JP3426760B2 - 画像形成装置及びその転写装置 - Google Patents
画像形成装置及びその転写装置Info
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/163—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
- G03G15/1635—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap the field being produced by laying down an electrostatic charge behind the base or the recording member, e.g. by a corona device
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- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/16—Transferring device, details
- G03G2215/1604—Main transfer electrode
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転写装置、特に、表面
にトナー像が形成される像担持体とこの像担持体に用紙
を所定のタイミングで搬送するレジストローラ対とを有
する画像形成装置に設けられた転写装置に関する。
にトナー像が形成される像担持体とこの像担持体に用紙
を所定のタイミングで搬送するレジストローラ対とを有
する画像形成装置に設けられた転写装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば複写機においては、感光体ドラ
ム表面に形成されたトナー像を、感光体ドラムの下方に
搬送されてきた用紙上に転写するために転写装置が設け
られている。転写装置は、一般に、放電用の開口を有し
感光体ドラムの軸に沿って配置された断面コ字状のシー
ルド枠体と、シールド枠体の長手方向にわたって張設さ
れた放電用ワイヤと、シールド枠体の両端に配置されそ
れぞれ放電用ワイヤの両端を支持する１対の絶縁ブロッ
クとを有している。このような転写装置では、放電用ワ
イヤに高電圧が印加され、放電用ワイヤによって転写紙
の裏面に対してコロナ放電を行う。これにより、ドラム
表面に形成されているトナー像が用紙側に転写される。
ム表面に形成されたトナー像を、感光体ドラムの下方に
搬送されてきた用紙上に転写するために転写装置が設け
られている。転写装置は、一般に、放電用の開口を有し
感光体ドラムの軸に沿って配置された断面コ字状のシー
ルド枠体と、シールド枠体の長手方向にわたって張設さ
れた放電用ワイヤと、シールド枠体の両端に配置されそ
れぞれ放電用ワイヤの両端を支持する１対の絶縁ブロッ
クとを有している。このような転写装置では、放電用ワ
イヤに高電圧が印加され、放電用ワイヤによって転写紙
の裏面に対してコロナ放電を行う。これにより、ドラム
表面に形成されているトナー像が用紙側に転写される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】複写機においては、本
体の下部と上部とを開閉自在としたいわゆるクラムシェ
ルタイプの複写機が提供されている。このようなクラム
シェルタイプの複写機では、本体上部側に感光体ドラム
が配置され、本体下部側に転写装置が配置される。転写
装置は、その用紙搬送方向上流側の端部が本体フレーム
の一部に回動自在に支持され、さらにシールド枠体の底
面がばねにより感光体ドラム側に付勢されている。
体の下部と上部とを開閉自在としたいわゆるクラムシェ
ルタイプの複写機が提供されている。このようなクラム
シェルタイプの複写機では、本体上部側に感光体ドラム
が配置され、本体下部側に転写装置が配置される。転写
装置は、その用紙搬送方向上流側の端部が本体フレーム
の一部に回動自在に支持され、さらにシールド枠体の底
面がばねにより感光体ドラム側に付勢されている。
【０００４】ここでは、本体上部と本体下部とを閉じた
状態で感光体ドラムのハウジングと転写装置の一部とを
当接させて両者を位置決めし、感光体ドラム表面と放電
用ワイヤとの間隔を所定の距離に維持するようにしてい
る。このような構造において、感光体ドラムの用紙搬送
方向上流側にはレジストローラ対が設けられており、転
写装置はこのレジストローラ対の用紙搬送方向下流側に
おいて回動自在に支持されているため、回動支点と放電
用ワイヤとの間の距離が短くなる。したがって、感光体
ドラムと転写装置の接触部に寸法誤差が生じると、取付
時の角度が設定値から大きく狂ってしまい、感光体ドラ
ム表面と放電用ワイヤとの距離を精度良く維持すること
ができない。
状態で感光体ドラムのハウジングと転写装置の一部とを
当接させて両者を位置決めし、感光体ドラム表面と放電
用ワイヤとの間隔を所定の距離に維持するようにしてい
る。このような構造において、感光体ドラムの用紙搬送
方向上流側にはレジストローラ対が設けられており、転
写装置はこのレジストローラ対の用紙搬送方向下流側に
おいて回動自在に支持されているため、回動支点と放電
用ワイヤとの間の距離が短くなる。したがって、感光体
ドラムと転写装置の接触部に寸法誤差が生じると、取付
時の角度が設定値から大きく狂ってしまい、感光体ドラ
ム表面と放電用ワイヤとの距離を精度良く維持すること
ができない。
【０００５】また、転写装置において、放電用ワイヤの
さらに用紙搬送方向下流側には、用紙を感光体ドラムか
ら分離するための除電針が設けられる場合があるが、こ
の除電針と感光体ドラム表面との間の距離も精度良く管
理する必要がある。しかし、前述のように転写装置の回
動支点と除電針との間の距離があまり長くとれず、少し
の寸法誤差で精度が大きく狂ってしまうという問題があ
る。
さらに用紙搬送方向下流側には、用紙を感光体ドラムか
ら分離するための除電針が設けられる場合があるが、こ
の除電針と感光体ドラム表面との間の距離も精度良く管
理する必要がある。しかし、前述のように転写装置の回
動支点と除電針との間の距離があまり長くとれず、少し
の寸法誤差で精度が大きく狂ってしまうという問題があ
る。
【０００６】これらの問題を解消するためには、回動支
点と位置決め用の当接部との距離を長くとればよい。し
かし、用紙搬送方向上流側にはレジストローラがあるの
で回動支点を用紙搬送方向上流側に移動するには限度が
あり、また下流側に移動させると放電用ワイヤあるいは
除電針が感光体ドラムから離れてしまうので有効に機能
し得なくなる。特に、小型の複写機では感光体ドラムの
径が小さいので転写装置を配置できる位置が限定されて
しまい、前述のような問題が顕著になる。
点と位置決め用の当接部との距離を長くとればよい。し
かし、用紙搬送方向上流側にはレジストローラがあるの
で回動支点を用紙搬送方向上流側に移動するには限度が
あり、また下流側に移動させると放電用ワイヤあるいは
除電針が感光体ドラムから離れてしまうので有効に機能
し得なくなる。特に、小型の複写機では感光体ドラムの
径が小さいので転写装置を配置できる位置が限定されて
しまい、前述のような問題が顕著になる。
【０００７】さらに、転写装置の用紙搬送方向上流側に
は、レジストローラの表面に圧接される紙粉除去部材が
設けられる場合がある。このとき、紙粉除去部材のレジ
ストローラに対する圧接状態を常に良好に保つために
は、転写装置の紙粉除去部材を支持する部分の寸法及び
転写装置自体の寸法を厳しく管理する必要があり、これ
らは非常に困難である。
は、レジストローラの表面に圧接される紙粉除去部材が
設けられる場合がある。このとき、紙粉除去部材のレジ
ストローラに対する圧接状態を常に良好に保つために
は、転写装置の紙粉除去部材を支持する部分の寸法及び
転写装置自体の寸法を厳しく管理する必要があり、これ
らは非常に困難である。
【０００８】本発明の目的は、表面にトナー像が形成さ
れる像担持体と放電用ワイヤあるいは除電部材との距離
を容易に高精度に設定できるようにすることにある。本
発明の別の目的は、転写装置の支持部の構成を簡単にす
ることにある。本発明のさらに別の目的は、レジストロ
ーラに対して常に良好に紙粉除去部材が当接するように
することにある。
れる像担持体と放電用ワイヤあるいは除電部材との距離
を容易に高精度に設定できるようにすることにある。本
発明の別の目的は、転写装置の支持部の構成を簡単にす
ることにある。本発明のさらに別の目的は、レジストロ
ーラに対して常に良好に紙粉除去部材が当接するように
することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る転写装置
は、表面にトナー像を担持する像担持体と像担持体の用
紙搬送方向上流側に配置され用紙を所定のタイミングで
像担持体に搬送するレジストローラ対とを有する画像形
成装置に設けられ、像担持体に担持されたトナー像を用
紙上に転写する装置であり、ケースと放電用ワイヤと位
置決め機構とを備えている。ケースは、像担持体に対向
して配置されるとともに、用紙搬送方向の一端がレジス
トローラ対の一方のローラの軸に回動自在に装着されて
いる。放電用ワイヤはケース内に張設されている。位置
決め機構は、ケースの用紙搬送方向他端側に配置され、
像担持体と放電用ワイヤとを所定の間隔に維持するため
の機構である。また、ケースは、シールド枠体とハウジ
ングとを有している。シールド枠体は、像担持体と対向
する側に放電用開口を有し放電用ワイヤを囲むように形
成されるとともにその一部がレジストローラ対のうちの
転写装置側のローラの軸に回動自在に支持されている。
ハウジングは、シールド枠体に取り付けられ放電用ワイ
ヤの両端を支持する。さらにハウジングは、１対の絶縁
ブロックと連結部とを有している。１対の絶縁ブロック
は、放電用ワイヤが張設された方向の両端に形成され放
電用ワイヤを支持する。連結部は、シールド枠体の用紙
搬送方向下流側に配置され１対の絶縁ブロックと一体形
成される。位置決め機構は、当接部と付勢部材とを有し
ている。当接部は、像担持体の一部に当接可能であり１
対の絶縁ブロックの外側壁の上端面に平坦に形成され
る。付勢部材は、ケースを像担持体側に付勢する。
は、表面にトナー像を担持する像担持体と像担持体の用
紙搬送方向上流側に配置され用紙を所定のタイミングで
像担持体に搬送するレジストローラ対とを有する画像形
成装置に設けられ、像担持体に担持されたトナー像を用
紙上に転写する装置であり、ケースと放電用ワイヤと位
置決め機構とを備えている。ケースは、像担持体に対向
して配置されるとともに、用紙搬送方向の一端がレジス
トローラ対の一方のローラの軸に回動自在に装着されて
いる。放電用ワイヤはケース内に張設されている。位置
決め機構は、ケースの用紙搬送方向他端側に配置され、
像担持体と放電用ワイヤとを所定の間隔に維持するため
の機構である。また、ケースは、シールド枠体とハウジ
ングとを有している。シールド枠体は、像担持体と対向
する側に放電用開口を有し放電用ワイヤを囲むように形
成されるとともにその一部がレジストローラ対のうちの
転写装置側のローラの軸に回動自在に支持されている。
ハウジングは、シールド枠体に取り付けられ放電用ワイ
ヤの両端を支持する。さらにハウジングは、１対の絶縁
ブロックと連結部とを有している。１対の絶縁ブロック
は、放電用ワイヤが張設された方向の両端に形成され放
電用ワイヤを支持する。連結部は、シールド枠体の用紙
搬送方向下流側に配置され１対の絶縁ブロックと一体形
成される。位置決め機構は、当接部と付勢部材とを有し
ている。当接部は、像担持体の一部に当接可能であり１
対の絶縁ブロックの外側壁の上端面に平坦に形成され
る。付勢部材は、ケースを像担持体側に付勢する。
【００１０】請求項２に係る転写装置は、請求項１の装
置において、前記画像形成装置の本体が、転写装置を支
持する本体下部と、本体下部の上部に本体下部に対して
開閉自在に配置され像担持体を支持する本体上部とを有
している。
置において、前記画像形成装置の本体が、転写装置を支
持する本体下部と、本体下部の上部に本体下部に対して
開閉自在に配置され像担持体を支持する本体上部とを有
している。
【００１１】請求項３に記載の転写装置は、請求項１ま
たは２の装置において、当接部が像担持体の両端に配置
されたドラムハウジングの下端に当接可能である。
たは２の装置において、当接部が像担持体の両端に配置
されたドラムハウジングの下端に当接可能である。
【００１２】請求項４に係る転写装置は、請求項１から
３のいずれかの装置において、前記連結部には、用紙の
電荷を除去して用紙を像担持体から分離させるための除
電部材が装着されている。
３のいずれかの装置において、前記連結部には、用紙の
電荷を除去して用紙を像担持体から分離させるための除
電部材が装着されている。
【００１３】請求項５に係る転写装置は、請求項４の装
置において、前記連結部に取り外し自在に装着された用
紙搬送ガイド部材をさらに備え、前記除電部材は連結部
とガイド部材に挟まれて支持されている。ている。請求
項６に係る転写装置は、請求項１から５の装置におい
て、前記レジストローラ対の軸に沿って延び、かつ前記
レジストローラ対のうちの転写装置側のローラ表面に接
触するように配置された紙粉除去部材をさらに備えてい
る。
置において、前記連結部に取り外し自在に装着された用
紙搬送ガイド部材をさらに備え、前記除電部材は連結部
とガイド部材に挟まれて支持されている。ている。請求
項６に係る転写装置は、請求項１から５の装置におい
て、前記レジストローラ対の軸に沿って延び、かつ前記
レジストローラ対のうちの転写装置側のローラ表面に接
触するように配置された紙粉除去部材をさらに備えてい
る。
【００１４】請求項７に係る転写装置は、請求項１から
６のいずれかの装置において、前記シールド枠体は、前
記レジストローラ対側の側壁からレジストローラ対側に
延びて形成された取り付け部をレジストローラ対の軸に
沿って有しており、前記紙粉除去部材は前記取り付け部
に装着されている。請求項８に係る画像形成装置は、本
体下部と、本体下部に対して開閉自在な本体上部と、画
像情報を獲得する画像情報獲得手段と、画像形成部と、
レジストローラ対と、転写装置本体と、位置決め機構
と、定着装置とを備えている。画像形成部は、本体上部
に回転自在に支持され画像情報に基づいて表面にトナー
像が形成される感光体ドラムを含んでいる。レジストロ
ーラ対は、上ローラ及び本体下部に支持された下ローラ
からなり、画像形成部に所定のタイミングで用紙を供給
するローラ対である。転写装置本体は、感光体ドラムの
軸に沿って張設されるとともに感光体ドラムに対向する
ように配置された放電用ワイヤを内部に有し、用紙搬送
方向の一端が下ローラの軸に回動自在に支持されてお
り、供給されてきた用紙にトナー像を転写するためのも
のである。位置決め機構は、転写装置本体の用紙搬送方
向他端側に配置され、感光体ドラムと放電用ワイヤとを
所定の間隔に維持するための機構である。定着装置は、
転写装置本体によって用紙上に転写されたトナー像を定
着させる装置である。転写装置本体は、シールド枠体と
ハウジングとを有している。シールド枠体は、感光体ド
ラムと対向する側に放電用開口を有し放電用ワイヤを囲
むように形成されるとともにその一部がレジストローラ
対のうちの転写装置本体側のローラの軸に回動自在に支
持される。ハウジングは、シールド枠体に取り付けられ
放電用ワイヤの両端を支持する。さらにハウジングは、
絶縁ブロックと連結部とを有している。１対の絶縁ブロ
ック対は、放電用ワイヤが張設された方向の両端に形成
され放電用ワイヤを支持する。連結部は、シールド枠体
の用紙搬送方向下流側に配置され１対の絶縁ブロックと
一体形成される。位置決め機構は、当接部と付勢部材と
を有している。当接部は、１対の絶縁ブロックの外側壁
の上端面に平坦に形成されて感光体ドラムの一部に当接
可能である。付勢部材は、ケースを感光体ドラム側に付
勢する。
６のいずれかの装置において、前記シールド枠体は、前
記レジストローラ対側の側壁からレジストローラ対側に
延びて形成された取り付け部をレジストローラ対の軸に
沿って有しており、前記紙粉除去部材は前記取り付け部
に装着されている。請求項８に係る画像形成装置は、本
体下部と、本体下部に対して開閉自在な本体上部と、画
像情報を獲得する画像情報獲得手段と、画像形成部と、
レジストローラ対と、転写装置本体と、位置決め機構
と、定着装置とを備えている。画像形成部は、本体上部
に回転自在に支持され画像情報に基づいて表面にトナー
像が形成される感光体ドラムを含んでいる。レジストロ
ーラ対は、上ローラ及び本体下部に支持された下ローラ
からなり、画像形成部に所定のタイミングで用紙を供給
するローラ対である。転写装置本体は、感光体ドラムの
軸に沿って張設されるとともに感光体ドラムに対向する
ように配置された放電用ワイヤを内部に有し、用紙搬送
方向の一端が下ローラの軸に回動自在に支持されてお
り、供給されてきた用紙にトナー像を転写するためのも
のである。位置決め機構は、転写装置本体の用紙搬送方
向他端側に配置され、感光体ドラムと放電用ワイヤとを
所定の間隔に維持するための機構である。定着装置は、
転写装置本体によって用紙上に転写されたトナー像を定
着させる装置である。転写装置本体は、シールド枠体と
ハウジングとを有している。シールド枠体は、感光体ド
ラムと対向する側に放電用開口を有し放電用ワイヤを囲
むように形成されるとともにその一部がレジストローラ
対のうちの転写装置本体側のローラの軸に回動自在に支
持される。ハウジングは、シールド枠体に取り付けられ
放電用ワイヤの両端を支持する。さらにハウジングは、
絶縁ブロックと連結部とを有している。１対の絶縁ブロ
ック対は、放電用ワイヤが張設された方向の両端に形成
され放電用ワイヤを支持する。連結部は、シールド枠体
の用紙搬送方向下流側に配置され１対の絶縁ブロックと
一体形成される。位置決め機構は、当接部と付勢部材と
を有している。当接部は、１対の絶縁ブロックの外側壁
の上端面に平坦に形成されて感光体ドラムの一部に当接
可能である。付勢部材は、ケースを感光体ドラム側に付
勢する。
【００１５】
【作用】請求項１に係る転写装置では、レジストローラ
対によって搬送されてきた用紙に対して、像担持体表面
に形成されたトナー像を転写する。この転写装置におい
て、放電用ワイヤが張設されたケースの一端は、レジス
トローラ対のうちの一方のローラの軸に回動自在に支持
されている。またケースの他端は位置決め機構によって
位置決めされており、これにより像担持体と放電用ワイ
ヤとの間隔が所定の間隔に維持される。
対によって搬送されてきた用紙に対して、像担持体表面
に形成されたトナー像を転写する。この転写装置におい
て、放電用ワイヤが張設されたケースの一端は、レジス
トローラ対のうちの一方のローラの軸に回動自在に支持
されている。またケースの他端は位置決め機構によって
位置決めされており、これにより像担持体と放電用ワイ
ヤとの間隔が所定の間隔に維持される。
【００１６】ここでは、レジストローラ対の下流側でし
かも像担持体に対向可能な一般的に狭いスペースにケー
スが配置されているが、ケースの一端はレジストローラ
対の一方のローラ軸に回動自在に支持されているので、
回動中心と放電用ワイヤとの間隔を従来に比較して長く
できる。このため、他端側の位置決め機構に寸法誤差が
生じても、角度誤差が小さくなり、像担持体と放電用ワ
イヤとの間隔の変化を従来の構造に比較して少なくでき
る。また、ケースの支持部を別に設ける必要がないの
で、構造が簡単になる。
かも像担持体に対向可能な一般的に狭いスペースにケー
スが配置されているが、ケースの一端はレジストローラ
対の一方のローラ軸に回動自在に支持されているので、
回動中心と放電用ワイヤとの間隔を従来に比較して長く
できる。このため、他端側の位置決め機構に寸法誤差が
生じても、角度誤差が小さくなり、像担持体と放電用ワ
イヤとの間隔の変化を従来の構造に比較して少なくでき
る。また、ケースの支持部を別に設ける必要がないの
で、構造が簡単になる。
【００１７】
【００１８】また、請求項１に係る転写装置では、ケー
スがシールド枠体とハウジングとから構成されており、
シールド枠体がレジストローラ対の一方のローラ軸回り
に回動する。また、放電用ワイヤの両端はハウジングに
支持されている。さらに、請求項１に係る転写装置で
は、ケースを構成するハウジングが１対の絶縁ブロック
と、１対の絶縁ブロックと一体形成された連結部とから
構成されており、放電用ワイヤは１対の絶縁ブロックの
間に張設されている。ここでは、構成が簡単になる。加
えて、請求項１に係る転写装置では、ケースの他端側が
像担持体側に付勢され、１対の絶縁ブロックの外側壁の
上端面に形成された当接部が像担持体の一部に当接して
両者の間隔が所定の間隔に維持される。このため、簡単
な構成で放電用ワイヤと像担持体の間隔を所定の間隔に
維持できる。請求項２に係る転写装置では、画像形成装
置の本体が、転写装置を支持する本体下部と、本体下部
に対して開閉自在で像担持体を支持する本体上部とで構
成されているので、本体上部を閉じることで像担持体と
ケースとを当接させ、両者の位置決めを行える。請求項
３に記載の転写装置は、当接部が像担持体の両端に配置
されたドラムハウジングの下端に当接可能である。この
ため、簡単な構成で放電用ワイヤと像担持体の間隔を所
定の間隔に維持できる。
スがシールド枠体とハウジングとから構成されており、
シールド枠体がレジストローラ対の一方のローラ軸回り
に回動する。また、放電用ワイヤの両端はハウジングに
支持されている。さらに、請求項１に係る転写装置で
は、ケースを構成するハウジングが１対の絶縁ブロック
と、１対の絶縁ブロックと一体形成された連結部とから
構成されており、放電用ワイヤは１対の絶縁ブロックの
間に張設されている。ここでは、構成が簡単になる。加
えて、請求項１に係る転写装置では、ケースの他端側が
像担持体側に付勢され、１対の絶縁ブロックの外側壁の
上端面に形成された当接部が像担持体の一部に当接して
両者の間隔が所定の間隔に維持される。このため、簡単
な構成で放電用ワイヤと像担持体の間隔を所定の間隔に
維持できる。請求項２に係る転写装置では、画像形成装
置の本体が、転写装置を支持する本体下部と、本体下部
に対して開閉自在で像担持体を支持する本体上部とで構
成されているので、本体上部を閉じることで像担持体と
ケースとを当接させ、両者の位置決めを行える。請求項
３に記載の転写装置は、当接部が像担持体の両端に配置
されたドラムハウジングの下端に当接可能である。この
ため、簡単な構成で放電用ワイヤと像担持体の間隔を所
定の間隔に維持できる。
【００１９】請求項４に係る転写装置では、前記連結部
に、用紙を像担持体から分離させるための除電部材が配
置されているので、像担持体と除電部材の間隔及び放電
用ワイヤと除電部材の間隔を高精度に設定できる。請求
項５に係る転写装置では、前記連結部に用紙搬送ガイド
部材が取り外し自在に取り付けられており、転写後の用
紙はこのガイド部材に案内されて下流側に搬送される。
除電部材は、連結部とガイド部材に挟まれて固定されて
いるので、簡単な構成で除電部材を取り付けられる。
に、用紙を像担持体から分離させるための除電部材が配
置されているので、像担持体と除電部材の間隔及び放電
用ワイヤと除電部材の間隔を高精度に設定できる。請求
項５に係る転写装置では、前記連結部に用紙搬送ガイド
部材が取り外し自在に取り付けられており、転写後の用
紙はこのガイド部材に案内されて下流側に搬送される。
除電部材は、連結部とガイド部材に挟まれて固定されて
いるので、簡単な構成で除電部材を取り付けられる。
【００２０】請求項６に係る転写装置では、紙粉除去部
材がレジストローラ対のうちの転写装置側のローラ表面
に接触し、ローラ表面に付着した紙粉等の異物を除去す
る。請求項７に係る転写装置では、紙粉除去部材がシー
ルド枠体に装着されているので、紙粉除去部材はシール
ド枠体とともにレジストローラ対の一方のローラ軸回り
に回動する。このため、各部に寸法誤差が生じても、紙
粉除去部材は常に良好にレジストローラに圧接する。
材がレジストローラ対のうちの転写装置側のローラ表面
に接触し、ローラ表面に付着した紙粉等の異物を除去す
る。請求項７に係る転写装置では、紙粉除去部材がシー
ルド枠体に装着されているので、紙粉除去部材はシール
ド枠体とともにレジストローラ対の一方のローラ軸回り
に回動する。このため、各部に寸法誤差が生じても、紙
粉除去部材は常に良好にレジストローラに圧接する。
【００２１】請求項８に係る画像形成装置では、本体下
部に対して本体上部を閉じた際に、位置決め機構により
感光体ドラムと放電用ワイヤとの間隔が所定の間隔に設
定される。このとき、放電用ワイヤが張設された転写装
置本体は、一端がレジストローラの下ローラの軸に回動
自在に支持されているので、回動中心と放電用ワイヤと
の間隔を従来に比較して長くできる。このため、前記同
様に、他端側の位置決め機構に寸法誤差が生じても、像
担持体と放電用ワイヤとの間隔の変化を従来の構造に比
較して少なくできる。また、ケースの支持部を別に設け
る必要がないので、構造が簡単になる。
部に対して本体上部を閉じた際に、位置決め機構により
感光体ドラムと放電用ワイヤとの間隔が所定の間隔に設
定される。このとき、放電用ワイヤが張設された転写装
置本体は、一端がレジストローラの下ローラの軸に回動
自在に支持されているので、回動中心と放電用ワイヤと
の間隔を従来に比較して長くできる。このため、前記同
様に、他端側の位置決め機構に寸法誤差が生じても、像
担持体と放電用ワイヤとの間隔の変化を従来の構造に比
較して少なくできる。また、ケースの支持部を別に設け
る必要がないので、構造が簡単になる。
【００２２】
【実施例】図１及び図２は、本発明の一実施例による転
写装置が採用された複写機を示している。図において、
複写機本体１の上面には原稿台２が固定されており、原
稿台２上には原稿押え３が開閉自在に設けられている。
複写機本体１の図右側には、手差し給紙用の給紙トレイ
４が装着され、図左側には複写済の用紙が排出される排
紙トレイ５が装着されている。
写装置が採用された複写機を示している。図において、
複写機本体１の上面には原稿台２が固定されており、原
稿台２上には原稿押え３が開閉自在に設けられている。
複写機本体１の図右側には、手差し給紙用の給紙トレイ
４が装着され、図左側には複写済の用紙が排出される排
紙トレイ５が装着されている。
【００２３】複写機本体１の内部において、その上側に
は原稿読み取りのための露光装置６が設けられている。
また、複写機本体１の中央部には、表面にトナー像が形
成される感光体ドラム７が配置されている。感光体ドラ
ム７の周囲には、主帯電装置８、現像装置９、転写装置
１０及びクリーニング装置１１が配置されている。ま
た、複写機本体１の底部には、給紙カセット１２が装着
されている。
は原稿読み取りのための露光装置６が設けられている。
また、複写機本体１の中央部には、表面にトナー像が形
成される感光体ドラム７が配置されている。感光体ドラ
ム７の周囲には、主帯電装置８、現像装置９、転写装置
１０及びクリーニング装置１１が配置されている。ま
た、複写機本体１の底部には、給紙カセット１２が装着
されている。
【００２４】手差し給紙トレイ４及び給紙カセット１２
と感光体ドラム７等によって形成される画像形成部との
間には、用紙を搬送するための給紙搬送装置１５が設け
られている。また、画像形成部と排紙トレイ５との間に
は、排紙搬送装置１６と定着装置１７と排出ローラ対１
８とが配置されている。さらに、感光体ドラム７の近傍
で用紙搬送方向上流側には、レジストローラ対２０が配
置されている。レジストローラ対２０は、図３に拡大し
て示すように、上ローラ２０ａ及び下ローラ２０ｂを有
しており、給紙搬送装置１５によって送られてきた用紙
を所定のタイミングで感光体ドラム７側に搬送するもの
である。
と感光体ドラム７等によって形成される画像形成部との
間には、用紙を搬送するための給紙搬送装置１５が設け
られている。また、画像形成部と排紙トレイ５との間に
は、排紙搬送装置１６と定着装置１７と排出ローラ対１
８とが配置されている。さらに、感光体ドラム７の近傍
で用紙搬送方向上流側には、レジストローラ対２０が配
置されている。レジストローラ対２０は、図３に拡大し
て示すように、上ローラ２０ａ及び下ローラ２０ｂを有
しており、給紙搬送装置１５によって送られてきた用紙
を所定のタイミングで感光体ドラム７側に搬送するもの
である。
【００２５】複写機本体１は、本体上部１ａと本体下部
１ｂとから構成されている。本体上部１ａと本体下部１
ｂとは、図右側のヒンジ部（図示せず）を介して回動自
在に連結されている。この結果、本体下部１ｂに対して
本体上部１ａが、図２に示すように上方に回動して開き
得るようになっている。ここで、感光体ドラム７よりも
上方に配置された各部材は本体上部１ａに支持されてお
り、また転写装置１０や定着装置１７等の部材は本体下
部１ｂに支持されている。
１ｂとから構成されている。本体上部１ａと本体下部１
ｂとは、図右側のヒンジ部（図示せず）を介して回動自
在に連結されている。この結果、本体下部１ｂに対して
本体上部１ａが、図２に示すように上方に回動して開き
得るようになっている。ここで、感光体ドラム７よりも
上方に配置された各部材は本体上部１ａに支持されてお
り、また転写装置１０や定着装置１７等の部材は本体下
部１ｂに支持されている。
【００２６】次に転写装置１０について詳細に説明す
る。図３に示すように、転写装置１０は、感光体ドラム
７の下方に配置されており、感光体ドラム７の軸に沿っ
て張設された放電用ワイヤ２４と、金属製のシールド枠
体２５と、このシールド枠体２５に装着された樹脂製の
ハウジング２６と、付勢用のばね２７とを主に有してい
る。
る。図３に示すように、転写装置１０は、感光体ドラム
７の下方に配置されており、感光体ドラム７の軸に沿っ
て張設された放電用ワイヤ２４と、金属製のシールド枠
体２５と、このシールド枠体２５に装着された樹脂製の
ハウジング２６と、付勢用のばね２７とを主に有してい
る。
【００２７】シールド枠体２５は、図３〜図５に示すよ
うに、感光体ドラム７の回転軸に沿って用紙搬送方向と
直交する方向に延びるハウジング装着部３０と、長手方
向の両端にそれぞれ用紙搬送方向上流側に延びるように
設けられた支持部３１と、ハウジング装着部３０の用紙
搬送方向上流側の側壁上部からさらに上流側に延びて形
成された紙粉除去部材装着部３２とを有している。ハウ
ジング装着部３０は放電ワイヤ２４を囲むように断面Ｕ
字状に形成され、またその上部には放電用の開口３０ａ
が形成されている。支持部３１には係合用の円弧状切欠
き３１ａが形成されており、この切欠き３１ａは、図３
に示すように、レジストローラ対２０の下ローラ２０ｂ
の軸２０ｃに回動自在に支持されている。さらに紙粉除
去部材装着部３２の先端には、下ローラ２０ｂから所定
距離離れ、かつ下ローラ２０ｂの接線と平行な取付面を
有する取付部３２ａが形成されており、この取付部３２
ａにフェルト等からなる紙粉除去部材３３（図３参照）
が装着されている。紙粉除去部材３３は、下ローラ２０
ｂの表面に圧接されている。
うに、感光体ドラム７の回転軸に沿って用紙搬送方向と
直交する方向に延びるハウジング装着部３０と、長手方
向の両端にそれぞれ用紙搬送方向上流側に延びるように
設けられた支持部３１と、ハウジング装着部３０の用紙
搬送方向上流側の側壁上部からさらに上流側に延びて形
成された紙粉除去部材装着部３２とを有している。ハウ
ジング装着部３０は放電ワイヤ２４を囲むように断面Ｕ
字状に形成され、またその上部には放電用の開口３０ａ
が形成されている。支持部３１には係合用の円弧状切欠
き３１ａが形成されており、この切欠き３１ａは、図３
に示すように、レジストローラ対２０の下ローラ２０ｂ
の軸２０ｃに回動自在に支持されている。さらに紙粉除
去部材装着部３２の先端には、下ローラ２０ｂから所定
距離離れ、かつ下ローラ２０ｂの接線と平行な取付面を
有する取付部３２ａが形成されており、この取付部３２
ａにフェルト等からなる紙粉除去部材３３（図３参照）
が装着されている。紙粉除去部材３３は、下ローラ２０
ｂの表面に圧接されている。
【００２８】ハウジング２６は、図３及び図６〜図８に
示すように、感光体ドラム７の軸に沿った方向に延びる
樹脂製の部材であり、長手方向の両端にそれぞれ形成さ
れた箱状の１対の絶縁ブロック４０と、両絶縁ブロック
４０と一体に形成された連結部４１とを有している。絶
縁ブロック４０は、放電用ワイヤの端部が取り付けられ
る取付部４０ａと、放電用ワイヤを支持する支持部４０
ｂとを有している。また、絶縁ブロック４０の最も外側
の側壁４０ｃの上端面は平坦に形成された当接部となっ
ており、この上端面に、図３に示すように、感光体ドラ
ム７の両端に配置されたドラムハウジング７ａの下端が
当接可能となっている。連結部４１は、絶縁ブロック４
０の用紙搬送方向下流側の側壁を延長して一体成形され
たものであり、長手方向に所定の間隔で複数の突起４１
ａ（図６及び図８では１カ所のみ表れている）を有して
いる。また、この突起４１ａの下方には、係合部４１ｂ
が形成されている。さらに、連結部４１の上端部には、
用紙を搬送方向下流側にガイドする複数のガイド突起４
１ｃが長手方向に所定の間隔で形成されている。
示すように、感光体ドラム７の軸に沿った方向に延びる
樹脂製の部材であり、長手方向の両端にそれぞれ形成さ
れた箱状の１対の絶縁ブロック４０と、両絶縁ブロック
４０と一体に形成された連結部４１とを有している。絶
縁ブロック４０は、放電用ワイヤの端部が取り付けられ
る取付部４０ａと、放電用ワイヤを支持する支持部４０
ｂとを有している。また、絶縁ブロック４０の最も外側
の側壁４０ｃの上端面は平坦に形成された当接部となっ
ており、この上端面に、図３に示すように、感光体ドラ
ム７の両端に配置されたドラムハウジング７ａの下端が
当接可能となっている。連結部４１は、絶縁ブロック４
０の用紙搬送方向下流側の側壁を延長して一体成形され
たものであり、長手方向に所定の間隔で複数の突起４１
ａ（図６及び図８では１カ所のみ表れている）を有して
いる。また、この突起４１ａの下方には、係合部４１ｂ
が形成されている。さらに、連結部４１の上端部には、
用紙を搬送方向下流側にガイドする複数のガイド突起４
１ｃが長手方向に所定の間隔で形成されている。
【００２９】連結部４１の用紙搬送方向下流側の側面に
は、図９〜図１１に示すようなガイド部材５０が取り付
けられている。ガイド部材５０は、連結部４１の側壁に
当接する側壁５０ａと、側壁５０ａの上端から下方に傾
斜するように延び、側面視ほぼ三角形状のガイド部５０
ｂとを有している。ガイド部５０ｂは、長手方向に所定
の間隔で複数設けられている。このガイド部材５０の側
壁の上下方向の中間部には長孔５０ｃが設けられ、また
その下方には下方に突出する係止用突起５０ｄが形成さ
れている。そして、この長孔５０ｃに連結部４１に形成
された突起４１ａが嵌まり、係止用突起５０ｄが連結部
４１の係止部４１ｂに係合して、ガイド部材５０が連結
部４１に固定されている。
は、図９〜図１１に示すようなガイド部材５０が取り付
けられている。ガイド部材５０は、連結部４１の側壁に
当接する側壁５０ａと、側壁５０ａの上端から下方に傾
斜するように延び、側面視ほぼ三角形状のガイド部５０
ｂとを有している。ガイド部５０ｂは、長手方向に所定
の間隔で複数設けられている。このガイド部材５０の側
壁の上下方向の中間部には長孔５０ｃが設けられ、また
その下方には下方に突出する係止用突起５０ｄが形成さ
れている。そして、この長孔５０ｃに連結部４１に形成
された突起４１ａが嵌まり、係止用突起５０ｄが連結部
４１の係止部４１ｂに係合して、ガイド部材５０が連結
部４１に固定されている。
【００３０】このとき、連結部４１とガイド部材５０と
の間には、図１２に示すような除電部材５１が狭持され
ている。除電部材５１は、金属製のプレート部材であ
り、感光体ドラム７の軸方向に沿って延びている。この
除電部材５１の上端部には、上方に突出する複数の針状
部５１ａが長手方向に所定の間隔で形成されている。ま
た上下方向の中間部には複数の長孔５１ｂが設けられて
おり、連結部４１の突起４１ａがこの長孔５１ｂを挿通
している。
の間には、図１２に示すような除電部材５１が狭持され
ている。除電部材５１は、金属製のプレート部材であ
り、感光体ドラム７の軸方向に沿って延びている。この
除電部材５１の上端部には、上方に突出する複数の針状
部５１ａが長手方向に所定の間隔で形成されている。ま
た上下方向の中間部には複数の長孔５１ｂが設けられて
おり、連結部４１の突起４１ａがこの長孔５１ｂを挿通
している。
【００３１】以上のような構成になるシールド枠体２
５、ハウジング２６及びガイド部材５０は、レジストロ
ーラ対２０の下ローラ２０ｂの回転軸２０ｃを中心に回
動自在である。付勢用のばね２７は、シールド枠体２５
のハウジング装着部３０底面と支持フレーム５２との間
に設けられており、シールド枠体２５の用紙搬送方向下
流側端部を感光体ドラム７側に付勢している。
５、ハウジング２６及びガイド部材５０は、レジストロ
ーラ対２０の下ローラ２０ｂの回転軸２０ｃを中心に回
動自在である。付勢用のばね２７は、シールド枠体２５
のハウジング装着部３０底面と支持フレーム５２との間
に設けられており、シールド枠体２５の用紙搬送方向下
流側端部を感光体ドラム７側に付勢している。
【００３２】次にこの複写機の概略動作について説明す
る。原稿が原稿台２上に置かれ、コピーキーが押される
と、たとえば給紙カセット１２から用紙が送り出され、
給紙搬送装置１５を介してレジストローラ対２０まで送
られる。一方、原稿の画像情報が露光装置６によって読
み取られ、原稿の画像情報に応じた静電潜像が感光体ド
ラム７上に形成される。また、この静電潜像は、現像装
置９によって顕像化され、感光体ドラム７表面にはトナ
ー像が形成される。感光体ドラム７の回転に同期して、
レジストローラ対２０は用紙を感光体ドラム７側に送
る。感光体ドラム７と転写装置１０との間に用紙が搬送
されてくると、転写装置１０の放電用ワイヤ２４に対し
て高電圧が印加され、これにより用紙裏面にコロナ放電
が生じ感光体ドラム７表面のトナー像は用紙上に転写さ
れる。一方、除電部材５１にはＡＣ電圧が印加されてお
り、これにより用紙の電荷を除去して感光体ドラム７か
ら用紙を分離させる。トナー像が転写された用紙は排紙
搬送装置１６によって定着装置１７側に送られる。定着
装置１７ではトナー像が用紙上に定着され、さらに排出
ローラ対１８によって排紙トレイ５に排出される。
る。原稿が原稿台２上に置かれ、コピーキーが押される
と、たとえば給紙カセット１２から用紙が送り出され、
給紙搬送装置１５を介してレジストローラ対２０まで送
られる。一方、原稿の画像情報が露光装置６によって読
み取られ、原稿の画像情報に応じた静電潜像が感光体ド
ラム７上に形成される。また、この静電潜像は、現像装
置９によって顕像化され、感光体ドラム７表面にはトナ
ー像が形成される。感光体ドラム７の回転に同期して、
レジストローラ対２０は用紙を感光体ドラム７側に送
る。感光体ドラム７と転写装置１０との間に用紙が搬送
されてくると、転写装置１０の放電用ワイヤ２４に対し
て高電圧が印加され、これにより用紙裏面にコロナ放電
が生じ感光体ドラム７表面のトナー像は用紙上に転写さ
れる。一方、除電部材５１にはＡＣ電圧が印加されてお
り、これにより用紙の電荷を除去して感光体ドラム７か
ら用紙を分離させる。トナー像が転写された用紙は排紙
搬送装置１６によって定着装置１７側に送られる。定着
装置１７ではトナー像が用紙上に定着され、さらに排出
ローラ対１８によって排紙トレイ５に排出される。
【００３３】このとき、感光体ドラム７と転写装置１０
とは、ドラムハウジング７ａとハウジング２６の当接部
４０ｃとが接触することによって所定の間隔が維持され
ている。ジャム処理等のために本体上部１ａを開放した
場合には、感光体ドラム７等の部材は本体上部１ａとと
もに上方に回動する。この場合は、転写装置１０はばね
２７によって上方に付勢され、下ローラ２０ｂの回転軸
２０ｃを中心に上方に回動する。一方、本体上部１ａを
閉じれば、ドラムハウジング７ａの下端が転写装置１０
のハウジング２６の当接部４０ｃを押し、これにより転
写装置１０はばね２７の付勢力に抗して下方に回動す
る。そして、感光体ドラム７の表面と放電用ワイヤ２４
との間隔が一定の距離に保たれる。
とは、ドラムハウジング７ａとハウジング２６の当接部
４０ｃとが接触することによって所定の間隔が維持され
ている。ジャム処理等のために本体上部１ａを開放した
場合には、感光体ドラム７等の部材は本体上部１ａとと
もに上方に回動する。この場合は、転写装置１０はばね
２７によって上方に付勢され、下ローラ２０ｂの回転軸
２０ｃを中心に上方に回動する。一方、本体上部１ａを
閉じれば、ドラムハウジング７ａの下端が転写装置１０
のハウジング２６の当接部４０ｃを押し、これにより転
写装置１０はばね２７の付勢力に抗して下方に回動す
る。そして、感光体ドラム７の表面と放電用ワイヤ２４
との間隔が一定の距離に保たれる。
【００３４】このような実施例の構成では、転写装置１
０のシールド枠体２５が、レジストローラ対２０の下ロ
ーラ２０ｂの軸２０ｃを中心に回動するので、回動中心
と放電用ワイヤ２４との間の距離が比較的長く確保でき
る。このため、感光体ドラム７側及びハウジング２６側
の当接部に寸法誤差があっても、角度的な誤差は比較的
小さい。したがって、感光体ドラム表面と放電用ワイヤ
２４の間隔の変化は比較的小さくなる。また、放電用ワ
イヤ２４を取り付ける絶縁ブロック４０と除電部材５１
を装着する連結部４１とが一体成形されているので、部
材の加工誤差が累積されることはなく、放電用ワイヤ２
４と除電部材５１の間隔を高精度に維持でき、両者を狭
いスペース内に配置しても、除電部材５１による転写へ
の悪影響を避けることができる。また、感光体ドラム表
面と除電部材５１の間隔も高精度に設定できる。
０のシールド枠体２５が、レジストローラ対２０の下ロ
ーラ２０ｂの軸２０ｃを中心に回動するので、回動中心
と放電用ワイヤ２４との間の距離が比較的長く確保でき
る。このため、感光体ドラム７側及びハウジング２６側
の当接部に寸法誤差があっても、角度的な誤差は比較的
小さい。したがって、感光体ドラム表面と放電用ワイヤ
２４の間隔の変化は比較的小さくなる。また、放電用ワ
イヤ２４を取り付ける絶縁ブロック４０と除電部材５１
を装着する連結部４１とが一体成形されているので、部
材の加工誤差が累積されることはなく、放電用ワイヤ２
４と除電部材５１の間隔を高精度に維持でき、両者を狭
いスペース内に配置しても、除電部材５１による転写へ
の悪影響を避けることができる。また、感光体ドラム表
面と除電部材５１の間隔も高精度に設定できる。
【００３５】また、紙粉除去部材３３は、下ローラ２０
ｂの軸を中心に回動するので、各部に寸法誤差があって
も常に接触状態が同じである。なお、前記実施例では本
発明を複写機に適用したが、他のファクシミリ装置やプ
リンタ等にも同様に適用することができる。
ｂの軸を中心に回動するので、各部に寸法誤差があって
も常に接触状態が同じである。なお、前記実施例では本
発明を複写機に適用したが、他のファクシミリ装置やプ
リンタ等にも同様に適用することができる。
【００３６】
【発明の効果】以上のように本発明に係る転写装置で
は、放電用ワイヤが張設されたケースあるいは転写装置
本体の一端がレジストローラ対の一方のローラ軸に回動
自在に支持されているので、回動中心と放電用ワイヤと
の間隔を従来に比較して長くできる。このため、他端側
の位置決め機構に寸法誤差が生じても、像担持体と放電
用ワイヤとの間隔の変化を従来の構造に比較して少なく
できる。また、ケースの支持部を別に設ける必要がない
ので、構造が簡単になる。
は、放電用ワイヤが張設されたケースあるいは転写装置
本体の一端がレジストローラ対の一方のローラ軸に回動
自在に支持されているので、回動中心と放電用ワイヤと
の間隔を従来に比較して長くできる。このため、他端側
の位置決め機構に寸法誤差が生じても、像担持体と放電
用ワイヤとの間隔の変化を従来の構造に比較して少なく
できる。また、ケースの支持部を別に設ける必要がない
ので、構造が簡単になる。
【００３７】また、ケースの他端側を像担持体側に付勢
し、かつケースと像担持体とを互いに当接させて位置決
めしているので、簡単な構成で放電用ワイヤと像担持体
の間隔を所定の間隔に維持できる。さらに、ケースを構
成するハウジングが１対の絶縁ブロックと、１対の絶縁
ブロックと一体形成された連結部とから構成されている
ので、構成が簡単になる。
し、かつケースと像担持体とを互いに当接させて位置決
めしているので、簡単な構成で放電用ワイヤと像担持体
の間隔を所定の間隔に維持できる。さらに、ケースを構
成するハウジングが１対の絶縁ブロックと、１対の絶縁
ブロックと一体形成された連結部とから構成されている
ので、構成が簡単になる。
【００３８】さらに、ケースの連結部に、用紙を像担持
体から分離させるための除電部材が配置されているの
で、放電用ワイヤと除電部材との間の距離を高精度に設
定でき、除電部材に印加された電圧による画像への悪影
響を抑えることができる。さらに、除電部材は連結部と
ガイド部材に挟まれて固定されているので、除電部材の
装着が容易である。
体から分離させるための除電部材が配置されているの
で、放電用ワイヤと除電部材との間の距離を高精度に設
定でき、除電部材に印加された電圧による画像への悪影
響を抑えることができる。さらに、除電部材は連結部と
ガイド部材に挟まれて固定されているので、除電部材の
装着が容易である。
【００３９】さらに、紙粉除去部材が設けられているの
で、レジストローラのローラ表面に付着した紙粉等の異
物を除去できる。さらに、紙粉除去部材はシールド枠体
とともにレジストローラ対の一方のローラ軸回りに回動
するので、位置決め機構等に寸法誤差が生じても、紙粉
除去部材は常に良好にレジストローラに圧接する。
で、レジストローラのローラ表面に付着した紙粉等の異
物を除去できる。さらに、紙粉除去部材はシールド枠体
とともにレジストローラ対の一方のローラ軸回りに回動
するので、位置決め機構等に寸法誤差が生じても、紙粉
除去部材は常に良好にレジストローラに圧接する。
【図１】本発明の一実施例が採用された複写機の縦断面
概略構成図。
概略構成図。
【図２】前記複写機を開放した状態を示す図。
【図３】前記複写機の転写装置部分の拡大図。
【図４】転写装置のシールド枠体の平面図。
【図５】前記シールド枠体の側面図。
【図６】前記転写装置のハウジングの平面図。
【図７】図６に示したハウジングのVII −VII 線断面
図。
図。
【図８】前記ハウジングの側面図。
【図９】前記転写装置のガイド部材の平面図。
【図１０】前記ガイド部材の正面図。
【図１１】前記ガイド部材の側面図。
【図１２】除電部材の正面図。
【符号の説明】
１ 複写機本体
１ａ 本体上部
１ｂ 本体下部
７ 感光体ドラム
１０ 転写装置
２０ レジストローラ対
２５ シールド枠体
２６ ハウジング
２７ 付勢ばね
３３ 紙粉除去部材
４０ 絶縁ブロック
４１ 連結部
５０ ガイド部材
５１ 除電部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G03G 15/16 102
G03G 15/02 101
G03G 15/14 101
Claims (8)
- 【請求項１】表面にトナー像を担持する像担持体と前記
像担持体の用紙搬送方向上流側に配置され用紙を所定の
タイミングで前記像担持体に搬送するレジストローラ対
とを有する画像形成装置に設けられ、前記像担持体に担
持されたトナー像を用紙上に転写する転写装置であっ
て、 前記像担持体に対向して配置されるとともに、用紙搬送
方向の一端が前記レジストローラ対の一方のローラの軸
に回動自在に装着されたケースと、 前記ケース内に張設された放電用ワイヤと、 前記ケースの用紙搬送方向他端側に配置され、前記像担
持体と放電用ワイヤとを所定の間隔に維持するための位
置決め機構と、を備え、 前記ケースは、前記像担持体と対向する側に放電用開口
を有し前記放電用ワイヤを囲むように形成されるととも
にその一部が前記レジストローラ対のうちの転写装置側
のローラの軸に回動自在に支持されたシールド枠体と、
前記シールド枠体に取り付けられ前記放電用ワイヤの両
端を支持するハウジングとを有しており、 前記ハウジングは、前記放電用ワイヤが張設された方向
の両端に形成され放電用ワイヤを支持する１対の絶縁ブ
ロックと、前記シールド枠体の用紙搬送方向下流側に配
置され前記１対の絶縁ブロックと一体形成された連結部
とを有しており、 前記位置決め機構は、前記像担持体の一部に当接可能で
あり前記１対の絶縁ブロックの外側壁の上端面に平坦に
形成された当接部と、前記ケースを前記像担持体側に付
勢する付勢部材とを有している、 転写装置。 - 【請求項２】前記画像形成装置の本体は、前記転写装置
を支持する本体下部と、前記本体下部の上部に前記本体
下部に対して開閉自在に配置され前記像担持体を支持す
る本体上部とを有している、請求項１に記載の転写装
置。 - 【請求項３】前記当接部は、前記像担持体の両端に配置
されたドラムハウジングの下端に当接可能である、請求
項１または２に記載の転写装置。 - 【請求項４】前記連結部には、用紙の電荷を除去して用
紙を前記像担持体から分離させるための除電部材が装着
されている、請求項１から３のいずれかに記載の転写装
置。 - 【請求項５】前記連結部に取り外し自在に装着された用
紙搬送ガイド部材をさらに備え、前記除電部材は前記連
結部とガイド部材に挟まれて支持されている、請求項４
に記載の転写装置。 - 【請求項６】前記レジストローラ対の軸に沿って延び、
かつレジストローラ対のうちの転写装置側のローラ表面
に接触するように配置された紙粉除去部材をさらに備え
ている、請求項１から５のいずれかに記載の転写装置。 - 【請求項７】前記シールド枠体は、前記レジストローラ
対側の側壁からレジストローラ対側に延びて形成された
取り付け部をレジストローラ対の軸に沿って有してお
り、前記紙粉除去部材は前記取り付け部に装着されてい
る、請求項１から６のいずれかに記載の転写装置。 - 【請求項８】本体下部と、 前記本体下部に対して開閉自在な本体上部と、 画像情報を獲得する画像情報獲得手段と、 前記本体上部に回転自在に支持され、前記獲得された画
像情報に基づいて表面にトナー像が形成される感光体ド
ラムを含む画像形成部と、 上ローラ及び前記本体下部に支持された下ローラからな
り前記画像形成部に所定のタイミングで用紙を供給する
レジストローラ対と、 前記感光体ドラムの軸に沿って張設されるとともに前記
感光体ドラムに対向するように配置された放電用ワイヤ
を内部に有し、用紙搬送方向の一端が前記下ローラの軸
に回動自在に支持され、供給されてきた用紙に前記トナ
ー像を転写する転写装置本体と、 前記転写装置本体の用紙搬送方向他端側に配置され、前
記感光体ドラムと放電用ワイヤとを所定の間隔に維持す
るための位置決め機構と、 前記転写装置本体によって用紙上に転写されたトナー像
を定着させる定着装置と、を備え、 前記転写装置本体は、前記感光体ドラムと対向する側に
放電用開口を有し前記放電用ワイヤを囲むように形成さ
れるとともにその一部が前記レジストローラ対のうちの
前記転写装置本体側のローラの軸に回動自在に支持され
たシールド枠体と、前記シールド枠体に取り付けられ前
記放電用ワイヤの両端を支持するハウジングとを有して
おり、 前記ハウジングは、前記放電用ワイヤが張設された方向
の両端に形成され放電用ワイヤを支持する１対の絶縁ブ
ロックと、前記シールド枠体の用紙搬送方向下流側に配
置され前記１対の絶縁ブロックと一体形成された連結部
とを有しており、 前記位置決め機構は、前記１対の絶縁ブロックの外側壁
の上端面に平坦に形成されて前記感光体ドラムの一部に
当接可能な当接部と、前記ケースを前記感光体ドラム側
に付勢する付勢部材とを有している、 画像形成装置。
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| JP00213395A JP3426760B2 (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | 画像形成装置及びその転写装置 |
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Family Applications (1)
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