などのほかに、ガスバリヤーに優れた、IIR
(ブチルゴム)、CL−IIR(塩素化ブチルゴム)、
Br−IIR(臭素化ブチルゴム)、FKM(弗素ゴ
ム)、NBR(ニトリルブタジエンゴム)、CR(クロ
ロプレンゴム)、CSM(クロロスルフォン化ゴム)、
CHR(ヒドリンゴム)、AR(アクリルゴム)などを
用いてもよい。
【0039】また、金属パッキンを用いるばあい、ソケ
ットとニップルの金属パッキンとの対向面には高さ0.
5〜5mm、先端角度が30〜120度である環状の突
起を形成することが好ましい。
【0040】本発明では、ニップル3の小径嵌合部36
がソケット2の管路12内の先端側に配設されているO
リング17、18に到達したところでシールされるの
で、お互いのバルブコア10、40を後退させて管路を
開いても流体を外部に漏らす惧れがなくなる。そこで、
さらに小径嵌合部36を奥に挿入し、互いのバルブコア
10、40を後退させて流体の流路を形成させる。つぎ
に、ソケット2先端のピン7を螺旋溝38に挿入し、螺
旋溝38にピン7を沿わせるようにスリーブ6を回転さ
せ、ピン7を螺旋溝38の奥の係止溝39に確実に嵌合
させる。これによって、振動、引っ張りなどで簡単には
離脱せず安全な継手である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のワンタッ
チ型セルフシール管継手は、ニップルおよびソケットの
管路内にバルブコアが設けられているので、空調器およ
び冷凍システムの室外・室内機および配管に冷媒や冷凍
機油などの流体を充填しておくことができる。また、ソ
ケットの管路の先端側にOリングなどのシール部材が設
けられているので、ニップルをソケットの管路内に挿入
したときにニップルとソケットのあいだのシールが完了
し、固着手段で固着する動作中にも封入されている流体
が漏れる惧れはない。また、ソケットの先端であってニ
ップルと対向する面に金属パッキンを設けておけば、よ
り信頼性の高い完全なシールをうることができる。さら
に、固着手段を螺旋溝および係止溝とピンとにすること
によって、簡単に着脱の操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワンタッチ型セルフシール管継手の一
実施例を示す平面図である。
【図2】図1のワンタッチ型セルフシール管継手の嵌着
状態での断面説明図である。
【図3】従来の管継手の断面説明図である。
【図4】従来の管継手の断面説明図である。
【図5】従来の管継手の断面説明図である。
【図6】従来のセルフシール管継手の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 管継手 2 ソケット 3 ニップル 4 管体 5 連結部 6 スリーブ 7 ピン(固着手段) 10 ソケット用バルブコア 10a 頭部 11 ソケット用弁座 12 管路 17、18 Oリング(シール部材) 34 管体 35 連結部 36 小径嵌合部 37 大径嵌合部 38 螺旋溝(固着手段) 39 係止溝(固着手段) 40 ニップル用バルブコア 40a 頭部 41 ニップル用弁座 42 管路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの根元側に管体を取り付けるた
    めの連結部が形成されるとともに、それぞれの内部に管
    路が形成され、先端側にお互いを接続するための固着手
    段が設けられたニップルとソケットからなるワンタッチ
    型セルフシール管継手であって、(a)前記ソケットの
    管路の略中央にソケット用弁座を設け、(b)前記ソケ
    ットの管路内に、前記ソケットの根元方向から前記ソケ
    ット用弁座に向けて頭部が付勢されるソケット用バルブ
    コアを内設し、(c)前記ニップルの先端側に小径嵌合
    部を、前記ソケットの管路内に先端が前記ソケット用弁
    座に当接するまで挿入可能であり、かつ、その先端がニ
    ップル用弁座を形成するように設け、(d)前記ニップ
    ルの小径嵌合部内に、前記ニップル用弁座に向けて頭部
    が付勢され管路を閉鎖するとともに、ニップルをソケッ
    トに固着すると前記ソケット用バルブコアを押圧して後
    退させるとともに自らも後退して管路を開放するニップ
    ル用バルブコアを設け、(e)前記ソケットの管路内で
    あって、前記ソケット用弁座から先端側の位置に少なく
    とも1つのシール部材を設けてなり、前記ニップルの小
    径嵌合部を前記ソケットの管路内に挿入し、シール部材
    に当接させてから固着手段による固着の動作に入ること
    を特徴とするワンタッチ型セルフシール管継手。
  2. 【請求項2】 前記固着手段が、前記ソケットの先端に
    進退および回転可能に支持されたスリーブの先端側にお
    いて内側に向かって突設されたピンと、前記ニップルの
    小径嵌合部の根元側に当該小径嵌合部よりも大きな外径
    を有するように設けられた大径嵌合部の外周に形成され
    た前記ピンを係止させるための係止溝および該係止溝に
    前記ピンを導くための螺旋溝とからなる請求項1記載の
    ワンタッチ型セルフシール管継手。
  3. 【請求項3】 前記シール部材がOリングである請求項
    1または2記載の請求項1記載のワンタッチ型セルフシ
    ール管継手。
JP7300049A 1995-11-17 1995-11-17 ワンタッチ型セルフシール管継手 Pending JPH09144970A (ja)

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Cited By (17)

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