JP4884083B2 - 二重管の曲げ加工用芯金 - Google Patents
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また、外芯金が外芯金自体の弾性を利用して可撓性を持たせた可撓部を有するものでは、二重管の曲がり部の曲がり量が大きい場合や可撓部が内管が筒状である場合には、外芯金の弾性力に起因して二重管との間の摩擦による抵抗で、曲げ加工後に二重管からの外芯金の抜取作業に手間がかかり、製造コストの増加につながる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の曲げ加工用芯金において、前記係合構造は、第1係合部と、前記第1係合部に前記曲げ方向に屈曲可能に係合する第2係合部とから構成され、前記支持芯金には前記第1係合部が設けられ、前記可撓芯金には前記第2係合部が設けられるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の曲げ加工用芯金において、前記内管および前記外管は円管であり、前記可撓芯金または前記筒状芯金は円筒状部材であり、前記係合構造は周方向での任意の位置で屈曲可能であるものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の曲げ加工用芯金において、前記第1係合部および前記第2係合部は、軸線方向に相対移動したときに軸線方向で互いに当接する所定間隔を形成するものである。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の曲げ加工用芯金において、前記第1係合部および前記第2係合部において、一方の係合部は他方の係合部にその径方向内方に嵌り込んで前記他方の係合部と径方向で重なり、前記一方の係合部には、前記他方の係合部への嵌め込みが可能となるように、前記一方の係合部を弾性変形により縮径させるためのスリットが設けられるものである。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の曲げ加工用芯金において、前記可撓芯金の前端部は、前記筒状空間への前記可撓芯金の挿入時に、前記内管または前記外管との接触により前記前端部を前記筒状空間に案内するテーパ面を有するものである。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし請求項6記載の曲げ加工用芯金において、前記内芯金は、曲げ加工の際に前記二重管が曲げ方向に曲げられて曲がり部が形成される曲げ形成位置にて前記内管の内部空間に配置されると共に前記曲がり部に沿って曲がる複数の要素芯金よりなる可撓芯金と、前記曲げ形成位置よりも後方に配置される支持芯金とから構成され、前記支持芯金および可撓芯金は係合構造により連結されたものである。
請求項2記載の発明によれば、可撓芯金は、第1,第2係合部から構成される係合構造により屈曲可能であるので、可撓芯金が弾性変形により屈曲する場合に比べて、曲げ加工終了後に外芯金を二重管から抜き取る際の可撓芯金と二重管との間での摩擦による抵抗を小さくできて、外芯金の抜取作業が容易になる。
請求項3記載の事項によれば、可撓芯金または筒状芯金は、形成が容易な円筒状部材であるので、可撓芯金の製造コストが削減されて、二重管の製造コストの削減に寄与する。
さらに、可撓芯金または筒状芯金は周方向での任意の位置で屈曲可能であることから、周方向での外芯金の位置に無関係に外芯金を二重管内に挿入することができるので、二重管に対する周方向での外芯金の位置決めが不要になって、外芯金の挿入作業が容易になる。
請求項4記載の事項によれば、曲がり部の外側では、第1,第2係合部が互いに当接するまでの間隔は、曲がり部の内側に比べて小さくなるので、二重管から外芯金を抜き取る際に、可撓芯金または各筒状芯金においては内側に対して先ず外側が抜き取り方向に移動することにより、可撓芯金または筒状芯金の曲げ量が小さくなった後、可撓芯金または各筒状芯金が抜き取り方向に移動するので、可撓芯金の曲がり量が大きい場合にも、二重管からの外芯金の抜取作業が容易になる。
請求項5記載の事項によれば、スリットにより一方の係合部を弾性変形させやすくなるので、弾性変形により縮径させた一方の係合部が、他方の係合部に挿入された後、その弾性により拡径して元の形状に戻ることで、両係合部が係合する。これにより、支持芯金および可撓芯金の連結作業、または筒状芯金同士の連結作業が容易になる。
請求項6記載の事項によれば、外芯金がテーパ面により案内されて筒状空間に挿入されるので、二重管への外芯金の挿入作業が容易になる。
図1〜図6は第1実施形態を説明するための図である。
図1,図2を参照すると、本発明が適用された曲げ加工用芯金を備える曲げ加工装置1は、ロータリーダイ4を回転させることにより、ロータリーダイ4に固定された二重管10に曲げ加工を施して曲がり部10bを形成するものであり、加工された二重管10は、例えば内燃機関の排気管に使用される。
二重管10は、いずれも円管である内管11および外管12から構成される。そして、中心軸線L1を共有するように同軸に配置された内管11および外管12により、内管11の内方に柱状の内部空間13が形成され、内管11と外管12との間に筒状空間14が形成される。
明細書または特許請求の範囲において、円とは、横断面が真円またはほぼ真円(すなわち、厳密には真円ではないが、真円である場合に比べて発明の作用効果上で有意の差異がなく、実質的に真円として扱える円。)を意味する。
なお、明細書または特許請求の範囲において、前後は、曲げ加工時の二重管10の送り方向を基準としたものであり、軸線方向とは、二重管10の中心軸線L1が延びる方向であり、径方向および周方向とは、中心軸線L1を中心とする径方向および周方向である。また、横断面とは中心軸線L1に直交する平面での断面であり、縦断面とは、中心軸線L1を含む平面での断面である。さらに、曲げ中心線方向は、ロータリーダイ4による曲げ中心線L3の方向であり、内側および外側は、二重管10の曲げの内側および外側を意味する。中心軸線L1aは曲げ開始位置Bおよびその後方における直線状の二重管10の中心軸線Lである。
内管11および外管12の後端部11b,12bがそれぞれ固定される送り部材6は、両支持ロッド29,39に対して、曲げ開始位置Bよりも後方での中心軸線L1aに平行に軸線方向に移動可能であり、後述する芯金Mが挿入された二重管10をロータリーダイ4の回転に同期して曲げ開始位置Bに向けて送るように、アクチュエータにより駆動される。
それゆえ、筒状芯金40,40a同士はこの所定間隔dの範囲で軸線方向に伸縮可能であり、収縮状態で、外向き凸部48(または内向き凸部43)が内向き凹部41の第1当接部41a(または外向き凹部46の第1当接部46a)に軸線方向で当接し、伸長状態で外向き凸部48(または内向き凸部43)が内向き凹部41の第2当接部である内向き凸部43(または外向き凹部46の第2当接部である外向き凸部48)に軸線方向で当接する。これにより、可撓芯金32も軸線方向に伸縮可能である。
また、図4に示されるように、曲げ加工開始後の状態で、内芯金20では、可撓芯金22が単に曲げ方向に曲がる一方で、曲がり部10bの外側に向かうほど曲率半径が大きくなるために、外芯金30では、各筒状芯金40,40aと内管11および外管12との摩擦により可撓芯金32が伸長して、隣り合う筒状芯金40,40a同士が、したがって可撓芯金32が、曲がり部10bの内側から外側に向かうほど大きく伸長した状態で曲がる。このとき、隣り合う筒状芯金40,40a同士(または凸部43,48同士)が可撓芯金32が伸長する方向に相対移動可能な軸線方向での間隔d1は外側に向かうほど小さい。
曲げ加工の開始直前の状態を示す図1を参照すると、内芯金20および外芯金30が二重管10内に配置された状態で、ワイパーダイ2およびプレッシャーダイ3が二重管10を摺動可能に保持する。二重管10の被挟持部10aが両チャック部4b,5bにより挟持されて二重管10がロータリーダイ4に固定され、ロータリーダイ4およびクランプダイ5が一緒に所定の回転速度で回転方向に回転し、それに同期して二重管10が送り部材6により曲げ開始位置Bに向けて送られる。
曲げ加工が開始されると、図2に示されるように、二重管10は、ロータリーダイ4の型部4c、内芯金20の可撓芯金32および外芯金30の可撓芯金32により、曲げ中心線L3を中心に曲げ加工が施されて、曲がり部10bが形成される。曲がり部10bにおいて、内管11は、主に、内芯金20の可撓芯金32および外芯金30の内管形状規定部56(図4参照)により、しわや座屈の発生が防止され、また外管12は、主に、型部4cの規定面4c1および外芯金30の可撓芯金32の外管形状規定部51(図4参照)により、しわや座屈の発生が防止されて、内管11・外管12間の間隔が均一な曲がり部10bが形成され。
曲げ加工終了後、二重管10の後端部11b,12b(図1参照)から内芯金20および外芯金30が中心軸線L1aに平行に軸線方向に抜き取られる。その際、両可撓芯金22,32は、それぞれ支持芯金21,31を通じて二重管10から引き抜かれる。
曲げ加工用芯金Mを構成する外芯金30は、曲がり部10bが形成される前記曲げ形成位置に内管11を全周に渡って囲んで配置されると共に曲がり部10bに沿って曲がる可撓芯金32と、前記曲げ形成位置よりも後方に配置されて可撓芯金32が連結される支持芯金31とから構成され、可撓芯金32は軸線方向に配列される複数の筒状芯金40,40aから構成され、隣り合う筒状芯金40,40a同士は、内向き凹部41と、内向き凹部41に曲げ方向に屈曲可能に係合する外向き凹部46とから構成される前記係合構造により連結されることにより、外芯金30において、曲がり規定部である可撓芯金32が二重管10の曲がり部10bに沿って曲がることから、曲がり規定部が非可撓性である外芯金とは異なり、曲がり規定部の肉厚を薄くする必要がないために、曲がり規定部の強度が高められ、しかも交換サイクルを長くすることができるので、二重管10の製造コストが削減される。また、可撓芯金32が円筒状で内管11を全周に渡って囲むことから、周方向で、内管11および外管12の変形防止効果が向上し、内管11・外管12間の間隔の均一性が向上するので、曲がり部10bの形成精度が向上する。さらに、可撓芯金32は前記係合構造により屈曲可能であるので、可撓芯金が弾性変形により屈曲する場合に比べて、曲げ加工終了後に外芯金30を二重管10から抜き取る際の可撓芯金32と二重管10との間での摩擦による抵抗を小さくできて、外芯金30の抜取作業が容易になる。
また、可撓芯金32が複数の筒状芯金40,40aから構成されることにより、可撓芯金32を軸線方向に長くすることができるので、外芯金30の抜取作業の容易化が確保されたうえで、曲がり部10bの形成精度を一層向上させることができる。このため、二重管10の曲がり角度が大きくなる場合、例えば該曲がり角度が180°程度となる場合にも、内管11および外管12の中心軸線L1のズレが極めて少ない二重管10が得られる。
同一の構造である各分割片71,72は、内向きの部分凹部411,412が設けられる前端部71aと、第2支持芯金80との結合部としての部分雄ネジ部71c,72cが設けられた後端部71b,72bとを有する。前端部71a,72aにおいて、部分係合部としての部分凹部411,412に、可撓芯金32の外向き凹部46が屈曲可能となるように係合して各分割片71,72が連結される。そして、すべての分割片71,72が合わされた集合状態で、各部分凹部411,412が集まって第1支持芯金70の内向き凹部41が形成され、各部分雄ネジ部71c,72cが集まって第1支持芯金70の雄ネジ部70cが形成され、各前端部71a,72aおよび各後端部71b,72bがそれぞれ集まって第1支持芯金70の前端部70aおよび後端部70bが形成される。
図8(B)を参照すると、第2支持芯金80(図7参照)から取り外された状態の第1支持芯金70は、各分割片71,72が互いに分離された分離状態にされる。第1支持芯金70のこの分離状態では、各分割片71,72を可撓芯金32(または筒状芯金90)の外向き凹部46よりも径方向外方に配置することができるので、外向き凹部46が各分割片71,72に対して内側に配置された状態で各分割片71,72を径方向内方に移動させることにより、部分凹部411,412と外向き凹部46とを簡単に係合させることができる。
すべての分割片71,72が係合したとき、図8(C)に示されるように、第1支持芯金70は前記集合状態になって、第1支持芯金70と可撓芯金32とが係合して連結される。
次いで、第2支持芯金80の内側に第1支持芯金70の後端部70bが挿入されて、雄ネジ部70cに、第2支持芯金80に設けられた第1支持芯金70との結合部としての雌ネジ部80cが螺合される。そして、第1,第2支持芯金70,80が両ネジ部70c,80cからなる前記螺合構造により結合されることで、第1支持芯金70と可撓芯金32との前記係合構造による係合状態が維持される。
また、支持芯金31からの可撓芯金32の取外しは、前述の組立工程とは逆の順序で行われる。すなわち、まず前記螺合構造による結合状態を解除することにより第1支持芯金70から第2支持芯金80が取り外され、次いで第1支持芯金70が前記分離状態とされて、各部分凹部411,412と外向き凹部46とが係合解除された後、可撓芯金32が第1支持芯金70から取り外される。
したがって、第1支持芯金70は、前記分離状態で可撓芯金32と係合および係合解除可能である。
支持芯金31は、可撓芯金32に連結される第1支持芯金70と該第1支持芯金70に着脱可能に結合される第2支持芯金80とを備え、第1支持芯金70は、周方向に分割された複数の分割片71,72により構成されると共に前記分離状態で可撓芯金32と係合および係合解除可能であり、第2支持芯金80は、第1支持芯金70が前記係合構造により可撓芯金32との係合状態を維持するように第1支持芯金70と結合されることにより、筒状の第1支持芯金70と筒状の可撓芯金32とを係合させるにあたり、第1支持芯金70を各分割片71,72に分離された前記分離状態にすることで、第1支持芯金70と可撓芯金32との係合が容易になるので、前記係合構造により連結される第1支持芯金70おおび可撓芯金32の連結作業が容易になる。しかも、係合部(例えば外向き凹部46)に係合を容易にするためのスリットを設ける必要がないので、該係合部の強度を高めることができて、外芯金30の交換サイクルを一層長くすることができ、二重管10の製造コストの削減に寄与する。
また、外芯金30は、可撓芯金32が1つであるため、第1実施形態に比べて低コストであり、第1実施形態よりも小さい曲がり角度の二重管10の形成に好適である。
筒状芯金40,40aには前記スリット構造が設けられることなく、筒状芯金40,40aが、周方向に分割される分割構造、例えば2つの分割片から構成される半割構造を有し、支持芯金31または筒状芯金40に対して、各分割片が組み付けられた後、分割片同士を溶接などの結合手段により一体に結合することで、支持芯金31および筒状芯金40が連結され、または筒状芯金40,40a同士が連結されてもよい。
図9に示されるように、テーパ面61の代わりに、筒状芯金40aの前部が、その外周面として、筒状空間14(図1参照)への可撓芯金32の挿入時に、外管12との接触により筒状芯金40,40a,40bを筒状空間14に案内するために、前方に向かって小径となるテーパ面62を有していてもよい。
支持芯金31が可撓芯金32と同様の構造を有する可撓芯金により構成されて、外芯金30全体が可撓芯金により構成されてもよい。
可撓芯金32または筒状芯金40,40aは、内管11の全周を囲むことなく、内管11の大部分を周方向で囲む形状であってもよい。
本発明の二重管は、3以上の管から構成される多重管において二重管を構成する部分であってもよい。可撓芯金32がすべて同一構造の筒状芯金40により構成されてもよい。
内管、外管、外芯金の横断面の形状は真円以外の形状であってもよい。
支持芯金の前端部の係合部が外向き凹部により構成され、支持芯金に係合する筒状芯金の係合部が内向き凹部により構成されてもよい。この場合、第2実施形態においては、分割片71,72が可撓芯金32(筒状芯金90)の径方向内方から順次係合するようにして、第1支持芯金70と可撓芯金32とが連結される。
第1実施形態の支持芯金31が、第2実施形態のように、周方向に分割された複数の分割片71,72により構成される第1支持芯金70と、該第1支持芯金70に着脱可能に結合される第2支持芯金80とを備える支持芯金31により構成されてもよい。
Claims (7)
- 内管11および外管12から構成される二重管10の曲げ加工用芯金Mであって、前記内管11の内部空間13に配置される内芯金20と、前記内管11と前記外管12との間の筒状空間14に配置される外芯金30とから構成される曲げ加工用芯金Mにおいて、
前記外芯金30は、曲げ加工の際に前記二重管10が曲げ方向に曲げられて曲がり部10bが形成される曲げ形成位置Bに前記内管11を囲んで配置されると共に前記曲がり部10bに沿って曲がる筒状の可撓芯金32と、前記曲げ形成位置よりも後方に配置される支持芯金31とから構成され、前記支持芯金31および前記可撓芯金32は係合構造によりに連結され、
前記可撓芯金32は、外周面51aを有する円環状の基部42と該基部42から径内方向に向って突出する円環状の凸部43からなる内向き凹部41を備えるとともに、内周面56aを有する円環状の基部47と該基部47から径外方向に向かって突出する円環状の凸部48からなる外向き凹部46を形成する縦断面S字形状であり、複数の同一形状の筒状芯金40から構成され、隣り合う筒状芯金40同士の内向き凹部41と外向き凹部46が互いに自在継手構造である連結構造を構成するように係合されることを特徴とする曲げ加工用芯金。 - 前記係合構造は、第1係合部41と、前記第1係合部41に前記曲げ方向に屈曲可能に係合する第2係合部46とから構成され、前記支持芯金31には前記第1係合部41が設けられ、前記可撓芯金32には前記第2係合部46が設けられることを特徴とする請求項1記載の曲げ加工用芯金。
- 前記内管11および前記外管12は円管であり、前記可撓芯金32または前記筒状芯金40は円筒状部材であり、前記係合構造は周方向での任意の位置で屈曲可能であることを特徴とする請求項1記載の曲げ加工用芯金。
- 前記第1係合部41および前記第2係合部46は、軸線方向に相対移動したときに軸線方向で互いに当接する所定間隔を形成することを特徴とする請求項3記載の曲げ加工用芯金。
- 前記第1係合部41および前記第2係合部46において、一方の係合部は他方の係合部にその径方向内方に嵌り込んで前記他方の係合部と径方向で重なり、前記一方の係合部には、前記他方の係合部への嵌め込みが可能となるように、前記一方の係合部を弾性変形により縮径させるためのスリット59が設けられることを特徴とする請求項3記載の曲げ加工用芯金。
- 前記可撓芯金32の前端部は、前記筒状空間14への前記可撓芯金32の挿入時に、前記内管11または前記外管12との接触により前記前端部を前記筒状空間14に案内するテーパ面61を有することを特徴とする請求項1記載の曲げ加工用芯金。
- 前記内芯金20は、曲げ加工の際に前記二重管10が曲げ方向に曲げられて曲がり部10bが形成される曲げ形成位置Bにて前記内管11の内部空間13に配置されると共に前記曲がり部10bに沿って曲がる複数の要素芯金24よりなる可撓芯金22と、前記曲げ形成位置よりも後方に配置される支持芯金21とから構成され、前記支持芯金21および可撓芯金22は係合構造により連結されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6記載の曲げ加工用芯金。
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