JP6568941B2 - チャック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チャック装置に関する。
棒状のワークを把持するチャック装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−225215号公報
ところで、チャック装置によってワークの軸方向一側を把持し軸方向他側を加工する場合に、ワークを良好に把持することが望まれている。
したがって、本発明は、ワークを良好に把持することが可能となるチャック装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、チャック装置が提供される。このチャック装置は、軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されたチャックであって、軸方向の第1の側に位置する第1当接部と、第1の側と反対の第2の側に位置する第2当接部と、を有し、棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、チャックの外周側を覆う筒状の外筒であって、第1当接部に当接してチャックの軸方向の移動を規制する規制部を第1の側に有する筒状の外筒と、軸方向に移動可能に外筒の内周側に設けられたスリーブであって、軸方向に駆動されて第2当接部に当接する押圧部を第1の側に有するスリーブと、を備える。外筒の規制部には移動規制テーパ面が形成され、スリーブの押圧部には押圧テーパ面が形成される。チャックには、第1当接部に、第1の側の端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、第2当接部に、第2の側の端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成される。第1テーパ面とチャックの中心軸線とがなす第1の角度は、第2テーパ面と中心軸線とがなす第2の角度
と同等であるか、または、第2の角度よりも小さい。移動規制テーパ面と中心軸線とがなす角度と、押圧テーパ面と中心軸線とがなす角度と、第2テーパ面と中心軸線とがなす角度とは、同等である。
また、本発明の他の実施形態によれば、チャック装置が提供される。このチャック装置は、軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されたチャックであって、軸方向の第1の側に位置する第1当接部と、第1の側と反対の第2の側に位置する第2当接部と、を有し、棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、チャックの外周側を覆う筒状の外筒であって、第1当接部に当接してチャックの軸方向の移動を規制する規制部を第1の側に有する筒状の外筒と、軸方向に移動可能に外筒の内周側に設けられたスリーブであって、軸方向に駆動されて第2当接部に当接する押圧部を第1の側に有するスリーブと、を備える。外筒の規制部には移動規制テーパ面が形成され、スリーブの押圧部には押圧テーパ面が形成される。チャックには、第1当接部に、第1の側の端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、第2当接部に、第2の側の端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成される。第1テーパ面は、少なくとも二つのテーパ面部を有している。少なくとも二つのテーパ面部とチャックの中心軸線とがなす各々の角度は、互いに異なっている。少なくとも二つのテーパ面部の各々は、移動規制テーパ面に当接する。
本発明の一実施形態によれば、ワークを良好に把持することが可能となる。
本発明に係る第1実施形態のチャック装置を示すワーク把持状態の断面図である。 本発明に係る第1実施形態のチャック装置のチャックを示す側面図である。 本発明に係る第1実施形態のチャック装置のチャックを示す正面図である。 本発明に係る第1実施形態のチャック装置のチャックを示す背面図である。 本発明に係る第1実施形態のチャック装置を示すワーク把持前の断面図である。 本発明に係る第1実施形態のチャック装置を示す別の把持状態を示す断面図である。 本発明に係る第2実施形態のチャック装置を示すワーク把持前の断面図である。 本発明に係る第3実施形態のチャック装置を示すワーク把持前の断面図である。 本発明に係る第3実施形態のチャック装置を示すワーク把持状態の断面図である。 本発明に係る第4実施形態のチャック装置を示すワーク把持前の断面図である。 本発明に係る第4実施形態のチャック装置のチャックを示す側面図である。 本発明に係る第4実施形態のチャック装置のチャックを示す部分側面図である。 本発明に係る第4実施形態のチャック装置のチャックを示すキャップナットとの接触範囲を網掛けで示す部分側面図である。
「第1実施形態」 本発明に係る第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示す本実施形態のチャック装置11は、例えばNC旋盤等の切削加工装置に設けられるものである。NC旋盤に設けられる場合、チャック装置11は、棒状のワークWの軸方向一側の部分を把持した状態で回転し、外側に設けられた切削工具Tに対し設定された軌跡で相対移動する。これにより、切削工具Tが、チャック装置11と一体に回転するワークWのチャック装置11から突出する軸方向他側の部分に対して接触して相対移動し、この軸方向他側の部分を切削加工する。
チャック装置11は、円筒状のチャック12と、チャック12の外周側を覆う外筒である筒状のキャップナット13と、キャップナット13の内周側に設けられた円筒状のスリーブ14とを備えている。チャック12とスリーブ14とは、軸方向に並んでキャップナット13内に設けられている。チャック12およびスリーブ14のうち、チャック12は加工時における切削工具T側に配置されており、スリーブ14はチャック12に対し加工時における切削工具Tとは反対側に配置されている。ここで、チャック装置11において、軸方向の切削工具Tの側(つまり先端側)をフロント側とし、切削工具Tとは反対側(つまり基端側)をリア側として説明する。
チャック12は、棒状のワークWに接触してこれを把持する部分である。チャック12は、一つの素材から形成される一体品であり、その径方向の中央に軸方向に貫通する貫通穴18が形成されている。よって、チャック12は、円筒状をなしている。貫通穴18はその中心軸線に直交する面での断面が円形をなしており、貫通穴18が形成されることにより、チャック12には、軸方向位置によらず一定内径となる円筒面状の内周面12aが形成されている。
チャック12は、軸方向一側であるフロント側から順に、フロントテーパ筒状部21(第1当接部)と、中間大径円筒状部22と、中間小径円筒状部23と、リアテーパ筒状部24(第2当接部)とを有している。チャック12には、これらをすべて貫通して上記した貫通穴18が形成されている。リアテーパ筒状部24は、チャック12における軸方向他側であるリア側の端部に設けられている。
フロントテーパ筒状部21の外周部には、フロント側の端に向かうほど外径が小径となるフロントテーパ面21a(第1テーパ面)が形成されている。これにより、フロントテーパ筒状部21は、外周部がテーパ状をなしている。フロントテーパ面21aは、内周面12aと中心軸線を一致させている。フロントテーパ筒状部21のフロント側の前端面21bは、フロントテーパ面21aの中心軸線に直交している。
中間大径円筒状部22はフロントテーパ筒状部21よりも軸方向の長さが短く形成されている。中間大径円筒状部22の外周部には、軸方向位置によらず一定外径の大径円筒面22aが形成されている。この大径円筒面22aは、フロントテーパ面21aと中心軸線を一致させており、フロントテーパ面21aのリア側の端縁部に繋がっている。よって、大径円筒面22aは、フロントテーパ面21aの最大外径と同等の外径となっている。この大径円筒面22aの外径がチャック12の最大外径となっている。中間大径円筒状部22の外径は、そのリア側の中間小径円筒状部23の外径よりも大径となっており、よって、中間大径円筒状部22のリア側の端部には、端面22bが形成されている。この端面22bは、大径円筒面22aに直交している。
中間小径円筒状部23は、中間大径円筒状部22よりも軸方向の長さが長くフロントテーパ筒状部21よりも軸方向の長さが短く形成されている。中間小径円筒状部23の外周部には、軸方向位置によらず一定外径の小径円筒面23aが形成されている。中間小径円筒状部23の外径である小径円筒面23aの外径は、中間大径円筒状部22の大径円筒面22aの外径よりも小径となっている。この小径円筒面23aは、大径円筒面22aと中心軸線を一致させており、中間大径円筒状部22の端面22bの内周縁部に繋がっている。
リアテーパ筒状部24は、中間小径円筒状部23よりも軸方向の長さが短く形成されている。リアテーパ筒状部24の外周部には、リア側の端に向かうほど外径が小径となるリアテーパ面24a(第2テーパ面)が形成されている。これにより、リアテーパ筒状部24は、外周部がテーパ状をなしている。リアテーパ面24aは、中間小径円筒状部23の小径円筒面23aと中心軸線を一致させており、小径円筒面23aのリア側の端縁部に繋がっている。よって、リアテーパ面24aは、その最大外径が、小径円筒面23aの外径と同等になっている。リアテーパ筒状部24のリア側の後端面24bは、リアテーパ面24aの中心軸線に直交している。
図2〜図4に示すように、チャック12には、周方向の均等位置に複数箇所、具体的には四箇所の同形状のすり割りであるフロント側スロット31が形成されている。フロント側スロット31は、チャック12の軸方向に沿い且つ径方向に沿う平坦な形状に形成されており、フロントテーパ筒状部21の前端面21bからフロントテーパ筒状部21、中間大径円筒状部22および中間小径円筒状部23を貫通してリアテーパ筒状部24の途中位置まで形成されている。つまり、四箇所のフロント側スロット31は、いずれも、チャック12の軸方向の全部ではない一部に形成されている。フロント側スロット31が形成されることにより、チャック12は軸方向の一部が周方向に分割されるように形成されており、具体的には、周方向に四等分されるように形成されている。
チャック12には、周方向の均等位置に複数箇所、具体的には四箇所の同形状のすり割りであるリア側スロット32が形成されている。リア側スロット32は、チャック12の軸方向に沿い且つ径方向に沿う平坦な形状に形成されており、リアテーパ筒状部24の後端面24bからリアテーパ筒状部24、中間小径円筒状部23および中間大径円筒状部22を貫通してフロントテーパ筒状部21の途中位置まで形成されている。つまり、四箇所のリア側スロット32は、いずれも、チャック12の軸方向の全部ではない一部に形成されている。四箇所のリア側スロット32は、これと同数のフロント側スロット31の配置ピッチに対し半ピッチずらして形成されている。つまり、四箇所のリア側スロット32は、それぞれがチャック12の周方向に隣り合うフロント側スロット31間の中央位置に配置されている。
リア側スロット32が形成されることにより、チャック12は軸方向の一部が周方向に分割されるように形成されており、具体的には、周方向に四等分されるように形成されている。なお、フロント側スロット31とリア側スロット32とはチャック12の軸方向の位置を互いに重ね合わせており、よって、チャック12は、フロント側スロット31とリア側スロット32とが軸方向の位置を重ね合わせる範囲が、八等分されている。
図1に示すように、キャップナット13は、その軸方向一側であるフロント側に設けられた規制部35と、規制部35よりもリア側の胴部36とを有している。胴部36は、円筒状をなしており、軸方向位置によらず一定内径となる円筒面状の内周面36aが形成されている。胴部36の内径つまり内周面36aの内径は、チャック12の最大外径である中間大径円筒状部22の大径円筒面22aの外径よりも大径となっている。
規制部35は、胴部36の内周面36aよりも径方向の内側に突出しており、円環状をなしている。規制部35の内周部には、フロント側の端に向かうほど内径が小径となる移動規制テーパ面35aが形成されている。これにより、規制部35は、内周部がテーパ状をなしている。移動規制テーパ面35aは、胴部36の内周面36aと中心軸線を一致させており、胴部36の内周面36aのフロント側の端縁部に繋がっている。移動規制テーパ面35aは、その最大内径が、胴部36の内周面36aの内径と同径になっている。規制部35のフロント側の前端面35bは、移動規制テーパ面35aの中心軸線に直交している。
ここで、キャップナット13の規制部35は、その最小内径が、チャック12のフロントテーパ筒状部21の最小外径よりも小径となっており、その最大内径が、チャック12のフロントテーパ筒状部21の最大外径よりも大径となっている。規制部35は、チャック12のフロントテーパ筒状部21に当接して、チャック12の軸方向のフロント側への移動を規制する。言い換えれば、チャック12は、そのフロントテーパ筒状部21がキャップナット13の規制部35に当接して軸方向のフロント側への移動が規制される。キャップナット13の規制部35は、その移動規制テーパ面35aにおいて、チャック12のフロントテーパ筒状部21のフロントテーパ面21aに当接して、チャック12の軸方向のフロント側への移動を規制する。
スリーブ14は、円筒状をなしており、その軸方向一側であるフロント側に設けられた押圧部41と、押圧部41よりもリア側の主体部42とを有している。主体部42は、円筒であり、軸方向位置によらず一定内径となる円筒面からなる内周面42aと、軸方向位置によらず一定外径となる円筒面からなる外周面42bとが形成されている。主体部42の内周面42aおよび外周面42bは、中心軸線を一致させている。
押圧部41は、円環状をなしている。押圧部41の内周部には、フロント側の端に向かうほど内径が大径となる押圧テーパ面41aが形成されている。これにより、押圧部41は、内周部がテーパ状をなしている。押圧テーパ面41aは、主体部42の内周面42aと中心軸線を一致させており、主体部42の内周面42aのフロント側の端縁部に繋がっている。よって、押圧テーパ面41aは、その最小内径が、主体部42の内周面42aの内径と同等になっている。押圧部41の外周部には、軸方向位置によらず一定径の外周面41bが形成されている。押圧部41の外周面41bは、主体部42の外周面42bと中心軸線を一致させており、主体部42の外周面42bのフロント側の端縁部に、主体部42の外周面42bと同一の円筒面となるように繋がっている。押圧部41のフロント側の前端面41cは、押圧部41の外周面41bに直交している。
スリーブ14は、主体部42の外周面42bおよび押圧部41の外周面41bが、キャップナット13の胴部36の内周面36a上を摺動する。つまり、スリーブ14は、キャップナット13の内周側に軸方向に移動可能に設けられている。スリーブ14は、リア側に設けられた図示略の駆動手段で軸方向に駆動されてキャップナット13内を軸方向に往復移動する。
押圧部41は、その最小内径が、チャック12のリアテーパ筒状部24の最小外径よりも小径となっており、その最大内径が、チャック12のリアテーパ筒状部24の最大外径よりも大径となっている。スリーブ14は、駆動手段で軸方向のフロント側に駆動されると、押圧部41が、チャック12のリアテーパ筒状部24に当接して、チャック12を軸方向のフロント側に押圧する。言い換えれば、チャック12は、そのリアテーパ筒状部24がスリーブ14の押圧部41に当接しこの押圧部41によって軸方向のフロント側へ押圧される。スリーブ14の押圧部41は、その押圧テーパ面41aにおいて、チャック12のリアテーパ筒状部24のリアテーパ面24aに当接して、チャック12を軸方向のフロント側へ押圧する。
チャック装置11によってワークWを把持する場合、図示略の駆動手段で、図5から図1に示すように軸方向のフロント側にスリーブ14を駆動する。すると、スリーブ14は、その押圧部41の押圧テーパ面41aにおいて、チャック12のリアテーパ筒状部24のリアテーパ面24aに当接して、チャック12を軸方向のフロント側へ押圧する。これにより、チャック12は、軸方向のフロント側へ移動することになり、そのフロントテーパ筒状部21のフロントテーパ面21aにおいて、キャップナット13の規制部35の移動規制テーパ面35aに当接して、軸方向のフロント側への移動が規制される。
そして、図示略の駆動手段がさらにスリーブ14を軸方向のフロント側に駆動すると、チャック12は、リアテーパ面24aの傾斜によってリアテーパ筒状部24に、スリーブ14の押圧部41から径方向内方の力つまり縮径方向の力を受けることになる。それとともに、チャック12は、フロントテーパ面21aの傾斜により、フロントテーパ筒状部21に、キャップナット13の規制部35から径方向内方の力つまり縮径方向の力を受けることになる。チャック12は、リアテーパ筒状部24側に加わる縮径方向の力でリア側スロット32のリア側の幅を狭めつつリアテーパ筒状部24側が縮径し、フロントテーパ筒状部21側に加わる縮径方向の力でフロント側スロット31のフロント側の幅を狭めつつフロントテーパ筒状部21側が縮径する。これにより、チャック12が内周面12aを縮径させてワークWを一体回転可能に把持することになる。
他方、チャック装置11によるワークWの把持を解除する場合、図示略の駆動手段で、図1から図5に示すように軸方向のリア側にスリーブ14を駆動する。すると、スリーブ14は、その押圧部41の押圧テーパ面41aを、チャック12のリアテーパ筒状部24のリアテーパ面24aから離間させる。すると、チャック12は、自身のスプリングバック力で、リア側スロット32のリア側の幅を広げつつリアテーパ筒状部24が拡径するとともに、フロント側スロット31のフロント側の幅を広げつつフロントテーパ筒状部21が拡径する。この拡径時に、フロントテーパ筒状部21のフロントテーパ面21aが、キャップナット13の規制部35の移動規制テーパ面35aから軸方向に離間する方向の反力を受けることになり、チャック12がリア側に移動する。このようにしてチャック装置11による把持が解除されたワークWは、チャック装置11からフロント側へ払い出しは勿論、チャック装置11からリア側への払い出しも可能となっている。
第1実施形態において、チャック12は、図5に示すように、スリーブ14およびキャップナット13から押圧力を受けない自然状態にあるとき、フロントテーパ面21aおよびその中心軸線のなす角αが、リアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βと同等になっている。ここで、「なす角」は、90度でなければ大側および小側の2つが存在することになるが、すべて小側の角度を「なす角」とする。また、スリーブ14およびキャップナット13は、図5に示すように、チャック12を押圧しない状態で、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γと、押圧テーパ面41aおよびその中心軸線のなす角δとが、同等に形成されている。
これら移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γと、押圧テーパ面41aおよびその中心軸線のなす角δとは、自然状態にあるチャック12のフロントテーパ面21aおよびその中心軸線のなす角αと、リアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βと、同等に形成されている。具体的には、自然状態にあるとき、これらフロントテーパ面21a、リアテーパ面24a、移動規制テーパ面35aおよび押圧テーパ面41aは、それぞれの中心軸線とのなす角α,β,γ,δがいずれも15度に形成されている。
ここで、第1実施形態のチャック装置11は、例えば、上述したようにNC旋盤に設けられる場合には、手作業あるいは図示略の供給装置で供給されたワークWの軸方向一側の部分を把持してワークWと一体に回転する。この状態で、NC旋盤の切削工具TがワークWのチャック装置11から突出する軸方向他側の部分に対して旋削加工を行うことになる。NC旋盤は、図1に示すように、チャック12の軸方向のフロント側のみでワークWを把持して旋削加工を行う場合と、図6に示すように、チャック12の軸方向の両側を含む全長範囲でワークWを把持して旋削加工を行う場合とがある。
また、第1実施形態のチャック装置11は、前工程で軸方向一側の部分に旋削加工が行われたワークWのこの軸方向一側の部分を把持してこのワークWを前工程のチャック装置から引き出す場合がある。特にこの場合に、チャック12のフロント側のみでワークWを把持した状態でチャック装置11が回転し、NC旋盤の切削工具TがワークWのチャック装置11から突出する軸方向他側の部分に対して旋削加工を行うことがある。
上記した特許文献1では、チャック装置によってワークの軸方向一側を把持し軸方向他側を加工する場合に、十分な把持力が得られない可能性がある。
第1実施形態のチャック装置11は、チャック12の軸方向一側のフロントテーパ筒状部21に当接するキャップナット13の規制部35に、フロントテーパ筒状部21のフロントテーパ面21aに当接する移動規制テーパ面35aが形成され、チャック12の軸方向他側のリアテーパ筒状部24に当接するスリーブ14の押圧部41に、リアテーパ筒状部24のリアテーパ面24aに当接する押圧テーパ面41aが形成されている。そして、フロントテーパ面21aおよびリアテーパ面24aは、それぞれの中心軸線とのなす角α,βが同等であり、移動規制テーパ面35a、押圧テーパ面41aおよびリアテーパ面24aは、それぞれの中心軸線とのなす角γ,δ,βが同等となっている。つまり、角α,β,γ,δが同等となっている。これにより、スリーブ14の押圧部41およびキャップナット13の規制部35からチャック12への押圧力を平均化することができる。これにより、チャック12でワークWを良好に把持することができる。また、チャック12の軸方向のフロント側のみでワークWを把持する場合も、良好に把持することができる。
また、チャック12は、四箇所のフロント側スロット31が形成されることにより軸方向のフロント側の一部が周方向に四等分され、四箇所のリア側スロット32が形成されることにより軸方向のリア側の一部が周方向に四等分されるため、チャック12自身のスプリングバック力が高くなり、把持解除時にチャック12が規制部35から軸方向に離れようとする力が大きくなる。よって、把持解除時に生じ易いチャック12の規制部35への食い付きの発生を抑制することができる。
「第2実施形態」 次に、第2実施形態を主に図7に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態のチャック装置11Aにおいては、チャック12とは一部異なるチャック12Aを有しており、このチャック12Aは、フロントテーパ筒状部21とは一部異なるフロントテーパ筒状部21A(第1当接部)を有している。具体的に、フロントテーパ筒状部21Aは、フロントテーパ筒状部21に対し、同様にフロント側の端に向かうほど外径が小径となり中間大径円筒状部22の大径円筒面22aと中心軸線を一致させているものの、角度が異なるフロントテーパ面21Aa(第1テーパ面)を有している。
チャック12Aが、図7に示すように、スリーブ14およびキャップナット13から押圧力を受けない自然状態にあるとき、フロントテーパ面21Aaとその中心軸線とのなす角αは、リアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βよりも小さく形成されている。第1実施形態と同様、移動規制テーパ面35a、押圧テーパ面41aおよびリアテーパ面24aは、それぞれの中心軸線とのなす角γ,δ,βが同等に形成されている。具体的に、チャック12Aが自然状態にあるとき、リアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βと、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γと、押圧テーパ面41aおよびその中心軸線のなす角δとは、それぞれ15度に形成されている。これに対し、フロントテーパ面21Aaおよびその中心軸線のなす角αは、14度45分に形成されている。
このように、チャック12Aは、フロントテーパ面21Aaとその中心軸線とのなす角αが、リアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βよりも小さく、よって移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γよりも小さくなっている。チャック12Aは、フロント側スロット31(図2参照)が形成されることにより、ワークWの把持時にフロント側スロット31がリア側の根元部分の幅はそのままにフロント側の幅を狭めることになる。このため、フロントテーパ面21Aaの中心軸線とのなす角αが把持前よりも把持後の方が大きくなり、押圧力を受ける移動規制テーパ面35aの中心軸線とのなす角γに近づくことになる。つまり、チャック12Aは、フロントテーパ面21Aaが移動規制テーパ面35aに面接触する状態になる。フロントテーパ面21Aaが移動規制テーパ面35aに面接触することで、スリーブ14をリア側に後退させる把持解除時に生じ易いチャック12Aのフロントテーパ筒状部21Aのキャップナット13の規制部35への食い付きの発生を、より抑制することができる。
「第3実施形態」 次に、第3実施形態を主に図8,図9に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
図8に示すように、第3実施形態のチャック装置11Bには、チャック12の中間小径円筒状部23の外周側に、その小径円筒面23aを覆うようにリング51が設けられている。リング51は、チャック12の中間小径円筒状部23の外径よりも若干大径の内径を有しており、キャップナット13の胴部36の内径よりも小径の外径を有している。リング51は、円筒状をなしており、軸方向位置によらず一定内径となる円筒面状の内周面51aと、軸方向位置によらず一定外径となる円筒面状の外周面51bとを有している。これら内周面51aおよび外周面51bは、中心軸線を一致させている。リング51は、内周面51aおよび外周面51bに直交するフロント側の前端面51cおよびリア側の後端面51dを有している。
ここで、リング51の軸方向長さは、図8から図9に示すようにワークWを把持する際に、駆動手段による軸方向の駆動力をスリーブ14から直接チャック12の中間大径円筒状部22に伝達可能な長さとなっている。つまり、上記と同様に、スリーブ14がフロント側に駆動されることで、スリーブ14が押圧部41でチャック12のリアテーパ筒状部24側を縮径させキャップナット13が規制部35でチャック12のフロントテーパ筒状部21側を縮径させることになり、これによりチャック12がワークWを把持することになる。少なくともこのようにチャック12がワークWを把持する時点より前に、リング51は、後端面51dをスリーブ14の押圧部41の前端面41cに当接させ且つ前端面51cをチャック12の中間大径円筒状部22の端面22bに当接させた状態となるように長さが設定されている。
このようなリング51を設けることで、ワークWの把持時に駆動手段による軸方向の駆動力をスリーブ14からリング51を介してチャック12の中間大径円筒状部22に伝達することができる。この軸方向の駆動力により、チャック12は、中間大径円筒状部22およびフロントテーパ筒状部21が、フロント側スロット31(図2参照)の根元側を中心にフロント側を縮径させるように変形することになる。よって、この分、チャック12のフロント側を、キャップナット13の規制部35の押圧による縮径にさらに上乗せして縮径させることができ、フロント側の把持力を高めることができる。したがって、特にチャック12のフロント側のみでワークWを把持する場合についても、把持力を高めることができる。
なお、上述した第2実施形態のチャック装置11Aに、第3実施形態のリング51を設けることも可能である。
「第4実施形態」 次に、第4実施形態を主に図10〜図13に基づいて第3実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第3実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
図10に示す第4実施形態のチャック装置11Cにおいては、チャック12とは一部異なるチャック12Cを有しており、このチャック12Cは、フロントテーパ筒状部21とは一部異なるフロントテーパ筒状部21C(第1当接部)を有している。具体的に、フロントテーパ筒状部21Cは、フロントテーパ筒状部21に対し、同様にフロント側の端に向かうほど外径が小径となり中間大径円筒状部22の大径円筒面22aと中心軸線を一致させているものの、形状が異なるフロントテーパ面21Ca(第1テーパ面)を有している。
図11に示すように、フロントテーパ面21Caは、軸方向一側であるフロント側から順に、テーパ面部61(第3テーパ面部)、テーパ面部62(第1テーパ面部)、テーパ面部63(第2テーパ面部)を有している。テーパ面部61およびテーパ面部62は軸方向長さが同等であり、テーパ面部63は、これらよりも軸方向長さが長くなっている。
これらテーパ面部61〜63は、それぞれの中心軸線とのなす角が異なっている。図12に示すように、テーパ面部61〜63のうち、最もフロント側のテーパ面部61は、その中心軸線とのなす角α1がテーパ面部61〜63の中で最も大きく、軸方向中間のテーパ面部62は、中心軸線とのなす角がテーパ面部61よりも小さく、最もリア側のテーパ面部63は、中心軸線とのなす角が軸方向中間のテーパ面部62よりも小さく、テーパ面部61〜63の中で最も小さくなっている。
よって、軸方向中間およびリア側の二箇所のテーパ面部62,63は、中心軸線とのなす角α2,α3が、端側(フロント側)となる軸方向中間のテーパ面部62のなす角α2よりも他方のリア側のテーパ面部63のなす角α3の方が小さくなっている。また、フロントテーパ面21Caは、軸方向中間のテーパ面部62よりも端側(フロント側)に、中心軸線とのなす角α1が、軸方向中間のテーパ面部62の中心軸線とのなす角α2よりも大きいフロント側のテーパ面部61を有している。
そして、チャック12Cは、図10に示すように、スリーブ14およびキャップナット13から押圧力を受けない自然状態にあるとき、図12に示すフロントテーパ面21Caの軸方向中間のテーパ面部62とその中心軸線とのなす角α2が、図10に示すリアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βと同等になっている。また、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γと、押圧テーパ面41aおよびその中心軸線のなす角δと、自然状態にあるチャック12Cのリアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βとが、同等に形成されている。つまり、つまり、角α2,β,γ,δが同等となっている。
このように、第4実施形態のチャック12Cは、フロントテーパ面21Caの軸方向中間のテーパ面部62とその中心軸線とのなす角α2が、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γと同等に形成されており、フロントテーパ面21Caのリア側のテーパ面部63とその中心軸線とのなす角α3が、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γよりも小さく形成されている。さらに、フロントテーパ面21Caのフロント側のテーパ面部61とその中心軸線とのなす角α1が、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γよりも大きく形成されている。
具体的には、チャック12Cが自然状態にあるとき、フロントテーパ面21Caの軸方向中間のテーパ面部62は、その中心軸線とのなす角α2が15度となっており、これと同等である、移動規制テーパ面35aおよびその中心軸線のなす角γと、押圧テーパ面41aおよびその中心軸線のなす角δと、自然状態にあるチャック12Cのリアテーパ面24aおよびその中心軸線のなす角βとがいずれも15度となっている。チャック12Cが自然状態にあるとき、フロントテーパ面21Caのフロント側のテーパ面部61は、その中心軸線とのなす角α1が15度15分となっており、フロントテーパ面21Caのリア側のテーパ面部63は、その中心軸線とのなす角α3が14度45分となっている。
さらに、第4実施形態のチャック装置11Cには、第3実施形態のリング51が設けられている。
チャック12Cは、ワークWの把持時に、フロントテーパ面21Caのうち、まず、中心軸線とのなす角が移動規制テーパ面35aと同じ軸方向中間のテーパ面部62において移動規制テーパ面35aに接触した後に、規制部35から縮径方向の押圧力を受ける。すると、チャック12Cは、フロント側スロット31のフロント側の幅を狭めつつ縮径することになり、これによりフロントテーパ面21Caと中心軸線とのなす角を押圧前よりも大きくしながら縮径することになる。その結果、これのリア側に隣り合うテーパ面部63の中心軸線とのなす角α3が、押圧力を受ける移動規制テーパ面35aの中心軸線とのなす角γに近づくことになる。そして、フロントテーパ面21Caは、中心軸線とのなす角が異なる二箇所のテーパ面部62,63が移動規制テーパ面35aに当接する。
このとき、チャック12Cは、テーパ面部62とテーパ面部63とが径方向外方に山形の形状をなしていることから、テーパ面部62およびテーパ面部63の境界部分が移動規制テーパ面35aから受ける圧力が高くなる。しかも、チャック12Cは、周方向においてフロント側スロット31に近い部分の剛性が低く柔軟性が高い。これらの理由から、チャック12Cの周方向において、テーパ面部62およびテーパ面部63のフロント側スロット31に近い部分が、テーパ面部62およびテーパ面部63の境界位置を中心に移動規制テーパ面35aに広く面接触する状態になる。言い換えれば、チャック12Cは、ワークWの把持時に、フロントテーパ面21Caの軸方向中間およびリア側の二箇所のテーパ面部62,63が移動規制テーパ面35aに同時に当接する状態になる。
他方、フロントテーパ面21Caの周方向に隣り合うフロント側スロット31間の中間位置は、剛性が高く柔軟性が低いため、移動規制テーパ面35aに面接触しにくくテーパ面部62とテーパ面部63との境界位置で移動規制テーパ面35aに線接触に近い状態で接触することになる。
ここで、図13において網掛けで示す範囲Xが、ワークWの把持時に、チャック12Cのフロントテーパ面21Caの移動規制テーパ面35aに接触する範囲となっている。この図13にも示すように、フロントテーパ面21Caのテーパ面部62とテーパ面部63との境界位置付近であって周方向においてフロント側スロット31に近い部分が、テーパ面部62とテーパ面部63との境界位置付近で周方向に隣り合うフロント側スロット31間の中央付近よりも、移動規制テーパ面35aに広く面接触することになる。
つまり、フロントテーパ面21Caは、中心軸線とのなす角が異なるテーパ面部62およびテーパ面部63を有することにより、移動規制テーパ面35aに面接触する面積が、周方向に部分的に増減を繰り返すことになり、言い換えれば周方向に交互に増減する。その結果、スリーブ14をリア側に後退させる把持解除時に生じ易いチャック12Cのフロントテーパ筒状部21Cのキャップナット13の規制部35への食い付きの発生を、より抑制することができる。
また、チャック12Cは、フロントテーパ面21Caの最もフロント側のテーパ面部61と中心軸線とのなす角α1が、キャップナット13の移動規制テーパ面35aと中心軸線とのなす角γよりも大きくなっているため、チャック12Cのフロント側への移動時にチャック12Cがキャップナット13の移動規制テーパ面35aに傷を付けてしまうことを抑制できる。
第4実施形態のチャック装置11Cによれば、フロントテーパ面21Caは、中心軸線とのなす角が異なる二箇所のテーパ面部62,63が移動規制テーパ面35aに当接することになるため、キャップナット13の規制部35からチャック12Cへの押圧力を平均化することができる。これにより、チャック12CでワークWを良好に把持することができる。また、チャック12Cの軸方向のフロント側のみでワークWを把持する場合も、良好に把持することができる。
また、チャック12Cは、移動規制テーパ面35aに面接触する面積が、周方向に部分的に増減を繰り返すことになるため、把持解除時に生じ易いチャック12の規制部35への食い付きの発生を抑制することができる。
また、テーパ面部62,63は、中心軸線とのなす角α2,α3が、端側のテーパ面部62よりもテーパ面部63の方が小さい。これにより、キャップナット13の規制部35に端側のテーパ面部62を接触させた後に他方のテーパ面部63を接触させることができる。したがって、フロントテーパ面21aがキャップナット13の規制部35へ円滑に接触する。
また、フロントテーパ面21Caは、テーパ面部62よりも端側に、中心軸線とのなす角α1が、テーパ面部62よりも大きいテーパ面部61を有する。これにより、キャップナット13の規制部35に、端側のテーパ面部61の接触を抑制しつつテーパ面部62を接触させることが可能になる。したがって、キャップナット13の規制部35の傷付きを抑制することができる。
なお、第4実施形態のチャック装置11Cから、リング51をなくすことも可能である。
以上の第1〜第4実施形態において、チャック12,12A,12Cは、四箇所のフロント側スロット31が形成されることにより軸方向のフロント側の一部が周方向に四等分され、四箇所のリア側スロット32が形成されることにより軸方向のリア側の一部が周方向に四等分される場合を例にとり説明したが、八箇所のフロント側スロット31が形成されることにより軸方向のフロント側の一部が周方向に八等分され、八箇所のリア側スロット32が形成されることにより軸方向のリア側の一部が周方向に八等分される構造であっても良い。ただし、四等分される構造の方が、チャック自身のスプリングバック力が高まり、チャック12,12A,12Cの規制部35から軸方向に離間する力が大きくなる。よって、四等分される構造の方が、把持解除時に生じ易いチャック12,12A,12Cの規制部35への食い付きの発生を抑制できる。
以上に述べた実施形態は、軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されて棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、該チャックの外周側を覆い、軸方向一側に、前記チャックの軸方向一側の第1当接部に当接して該チャックの軸方向の移動を規制する規制部を有する筒状の外筒と、前記外筒の内周側に軸方向に移動可能に設けられ、軸方向に駆動されて軸方向一側の押圧部が前記チャックの軸方向他側の第2当接部に当接するスリーブと、を備え、前記外筒の前記規制部には移動規制テーパ面が形成され、前記スリーブの前記押圧部には押圧テーパ面が形成され、前記チャックには、軸方向一側の前記第1当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、軸方向他側の前記第2当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成され、前記第1テーパ面および前記第2テーパ面は、中心軸線とのなす角が同等もしくは前記第2テーパ面よりも前記第1テーパ面の方が小さく、前記移動規制テーパ面、前記押圧テーパ面および前記第2テーパ面は、中心軸線とのなす角が同等であることを特徴とする。これにより、スリーブの押圧部および外筒の規制部からチャックへの押圧力を平均化することができる。これにより、チャックでワークを良好に把持することができる。
また、軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されて棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、該チャックの外周側を覆い、軸方向一側に、前記チャックの軸方向一側の第1当接部に当接して該チャックの軸方向の移動を規制する規制部を有する筒状の外筒と、前記外筒の内周側に軸方向に移動可能に設けられ、軸方向に駆動されて軸方向一側の押圧部が前記チャックの軸方向他側の第2当接部に当接するスリーブと、を備え、前記外筒の前記規制部には移動規制テーパ面が形成され、前記スリーブの前記押圧部には押圧テーパ面が形成され、前記チャックには、軸方向一側の前記第1当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、軸方向他側の前記第2当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成され、前記第1テーパ面は、中心軸線とのなす角が異なる少なくとも二箇所のテーパ面部を有しており、これら二箇所のテーパ面部が前記移動規制テーパ面に当接することを特徴とする。これにより、外筒の規制部からチャックへの押圧力を平均化することができる。これにより、チャックでワークを良好に把持することができる。また、チャックの規制部への食い付きの発生を抑制することができる。
前記二箇所のテーパ面部は、中心軸線とのなす角が、端側の第1テーパ面部よりも他方の第2テーパ面部の方が小さい。これにより、外筒の規制部に端側の第1テーパ面部を接触させた後に他方の第2テーパ面部を接触させることが可能になる。したがって、第1テーパ面が外筒の規制部へ円滑に接触する。
前記第1テーパ面は、前記第1テーパ面部よりも端側に、中心軸線とのなす角が、前記第1テーパ面部よりも大きい第3テーパ面部を有する。これにより、外筒の規制部に、端側の第3テーパ面部の接触を抑制しつつ第1テーパ面部を接触させることが可能になる。したがって、外筒の規制部の傷付きを抑制することができる。
チャック装置の第1の態様としては、軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されて棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、該チャックの外周側を覆い、軸方向一側に、前記チャックの軸方向一側の第1当接部に当接して該チャックの軸方向の移動を規制する規制部を有する筒状の外筒と、前記外筒の内周側に軸方向に移動可能に設けられ、軸方向に駆動されて軸方向一側の押圧部が前記チャックの軸方向他側の第2当接部に当接するスリーブと、を備え、前記外筒の前記規制部には移動規制テーパ面が形成され、前記スリーブの前記押圧部には押圧テーパ面が形成され、前記チャックには、軸方向一側の前記第1当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、軸方向他側の前記第2当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成され、前記第1テーパ面および前記第2テーパ面は、中心軸線とのなす角が同等もしくは前記第2テーパ面よりも前記第1テーパ面の方が小さく、前記移動規制テーパ面、前記押圧テーパ面および前記第2テーパ面は、中心軸線とのなす角が同等である。
チャック装置の第2の態様としては、軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されて棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、該チャックの外周側を覆い、軸方向一側に、前記チャックの軸方向一側の第1当接部に当接して該チャックの軸方向の移動を規制する規制部を有する筒状の外筒と、前記外筒の内周側に軸方向に移動可能に設けられ、軸方向に駆動されて軸方向一側の押圧部が前記チャックの軸方向他側の第2当接部に当接するスリーブと、を備え、前記外筒の前記規制部には移動規制テーパ面が形成され、前記スリーブの前記押圧部には押圧テーパ面が形成され、前記チャックには、軸方向一側の前記第1当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、軸方向他側の前記第2当接部に、端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成され、前記第1テーパ面は、中心軸線とのなす角が異なる少なくとも二箇所のテーパ面部を有しており、これら二箇所のテーパ面部が前記移動規制テーパ面に当接することを特徴とするチャック装置。
チャック装置の第3の態様としては、前記第2の態様において、前記二箇所のテーパ面部は、中心軸線とのなす角が、端側の第1テーパ面部よりも他方の第2テーパ面部の方が小さい。
チャック装置の第4の態様としては、前記第3の態様において、前記第1テーパ面は、前記第1テーパ面部よりも端側に、中心軸線とのなす角が、前記第1テーパ面部よりも大きい第3テーパ面部を有する。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明してきたが、上述した発明の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれることはもちろんである。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
本願は、2015年6月30日出願の日本特許出願番号2015−131111号に基づく優先権を主張する。2015年6月30日出願の日本特許出願番号2015−131111号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書を含む全ての開示内容は、参照により全体として本願に組み込まれる。
11,11A,11B,11C チャック装置、 12,12A,12C チャック、
13 キャップナット(外筒)、 14 スリーブ、 21,21A,21C フロントテーパ筒状部(第1当接部)、 21a,21Aa,21Ca フロントテーパ面(第1テーパ面)、 24 リアテーパ筒状部(第2当接部)、 24a リアテーパ面(第2テーパ面)、 35 規制部、 35a 移動規制テーパ面、 41 押圧部、 41a 押圧テーパ面、 61 テーパ面部(第3テーパ面部)、 62 テーパ面部(第1テーパ面部)、 63 テーパ面部(第2テーパ面部)、 W ワーク

Claims (3)

  1. チャック装置であって、
    軸方向の少なくとも一部が周方向に分割されるように形成されたチャックであって、前記軸方向の第1の側に位置する第1当接部と、該第1の側と反対の第2の側に位置する第2当接部と、を有し、棒状のワークを把持する円筒状のチャックと、
    該チャックの外周側を覆う筒状の外筒であって、前記第1当接部に当接して該チャックの軸方向の移動を規制する規制部を前記第1の側に有する筒状の外筒と、
    軸方向に移動可能に前記外筒の内周側に設けられたスリーブであって、軸方向に駆動されて前記第2当接部に当接する押圧部を前記第1の側に有するスリーブと、
    を備え、
    前記外筒の前記規制部には移動規制テーパ面が形成され、
    前記スリーブの前記押圧部には押圧テーパ面が形成され、
    前記チャックには、前記第1当接部に、前記第1の側の端に向かうほど外径が小径となる第1テーパ面が形成されるとともに、前記第2当接部に、前記第2の側の端に向かうほど外径が小径となる第2テーパ面が形成され、
    前記第1テーパ面と前記チャックの中心軸線とがなす第1の角度は、前記第1のテーパ面と前記中心軸線とがなす第2の角度と同等であるか、または、前記第2の角度よりも小さく、
    前記移動規制テーパ面と前記中心軸線とがなす角度と、前記押圧テーパ面と前記中心軸線とがなす角度と、前記第2テーパ面と前記中心軸線とがなす角度とは、同等であり、
    前記第1テーパ面は、少なくとも二つのテーパ面部を有しており、
    前記少なくとも二つのテーパ面部と前記チャックの中心軸線とがなす各々の角度は、互いに異なっており、
    前記少なくとも二つのテーパ面部の各々は、前記移動規制テーパ面に当接する
    チャック装置。
  2. 請求項記載のチャック装置であって、
    前記少なくとも二つのテーパ面部は、第1テーパ面部と、該第1テーパ面部よりも前記第2の側に位置する第2テーパ面部と、を備え、
    前記第2テーパ面部と前記中心軸線とがなす角度は、前記第1テーパ面部と前記中心軸線とがなす角度よりも小さい
    チャック装置。
  3. 請求項記載のチャック装置であって、
    前記第1テーパ面は、前記第1テーパ面部よりも前記第1の側に、第3テーパ面部を備え、
    前記第3テーパ面部と前記中心軸線とがなす角度は、前記第1テーパ面部と前記中心軸線とがなす角度よりも大きい
    チャック装置。
JP2017526310A 2015-06-30 2016-06-23 チャック装置 Active JP6568941B2 (ja)

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