JPH07116741A - マンドレル装置 - Google Patents

マンドレル装置

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JPH07116741A
JPH07116741A JP28864893A JP28864893A JPH07116741A JP H07116741 A JPH07116741 A JP H07116741A JP 28864893 A JP28864893 A JP 28864893A JP 28864893 A JP28864893 A JP 28864893A JP H07116741 A JPH07116741 A JP H07116741A
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Katsushi Umezawa
勝志 梅沢
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持桿先端部での芯部材を解放部材による軸
芯方向への押圧に伴って着脱自在となすことにより、異
径管材の曲げ加工に際して、所望の芯部材の設定、交換
作業を簡易となして作業上の煩わしさをなくし、極めて
短時間に行うことができるようにして生産性を高め、ま
た長時間繰返される曲げ加工時の使用に亘って相互の結
合部での緩みの生ずる憂いをなくすようにする。 【構成】 先端部側に段付き小径部と、該小径部に環状
凹溝とを支持桿に設ける。該凹溝部に、環状の受圧面を
有する欠円状の保持リングを挿着し、更に後端側を押圧
面となして前記保持リングの受圧面に当接する有底筒状
の解放部材を、軸芯部の貫通孔に連って後方に開口する
段付き拡径部を備えた短寸状からなる先端の芯部材の該
拡径部に内装せしめる。拡径部のなす段付き部を前記保
持リングに掛支して該拡径部を前記小径部に着脱自在に
被着、構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として管径30m/
m程度以下の比較的細径からなる金属管材のドローベン
ド方式(引き曲げ)による加工に際して、後端を曲げ装
置に固定せしめ、その先端側を曲げ加工部の管材内部に
挿着位置して曲げ部での潰れ変形を防止するため等に使
用されるマンドレル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマンドレル装置としては
図4に例示するように、必要に応じ交換しなければなら
ないことに関連して支持桿(11)の先端部に備えてなる芯
部材(12)を、相互の螺合(13)により結合して構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、前記相互の螺合(13)による
結合構造によるため、異径管材の曲げ加工に際して所望
の芯部材(12)の取付け、交換時に、マンドレルの曲げ位
置の調整に伴う設定、交換に作業上の煩わしさを招き、
更に時間の消費によって生産性を阻害することとなり、
また、長時間に亘る繰返される曲げ加工によって螺合(1
3)部にしばしば緩みを生ぜしめて不具合となす等の問題
を有するものであった。
【0004】本発明は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、前記相互の結合を解放部材によ
る軸芯方向への押圧に伴って芯部材側を直ちに着脱自在
となすことができ、所望の設定、交換を簡易となして短
時間に行うことができ、煩わしさをなくして生産性を高
め、更に、長時間に亘る曲げ加工にあってもこれら結合
部での緩みの生ずる憂いをなくすことのできるマンドレ
ル装置等を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、先端部側に段付き小径部と、該小径部に環状
凹溝とを設けた支持桿の該凹溝部に、環状の受圧面を有
する欠円状の保持リングを挿着し、更に後端側を押圧面
となして前記保持リングの受圧面に当接する周面に有底
筒状の解放部材を、軸芯部の貫通孔に連って後方に開口
する段付き拡径部を備えた短寸状からなる先端の芯部材
の該拡径部に内装せしめ、拡径部のなす段付き部を前記
保持リングに掛支して該拡径部を前記小径部に着脱自在
に被着構成したマンドレル装置を要旨とするものであ
り、更に前記解放部材の底部に、拡径部に通ずる突出壁
を突設して、該突出壁部を芯部材の貫通孔部に緩着する
と共に、その先端部を該芯部材の頂部より僅かに外部に
突出して構成し、また、前記解放部材の周面に少なくと
も1つのスリットを設けたり、前記芯部材を、相互に螺
合する別体の貫通孔を有する先端部材と筒部材とから構
成したり、更にまた前記突出壁を前記解放部材の底部と
当接する別体から構成したり、前記解放部材の底部に開
口を設けると共に前記支持桿の略中心部に軸芯方向に延
長する貫通孔を穿設し、必要に応じ前記突出壁の中心部
にも軸芯方向に延長する貫孔を設けて構成するものであ
る。
【0006】
【作用】本発明はこのように構成されているため、前記
解放部材を内装した芯部材側の拡径部のなす段付き部で
の前記保持リングとの掛支により、該解放部材の軸芯方
向への押圧によって支持桿と着脱自在に被着構成するこ
とにより、その設定、交換に際して単に芯部材での直接
押圧による前記掛支によって行うことができ、また離脱
時には前記貫通孔部を介して棒体等により外部から解放
部材の底部を軸芯方向に押圧することによって前記保持
リングでの掛支を該保持リングを縮径させて解放するこ
ととなり、従って異径管材の曲げ加工の際のその都度の
芯部材の設定、交換を簡易となすことができ、煩わしさ
がなく極めて短時間に行うことができて生産性を高める
こととなり、また長時間に亘って繰返される曲げ加工に
あっても、相互の結合部での緩みの生ずる憂いをなくす
こととなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本発明のマンドレル装置の一部切欠き断
面図、図2は他の実施例の解放部材の斜視図、図3は更
に他の解放部材の斜視図、図4乃至図6はそれぞれ他の
実施例の図1相当図、図7は他の実施例の突出壁の縦断
面図であって、(1) は支持桿であり、その先端部側に段
付き小径部(2) と、該小径部に環状凹溝(3) とを設け、
該凹溝部に前方で外方端縁に外側に向いたテ−パ面又は
丸み等からなるテ−パ状の受圧面(4')を有する欠円状の
保持リング(4) を挿着し、後端を曲げ装置に固定される
ものである。(6) は解放部材であり、その後端側をテ−
パ面又は丸み等からなるテーパ状の押圧面(6')となして
前記保持リング(4) のテーパ状の受圧面(4')に当接する
有底筒状からなるものである。そして前記支持桿(1) の
先端に被着して軸芯部に貫通孔(5")を設け、且つ該貫通
孔に連って後方に開口する段付き拡径部(5')を備えた短
寸状からなる先端の芯部材(5) の該拡径部に内装せし
め、拡径部(5')のなす段付き部を前記保持リング(4) に
掛支して前記小径部(2) に着脱自在に被着して構成する
ものである。
【0008】尚、解放部材(6) を支持桿(1) の段付き小
径部(2) を通過して挿着させるために図2のように解放
部材(6) の周面に複数のスリット(6")を設けたり、図3
のように幅広のスリット(6")を設けた断面欠円状とする
ことにより解放部材(6) の縮径作業が容易となり前記挿
着が簡単にできる。
【0009】また、芯部材(5) を図4のように貫通孔
(5")を有する先端部材(5a)と筒部材(5b)とに分割し先端
部材(5a)と筒部材(5b)とを相互に螺合して構成できるよ
うにすれば解放部材(6) 自体に弾性を持たせる必要はな
く剛体からなる解放部材とすることも可能である。
【0010】更に(7) は他の実施例(図5)として解放
部材(6) の底部に突設した突出壁であり、前記拡径部(5
')に通じて芯部材(5) の貫通孔(5")部にその先端部を該
芯部材の頂部より僅かに外部に突出して緩着され、離脱
時にその突出した先端を押圧して前記保持リングでの芯
部材(5) のなす掛支を解放するものである。
【0011】尚、突出壁(7) には図5の実施例では軸芯
方向に延長する貫孔(7')を設けて中空としているが、中
実に形成してもよく、また解放部材(6) と突出壁(7) と
は図5のように一体に形成したり、又は図6のように別
体に構成することもできる。この際別体の突出壁(7) を
図7に示す通り前記同様中実とすることも可能である。
【0012】尚本発明によるマンドレル装置は前記管材
曲げ加工時の使用の外、所望に応じては薄肉樹脂チュー
ブの押出し成型時のマンドレルとしても利用可能であ
り、この場合には、支持桿(1) の略中心部に図6のよう
に軸芯方向に延長する貫通孔(1')を穿設すると共に、解
放部材(6) の底部に開口(6a)を設け(図2、図3)、ま
た突出壁(7) を設けた実施例では突出壁(7) の中心部に
も貫孔(7')を設けて中空とすることにより(図7)、薄
肉樹脂チューブ内壁面から該樹脂チューブの成形の際に
発散するガスを貫孔(7')、開口(6a)、貫通孔(1')を介し
て外部に吸引したり、また不活性ガスを貫通孔(1')、開
口(6a)、貫孔(7')を介して樹脂チューブ内に封入するこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるマンド
レル装置は、前記支持桿(1) の先端部での被着した芯部
材(5) の軸芯方向への押圧により相互に着脱自在となし
て結合するため、異径管材の曲げ加工に際しての所望の
設定、交換作業を簡易となして短時間に行うことがで
き、作業上の煩わしさをなくして生産性を高めることが
でき、また長時間の繰返しの曲げ加工に亘って相互の結
合部での緩みの生ずる憂いをなくすことができる等、極
めて有用なマンドレル装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すマンドレル装置の一部切
欠き断面図である。
【図2】他の実施例の解放部材の斜視図である。
【図3】更に他の実施例の解放部材の斜視図である。
【図4】他の実施例の図1相当図である。
【図5】更に他の実施例の図1相当図である。
【図6】更に別の実施例の図1相当図である。
【図7】突出壁の他の実施例の縦断面図である。
【図8】従来例を示すマンドレル装置の一部切欠き断面
図である。
【符号の説明】
1 支持桿 1′ 貫通孔 2 小径部 3 環状凹溝 4´ 受圧面 4 保持リング 5 芯部材 5a 先端部材 5b 筒部材 5′ 拡径部 5″ 貫通孔 6 解放部材 6′ 押圧面 6″ スリット 6a 開口 7 突出壁 7′ 貫孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部側に段付き小径部(2) と、該小径
    部に環状凹溝(3) とを設けた支持桿(1) の該凹溝部に、
    環状の受圧面(4')を有する欠円状の保持リング(4) を挿
    着し、更に後端側を押圧面(6')となして前記保持リング
    (4) の受圧面(4')に当接する有底筒状の解放部材(6)
    を、軸芯部の貫通孔(5")に連って後方に開口する段付き
    拡径部(5')を備えた短寸状からなる先端の芯部材(5) の
    該拡径部に内装せしめ、拡径部(5')のなす段付き部を前
    記保持リング(4) に掛支して該拡径部を前記小径部(2)
    に着脱自在に被着、構成したことを特徴とするマンドレ
    ル装置。
  2. 【請求項2】 前記解放部材(6) の底部に、拡径部(5')
    に通ずる突出壁(7)を突設して、該突出壁部を芯部材(5)
    の貫通孔(5")部に緩着すると共に、その先端部を該芯
    部材の頂部より僅かに外部に突出して構成したことを特
    徴とする請求項1記載のマンドレル装置。
  3. 【請求項3】 前記解放部材(6) の周面に少なくとも1
    つのスリット(6")を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載のマンドレル装置。
  4. 【請求項4】 前記芯部材(5) を、相互に螺合する別体
    の貫通孔(5")を有する先端部材(5a)と筒部材(5b)とから
    構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項記載のマンドレル装置。
  5. 【請求項5】 前記突出壁(7) を前記解放部材(6) の底
    部と当接する別体から構成することを特徴とする請求項
    2記載のマンドレル装置。
  6. 【請求項6】 前記解放部材(6) の底部に開口(6a)を設
    けると共に、前記支持桿(1) の略中心部に軸芯方向に延
    長する貫通孔(1')を穿設したことを特徴とする請求項1
    記載のマンドレル装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記突出壁(7) の中心部にも軸芯
    方向に延長する貫孔(7')を設けたことを特徴とする請求
    項6記載のマンドレル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435386B1 (ko) * 2001-10-08 2004-06-10 현대자동차주식회사 구동축의 튜브 제작용 맨드릴 구조
JP2006263793A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nissan Motor Co Ltd パイプベンダー加工機の芯金

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KR100435386B1 (ko) * 2001-10-08 2004-06-10 현대자동차주식회사 구동축의 튜브 제작용 맨드릴 구조
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