JP3429137B2 - トレンチ形成プロセスのリアルタイム現場監視のための方法 - Google Patents

トレンチ形成プロセスのリアルタイム現場監視のための方法

Info

Publication number
JP3429137B2
JP3429137B2 JP18911796A JP18911796A JP3429137B2 JP 3429137 B2 JP3429137 B2 JP 3429137B2 JP 18911796 A JP18911796 A JP 18911796A JP 18911796 A JP18911796 A JP 18911796A JP 3429137 B2 JP3429137 B2 JP 3429137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
trench
plasma
layer
etching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18911796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10154693A (ja
Inventor
ジャン・カントルー
フィリップ・コロネル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH10154693A publication Critical patent/JPH10154693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3429137B2 publication Critical patent/JP3429137B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/005Control means for lapping machines or devices
    • B24B37/013Devices or means for detecting lapping completion
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • H01L22/20Sequence of activities consisting of a plurality of measurements, corrections, marking or sorting steps
    • H01L22/26Acting in response to an ongoing measurement without interruption of processing, e.g. endpoint detection, in-situ thickness measurement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレンチを取り入
れた半導体集積回路の製造に関し、より具体的には乾式
エッチング技法によるトレンチ形成プロセスをリアルタ
イムかつ現場で監視するための方法に関する。この方法
により、エッチ・エンド・ポイントを正確に検出するこ
とができる。
【0002】
【従来の技術】ディープ・トレンチ技術は、素子のパフ
ォーマンスと密度を改良するために高度バルクCMOS
およびバイポーラ半導体素子を開発する際に重要な要素
の1つである。トレンチは、主にバイポーラ素子の分離
またはDRAMメモリ・チップ内のキャパシタの製作に
おける半導体技術で広く使用されている。製作中のトレ
ンチの重要なパラメータはその深さであり、これはキャ
パシタ・トレンチの場合は3〜10μmの範囲、分離ト
レンチの場合は3〜20μmの範囲にすることができ
る。これまでに半導体基板にトレンチを異方性エッチン
グするための各種技法が開発されてきたが、今までは確
かに反応性イオン・エッチング(RIE)などの乾式
(プラズマ)エッチング技法が最も一般的に使用されて
いる。
【0003】トレンチ・キャパシタを備えたCMOS
DRAMセルの製造における最新のディープ・トレンチ
形成プロセスについては、図1ないし図5に関連して以
下に簡単に説明する。これらの図は、その処理の様々な
段階での半導体構造の断面図である。
【0004】図1に示すように、同図には従来の半導体
ウェハの一部が示されている。構造10は、いわゆるト
レンチ・パッド12を形成する複合絶縁層でコーティン
グされたシリコン(Si)基板11を含む。前記複合層
は、通常、厚さ15nmの最下部二酸化ケイ素(SiO
2)層13と、厚さ175nmの中間窒化ケイ素(Si3
4)層14と、500nmの最上部熱分解二酸化ケイ
素層15とから構成される。後者の付着は、テトラエチ
ルオルトシリケート(TEOS)を使用する低圧化学蒸
着(LPCVD)技法によって行うことが好ましい。た
とえば、HOECHST社(ドイツ、ヴィースバーデ
ン)が供給するAZ1350Jなどのフォトレジスト材
料からなる層16は、約1100nmの厚さで構造の上
に形成される。半導体構造10は、多数のチップを含
む、処理すべきウェハの一部であることを理解された
い。フォトレジスト層16は、リソグラフィ・マスクを
介してUV光に露光され、標準通りに現像されて、所望
のパターンを有するフォトレジスト・マスクを形成す
る。プロセスのこの初期段階の構造を図1に示す。
【0005】次に、パターン化した層16は、乾式エッ
チングによりトレンチ・パッド12を形成する連続基礎
層をパターン化するための現場用マスクとして使用す
る。現在のVLSI乾式エッチング・プロセスは、高圧
プレーナ・プラズマ・エッチングまたは低圧反応性イオ
ン・エッチングのいずれかによって実施される。このエ
ッチング・プロセスは、通常、エッチングすべき材料の
表面上に衝突させる反応種(原子、基、イオン)を所定
のガスから生成することに依存する。材料とこれらの種
との間で化学反応が起こり、表面から気体反応生成物が
除去される。通常、フォトレジスト・マスク16により
トレンチ・パッド12をエッチングするには、APPLIED
MATERIALS INC社(米国カリフォルニア州サンタクラ
ラ)が供給する磁気強化反応性イオン・エッチング(M
ERIE)のAME PRECISION 5000というツールが適当で
ある。様々な組成のガスを使用することができる。たと
えば、以下の作業条件での四フッ化炭素(CF4)があ
る。 CF4の流量:105sccm 電力 :600W 圧力 :17Pa
【0006】次に、残りのフォトレジスト層16を標準
通り、たとえば、AME5000ツールのもう1つの反
応室で245℃のO2とN2のガス中で灰化することによ
り除去する。このステップの終了時の、トレンチ・パッ
ド12に開口部17を備えた構造を図2に示す。図2か
ら明らかなように、過剰エッチングによってシリコン基
板11がわずかに除去されることに留意されたい。開口
部17は、標準通り穴にすることができるが、そのよう
な特定の形状に限定されない。
【0007】最後に、所望のトレンチ深さに達するま
で、現場用マスクとしてパターン化したトレンチ・パッ
ド12を使用してシリコン基板11をエッチングして、
トレンチを形成する。通常、これは、トレンチをエッチ
ングする限り、可変速度でSiO2の連続再付着を引き
起こすような酸素ベースの化学作用を使用する、比較的
複雑なプロセスによって実施される。たとえば、酸素を
Heで希釈した(O2が30%/Heが70%)HBr
+NF3+O2カ゛ス混合物が適当である。特に、このガ
ス混合物は、ケイ素をエッチングすべきフッ素基(F)
と、エッチングされたケイ素と化合反応して臭化ケイ素
(SiBr)を生成すべき臭素基(Br)とに遊離す
る。次に、この臭化ケイ素基が酸素と反応して前記Si
O2再付着層を生成する。一般的な作業条件は次の通り
である。 HBrのガス流量 :65sccm NF3のガス流量 :12sccm He/O2のガス流量:20sccm 電力 :700W 圧力 :13Pa 磁界 :20ガウス
【0008】この重要なステップについては、図3ない
し図5を参照して以下に詳述する。
【0009】まず、予備清浄化ステップで上記のガス混
合物(酸素なし)を使用し、前のトレンチ・パッド12
のパターン化ステップ中に露光したシリコン表面上に生
成された固有の酸化物層を除去する。この層と、より一
般的にはすべての汚染源により、DRAMチップの信頼
性に有害と思われるマイクロマスキング効果が引き起こ
される。
【0010】次に、HBr+NF3+He/O2ガス混合
物と上記のMERIEツールを使用して、ケイ素を所望
の強い異方性により選択的にエッチングする。ケイ素が
エッチングされるにつれて、化学量論比であると想定さ
れる薄い熱分解二酸化ケイ素(SiO2)の連続層が構
造上に再付着され、特に、その上にカラーを形成するト
レンチ側壁を不動態化する。SiO2の再付着により、
適当な勾配の形成とトレンチ側壁のなめらかさが保証さ
れる。これは図3から明らかであるが、同図は初期段階
でのトレンチ形成プロセスを示している。
【0011】図3では、SiO2再付着層とトレンチが
それぞれ番号18と19によって参照されている。典型
的なテーパ構造の上にネックを形成するような、トレン
チの最上部の再付着SiO2層の特定の形状に留意する
ことは重要である。エッチングが開始されると、ただち
にトレンチ深さDと再付着層の厚さEが連続監視され
る。
【0012】図4は、トレンチ形成プロセスの中間段階
での構造10を示している。SiO2再付着層の厚さが
増し、最大になっている。これに対して、ネックの寸法
は最小になっている。ネックの寸法が小さすぎる場合、
トレンチの開口部を遮断して、プラズマの消衰を引き起
こす可能性がある。
【0013】その後、再付着SiO2層18の厚さは減
少し、ネックの寸法は増加する傾向がある。所望の最終
トレンチ深さDfに達すると、ただちにエッチング・プ
ロセスが停止される。トレンチ形成プロセスのこの最終
段階で結果的に得られる構造を図5に示す。具体的に図
5は、その上に再付着層18が形成されたトレンチ19
の典型的な輪郭を示している。最終トレンチ深さDf
は、明らかにトレンチ形成プロセスの重要なパラメータ
である。しかし、再付着SiO2層の最終厚さEfとト
レンチの最終勾配角度も重要なパラメータである。再付
着層の厚さEは慎重に監視しなければならない。という
のは、トレンチ形成プロセス中に熱分解SiO2層15
の最上部に対していかなる作用も及ぼしてはならないか
らである。
【0014】多くの応用分野で満足のいく結果を達成す
るには、トレンチの物理特性を極めて慎重に管理しなけ
ればならないことは間違いないことである。これは、そ
の最終勾配角度と最終深さDfによって示されるトレン
チの断面輪郭があらゆる点で特に重要になるようなDR
AM技術に特に当てはまる。したがって、これらのパラ
メータと、特にトレンチ深さDおよび再付着層18の厚
さEをトレンチ形成プロセス中に連続して正確に監視さ
せることは、最も重要なことである。このようなディー
プ・トレンチ形成プロセスを監視するための既知の方法
としては、偏光解析法、レーザ回折測定、赤外線干渉計
使用法がある。
【0015】前者の技法を使用し、SiO2再付着層1
8の厚さEを偏光解析法で連続測定し、その変動を求め
る。というのは、厚さの進展(エッチング期間または時
間tに依存する)と勾配角度との間には比較的良好な相
関関係が存在するからである。残念ながら、対応する深
さDについてはこの相関関係が比較的不十分である。と
いうのは、最終テーパ角度が同じである場合、トレンチ
の最終深さDfが様々になる可能性があるからである。
結果的に完成後のトレンチを、図5の構造の段階でのサ
ンプル・ウェハを用いて断面が得られるようにスライス
し、SEM分析によって最終深さDfの正確な決定が可
能になる。この値が仕様から外れている場合、ウェハの
ロット全体が不合格になるはずである。したがって、偏
光解析法は正確な監視方法ではなく、余分な分析ステッ
プを必要とし、最終的にウェハが無駄になる可能性があ
る。
【0016】レーザ回折測定技法によれば、小さい径の
レーザ・ビームが垂直の入射角でウェハの表面に衝突す
る。トレンチ・パターンの個々のトレンチにより、入射
ビームの回折が起こる。すべての個別トレンチ上でビー
ムの入射が異なるので、反射ビームには、ゼロ次、1
次、2次などのいくつかの反射次数が付いている。ゼロ
次数は、その強度が高く、非関連情報を含むので、回折
計で利用することができない。したがって、代わりに1
次およびその次のいくつかの反射ビームを使用する。反
射ビームをフォト・ダイオード検出器に集束し、強度の
変動を表す電気信号を生成する。この信号により、エッ
チング中にオンラインでトレンチ・エッチング速度と深
さを計算することができる。しかし、この技法にはいく
つかの欠点がある。良好な信号対雑音比を得るために
は、システムは最大数の屈折次数を捕捉するために大き
いのぞき窓に関連する高度な光学装置を使用する。その
結果、高価で比較的高度な機器が必要になる。また、検
出器とウェハを特定の方向に配向する必要がある。ビー
ムの断面は、約数平方ミリメートルであり、したがっ
て、ウェハの大きい面積を表していない。最後に、この
技法では、RIE機器の反応室ののぞき窓に材料が本質
的に付着することによって信号のひずみが発生するの
で、再現性が非常に低くなる。
【0017】最後に、赤外線干渉計使用技法は、レーザ
が発生する所定の波長(トレンチ寸法より4〜25倍高
い範囲)の使用に基づいている。構造10は、多数のト
レンチ(格納ビット当たり1つのキャパシタ・トレン
チ)からなるパターンを含むので、第1次およびそれ以
上の次数に対して2次元回折格子のように作用する。垂
直入射の場合、1つの期間T中のエッチング厚さに対応
する距離分だけ、干渉信号の連続最小値が分離される。
この技法を実施するシステムでは、比較ステップにより
材料の屈折率を求めるためにある種のトレーニングを必
要とする。トレンチ・エッチング速度と深さのパラメー
タをリアルタイムで計算するために、反射信号を記録
し、使用する。最近発表された論文によると、この技法
では、所定の範囲の波長を選択するので高精度の測定値
が得られるようであるが、依然として研究所に限定され
ており、いまだに製造環境に適応させた機器は一切市販
されていない。さらに、この技法は、高価であり、保守
が難しく、トレンチ形成プロセス中に再付着層の厚さが
変動するような現在の応用分野に十分適応されていない
ようである。
【0018】したがって、上記のすべての技法には具体
的な制限がいくつかあるが、いずれの技法にも共通して
いるのは、たとえば、再付着層の厚さEまたはトレンチ
深さDの進展などの1つの事象しか分析し監視すること
ができない。事実、トレンチ形成プロセスの重要なパラ
メータのすべてを現場およびオンラインで監視するため
に製造環境に適応させた機器は一切市販されていない。
トレンチ形成プロセスは、長々しいものであり、DRA
Mチップ製造の全体的な成功にとって非常に重要である
ことが分かっている。特に、カラーではなくトレンチの
最下部のみのケイ素をエッチングすることが実際に困難
であるので、再付着層の厚さを非常に正確に監視制御す
ることが必要である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主な目的は、乾式エッチングによる半導体構造でのトレ
ンチ形成プロセスを現場およびオンラインで監視するた
めの方法を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、本質的にゼロ次の干
渉計使用法に基づく、トレンチ形成プロセスを現場およ
びオンラインで監視するための方法を提供することにあ
る。
【0021】本発明の他の目的は、指定の波長の単色放
射線によりほぼ垂直の入射角で半導体構造の比較的大き
い面積を照射するような、トレンチ形成プロセスを現場
およびオンラインで監視するための方法を提供すること
にある。
【0022】本発明の他の目的は、反射光が複合性を有
する干渉計タイプ(すなわち、複合性の干渉波)の1次
信号Sを生成するような、トレンチ形成プロセスを現場
およびオンラインで監視するための方法を提供すること
にある。
【0023】本発明の他の目的は、前記1次信号Sをま
ずディジタル化し、次に数値フィルタを使用してフィル
タ処理し、再付着とトレンチ・エッチング関連データを
それぞれ含む2つの2次信号S1およびS2を生成する
ような、トレンチ形成プロセスを現場およびオンライン
で監視するための方法を提供することにある。
【0024】本発明の他の目的は、前記数値フィルタ処
理が、低域フィルタと、干渉計使用現象(すなわち複合
性の干渉波)の基本周波数付近に中心を合わせた帯域フ
ィルタとを含むような、トレンチ形成プロセスを現場お
よびオンラインで監視するための方法を提供することに
ある。
【0025】本発明の他の目的は、その妥当性検査のた
めに干渉計データと相関関係のある光学発光分光データ
を使用する、トレンチ形成プロセスを現場およびオンラ
インで監視するための方法を提供することにある。
【0026】本発明の他の目的は、反射光をもう1つの
分光計に印加して、プラズマの挙動における異常を検出
するために使用する第2の1次信号S*を生成するよう
な、トレンチ形成プロセスを現場およびオンラインで監
視するための方法を提供することにある。
【0027】本発明の他の目的は、高機能予測保守に完
全に適応させた、トレンチ形成プロセスを現場およびオ
ンラインで監視するための方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾式エッチン
グ装置の反応室内に置かれたシリコン・ウェハにディー
プ・トレンチを形成するトレンチ形成プロセスをリアル
タイムかつ現場で監視するための方法を提供することを
目的とする。
【0029】この反応室には、ウェハ上部に配置され、
それと並行の関係にある上部のぞき窓が設けられてい
る。プラズマ処理中、指定の波長Lを有する光ビームが
光ケーブルとレンズを介して上部のぞき窓からウェハに
印加される。このレンズは、ほぼ垂直の入射角でウェハ
の比較的大きい面積を照射する並行光ビームを発生す
る。反射ビームは、前記レンズによって集束され、この
波長に同調させた分光計に別の光ケーブルにより伝送さ
れる。したがって、この分光計から出力されるアナログ
信号は、反射光の干渉を表す。
【0030】ディジタル信号の方が信号処理が容易なの
で、このアナログ信号をA/D変換器でディジタル信号
に変換することが好ましい。1次信号Sと呼ばれる、こ
のディジタル信号は、信号処理のためにコンピュータに
印加される。前記1次信号Sは低周波成分とより高周波
の成分とを有する複合信号であることがすでに分かって
いる。したがって、本発明の監視方法の重要な態様によ
れば、この2つの成分は、Cauerタイプのフィルタ
を使用して、コンピュータ内で数値フィルタ処理によっ
て抽出される。低域フィルタは、SiO2層の再付着を
表す第1の2次信号S1を生成し、帯域フィルタ(干渉
計使用現象の基本周波数付近に中心を合わせたもの)
は、トレンチ・エッチングを表す第2の2次信号S2を
生成する。その結果、信号S1により、付着速度と再付
着層の厚さをリアルタイムかつ現場で監視することがで
きる。これに対して、信号S2により、トレンチ・エッ
チング速度と深さをリアルタイムかつ現場で監視するこ
とができる。
【0031】本発明の監視方法のもう1つの重要な態様
によれば、波長L*を有する指定の種のプラズマ(たと
えば、SiBr)によって発射された放射線は、光ケー
ブルを介してもう1つの分光計により反応室内に設けた
横のぞき窓から観察される。この分光計は、プラズマの
強度を表し、トレンチ深さが増加する限り連続して減少
する振幅を有するアナログ信号を生成する。このアナロ
グ信号は、A/D変換器で同様にディジタル化される。
次に、1次信号S*と呼ばれる、このディジタル信号は
コンピュータに印加される。コンピュータは、S*'と
いうラベルが付いた、この信号S*の派生信号(本明細
書中、派生信号とは導関数信号を意味する)を生成する
ことができる。これらの信号S*およびS*'は、上記
のパラメータ測定値の信頼性を損なう可能性のあるプラ
ズマの異常を検出するために連続監視される。したがっ
て、本発明の監視方法により、トレンチ深さDとSiO
2再付着層の厚さEとを連続監視し、同時に上記のパラ
メータの永続妥当性検査を行うことができる。
【0032】本質的に、本方法は、ゼロ次干渉計使用法
(上部のぞき窓による)と、標準の光学発光分光法(横
のぞき窓による)とを同時に使用する。干渉計使用法で
は、一方で付着速度と付着層の厚さの変動とが得られ、
もう一方でトレンチ・エッチング速度と深さの変動が得
られる。これに対し、光学発光分光法は、トレンチ形成
プロセス中に異常またはプラズマの消衰を特定するため
に使用する。これらのデータは、妥当性検査のための干
渉計データと相関関係にある。最後に、本発明の方法に
より、所望の最終トレンチ深さDfが達成されたときに
エッチングを正確に停止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図6に移行すると、同図に
は、本発明の監視方法を実行できるようになっているエ
ッチング監視システム20が示されている。まず、シス
テム20は乾式エッチング装置21を含み、この装置は
処理すべき物品(通常はシリコン・ウェハ24)を保持
する平面形状のサセプタ23を密閉するエッチ処理(ま
たは反応)室22とRF電源装置25とから本質的に構
成される。本発明の重要な態様によれば、エッチ処理室
22には、使用される放射線の波長に対し透過性を備え
る材料から作られ、干渉計タイプの強い反射信号を生成
するためにウェハ24を適度に照射できるようにするた
めの少なくとも1つの窓またはのぞき窓が設けられてい
ることが不可欠である。その点で適当なエッチング装置
の1つは、複数の単一ウェハ・エッチ処理室を含む、上
記のAME精度5000ツールである。図6に示すこの
ような実施態様の場合、上部のぞき窓26と呼ばれるの
ぞき窓は処理室22の上部壁に位置している。これによ
り、ほぼ垂直の入射角でウェハ24を照射することがで
きる。このタイプのツールでは、サセプタ23は陰極で
あり、室壁はアースに接続されたもう一方の電極を形成
する。2つの電極間で発生されるプラズマ27は、エッ
チング条件を表す化学種を含む。エッチングを行ってい
る間、プラズマのこれらの種から放出される発光は、時
間、エッチング材料、表面変性の関数として強度が変化
する。
【0034】さらにシステム20は、本発明の方法を実
施するのに適応した監視装置28を含む。光源29は、
光ケーブル30およびコレクタ・レンズ31により上部
のぞき窓26からウェハを照射する。本発明の教示によ
り、指定の単色放射線波長Lが使用される。波長Lの選
択の基礎にある基準については後述する。ウェハ24の
表面から反射する光はレンズ31によって光ケーブル3
2に集束され、以下に上部分光計33と呼ばれる分光計
(または分光器)に前記光ケーブル32によって伝送さ
れる。光ケーブル32は光ケーブル30と同じ構造を有
する。本実施態様では、複数の基本光ファイバを密接か
つ不規則に組み立てて、単一のファイバ束を形成する。
光ケーブル30および32は、図6から明らかなように
同一束のファイバから構築されている。前記光ケーブル
30および32を形成する基本光ファイバは、ほぼ同一
の光軸を有するように配置され、ウェハ24に対して垂
直になっている。その結果、本発明の好ましい実施例に
よれば、光ケーブル30および32は、上部のぞき窓2
6からほぼ垂直の入射角でウェア24を調べることにな
る。さらにこの好ましい実施例によれば、レンズ31
は、上部のぞき窓26からの並行光ビームによってウェ
ハ24の比較的大きい面積が確実に照射されるようにす
る。この特定の実施態様については、図7を参照してさ
らに詳しく後述する。しかし、他の実施態様では、ウェ
ハの小さい面積だけを照射する集束光ビームなどを検討
することも可能である。
【0035】上部分光計33は、たとえば、SOFIE INST
社(フランスArpajon)から市販されているDIGISEMとい
うモデルである。このモデルの分光計は広範囲のスペク
トルの照射線について同調可能であり、このケースで
は、水銀ランプ29から放出される上記の指定の放射線
波長Lに同調している。一般に当業者には既知のよう
に、分光計は、モノクロメータと検出器とから構成され
る。光ケーブル32を介して伝送された光は、指定の放
射線波長を選択する走査モノクロメータによって受け取
られる。次に選択された放射線が検出器によって受け取
られる。この検出器は、低雑音ダイオード検出器にする
か、または好ましくはアナログ・フィルタおよび増幅器
と結合された低雑音光電子増幅管にすることができる。
図6に示す実施態様が特定のものであるので、分光計3
3の増幅セクションから出力されるアナログ信号は干渉
計タイプの信号である。このアナログ信号は処理/分析
ユニット34に印加され、そこで、本発明の教示に従っ
てディジタル化され、処理される。その性質がアナログ
かディジタルかにかかわらず、この信号は以下、1次信
号Sと呼ぶことにする。
【0036】本発明のもう1つの重要な態様によれば、
プラズマ27が発生する光学発光にデータを関連付ける
ことが非常に望ましい。そのため、ウェハ表面に近接し
た横または側面のぞき窓26*からほぼゼロの入射角で
プラズマ27を調べる横光ケーブル32*がもう1つの
分光計(または分光器)に接続されている。この分光計
は、以下、横分光計33*と呼ぶが、プラズマ・グロー
放電における光の強度の変化を示すアナログ信号を生成
する。光ケーブル32*は、同様に基本光ファイバの束
によって構築されている。最後に、このアナログ信号
は、処理/分析ユニット34で処理される前にディジタ
ル化される。その性質がアナログかディジタルかにかか
わらず、信号S*は以下、1次信号S*と呼ぶことにす
る。
【0037】トレンチ形成プロセス中、反応の副生物と
して臭化ケイ素ベースの基が生成され、グロー放電スペ
クトルは広範囲の波長における何らかのSiBr放射線
を示す。その結果、臭化ケイ素は選択された種になって
おり、分光計33*を同調させる波長L*として、最短
波長、すなわち、447nmの放射線(他の放射線から
十分分離され、パーセントによる増幅変動が最大になっ
ている)が選択されている。当業者には既知のように、
1次信号S*は、プラズマの安定性と均質性に関する情
報を提供し、したがって、ウェハごとのプロセスの再現
性に関する情報を提供することができる。このため、ア
ナログ信号S*を連続監視すると、トレンチ形成プロセ
ス中にプラズマに発生する異常のうち、トレンチ・パラ
メータの測定値の信頼性を損なう恐れのあるものに関す
る有用な情報(またはトラブルシューティング)が得ら
れることになる。
【0038】図6から明らかなように、処理/分析ユニ
ット34は、2つのブロック35および36から構成さ
れている。ブロック35は、アナログ信号SおよびS*
のディジタル化に必要なI/V変換器、アンチエリアシ
ング(低周波)フィルタ、A/D変換器、バッファを含
む。アナログ信号SおよびS*のディジタル化は、標準
通りの標本化技法によって行われる。ブロック36は、
通常、いったんディジタル化され、ブロック35から出
力された前記1次信号SおよびS*を処理することが主
な役割であるIBM PS/2などのソフトウェア動作
のディジタル・コンピュータである。コンピュータ36
は、2次信号S1およびS2と呼ばれる2つの信号を生
成するが、これらの信号は数値フィルタ処理によって1
次信号Sから得られる。これらの信号S1およびS2
は、本発明の方法にとって不可欠なものである(その性
質については後述する)。さらに、コンピュータ36
は、不安定さをより正確に検出するためにさらに数値フ
ィルタ処理によって1次信号S*から求めた派生信号S
*'を生成する。最後に、装置28は、コンピュータ3
6に接続されたプリンタ37(またはチャート記録ユニ
ットまたはプロッタまたは視覚表示装置)をさらに含ん
でいる。プリンタ37により、オペレータの便宜のため
に、本監視方法により生成されたすべての信号を印刷す
ることができる。コンピュータ36は、遠隔制御ユニッ
トにより、RF周波電源25に接続された制御線38を
介してエッチ処理室22の動作をリアルタイムで監視す
ることができる。この線38により、エッチ・エンドポ
イント検出時、すなわち、所望の最終トレンチ深さDf
が達成されたとき、または異常(プラズマの消衰または
過剰な不安定条件)が発生した場合に、トレンチ形成プ
ロセスを自動的に切断することができる。
【0039】ただし、SOFIE INST社(フランスArpajo
n)から販売されているモデルSDAなどの高度な分光
計を使用する場合は、分光計33および33*の代わり
に分光計を1つだけ使用することも可能であることに留
意されたい。このタイプの高度な分光計には、マルチチ
ャネル・フォトダイオード・アレイが設けられている。
【0040】指定の波長Lを有する前記放射線を生成す
る光源29は、UVP社(米国カリフォルニア州San Ga
briel)から販売されているタイプ90-0020-01など、2
54〜579nmの範囲の波長を有する8本の放射線を
出すような、低圧水銀ペン光線ランプであることが好ま
しい。しかし、HAMAMATSU PHOTONICS KK(日本)から販
売されているモデルL2174-02など、250〜800nm
の範囲の連続スペクトルを有するキセノン・アーク・ラ
ンプも、検討中の特定の応用分野とは無関係に所望の波
長を適当に提供することができる。波長Lの選択は、以
下の基準を使用して行われる。すなわち、信号S1の周
波数を多すぎない程度に増加することにより、付着現象
(その低周波数を特徴とする)の高精度の制御を可能に
するのに十分な短かさにしなければならない。というの
は、トレンチ形成プロセス中、上部のぞき窓26の内面
にもSiO2の薄い層が付着するからであり、波長が短
ければ短いほど、吸収量が増すからである。したがっ
て、低周波の2次信号S1が示す低速事象(再付着現
象)の監視と、より高周波の2次信号S2が示す高速事
象(トレンチ・エッチング)の監視との妥協の結果とし
て、選択を行わなければならない。任意で、もう1つの
基準は、プラズマ内の種によって放出される放射線の波
長と干渉しないような放射線波長を選択することであ
る。プラズマによる光学発光との寄生相互作用を回避す
ると、本発明により探求される効果である光学発光分光
学と、干渉計使用法という2通りの現象の間に良好な相
関関係ができることになる。365nmまたは407n
mに相当する波長があらゆる点で非常に良好な選択であ
ることが実験により立証されている。以下の説明では、
指定の波長Lは365nmになるように選択されている
ものとする。
【0041】図7は、図6の監視装置28のコリメータ
・セクション39をより詳しく示している。これは、本
質的には、コレクタ・レンズ31を密閉するハウジング
40から構成されている。ハウジング40は、上部のぞ
き窓26に面する透過的な底部を有し、その上部に接続
された光ケーブル30および32の合流部分を受け入れ
るようになっている。(光ケーブル30を介して)ウェ
ハに向けられ、(光ケーブル32を介して)そこから反
射される光ビーム41の形状は、図7に明確に示されて
いる。コリメータ・セクション39の役割は、ウェハ2
4の比較的大きい面積(数平方センチメートル)が照射
されるように、小径の光ビームをより大きい径を有する
並行ビームに転換することである。前述のように、他の
実施態様(たとえば、集束光ビーム)を使用することも
可能である。
【0042】本発明の方法の説明 図8は、ウェハ表面の反射率の結果として上部分光計3
3から生成される1次信号S(ボルト単位)を時間(秒
単位)の関数として示す曲線40を示している。曲線4
1は、標準通りの正規化(0〜100%の間)後に1次
信号Sから派生する信号S'を示している。ブロック3
5のアンチエリアシング・フィルタが安定化され、しか
も増幅後、1次信号Sは、混合された異なる性質の複数
の信号から構成されているように見える。1次信号Sも
その派生信号S'もそのように利用できないことは明ら
かである。発明者らは、図8の1次信号Sを構成する信
号成分の性質を理解するため、様々な実験を行った。ま
ず、比較的高周波の成分がAME5000ツールによる
寄生雑音であると想定し、低域数値フィルタでこの高周
波成分をフィルタ処理し除去した。これにより、図1な
いし図5に関連して前述した再付着現象に関する有益な
情報を明らかに含む低周波信号が得られたが、いずれも
トレンチ形成プロセスとは無関係のようだった。このた
め、高周波成分について徹底的に調べた。詳細分析によ
れば、この信号がトレンチ関連情報をすべて含んでいる
ことが分かった。したがって、本質的に、本発明の監視
方法はまず、上部分光計33から生成された干渉計タイ
プの1次信号Sが、再付着関連データを含む低周波成分
とトレンチ形成関連データを含むより高周波の成分とい
う2つの成分からなる複合信号であるという認識に基づ
いている。より具体的には、再付着関連データは再付着
速度と再付着層の厚さを含み、トレンチ関連データはト
レンチ・エッチング速度と深さを含む。その結果、エッ
チング速度/再付着速度の比率として、係数Rを定義す
ることができる。したがって、本発明の目的は、上部分
光計33から生成される1次信号Sを処理し、そこに固
有に含まれるすべての情報にアクセスする方法、すなわ
ち、これまで開発されなかった可能性の1つを提案する
ことにある。本発明の基礎にある基本的な発明概念は、
1次信号Sを2つの数値フィルタで適切に処理すること
により実用的に実施される。低域フィルタは低周波成分
(2次信号S1)を出力し、広域フィルタ、好ましくは
狭帯域フィルタはより高周波の成分(2次信号S2)を
出力する。これらのフィルタはいずれも楕円再帰タイプ
である。帯域フィルタの中心周波数は、干渉計使用法に
よって観察すべき物理現象、すなわち、トレンチ形成プ
ロセスの周波数に中心を合わせてある。この中心合わせ
は、標準通り、標本化周波数Fsを適当に選択すること
によって自動的に行われる。
【0043】数値フィルタは、いくつかの技術分野で広
く使用されている。また、数値フィルタは、フーリエ、
ラプラスなど、特定の空間での所定の伝達関数を有する
ブラック・ボックスとして理解することができる。ラプ
ラスの複素平面では、伝達関数H(p)はH(p)=S
(p)/E(p)という関係によって定義される。この
場合、E(p)は入力信号であり、S(p)は出力信号
である。無限パルス応答の数値フィルタは、以下の関係
を特徴とする。
【0044】
【数1】
【0045】基本的に数値フィルタの合成は、その周波
数応答が決定された後の上記係数aiおよびbjの計算
にある。そのため、既知の方法は、応答が妨げられる禁
止域を定義する帯域またはモデルの使用に基づいてい
る。この時点では、所望の周波数応答をもたらす前記係
数の最小数および値の決定が残っている。係数の数が多
ければ多いほど、減衰勾配が改善される(ただし、応答
が遅くなるという犠牲を伴う)。様々なタイプの周波数
応答が可能であるが、この例では、Cauerタイプの
数値フィルタを使用することが好ましい。というのは、
このタイプの数値フィルタの場合、計算すべき係数の数
と減衰勾配との妥協が良好になるからである。当業者に
は既知のように、前記係数の計算は、NATIONAL INSTRUM
ENTS社(米国オースチン)から販売されているLAB WIND
OWSなどの特定のソフトウェアまたは計算盤を使用して
行われる。概要については、図9および図10を参照し
た以下に示す。
【0046】次に図9に移行すると、同図には、低域フ
ィルタ対正規化周波数F/Fsの減衰図(db単位)の
概略が示されている。この場合、Fsは標本化周波数で
ある。図9から明らかなように、低域フィルタを定義す
るために2つの帯域(灰色の区域)が必要である。図9
のfpとfaは、通過帯域(I)と減衰帯域(II)との
間の遮断周波数を定義する正規化周波数を意味する。同
様に、一方のApとAaおよびもう一方のAa'は、通
過帯域と減衰帯域の減衰レベルをそれぞれ意味する。曲
線42は、Cauer低域フィルタの典型的な(正規
化)周波数応答を示している。
【0047】同様に、図10は、帯域フィルタ対正規化
周波数F/Fsの減衰図の概略を示している。図10で
は、帯域フィルタを定義するために3つの帯域が必要な
ので、正規化周波数fpとfaの細区分が必要になる。
一方で、周波数fa−とfa+は帯域IおよびIIIの上
限と下限をそれぞれ定義するのに対し、もう一方で、周
波数fp−とfp+は帯域IIの下限と上限を定義する。
同様に、Ap、Aa、Aa'は前述と同じ意味を有す
る。すなわち、図10に示す各種帯域の減衰レベルを定
義する。曲線43は、Cauer帯域フィルタの典型的
な(正規化)周波数の減衰を示している。前述のよう
に、帯域IIは、干渉計現象の基本周波数に対応する周波
数Foに中心が合わされているので、fp−<fo<f
p+(ただし、f0=F0/Fs)という関係になる。
【0048】図8の曲線40から明らかなように、1次
信号Sは、600秒にほぼ相当する限定された期間の
み、コンピュータ36によって使用可能であり、この遅
延後、この信号の強度は非常に弱くなり、正確さが不十
分になると思われる。1次信号S*にも同じ理由が当て
はまるので、図11ないし図13はその期間の信号波形
のみを示すことになる。
【0049】次に図11に移行すると、同図には、1次
信号Sのフィルタ処理が効率よく行われないときの2次
信号S1およびS2の波形がまず示されている。曲線4
4は、高周波成分の影響が無視できない場合の1次信号
Sの低周波成分である2次信号S1を示している。同様
に、曲線45は、その周期性と形状を妨げるような低周
波成分の影響が明らかな場合の1次信号Sの高周波成分
である2次信号S2を示している。このため、2次信号
S1およびS2は、依然として、トレンチ形成プロセス
を正確に監視するのに利用しにくいものとなっている。
図11は、横分光器33*から生成され、光学発光信号
と呼ばれる1次信号S*と、それから派生した信号S
*'とをそれぞれ示す、曲線46および47をさらに示
している。これらの信号の役割については、以下に詳述
する。
【0050】図12は、効率よくフィルタ処理するため
に数値フィルタの係数が完全に計算されているときの同
一信号、すなわち、S1、S2、S*、S*'の波形を
示している。曲線48は、低速事象に関連するものとし
て明確に現れる2次信号S1を示している。曲線49
は、明確により高速の事象に関連すると思われる2次信
号S2を示している。その結果、この期間内の波形のみ
が図11に示されている。曲線48は、付着速度とSi
2再付着層の厚さを決定するために使用し、曲線49
は、標準の方法によりトレンチ深さとエッチング速度を
決定するために使用する。たとえば、2次信号S1に関
する限り、2つの連続するゼロがL/4*N1に相当す
る厚さの変動dEに対応する。この場合、Lは指定の放
射線波長であり、N1は「有効媒体」の理論によるトレ
ンチ・パッドの屈折率である(たとえば、IBMテクニ
カル・ディスクロージャ・ブルテン、Vol.34、No.5、1
991年10月、pp.200および201に発表されたM.レイ
(Ray)の論文「Etch controlby use of infrared refl
ectivity measurements」を参照されたい)。したがっ
て、屈折率N1は実験に基づいて決定される。一方のゼ
ロからもう一方のゼロまで移動するのに必要な時間間隔
は半分の期間T1/2に相当し、したがって、その期間
の再付着速度R1はR1=dE/(T1/2)=L/2
*N1*T1のようになる。平均再付着速度R(1)
は、時間の関数としてほぼ直線的に減少する。同様に、
2次信号S2の場合、信号S2の半分の期間のトレンチ
・エッチング速度R2はdD/(T2/2)=L/2*
N2*T2によって示される。この場合、dDはトレン
チ深さの変動であり、N2はトレンチの屈折率であり、
T2は信号S2の期間である。総エッチング期間(なら
びに、その結果のエッチ・エンド・ストップ・ポイン
ト)は、約600秒というこの期間中に決定された平均
トレンチ・エッチング速度値R(2)から外挿される。
図8に関連して示される特定の作業条件によれば、8u
mというトレンチ深さをもたらすための総エッチング期
間は約1200秒である。さらに上記の条件により、以
下の数値が測定されている。通常、信号S1の場合(サ
ンプリング周期Ts1が約3.6秒の場合)、期間T1
は約200秒であり、屈折率N1は約1.5であり、再
付着層の厚さの変動dEは約30nm/分である。信号
S2の場合(サンプリング周期Ts2が約0.6秒の場
合)、期間T2は約20秒であり、屈折率N2は約1で
あり、トレンチ深さの変動dDは約450nm/分であ
る。その結果、2次信号S1とS2の両方についてコン
ピュータが期間を計算すると、ただちにトレンチ形成プ
ロセスの重要なパラメータを決定することができる。さ
らに図12の曲線50および51は、1次信号S*と派
生信号S*'をそれぞれ示している。一般に、信号S*
(曲線50)は連続減少するが、直線的ではない。これ
は、トレンチ形成プロセスの開始時には直線的かつ迅速
に減少し、所与の時間後にはより低速になるが、異なる
形状を有する傾向がある。上記の約600秒という期間
は信号S*について有効な測定を行うためにも妥当であ
る。したがって、プラズマの挙動に関する貴重な情報を
含む信号S*を2次信号S1およびS2と組み合わせて
利用すると、トレンチ形成プロセスに関する追加データ
が得られる。この点については、図13を参照してさら
に詳述する。
【0051】図13は、不安定さの次にプラズマの消衰
が続く典型的なケースを示している。曲線52は1次信
号S*を示し、曲線53は別の実験での信号S*'を示
している。曲線52に見られる小規模な不安定さ54
は、重要なサージを示す曲線53ではかなり明白なもの
になっている。また、曲線52はポイント55でのプラ
ズマの消衰も示している。不安定さとプラズマの消衰は
どちらも容易に検出することができる。過剰な数のサー
ジが特定された場合、トレンチ形成プロセスを自動的に
停止することができる。それに関連して、プラズマの消
衰も検出できるようになっているコンピュータ36でサ
ージ・カウントも実施することができる。
【0052】図14は、本発明の監視方法の重要なステ
ップを要約した流れ図56を示している。ボックス57
により、乾式エッチング装置の空にした反応室にウェハ
を入れる。次に、上記のようにトレンチ・エッチング中
にSiO層が基板上に再付着するように、酸素を含む
プラズマを生成する(ボックス58)。指定の放射線の
並行光ビームを使い、ほぼ垂直の入射角で基板の比較的
大きい面積を照射する(ボックス59)。次に、ボック
ス60により、反射光を上部分光計33に印加し、干渉
計タイプの1次信号Sを生成する。次に、ボックス61
から明らかなように、低周波成分を抽出するための低域
フィルタと、より高周波の成分を抽出するために干渉計
現象の基本周波数付近に中心を合わせた帯域フィルタと
に前記1次信号Sを並行に印加し、それぞれの第1およ
び第2の2次信号S1およびS2を生成する。これに対
して、プラズマの特定の種(たとえば、SiBr)から
放出される光を同時に調べる(ボックス59')。この
光を横分光計33*に印加し(ボックス60')、次に
横分光計はプラズマの光の強度の変化を示す1次信号S
*を生成する。ボックス61'では、信号S*を処理
し、その派生信号S*'を生成する。最後に、ボックス
62でこれらの信号をリアルタイムで監視する。前記第
1の2次信号S1は時間の関数として監視し、再付着速
度と再付着層の厚さを測定する。前記第2の2次信号S
2は時間の関数として同様に監視し、トレンチ深さとエ
ッチング速度を測定する。派生信号S*'は、上記のト
レンチ形成パラメータの妥当性検査を行うために監視す
る。ボックス63が示すように、所望の最終トレンチ深
さDfが達成されるとき、または、前述のようにプラズ
マの異常を検出したとき、エッチング・プロセスを停止
する。
【0053】したがって、本発明の監視プロセスは、半
導体構造製造の分野および高機能予測保守の分野におい
て多数の貴重な応用が可能である。
【0054】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0055】(1)シリコン・ウェハの基板でのトレン
チ形成プロセス中にトレンチ深さおよびSiO2再付着
層の厚さのパラメータをリアルタイムかつ現場で監視す
るための方法において、 a)エッチング装置の空にした反応室にウェハを入れる
ステップと、 b)O2を含むプラズマを生成して前記基板の少なくと
も一部に所望のトレンチ・パターンをエッチングし、ト
レンチ形成中にSiO2層が再付着するステップと、 c)少なくとも1つの指定の放射線波長(L)を含む光
ビームを使い、適当な入射角で前記一部の所定の面積を
照射し、干渉計タイプの反射光を発生するステップと、 d)反射光を分光計に印加し、1次信号(S)を生成す
るステップと、 e)前記1次信号を構成しそれぞれ2次信号S1および
S2と呼ばれる低周波成分と、より高周波の成分とを抽
出するために前記1次信号を処理するステップと、 f)再付着速度とSiO2再付着層の厚さ関連データと
を含む前記2次信号S1と、トレンチ・エッチング速度
とトレンチ深さ関連データとを含む前記2次信号S2と
を監視するステップと、 g)所望の最終トレンチ深さDfが達成されると、エッ
チングを停止するステップとを含むことを特徴とする方
法。 (2)前記ステップe)が、低周波成分を抽出するため
の低域フィルタと、高周波成分を抽出するために干渉計
使用現象の基本周波数付近に中心を合わせた帯域フィル
タという2つのフィルタに前記1次信号を同時に印加す
ることにあることを特徴とする、上記(1)に記載の方
法。 (3)i)ステップc)と同時に、構造に近接する分光
計を使い、ゼロの入射角で所定の放射線波長(L*)を
有するプラズマの種を観察するステップと、 j)前記放射線を分光計に印加し、プラズマの光学発光
を示す別の1次信号(S*)を生成するステップと、 k)前記2次信号(S1およびS2)との相関関係の有
無について前記1次信号(S*)またはその派生信号
(S*')を監視し、その妥当性検査のためにプラズマ
の異常(不安定さ、消衰など)を特定するステップとを
さらに含むことを特徴とする、上記(1)または(2)
に記載の方法。 (4)ステップc)が、多数のトレンチを含むウェハの
大きい面積または少数のトレンチを含むウェハの小さい
面積のいずれかを照射することにあることを特徴とす
る、上記(1)、(2)、または(3)に記載の方法。 (5)前記フィルタが、アナログ・タイプかまたはデジ
タル・タイプのいずれかであることを特徴とする、上記
(1)ないし(4)のいずれかに記載の方法。 (6)数値タイプの前記フィルタがCauerフィルタ
であることを特徴とする、上記(6)に記載の方法。 (7)L=365nmであり、L*=447nmである
ことを特徴とする、上記(1)ないし(7)のいずれか
に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトレンチ形成プロセスの概略を示す、半
導体構造の部分断面図である。
【図2】従来のトレンチ形成プロセスの概略を示す、半
導体構造の部分断面図である。
【図3】従来のトレンチ形成プロセスの概略を示す、半
導体構造の部分断面図である。
【図4】従来のトレンチ形成プロセスの概略を示す、半
導体構造の部分断面図である。
【図5】従来のトレンチ形成プロセスの概略を示す、半
導体構造の部分断面図である。
【図6】本発明により、図1ないし図5に関連して図示
するトレンチ形成プロセスを監視できるようになってい
る上部分光計と横分光計とを含む、エッチング監視シス
テムの概略図である。
【図7】並行光ビームによって処理中のウェハの比較的
大きい面積を照射するように設計された図6のシステム
のコリメータ・セクションの拡大図である。
【図8】これまで製造環境で使用されていなかった上部
分光計によって出力される複合性の1次信号Sとそれか
ら派生した信号S'との典型的な波形を示す図である。
【図9】2次信号S1を生成するために本発明の方法に
より図8の1次信号Sをフィルタ処理するために使用す
る低域数値フィルタの減衰図の概略を示す図である。
【図10】2次信号S2を生成するために本発明の方法
により図8の1次信号Sをフィルタ処理するために使用
する帯域数値フィルタの減衰図の概略を示す図である。
【図11】そのフィルタ係数が一方で光学発光信号S*
ともう一方でその派生信号S*'に完全に適応していな
い2つの数値フィルタで図8の1次信号Sを粗フィルタ
処理した後に得られる2次信号S1およびS2の波形を
示す図である。
【図12】適当なフィルタ係数が計算されているときに
図8の1次信号Sを効率よくフィルタ処理した後に得ら
れる2次信号S1およびS2の波形を示す図である。光
学発光信号S*とその派生信号S*'は変化しないまま
である。
【図13】プラズマの不安定さの後にプラズマの消衰が
続く異常の場合の光学発光信号S*とその派生信号S
*'との典型的な波形を示す図である。
【図14】本発明の監視方法の重要な処理ステップの流
れ図の概略を示す図である。
【符号の説明】
57 プラズマ・エッチング装置にシリコン・ウェハを
入れる 58 エッチングを開始する 59 指定の放射線でウェハを照射する 59' プラズマから放出される所定の放射線を調べる 60 反射光を上部分光計に印加し、1次信号を生成す
る 60' 放射線を横分光計に印加し、1次信号S*を生
成する 61 信号の低周波成分と高周波成分をフィルタ処理
し、2次信号S1およびS2を生成する 61' 1次信号S*を処理し、派生信号S*'を生成す
る 62 前記信号S1、S2、S*、S*'を監視する 63 エッチングを停止する
フロントページの続き (72)発明者 ジャン・カントルー フランス91310 モンレリー アレ・ デ・ポミエ18 (72)発明者 フィリップ・コロネル フランス91300 マッシー リュ・ノル マンディ・ニェーマン 23 (56)参考文献 特開 平6−61190(JP,A) 特開 平2−71517(JP,A) ”In Situ Etch Rat e Detecting Techni que”,IBM TECHNICAL DISCLOSURE BULL E TIN,米国,NEW YORK,Vo l.28,No.9,p3952−3954 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 G01N 21/27 H01L 21/66 H05H 1/46

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコンウェハの基板でのトレンチ形成プ
    ロセス中にトレンチ深さおよび二酸化シリコンの再付着
    層の厚さのパラメータをリアルタイムかつ現場で監視す
    るための方法において、 a)エッチング装置の空にした反応室に、トレンチを規
    定する所定パターンの開口を有する絶縁層で被覆された
    シリコンウェハを入れるステップと、 b)酸素含有プラズマ雰囲気に前記絶縁層を曝して所定
    パターンのトレンチを前記シリコンウェハの表面から垂
    直にエッチングで形成し、その際に、そのエッチング反
    応生成物の二酸化シリコン層がトレンチ内壁を含む露出
    表面に再付着するステップと、 c)少なくとも1つの第1の放射線波長(L)を含む光
    ビームを前記シリコンウェハの表面に垂直に照射して、
    複合性の干渉波の反射光を発生するステップと、 d)前記反射光を分光計に印加し、1次信号(S)を生
    成するステップと、 e)前記1次信号(S)を、低周波成分を抽出するため
    の低域フィルタと高周波成分を抽出するために前記干渉
    波の基本周波数付近に中心を合わせた帯域フィルタとに
    並行に印加し処理することにより、二酸化シリコン層の
    再付着速度を表す低周波成分を有する第1の2次信号S
    1およびトレンチエッチング速度を表す高周波成分を有
    する第2の2次信号を抽出するステップと、 f)二酸化シリコン再付着層の厚さおよびトレンチ深さ
    をそれぞれ前記第1の2次信号S1および前記第2の2
    次信号S2によって監視するステップと、 g)所定の最終トレンチ深さDfが達成されるとき、
    たはプラズマの異常を検出したとき、エッチングを停止
    するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】i)前記ステップc)と同時に、前記基板
    に近接した位置において、前記シリコンウエハの表面に
    平行な角度および第2の放射線波長(L*)でプラズマ
    の種を観察するステップと、 j)前記放射線を分光計に印加し、プラズマの光学発光
    を示す別の1次信号(S*)を生成するステップと、 k)前記別の1次信号(S*)およびその導関数信号
    (S*')を監視するステップと、 l)前記ステップk)における監視信号と前記2次信号
    (S1およびS2)との相関関係を調べてプラズマの異
    常を検出するステップと、 をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】シリコンウェハの基板でのトレンチ形成プ
    ロセス中にトレンチ深さおよび二酸化シリコンの再付着
    層の厚さのパラメータをリアルタイムかつ現場で監視す
    るための方法において、 a)エッチング装置の空にした反応室に、トレンチを規
    定する所定パターンの開口を有する絶縁層で被覆された
    シリコンウェハを入れるステップと、 b)酸素含有プラズマ雰囲気に前記絶縁層を曝して所定
    パターンのトレンチを前記シリコンウェハの表面から垂
    直にエッチングで形成し、その際に、そのエッチング反
    応生成物の二酸化シリコン層がトレンチ内壁を含む露出
    表面に再付着するステップと、 c)少なくとも1つの第1の放射線波長(L)を含む光
    ビームを前記シリコンウェハの表面に垂直に照射して、
    複合性の干渉波の反射光を発生するステップと、 d)前記反射光を分光計に印加し、1次信号(S)を生
    成するステップと、 e)前記1次信号を処理し、二酸化シリコン層の再付着
    速度を表す低周波成分を有する第1の2次信号S1およ
    びトレンチエッチング速度を表す高周波成分を有する第
    2の2次信号を抽出するステップと、 f)二酸化シリコン再付着層の厚さおよびトレンチ深さ
    をそれぞれ前記第1の2次信号S1および前記第2の2
    次信号S2によって監視するステップと、 g)所定の最終トレンチ深さDfが達成されるとき、
    たはプラズマの異常を検出したとき、エッチングを停止
    するステップと、を含む方法であって、 i)前記ステップc)と同時に、前記基板に近接した位
    置において、前記シリコンウエハの表面に平行な角度お
    よび第2の放射線波長(L*)でプラズマの種を観察す
    るステップと、 j)前記放射線を分光計に印加し、プラズマの光学発光
    を示す別の1次信号(S*)を生成するステップと、 k)前記別の1次信号(S*)およびその導関数信号
    (S*')を監視するステップと、 l)前記ステップk)における監視信号と前記2次信号
    (S1およびS2)との相関関係を調べてプラズマの異
    常を検出するステップと、 をさらに含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】前記ステップc)が、多数のトレンチを含
    むウェハの大きい面積または少数のトレンチを含むウェ
    ハの小さい面積のいずれかを照射するステップから成る
    ことを特徴とする、請求項1または3に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記フィルタが、アナログタイプかまたは
    デジタルタイプのいずれかであることを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記デジタルタイプのフィルタがCaue
    rフィルタであることを特徴とする、請求項5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】L=365nmであり、L*=447nm
    であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
JP18911796A 1995-07-24 1996-07-18 トレンチ形成プロセスのリアルタイム現場監視のための方法 Expired - Fee Related JP3429137B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP95480099A EP0756318A1 (en) 1995-07-24 1995-07-24 Method for real-time in-situ monitoring of a trench formation process
FR95480099.1 1995-07-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10154693A JPH10154693A (ja) 1998-06-09
JP3429137B2 true JP3429137B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=8221614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18911796A Expired - Fee Related JP3429137B2 (ja) 1995-07-24 1996-07-18 トレンチ形成プロセスのリアルタイム現場監視のための方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5807761A (ja)
EP (1) EP0756318A1 (ja)
JP (1) JP3429137B2 (ja)

Families Citing this family (74)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5910011A (en) 1997-05-12 1999-06-08 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for monitoring processes using multiple parameters of a semiconductor wafer processing system
US6129807A (en) * 1997-10-06 2000-10-10 Applied Materials, Inc. Apparatus for monitoring processing of a substrate
US6632321B2 (en) 1998-01-06 2003-10-14 Applied Materials, Inc Method and apparatus for monitoring and controlling wafer fabrication process
JP3382844B2 (ja) * 1998-04-07 2003-03-04 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
KR100301040B1 (ko) * 1998-05-19 2001-09-06 윤종용 반도체기판상에존재하는얕은핏트의인라인모니터링방법
US6390019B1 (en) 1998-06-11 2002-05-21 Applied Materials, Inc. Chamber having improved process monitoring window
EP1125314A1 (en) 1998-07-10 2001-08-22 Applied Materials, Inc. Improved endpoint detection for substrate fabrication processes
US6275297B1 (en) 1998-08-19 2001-08-14 Sc Technology Method of measuring depths of structures on a semiconductor substrate
IL125964A (en) 1998-08-27 2003-10-31 Tevet Process Control Technolo Method and apparatus for measuring the thickness of a transparent film, particularly of a photoresist film on a semiconductor substrate
JP2000133633A (ja) * 1998-09-09 2000-05-12 Texas Instr Inc <Ti> ハ―ドマスクおよびプラズマ活性化エッチャントを使用した材料のエッチング方法
US6136712A (en) * 1998-09-30 2000-10-24 Lam Research Corporation Method and apparatus for improving accuracy of plasma etching process
US7304744B1 (en) 1998-12-24 2007-12-04 Sharp Kabushiki Kaisha Apparatus and method for measuring the thickness of a thin film via the intensity of reflected light
JP3717340B2 (ja) * 1999-07-27 2005-11-16 シャープ株式会社 電子部品製造装置
US6052176A (en) * 1999-03-31 2000-04-18 Lam Research Corporation Processing chamber with optical window cleaned using process gas
JP3327289B2 (ja) * 2000-03-29 2002-09-24 株式会社ニコン 工程終了点測定装置及び測定方法及び研磨装置及び半導体デバイス製造方法及び信号処理プログラムを記録した記録媒体
US6277752B1 (en) * 1999-06-28 2001-08-21 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Multiple etch method for forming residue free patterned hard mask layer
US6650426B1 (en) * 1999-07-12 2003-11-18 Sc Technology, Inc. Endpoint determination for recess etching to a precise depth
US6281135B1 (en) 1999-08-05 2001-08-28 Axcelis Technologies, Inc. Oxygen free plasma stripping process
US6492186B1 (en) * 1999-08-05 2002-12-10 Eaton Corporation Method for detecting an endpoint for an oxygen free plasma process
US6225639B1 (en) * 1999-08-27 2001-05-01 Agere Systems Guardian Corp. Method of monitoring a patterned transfer process using line width metrology
US6388756B1 (en) * 1999-09-15 2002-05-14 United Microelectronics Corp. Optical method of measuring trench depth
FR2801422B1 (fr) * 1999-11-23 2002-02-22 Mhs Procede et dispositif de controle en temps reel de l'epaisseur d'une couche d'un circuit integre
US6413867B1 (en) 1999-12-23 2002-07-02 Applied Materials, Inc. Film thickness control using spectral interferometry
TW524888B (en) * 2000-02-01 2003-03-21 Winbond Electronics Corp Optical temperature measurement as an in-situ monitor of etch rate
US6461877B1 (en) * 2000-06-30 2002-10-08 International Business Machines Corporation Variable data compensation for vias or contacts
US6887337B2 (en) 2000-09-19 2005-05-03 Xactix, Inc. Apparatus for etching semiconductor samples and a source for providing a gas by sublimation thereto
US6486675B1 (en) * 2000-09-29 2002-11-26 Infineon Technologies Ag In-situ method for measuring the endpoint of a resist recess etch process
US6831742B1 (en) 2000-10-23 2004-12-14 Applied Materials, Inc Monitoring substrate processing using reflected radiation
JP4098621B2 (ja) * 2000-10-23 2008-06-11 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 基板を処理する装置及び方法
US6633391B1 (en) 2000-11-07 2003-10-14 Applied Materials, Inc Monitoring of film characteristics during plasma-based semi-conductor processing using optical emission spectroscopy
US6603538B1 (en) 2000-11-21 2003-08-05 Applied Materials, Inc. Method and apparatus employing optical emission spectroscopy to detect a fault in process conditions of a semiconductor processing system
KR100905266B1 (ko) * 2000-12-01 2009-06-29 도요 고무 고교 가부시키가이샤 연마 패드
TW472336B (en) * 2001-02-21 2002-01-11 Promos Technologies Inc Method for controlling etching depth
US6673199B1 (en) 2001-03-07 2004-01-06 Applied Materials, Inc. Shaping a plasma with a magnetic field to control etch rate uniformity
US6625514B1 (en) * 2001-05-23 2003-09-23 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for optical lifetime tracking of trench features
KR100452918B1 (ko) * 2002-04-12 2004-10-14 한국디엔에스 주식회사 두께측정시스템이 구비된 회전식각장치
US6919279B1 (en) 2002-10-08 2005-07-19 Novellus Systems, Inc. Endpoint detection for high density plasma (HDP) processes
TWI246725B (en) * 2002-10-31 2006-01-01 Tokyo Electron Ltd Method and apparatus for detecting endpoint
US6812044B2 (en) * 2002-12-19 2004-11-02 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd Advanced control for plasma process
CN1312584C (zh) * 2003-01-27 2007-04-25 旺宏电子股份有限公司 预防晶圆重复沉积的方法
US7312865B2 (en) 2004-03-31 2007-12-25 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method for in situ monitoring of chamber peeling
US20050220984A1 (en) * 2004-04-02 2005-10-06 Applied Materials Inc., A Delaware Corporation Method and system for control of processing conditions in plasma processing systems
DE102004018454A1 (de) * 2004-04-16 2005-11-03 Infineon Technologies Ag Verfahren und Vorrichtung zum Überwachen des Ätzvorgangs einer regelmässigen Tiefenstruktur in einem Halbleitersubstrat
US20060012796A1 (en) * 2004-07-14 2006-01-19 Susumu Saito Plasma treatment apparatus and light detection method of a plasma treatment
DE102004034544A1 (de) * 2004-07-16 2006-02-09 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Analyse einer vergrabenen Schicht eines Bauteils und Bauteil
JP4717478B2 (ja) * 2005-03-10 2011-07-06 パナソニック株式会社 プラズマ処理装置
GB0516477D0 (en) * 2005-08-11 2005-09-14 Optical Reference Systems Ltd Apparatus for measuring semiconductor physical characteristics
US7833381B2 (en) * 2005-08-18 2010-11-16 David Johnson Optical emission interferometry for PECVD using a gas injection hole
JP4943716B2 (ja) * 2006-03-01 2012-05-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置
US7375034B2 (en) * 2006-03-21 2008-05-20 International Business Machines Corporation Recessing trench to target depth using feed forward data
US7791055B2 (en) * 2006-07-10 2010-09-07 Micron Technology, Inc. Electron induced chemical etching/deposition for enhanced detection of surface defects
US7892978B2 (en) 2006-07-10 2011-02-22 Micron Technology, Inc. Electron induced chemical etching for device level diagnosis
US7807062B2 (en) 2006-07-10 2010-10-05 Micron Technology, Inc. Electron induced chemical etching and deposition for local circuit repair
US7718080B2 (en) 2006-08-14 2010-05-18 Micron Technology, Inc. Electronic beam processing device and method using carbon nanotube emitter
US7833427B2 (en) 2006-08-14 2010-11-16 Micron Technology, Inc. Electron beam etching device and method
US7791071B2 (en) 2006-08-14 2010-09-07 Micron Technology, Inc. Profiling solid state samples
WO2008039280A2 (en) * 2006-08-16 2008-04-03 Solyndra, Inc. Real time process monitoring and control for semicontor layers
US7964418B2 (en) 2006-08-18 2011-06-21 Solyndra Llc Real time process monitoring and control for semiconductor junctions
US7486878B2 (en) * 2006-09-29 2009-02-03 Lam Research Corporation Offset correction methods and arrangement for positioning and inspecting substrates
US7479236B2 (en) 2006-09-29 2009-01-20 Lam Research Corporation Offset correction techniques for positioning substrates
KR101357290B1 (ko) * 2006-10-06 2014-01-28 가부시끼가이샤 도시바 가공 종점 검지방법, 연마방법 및 연마장치
US7521332B2 (en) * 2007-03-23 2009-04-21 Alpha & Omega Semiconductor, Ltd Resistance-based etch depth determination for SGT technology
US7709349B2 (en) * 2007-05-18 2010-05-04 Texas Instruments Incorporated Semiconductor device manufactured using a gate silicidation involving a disposable chemical/mechanical polishing stop layer
US8135485B2 (en) 2007-09-28 2012-03-13 Lam Research Corporation Offset correction techniques for positioning substrates within a processing chamber
US7977123B2 (en) * 2009-05-22 2011-07-12 Lam Research Corporation Arrangements and methods for improving bevel etch repeatability among substrates
US10460998B2 (en) * 2010-11-09 2019-10-29 Nikon Corporation Method for inspecting substrate, substrate inspection apparatus, exposure system, and method for producing semiconductor device
US8440473B2 (en) * 2011-06-06 2013-05-14 Lam Research Corporation Use of spectrum to synchronize RF switching with gas switching during etch
US8609548B2 (en) 2011-06-06 2013-12-17 Lam Research Corporation Method for providing high etch rate
US8923356B1 (en) * 2011-10-04 2014-12-30 Kern Technologies, LLC. Gas laser pre-ionization optical monitoring and compensation
US9263849B2 (en) 2013-12-27 2016-02-16 Gerald L Kern Impedance matching system for slab type lasers
US10453653B2 (en) * 2016-09-02 2019-10-22 Tokyo Electron Limited Endpoint detection algorithm for atomic layer etching (ALE)
JP2018182142A (ja) * 2017-04-17 2018-11-15 浜松ホトニクス株式会社 加工対象物切断方法
TWI694165B (zh) * 2019-06-04 2020-05-21 聯華電子股份有限公司 物理氣相沉積材料層的偏移量的測量方法以及偏移量的校正方法
JP7419566B2 (ja) 2021-04-13 2024-01-22 ヴェリティー インストルメンツ,インコーポレイテッド スペクトル・フィルタリングのためのシステム、機器、及び方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4454001A (en) * 1982-08-27 1984-06-12 At&T Bell Laboratories Interferometric method and apparatus for measuring etch rate and fabricating devices
JPS59147433A (ja) * 1983-02-14 1984-08-23 Hitachi Ltd エツチング装置
US4916511A (en) * 1985-05-03 1990-04-10 Texas Instruments Incorporated Trench structure and process
US5045149A (en) * 1988-10-24 1991-09-03 Vlsi Technology, Inc. Method and apparatus for end point detection
JPH0816607B2 (ja) * 1990-10-30 1996-02-21 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 薄膜処理制御方法
US5362356A (en) * 1990-12-20 1994-11-08 Lsi Logic Corporation Plasma etching process control
US5290383A (en) * 1991-03-24 1994-03-01 Tokyo Electron Limited Plasma-process system with improved end-point detecting scheme
US5565114A (en) * 1993-03-04 1996-10-15 Tokyo Electron Limited Method and device for detecting the end point of plasma process
JP3276537B2 (ja) * 1995-06-21 2002-04-22 東レエンジニアリング株式会社 チップボンディング装置およびそれにおけるキャリブレーション方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"In Situ Etch Rate Detecting Technique",IBM TECHNICAL DISCLOSURE BULL ETIN,米国,NEW YORK,Vol.28,No.9,p3952−3954

Also Published As

Publication number Publication date
EP0756318A1 (en) 1997-01-29
US5807761A (en) 1998-09-15
JPH10154693A (ja) 1998-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3429137B2 (ja) トレンチ形成プロセスのリアルタイム現場監視のための方法
EP0735565B1 (en) Method and apparatus for monitoring the dry etching of a dielectric film to a given thickness
KR100769607B1 (ko) 반도체 웨이퍼의 처리방법 및 처리장치
US5578161A (en) Method and apparatus for in-situ and on-line monitoring of trench formation process
JP4925507B2 (ja) スペクトル干渉法を用いる膜厚制御
USRE39145E1 (en) Method and apparatus for in-situ monitoring of plasma etch and deposition processes using a pulsed broadband light source
KR100426988B1 (ko) 반도체 제조장비의 식각 종말점 검출장치 및 그에 따른검출방법
WO2002029884A2 (en) Detection of process endpoint through monitoring fluctuation of output data
JPH0834199B2 (ja) エッチング終点検出方法及び装置
US6052183A (en) In-situ particle monitoring
US20050042777A1 (en) Control of etch and deposition processes
JPH05179467A (ja) エッチング終点検出方法
JPS63244847A (ja) ドライエッチング終点検出方法
JP2006119145A (ja) 半導体ウエハの処理方法及び処理装置
JP3195695B2 (ja) プラズマ処理方法
JPH06124923A (ja) プラズマアッシング装置におけるレジストアッシング終点検出方法
JPS6013460B2 (ja) プラズマモニター
TW524888B (en) Optical temperature measurement as an in-situ monitor of etch rate
KR100733120B1 (ko) 반도체 웨이퍼처리의 검출방법 및 검출장치
JPS61207583A (ja) エツチングの終点検出方法
JP3144779B2 (ja) プラズマエッチング室の監視方法
JPS62171127A (ja) エツチングの終点検出方法
JPH02190744A (ja) 微粒子測定装置
JPS61270825A (ja) ドライエツチング終点検出方法
JPH0157494B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees