JP3427851B2 - マンドレル装置 - Google Patents

マンドレル装置

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JP3427851B2 JP28864793A JP28864793A JP3427851B2 JP 3427851 B2 JP3427851 B2 JP 3427851B2 JP 28864793 A JP28864793 A JP 28864793A JP 28864793 A JP28864793 A JP 28864793A JP 3427851 B2 JP3427851 B2 JP 3427851B2
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として管径30m/
m程度以下の比較的細径からなる金属管材のドローベン
ド方式(引き曲げ)による加工に際して、後端を曲げ装
置に固定せしめ、その先端側を曲げ加工部の管材内部に
挿着位置して、加工部での潰れ変形を防止するため等に
使用されるマンドレル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマンドレル装置としては
例えば図8に示すように、その都度の交換の必要とに関
連して支持桿(11)の先端部に備えてなる芯部材(12)を、
相互の螺合(13)により結合して構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記相互の螺合(13)による
結合構造によるため、異径管材の曲げ加工に際して芯部
材(12)の取付け、交換時に、マンドレルの曲げ位置の調
整に伴う設定、交換に作業上の煩わしさを招き、同時に
時間の浪費によって生産性を阻害することとなり、更
に、長時間に亘る繰返される曲げ加工によって螺合(13)
部にしばしば緩みを生ぜしめて不具合となす等の問題を
有するものであった。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、前記相互の結合を解放部材によ
る軸芯方向への押圧に伴って芯部材側を直ちに着脱自在
となすことができ、その都度の設定交換を簡易となして
短時間に行うことができ、煩わしさをなくして生産性を
高め、更に長時間に亘る曲げ加工にあっても結合部での
緩みの生ずる憂いをなくすことのできる曲げ加工等に使
用されるマンドレル装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、先端部側の段付き小径部に、周面にスリット
とその先端縁に受圧面を有する鍔壁とを設けた突出壁を
一体に設けた支持桿の該鍔壁部に、内周面に環状の掛支
爪壁、その前部側に段付き拡径部、その先端部に貫通孔
とを設けた短寸筒状からなる先端の芯部材を、該掛支爪
壁部を掛支して被着結合せしめ、更に芯部材の先端の開
口部側に、先端部を押圧面となして該押圧面に連る外周
面に、前記拡径部の段付き部に係合する係合壁を設けた
解放部材を、所望に応じその先端部を前記芯部材の頂部
より僅かに外部を突出して緩着せしめ、該解放部材の軸
芯後方への押圧による押圧面部での前記鍔壁部の受圧面
への係圧によって前記掛支爪壁部の掛支を解放して着脱
自在に構成したことを要旨とするものであり、更に、前
記解放部材の周面には少なくとも1つのスリットを設
け、また前記解放部材は、先端部に押圧面を有する有底
筒部材と、該筒部材の底部にその一端が固定又は当接さ
れ且つ前記芯部材の頂部より僅かにその他端が突出する
棒状部材とからなるよう構成され、更に前記解放部材の
底部に開口を設けて外部と連通せしめると共に、前記支
持桿の略中心部に軸芯方向に延長する貫通孔を穿設した
り、前記解放部材の前記筒部材の底部と、前記棒状部材
の軸芯にそれぞれ貫孔を設けて外部と連通せしめると共
に、前記支持桿の略中心部に軸芯方向に延長する貫通孔
を穿設して構成したものである。
【0006】
【作用】本発明はこのように構成されているため、前記
芯部材側の掛支爪壁部のなす支持桿の鍔壁との掛支によ
り、前記解放部材の軸芯方向への押圧によって該支持桿
に着脱自在となして被着構成することにより、その設
定、交換に際して単に芯部材での直接押圧による前記掛
支によって行うこととなり、また離脱時には前記貫通孔
部を介して棒体等により前記解放部材の底部を外部から
軸芯方向に押圧することによって掛支を解放することと
なり、従って異径管材の曲げ加工に際して芯部材の設
定、交換を簡易となすことができ、煩わしさがなく極め
て短時間に行うことができて生産性を高めることとな
り、また長時間に亘って繰返される曲げ加工にあって
も、相互の結合部での緩みの生ずる憂いをなくすことと
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明のマンドレル装置の一部切欠きに
よる拡大断面図、図2は他の実施例に係る解放部材の斜
視図、図3は更に他の実施例の図1相当図、図4は更に
別の実施例の部分拡大断面図、図5及び図6は更に別の
実施例の一部拡大断面図であって、(1) は支持桿であ
り、その先端部側の段付き小径部に周面にスリット(2')
とその先端縁に受圧面(2"') を有する鍔壁(2")とを設け
た突出壁(2) を一体に設けてなるものであって、後端を
曲げ装置、成形装置等に固定されるものである。(3) は
先端側に連結される芯部材であり、内周面に環状の掛支
爪壁(3')、その前部側に段付き拡径部(3")、その先端部
に貫通孔(3"') とを設けた短寸筒状からなるものであっ
て、該掛支爪壁部を前記鍔壁(2")部に掛支して被着結合
するものである。そして芯部材(3) の先端の開口部側
に、先端部を前記支持桿(1) 側の鍔壁(2")の先端縁の受
圧面(2"') に当接係合する押圧面(4")となして該押圧面
に連る外周面に鍔状の係合壁(4"') とを設けたほぼ円筒
状の解放部材(4) を、該係合壁部を前記拡径部(3")のな
す段付き部に掛合して緩着せしめる。尚、解放部材(4)
の先端部を図1のように前記芯部材(3) の頂部より僅か
に外部に突出して構成すると離脱時に突出先端を押圧す
ることにより後述する前記掛支爪壁(3')の掛支を直ちに
解放できるが、図3のように解放部材(3) を断面略コ字
状とし貫通孔(3"') を介して棒体等により解放すること
もできる。このように解放部材(4) の軸芯後方への押圧
による押圧面(4")部での前記鍔壁(2")部の受圧面(2"')
への係圧によって突出壁(2) を湾曲させて鍔壁(2")を縮
径して前記掛支爪壁(3')部の掛支を解放して着脱自在に
構成するものである。この際解放部材(4) の押圧面(4")
の内方端縁に内側に向いたテーパ面又は丸みを設けた
り、一方突出壁(2) の受圧面(2"') の外方端縁に外側に
向いたテーパ面又は丸みを設けると突出壁(2) の湾曲、
鍔壁(2")の縮径が円滑に行われれる。図7はその組合せ
を示す例である。
【0008】尚、解放部材(4) を芯部材(3) に挿着し鍔
壁(4"') の拡径部(3")への掛合を容易にするためには、
図2のように解放部材(4) の周面に複数のスリット(4')
を設けることが好ましく、また場合によっては単一のス
リット(4')を幅広に設け解放部材(4) の断面を欠円状に
形成することもできる。
【0009】更に図4のように支持桿(1) の突出壁(2)
の底部にその一端が、また解放部材(4) の底部にその他
端が密接し、好ましくはその一端が突出壁(2) の内周面
に圧入されるようにコイルばね(6) を張設すると、解放
部材(4) の移動により過って芯部材(3) が解放したり、
使用中の振動等により解放部材が軸芯方向に“踊り”芯
部材の内周面を磨耗することが防止できる。
【0010】また、解放部材(4) の製造を容易にするた
め、該解放部材(4) を図5及び6のように2つに分割し
て構成することができる。即ち、図5の実施例では、解
放部材(4) を先端部に押圧面(4")を、また周面にスリッ
ト(4')を有し且つ後端部に前記芯部材(3) の拡径室(3")
のなす段付き部に掛合する係合壁(4"') として働く底部
を有する有底筒部材(4a)と、該筒部材(4a)の底部にナッ
ト(5) 等によりその一端が固定され前記芯部材(3) の頂
部より僅かにその他端が突出する棒状部材(4b)とから構
成したり、またナット(5) 等により固定することなく、
図6のように筒部材(4a)の底部に棒状部材(4b)のフラン
ジ付端面を単に当接するよう構成してもよく、このよう
にすると、有底筒部材(4a)の周面にスリット加工を施し
て棒状部材(4b)の一端に固定又は当接することにより解
放部材(4) を簡単に製造することが可能となる。
【0011】尚、本発明によるマンドレル装置は、前記
管材の曲げ加工時の使用の外、所望に応じて薄肉樹脂チ
ューブの押出し成型時のマンドレルとしても利用可能な
ものであり、この場合には図1に二点鎖線で示すように
支持桿(1) の中心部に軸芯方向の貫孔(1')を穿設して樹
脂チューブの成形時に樹脂チューブから発散するガスを
樹脂チューブ内から外部へ吸引したり、不活性ガスを樹
脂チューブ内へ封入することもできる。尚、図3では解
放部材(4)の底部に二点鎖線で示すような開口(7)
を、また図6では同じく二点鎖線で示すように筒部材(4
a)の底部や棒状部材(4b)の軸芯にも貫孔(4a' 、4b')を
穿設すれば同様に発散ガスを吸引したり、不活性ガスを
封入することが可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるマンド
レル装置は、前記芯部材(3) 部のなす支持桿(1) の鍔壁
(2")との掛支により、前記解放部材(4) の押圧によって
該支持桿に着脱自在となして結合するため、異径管材の
曲げ加工に際してのその都度の設定、交換作業を簡易と
なして短時間に行うことができ、作業上の煩わしさをな
くして生産性を高めることができ、また長時間の繰返し
の曲げ加工に亘って相互の結合部での緩みの生ずる憂い
をなくすことができる等、極めて有用なマンドレル装置
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すマンドレル装置の一部切
欠きによる拡大断面図である。
【図2】解放部材の他の実施例の斜視図である。
【図3】更に他の実施例の図1相当図である。
【図4】更に他の実施例の部分拡大断面図である。
【図5】更に別の実施例の一部拡大断面図である。
【図6】更に他の実施例の一部拡大断面図である。
【図7】更に別の実施例の部分拡大断面図である。
【図8】従来例の曲げ加工用マンドレル装置の一部切欠
きによる拡大断面図である。
【符号の説明】
1 支持桿 1´ 貫通孔 2 突出壁 2' スリット 2" 鍔壁 2"' 受圧面 3 芯部材 3' 掛支爪壁 3" 拡径部 3"' 貫通孔 4 解放部材 4a 有底筒部材 4b 棒状部材 4' スリット 4" 押圧面 4"' 係合壁 4a' 貫孔 4b' 貫孔 6 ばね 7 開口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部側の段付き小径部に、周面にスリ
    ット(2')とその先端縁に受圧面(2"')を有する鍔壁(2")
    とを設けた突出壁(2) を一体に設けた支持桿(1) の該鍔
    壁部に、内周面に環状の掛支爪壁(3')、その前部側に段
    付き拡径部(3")、その先端部に貫通孔(3"')とを設けた
    短寸筒状からなる先端側の芯部材(3)を、該掛支爪壁部
    を掛支して被着結合せしめ、更に芯部材(3) の先端の開
    口部側に、その先端部を押圧面(4")となして該押圧面に
    連る外周面に、前記拡径部(3")の段付き部に係合する係
    合壁(4"') を設けた解放部材(4) を緩着せしめ、該解放
    部材の軸芯後方への押圧による押圧面(4")部での前記鍔
    壁(2")部の受圧面(2"')への係圧によって前記掛支爪壁
    (3')部の掛支を解放して着脱自在に構成したことを特徴
    とするマンドレル装置。
  2. 【請求項2】 前記解放部材(4) の先端部を前記芯部材
    (3) の頂部より僅かに外部に突出せしめたことを特徴と
    する請求項1記載のマンドレル装置。
  3. 【請求項3】 前記解放部材(4) の周面には少なくとも
    1つのスリット(4')を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のマンドレル装置。
  4. 【請求項4】 前記解放部材(4) は、先端部に押圧面
    (4")を有する有底筒部材(4a)と、該筒部材の底部にその
    一端が固定又は当接され且つ前記芯部材(3) の頂部より
    僅かにその他端が突出する棒状部材(4b)とからなること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のマン
    ドレル装置。
  5. 【請求項5】 前記解放部材(4) の底部に開口(7) を設
    けて外部と連通せしめると共に、前記支持桿(1) の略中
    心部に軸芯方向に延長する貫通孔(1')を穿設したことを
    特徴とする請求項1記載のマンドレル装置。
  6. 【請求項6】 前記解放部材(4) の前記筒部材(4a)の底
    部と、前記棒状部材(4b)の軸芯に貫孔(4a'、4b')を設け
    て外部と連通せしめると共に、前記支持桿(1) の略中心
    部に軸芯方向に延長する貫通孔(1')を穿設したことを特
    徴とする請求項4記載のマンドレル装置。
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CN110216178B (zh) * 2019-04-19 2020-06-05 浙江大学 一种棘轮逆止转动变径的滑块式截面全支撑芯棒结构

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