JP3433415B2 - プレス機械のスライド駆動装置 - Google Patents

プレス機械のスライド駆動装置

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/18Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B30B1/188Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means driven by a continuously rotatable flywheel with a coupling arranged between the flywheel and the screw

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス機械のスライ
ド駆動装置に係り、特に作動液のエネルギを回転駆動力
に変換してプレス機械のスライド駆動機構に加えるよう
にしたプレス機械のスライド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス機械のスライド駆動装置と
しては、電動モータによって駆動されるフライホイール
に蓄積されたエネルギをクランク軸を介してスライドに
伝達し、効率よく且つハイサイクルに連続運転可能にし
た機械方式のものや、油圧シリンダに作動油を供給して
スライドを駆動する油圧方式のものや、スライド駆動機
構としてネジ機構を有し、このネジ機構をACサーボモ
ータで駆動するACサーボ方式のものがある。これらの
従来のプレス機械のスライド駆動装置は、エネルギ効
率、制御性及びダウンサイジング等において一長一短が
ある。
【0003】これに対し、上記機械方式によるハイサイ
クル性と、油圧方式による可変速度制御性を兼ね備える
目的で、クランク軸を油圧モータと可変流量吐出ポンプ
で駆動するプレス機械のスライド駆動装置として、図2
0に示すようなものが開発されている(特開平1−30
9797号公報)。このプレス機械のスライド駆動装置
は、図20に示すようにモータ1からの駆動力がフライ
ホイール2、クラッチ・ブレーキ3及び減速機4を介し
て伝達される可変容量ポンプ5と、この可変容量ポンプ
5から吐出された流量に応じた速度で回転し、クランク
プレス7のクランク軸8を回転させる可変容量モータ6
と、可変容量ポンプ5の斜板角と回転数、及びクランク
軸8の回転数を入力し、可変容量モータ6の斜板角を制
御する制御装置9とから構成されている。
【0004】そして、制御装置9は、予め設定されたス
ライド速度となるように可変容量ポンプ5及び可変容量
モータ6の少なくとも一方の斜板角を制御するようにし
ている。また、図21(A)は上記プレス機械のスライ
ド駆動装置の要部概念図であり、図21(B)は図21
(A)に示した装置を理想的に線形化したブロック図で
ある。更に、図21(C)は図21(B)を書き換えた
ものである。
【0005】これらの図面における各記号の意味は、下
記の通りである。 J:慣性モーメント(Kg・cm2) q:押し退け容積(cm3/rad) Q:油量(cm3/s) K:油の体積弾性係数(Kg/cm2) g:重力加速度(cm/s2) s:ラプラス演算子(1/s:積分) V:配管系の容積(cm3) ω:回転角速度(rad/s) D:粘性抵抗係数(Kg・cm・s/rad) 図21(C)に示すように、静的には、油量Qは、Q=
ω・q/(2π)で表すことができ、押し退け容積qと
角速度ωに比例する。
【0006】動的には、与える油量Qから(トルクが発
生して)油圧モータの回転角速度が発生するまでに、次
式に示す2次遅れ、 2次遅れ={ωa 2 /(s2 +2ξωa s+ωa 2 )} 但し、ωa 2 =q2 gK/(2πVJ) ξ=(D/q)・{(πgV)/(2KJ)}1/2 が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプレス機械
のスライド駆動装置は、油圧モータの油量制御となり、
油圧モータに与えた油量に対して油圧モータの回転速度
が決まるため、回転速度と押し退け容積の積に比例する
多量の作動油が必要になり、その結果、油圧発生装置や
配管系等が大型化するという問題がある。
【0008】また、油圧モータを回転させるためのトル
クは、配管系内の作動油を圧縮することにより発生する
圧力と押し退け容積との積になり、上述したように理想
的に線形化して考えると、与える油量から油圧モータの
回転角速度が発生するまでに2次遅れ(固有周波数にお
いて位相90°遅れ)が生じる。実際にも、この特性が
支配的な傾向を示し、システムの速さ(応答性)等にお
いて高い制御性が得られないという問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、作動液の流量を大幅に低減することができると
ともに、高い制御性が得られ、エネルギ効率もよいプレ
ス機械のスライド駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、プレス機械における負荷変動にかかわらず
略一定圧又は圧力変動の少ない圧力の作動液を発生する
液圧発生手段と、前記液圧発生手段から作動液が供給さ
れ、該作動液のエネルギを回転駆動力に変換し、該回転
駆動力をプレス機械のスライド駆動機構にフライホイー
ルを経由せずに加える回転駆動手段であって、押し退け
容積が変更可能な回転駆動手段と、前記回転駆動手段に
おける押し退け容積を、前記プレス機械の1サイクル内
で制御することにより前記プレス機械のスライド駆動機
構に加える駆動トルクを制御する押し退け容積制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0011】即ち、本発明に係る液圧発生手段は、プレ
ス機械における負荷変動にかかわらず略一定圧又は圧力
変動の少ない圧力の作動液を発生することができればよ
く、多量の作動液を供給する必要がない。即ち、前記従
来方式が一定液量のもとで負荷につり合う液圧を発生し
ていたのに対し、一定液圧のもとで負荷につり合う必要
最低限の液量(押し退け容積)を作用させるため、装置
の小型化が可能である。また、駆動トルクは、液圧発生
手段から回転駆動手段に加えられる作動液と押し退け容
積に比例し、押し退け容積確定からトルク発生までの遅
れはない、または無視出来る程小さいため、回転角速度
の発生までの応答性はほぼ1次遅れ系となり、従来のも
のに比べて高い制御性が得られる。
【0012】また、本発明に係る回転駆動手段は、前記
プレス機械のスライドからスライド駆動機構を介して伝
達される回転駆動力を作動液のエネルギに変換する機能
を有し、この変換した作動液のエネルギを前記液圧発生
手段を構成するアキュムレータに回収したり、可変容量
ポンプ/モータを介してフライホイールに蓄積し、更に
多量の作動液を必要としないため粘性損失が少なく、エ
ネルギ効率がよい。また、出力エネルギをアキュムレー
タやフライホイールに一度蓄えるため、サイクルで分配
消費可能な成形負荷の緩急の激しいプレス機械には不可
欠な機能も有する。
【0013】更に本発明は、複数のプレス機械、または
複数のスライドを有するプレス機械における負荷変動に
かかわらず略一定圧又は圧力変動の少ない作動液を発生
する1台の液圧発生手段と、前記液圧発生手段からそれ
ぞれ作動液が供給され、該作動液のエネルギを回転駆動
力に変換し、該回転駆動力をそれぞれ対応するプレス機
械のスライド駆動機構に加える複数の回転駆動手段であ
って、それぞれ押し退け容積が変更可能な複数の回転駆
動手段と、前記複数の回転駆動手段における押し退け容
積を制御することにより各プレス機械のスライド駆動機
構に加える駆動トルクをそれぞれ制御する押し退け容積
制御手段と、を備えたことを特徴としている。これによ
り、1台の液圧発生手段を、複数のプレス機械に共用で
きるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るプレス機械のスライド駆動装置の好ましい実施の形態
について詳説する。図1は本発明に係るプレス機械のス
ライド駆動装置の原理を示す一例である。図1(A)に
示すように、シリンダ10の断面積をS、アキュムレー
タ12からシリンダ10に供給される作動油の圧力をP
(一定)、シリンダ10のピストンロッド10Aと駆動
軸14との間のアーム16の長さをLとすると、駆動軸
14の駆動トルクTは、次式、 T=P×S×L …(1) で表すことができる。尚、シリンダ10は断面積の異な
るのもが複数あると仮定する。この式(1)からも明ら
かなように、駆動トルクTは、シリンダ10の断面積S
に比例したトルクとなる。
【0015】また、シリンダ10の微小変位量をΔx、
この微小変位量Δxによって回転した駆動軸14の微小
角度をΔθとすると、 Δx=L×Δθ であるから、これを上記式(1)に代入することによ
り、式(1)は、次式、 T=P×S×(Δx/Δθ)=P×(ΔV/Δθ) …(2) 但し、ΔV=S×Δx に書き換えることができる。この式(2)において、シ
リンダを切り換えて断面積Sが変われば、ΔVも変わ
る。そして、(ΔV/Δθ)は、微小角度当たりの容積
(即ち、押し退け容積q)を示すから、上記式(3)
は、次式、 T=P×q …(3) で表すことができる。即ち、駆動トルクTは、略一定の
作動油の圧力Pの基で、押し退け容積qに比例する。
尚、この原理図は、シリンダ10のストロークの微小部
分について成立する例を示しているが、可変容量ポンプ
/モータ等を利用すれば、全域で有効である。
【0016】また、図1(B)は上記図1(A)を微小
角度Δθの範囲で理想的に線形化したブロック図であ
り、図1(C)は図1(B)を書き換えたものである。
これらの図面における各記号の意味は、下記の通りであ
る。 J:慣性モーメント(Kg・cm2) q:押し退け容積(cm3/rad) g:重力加速度(cm/s2) s:ラプラス演算子(1/s:積分) ω:回転角速度(rad/s) D:粘性抵抗係数(Kg・cm・s/rad) P:作動油の圧力(Kg/cm2) 図1(C)に示すように、静的には、押し退け容積q
は、次式、 q=ω(2πD/P) …(4) となり、油量Qは、Q=ω・q/(2π)に、式(4)
を代入することにより、 Q=ω2 (D/P) …(5) となり、粘性抵抗係数Dに比例する(負荷が少なけれ
ば、微小になる)。
【0017】動的には、与える押し退け容積qから回転
角速度ωが発生するまでに、次式に示す1次遅れ、 1次遅れ=ωa /(s+ωa ) 但し、ωa =Dg/J が生じる。
【0018】即ち、本発明によれば、押し退け容積qか
ら回転角速度ωが発生するまでの応答性は、油の圧縮作
用がないため1次遅れ(固有周波数ωa において位相4
5°遅れ)となり、図20に示した従来装置に対して位
相の遅れが少なく、種々の制御的な補償が行い易く(位
相遅れが少ないと、フィードバック時のゲインも高く取
れる)、立ち上がりが速くなり、高い制御性が得られ
る。
【0019】図2は本発明に係るプレス機械のスライド
駆動装置の第1の実施の形態を示す図である。同図に示
すように、このスライド駆動装置は、スクリュウプレス
100のスライド102を駆動するもので、主として油
圧発生装置200と、回転駆動装置300と、スライド
制御回路400とから構成されている。先ず、本発明が
適用されるスクリュウプレス100について説明する。
【0020】このスクリュウプレス100は、スライド
102の駆動機構として駆動ナット104と従動スクリ
ュウ106からなるネジ機構を有している。駆動ナット
104は、それぞれ締結されているクラウン108、ベ
ッド110及びコラム112のいずれかに直接的又は間
接的に回転自在に支持され、下端にスライド102が設
けられた従動スクリュウ106は、駆動ナット104と
螺合している。
【0021】上記駆動ナット104にはリングギア11
4が一体的に設けられており、このリングギア114
と、回転駆動装置300を構成する可変容量ポンプ/モ
ータ302の駆動軸304とは、減速ギア機構120を
介して回転駆動力が伝達されるようになっている。この
減速ギア機構120は、駆動軸304と一体的に回転す
る小ギア122と、この小ギア122と噛合する大ギア
124と、リングギア114と噛合するとともに大ギア
124と一体的に回転する小ギア126とから構成され
ている。尚、この減速ギア機構120は1段減速である
が、本発明では減速方法及び減速段数は問わない。
【0022】尚、130は上型、132は下型、134
はダイクッション、136はダイクッションシリンダで
ある。また、上記構成のスクリュウプレス100には、
スライド位置検出器140と、駆動軸角速度検出器14
2が設けられている。スライド位置検出器140は、具
体的にはスライド102とベッド110との距離を測定
することにより、スライド102の位置を検出するマグ
ネスケールであり、スライド102の位置を示すスライ
ド位置信号をスライド制御回路400に出力する。尚、
スライド位置検出器は、スライド102とクラウン10
8との距離を測定することにより、スライド102の位
置を検出するようにしてもよく、また、マグネスケール
に限らず、エンコーダ、ポテンショメータ等の種々のセ
ンサを使用することができる。
【0023】駆動軸角速度検出器142は、可変容量ポ
ンプ/モータ302の駆動軸304の角速度を検出する
もので、駆動軸304の角速度を示す駆動軸角速度信号
をスライド制御回路400に出力する。尚、駆動軸角速
度検出器304は、インクリメンタル型又はアブソリュ
ート型のロータリエンコーダや、タコジェネレータによ
って構成することができる。
【0024】次に、油圧発生装置200について説明す
る。この油圧発生装置200は、可変容量ポンプ/モー
タ302と接続される高圧側の配管202と低圧側の配
管204とを有しており、高圧側の配管202には、電
動モータ206によって駆動される固定容量の油圧ポン
プ208と、高圧用リリーフ弁210と、2ポート2位
置電磁切換弁212と、パイロット操作チェック弁21
4と、アキュムレータ216と、圧力検出器218とが
接続され、低圧側の配管204には、アキュムレータ2
20と、バネ付きのチェック弁222、224とが接続
されている。また、油圧発生装置200は、上記2ポー
ト2位置電磁切換弁212及びパイロット操作チェック
弁214を制御する圧力制御装置226を有している。
【0025】油圧ポンプ208から吐出される圧油は、
高圧用リリーフ弁210及び2ポート2位置電磁切換弁
212が閉じている場合には、パイロット操作チェック
弁214を介して負荷(可変容量ポンプ/モータ30
2)に接続された高圧側の配管202及びアキュムレー
タ216に流入し、高圧側の回路圧を上昇させる。圧力
制御装置226は、アキュムレータ216の圧力(高圧
側の圧力)が、例えば180(Kg/cm2)〜260(Kg/
cm2)となるように2ポート2位置電磁切換弁212及び
パイロット操作チェック弁214を制御するもので、圧
力検出器218によって検出されたアキュムレータ21
6の圧力が260(Kg/cm2)に達すると、2ポート2位
置電磁切換弁212を開く。これにより、油圧ポンプ2
08からの圧油は、低圧で油タンク228に戻り、油圧
ポンプ208は無負荷運転される。パイロット操作チェ
ック弁214は、油圧ポンプ208が無負荷運転中等に
高圧側の回路圧が低下しないように保持する働きをす
る。また、このパイロット操作チェック弁214は、ア
キュムレータ216の圧力が260(Kg/cm2)を越える
場合には、前記圧力制御装置226によって開かれる。
【0026】一方、上記油圧ポンプ208の無負荷運転
中に、高圧側の回路圧が低下し、圧力検出器218によ
って検出されたアキュムレータ216の圧力が180
(Kg/cm2)に達すると、圧力制御装置226は、2ポー
ト2位置電磁切換弁212を閉じる。これにより、油圧
ポンプ208からの圧油は、パイロット操作チェック弁
214を介して可変容量ポンプ/モータ302に接続さ
れた高圧側の配管202及びアキュムレータ216に流
入し、高圧側の回路圧を上昇させる。
【0027】尚、アキュムレータ216と可変容量ポン
プ/モータ302との間の高圧側の配管202には、ス
クリュウプレス100の未使用時に回転駆動装置300
の可変容量ポンプ/モータ302に供給する圧油を遮断
するための遮断弁229が設けられている。また、低圧
側の配管204に接続されたアキュムレータ220の圧
力(低圧側の回路圧)は、バネ付きのチェック弁222
により、例えば5(Kg/cm2)に保持されている。
【0028】なお、バネ好付きのチェック弁224は、
可変容量ポンプ/モータ302がポンプ作用する時の吸
い込み用である。また、上記構成の油圧発生装置200
は、固定容量の油圧ポンプ208を用いているが、これ
に限らず、可変容量ポンプを使用することもでき、この
場合には、可変容量ポンプの傾転量を制御することによ
り、アキュムレータ220の圧力を略一定に保持するこ
とができる。
【0029】次に、回転駆動装置300について説明す
る。この回転駆動装置300は、主として前記油圧発生
装置200からの圧油が供給され又は油圧発生装置20
0に圧油を供給する可変容量ポンプ/モータ302と、
押し退け容積変更装置310と、押し退け容積検出器3
20とから構成されている。可変容量ポンプ/モータ3
02としては、駆動軸304の1回転当たりに必要な圧
油の流量(押し退け容積)が変更可能な両傾転型の斜板
式又は斜軸式アキシャルピストンポンプ/モータを適用
することができ、両傾転型の斜板式又は斜軸式アキシャ
ルピストンポンプ/モータは、斜板又は斜軸の傾転量が
変更されると、押し退け容積が正逆にわたって変化す
る。また、可変容量ポンプとしては、可変容量式のラジ
アルピストンポンプも適用できる。
【0030】押し退け容積変更装置310は、上記可変
容量ポンプ/モータ302の傾転量を変更させる油圧シ
リンダ312と、油圧シリンダ312に供給する油量を
制御するサーボ弁314と、サーボ弁314に駆動信号
を出力する演算増幅器316とから構成されている。ま
た、油圧シリンダ312には、油圧シリンダ312のピ
ストンロッドの位置を検出することにより、可変容量ポ
ンプ/モータ302の傾転量(即ち、押し退け容積)を
検出する押し退け容積検出器320が設けられている。
【0031】上記演算増幅器316の正入力には、スラ
イド制御回路400から可変容量ポンプ/モータ302
の押し退け容積を指令する押し退け容積指令信号が加え
られ、演算増幅器316の負入力には、押し退け容積検
出器320から、可変容量ポンプ/モータ302の現在
の押し退け容積を示す押し退け容積検出信号が加えられ
ており、演算増幅器316はこれらの2入力信号の偏差
を演算し、その偏差信号を増幅してサーボ弁314の駆
動信号として出力する。これにより、サーボ弁314
は、入力する駆動信号に応じた油量を油圧シリンダ31
2に供給し、この油圧シリンダ312を介して可変容量
ポンプ/モータ302の傾転量、即ち押し退け容積が、
前記押し退け容積指令信号が指令する押し退け容積とな
るようにサーボ制御する。
【0032】上記回転駆動装置300を構成する可変容
量ポンプ/モータ302の駆動軸304には、前述した
式(3)に示したように、油圧発生装置200から供給
される作動油の圧力Pと、可変容量ポンプ/モータ30
2の押し退け容積qとの積に比例した駆動トルクが加え
られる。尚、作動油の圧力Pは略一定であるため、駆動
軸304に加えられる駆動トルクTは、可変容量ポンプ
/モータ302の押し退け容積qと比例する。
【0033】このようにして可変容量ポンプ/モータ3
02の駆動軸304に加えられた駆動トルク及び回転
は、減速ギア機構120及びリングギア114を介して
スクリュウプレス100の駆動ナット104に伝達さ
れ、駆動ナット104を回転させる。この駆動ナット1
04の回転により、従動スクリュウ106とともにスラ
イド102が上下動する。
【0034】次に、スライド制御回路400について説
明する。このスライド制御回路400は、回転駆動装置
300を構成する可変容量ポンプ/モータ302の押し
退け容積を制御するための押し退け容積指令信号を出力
するもので、スライド位置指令信号発生器402と、加
算器404、408と、第1の補償回路406と、第2
の補償回路408とから構成されている。また、スライ
ド制御回路400には、スライド位置検出器140及び
駆動軸角速度検出器142からそれぞれスライド位置信
号及び駆動軸角速度信号が加えられている。
【0035】スライド位置指令信号発生器402は、時
々刻々のスライド102の目標位置を示すスライド位置
指令信号xR を発生し、これを加算器404の正入力に
加える。加算器404の負入力には、スライド位置検出
器140からスライド102の現在位置を示すスライド
位置信号xが加えられており、加算器404はこれらの
2入力信号の偏差を求め、その偏差信号を第1の補償回
路406に出力する。この第1の補償回路406は、図
3に示すように比例補償回路406Aと、積分補償回路
406Bと、後述するようにスライド位置に応じれON
/OFFされるスイッチ406Cと、比例補償回路40
6Aの出力と積分補償回路406Bの出力とを加算する
加算器406Dとから構成されている。
【0036】図2に示すように加算器404からの偏差
信号は、上記第1の補償回路406を介して操作量信号
として決定され、加算器408の正入力に加えられる。
加算器408の負入力には、駆動軸角速度検出器142
から駆動軸304の現在の角速度を示す駆動軸角速度信
号が加えられており、加算器408はこれらの2入力信
号の偏差を求め、その偏差信号を第2の補償回路410
に出力する。この第2の補償回路410は、図4に示す
ように低域補償回路410A、高域補償回路410B、
比例補償回路410Cとが直列接続されて構成されてお
り、制御系の速応性を向上させるとともに、定常偏差を
減少させて制御の精度を高めるように作用する。尚、図
3及び図4に示した補償回路は一例に過ぎず、本発明は
この補償回路には限定されず、種々のものが適用でき
る。
【0037】図2に示すように加算器408からの偏差
信号は、上記第2の補償回路410を介して可変容量ポ
ンプ/モータ302の目標押し退け容積を示す押し退け
容積指令信号として決定され、押し退け容積変更装置3
10を構成する演算増幅器316の正入力に出力され
る。これにより、前述したように可変容量ポンプ/モー
タ302の押し退け容積が制御されることにより、その
駆動軸304に加えられた駆動トルクが制御される。そ
して、駆動軸304の駆動トルク及び回転は、減速ギア
機構120及びリングギア114を介してスクリュウプ
レス100の駆動ナット104に伝達され、駆動ナット
104を回転させることによりスライド102を上下動
させる。
【0038】次に、上記構成のプレス機械のスライド駆
動装置の動作について説明する。スクリュウプレス10
0の負荷条件は、ダイクッションシリンダ136を作用
させて成形材料144の絞り成形を行う場合とする。図
5において、点線は成形材料144を絞り成形する場合
のスライド位置指令xR であり、実線はスライド位置指
令xR に基づいて制御されたスライド102の位置実績
xである。
【0039】図6(A)乃至(H)は、それぞれ図5中
に示した各工程乃至におけるスライド102の位置
や成形材料144の絞り成形状態を示しており、ある理
想的な仮定の基で行った計算結果を引用している。尚、
各工程乃至の詳細については後述する。図7乃至図
12は、それぞれ図5に示したスライド位置指令xR
基づいて制御された駆動軸304の駆動軸角速度、スク
リュウプレス100に作用する力(成形力とダイクッシ
ョン力)、可変容量ポンプ/モータ302の押し退け容
積、アキュムレータ216の圧力変動、油量変動、及び
使用油量を示している。
【0040】次に、図5中に示した絞り成形中の各工程
〜について説明する。 工程:スライド初期位置(停止)→降下(動作)開始 この工程では、スライド102は停止している(自重
落下防止のために、遮断弁229を閉じ、押し退け容積
指令信号は、この実施の形態では正の一定値を出力して
いる)。
【0041】ダイクッションシリンダ136には液圧
(又は空圧)が作用し、ダイクッションシリンダ136
はシリンダ上限で停止している。ダイクッション134
の上部には、環状の板押さえが固定されており、その上
に成形材料144(丸形状の板材)が載置されている。 工程:スライド102が動作を開始し、成形材料14
4(ダイクッション134上の板押さえ上)に接触す
る。
【0042】スライド102の位置波形は、図5に示す
ようにスライド位置指令xR /時間に追従する。ここ
で、スライド位置指令xR /時間(スライド位置指令信
号)は、コンピュータ等で予め、又は即時に生成され
る。そして、図2で説明したようにスライド位置指令信
号、スライド位置検出器140からのスライド位置信号
x、及び駆動軸角速度検出器142からの駆動軸角速度
信号に基づいて押し退け容積指令信号が出力される。ま
た、工程〜は、図3に示した第1の補償回路406
のスイッチ406CはOFF状態である。これは、位相
を遅らせる要素を外し、動作開始時の過渡応答に対処す
るためである。
【0043】尚、スライド位置指令xR は、xR =32
の位置で変更(スローダウン)している。また、スライ
ド位置xが、x=45の位置でダイクッションシリンダ
に接触し、図8に示すように成形力=3000kgfが
作用開始する。この段階で、位置実績は、スライド位置
指令xR に対して応答の時間遅れが存在するため、未だ
スローダウンしていない。
【0044】エネルギ効率の観点では、図9に示すよう
に略加速(下方向=マイナス方向)に必要な分の押し退
け容積だけ作用している。また、使用油量は、押し退け
容積と角速度に比例し、加速分のトルクや粘性抵抗に釣
り合う油量のみ使用され、図12に示すように少ない。 工程:絞り成形開始 スライド102が上型130(ダイス)、成形材料14
4を介して下型132(パンチ)に接触し、図8に示す
ように成形力=10000kgfが作用して成形が開始
される。この成形が開始されるスライド102の位置x
は、x=31であり、図3に示した第1の補償回路40
6のスイッチ406CはON状態にする。これは、動作
が穏やかな応答において、成形力や摩擦に対して位置精
度を確保できる操作力を得るために、高いループゲイン
を取るためである。
【0045】また、スライド位置指令xR のスローダウ
ンに遅れて追従して、略同時期にスライド位置もスロー
ダウンする。更に、成形力に応じた押し退け容積が作用
し始める(図9参照)。尚、図10に示すようにスライ
ド減速時にアキュムレータ内圧が一旦上昇しているが、
これは減速に伴う可変容量ポンプ/モータ302のポン
プ作用による運動エネルギのアキュムレータへの回収作
用を示している。また、スライド位置指令xR は、xR
=0で保持状態としている。
【0046】工程:絞り成形中→絞り終了位置までの
スライド減速工程 ダイクッション力と成形力に見合う押し退け容積が作用
している(図9参照)。図10のアキュムレータ内圧を
見ると、減少中であるが、時間0.75sec 前後で、その減
少勾配が緩やかになっている。これは、スライド減速に
伴う成形エネルギの減少と、減速に伴う運動エネルギ回
収機能の相互作用を示している。
【0047】工程〜:絞り成形終了(スライド位置
xがスライド位置指令xR =0に到達)及びスライド上
昇開始(同時にダイクッションシリンダ136による成
形品のノックアウト開始) スライド(位置x)が、スライド位置指令xR =0に到
達した状態で、成形が終了し(それ以上スライドは降下
しない)、成形力作用がなくなる(図8参照) それと同時にあるいはその後に、図3に示した第1の補
償回路406のスイッチ406CをOFF状態にする。
それに伴い、ダイクッション力に対してスライド位置x
=0を保つために必要な押し退け容積指令信号を出力で
きずに、スライド位置が少し戻っている。(図5の時間
1.25sec 付近→成形性には無関係なので許容している。
ダイクッションシリンダ推力はそのストローク範囲で常
時作用している。) 時間1.4secで、スライド102の上昇位置指令が加えら
れる(図5参照)。この時、押し退け容積は初期加速の
ピークを除いて、0近傍の低い値である(図9の時間1.
4sec付近) 。また、アキュムレータ内圧は、やはり加速
のピークタイミングを除いて増加している。
【0048】これらは、上昇するための推力をダイクッ
ションシリンダによる成形品ノックアウト力の残余分で
賄い、スライド102を上昇させるために可変容量ポン
プ/モータ302の出力は使用しないで済んでいること
を示す。更に、剰余のクッション力×上昇ストロークの
エネルギ(スライド102に対して負の仕事)は、アキ
ュムレータに回収されていることを示している。
【0049】工程:成形品が下型132から離脱した
後、ダイクッションシリンダ推力の作用終了 スライド位置x=45で、ダイクッションシリンダスト
ロークの上限に達し、ダイクッションシリンダ推力の作
用が終了する。スライド位置指令xR は、上方停止位置
(成形品取り出し位置)指令xR =95で指令を保持
し、スライド102(スライド位置x)は、それに追従
している。
【0050】工程:成形品取り出し位置でスライド停
止(1サイクルの動作が終了) スライド位置指令xR =95に対しては、成形力等の外
乱力が作用しない(少ない)ため、比較的追従精度(位
置精度)はよい。上記動作説明では、1サイクルの計算
であるため必要ないため記していないが、アキュムレー
タには、別途1サイクルで平均的に消費する分の(少)
油量を油圧ポンプ208からチャージ(蓄積する)。ま
た、この動作説明は、あくまでも多数ある動作手法のな
かの1つである。
【0051】図13は本発明に係るプレス機械のスライ
ド駆動装置の第2の実施の形態を示す一例である。この
プレス機械のスライド駆動装置は、1台の油圧発生装置
230によって複数台の基本ユニット500A〜500
Eを駆動するように構成されている。各基本ユニット5
00A〜500Eは、それぞれスクリュウプレス100
A〜100E、回転駆動装置300A〜300E、及び
スライド制御回路400A〜400Eから構成されてい
る。尚、スクリュウプレス100A〜100E、回転駆
動装置300A〜300E、及びスライド制御回路40
0A〜400Eは、図2に示したスクリュウプレス10
0、回転駆動装置300、及びスライド制御回路400
と同一構成であるため、その詳細な説明は省略する。
【0052】油圧発生装置230は、基本的には図2に
示した油圧発生装置200と同じであるため、図2と共
通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省
略する。この油圧発生装置230は、高圧側の配管20
2に3つのアキュムレータ216A、216B、216
Cが接続されており、油圧発生装置200よりも能力が
大きくなっている。
【0053】この油圧発生装置230の高圧側の配管2
02と低圧側の配管204は、それぞれ基本ユニット5
00A〜500Eの回転駆動装置300A〜300Eに
接続されている。統括制御装置420は、油圧発生装置
230の圧力制御装置226、及び基本ユニット500
A〜500Eのスライド制御回路400A〜400Eに
対して制御信号を出力することにより、各基本ユニット
500A〜500Eを統括制御できるようになってい
る。
【0054】尚、この実施の形態では、プレス機械とし
てスクリュウプレス100A〜100Eを使用している
が、これに限らず、回転駆動装置300A〜300Eの
回転駆動力をスライド駆動に利用できるプレス機械であ
れば、クランクプレス等の他の種類のものも適用でき、
同一種類の複数のプレス機械及び複数のスライドを有す
るプレス機械、また複数の種類のプレス機械が混在して
いてもよい。図14は本発明に係るプレス機械のスライ
ド駆動装置の第3の実施の形態を示す図である。尚、図
2と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0055】図14に示すように、このスライド駆動装
置は、スクリュウプレス150のスライド102を駆動
するもので、主として油圧発生装置250と、回転駆動
装置350と、スライド制御回路450とから構成され
ている。スクリュウプレス150は、図2に示したスク
リュウプレス100と比較すると、主としてスライド1
02の駆動機構としてのネジ機構が異なる。即ち、この
スクリュウプレス150のネジ機構は、駆動スクリュウ
152と、従動ナット154とから構成されており、駆
動スクリュウ152が回転駆動されることにより、従動
ナット154とともにスライド102が上下動する。ま
た、従動ナット154には力検出器156が配設されて
おり、力検出器156は、従動ナット154(即ち、ス
ライド102)に加えられるスライド加圧力を検出し、
その検出したスライド加圧力を示すスライド加圧力信号
をスライド制御回路430に出力している。
【0056】次に、油圧発生装置250について説明す
る。この油圧発生装置250は、電動モータ252と、
フライホイール254と、可変容量ポンプ/モータ25
6と、安全弁258と、圧力検出器260と、圧力制御
装置262とから構成されている。電動モータ252か
らの回転駆動力は、フライホイール254を介して可変
容量ポンプ256に伝達され、可変容量ポンプ/モータ
256を回転させる。この可変容量ポンプ/モータ25
6の回転により吐出される圧油は、高圧側の配管202
の回路圧を上昇させる。
【0057】高圧側の配管202には圧力検出器260
が配設されており、この圧力検出器260は高圧側の配
管202内の圧力を検出し、その検出した圧力を示す圧
力信号を圧力制御装置262に出力する。圧力制御装置
262は、高圧側の配管202内の圧力が予め設定した
基準圧となるように可変容量ポンプ/モータ256の傾
転量(押し退け容積)を制御するもので、予め設定した
基準圧と前記圧力検出器260によって検出した圧力と
の偏差に基づいて可変容量ポンプ/モータ256の傾転
量を制御する。
【0058】これにより、高圧側の配管202内の圧力
は、略一定の基準圧(例えば、260(Kg/cm2))とな
るように制御される。また、この油圧発生装置250
は、スクリュウプレス150の減速に伴う運動エネルギ
をフライホイール254に回収する作用がある。即ち、
スクリュウプレス150の減速には、後述する可変容量
ポンプ/モータユニット352のポンプ作用により、高
圧側の配管202内の圧力が上昇するようになる。この
ときの可変容量ポンプ/モータ256は、高圧側の配管
202内の圧力が上記基準圧を越えないように傾転量が
制御されるため、高圧側の配管202内の圧油によって
駆動されるモータとして作用し、このモータ作用により
フライホイール254の回転速度を増大させる。
【0059】上記油圧発生装置250から略一定圧の圧
油が供給される回転制御装置350は、押し退け容積変
更装置360と、回転駆動ユニット352とから構成さ
れており、押し退け容積変更装置360は、演算装置3
62と、第1の押し退け容積変更装置364と、第2の
押し退け容積変更装置366とから構成されている。ま
た、回転駆動ユニット352は、図15に示すように1
つの可変容量ポンプ/モータ354と、4つの固定容量
ポンプ/モータ356A〜356Dと、4ポート3位置
電磁切換弁358A〜358Dとから構成されている。
【0060】演算装置362は、スライド制御回路45
0から加えられる押し退け容積指令信号に基づいて、第
1の押し退け容積変更装置364を制御するための第1
の押し退け容積指令信号と、第2の押し退け容積変更装
置366を制御するための第2の押し退け容積指令信号
とを出力する。尚、第1の押し退け容積指令信号と第2
の押し退け容積指令信号の和は、スライド制御回路45
0から加えられる押し退け容積指令信号に相当する。
【0061】第1の押し退け容積変更装置364は、図
2に示した押し退け容積変更装置310と同一構成であ
るため、その詳細な説明は省略する。第2の押し退け容
積変更装置366は、図15に示すようにそれぞれ4ポ
ート3位置電磁切換弁358A〜358Dを制御する制
御信号を出力するもので、4ポート3位置電磁切換弁3
58A〜358Dを中立位置にすることで、固定容量ポ
ンプ/モータ356A〜356Dの両ポートを低圧側の
配管204を介して油タンク228に接続し、固定容量
ポンプ/モータ356A〜356Dに圧油が供給されな
いようにする。また、4ポート3位置電磁切換弁358
A〜358Dのソレノイドa又はbの何れか一方を付勢
すると、4ポート3位置電磁切換弁358A〜358D
の位置を中立位置から切り換えられ、固定容量ポンプ/
モータ356A〜356Dの各ポートをそれぞれ高圧側
の配管202と低圧側の配管204とに接続する。尚、
4ポート3位置電磁切換弁358A〜358Dのソレノ
イドaを付勢するかソレノイドbを付勢するかによっ
て、高圧の圧油を供給する固定容量ポンプ/モータ35
6A〜356Dのポートが切り換えられ、これにより押
し除け容積の正負が制御できるようになっている。
【0062】即ち、押し退け容積変更装置360は、1
つの可変容量ポンプ/モータ354の押し退け容積をリ
ニア制御するとともに、4つの固定容量ポンプ/モータ
356A〜356Dの押し退け容積をそれぞれ制御する
ことにより、回転駆動ユニット352の押し退け容積
が、スライド制御回路450から加えられる押し退け容
積指令信号に比例した押し退け容積となるように制御す
る。
【0063】尚、この実施の形態では、回転駆動ユニッ
トを、1つの可変容量ポンプ/モータと、複数の固定容
量ポンプ/モータとによって構成したが、複数の可変容
量ポンプ/モータ、又は複数の固定容量ポンプ/モータ
のみで構成してもよい。次に、スライド制御回路450
について説明する。このスライド制御回路450は、上
述したように回転駆動ユニット352の押し退け容積を
制御するための押し退け容積指令信号を出力するもの
で、スライド位置検出器140、駆動軸角速度検出器1
42及び力検出器156からそれぞれスライド位置信
号、駆動軸角速度信号及びスライド加圧力信号が加えら
れている。
【0064】図16は上記スライド制御回路450の第
1の実施の形態を示すブロック図である。同図に示すス
ライド制御回路452は、押し退け容積指令信号Aを出
力するスライド制御回路454と、押し退け容積指令信
号Bを出力するスライド制御回路456とを有してお
り、切換えスイッチ458によって何れか一方の信号を
出力することができるようになっている。尚、スライド
制御回路454は、図2に示したスライド制御回路40
0と同様に構成されているため、その詳細な説明は省略
する。
【0065】スライド制御回路456は、加算器456
Aと、補償回路456Bとから構成されている。加算器
456Aの正入力には、スライド102の目標加圧力を
示すスライド目標加圧力信号が加えられ、負入力には力
検出器156からスライド加圧力信号が加えられてお
り、加算器456Aはこれらの2入力信号の偏差を求
め、その偏差信号を補償回路456Bに出力する。補償
回路456Bの他の入力には、スライド目標加圧力信号
が加えられており、補償回路456Bはこれらの2入力
信号に基づいて押し退け容積指令信号Bを決定する。そ
して、切換えスイッチ458は、スライド目標位置信号
又は加算器456Aからの偏差信号に基づいて押し退け
容積指令信号A又はBの何れか一方を選択出力する。
【0066】図16は上記スライド制御回路450の第
2の実施の形態を示すブロック図である。同図に示すス
ライド制御回路460は、押し退け容積指令信号Aを出
力するスライド制御回路454と、押し退け容積指令信
号Bを出力する補償回路462とを有しており、切換え
スイッチ464によって何れか一方の信号を出力するこ
とができるようになっている。尚、スライド制御回路4
54は、図2に示したスライド制御回路400と同様に
構成されているため、その詳細な説明は省略する。
【0067】補償回路462にはスライド目標加圧力信
号が加えられており、補償回路456Bはこの入力信号
に基づいて押し退け容積指令信号Bを決定する。そし
て、切換えスイッチ458は、スライド目標位置信号に
基づいて押し退け容積指令信号A又はBの何れか一方を
選択出力する。尚、図18及び図19は、従来の機械
式、油圧式、電動サーボ式の装置及び図20に示した従
来装置と、本発装置との性能比較をした図表である。こ
の図表からも明らかなように、本発装置はあらゆる項目
において良好な性能が得られる。また、この実施の形態
では、位置信号としてスライド位置信号を使用している
が、駆動軸角度信号を使用してもよく、また、速度信号
として駆動軸角速度を使用しているが、スライド速度を
使用してもよい。更に、プレス機械の種類は、スクリュ
ウプレスに限らず、クランクプレス等の他のプレス機械
や複数のスライドを有するプレス機械にも適用できる。
また、この実施の形態では、作用液として油を使用した
場合について説明したが、これに限らず、水やその他の
液体を使用してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプレス
機械のスライド駆動装置によれば、作動液の流量を大幅
に低減することができコンパクトな装置を構成すること
ができるとともに、高い制御性を得ることができ、また
エネルギ効率もよいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るプレス機械のスライド駆動
装置の原理を示す図である。
【図2】図2は本発明に係るプレス機械のスライド駆動
装置の第1の実施の形態を示す図である。
【図3】図3は図2に示したスライド制御回路の第1の
補償回路を示す図である。
【図4】図4は図2に示したスライド制御回路の第2の
補償回路を示す図である。
【図5】図5は絞り成形する場合のスライド位置指令x
R とスライド位置実績xとを示す図である。
【図6】図6(A)乃至(H)はそれぞれ図5中に示し
た各工程におけるスライド位置や成形材料の絞り成形状
態を示す図である。
【図7】図7は図5に示したスライド位置指令xR に基
づいて制御された駆動軸の駆動軸角速度を示す図であ
る。
【図8】図8は図5に示したスライド位置指令xR に基
づいて制御されたスクリュウプレスの成形力を示す図で
ある。
【図9】図9は図5に示したスライド位置指令xR に基
づいて制御された可変容量ポンプ/モータの押し退け容
積を示す図である。
【図10】図10は図5に示したスライド位置指令xR
に基づく制御時におけるアキュムレータの圧力変動を示
す図である。
【図11】図11は図5に示したスライド位置指令xR
に基づく制御時におけるアキュムレータの油量変動を示
す図である。
【図12】図12は図5に示したスライド位置指令xR
に基づく制御時におけるアキュムレータの使用油量を示
す図である。
【図13】図13は本発明に係るプレス機械のスライド
駆動装置の第2の実施の形態を示す図である。
【図14】図14は本発明に係るプレス機械のスライド
駆動装置の第3の実施の形態を示す図である。
【図15】図15は図14に示した可変容量ポンプ/モ
ータユニットの詳細を示すブロック図である。
【図16】図16は図14に示したスライド制御回路の
第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図17】図17は図14に示したスライド制御回路の
第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図18】図18は本発明装置と従来装置との性能比較
をした図表である。
【図19】図19は本発明装置と従来装置との性能比較
をした図表である。
【図20】図20は従来のプレス機械のスライド駆動装
置の一例を示す図である。
【図21】図21(A)は図20のプレス機械のスライ
ド駆動装置の要部概念図、図21(B)は図21(A)
に示した装置を理想的に線形化したブロック図、図21
(C)は図21(B)を書き換えた図である。
【符号の説明】
100、100A〜100E、150…スクリュウプレ
ス 102…スライド 104…駆動ナット 106…従動スクリュウ 120…減速ギア機構 140…スライド位置検出器 142…駆動軸角速度検出器 144…成形材料 156…力検出器 200、230、250…油圧発生装置 206、252…電動モータ 208…油圧モータ 210…高圧用リリーフ弁 212…2ポート2位置電磁切換弁 214…パイロット操作チェック弁 218、260…圧力検出器 216、216A、216B、216C、220…アキ
ュムレータ 226、262…圧力制御装置 254…フライホイール 256、302、354…可変容量ポンプ/モータ 300、300A〜300E、350…回転駆動装置 310…押し退け容積変更装置 314…サーボ弁 304…駆動軸 352…回転駆動ユニット 356A〜356D…固定容量ポンプ/モータ 358A〜358…4ポート3位置電磁切換弁 400、400A〜400E、450…スライド制御回
路 402…スライド位置指令信号発生器 404、408…加算器 406…第1の補償回路 410…第2の補償回路 420…統括制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 1/23 B30B 15/14 B30B 15/22

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械における負荷変動にかかわら
    ず略一定圧又は圧力変動の少ない圧力の作動液を発生す
    る液圧発生手段と、 前記液圧発生手段から作動液が供給され、該作動液のエ
    ネルギを回転駆動力に変換し、該回転駆動力をプレス機
    械のスライド駆動機構にフライホイールを経由せずに
    える回転駆動手段であって、押し退け容積が変更可能な
    回転駆動手段と、 前記回転駆動手段における押し退け容積を、前記プレス
    機械の1サイクル内で制御することにより前記プレス機
    械のスライド駆動機構に加える駆動トルクを制御する押
    し退け容積制御手段と、 を備えたことを特徴とするプレス機械のスライド駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記液圧発生手段は、アキュムレータ
    と、該アキュムレータ内の作動液が略一定圧又は所定の
    圧力範囲となるように作動液を供給する液圧供給手段と
    を有することを特徴とする請求項1のプレス機械のスラ
    イド駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記回転駆動手段は、前記プレス機械の
    スライドからスライド駆動機構を介して伝達される回転
    駆動力を作動液のエネルギに変換する機能を有し、この
    変換した作動液のエネルギを前記液圧発生手段のアキュ
    ムレータに回収するようにしたことを特徴とする請求項
    2のプレス機械のスライド駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記液圧発生手段は、電動モータと、該
    電動モータによって駆動されるフライホイールと、該フ
    ライホイールからの回転駆動力が伝達される可変容量ポ
    ンプ/モータと、該可変容量ポンプ/モータから吐出さ
    れる作動液の液圧が略一定圧又は圧力変動の少ない圧力
    となるように前記可変容量ポンプ/モータの傾転量を制
    御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1の
    プレス機械のスライド駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動手段は、前記プレス機械の
    スライドからスライド駆動機構を介して伝達される回転
    駆動力を作動液のエネルギに変換する機能を有し、この
    変換した作動液のエネルギを前記液圧発生手段の可変容
    量ポンプ/モータのモータ作用によって前記フライホイ
    ールに回収するようにしたことを特徴とする請求項4の
    プレス機械のスライド駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記回転駆動手段は、可変容量ポンプ/
    モータである請求項3又は5のプレス機械のスライド駆
    動装置。
  7. 【請求項7】 前記回転駆動手段は、複数の固定容量ポ
    ンプ/モータを含む請求項3又は5のプレス機械のスラ
    イド駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記回転駆動手段は、単数又は複数の可
    変容量ポンプ/モータと、単数又は複数の固定容量ポン
    プ/モータとを含んで構成される請求項3又は5のプレ
    ス機械のスライド駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記プレス機械は、スライド駆動機構と
    してネジ機構を有するスクリュウプレスである請求項1
    のプレス機械のスライド駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記プレス機械のスライドの位置又は
    前記スライド駆動機構における駆動軸の角度を検出する
    検出手段を有し、 前記押し退け容積制御手段は、前記プレス機械のスライ
    ドの目標位置又は駆動軸の目標角度を指令する指令手段
    と、該指令手段によって指令したスライド目標位置又は
    駆動軸目標角度と前記検出手段によって検出したスライ
    ド位置又は駆動軸角度との偏差に基づいて前記回転駆動
    手段における押し退け容積を制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1のプレス機械のスライド駆
    動装置。
  11. 【請求項11】 前記プレス機械のスライドの位置又は
    前記スライド駆動機構における駆動軸の角度を検出する
    第1の検出手段と、前記スライドの速度又は前記駆動軸
    の角速度を検出する第2の検出手段とを有し、 前記押し退け容積制御手段は、前記プレス機械のスライ
    ドの目標位置又は駆動軸の目標角度を指令する指令手段
    と、該指令手段によって指令したスライド目標位置又は
    駆動軸目標角度と前記第1の検出手段によって検出した
    スライド位置又は駆動軸角度との第1の偏差と、該第1
    の偏差に基づいて生成した操作量と前記第2の検出手段
    によって検出したスライド速度又は駆動軸角速度との第
    2の偏差とに基づいて前記回転駆動手段における押し退
    け容積を制御する制御手段とを有することを特徴とする
    請求項1のプレス機械のスライド駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記プレス機械のスライドの速度又は
    前記スライド駆動機構における駆動軸の角速度を検出す
    る検出手段を有し、 前記押し退け容積制御手段は、前記プレス機械のスライ
    ドの目標速度又は駆動軸の目標角速度を指令する指令手
    段と、該指令手段によって指令したスライド目標速度又
    は駆動軸目標角速度と前記検出手段によって検出したス
    ライド速度又は駆動軸角速度との偏差に基づいて前記回
    転駆動手段における押し退け容積を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1のプレス機械のスラ
    イド駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記プレス機械のスライドの位置又は
    前記スライド駆動機構における駆動軸の角度を検出する
    第1の検出手段と、前記スライドの速度又は前記駆動軸
    の角速度を検出する第2の検出手段と、前記プレス機械
    のスライドに作用する力を検出する第3の検出手段とを
    有し、 前記押し退け容積制御手段は、前記プレス機械のスライ
    ドの目標位置又は駆動軸の目標角度を指令する第1の指
    令手段と、前記プレス機械のスライドの目標加圧力を指
    令する第2の指令手段と、前記第1の指令手段によって
    指令したスライド目標位置又は駆動軸目標角度と前記第
    1の検出手段によって検出したスライド位置又は駆動軸
    角度との第1の偏差と、該第1の偏差に基づいて生成し
    た操作量と前記第2の検出手段によって検出したスライ
    ド速度又は駆動軸角速度との第2の偏差とに基づいて前
    記回転駆動手段における押し退け容積を制御する第1の
    制御手段と、前記第2の指令手段によって指令した目標
    加圧力と前記第3の検出手段によって検出したスライド
    力との第3の偏差に基づいて前記回転駆動手段における
    押し退け容積を制御する第2の制御手段と、前記第1の
    制御手段と第2の制御手段のいずれか一方を選択する選
    択手段とを有することを特徴とする請求項1のプレス機
    械のスライド駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記プレス機械のスライドの位置又は
    前記スライド駆動機構における駆動軸の角度を検出する
    第1の検出手段と、前記スライドの速度又は前記駆動軸
    の角速度を検出する第2の検出手段とを有し、 前記押し退け容積制御手段は、前記プレス機械のスライ
    ドの目標位置又は駆動軸の目標角度を指令する第1の指
    令手段と、前記プレス機械のスライドの目標加圧力を指
    令する第2の指令手段と、前記第1の指令手段によって
    指令したスライド目標位置又は駆動軸目標角度と前記第
    1の検出手段によって検出したスライド位置又は駆動軸
    角度との第1の偏差と、該第1の偏差に基づいて生成し
    た操作量と前記第2の検出手段によって検出したスライ
    ド速度又は駆動軸角速度との第2の偏差とに基づいて前
    記回転駆動手段における押し退け容積を制御する第1の
    制御手段と、前記第2の指令手段によって指令した目標
    加圧力に応じて前記回転駆動手段における押し退け容積
    を制御する第2の制御手段と、前記第1の制御手段と第
    2の制御手段のいずれか一方を選択する選択手段とを有
    することを特徴とする請求項1のプレス機械のスライド
    駆動装置。
  15. 【請求項15】 複数のプレス機械、または複数のスラ
    イドを有するプレス機械における負荷変動にかかわらず
    略一定圧又は圧力変動の少ない作動液を発生する1台の
    液圧発生手段と、 前記液圧発生手段からそれぞれ作動液が供給され、該作
    動液のエネルギを回転駆動力に変換し、該回転駆動力を
    それぞれ対応するプレス機械のスライド駆動機構にフラ
    イホイールを経由せずに加える複数の回転駆動手段であ
    って、それぞれ押し退け容積が変更可能な複数の回転駆
    動手段と、 前記複数の回転駆動手段における押し退け容積を、各プ
    レス機械の1サイクル内で制御することにより各プレス
    機械のスライド駆動機構に加える駆動トルクをそれぞれ
    制御する押し退け容積制御手段と、 を備えたことを特徴とするプレス機械のスライド駆動装
    置。
  16. 【請求項16】 前記液圧発生手段は、前記回転駆動手
    段の高圧側の配管に接続された第1のアキュムレータ
    と、該第1のアキュムレータ内の作動液が略一定圧又は
    所定の圧力範囲となるように作動液を供給する液圧供給
    手段と、前記回転駆動手段の低圧側の配管に接続された
    第2のアキュムレータとを有し、該第2のアキュムレー
    タの圧力が前記第1のアキュムレータの圧力よりも低い
    所定の圧力に保持することを特徴とする請求項1又は1
    5のプレス機械のスライド駆動装置。
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