JP3427706B2 - 発泡材用回転切削工具 - Google Patents

発泡材用回転切削工具

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JP3427706B2
JP3427706B2 JP32415597A JP32415597A JP3427706B2 JP 3427706 B2 JP3427706 B2 JP 3427706B2 JP 32415597 A JP32415597 A JP 32415597A JP 32415597 A JP32415597 A JP 32415597A JP 3427706 B2 JP3427706 B2 JP 3427706B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
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    • B23C2265/08Conical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡スチロール材
を切削加工するために使用される発泡材用回転切削工具
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)に従来の発泡材用回転切削工具
の正面視、図5(b)にその側面視、図6に従来の発泡材
用回転切削工具による切削加工の説明を示す。
【0003】鋳物用成形型を製造する場合、製品と同形
の模型を製作し、この製品模型を基準として成形型を鋳
物砂によって製造する。この場合、製品模型を発泡スチ
ロール材によって製作することが考えられている。そし
て、この発泡スチロール材による製品模型を製作する場
合、表面加工や輪郭加工、あるいは穴加工等はエンドミ
ルによって切削加工される。
【0004】図5に示すように、従来の発泡材用回転切
削工具101は、板状の工具本体102の基端部にシャンク10
3が形成される一方、先端部に底刃104が形成されると共
に、側刃105が形成されている。そして、底刃104にすく
い角a=15°が設けられると共に、横逃げ角b=15
°が設けられている。従って、この発泡材用回転切削工
具101によって加工を行う場合には、図示しない工作機
械の主軸にシャンク103を保持した状態で回転し、底刃1
04によって発泡スチロール材の表面加工を行う一方、側
刃105によって輪郭加工を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の発泡材用回転切削工具101にあっては、工具本体102
が板状であるために剛性が低く、シャンク103を主軸に
保持した状態で回転すると、この主軸の振動や切削時の
振動によって底刃104が振れてしまい、切削精度が低下
してしまうという問題がある。また、発泡スチロール材
は発泡粒が結合して形成されているものであり、発泡材
用回転切削工具101は底刃104が工具中心部に向かうにし
たがってすくい角aがなく、側刃105が発泡スチロール
材の加工面に対して断続切削となるため、回転切削工具
101が加工面の発泡粒自体をむしり取ってしまい平滑な
加工面とならず、切削負荷も大きくなってしまう。
【0006】更に、図6に示すように、発泡材用回転切
削工具101は先端部が半円状となっているため、底刃104
が工具中心部に向かうにしたがって周速が小さくなり、
工具中心位置では周速が0であって、切削工具101の送
り中は発泡スチロール材の加工面に押しつけている状態
にある。そのため、切削加工時に、発泡スチロール材の
発泡粒が脱落しやすく、前述と同様に、被切削面は平滑
な加工面とならず、発泡スチロール材の加工面にツール
マークSが残ってしまってその仕上げのための後加工が
必要となってしまう。なお、図6において、S1 はピッ
クフィード、S2 はカプスファイドである。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、加工面の加工精度の向上を図った発泡材用回転
切削工具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の発泡材用回転切削工具では、円柱
形状をなす工具本体の先端部に回転軌跡が球状となる底
刃を設けると共にこの底刃から外周部にかけて外周刃を
設け、この底刃にすくい角及び横逃げ角を設けると共に
先端部にすかし角を設け、更に外周刃にねじれ角を設
け、すくい角を20°〜30°に設定すると共に、ねじ
れ角を10°〜35°に設定してある。従って、工具自
体の剛性が上がって切削時の振動を抑制でき、すくい角
によって加工面を平滑に切削できて切削負荷を軽減でき
ると共に、横逃げ角によって発泡材との干渉を抑制で
き、また、すかし角によって加工面への押付によるこす
れを防止して加工面のむしれや発泡粒の脱落を防止で
き、更に、ねじれ角によって断続切削を防止して安定し
た加工が可能となる。
【0009】また、請求項2の発明の発泡材用回転切削
工具では、外周刃にエキセントリックレリーフ刃付を施
してある。従って、刃先強度が向上すると共に逃げ面の
摩耗の進行が抑制でき、発泡材の加工面が傷つきにくく
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1(a)に本発明の一実施形態に係る発泡
材用回転切削工具の正面視、図1(b)に発泡材用回転切
削工具の先端部の側面視、図2に発泡材用回転切削工具
の先端部の断面、図3に発泡材用回転切削工具の側面
視、図4に発泡材用回転切削工具による切削加工の説明
を示す。
【0012】図3に示すように、本実施形態の発泡材用
回転切削工具11において、円柱形状をなす工具本体1
2の基端部にシャンク13が形成される一方、先端部に
は回転軌跡が球状となる底刃14が形成されると共に、
この底刃14から外周部にかけて外周刃15が形成され
ている。そして、図1に詳細に示すように、底刃14に
すくい角aを設けると共に、横逃げ角bを設け、先端部
にすかし角cを設けている。また、図3に詳細に示すよ
うに、外周刃15にねじれ角dを設けると共に、図2に
詳細に示すように、この外周刃15にエキセントリック
レリーフ刃付eを施してある。
【0013】この発泡材用回転切削工具11において、
底刃14のすくい角aは20°〜30°の範囲が最適で
あり、横逃げ角bは15°〜25°の範囲が最適であ
り、すかし角cは1°前後が最適である。また、外周刃
15のねじれ角dは10°〜35°の範囲が最適であ
【0014】従って、この発泡材用回転切削工具11に
よって発泡スチロール材の切削加工を行う場合、この発
泡材用回転切削工具11のシャンク13を図示しない工
作機械の主軸に保持した状態で、この主軸と共に発泡材
用回転切削工具11を回転し、底刃14あるいは外周刃
15を加工面に接触させながら送りを行うことで、この
底刃14によって発泡スチロール材の表面加工を行う一
方、外周刃15によって輪郭加工を行うことができる。
【0015】このとき、本実施形態の発泡材用回転切削
工具11にあっては、工具本体12を円柱形状としたこ
とで、工具自体の剛性が上がって切削時の振動を抑制で
き、切削条件を向上できる。また、底刃14にすくい角
aを設けたことで、シャープな切削が可能となって加工
面を平滑に切削でき、切削負荷を軽減できる。そして、
底刃14に横逃げ角bを設けたことで、発泡スチロール
材との干渉を抑制できる。更に、底刃14にすかし角c
を設けたことで、加工面への押付による工具中心部のこ
すれを防止し、加工面のむしれや発泡粒の脱落を防止で
きる。そして、外周刃15にねじれ角dを設けたこと
で、断続切削を防止して安定した加工が可能となる。ま
た、外周刃15にエキセントリックレリーフ刃付eを設
けたことで、刃先強度が向上すると共に逃げ面の摩耗の
進行を抑制でき、発泡スチロール材の加工面が傷つきに
くくなる。
【0016】このように工具自体の剛性が向上したこと
で、切削条件を向上でき、切削加工時間を短縮できる。
また、加工面への押付による工具中心部のこすれを防止
することで、図4に示すように、発泡スチロール材の加
工面にツールマークSが残ることがなくなって平滑性を
向上できる。そして、加工面のむしれや発泡粒の脱落を
防止することで、後加工が不要となって仕上げ時間を短
縮できる。
【0017】なお、上述した実施形態において、所定の
切削条件に合わせて、発泡材用回転切削工具11におけ
る底刃14のすくい角aと横逃げ角bとすかし角cと外
周刃15のねじれ角dとをそれぞれ最適角度に設定した
が、本発明では、この角度に限定されるものではなく、
切削条件に合わせて適宜設定すればよいものである。
【0018】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の発泡材用回転切削工具によれ
ば、円柱形状をなす工具本体の先端部に回転軌跡が球状
となる底刃を設けると共にこの底刃から外周部にかけて
外周刃を設け、底刃にすくい角及び横逃げ角を設けると
共に先端部にすかし角を設け、外周刃にねじれ角を設
け、すくい角を20°〜30°に設定すると共に、ねじ
れ角を10°〜35°に設定したので、工具自体の剛性
を上げて切削時の振動を抑制することができ、すくい角
によって加工面を平滑に切削できて切削負荷を軽減する
ことができると共に、横逃げ角によって発泡材との干渉
を抑制することができ、また、すかし角によって加工面
への押付によるこすれを防止して加工面のむしれや発泡
粒の脱落を防止することができ、更に、ねじれ角によっ
て断続切削を防止して安定した加工を可能とすることが
でき、その結果、加工精度の向上を図ることができる。
【0019】また、請求項2の発明の発泡材用回転切削
工具によれば、外周刃にエキセントリックレリーフ刃付
を施したので、刃先強度を向上すると共に逃げ面の摩耗
の進行を抑制することができ、発泡材の加工面の損傷を
防止して加工精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る発泡材用回転切削工
具の概略図である。
【図2】発泡材用回転切削工具の先端部の断面図であ
る。
【図3】発泡材用回転切削工具の側面視図である。
【図4】発泡材用回転切削工具による切削加工の説明図
である。
【図5】従来の発泡材用回転切削工具の概略図である。
【図6】従来の発泡材用回転切削工具による切削加工の
説明図である。
【符号の説明】
11 発泡材用回転切削工具 12 工具本体 13 シャンク 14 底刃 15 外周刃 a すくし角 b 横逃げ角 c すかし角 d ねじれ角 e エキセントリックレリーフ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形状をなす工具本体の先端部に回転
    軌跡が球状となる底刃を設けると共に、該底刃から外周
    部にかけて外周刃を設け、回転することで発泡材を切削
    加工する発泡材用回転切削工具において、前記底刃にす
    くい角及び横逃げ角を設けると共に先端部にすかし角を
    設け、前記外周刃にねじれ角を設け、前記すくい角を
    0°〜30°に設定すると共に、前記ねじれ角を10°
    〜35°に設定することを特徴とする発泡材用回転切削
    工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発泡材用回転切削工具に
    おいて、前記外周刃にエキセントリックレリーフ刃付を
    施したことを特徴とする発泡材用回転切削工具。
JP32415597A 1997-11-26 1997-11-26 発泡材用回転切削工具 Expired - Fee Related JP3427706B2 (ja)

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JPWO2011145494A1 (ja) * 2010-05-17 2013-07-22 コニカミノルタ株式会社 切削工具
JP2015166119A (ja) * 2014-03-04 2015-09-24 三菱電機株式会社 エンドミル

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