JPS6137456Y2 - - Google Patents

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JPS6137456Y2
JPS6137456Y2 JP1981081513U JP8151381U JPS6137456Y2 JP S6137456 Y2 JPS6137456 Y2 JP S6137456Y2 JP 1981081513 U JP1981081513 U JP 1981081513U JP 8151381 U JP8151381 U JP 8151381U JP S6137456 Y2 JPS6137456 Y2 JP S6137456Y2
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JP
Japan
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blade
shank
end mill
tapered
cutting edge
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JP1981081513U
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JPS57193319U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金型製作における倣い型彫加工の際
に用いる型彫用ボールエンドミルに関するもので
ある。
従来、型彫用切削工具としては通常のボールエ
ンドミルではなく、金型の型彫部分に形成される
抜き勾配に合わせてテーパボールエンドミルが用
いられている。
この従来の型彫用テーパボールエンドミルは、
第1図ないし第5図に示すように、樹脂成形金型
の一般的抜き勾配である1.5度に合せ、片側1.5度
のテーパー形状とし、かつ、製品形状に合せてテ
ーパー部1aの全長にわたつて切刃1bを設けて
いた。しかし、この従来の型彫用テーパーボール
エンドミル1においては、切刃1bの全長である
Lと切刃1bの先端部外径dとの比L/d(第1
図参照)が大きいうえ、チツプポケツト1cの関
係から切刃1b部の断面積AおよびB(第2図お
よび第3図参照)が小さく、特に切刃1bの長さ
を製品形状に合せて長い物にした場合は極端に剛
性が低下して低い加工条件(単位時間当りの切削
量)でなければ使用できなかつた。しかも、その
ような点を配慮しつつ加工していても振れが生じ
てワーク2の加工面に喰い込みが生じ、加工不良
が発生していた。また径dの小さな物は実用にな
らず、細かい形状を彫り出すのが困難であり、さ
らにはそのような場合は加工面に大きなカツタR
が残るため後工程の手仕上げにて形状出しを行な
う場合に工数が多く掛かつていた。また、切刃1
bでもあるテーパー部を再研摩する際、研摩個所
が広いため研摩工数が多く、再研摩のメリツトが
少ない。さらには、切刃1b部のテーパー部1a
とR部1dとの継目1e(第5図参照)には段差
が生じ易く、その部分の研摩作業には熟練を要
し、全体的に高精度に再研摩することが困難であ
る。したがつて、再研摩したものでは形彫り精度
が低下する等の問題点があつた。
本考案は上記した問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、エンドミルの
先端部分に形成する刃部の剛性強度を向上させる
とともに摩耗する切刃の再研削を容易にして切削
加工の作業性を高めることにある。
この目的を達成るため、本考案の型彫用ボール
エンドミルは、先端球状の底刃からシヤンク側
へ、側部をストレートな外周刃とする刃部を設
け、該刃部からシヤンクまでの間に金型の型彫部
分に形成される抜き勾配の角度範囲内で、前記シ
ヤンクに向つて拡径したテーパ部を設けたことを
構成上の特徴としている。
このような構成としたことから、ボールエンド
ミルの先端部分にのみ切刃が設けられ、しかもそ
の外周刃がストレートであることにより再研削が
容易となる。
また、切刃を短くしたことにより、シヤンクま
でのテーパ部に切刃が形成されず、そのためチツ
プポケツトとなる溝がなくなることからテーパ部
の断面積が大きくなる。
また、外周刃によつて型彫部分の側壁に抜き勾
配を形成することになるが、この際、拡径したテ
ーパ部が側壁に当ることなく切削加工がなされ
る。そして、ストレートな外周刃を形成したこと
により、刃先全体で切削することがなくなり、刃
部に加わる切削抵抗を小さくすることができ、外
周刃に横方向からの力が加わることによる工具の
振れを解消して切削精度を向上させることができ
る。
以下、本考案の一実施例を第6図ないし第8図
に基づいて説明する。
図において、本考案に係る型彫用ボールエンド
ミル11は、その先端に球状の底刃14を有する
R部1dが設けられ、このR部1dからシヤンク
16側へ、側部をストレートな外周刃15となる
切刃11bを有する刃部18を設け、エンドミル
11の先端部分を構成している。
この刃部18からシヤンク16までの間は、シ
ヤンク16に向つてその径を拡げたテーパ部11
aとなつている。このテーパ部11aの断面形状
は第6図に示す記号Cの断面積を有し、かつ、テ
ーパ角度を型彫加工の抜き勾配と同じか、もしく
はそれ以下となるような抜き勾配の角度範囲内と
している。
また外周刃15をストレートにした切刃11b
が、切刃11bの長さlと該長さlにテーパー部
11aの長さを加えた長さLとの比l/L(第6
図参照)が約1/3となるように設けられており、
しかもその切刃11bはストレートに形成されて
いる。したがつて、テーパー部11aの部分の丸
断面の断面積Cは従来のものに比して大きくなつ
ていて、その剛性はアツプしており、しかも該テ
ーパ部11aの可及的延長を図ることができて型
彫用として好適となる。また先端部分の切刃11
bをストレート形状としたため、従来のものの側
面切刃全体でワーク12を切削したときに生じる
振れが防止されている。これらの改良によつて、
同一のL/dであれば喰い込みを生じない範囲
で、送り速度を従来品に比して1.5〜2倍にアツ
プできる。また、摩耗する部分はストレートな外
周刃15の先端部のみであるので、切刃11bの
再研摩も先端部のみでよく、再研摩工数も大幅に
低減できる。
また、刃部を剛性強度の高いテーパ部によつて
保持させることから、刃部自体が工具の横方向か
らの力に対して振れが小さくなり、従来のものに
比較してL/dが大きいボールエンドミルであつ
てもより小さな切刃外径dの使用が可能となるの
で、小さなカツタRより角部の切削加工を行な
い、後工程での仕上げ工数を低減できる。
以上のように、本考案はボールエンドミルの先
端部分にのみ切刃を設け、その側部をストレート
な外周刃に形成するとともに、外周刃を備えた刃
部とシヤンクまでの間に断面積を大きくしたテー
パ部を設けたので、刃部の剛性強度を向上させ
て、工具に対する横方向の押圧力に対する振れを
防止して、加工条件を従来品に比較して1.5〜2
倍にアツプでき、しかも摩耗する切刃の再研削を
容易にするので、その工数を半減できるとともに
研削精度を向上させて型彫り精度を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の型彫用テーパーボールエンドミ
ルの正面図、第2図は第1図の−線に沿う断
面図、第3図は第1図の−線に沿う断面図、
第4図は従来の型彫用テーパーボールエンドミル
の使用状態の断面図、第5図は従来の型彫用テー
パーボールエンドミルの先端部の半分を示した断
面図、第6図は本考案に係る一実施例の正面図、
第7図は第6図の−線に沿う断面図、第8図
は本実施例の使用状態の断面図である。 11……型彫用テーパーボールエンドミル、1
1a……テーパー部、11b……切刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端球状の底刃からシヤンク側へ、側部をスト
    レートな外周刃とする刃部をシヤンク下の長さの
    ほゞ1/3長にわたつて設け、該刃部からシヤンク
    までの間に金型の型彫部分に形成される抜き勾配
    の角度範囲で、前記シヤンクに向つて拡径したテ
    ーパ部を設けたことを特徴とする型彫用ボールエ
    ンドミル。
JP1981081513U 1981-06-02 1981-06-02 Expired JPS6137456Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981081513U JPS6137456Y2 (ja) 1981-06-02 1981-06-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981081513U JPS6137456Y2 (ja) 1981-06-02 1981-06-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57193319U JPS57193319U (ja) 1982-12-08
JPS6137456Y2 true JPS6137456Y2 (ja) 1986-10-30

Family

ID=29877024

Family Applications (1)

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JP1981081513U Expired JPS6137456Y2 (ja) 1981-06-02 1981-06-02

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62176709A (ja) * 1986-01-28 1987-08-03 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 曲面加工方法及びその工具
JP3000219B2 (ja) * 1987-07-31 2000-01-17 株式会社豊田中央研究所 曲面加工用情報処理装置

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JPS5526676B2 (ja) * 1974-07-11 1980-07-15

Family Cites Families (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54159391U (ja) * 1978-04-28 1979-11-07
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JPS5835370Y2 (ja) * 1978-08-09 1983-08-09 俊明 細井 渦巻き刃ボ−ルエンドミル

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526676B2 (ja) * 1974-07-11 1980-07-15

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JPS57193319U (ja) 1982-12-08

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