JP2003092365A - 読み出し専用不揮発性メモリ - Google Patents

読み出し専用不揮発性メモリ

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JP2003092365A
JP2003092365A JP2001282613A JP2001282613A JP2003092365A JP 2003092365 A JP2003092365 A JP 2003092365A JP 2001282613 A JP2001282613 A JP 2001282613A JP 2001282613 A JP2001282613 A JP 2001282613A JP 2003092365 A JP2003092365 A JP 2003092365A
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drain
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Noboru Egawa
昇 江川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/08Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements
    • G11C17/10Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM
    • G11C17/12Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM using field-effect devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクROMの非選択メモリセルトランジス
タに流れる電流を抑制する。 【解決手段】 メモリセルトランジスタM11〜Mmnは、
隣接メモリセルトランジスタどうしがドレイン線D1 ,
D2 ,・・・に共通接続され、他方の隣接メモリセルト
ランジスタどうしがソース線S1 ,S2 ,・・・に共通
接続される。同一行のゲートは、ワード線W1 ,W2 ,
・・・に共通接続される。各メモリセルトランジスタ
は、ドレイン側にオフセット構造が形成され、ソース側
に非オフセット構造が形成される。このため、各メモリ
セルトランジスタは、ドレイン線が活性化されたときは
ドレイン領域−チャネル領域間に空乏層が発生するが、
ドレイン線がハイインピーダンス状態のときはドレイン
領域直下の空乏層がチャネル領域に達しない。このた
め、非選択メモリセルトランジスタには電流が流れな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばマスクR
OM(Read Only Memory)等の読み出し専用不揮発性メモ
リに関する。
【0002】
【従来の技術】読み出し専用不揮発性メモリとしては、
例えばマスクROMが知られている。マスクROMと
は、製造段階でデータが書き込まれた、読み出し専用不
揮発性メモリの一種である。マスクROMのメモリセル
構造としては、例えばNOR型の構造が知られている。
【0003】図8は、従来のNOR型マスクROMの一
構成例を示す回路図である。
【0004】図8に示したように、このマスクROM
は、マトリクス状に配置されたメモリセルトランジスタ
M11,・・・,Mmnと、ワード線W1 ,W2 ,・・・
と、ドレイン線D1 ,D2 ,・・・と、ソース線S1 ,
S2 ,・・・と、ドレイン線選択用のトランジスタTd
1,Td2,Td3,・・・と、ソース線選択用のトランジ
スタTs1,Ts2,・・・と、ドレイン選択線DS0 ,D
S1 と、ソース選択線SS0とを備えている。
【0005】従来のマスクROMでは、これらのメモリ
セルトランジスタM11〜Mmnとして、ソースとドレイン
とを逆にしても特性が変わらないものが、使用されてい
た。各メモリセルトランジスタM11,・・・,Mmnは、
同一行の隣接トランジスタと共通のソース線に接続され
且つ他方の隣接トランジスタと共通のドレイン線に接続
されている。したがって、各メモリセルトランジスタM
11,・・・,Mmnは、同一行の一方の隣接トランジスタ
とソースどうしが接続され且つ他方の隣接トランジスタ
とドレインどうしが接続されていることになる。
【0006】各メモリセルトランジスタM11〜Mmnに
は、製造段階で2値化データが書き込まれる。2値化デ
ータは、各メモリセルトランジスタM11〜Mmnの動作し
きい値Vt の高低の形で、書き込まれる。トランジスタ
の動作しきい値は、例えば、チャネル形成領域の不純物
濃度の高低によって、制御することができる。以下の説
明では、動作しきい値Vt が低い場合を「1」とし、高
い場合を「0」とする。
【0007】かかるマスクROMから記憶データを読み
出す場合には、ワード線、ドレイン選択線を選択的に活
性化するとともに、ソース選択線SS0 を活性化する。
【0008】例えば、ドレイン選択線DS0 を活性化す
ると、奇数番目のドレイン選択用トランジスタTd1,T
d3,・・・がオンし、したがって、奇数番目のドレイン
線D1 ,D3 ,・・・に接続されたメモリセルトランジ
スタ(図8では1列目のメモリセルトランジスタM11,
M21,M31および4列目のメモリセルトランジスタM1
4,M24,M34)にドレイン電圧が供給される。また、
すべてのソース線S1 ,S2 ,・・・には、低いソース
電圧が印加される。そして、例えばワード線W1が活性
化された場合、第1列のメモリセルトランジスタM11,
M12,M13,M14,・・・にゲート電圧が供給される。
以上により、メモリセルトランジスタM11,M14が、選
択されたことになる。メモリセルトランジスタM11,M
14は、記憶値が「1」の場合(すなわち動作しきい値V
t が低く設定されている場合)はオンし、対応するソー
ス線にドレイン電流を供給する。一方、記憶値が「0」
のメモリセルトランジスタ(すなわち動作しきい値Vt
が高く設定されたメモリセルトランジスタ)はオンせ
ず、したがって、ドレイン電流がソース線に流出しな
い。例えば、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」でメモリセルトランジスタM14の記憶値が「1」
の場合、ソース線S1 にはドレイン電流が流出しない
が、ソース線S2にはドレイン電流が流出する。このよ
うにして、ドレイン電流の値によって、記憶値を読み出
すことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、メモ
リセルトランジスタM11,・・・,Mmnは、同一行の一
方の隣接トランジスタとソースどうしが接続され且つ他
方の隣接トランジスタとドレインどうしが接続されてい
る。これにより、選択されたメモリセルトランジスタの
ドレイン電流が同一行の他のメモリセルトランジスタに
流入することを抑制できる。例えば、図8に示されたマ
スクROMの場合、ソース線S1 ,S2 には同じ電圧が
印加されるので、メモリセルトランジスタM12,M13の
ソース電圧はほぼ同じになり、したがって、メモリセル
トランジスタM12,M13には電流は流れ難い。
【0010】しかしながら、従来のマスクROMでは、
各メモリセルトランジスタに書き込まれる値によって
は、非選択メモリセルトランジスタに流れる電流が無視
できなくなる場合があった。例えば、図8のマスクRO
Mにおいて、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」であり且つメモリセルトランジスタM12,M13,
M14の記憶値が「1」である場合、以下のような理由に
より、メモリセルトランジスタM12,M13に流れる電流
が無視できなくなる。
【0011】メモリセルトランジスタM11は、記憶値が
「0」であるため、ゲート電圧が印加されてもオンしな
い。したがって、ソース線S1 の電圧は変動しない。こ
れに対して、メモリセルトランジスタM14は、記憶値が
「1」なのでゲート電圧が印加されたときにオンする。
したがって、メモリセルトランジスタM14からソース線
S2 にドレイン電流が流れるので、このソース線S2 の
電位が上昇する。このような理由により、メモリセルト
ランジスタM11,M14の一方が「1」で他方が「0」の
場合には、ソース線S1 ,S2 間(すなわちメモリセル
トランジスタM12,M13のソース間)に電位差が発生す
る。ここで、メモリセルトランジスタM12,M13の記憶
値が「0」である場合(すなわち動作しきい値Vt が高
く設定されている場合)は、元々メモリセルトランジス
タM12,M13には電流が流れにくいので、問題は生じな
い。これに対して、メモリセルトランジスタM12,M13
の記憶値が「1」である場合(すなわち動作しきい値V
t が低く設定されている場合)は、メモリセルトランジ
スタM12,M13に電流が流れやすいので、無視できない
漏れ電流が発生する(図8の矢印参照)。この漏れ電流
は、ソース線S1 に流れ込む。したがって、メモリセル
トランジスタM11の記憶値が「0」であるにも拘わら
ず、ソース線S1 には電流が流れることになる。すなわ
ち、メモリセルトランジスタM12,M13に流れる電流
は、ソース線S1 の読み出しマージンを低下させること
になる。
【0012】また、従来のマスクROMでは、各メモリ
セルトランジスタに書き込まれる値によっては、非選択
のドレイン線やソース線の寄生容量に蓄積された電荷の
影響が無視できなくなる場合があった。
【0013】例えば、図8のマスクROMにおいて、メ
モリセルトランジスタM12の記憶値が「1」であり且つ
メモリセルトランジスタM13の記憶値が「0」である場
合には、メモリセルトランジスタM12は電流が流れやす
く且つメモリセルトランジスタM13は電流が流れにくい
ので、ドレイン線D2 の寄生容量に蓄積した電荷がソー
ス線S1 に流れ出す。このため、予め寄生容量に蓄積さ
れた電荷をディスチャージしてから記憶値の読み出しを
行わなければならないので、読み出し時のアクセススピ
ードが遅くなってしまう。この問題は、2個の選択メモ
リセルトランジスタの間にある非選択メモリセルトラン
ジスタ数が多いほど、顕著となる。例えば、図9に示し
たような3本のドレイン選択線DS0 ,DS1 ,DS2
と2本のソース選択線SS0 ,SS1 を有するマスクR
OMの場合、例えばメモリセルトランジスタM11,M1
5,M16が同時に選択される。この場合、これらのメモ
リセルトランジスタM11,M16の記憶値が「0」でメモ
リセルトランジスタM12,M13,M14の記憶値が「1」
であるとすると、ドレイン線D2 ,D3 およびソース線
S2 の寄生容量がソース線S1 に悪影響を及ぼすことに
なる。
【0014】近年、読み出し専用不揮発性メモリの高集
積化に伴って、記憶値が「1」のときの電流値が小さく
なっており、したがって、読み出しマージンが低下する
傾向にある。また、読み出し専用不揮発性メモリに要求
される動作速度も高速化の傾向にある。このため、上述
のような欠点は、ますます顕著になっている。
【0015】以上のような理由から、非選択トランジス
タに流れる電流を抑えることができる読み出し専用不揮
発性メモリが嘱望されていた。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る読み出し
専用不揮発性メモリは、マトリクス状に配置され、且
つ、同一行内でソース拡散領域どうしおよびドレイン拡
散領域どうしがそれぞれ対向するように配置された、複
数個のメモリセルトランジスタと、同一行に属する前記
メモリセルトランジスタのゲート電極に共通接続され
た、複数本の行選択線と、対向する2列の前記ドレイン
拡散領域にそれぞれ共通接続された、複数本のドレイン
線と、対向する2列の前記ソース拡散領域にそれぞれ共
通接続された、複数本のソース線と、それぞれの前記メ
モリセルトランジスタの前記ゲート電極と前記ドレイン
拡散領域との間にそれぞれ形成された、オフセット構造
と、それぞれの前記メモリセルトランジスタの前記ゲー
ト電極と前記ソース拡散領域との間にそれぞれ形成され
た、非オフセット構造とを備える。
【0017】この発明によれば、各メモリセルトランジ
スタのドレイン拡散領域側にオフセット構造を設けたこ
とにより、ドレイン電圧が印加されていないときの電流
発生を無くすることができ、且つ、ソース拡散領域から
ドレイン拡散領域への電流が流れないようにすることが
できる。そして、これにより、各メモリセルトランジス
タのドレイン電流が、対応しないソース線に流出するこ
とを防止することができる。
【0018】ここで、この発明において、オフセット構
造とは、拡散領域に所定電圧が印加されたときには当該
拡散領域直下の空乏層がチャネルまで広がるが、拡散領
域がハイインピーダンス状態のときには当該拡散領域直
下の空乏層がチャネルまで達しないような構造を言う。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、本発明が理解できる
程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説明
する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0020】第1の実施の形態 以下、第1の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性メ
モリについて、マスクROMの場合を例に採り、図1〜
図3を用いて説明する。
【0021】図1(A)は、この実施の形態に係るマス
クROMの回路図である。また、図1(B)は、図1
(A)で用いたトランジスタ記号の意味を説明するため
の図である。
【0022】図1(A)に示したように、マスクROM
100は、メモリセルトランジスタM11,・・・,Mmn
と、ワード線W1 ,W2 ,・・・と、ドレイン線D1 ,
D2,・・・と、ソース線S1 ,S2 ,・・・と、ドレ
イン線選択用トランジスタTd1,Td2,Td3,・・・
と、ドレイン選択線DS0 ,DS1 と、ソース選択線S
S0 と、ソース線選択用トランジスタTs1,Ts2,・・
・とを備えている。
【0023】メモリセルトランジスタM11,・・・,M
mnは、マトリクス状に配置され、メモリセルブロック1
10を構成する。また、メモリセルトランジスタM11,
・・・,Mmnは、一方の端子側にのみオフセット構造が
形成され、他方の端子側には非オフセット構造が形成さ
れている。図1(B)に示したように、各メモリセルト
ランジスタM11,・・・,Mmnにおいて、太線で表した
端部はオフセット構造が形成された側を示しており、且
つ、細線で表した端部は非オフセット構造が形成された
側を示している。各メモリセルトランジスタM11,・・
・,Mmnは、オフセット構造側の端子が、隣接メモリセ
ルトランジスタのオフセット構造側の端子と接続され、
且つ、非オフセット構造側の端子が、他方の隣接メモリ
セルトランジスタの非オフセット構造側の端子と接続さ
れている。後述するように、オフセット構造側の端子は
ドレイン端子として使用され(すなわちドレイン線に接
続され)、且つ、非オフセット構造側の端子はソース端
子として使用される(すなわちソース線に接続され
る)。
【0024】ワード線W1 ,W2 ,・・・は、nチャネ
ル型のメモリセルトランジスタM11,・・・,Mmnの行
毎に設けられている。同一行の各メモリセルトランジス
タは、対応するワード線に共通接続されている。
【0025】ドレイン線D1 は、第1列のメモリセルト
ランジスタM11,M21,M31,・・・のオフセット側端
子に共通接続される。また、ドレイン線D2 は、第2列
のメモリセルトランジスタM12,M22,M32,・・・の
オフセット側端子と第3列のメモリセルトランジスタM
13,M23,M33,・・・のオフセット側端子との各接続
点に、共通接続される。同様に、他のドレイン線D3 ,
・・・も、対応する2列のオフセット側端子の接続点
に、共通接続される。
【0026】ソース線S1 は、第1列のメモリセルトラ
ンジスタM11,M21,M31,・・・の非オフセット側端
子と第2列のメモリセルトランジスタM12,M22,M3
2,・・・の非オフセット側端子との各接続点に、共通
接続される。同様に、他のソース線S2 ,S3 ,・・・
も、対応する2列の非オフセット側端子の接続点に、共
通接続される。
【0027】ドレイン線選択用トランジスタTd1,Td
2,Td3,・・・は、それぞれ、対応するドレイン線に
一端が接続され、且つ、電源VD に他端が接続される。
奇数番目のドレイン線選択用トランジスタTd1,Td3,
・・・のゲートは、ドレイン選択線DS0 に接続され
る。また、偶数番目のドレイン線選択用トランジスタT
d2,Td4,・・・のゲートは、ドレイン選択線DS1 に
接続される。
【0028】ソース線選択用トランジスタTs1,Ts2,
Ts3,・・・は、それぞれ、対応するソース線に一端が
接続され、対応する電源Vs1,Vs2,・・・に他端が接
続され、且つ、ソース選択線SS0 にゲートが接続され
る。
【0029】図2は、マスクROM100の構造を概念
的に示す平面図である。また、図3は、図2のA−A断
面図である。
【0030】半導体基板101には、n+ 型拡散領域N
11〜Npq(図2ではN11〜N42のみ示す)が形成されて
いる。図2に示したように、これらのn+ 型拡散領域N
11〜Npqは、X字状に配列される。これらのn+ 型拡散
領域N11〜Npqは、MOSトランジスタのソースもしく
はドレインとして機能する。
【0031】n+ 型拡散領域N11〜Npqは、それぞれ、
隣接する4個のn+ 型拡散領域と対になってnチャネル
型のメモリセルトランジスタM11〜Mmn(図2ではM11
〜M33のみ示す)を構成する。例えば、図2のn+ 型拡
散領域N21の場合、N11,N12,N31,N32と対になっ
て、4個のメモリセルトランジスタM11,M12,M21,
M22を構成する。但し、メモリセルブロックの周縁部に
配置されたn+ 型拡散領域は、近接するn+ 型拡散領域
が1個のみまたは2個のみとなるので、1個または2個
のMOSトランジスタのみを構成することになる。
【0032】半導体基板101の表面には、ゲート絶縁
膜102を介して、ワード線W1 〜Wm (図2ではW1
〜W3 のみ示す)が形成される。これらのワード線W1
〜Wm は、そのまま、各MOSトランジスタのゲート電
極として機能する。上述したように、n+ 型拡散領域N
11〜NpqはX字状に配列されるので、ワード線W1 〜W
m はM字状に形成されることになる。
【0033】各メモリセルトランジスタM11〜Mmnにお
いて、ドレインとして使用されるn + 型拡散領域(図2
ではN11,N12,N31,N32)と、ワード線W1 〜Wm
との間には、所定幅の隙間103が設けられる(図3参
照)。一方、ソースとして使用されるn+ 型拡散領域
(図2ではN21,N22,N41,N42)と、ワード線W1
〜Wm との間には、隙間103は設けられない。すなわ
ち、この実施の形態では、n+ 型拡散領域とワード線と
の間に所定幅の隙間103を設けることによってオフセ
ット構造が形成され、この隙間103を設けないことに
よって非オフセット構造が形成される。
【0034】ワード線W1 〜Wm 直下の半導体領域10
4および隙間103には、書き込みデータが「1」の場
合には不純物イオンが注入され、書き込みデータが
「0」の場合には不純物が注入されない。不純物注入が
なされたメモリセルトランジスタは動作しきい値が低く
なり、不純物注入がなされないメモリセルトランジスタ
は動作しきい値が高くなる。不純物イオンとしては、例
えば、リンイオン、ヒ素イオン、アンチモンイオンなど
が使用される。
【0035】半導体基板101の表面には、絶縁酸化膜
105が形成される。さらに、絶縁酸化膜105の表面
には、ソース線S1 ,S2 ,・・・、ドレイン線D1 ,
D2,・・・等が形成される。ソース線およびドレイン
線は、コンタクトホールC11〜Cmnを介して、対応する
各n+ 型拡散領域に接続される。
【0036】次に、マスクROM100の動作につい
て、説明する。
【0037】以下、メモリセルトランジスタM11,M14
の記憶値を読み出す場合を例に採って説明する。以下の
説明では、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」であり且つメモリセルトランジスタM12,M13,
M14の記憶値が「1」であるとする。
【0038】メモリセルトランジスタM11,M14から記
憶データを読み出す場合、ワード線W1 、ドレイン選択
線DS0 を活性化し、且つ、ソース選択線SS0 を活性
化する。
【0039】ドレイン選択線DS0 を活性化することに
より、奇数番目のドレイン選択用トランジスタTd1,T
d3,・・・がオンし、したがって、奇数番目のドレイン
線D1 ,D3 ,・・・が活性化される。このため、これ
ら奇数番目のドレイン線D1,D3 ,・・・に接続され
たメモリセルトランジスタ(図1では1列目のメモリセ
ルトランジスタM11,M21,M31および4列目のメモリ
セルトランジスタM14,M24,M34)にドレイン電圧が
供給される。
【0040】また、ソース選択線SS0 を活性化するこ
とにより、ソース選択用トランジスタTs1,Ts2,・・
・がオンし、したがって、すべてのソース線S1 ,S2
,・・・には、低いソース電圧が印加される。
【0041】さらに、ワード線W1 を活性化することに
より、第1列のメモリセルトランジスタM11,M12,M
13,M14,・・・にゲート電圧が供給される。
【0042】このように、ワード線W1 、ドレイン選択
線DS0 およびソース選択線SS0が活性化された場
合、メモリセルトランジスタM11,M14が選択される。
選択されたメモリセルトランジスタM11,M14には、所
定のゲート電圧、ドレイン電圧およびソース電圧が印加
されることになる。
【0043】ここで、メモリセルトランジスタM11は、
記憶値が「0」であり、したがって、動作しきい値Vt
が高い。このため、このメモリセルトランジスタM11
は、所定のゲート電圧、ドレイン電圧およびソース電圧
が印加されたときでも導通せず、このため、ドレイン電
流は流れない。
【0044】また、メモリセルトランジスタM14は、記
憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値Vt が
低い。この場合、所定のゲート電圧およびドレイン電圧
が印加されると、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分を超えてドレイン直下からチャネルへと広がる。一
方、ソースには低い電圧しか印加されていないが、非オ
フセット構造なので、ソース直下の空乏層はチャネルに
達する。このため、メモリセルトランジスタM14は、ソ
ース・ドレイン間に電流が流れる状態、すなわち導通状
態になる。
【0045】一方、メモリセルトランジスタM12,M13
も、記憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値
Vt が低い。但し、メモリセルトランジスタM12,M13
は、所定のゲート電圧およびソース電圧は印加されてい
るものの、ドレインはハイインピーダンス状態になって
いる。この場合、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分を超えてチャネルへ達することができない。このた
め、メモリセルトランジスタM12,M13は、ソース・ド
レイン間に電流が流れない状態、すなわち非導通状態に
なる。
【0046】このように、この実施の形態では、メモリ
セルトランジスタにオフセット構造(すなわち隙間10
3の部分)を設けたので、ドレイン電圧が印加されたと
きにはドレイン直下の空乏層がチャネルまで広がるが、
ドレインがハイインピーダンス状態のときにはドレイン
直下の空乏層がチャネルまで達しない。すなわち、この
実施の形態では、このような空乏層の振る舞いが得られ
るように、隙間103の幅が設定される。
【0047】この実施の形態に係るマスクROM100
では、非選択メモリセルトランジスタM12,M13が完全
にオフする。したがって、メモリセルトランジスタM14
のドレイン電流が、非選択メモリセルトランジスタM1
2,M13を介してソース線S1に流入することはない。こ
れにより、ソース線S1 の読み出しマージンの低下を防
止することができる。
【0048】また、非選択メモリセルトランジスタM1
2,M13が完全にオフすることにより、非選択のドレイ
ン線D2 の寄生容量に蓄積された電荷がソース線S1 に
流入することもない。したがって、メモリセルトランジ
スタM11の記憶値を読み出す際に、予め寄生容量に蓄積
された電荷をディスチャージする必要がないので、読み
出し速度を向上させることができる。
【0049】第2の実施の形態 次に、第2の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性メ
モリについて、マスクROMの場合を例に採り、図4を
用いて説明する。
【0050】この実施の形態に係るマスクROM400
の回路構成は、第1の実施の形態(図1(A)参照)と
同様である。また、マスクROM400の平面的な構造
も、第1の実施の形態(図2参照)とほぼ同様である。
【0051】この実施の形態に係るマスクROM400
は、LDD(Lightly Doped Drain)構造の有無によって
非オフセット構造/オフセット構造を形成している点
で、上述の第1の実施の形態と異なる。
【0052】図4は、この実施の形態に係るマスクRO
M400の構造を概念的に示す断面図であり、図2のA
−A断面に相当する。
【0053】各メモリセルトランジスタM11〜Mmnにお
いて、ソースとして使用されるn+型拡散領域(図2の
N21,N22,N41,N42参照)とワード線W1 〜Wm と
の間、および、ドレインとして使用されるn+ 型拡散領
域(図2のN11,N12,N31,N32参照)とワード線W
1 〜Wm との間には、それぞれ、所定幅の隙間が形成さ
れる。そして、ソース側の隙間にはLDD401が形成
され、ドレイン側の隙間402には何も形成されない。
すなわち、この実施の形態では、n+ 型拡散領域N11〜
Npqとワード線W1 〜Wm との間の隙間にLDD401
を設けないことによってオフセット構造が形成され、こ
の隙間にLDD401を設けることによって非オフセッ
ト構造が形成される。
【0054】ワード線W1 〜Wm 直下の半導体領域10
4および隙間401には、書き込みデータが「1」の場
合には、第1の実施の形態と同様の不純物イオンが注入
され、書き込みデータが「0」の場合には不純物が注入
されない。不純物注入がなされたメモリセルトランジス
タは動作しきい値が低くなり、不純物注入がなされない
メモリセルトランジスタは動作しきい値が高くなる。
【0055】半導体基板101の表面には、絶縁酸化膜
105が形成される。さらに、絶縁酸化膜105の表面
には、ソース線S1 ,S2 ,・・・、ドレイン線D1 ,
D2,・・・等が形成され、コンタクトホールC11〜Cm
nを介して、対応する各n+型拡散領域に接続される。
【0056】次に、マスクROM400の動作につい
て、説明する。
【0057】以下、メモリセルトランジスタM11,M14
の記憶値を読み出す場合を例に採って説明する。以下の
説明では、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」であり且つメモリセルトランジスタM12,M13,
M14の記憶値が「1」であるとする。
【0058】第1の実施の形態と同様、ワード線W1 、
ドレイン選択線DS0 およびソース選択線SS0 が活性
化された場合には、メモリセルトランジスタM11,M14
が選択される。選択されたメモリセルトランジスタM1
1,M14には、所定のゲート電圧、ドレイン電圧および
ソース電圧が印加されることになる。
【0059】ここで、メモリセルトランジスタM11は、
記憶値が「0」であり、したがって、動作しきい値Vt
が高い。このため、このメモリセルトランジスタM11
は、所定のゲート電圧、ドレイン電圧およびソース電圧
が印加されたときでもオンせず、このため、ドレイン電
流は流れない。
【0060】また、メモリセルトランジスタM14は、記
憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値Vt が
低い。この場合、所定のゲート電圧およびドレイン電圧
が印加されると、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分(隙間402)を超えてドレイン直下からチャネル
へと広がる。一方、ソースには低い電圧しか印加されて
いないが、非オフセット構造なので(すなわちLDD4
01が形成されているので)、ソース直下の空乏層はチ
ャネルに達する。このため、メモリセルトランジスタM
14は、ソース・ドレイン間に電流が流れる状態、すなわ
ち導通状態になる。
【0061】一方、メモリセルトランジスタM12,M13
も、記憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値
Vt が低い。但し、メモリセルトランジスタM12,M13
は、所定のゲート電圧およびソース電圧は印加されてい
るものの、ドレインはハイインピーダンス状態になって
いる。この場合、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分を超えてチャネルへ達することができない。このた
め、メモリセルトランジスタM12,M13は、ソース・ド
レイン間に電流が流れない状態、すなわち非導通状態に
なる。
【0062】このように、この実施の形態でも、第1の
実施の形態と同様、メモリセルトランジスタにオフセッ
ト構造(すなわち隙間402)を設けたので、ドレイン
電圧が印加されたときにはドレイン直下の空乏層がチャ
ネルまで広がるが、ドレインがハイインピーダンス状態
のときにはドレイン直下の空乏層がチャネルまで達しな
い。
【0063】この実施の形態に係るマスクROM400
では、非選択メモリセルトランジスタM12,M13が完全
にオフする。したがって、メモリセルトランジスタM14
のドレイン電流が、メモリセルトランジスタM12,M13
を介してソース線S1 に流入することはない。これによ
り、ソース線S1 の読み出しマージンの低下を防止する
ことができる。
【0064】また、非選択メモリセルトランジスタM1
2,M13が完全にオフすることにより、非選択のドレイ
ン線D2 の寄生容量に蓄積された電荷がソース線S1 に
流入することもない。したがって、メモリセルトランジ
スタM11の記憶値を読み出す際に、予め寄生容量に蓄積
された電荷をディスチャージする必要がないので、読み
出し速度を向上させることができる。
【0065】第3の実施の形態 次に、第3の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性メ
モリについて、マスクROMの場合を例に採り、図5を
用いて説明する。
【0066】この実施の形態に係るマスクROM500
の回路構成は、第1の実施の形態(図1(A)参照)と
同様である。また、マスクROM500の平面的な構造
も、第1の実施の形態(図2参照)とほぼ同様である。
【0067】この実施の形態に係るマスクROM500
は、トレンチの有無によってオフセット構造/非オフセ
ット構造を形成している点で、上述の第1の実施の形態
と異なる。
【0068】図5は、この実施の形態に係るマスクRO
M500の構造を概念的に示す断面図であり、図2のA
−A断面に相当する。
【0069】各メモリセルトランジスタM11〜Mmnにお
いて、ドレインとして使用されるn + 型拡散領域(図2
のN11,N12,N31,N32参照)には、ワード線W1 〜
Wmとの対向面に、トレンチ501が形成される。一
方、ソースとして使用されるn + 型拡散領域(図2のN
21,N22,N41,N42参照)には、トレンチは形成され
ない。すなわち、この実施の形態では、トレンチ501
を設けることによってオフセット構造が形成され、トレ
ンチを設けないことによって非オフセット構造が形成さ
れる。なお、ソースとして使用されるn+ 型拡散領域と
ワード線との間、および、ドレインとして使用されるn
+ 型拡散領域とワード線との間には、隙間は形成されな
い。
【0070】ワード線W1 〜Wm 直下の半導体領域10
4には、書き込みデータが「1」の場合には、第1の実
施の形態と同様の不純物イオンが注入され、書き込みデ
ータが「0」の場合には不純物が注入されない。不純物
注入がなされたメモリセルトランジスタは動作しきい値
が低くなり、不純物注入がなされないメモリセルトラン
ジスタは動作しきい値が高くなる。
【0071】半導体基板101の表面には、絶縁酸化膜
105が形成される。さらに、絶縁酸化膜105の表面
には、ソース線S1 ,S2 ,・・・、ドレイン線D1 ,
D2,・・・等が形成され、コンタクトホールC11〜Cm
nを介して、対応する各n+型拡散領域に接続される。
【0072】次に、マスクROM500の動作につい
て、説明する。
【0073】以下、メモリセルトランジスタM11,M14
の記憶値を読み出す場合を例に採って説明する。以下の
説明では、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」であり且つメモリセルトランジスタM12,M13,
M14の記憶値が「1」であるとする。
【0074】第1の実施の形態と同様、ワード線W1 、
ドレイン選択線DS0 およびソース選択線SS0 が活性
化された場合には、メモリセルトランジスタM11,M14
が選択される。選択されたメモリセルトランジスタM1
1,M14には、所定のゲート電圧、ドレイン電圧および
ソース電圧が印加されることになる。
【0075】ここで、メモリセルトランジスタM11は、
記憶値が「0」であり、したがって、動作しきい値Vt
が高い。このため、このメモリセルトランジスタM11
は、所定のゲート電圧、ドレイン電圧およびソース電圧
が印加されたときでもオンせず、このため、ドレイン電
流は流れない。
【0076】また、メモリセルトランジスタM14は、記
憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値Vt が
低い。この場合、所定のゲート電圧およびドレイン電圧
が印加されると、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分(トレンチ501)を超えてドレイン直下からチャ
ネルへと広がる。一方、ソースには低い電圧しか印加さ
れていないが、非オフセット構造なので(すなわちトレ
ンチが形成されていないので)、ソース直下の空乏層は
チャネルに達する。このため、メモリセルトランジスタ
M14は、ソース・ドレイン間に電流が流れる状態、すな
わち導通状態になる。
【0077】一方、メモリセルトランジスタM12,M13
も、記憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値
Vt が低い。但し、メモリセルトランジスタM12,M13
は、所定のゲート電圧およびソース電圧は印加されてい
るものの、ドレインはハイインピーダンス状態になって
いる。この場合、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分を超えてチャネルへ達することができない。このた
め、メモリセルトランジスタM12,M13は、ソース・ド
レイン間に電流が流れない状態、すなわち非導通状態に
なる。
【0078】このように、この実施の形態でも、第1の
実施の形態と同様、メモリセルトランジスタにオフセッ
ト構造(すなわちトレンチ501)を設けたので、ドレ
イン電圧が印加されたときにはドレイン直下の空乏層が
チャネルまで広がるが、ドレインがハイインピーダンス
状態のときにはドレイン直下の空乏層がチャネルまで達
しない。
【0079】この実施の形態に係るマスクROM500
では、非選択メモリセルトランジスタM12,M13が完全
にオフする。したがって、メモリセルトランジスタM14
のドレイン電流が、メモリセルトランジスタM12,M13
を介してソース線S1 に流入することはない。これによ
り、ソース線S1 の読み出しマージンの低下を防止する
ことができる。
【0080】また、非選択メモリセルトランジスタM1
2,M13が完全にオフすることにより、非選択のドレイ
ン線D2 の寄生容量に蓄積された電荷がソース線S1 に
流入することもない。したがって、メモリセルトランジ
スタM11の記憶値を読み出す際に、予め寄生容量に蓄積
された電荷をディスチャージする必要がないので、読み
出し速度を向上させることができる。
【0081】第4の実施の形態 次に、第4の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性メ
モリについて、マスクROMの場合を例に採り、図6を
用いて説明する。
【0082】この実施の形態に係るマスクROM600
の回路構成は、第1の実施の形態(図1(A)参照)と
同様である。また、マスクROM600の平面的な構造
も、第1の実施の形態(図2参照)とほぼ同様である。
【0083】この実施の形態に係るマスクROM600
は、p+ 不純物注入領域の有無によってオフセット構造
/非オフセット構造を形成している点で、上述の第1の
実施の形態と異なる。
【0084】図6は、この実施の形態に係るマスクRO
M600の構造を概念的に示す断面図であり、図2のA
−A断面に相当する。
【0085】各メモリセルトランジスタM11〜Mmnにお
いて、ドレインとして使用されるn + 型拡散領域(図2
のN11,N12,N31,N32参照)には、ワード線W1 〜
Wmとの対向面に、p+ 不純物注入領域601が形成さ
れる。一方、ソースとして使用されるn+ 型拡散領域
(図2のN21,N22,N41,N42参照)には、p+ 不純
物注入領域は形成されない。すなわち、この実施の形態
では、p+ 不純物注入領域601を設けることによって
オフセット構造が形成され、p+ 不純物注入領域を設け
ないことによって非オフセット構造が形成される。な
お、ソースとして使用されるn+ 型拡散領域とワード線
との間、および、ドレインとして使用されるn+ 型拡散
領域とワード線との間には、隙間は形成されない。
【0086】ワード線W1 〜Wm 直下の半導体領域10
4には、書き込みデータが「1」の場合には、第1の実
施の形態と同様の不純物イオンが注入され、書き込みデ
ータが「0」の場合には不純物が注入されない。不純物
注入がなされたメモリセルトランジスタは動作しきい値
が低くなり、不純物注入がなされないメモリセルトラン
ジスタは動作しきい値が高くなる。
【0087】半導体基板101の表面には、絶縁酸化膜
105が形成される。さらに、絶縁酸化膜105の表面
には、ソース線S1 ,S2 ,・・・、ドレイン線D1 ,
D2,・・・等が形成され、コンタクトホールC11〜Cm
nを介して、対応する各n+型拡散領域に接続される。
【0088】次に、マスクROM600の動作につい
て、説明する。
【0089】以下、メモリセルトランジスタM11,M14
の記憶値を読み出す場合を例に採って説明する。以下の
説明では、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」であり且つメモリセルトランジスタM12,M13,
M14の記憶値が「1」であるとする。
【0090】第1の実施の形態と同様、ワード線W1 、
ドレイン選択線DS0 およびソース選択線SS0 が活性
化された場合には、メモリセルトランジスタM11,M14
が選択される。選択されたメモリセルトランジスタM1
1,M14には、所定のゲート電圧、ドレイン電圧および
ソース電圧が印加されることになる。
【0091】ここで、メモリセルトランジスタM11は、
記憶値が「0」であり、したがって、動作しきい値Vt
が高い。このため、このメモリセルトランジスタM11
は、所定のゲート電圧、ドレイン電圧およびソース電圧
が印加されたときでもオンせず、このため、ドレイン電
流は流れない。
【0092】また、メモリセルトランジスタM14は、記
憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値Vt が
低い。この場合、所定のゲート電圧およびドレイン電圧
が印加されると、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分(p+ 不純物注入領域601)を超えてドレイン直
下からチャネルへと広がる。一方、ソースには低い電圧
しか印加されていないが、非オフセット構造なので(す
なわちp+ 不純物注入領域が形成されていないので)、
ソース直下の空乏層はチャネルに達する。このため、メ
モリセルトランジスタM14は、ソース・ドレイン間に電
流が流れる状態、すなわち導通状態になる。
【0093】一方、メモリセルトランジスタM12,M13
も、記憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値
Vt が低い。但し、メモリセルトランジスタM12,M13
は、所定のゲート電圧およびソース電圧は印加されてい
るものの、ドレインはハイインピーダンス状態になって
いる。この場合、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分を超えてチャネルへ達することができない。このた
め、メモリセルトランジスタM12,M13は、ソース・ド
レイン間に電流が流れない状態、すなわち非導通状態に
なる。
【0094】このように、この実施の形態でも、第1の
実施の形態と同様、メモリセルトランジスタにオフセッ
ト構造(すなわちp+ 不純物注入領域601)を設けた
ので、ドレイン電圧が印加されたときにはドレイン直下
の空乏層がチャネルまで広がるが、ドレインがハイイン
ピーダンス状態のときにはドレイン直下の空乏層がチャ
ネルまで達しない。
【0095】この実施の形態に係るマスクROM600
では、非選択メモリセルトランジスタM12,M13が完全
にオフする。したがって、メモリセルトランジスタM14
のドレイン電流が、メモリセルトランジスタM12,M13
を介してソース線S1 に流入することはない。これによ
り、ソース線S1 の読み出しマージンの低下を防止する
ことができる。
【0096】また、非選択メモリセルトランジスタM1
2,M13が完全にオフすることにより、非選択のドレイ
ン線D2 の寄生容量に蓄積された電荷がソース線S1 に
流入することもない。したがって、メモリセルトランジ
スタM11の記憶値を読み出す際に、予め寄生容量に蓄積
された電荷をディスチャージする必要がないので、読み
出し速度を向上させることができる。
【0097】第5の実施の形態 次に、第5の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性メ
モリについて、マスクROMの場合を例に採り、図7を
用いて説明する。
【0098】この実施の形態に係るマスクROM700
の回路構成は、第1の実施の形態(図1(A)参照)と
同様である。また、マスクROM700の平面的な構造
も、第1の実施の形態(図2参照)とほぼ同様である。
【0099】この実施の形態に係るマスクROM700
は、データ書き込みの際に高抵抗領域を設けることによ
ってオフセット構造を形成する点で、上述の第1の実施
の形態と異なる。
【0100】図7は、この実施の形態に係るマスクRO
M700の構造を概念的に示す断面図であり、図2のA
−A断面に相当する。
【0101】第1〜第4の実施の形態と同様、ワード線
W1 〜Wm 直下の半導体領域104には、書き込みデー
タが「1」の場合には不純物イオンが注入される。この
実施の形態では、領域104に不純物を注入する際に、
ドレイン近傍の所定幅の領域には不純物を注入しない。
これにより、ドレイン近傍に、高抵抗領域701が形成
される。一方、ソース近傍の領域には不純物が注入さ
れ、したがって、高抵抗領域は形成されない。すなわ
ち、この実施の形態では、高抵抗領域701を設けるこ
とによってオフセット構造が形成され、高抵抗領域を設
けないことによって非オフセット構造が形成される。
【0102】なお、第1〜第4の実施の形態と同様、書
き込みデータが「0」の場合には、不純物は注入されな
い。したがって、半導体領域104の全域が、高抵抗に
なる。
【0103】半導体基板101の表面には、絶縁酸化膜
105が形成される。さらに、絶縁酸化膜105の表面
には、ソース線S1 ,S2 ,・・・、ドレイン線D1 ,
D2,・・・等が形成され、コンタクトホールC11〜Cm
nを介して、対応する各n+型拡散領域に接続される。
【0104】次に、マスクROM700の動作につい
て、説明する。
【0105】以下、メモリセルトランジスタM11,M14
の記憶値を読み出す場合を例に採って説明する。以下の
説明では、メモリセルトランジスタM11の記憶値が
「0」であり且つメモリセルトランジスタM12,M13,
M14の記憶値が「1」であるとする。
【0106】第1の実施の形態と同様、ワード線W1 、
ドレイン選択線DS0 およびソース選択線SS0 が活性
化された場合には、メモリセルトランジスタM11,M14
が選択される。選択されたメモリセルトランジスタM1
1,M14には、所定のゲート電圧、ドレイン電圧および
ソース電圧が印加されることになる。
【0107】ここで、メモリセルトランジスタM11は、
記憶値が「0」であり、したがって、動作しきい値Vt
が高い。このため、このメモリセルトランジスタM11
は、所定のゲート電圧、ドレイン電圧およびソース電圧
が印加されたときでもオンせず、このため、ドレイン電
流は流れない。
【0108】また、メモリセルトランジスタM14は、記
憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値Vt が
低い。この場合、所定のゲート電圧およびドレイン電圧
が印加されると、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分(高抵抗領域701)を超えてドレイン直下からチ
ャネルへと広がる。一方、ソースには低い電圧しか印加
されていないが、非オフセット構造なので(すなわち高
抵抗領域が形成されていないので)、ソース直下の空乏
層はチャネルに達する。このため、メモリセルトランジ
スタM14は、ソース・ドレイン間に電流が流れる状態、
すなわち導通状態になる。
【0109】一方、メモリセルトランジスタM12,M13
も、記憶値が「1」であり、したがって、動作しきい値
Vt が低い。但し、メモリセルトランジスタM12,M13
は、所定のゲート電圧およびソース電圧は印加されてい
るものの、ドレインはハイインピーダンス状態になって
いる。この場合、ドレイン近傍の空乏層は、オフセット
部分を超えてチャネルへ達することができない。このた
め、メモリセルトランジスタM12,M13は、ソース・ド
レイン間に電流が流れない状態、すなわち非導通状態に
なる。
【0110】このように、この実施の形態でも、第1の
実施の形態と同様、メモリセルトランジスタにオフセッ
ト構造(すなわち高抵抗領域701)を設けたので、ド
レイン電圧が印加されたときにはドレイン直下の空乏層
がチャネルまで広がるが、ドレインがハイインピーダン
ス状態のときにはドレイン直下の空乏層がチャネルまで
達しない。
【0111】この実施の形態に係るマスクROM700
では、非選択メモリセルトランジスタM12,M13が完全
にオフする。したがって、メモリセルトランジスタM14
のドレイン電流が、メモリセルトランジスタM12,M13
を介してソース線S1 に流入することはない。これによ
り、ソース線S1 の読み出しマージンの低下を防止する
ことができる。
【0112】また、非選択メモリセルトランジスタM1
2,M13が完全にオフすることにより、非選択のドレイ
ン線D2 の寄生容量に蓄積された電荷がソース線S1 に
流入することもない。したがって、メモリセルトランジ
スタM11の記憶値を読み出す際に、予め寄生容量に蓄積
された電荷をディスチャージする必要がないので、読み
出し速度を向上させることができる。
【0113】以上説明した第1〜第5の実施の形態で
は、それぞれの選択メモリセルトランジスタM11,M14
の間に2個の非選択メモリセルトランジスタM12,M13
が配置される場合を例に採って説明した。しかしなが
ら、非選択メモリセルトランジスタが1個である場合や
3個以上である場合にも、この発明を適用することがで
きる。
【0114】また、第1〜第5の実施の形態では、p型
半導体基板にnチャネル型のメモリセルトランジスタを
形成した場合を例に採って説明した。しかし、n型半導
体基板にpチャネル型のメモリセルトランジスタを形成
してなる読み出し専用不揮発性メモリにも、この発明を
適用することができる。さらに、p型半導体基板に設け
られたnウェルにpチャネル型のメモリセルトランジス
タを形成した場合や、n型半導体基板に設けられたpウ
ェルにnチャネル型のメモリセルトランジスタを形成し
た場合にも、この発明を適用することができる。
【0115】加えて、第1〜第5の実施の形態では、通
常のバルク型トランジスタを採用した場合を説明した
が、SOI(Silicon On Insulater)型のトランジスタを
採用した場合にも、この発明を適用することができる。
【0116】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、非選択トランジスタに流れる電流を抑えること
ができる読み出し専用不揮発性メモリを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、第1の実施の形態に係る読み出し専
用不揮発性メモリの回路図である。(B)は(A)で用
いたトランジスタ記号の意味を説明するための図であ
る。
【図2】第1の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性
メモリの構造を概念的に示す平面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性
メモリの構造を概念的に示す断面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性
メモリの構造を概念的に示す断面図である。
【図5】第3の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性
メモリの構造を概念的に示す断面図である。
【図6】第4の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性
メモリの構造を概念的に示す断面図である。
【図7】第5の実施の形態に係る読み出し専用不揮発性
メモリの構造を概念的に示す断面図である。
【図8】従来の読み出し専用不揮発性メモリの回路図で
ある。
【図9】従来の読み出し専用不揮発性メモリの回路図で
ある。
【符号の説明】
100 マスクROM 110 メモリセルブロック W1 ,W2 ,・・・ ワード線 D1 ,D2 ,・・・ ドレイン線 S1 ,S2 ,・・・ ソース線 Td1,Td2,Td3,・・・ ドレイン線選択用トランジ
スタ DS0 ,DS1 ドレイン選択線 SS0 ソース選択線 Ts1,Ts2,・・・ ソース線選択用トランジスタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置され、且つ、同一行
    内でソース拡散領域どうしおよびドレイン拡散領域どう
    しがそれぞれ対向するように配置された、複数個のメモ
    リセルトランジスタと、 同一行に属する前記メモリセルトランジスタのゲート電
    極に共通接続された、複数本の行選択線と、 対向する2列の前記ドレイン拡散領域にそれぞれ共通接
    続された、複数本のドレイン線と、 対向する2列の前記ソース拡散領域にそれぞれ共通接続
    された、複数本のソース線と、 それぞれの前記メモリセルトランジスタの前記ゲート電
    極と前記ドレイン拡散領域との間にそれぞれ形成され
    た、オフセット構造と、 それぞれの前記メモリセルトランジスタの前記ゲート電
    極と前記ソース拡散領域との間にそれぞれ形成された、
    非オフセット構造と、 を備えることを特徴とする読み出し専用不揮発性メモ
    リ。
  2. 【請求項2】 前記ドレイン拡散領域と前記ゲート電極
    との間に所定間隔の隙間を形成することによって前記オ
    フセット構造が形成され、且つ、前記ソース拡散領域と
    前記ゲート電極との間の前記隙間を形成しないことによ
    って前記非オフセット構造が形成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の読み出し専用不揮発性メモリ。
  3. 【請求項3】 前記ドレイン拡散領域と前記ゲート電極
    との間にLDD領域を設けないことによって前記オフセ
    ット構造が形成され、且つ、前記ソース拡散領域と前記
    ゲート電極との間にLDD領域を設けることによって前
    記非オフセット構造が形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の読み出し専用不揮発性メモリ。
  4. 【請求項4】 前記ドレイン拡散領域と前記ゲート電極
    との間にトレンチを設けることによって前記オフセット
    構造が形成され、且つ、前記ソース拡散領域と前記ゲー
    ト電極との間にトレンチを設けないことによって前記非
    オフセット構造が形成されたことを特徴とする請求項1
    に記載の読み出し専用不揮発性メモリ。
  5. 【請求項5】 前記ドレイン拡散領域と前記ゲート電極
    との対向面近傍に逆導電型の不純物を拡散させることに
    よって前記オフセット構造が形成され、且つ、前記ソー
    ス拡散領域と前記ゲート電極との対向面近傍に逆導電型
    の不純物を拡散させないことによって前記非オフセット
    構造が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の読
    み出し専用不揮発性メモリ。
  6. 【請求項6】 前記ドレイン拡散領域と前記ゲート電極
    との対向面近傍にデータ書き込みのためのイオン導入を
    行わないことによって前記オフセット構造が形成され、
    且つ、前記ソース拡散領域と前記ゲート電極との対向面
    近傍にデータ書き込みのためのイオン導入を行うことに
    よって前記非オフセット構造が形成されたことを特徴と
    する請求項1に記載の読み出し専用不揮発性メモリ。
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