JP3015295B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3015295B2
JP3015295B2 JP8094960A JP9496096A JP3015295B2 JP 3015295 B2 JP3015295 B2 JP 3015295B2 JP 8094960 A JP8094960 A JP 8094960A JP 9496096 A JP9496096 A JP 9496096A JP 3015295 B2 JP3015295 B2 JP 3015295B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/28Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means
    • F16L37/30Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in each of two pipe-end fittings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87917Flow path with serial valves and/or closures
    • Y10T137/87925Separable flow path section, valve or closure in each
    • Y10T137/87965Valve- or closure-operated by coupling motion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に冷房あるいは
空調機器類の配管に好適な管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からの冷房あるいは空調機器類の配
管に使用する管継手としては種々のものが知られてい
る。こうした管継手のうち特開昭53−7833号公報
に記載されている管継手の構成を図面を参照して簡単に
説明すると、図10に示すようにこの管継手では、プラ
グPが、ユニオンナット51を具備してユニオン継手と
なる一方のソケットS(第1ソケットとする)と、ボー
ルロック機構を具備して簡易継手となる他方のソケット
S´(第2ソケットとする)とに共通に接続される構成
となっている。前記プラグPと第1ソケットSとは冷暖
房機器等の室内外ユニットに設備されるかまたはその接
続導管に装備され、また、第2ソケットS´は漏洩耐圧
試験等のための窒素ガスボンベ、真空ポンプあるいはガ
ス充填のためのフロンガスボンベ等に各々装備される。
【0003】プラグPと第1ソケットSとを接続するに
は、図10、図11に示すようにプラグPおよびソケッ
トSの前側を相互に対抗させ、プラグP側の雄螺子52
にソケットS側に設けたユニオンナット51の螺子を螺
合させる。その後さらに、ユニオンナット51を回転し
てゆくと、プラグPの環状部53がソケットS側の摺動
弁54と当接し、さらに摺動弁54をばね55の付勢力
に抗して後退さて流路を開きつつソケットSの弁体56
によってプラグP側の弁体57を押してプラグP側の流
路を開き、プラグ側とソケット側の流路を連通すること
ができるようになっている。そしてユニオンナット51
の最終的な螺廻により密封エッジ58がプラグPおよび
ソケットS側の密封面に食い込まれて金属対金属による
流体密封が行われる。
【0004】また、プラグPと第2ソケットS´とを接
続するには、図10、図12 に示すようにプラグPを
第2ソケットS´の開口に挿嵌すると、ソケットS´側
の施錠球61がプラグP側の周溝62に係合される。こ
の状態では、プラグPの弁体57およびソケットS´の
弁棒64は流路を開口しておらず、ソケットS及びプラ
グPの流路は非連通状態となっている。その後、図示せ
ぬ操作レバーを回動させるとカム63が回動し、弁棒6
4を保持している弁保持体66が前進し、これとともに
プラグPの環状部53が前記した前進するソケットS´
の摺動弁65に設けたシール部材68と当接して図12
(イ)状態となり、流体密封状態をもたらす。この状態
からさらに、カム63を回動させると、摺動弁65がプ
ラグP側の環状部53に当接して残留されたままで弁棒
64のみが前進し、弁頭67がプラグP側の弁体56を
退動させてソケットおよびプラグPの流路を連通する。
この状態を図12(ロ)に示す。
【0005】上記管継手では、たとえば、冷暖房機器の
室内外ユニットの漏洩耐圧等のテスト時には、窒素ガス
ボンベ側に設備される第2ソケットとユニット側のプラ
グとを接続し、この接続の後、第2ソケット側の操作レ
バーを回動して弁棒を摺動させ雄部材側の弁体を退動さ
せて相互の流路を連通させることが可能となり、この結
果、ユニオンナットを使用した従来の管継手に比較して
生産性を著しく向上させることができる。また、一般家
庭などに冷暖房機器を設備する場合には、プラグと第1
ソケットとをユニオンナットを使用して接続する。ま
た、これとは別に本出願人は、管継手の接続作業の効率
化を図るために二本のガス管等を同時に接続できる管継
手も提案している(実開昭62−110687号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
53−7833号に開示した管継手では次のような問題
点が明らかとなってきた。即ち、第1ソケットとプラグ
とを接続する際には、最終的に第1ソケット側のユニオ
ンナットを強く締めつける必要があり、この時、両者の
間の密封性を確保するシール部材がユニオンナットの最
終締めつけ時にユニオンナットと共廻してシール部材が
捩れ、この部分でシール部材が破損したり、シール性が
低下する等の問題を含んでいる。
【0007】また第2ソケットとプラグとを接続した状
態において、誤って第2ソケット側に設けたスリーブを
操作すると、第2ソケットとプラグとが分離してしまう
という不都合がある。即ち図12(ロ)の接続状態にお
いてスリーブ69をスプリングの付勢力に抗して後退さ
せると、プラグPとソケットSとを簡単に分離すること
ができる。さらに、操作レバーを回転しカムを介して弁
保持体を前進させてシール部材をプラグP側の環状部に
当接するシール構造では、シール部材の締めつけ力が低
下することがあり、接続部から僅かなガスの漏洩が発生
し、このタイプのソケットS´では流路を連通した状態
を長期間にわたって維持することが困難で採用するには
不十分である。
【0008】また、実開昭62−110687号に開示
された管継手は、二本のガス管を同時に接続できるとい
う点で作業性が向上しメリットはあるものの、冷暖房機
器のような高圧ガス、低圧ガス用の二本のガス管を接続
する管継手としては、密封性などの点から採用するにつ
いては不十分である。
【0009】そこで、本発明は、ソケットとプラグを接
続する際に両者の間に配置される密封性を確保するシー
ル部材に捩れ等が発生することなく接続ができ、且つシ
ール性に優れた管継手を提供するとともに、ソケットと
プラグの流路が連通した状態の時にはソケットとプラグ
の接続状態がロックされるようにしておき、誤ってスリ
ーブを操作しても、決してソケットとプラグとが分離す
ることのない管継手を提供せんとするものである。また
高圧ガス用管、低圧ガス用管のような2本の管路を一体
化し、2本の管を同時に接続できる作業性のよい管継手
を提供せんとするものである。さらに耐久テスト等時に
はカムを調整して金属シールを使用せずOリングシール
のみにて漏洩・耐圧テストにも用いることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ソケ
ットとプラグとを着脱自在に接続できる管継手であっ
て、前記ソケットの主筒体には施錠機構を設けた複数の
前筒体を配し、前記主筒体内には前記前筒体と同軸心上
にあって複数の後筒体を配した内筒体を設け、該内筒体
と主筒体とに連通孔を形成させて該連通孔にカムを配
し、該カムを操作することにより、前記主筒体と内筒体
とを相対的に移動させてなることを特徴とする管継手で
あり、さらに、上記管継手を構成するソケットとプラグ
との内部には弁機構が設けられていることを特徴とする
管継手であり、これらを課題解決の手段とするものであ
る。
【0011】
【実施形態】以下、図面に基づいて本発明の実施形態を
説明すると、図1は本発明の実施形態に係る管継手のソ
ケットSとプラグPの平面図であり、図2は同ソケット
Sの四半分切断面図、図3は図1中の内筒体の斜視図と
断面図、図4は図1中のA−A断面図、図5は同プラグ
Pの四半分切断面図である。
【0012】本発明に係わる管継手は図1に示すように
二本の管を同時に接続できるように二つのソケットSお
よび二つのプラグPが一体化して構成されており、プラ
グPをソケットS内に挿入接続することにより、二本の
管が同時に接続できるように構成されている。
【0013】以下、ソケットSおよびプラグPについて
の詳細構造を説明する。図2において、ソケットSは、
主筒体1を備えており、プラグPと接続する側の端部に
は施錠機構を有する前筒体2が螺子1aで固定されてい
る。前筒体2の内周面には、施錠ボール9を外径方向に
逃がす円周溝2aが形成されており、さらに前筒体2の
内周には、施錠ボール9を保持しているボール保持筒体
8が摺動自在に設けられている。このボール保持筒体8
にはスリーブ8aが一体に固着されている。ボール保持
筒体8は後述する後筒体4のばね受け部4eとの間に配
置したばね11により常時図中右方に付勢されており、
この結果、施錠ボール9が前記円周溝2aの傾斜面2b
により求心方向に押し出されている状態を維持するよう
にして施錠機構が構成されている。
【0014】また、主筒体1の内部には後筒体4を設け
た内筒体40が摺動自在に設けられ、該内筒体40は、
後筒体4の前記ばね受け部4eと、後筒体4の端部に螺
合される接続管3とにより挟着されている。前記内筒体
40と後筒体4とは一体に構成してもよい。内筒体40
は図3(イ)(ロ)に示すような外形および断面をして
おり、両側に後筒体4の収納部40aが設けられてお
り、この中央部に、後述するカムが上下に摺動する連通
孔12aとストッパ用の溝40bが形成されている。
【0015】ふたたび図2において、接続管3はねじ4
aにより後筒体4と螺合しており、さらに両者の間には
シール部材4bが配置されている。後筒体4のプラグ側
に形成したばね受け部4eは前記ばね11の端部を受け
ており、後筒体4のプラグ側端部外周には前記ボール保
持筒体8が摺動自在に嵌合している。また、前記後筒体
4のプラグ側端部4mは、後述するプラグP側の嵌合部
と嵌合し、ソケットSとプラグPとが接続状態になった
時のロック機構を果たすようになっている。さらに、後
筒体4は内筒体40に設けられた前記ストッパ用溝40
b内に嵌合している後述するボルト14により主筒体1
からの抜け防止と弛み防止を兼ねている。
【0016】後筒体4の内部には複数の流通孔4cを有
するバルブ爪4dがストップリング4gにより固定され
ており、さらにバルブ爪4dの中程にはばね座4fが形
成されており、さらに、バルブ爪4dの中心孔4hに
は、カシメ4k等の固定手段により弁棒6が抜けぬよう
に固定されている(図2では弁棒6のカシメ部が破断面
として記載されている)。
【0017】後筒体4の内部のプラグ接続側には摺動リ
ング5が摺動自在に保持され、この摺動リング5と前記
バルブ爪4dとの間には、摺動リング5を図中右方に付
勢するばね7が配置されている。摺動リング5の外周に
はOリング5cが装着されており、また端面には前記弁
棒6に形成した頭部6aの弁座6bに当接してシールす
るシール部材5aによって常時は、流路S1が閉鎖され
ている。また、後筒体4のプラグP嵌合側内周面には金
属シール5bが設けられており、この金属シール5bに
よって、後述する態様で、プラグPとの間の密封状態を
確実かつ長期間にわたってシール保持できるようになっ
ている。なお、本例では上記ソケットS側の流路S1を
密封する機構をソケット側の弁機構と呼ぶ。
【0018】さらに、主筒体1には図4に示すように前
記内筒体40の中央部15を貫通させてカム12を上下
に摺動自在に保持するバルブの開閉及び金属シールさせ
るためのねじ13が取付けられている。なお、13aは
カム12を下方に付勢し内筒体40のテーパ面15aか
ら離れさせて主筒体1を該内筒体40とともに原位置に
復帰させるばねである。一方前記カム12には前記内筒
体40の中央部15に形成したテーパ面15aに当接す
るテーパ面12bが形成されており、前記ねじ13を回
転してカム12を上方に移動させると、該カム12のテ
ーパ面12bが、内筒体40の中央部15に形成したテ
ーパ面15aを摺動し、カムの動きに連れて内筒体40
が図中右方に移動し、さらに、内筒体40に固定されて
いる後筒体4も右方に移動する。この時の後筒体4の右
方への移動により後述する態様でソケットS内の弁棒6
がプラグP側の弁体25を押し、ソケットSとプラグP
との流路S1、P1を連通することになる。
【0019】図5において、プラグ本体21中央に形成
した鍔部21dまで連結板20を嵌合しプラグ本体21
の後方に形成されたねじ部22aに延長管22を螺合し
て固定された2つのプラグPはそれぞれプラグ本体21
の先端にソケットS側に設けた金属シール5bと当接す
る段部21eが設けられており、その段部21eと鍔部
21dとの中間から大径部21aが形成されこの大径部
左方前側よりに施錠ボール9を係止する外周溝21bが
形成されている。また、プラグ本体の先端部には前述し
たソケットSのプラグ側端部4mと嵌合する小径部21
mが形成されている。
【0020】プラグ本体21内には複数の流通孔23a
を有するバルブ爪23により弁体25が摺動自在に保持
されており、弁体25の頭部25aと前記バルブ爪23
との間には、弁体25を弁座21cに向けて付勢するば
ね24が設けられている。また頭部25aにはシール部
材25cが設けられている。したがって、プラグPが非
接続状態にある時には前記ばね24の付勢力により、頭
部25aに設けたシール部材25cが常時弁座21cに
押圧され図5状態の時には流路P1を密封状態に維持し
ている。なお、本例では上記プラグP側の流路P1を密
封する機構をプラグP側の弁機構と呼ぶ。
【0021】続いて上記ソケットSとプラグPとの接続
状態を図6および図7を参照しつつ説明する。ソケット
Sの前筒体2内にプラグ本体21を挿入して行くと、プ
ラグ本体21に形成した大径部21aの一端が施錠ボー
ル9と当接する。さらにプラグ本体21を押し込むと、
施錠ボール9を介してボール保持筒体8がばね11の付
勢力に抗して図中左方に移動してゆく。すると、施錠ボ
ール9が前筒体2の内周に形成した円周溝2a内に後退
するが、プラグ側に形成した外周溝21bが施錠ボール
9の位置にくると、今度は、ばね11の付勢力によって
施錠ボール9がプラグ本体21に形成した外周溝21b
内に係止するため、ボール保持筒体8および前筒体2の
傾斜面2bとの作用により施錠ボール9が求心方向に押
され、ソケットSとプラグPの接続が行われる。この接
続状態の時には、図6に示すように、後筒体4に設けた
弁棒6と、プラグ本体21に設けた弁体25とは初期状
態を維持しており、各流路S1、P1は閉じた状態とな
っている(即ち、ソケットS側は弁棒6の頭部6aの弁
座6bにシール部材5aが当接しており、プラグP側は
弁体25の頭部25aがプラグ本体21の弁座21cに
当接しており流路P1を閉じた状態を維持している)。
【0022】この状態から、ソケットSの主筒体1に設
けたねじ13を回転させるとカム12が図4中上方に移
動し、該カムに形成したテーパ面12bと内筒体40の
中央部15に形成した連通孔40aのテーパ面15aと
によって前筒体2を有する主筒体1と後筒体4を有する
内筒体40とが相対的に移動し、ソケットに接続されて
いる2つのプラグPが図中左方に移動する。この結果、
図7に示すように弁棒6の頭部6a端面が弁体25の頭
部25a端面を押しつつ図中右方に移動する。この弁棒
6の作用により頭部6aの弁座6bからシール部材5a
が離れ、また、弁体25の頭部25aも弁座21cから
離れてソケットS側の流路S1とプラグP側の流路P1
が連通される。この状態において漏洩・耐久テスト等を
行うことができるので従来のように2種類の管継手を使
用しなくてもよい。
【0023】さらに,カムを上方に移動させると後筒体
4の前方内周面に設けた金属シール5bはプラグ本体2
1の先端部の段部21eに強く押されることになり、こ
の結果、ソケットSとプラグPとの密封性が金属シール
5bの働きにより保持される。そして、この密封状態
は、ねじ13とカム12との作用により確実に金属シー
ル部を押圧できるため、長期間に渡って安定したシール
状態を保持できる。また、後筒体4の一端4mとプラグ
本体21側の端部21mとが最終的な嵌合状態(図7状
態)になるとスリーブ8aの移動を規制できる(即ちロ
ック状態となっている)ので、誤ってスリーブ8aを操
作しても、スリーブ8aは移動することはなくソケット
SとプラグPとが離脱されるのを防止できる。
【0024】本例は上記のように構成されており、ソケ
ットSとプラグPとを接続した後、さらにねじ13を操
作することにより流路を連通できるようにしてあるた
め、内蔵弁体が高圧封入ガスの背圧を受けている場合で
も容易に管継手を接続することができ且つ弁体の開口を
円滑に行うことができるというものである。さらに、ね
じとカムを使用して流路を開く構造としたため、接続状
態が緩むことがなく、長期に渡って密封状態を安定して
維持することができる。また、従来のようなユニオンナ
ットを使用してシール部材を押圧するのとは異なるた
め、最終締めつけ時においてシール部材が捩じれるよう
な不具合も解消できる。なお、上記の例は二つの管系部
を同時に接続できる形態について説明したが、二つの管
継手に特定されるものではない。
【0025】つづいて、本発明に係わる管継手を家庭用
冷暖房機器において使用した配管例と従来の管継手を家
庭用冷暖房機器において使用した配管例と比較しながら
説明する。従来から工場から出荷される冷暖房機器は、
室外ユニット内にのみフロン液体が充填され、その他の
接続配管内や室内ユニットは大気に連通した状態で出荷
されている。このため、家庭等に冷暖房機器を取り付け
る場合には、図9に示すような配管作業を行った後は、
必ず室内ユニットおよび接続配管内に入っている空気を
パージする作業が必要となる。
【0026】図9を参照して前記エアーパージの作業工
程を説明すると、エアパージは、まず、二方弁を通常所
定時間(約10程度)開き、室外ユニット内のフロン液
体を二方弁→液側配管→室内ユニット→ガス側配管→三
方弁まで送り込み、この状態で、管継手部等のガス漏れ
検査を行う。ガス漏れが無いことが確認されると、再度
二方弁を開き、また、三方弁の排気口側を六角レンチ等
で開いて、二方弁→液側配管→室内ユニット→ガス側配
管→三方弁の排気口から配管内のエアーパージを行う。
所定時間エアーパージを行ったのち、三方弁の流路を開
き、ガス側配管と室外ユニット側とを連通し、これによ
って冷暖房機器の運転が可能状態となる。上述のよう
に、従来の管継手を利用した配管作業では、冷暖房機器
設置時に必ずエアーパージが必要であり、このエアーパ
ージの作業は極めて専門的であり、この結果、冷暖房機
器の設置作業に多額の費用がかかるなど不都合な点があ
った。
【0027】このような冷暖房機器設置時の不都合な作
業を解消する方法として、工場からの出荷時に、予め室
内ユニット、配管、室外ユニット内にフロン液を充填し
ておくことが考えられる。しかし、これまで実用化され
ている管継手では長期にわたっての配管内の密封性の維
持が困難であり、したがって、配管内にフロン液を充填
した状態での出荷は難しく、これまで、エアーパージ作
業不要の冷暖房機器は実用化されていない。
【0028】このようなことから、本発明者等は長期に
わたって管内のフロン液の漏洩を防止できる管継手の開
発を行った結果、前述したような管継手の開発に成功し
たのである。本発明に係わる管継手を使用することによ
り、予め配管内にフロンガスを充填した状態で工場から
の出荷が可能となり、家庭用冷暖房機器設置作業の簡易
化を図ることができる。
【0029】本発明の管継手を使用した配管作業につい
て図8を参照して説明する。本発明の管継手を使用した
冷暖房機器では通常、工場から出荷する場合には、室内
ユニット50、配管51内、室外ユニット52それぞれ
にフロン液体を充填した状態で出荷する。具体的には、
接続用配管51内にフロン液を充填した後、本発明に係
わるプラグPと同じ形状をした栓を配管側のソケットS
に嵌合し、ソケットS側のねじ13を締めつけることに
より密封状態とする。また、室内ユニット50、室外ユ
ニット52内にもフロン液体を充填した状態で、プラグ
Pにキャップをし密封状態とする。こうすることによ
り、室内ユニット50、配管51内、室外ユニット52
それぞれにフロン液体が充填された状態となっており、
この結果、室内ユニット50、配管51内、室外ユニッ
ト52を接続する際のエアーパージは不要となる。
【0030】上記のような状態で出荷された室内ユニッ
ト50、配管51、室外ユニット52は、図8に示すよ
うに配置され、その後、プラグP側のキャップおよびソ
ケットS側のキャップを外したのち、室内ユニットのプ
ラグPと配管側のソケットSおよび室外ユニットのプラ
グPと配管側のソケットSを接続するだけで、特別なエ
アーパージ作業を行うことなく簡単に運転可能状態とす
ることができる。なお、管継手を構成するプラグPとソ
ケットSとを接続した後は、上記管継手の項で詳細に説
明したように、ねじ13を締めつけてカム12を移動さ
せ、プラグの先端とシール部材5aとによって密封する
と共に、さらに金属シール5bによりしっかりと密封状
態を維持する。以上のように、本発明に係わる管継手を
利用することにより、従来必要とされていたエアーパー
ジ作業が不要もしくは簡単化されることになり、専門的
な知識を必要とすることなくだれでもが容易に冷暖房機
器を取り付けることが可能となる。
【0031】なお、上記実施形態は本発明の実施形態の
内の一つであり、上記管継手は冷暖房機器に限らず長期
に渡って密封性を必要とする部分の管継手として広く利
用することができる。また、管継手は必ずしも2組のも
のに限らず、必要に応じて適宜使用することができるこ
とはいうまでもない。さらに、上記実施形態はソケット
およびプラグ内に夫々弁機構を内蔵したものを例に上げ
て説明したが、弁機構は必ずしも必要でなく、ソケット
およびプラグのいづれか一方の弁機構を取り除くか、あ
るいはソケット及びプラグから弁機構を取り除いたもの
を接続する管継手にも適用できることは言うまでもな
い。また、本発明の精神または主要な特徴から逸脱する
ことなく他の色々な形で実施することができる。そのた
め、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎ
ず、限定的に解釈してはならない。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、 (1)カムを使用してソケット側の弁機構を直進させて
プラグをシール部材および金属シールに強く当接させる
ことができるので、従来のようなユニオンナットを締め
つけながらソケットとプラグとを接続する管継手とは異
なり、シール部材や金属シールが締めつけ時に捩れるこ
とがなくなる。 (2)ソケットとプラグの流路を連通した状態におい
て、誤ってソケット側のスリーブを操作したとしても、
ソケットとプラグとによってスリーブが移動せぬように
ロックされているため、ソケットとプラグとが分離する
という不測の事態を回避できる。 (3)ソケットとプラグとを接続する際に、ソケットお
よびプラグの両方を工具で固定し、片側のユニオンナッ
トを回動するという面倒な接続作業がなくなる。 (4)ねじとカムの作用により金属シールを押圧する構
成としたため、長期間にわたって雌雄部材の相互の流路
からのガスの漏洩を無くすことができる。 等々のすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る管継手のソケットとプ
ラグと平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る管継手のソケットの断
面図である。
【図3】本発明に係る管継手の内筒体の斜視図および断
面図である。
【図4】図1中のA−A断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る管継手のプラグの断面
図である。
【図6】本発明の実施形態に係るソケットとプラグとが
流路を開いていない状態で接続されている様子を示す断
面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るソケットとプラグとが
流路を開いた状態で接続されている様子を示す断面図で
ある。
【図8】本発明の管継手を使用した冷暖房機器の配管図
である。
【図9】従来の冷暖房機器の配管図である。
【図10】従来の管継手の説明図である。
【図11】従来の管継手の接続状態を示す説明図であ
る。
【図12】従来の管継手の他の接続状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 主筒体 2 前筒体 3 接続管 4 後筒体 4a ねじ 4b シール部材4b 4c 流通孔 4d バルブ爪 4e ばね受け部 4h 中心孔 5 摺動リング 5a シール部材 5b 金属シール 6 弁棒 7 ばね 8 ボール保持筒体 8a スリーブ 9 施錠ボール 15 中央部 21 プラグ本体 21a ねじ 21b 弁座 22 延長管 23 バルブ爪 24 ばね 25 弁体 25a 頭部 40 内筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 39/00 F16L 37/28 - 37/46 F16L 37/22 - 37/23

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケットとプラグとを着脱自在に接続でき
    る管継手であって、前記ソケットの主筒体には施錠機構
    を設けた複数の前筒体を配し、前記主筒体内には前記前
    筒体と同軸心上にあって複数の後筒体を配した内筒体を
    設け、該内筒体と主筒体とに連通孔を形成させて該連通
    孔にカムを配し、該カムを操作することにより、前記主
    筒体と内筒体とを相対的に移動させてなることを特徴と
    する管継手。
  2. 【請求項2】前記ソケットとプラグとを接続させた状態
    において、前記主筒体と内筒体とを相対移動させた時、
    該内筒体に配した後筒体の一端が前記プラグの一端に係
    止して前記ソケットとプラグとを分離出来なくしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 【請求項3】前記ソケットとプラグとの内部には弁機構
    が設けられていることを特徴とする請求項1または2記
    載の管継手。
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