JP3426424B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JP3426424B2
JP3426424B2 JP25813195A JP25813195A JP3426424B2 JP 3426424 B2 JP3426424 B2 JP 3426424B2 JP 25813195 A JP25813195 A JP 25813195A JP 25813195 A JP25813195 A JP 25813195A JP 3426424 B2 JP3426424 B2 JP 3426424B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置及び
その製造方法に関し、特に、マスクROMと呼ばれる読
み出し専用の不揮発性メモリ及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】読み出し専用の不揮発性メモリ(RO
M)のうち、ウエハ加工工程においてプログラムを行う
ROM、いわゆるマスクROMは、DRAM等に比較し
てメモリセルの構造が単純であるために格段に高集積化
及び大容量化が図れるとともに、量産向きで安価である
という特長を有する。
【0003】従来のマスクROMの代表的なプログラム
方式としては、メモリセルを構成するMOSトランジ
スタにビット線を接続するか否かで記憶状態“1”、
“0”に対応させる、メモリセルを構成するMOSト
ランジスタのうちの特定のメモリセルのMOSトランジ
スタのゲート酸化膜厚を大きくしてしきい値電圧を高く
し、そのしきい値電圧の違いを記憶状態として利用す
る、各メモリセルを構成するMOSトランジスタのう
ちの特定のメモリセルのMOSトランジスタのチャネル
領域にしきい値電圧制御用のイオン注入を行ってしきい
値電圧を変え、そのしきい値電圧の違いを記憶状態とし
て利用する等がある。
【0004】以下、の方式を、図11を参照しながら
説明する。
【0005】図11(a)に示すメモリセルAでは、P
型シリコン基板101上にゲート酸化膜105を介して
ゲート電極102が形成されている。ゲート電極102
の両側にはそれぞれサイドウォール絶縁膜106が形成
されている。そして、シリコン基板101には、ゲート
電極102の両側において、N型の低濃度不純物拡散層
103及びN型の高濃度不純物拡散層104がそれぞれ
形成され、LDD(Lightly Doped Drain)構造のMOS
トランジスタとなされている。そして、各高濃度不純物
拡散層104には、層間絶縁膜109に設けられたコン
タクト孔を介して、Al配線108が接続している。1
07は保護膜である。
【0006】一方、図11(b)に示すメモリセルB
は、かなり厚いゲート酸化膜115が形成されている以
外は、実質的にメモリセルAと同じに構成されている。
そして、この厚いゲート酸化膜115によりこのメモリ
セルBのMOSトランジスタのしきい値電圧はメモリセ
ルAのMOSトランジスタのしきい値電圧に比べてかな
り高くなっており、通常のゲート電圧では、このメモリ
セルBのMOSトランジスタはオンしないようになって
いる。すなわち、メモリセルAとメモリセルBに同じゲ
ート電圧を与えたときに、一方はオンし、他方はオンし
ないことにより、記憶状態の“1”、“0”が得られ
る。
【0007】また、上述したの方式では、図11
(a)に示す各高濃度不純物拡散層104とAl配線1
08とのコンタクトを形成するか否かで、ビット線に接
続したメモリセルと接続しないメモリセルを作り、その
違いを記憶状態の“1”、“0”にそれぞれ対応させ
る。更に、の方式では、素子分離を行った直後に特定
のメモリセル領域にのみしきい値電圧制御用のイオン注
入を行い、以下、図11(a)に示すようにメモリセル
のMOSトランジスタを作成することにより、しきい値
電圧制御用のイオン注入を行ったメモリセルと行わなか
ったメモリセルとでのMOSトランジスタのしきい値電
圧の違いを記憶状態の“1”、“0”にそれぞれ対応さ
せる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】マスクROMにおいて
は、一般的に、製造初期の段階でプログラムを行うもの
ほど高集積化が図れるが、プログラムデータを受け取っ
てから製品を納入するまでの期間、いわゆるTAT(Tu
rn Around Time) が長くなるという問題がある。すなわ
ち、上述したの方式では、TATは短いが高集積化が
難しいという問題があり、の方式では、高集積化は図
れるがTATが長くなるという問題がある。また、の
方式では、さらに、しきい値電圧制御用のイオン注入の
工程が必要なため、工程数が増えるという問題もある。
また、の方式では、メモリセルBのゲート酸化膜11
5を厚く形成する手段として、これを素子分離工程でフ
ィールド酸化膜と同時に形成することが行われるが、そ
の場合には、の方式よりもさらにTATが長くなると
いう問題があった。
【0009】ところで、半導体記憶装置では、一つのメ
モリセルについて1ビットのデータを記憶させるのが普
通であるが、素子や配線の微細化が限界に近づいている
ことなどから、一つのメモリセルに複数ビットのデータ
を記憶させる多値記憶方式のメモリ(多値記憶半導体メ
モリ)が提案されている。これについては、例えば、
「 IEEE TRANSACTION ON COMPUTERS, VOL.C-35, No.2,
FEBRUARY 1988 " A Survey of Multivalued Memories"
, DAVID A. RICH 」を参照することができる。
【0010】上記文献には、マスクROMの一つのメモ
リセルに複数ビットのデータを対応させた多値マスクR
OMを得る方法として、各セルのトランジスタのしきい
値電圧を複数設定する方法と、各セルのトランジスタの
活性領域の幅を複数設定する方法が述べられている。
【0011】上記の文献によると、前者のしきい値電圧
を複数設定する方法は、複数回のイオン注入によってメ
モリセルごとにトランジスタのしきい値電圧を変え、各
しきい値に複数ビットのそれぞれのデータを対応させ
る。この方法では、トランジスタのしきい値が異なる
と、ON状態において流れる電流が異なることに着目
し、ON状態のときにビット線に流れる電流の値を検出
することによってデータの読み出しを行う。一方、後者
の活性領域の幅を設定する方法は、メモリセルごとに活
性領域の幅を変え、各幅にそれぞれのデータを対応させ
る。データの読み出しは、ON状態のときに活性領域に
幅によって流れる電流が異なることから、この電流を検
出することによって行う。
【0012】以上述べた従来の多値マスクROMのう
ち、複数のしきい値電圧を設定するものは、素子の集積
度を高めることはできるが、イオン注入の工程を複数回
にわたって行わなければならないため、工程数の増加に
よる作業性の低下及び製造コストの上昇という問題があ
る。一方、活性領域の幅を設定する方法は、一回のフォ
トリソグラフィによって活性領域の複数の幅を設定する
ことができるので、製造工程が増加することはないが、
データを読み出すときの感度を十分なものとするため
に、設定する各活性領域の幅の差をある程度以上大きく
とる必要があり、このことが素子の高集積化を図る上で
の妨げとなる。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、TATが
短いマスクROMを簡単な構成及び製造方法で提供する
ことである。
【0014】また、本発明の第2の目的は、一つのメモ
リセルに複数ビットのデータを記憶させる場合でも、製
造工程が増加せず、しかも素子の寸法を縮小して高集積
化を図ることが可能となる半導体記憶装置及びその製造
方法で提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の半導体記憶装置では、ゲート電極の両
側の第1導電型の半導体基板内にそれぞれ形成された一
対の比較的高濃度の第2導電型の第1の不純物拡散層及
びこれらの第1の不純物拡散層の内側の前記半導体基板
内にそれぞれ形成された一対の比較的低濃度の第2導電
型の第2の不純物拡散層を有する第1のMOSトランジ
スタを含む第1のメモリセルと、少なくとも一方の側の
前記第2の不純物拡散層を有しない第2のMOSトラン
ジスタを含む第2のメモリセルとを備え、前記第1のM
OSトランジスタと前記第2のMOSトランジスタとの
しきい値電圧の違いを前記第1のメモリセルと前記第2
のメモリセルの記憶状態の違いとして利用する。
【0016】本発明の一態様では、前記第1の不純物拡
散層の不純物濃度が1020/cm3 以上であり、前記第2
の不純物拡散層の不純物濃度が1019/cm3 以下であ
る。
【0017】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、第
1導電型の半導体基板のメモリセルとすべき領域の上に
ゲート絶縁膜及びその上にゲート電極をそれぞれパター
ン形成する工程と、前記メモリセルのうちの所定のメモ
リセルの前記ゲート電極の少なくとも一方の側の前記半
導体基板をイオン注入マスクで覆う工程と、前記イオン
注入マスク及び各メモリセルの前記ゲート電極をマスク
として前記半導体基板内に第2導電型の不純物を比較的
低濃度に導入する工程と、前記イオン注入マスクを除去
する工程と、各メモリセルの前記ゲート電極の側部に絶
縁膜からなる側壁を形成する工程と、各メモリセルの前
記半導体基板内に前記ゲート電極及び前記側壁をマスク
として第2導電型の不純物を比較的高濃度に導入する工
程とを有する。
【0018】本発明の半導体記憶装置は、ゲート電極
と、前記ゲート電極の両側壁にそれぞれ形成されたサイ
ドウォール絶縁膜と、前記サイドウォール絶縁膜に整合
したソース及びドレインとを有する第1〜第4のトラン
ジスタを含み、前記第1のトランジスタは、チャネル領
域の前記ソース側に前記ソースと比較して低濃度の不純
物層を有し、前記第2のトランジスタは、チャネル領域
の前記ドレイン側に前記ドレインと比較して低濃度の不
純物層を有し、前記第3のトランジスタは、チャネル領
域の前記ソース側と前記ドレイン側の両方に前記ソース
及び前記ドレインと比較して低濃度の不純物層を有し、
前記第4のトランジスタは、チャネル領域の前記ソース
側と前記ドレイン側のいずれにも不純物層を有しないも
のであり、前記第1〜第4のトランジスタのうちのいず
れかが、各メモリセルに作り分けられることによって、
各メモリセルに2ビットのデータが記録されている。
【0019】
【0020】本発明の一態様では、前記第1〜第3のト
ランジスタの前記不純物層の不純物濃度は、1018/cm
3 以下であり、前記第1〜第4のトランジスタのソース
領域及びドレイン領域の不純物濃度は、1019/cm3
上である。
【0021】本発明の一態様では、前記第1のトランジ
スタは2ビットデータの「01」に対応し、前記第2の
トランジスタは2ビットデータの「10」に対応し、前
記第3のトランジスタは2ビットデータの「11」に対
応し、前記第4のトランジスタは2ビットデータの「0
0」に対応している。
【0022】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、ゲ
ート電極と、前記ゲート電極の両側壁にそれぞれ形成さ
れたサイドウォール絶縁膜と、前記サイドウォール絶縁
膜に整合してソース及びドレインとを有し、各々電気的
特性が異なる第1〜第4のトランジスタを含む半導体記
憶装置を製造するに際して、第1導電型の半導体基板上
の前記第1〜第4のトランジスタに応じた4種類の各活
性領域にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工
程と、各メモリセル領域にフォトレジストを堆積させる
工程と、それぞれのメモリセル領域に記録すべきデータ
に応じて、前記フォトレジストを4種類のパターンで露
光する工程と、前記露光の後に不要なフォトレジストを
除去することにより、前記第1のトランジスタに応じた
前記活性領域にはチャネル領域の前記ドレイン側のみを
マスクし、前記第2のトランジスタに応じた前記活性領
域にはチャネル領域の前記ソース側のみをマスクし、前
記第3のトランジスタに応じた前記活性領域にはチャネ
ル領域の前記ソース側と前記ドレイン側のいずれもマス
クせず、前記第4のトランジスタに応じた前記活性領域
にはチャネル領域の前記ソース側と前記ドレイン側の両
方をマスクするように、前記各活性領域に所定のマスク
パターンを形成する工程と、前記各活性領域に不純物イ
オンビームを照射して、前記各活性領域のうち前記フォ
トレシストでマスクされていない部分に不純物イオンを
注入して低濃度不純物領域を形成する工程と、前記各活
性領域の前記ゲート電極の両側壁にそれぞれサイドウォ
ール絶縁膜を形成する工程と、前記サイドウォール絶縁
膜をマスクとして前記各活性領域に不純物イオンビーム
を照射して、マスクされていない領域に前記低濃度不純
物領域に比較して高濃度に不純物を注入してソースまた
はドレインとなる高濃度不純物領域を形成する工程とを
具備し、チャネル領域の前記ソース側に前記低濃度不純
物領域を有する前記第1のトランジスタと、チャネル領
域の前記ドレイン側に前記低濃度不純物領域を有する前
記第2のトランジスタと、チャネル領域の前記ソース側
と前記ドレイン側の両方に前記低濃度不純物領域を有す
る前記第3のトランジスタと、チャネル領域の前記ソー
ス側と前記ドレイン側のいずれにも前記低濃度不純物領
域を有しない前記第4のトランジスタとを、各メモリセ
ルに作り分けられることによって、前記各メモリセルに
2ビットのデータを記録する。
【0023】
【作用】本発明では、各メモリセルを構成するLDD構
造のMOSトランジスタの低濃度不純物拡散層を設ける
か設けないかにより、しきい値電圧の異なる2種類のメ
モリセルを作り、これらのメモリセルを論理状態
“1”、“0”にそれぞれ対応させてデータの記憶を行
う。このプログラム工程は、上述したの方式よりも早
く、の方式よりも遅い段階で行われる。従って、本
発明は、それらの方式の中間的な特長を有する。
【0024】また、本発明の別の構成によると、第1〜
第4のトランジスタは、不純物層の有無及びその位置に
よって、構造がそれぞれに異なる4種類のトランジスタ
となる。この構造の違いによって、同じゲート電圧を印
加した場合でも、流れるソース−ドレイン電流が異な
る。従って、メモリセルのトランジスタとしてこの4種
類の異なるトランジスタを用い、データに応じて各メモ
リセルに対応する種類のトランジスタを作り分けること
によって、各メモリセルに2ビットのデータを記録する
ことができる。データの読み出しは、同一のゲート電圧
を印加したときの、ソース−ドレイン電流を検出するこ
とによって行うことができる。
【0025】また、その製造方法においては、低濃度不
純物領域を形成した後に、ゲート電極の側面に側壁酸化
膜を形成し、これをマスクとしてソース及びドレインの
ためのイオン注入を行うことによって低濃度不純物領域
の有無及びその位置によって電気的特性を変えることが
できるため、第1〜第4のトランジスタを作り分けるこ
とができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図5を
参照して説明する。
【0027】図1に、本発明の第1の実施例によるマス
クROMの2つのメモリセルA、Bの構成を夫々示す。
【0028】図1(a)に示すメモリセルAでは、P型
シリコン基板1上にゲート酸化膜5を介してゲート電極
2が形成されている。ゲート電極2の両側壁にはそれぞ
れサイドウォール絶縁膜6が形成され、一方、シリコン
基板1には、ゲート電極2に整合した形で一対のN型の
低濃度不純物拡散層3が、サイドウォール絶縁膜6に整
合した形で一対のN型の高濃度不純物拡散層4がそれぞ
れ形成され、LDD構造のMOSトランジスタとなされ
ている。そして、このMOSトランジスタのソース及び
ドレインを実質的に構成する一対の高濃度不純物拡散層
4に、層間絶縁膜9に設けられたコンタクト孔を通じ
て、ソース線及びビット線をそれぞれ構成するAl配線
8が接続している。7は保護膜である。
【0029】一方、図1(b)に示すメモリセルBは、
一対の低濃度不純物拡散層3が設けられていないことを
除いて、メモリセルAと実質的に同一構造である。そし
て、低濃度不純物拡散層3が存在しないことにより、M
OSトランジスタの実質的なソース/ドレイン間隔が大
きくなって、しきい値電圧が、メモリセルAのそれより
も高くなる。そこで、両者のしきい値電圧の間の電圧を
夫々のゲート電極2に与えることにより、メモリセルA
が導通したときにメモリセルBが導通しないようにでき
る。すなわち、メモリセルA、Bのうちの一方を論理状
態“0”に対応させ、他方を論理状態“1”に対応させ
ることにより、データが記憶される。
【0030】なお、本実施例では、メモリセルBにおい
て、一対の低濃度不純物拡散層3の両方を設けないよう
にしているが、片方のみを設けないようにしてもよい。
【0031】次に、図1のメモリセルA、Bの製造方法
を図2〜図5を参照して説明する。なお、これらの各図
において、メモリセルAの製造工程を図2(a)〜図5
(a)に、メモリセルBの製造工程を図2(b)〜図5
(b)にそれぞれ示す。
【0032】まず、図2(a)及び(b)に示すよう
に、所定の素子分離を行った後、10Ω・cm程度の比抵
抗を有するP型シリコン基板1の表面を熱酸化すること
により、膜厚100〜200Å程度のゲート酸化膜5を
形成する。次いで、膜厚が1000〜4000Å程度の
多結晶シリコン膜を全面に堆積した後、フォトリソグラ
フィー及び異方性エッチングにより、この多結晶シリコ
ン膜を0.8μm以下の幅の線状にパターニングし、ゲ
ート電極2を形成する。
【0033】次に、図3(b)に示すように、メモリセ
ルB側において、ゲート電極2を含む素子領域の全体を
フォトレジスト10で覆い、この状態で、図3(a)に
示すように、全面にイオン注入301を行い、メモリセ
ルAのゲート電極2の両側の素子領域にのみN型の不純
物イオンを比較的低濃度に導入して、低濃度不純物拡散
層3を形成する。イオン注入301の条件としては、不
純物に燐を使用する場合、注入エネルギー20KeV、
ドーズ量4.0×1013/cm2 程度とする。低濃度不純
物拡散層3の不純物濃度は、1019/cm3 程度以下であ
ればよい。なお、メモリセルBにおいて、低濃度不純物
拡散層3の一方のみを形成しないようにする場合は、こ
の工程で、メモリセルBの低濃度不純物拡散層3を形成
しない側の素子領域のみをフォトレジスト10で覆い、
イオン注入301を行う。
【0034】次に、図4(a)及び(b)に示すよう
に、フォトレジスト10を除去した後、CVD法により
シリコン酸化膜を全面に堆積し、このシリコン酸化膜を
異方性エッチングしてエッチバックすることにより、ゲ
ート電極2の両側部にサイドウォール絶縁膜6を形成す
る。このとき、シリコン酸化膜の堆積膜厚を制御するこ
でサイドウォール絶縁膜6の形成幅を制御することがで
きる。
【0035】次に、図5(a)及び(b)に示すよう
に、ゲート電極2及びサイドウォール絶縁膜6をマスク
としてN型の不純物の比較的高濃度のイオン注入502
を行うことにより、メモリセルA、Bのそれぞれに高濃
度不純物拡散層4を形成した後、熱処理を行い、メモリ
セルAの低濃度不純物拡散層3及びメモリセルA、Bの
高濃度不純物拡散層4をそれぞれ活性化する。イオン注
入502の条件としては、不純物に燐を使用する場合、
注入エネルギー20KeV、ドーズ量4.0×1015
cm2 程度とする。高濃度不純物拡散層4の不純物濃度
は、1020/cm3 程度以上であればよい。
【0036】次に、図1(a)及び(b)に示すよう
に、PSG膜などの層間絶縁膜9をCVD法によって堆
積し、異方性エッチングにより高濃度不純物拡散層4を
部分的に露出させた後、CuやSiを添加したAl配線
8を形成する。さらに、シリコン窒化膜などの保護膜7
を全面に形成する。
【0037】以上の工程により、異なる論理状態に対応
した2種類のメモリセルA、Bをそれぞれ製造すること
ができる。すなわち、図3の工程以降を、与えられたプ
ログラムデータに基いて行い、メモリセルA、Bを作り
分けることにより、与えられたプログラムの内容を記憶
させることができる。
【0038】この本実施例の方式によれば、既述した
の方式に比較して集積度を高めることが可能である。す
なわち、ソース/ドレインへのコンタクトの有無でプロ
グラムする方式の場合、完全に非導通のメモリセルがで
きるために、各メモリセルのMOSトランジスタが並列
になるNOR型の回路方式が採られる。しかし、NOR
型は、MOSトランジスタが直列になるNAND型に比
較して、集積密度が低いという問題がある。上述した本
実施例の方式では、しきい値電圧を変えることによりプ
ログラムするので、NAND型の回路方式を採ることが
でき、これにより集積度を高めることが可能となる。ま
た、本実施例の方式は、既述したの方式に比較し
て、プログラム工程が後の方にあるので、TATが短
い。さらに、本実施例の方式を、特定のメモリセルのM
OSトランジスタの不純物拡散層を全く形成しないこと
によりプログラムする方式と比較すると、後者の場合に
は、既述したの方式と同様、完全に非導通のメモリセ
ルができるために、NOR型の回路方式を採らなければ
ならないが、本実施例の方式では、LDD構造の低濃度
不純物拡散層の有無でプログラムしているので、NAN
D型の回路方式を採ることができる。また、不純物拡散
層を全く形成しない場合には、イオン注入マスクを2回
多く使わなければならないため工程数が増加する。そし
て、これにより、メモリセルAで、短チャネル化に伴う
しきい値電圧の経時変化や相互コンダクタンスの劣化を
防止できるというLDD構造の特長を生かしつつ、簡単
且つ確実にプログラムすることができる。
【0039】以上、本発明を一実施例につき説明した
が、本発明は、上述の実施例に限定されるものではな
い。例えば、低濃度不純物拡散層3及び高濃度不純物拡
散層4に導入する不純物は、燐に代えて砒素やアンチモ
ンを使用することにより、極浅接合を形成することがで
きる。また、低濃度不純物拡散層3と高濃度不純物拡散
層4に導入する不純物は互いに異なるようにしてもよ
い。さらに、ゲート電極2は、多結晶シリコンに代えて
シリサイドやポリサイドを用いることにより、シート抵
抗を低減できる。さらに、ゲート絶縁膜は、シリコン酸
化膜に代えて酸窒化膜を使用することにより、ホットキ
ャリア耐性などを改善できる。さらに、サイドウォール
絶縁膜6は、シリコン酸化膜に代えてシリコン窒化膜を
使用するようにしてもよい。
【0040】次に、本発明の第2の実施例について、図
6〜10を参照して説明する。
【0041】図6は、一つのメモリセルに多値記憶を可
能とするための異なる構造を持った4つのnチャネルト
ランジスタを示した概略断面図、図7は図6に示す4つ
のnチャネルトランジスタの電気的特性を示したグラ
フ、図8〜10は図6に示した4つのnチャネルトラン
ジスタの製造方法を工程順に示した概略断面図であり、
各図の(a)〜(d)は、図6の(a)〜(d)に対応
する。なお、図6及び図8〜9では、便宜上、図の左側
をソース、右側をドレインとする。
【0042】図6(a)〜(d)に示すように、4つの
nチャネルトランジスタTr1〜Tr4は、いずれも、
p型半導体基板11、21、31、41、ゲート絶縁膜
12、22、32、42、ゲート電極13、23、3
3、43、側壁14a、24a、34a、44a、14
b、24b、34b、44b、N+ のソース側不純物拡
散層15、25、35、45、同じくN+ のドレイン側
不純物拡散層16、26、36、46を含む点で共通す
る。
【0043】さらに、トランジスタTr1を除く各トラ
ンジスタTr2〜Tr4は、それぞれ、活性領域に導電
型がN- の低濃度不純物拡散層(以下「LDD層」と称
す)27、37、47a、47bを有する。このLDD
層27、37、47a、47bは、トランジスタTr2
ではソース側(27)にあってソース側不純物拡散層2
5の一部となっており、トランジスタTr3ではドレイ
ン側(37)にあってドレイン側不純物拡散層36の一
部となっており、トランジスタTr4ではソース側(4
7a)とドレイン側(47b)の両方にあってそれぞれ
の不純物拡散層45、46の一部となっている。
【0044】図7は、いずれの側にもLDD層がないト
ランジスタTr1、ソース側にLDD層が形成されたト
ランジスタTr2、ドレイン側にLDD層が形成された
トランジスタTr3、両側にLDD層が形成されたトラ
ンジスタTr4のそれぞれについて、横軸にゲート電圧
(Vg)、縦軸にドレイン−ソース間電流(Ids)をと
って、Vg−Ids特性をプロットしたものである。この
図より、ゲート電圧Vgを同じにしたときに流れる電流
Idsの値は、図6に示す4つのトランジスタの種類によ
って異なることが分かる。
【0045】即ち、トランジスタに一定のゲート電圧を
印加したときの電流Idsの値を見ることによって、その
トランジスタが図1に示すどの種類のトランジスタであ
るかを特定できる。従って、例えば、トランジスタTr
1に「00」、トランジスタTr2に「01」、トラン
ジスタTr3に「10」、トランジスタTr4に「1
1」という2ビットのデータを予め対応させ、メモリの
製造工程において、記憶させたいデータに基づいて各セ
ルにトランジスタTr1〜Tr4のうちのいずれかを形
成すれば、一つのメモリセルにつき、2ビットのデータ
が記録される多値マスクROMを得る事が出来る。この
多値マスクROMからデータを読み出すときは、各セル
のトランジスタに一定のゲート電圧Vgを印加して、電
流Idsの値を検出する。
【0046】なお、トランジスタの種類を明確に特定で
きるためには、各トランジスタの電流Idsの値が、相互
に十分に識別できる程度に異なることが望ましい。この
電流Idsの値は、ソース領域15、25、35、45、
ドレイン領域16、26、36、46の不純物濃度及び
LDD層27等の不純物濃度を適当に変えることによっ
て、制御することができる。本実施例では、かかる点を
考慮して、LDD層不純物濃度を1018/cm3 以下と
し、ソース領域及びドレイン領域の不純物濃度を1019
/cm3 以上とする。
【0047】次に、図8〜10を参照して、図6に示す
4つのトランジスタTr1〜Tr4を作り分ける方法に
ついて説明する。なお、これらの図では、図6と同様
に、(a)(b)(c)(d)の順でTr1、Tr2、
Tr3、Tr4を示すものとする。
【0048】まず、図8において、10Ω・cm程度の
比抵抗をもつp型半導体基板11、21、31、41を
熱酸化することにより、基板の素子活性領域の表面に、
膜厚が70〜150Å程度のゲート絶縁膜12、22、
32、42を形成する。そして、ゲート絶縁膜上の全面
に、CVD法によって、膜厚1000〜4000Å程度
の多結晶シリコン膜を堆積させる。その後、フォトリソ
グラフィによって、この多結晶シリコン膜を0.8μm
以下の幅の線状にパターニングし、図8に示すようなゲ
ート電極13、23、33、43を形成する。
【0049】次に、フォトレジスト50をそれぞれの活
性領域に塗布し、そして形成するトランジスタの種類に
応じてフォトレジスト50を選択的に露光する。この露
光パターンが、プログラムの内容そのものに対応する。
その後、フォトレジストの種類(ポジ型、ネガ型)に応
じて、露光された部分又は露光されない部分のフォトレ
ジストを除去することによって、図9に示すように、部
分的にフォトレジスト50が残され、トランジスタの種
類に応じた異なるパターンで、各トランジスタの活性領
域がマスクされる。即ち、トランジスタTr1の場合に
は全体がマスクされ、トランジスタTr2の場合にはド
レイン側(右側)のみがマスクされ、トランジスタTr
3の場合にはソース側(左側)のみがマスクされ、トラ
ンジスタTr4の場合にはいずれの側もマスクされな
い。このマスクのされ方の違いが、記憶する2ビットの
データの違いに対応する。
【0050】この状態で、ドーズ量を4×1012/cm
2 程度、エネルギーを20keV程度として、Pイオン
のイオン注入を行う。このPイオンは、マスクされてい
ない部分においてのみp型半導体基板に注入され、注入
された部分の基板表面には低濃度の不純物層51が形成
される。
【0051】次に、マスクとして用いられたフォトレジ
スト50を除去する。そして、CVD法を用いて全面に
SiO2 膜を堆積させた後、これをエッチバックして、
図10に示すように、ゲート電極13、23、33、4
3の両側面に、側壁14a、14b、24a、24b、
34a、34b、44a、44bを形成する。
【0052】そして、再びPイオンを、今度はドーズ量
を4×1020/cm2 程度に高め、エネルギーを20k
eV程度にして、p型半導体基板に注入する。このと
き、ゲート電極及びその両側面の各側壁がマスクとなっ
て、マスクされていない基板表面に、高濃度の不純物層
52が形成される。その後、低濃度の不純物層51と高
濃度の不純物層52をアニールすることにより、各トラ
ンジスタTr1〜Tr4には、図6に示すように、N-
のLDD層27、37、47a、47b、N+ のソース
側不純物拡散層15、25、35、45、及びN+ のド
レイン側不純物拡散層16、26、36、46が形成さ
れ、それぞれの不純物濃度は、LDD層において1018
/cm3 以下、ソース及びドレインの不純物拡散層にお
いて1019/cm3 以上となる。
【0053】以上の工程により、多値記憶マスクROM
に用いる4種類のnチャネルトランジスタの主要部分が
形成される。そして各トランジスタは、LDD層の有無
及びその位置によって2ビットのデータに対応する。従
って、かかるトランジスタを多数マトリクス状に配置
し、所定の配線を行うことによって、プログラムがなさ
れた多値記憶マスクROMが得られる。
【0054】なお、本発明は、上記実施例には限定され
ず、その要旨の範囲内において種々の変更が可能であ
る。例えば上記実施例では、メモリセルのトランジスタ
をnチャネルトランジスタとしたが、本発明はこれに限
定されず、pチャネルトランジスタからなるメモリセル
とすることも可能である。その場合は、LDD層の導電
型はp- とする。また、各トランジスタと2ビットデー
タとの対応のさせ方は、上記実施例で説明したものには
限られず、任意の対応のさせ方が可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、各メモリセルのMOS
トランジスタのLDD構造を形成するときのイオン注入
を選択的に行って、そのLDD構造の低濃度不純物拡散
層の有無でデータの記憶を行うようにしたので、簡単な
工程でプログラムすることができ、TATが比較的短
く、且つ、高集積化が可能である。
【0056】また、本発明によれば、簡単な構造の違い
によって電気的特性が異なる4種類のトランジスタが得
られ、記憶すべきデータに応じてこの4種類のトランジ
スタを各メモリセルに作り分けることによって、一つの
メモリセルに2ビットのデータを記録することが可能と
なる多値記憶半導体メモリを提供することができる。
【0057】また、4種類のトランジスタの構造の違い
が、チャネル領域における低濃度不純物層の有無及びそ
の配置の違いによるものであるため、通常のトランジス
タを形成するのと同じ工程数で、かかる構造の違いを有
する4つのトランジスタを作り分けることができ、しか
も、各トランジスタの素子活性領域の幅はすべて通常の
トランジスタと同じであるため、通常のトランジスタと
同程度に微細化・高集積化を図ることができ、従って、
かかるトランジスタをメモリセルとして使用することに
より、低コストで、かつ高集積化を図ることが可能な多
値記憶半導体メモリの製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるマスクROMの2
種類のメモリセルを示す概略断面図である。
【図2】図1の2種類のメモリセルの製造工程を示す概
略断面図である。
【図3】図1の2種類のメモリセルの製造工程を示す概
略断面図である。
【図4】図1の2種類のメモリセルの製造工程を示す概
略断面図である。
【図5】図1の2種類のメモリセルの製造工程を示す概
略断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例によるマスクROMの4
種類のメモリセルを示す概略断面図である。
【図7】図6の4種類のメモリセルの特性を示すグラフ
である。
【図8】図6の4種類のメモリセルの製造工程を示す概
略断面図である。
【図9】図6の4種類のメモリセルの製造工程を示す概
略断面図である。
【図10】図6の4種類のメモリセルの製造工程を示す
概略断面図である。
【図11】従来のマスクROMの2種類のメモリセルを
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 P型シリコン基板 2 ゲート電極 3 低濃度不純物拡散層 4 高濃度不純物拡散層 5 ゲート酸化膜 6 サイドウォール絶縁膜 7 保護膜 8 Al配線 9 層間絶縁膜 10 フォトレジスト 301、502 イオン注入
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−102434(JP,A) 特開 平4−119665(JP,A) 特開 昭59−124158(JP,A) 特開 平4−256360(JP,A) 特開 昭62−248251(JP,A) 特開 平7−66302(JP,A) 特開 昭59−160893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8246 H01L 27/112

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極と、前記ゲート電極の両側壁
    にそれぞれ形成されたサイドウォール絶縁膜と、前記サ
    イドウォール絶縁膜に整合したソース及びドレインとを
    有する第1〜第4のトランジスタを含み、 前記第1のトランジスタは、チャネル領域の前記ソース
    側に前記ソースと比較して低濃度の不純物層を有し、 前記第2のトランジスタは、チャネル領域の前記ドレイ
    ン側に前記ドレインと比較して低濃度の不純物層を有
    し、 前記第3のトランジスタは、チャネル領域の前記ソース
    側と前記ドレイン側の両方に前記ソース及び前記ドレイ
    ンと比較して低濃度の不純物層を有し、 前記第4のトランジスタは、チャネル領域の前記ソース
    側と前記ドレイン側のいずれにも不純物層を有しないも
    のであり、 前記第1〜第4のトランジスタのうちのいずれかが、各
    メモリセルに作り分けられることによって、各メモリセ
    ルに2ビットのデータが記録されていることを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1〜第4のトランジスタは、nチ
    ャネルトランジスタであることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1〜第4のトランジスタは、pチ
    ャネルトランジスタであることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第3のトランジスタの前記不
    純物層の不純物濃度は、1018/cm3以下であり、前
    記第1〜第4のトランジスタの前記ソース及び前記ドレ
    インの不純物濃度は、1019/cm3以上であることを
    特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のトランジスタは2ビットデー
    タの「01」に対応し、前記第2のトランジスタは2ビ
    ットデータの「10」に対応し、前記第3のトランジス
    タは2ビットデータの「11」に対応し、前記第4のト
    ランジスタは2ビットデータの「00」に対応している
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 ゲート電極と、前記ゲート電極の両側壁
    にそれぞれ形成されたサイドウォール絶縁膜と、前記サ
    イドウォール絶縁膜に整合してソース及びドレインとを
    有し、各々電気的特性が異なる第1〜第4のトランジス
    タを含む半導体記憶装置を製造するに際して、 第1導電型の半導体基板上の前記第1〜第4のトランジ
    スタに応じた4種類の各活性領域にゲート絶縁膜を介し
    てゲート電極を形成する工程と、 各メモリセル領域にフォトレジストを堆積させる工程
    と、 それぞれのメモリセル領域に記録すべきデータに応じ
    て、前記フォトレジストを4種類のパターンで露光する
    工程と、 前記露光の後に不要なフォトレジストを除去することに
    より、前記第1のトランジスタに応じた前記活性領域に
    はチャネル領域の前記ドレイン側のみをマスクし、前記
    第2のトランジスタに応じた前記活性領域にはチャネル
    領域の前記ソース側のみをマスクし、前記第3のトラン
    ジスタに応じた前記活性領域にはチャネル領域の前記ソ
    ース側と前記ドレイン側のいずれもマスクせず、前記第
    4のトランジスタに応じた前記活性領域にはチャネル領
    域の前記ソース側と前記ドレイン側の両方をマスクする
    ように、前記各活性領域に所定のマスクパターンを形成
    する工程と、 前記各活性領域に不純物イオンビームを照射して、前記
    各活性領域のうち前記フォトレシストでマスクされてい
    ない部分に不純物イオンを注入して低濃度不純物領域を
    形成する工程と、 前記各活性領域の前記ゲート電極の両側壁にそれぞれサ
    イドウォール絶縁膜を形成する工程と、 前記サイドウォール絶縁膜をマスクとして前記各活性領
    域に不純物イオンビームを照射して、マスクされていな
    い領域に前記低濃度不純物領域に比較して高濃度に不純
    物を注入してソースまたはドレインとなる高濃度不純物
    領域を形成する工程とを具備し、 チャネル領域の前記ソース側に前記低濃度不純物領域を
    有する前記第1のトランジスタと、チャネル領域の前記
    ドレイン側に前記低濃度不純物領域を有する前記第2の
    トランジスタと、チャネル領域の前記ソース側と前記ド
    レイン側の両方に前記低濃度不純物領域を有する前記第
    3のトランジスタと、チャネル領域の前記ソース側と前
    記ドレイン側のいずれにも前記低濃度不純物領域を有し
    ない前記第4のトランジスタとを、各メモリセルに作り
    分けられることによって、前記各メモリセルに2ビット
    のデータを記録することを特徴とする半導体記憶装置の
    製造方法。
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