JP3430379B2 - 折板屋根の支持構造 - Google Patents

折板屋根の支持構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、風圧強度が高い上、
組立分解が簡単にできる嵌合形の折板屋根の支持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】折板屋根は、タイトフレームを介し、上
底と下底とを有する断面山形の金属製の折板を連続的に
接合して葺き並べて行く屋根工法である。
【0003】嵌合形の折板屋根は、タイトフレームの上
底に固定金具を固定し、下側折板(端部を重ね合わせて
接合する2枚の折板のうち、下側のものをいう、以下同
じ)は、固定金具の一方のフックに屈曲部を係合し、上
側折板(端部を重ね合わせて接合する2枚の折板のう
ち、上側のものをいう、以下同じ)は、下側折板の屈曲
部と固定金具の他方のフックとに屈曲部を係合するもの
であり(たとえば、JIS A6514)、組立分解が
簡単であるから、仮設建物等に広く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、各折板は、それ自体の弾性により、固定金具を
介してタイトフレームに支持されているので、風圧強度
を大きくすることが難しいという問題があった。固定金
具は剛体であり、各折板も、その弾性変形量が大きくな
いので、屈曲部を深くして係合強度を大きくすると、施
工性が著るしく悪くなってしまうからである。したがっ
て、大きな風圧強度を得ようとするときは、固定用のボ
ルトナットを併用せざるを得ず、これでは、組立分解が
極めて煩雑になってしまう。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、板ばね材からなる補助板を介在させる
ことによって、煩雑なボルトナットを使用することな
く、大きな風圧強度を簡単に実現することができる折板
屋根の支持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、タイトフレームと、板ばね材か
らなる補助板とを備えてなり、タイトフレームの上底に
は、一対の斜め下向きの係合片の間に係合溝を形成し、
補助板の両端には、内向きのフックを形成し、下側折板
は、溝形の係合部を係合溝に嵌合して位置決めし、補助
板は、フックの一方を下側折板の屈曲部に係合させ、他
方を係合片の一方に係合させて下側折板を固定し、上側
折板は、補助板の上方から各フックに屈曲部を係合させ
て固定し、下側折板、上側折板は、補助板を介し、一挙
に固定可能であることをその要旨とする。
【0007】なお、補助板は、係合片に係合させる方の
側を2重折りに形成することができる。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、下側折板は、
タイトフレームの係合溝によって位置決めされ、しか
も、タイトフレームに対し、補助板を介して強固に固定
されている。また、上側折板は、補助板に対して固定す
るから、その係合強度を十分大きくすることができる。
補助板は、板ばね材からなり、大きな弾性変形量をとる
ことが可能であるから、上側折板の屈曲部を深くし、そ
の係合強度を大きくしても、施工性が悪くなるおそれが
ないからである。
【0009】補助板のフックの一方の側を2重折りに形
成すれば、当該フックに係合する上側折板の係合強度を
向上させることができ、全体の風圧強度を一層向上させ
ることが可能である。
【0010】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0011】折板屋根の支持構造は、タイトフレーム1
1、補助板13を介し、下側折板21、上側折板22を
分解可能に固定し、支持することができる(図1、図
2)。
【0012】タイトフレーム11は、2山形に形成され
ており、止めねじ11a、11a…を介し、建物の梁B
の上面に固定されている。ただし、梁Bは、下側折板2
1、上側折板22の長手方向に複数本が平行に配設され
ているものとし、タイトフレーム11は、各梁Bの上面
に固定されているものとする。タイトフレーム11の各
上底11bには、斜め下向きの係合片12a、12aが
形成されている。また、係合片12a、12aの間に
は、係合溝12bが形成されている。なお、係合片12
a、12a、係合溝12bは、上底11bの上面に固定
する固定金具12として形成されている。
【0013】補助板13は、板ばね材を折曲げ形成して
なり、両端に内向きのフック13a、13bを有する。
ただし、フック13a、13bの上部は、斜行部13
c、13c、平行部13dを介して連結されており、一
方のフック13bの側は、平行部13dのほぼ中間に至
るまで、2重折りに形成されている。なお、フック13
a、13bは、タイトフレーム11の係合片12a、1
2aよりやや広く形成されている。
【0014】下側折板21、上側折板22は、補助板1
3を介し、タイトフレーム11の一方の上底11b上に
おいて接合する同一断面形状の折板である。すなわち、
下側折板21、上側折板22は、それぞれ、左右非対称
の2山形の折板となっている。
【0015】下側折板21の接合側の側端部には、溝形
の係合部21aと、係合部21aに至る斜行部21bに
形成するフック状の屈曲部21cとが形成されている。
ただし、係合部21aは、タイトフレーム11側の係合
溝12bに適合するものとし、斜行部21b、屈曲部2
1cは、補助板13の一方の斜行部13c、フック13
aに適合するものとする。
【0016】上側折板22の接合側の側端部には、上底
22aの両側に、斜行部22b、22b、フック状の屈
曲部22c、22cが形成されている。ただし、斜行部
22b、22b、屈曲部22c、22cは、補助板13
の斜行部13c、13c、フック13a、13bに適合
するものとする。なお、下側折板21、上側折板22の
各中間部には、上側折板22の接合側の側端部と同一の
上底22a、斜行部22b、22b、屈曲部22c、2
2cが形成されている。
【0017】下側折板21は、その接合側の側端部の係
合部21aをタイトフレーム11の係合溝12bに嵌合
させることにより位置決めすることができる(図2)。
また、補助板13は、一方のフック13aを下側折板2
1の屈曲部21cに係合し、他方の2重折りのフック1
3bをタイトフレーム11の一方の係合片12aに係合
することにより、下側折板21をタイトフレーム11に
固定することができる。さらに、上側折板22は、補助
板13の上方から、屈曲部22c、22cをフック13
a、13bに係合させることにより、補助板13に対し
て固定することができる。なお、下側折板21、上側折
板22は、補助板13が板ばね材からなることにより、
たとえば上側折板22の上底22aの上面を強く踏み付
けることにより(図2の矢印A方向)、一挙に係合さ
せ、固定することが可能である。
【0018】一方、下側折板21、上側折板22の各中
間部は、屈曲部22c、22cをタイトフレーム11側
の係合片12a、12aに直接係合させることにより、
一挙に固定することができる(図3)。なお、このとき
の固定動作も、たとえば、上底22aの上面を強く踏み
付けることによる(同図の矢印A方向)。
【0019】また、このようにして固定された上側折板
22は、たとえば、片側を上方にめくり上げるようにし
て、簡単に取り外すことができる(図2、図3の矢印B
方向)。
【0020】なお、以上の支持構造からなる折板屋根
は、下側折板21、上側折板22の各板厚tがt=0.
6mmのとき、正負方向とも800kg/m2 以上、t=
0.8mmのとき、1000kg/m2 以上の風圧強度を有
することが確かめられている。
【0021】
【他の実施例】タイトフレーム11は、上底11bを含
む全体の折曲げ形状を単純にしてもよい(図4)。な
お、固定金具12は、タイトフレーム11の上底11b
に対し、溶接、リベット止め、ねじ止め等の任意の手段
によって固定することができる。
【0022】また、タイトフレーム11は、2山形に限
らず、1山形、3山形以上の任意の山数に形成してもよ
い。そこで、下側折板21、上側折板22も、タイトフ
レーム11の山数に合わせ、または、それとは独立に、
任意の山数に形成してよいものである。
【0023】なお、下側折板21、上側折板22は、ポ
リエチレン発泡体、ポリウレタン発泡体のような適当な
断熱材を裏面側に付設してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、タイトフレームと、板ばね材からなる補助板とを組
み合わせることによって、下側折板は、補助板を介して
タイトフレームに位置決めして固定し、上側折板は、補
助板に対して固定することができ、このとき、下側折
板、上側折板の各屈曲部は、板ばね材からなる補助板に
係合させるために十分に深く形成することができ、した
がって、煩雑なボルトナットを使用することなく、大き
な風圧強度を簡単に実現することができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部分解斜視説明図
【図2】 要部正面図(1)
【図3】 要部正面図(2)
【図4】 他の実施例を示す要部分解斜視図
【符号の説明】
11…タイトフレーム 11b…上底 12a…係合片 12b…係合溝 13…補助板 13a、13b…フック 21…下側折板 21c…屈曲部 22…上側折板 22c…屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/363 E04D 3/36 E04D 3/365

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イトフレームと、板ばね材からな
    助板とを備えてなり、前記タイトフレームの上底には、
    一対の斜め下向きの係合片の間に係合溝を形成し、前記
    補助板の両端には、内向きのフックを形成し、下側折板
    は、溝形の係合部を前記係合溝に嵌合して位置決めし、
    前記補助板は、前記フックの一方を下側折板の屈曲部
    係合させ、他方を前記係合片の一方に係合させて下側折
    板を固定し、上側折板は、前記補助板の上方から前記
    フックに屈曲部を係合させて固定し、下側折板、上側折
    板は、前記補助板を介し、一挙に固定可能であることを
    特徴とする折板屋根の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記補助板は、前記係合片に係合させる
    方の側を2重折りに形成することを特徴とする請求項1
    記載の折板屋根の支持構造。
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KR100321102B1 (ko) * 1999-04-27 2002-03-18 정해성 조립용 동 기와 및 그 조립방법
ITVI20050129A1 (it) * 2005-04-29 2006-10-30 Iscom Spa Assieme di copertura ad alta resistenza, particolarmente applicabile a tetti di edifici civili e industriali

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