JPH0555560A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH0555560A JPH0555560A JP3211745A JP21174591A JPH0555560A JP H0555560 A JPH0555560 A JP H0555560A JP 3211745 A JP3211745 A JP 3211745A JP 21174591 A JP21174591 A JP 21174591A JP H0555560 A JPH0555560 A JP H0555560A
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- insulating film
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/40—Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/43—Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
- H01L29/49—Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
- H01L29/4916—Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET the conductor material next to the insulator being a silicon layer, e.g. polysilicon doped with boron, phosphorus or nitrogen
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高耐圧MOSFETに関し,ゲート絶縁膜を
厚くすることなく,かつオフセット構造も必要としない
素子構造を提供する。 【構成】 n−Si基板11の表面にp+ ソース領域1
2およびp+ ドレイン領域13が形成され,p+ ソース
領域12およびp+ ドレイン領域13の間のSi基板1
1上にゲート絶縁膜14,およびポリシリコンから成る
ゲート電極15,16が形成されている。SiO2 から
成るゲート絶縁膜14は,通常の厚さである。ポリシリ
コンから成るゲート電極は,2層から成る。ゲート絶縁
膜に近い方のポリシリコンゲート15は,Si基板11
もしくはソース領域12とドレイン領域13との間に高
電圧が印加された際に,空乏層17が形成される程度
に,不純物が低濃度にドープされている。もう一方のポ
リシリコンゲート16は,高濃度に不純物がドープされ
ている。
厚くすることなく,かつオフセット構造も必要としない
素子構造を提供する。 【構成】 n−Si基板11の表面にp+ ソース領域1
2およびp+ ドレイン領域13が形成され,p+ ソース
領域12およびp+ ドレイン領域13の間のSi基板1
1上にゲート絶縁膜14,およびポリシリコンから成る
ゲート電極15,16が形成されている。SiO2 から
成るゲート絶縁膜14は,通常の厚さである。ポリシリ
コンから成るゲート電極は,2層から成る。ゲート絶縁
膜に近い方のポリシリコンゲート15は,Si基板11
もしくはソース領域12とドレイン領域13との間に高
電圧が印加された際に,空乏層17が形成される程度
に,不純物が低濃度にドープされている。もう一方のポ
リシリコンゲート16は,高濃度に不純物がドープされ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体装置,特に,基
板もしくはソースとドレインとの間に,絶対値で10〜
100V以上の高電圧が印加される,高耐圧MOSFE
Tに関する。
板もしくはソースとドレインとの間に,絶対値で10〜
100V以上の高電圧が印加される,高耐圧MOSFE
Tに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例を示す図であり,従来の高
耐圧MOSFETの例を示している。同図において,4
1はn−Si基板,42はp+ ソース領域(不純物濃度
10 19〜1020cm-3),43はp+ ドレイン領域(不
純物濃度1019〜1020cm -3),44はp- ソースオ
フセット領域(不純物濃度1016〜1017cm-3),4
5はp- ドレインオフセット領域(不純物濃度1016〜
1017cm-3),46はSiO2 から成る薄いゲート絶
縁膜(厚さ250Å),47はSiO2 から成る厚いゲ
ート絶縁膜(厚さ800Å),48はポリシリコンゲー
ト電極(厚さ4000Å)である。
耐圧MOSFETの例を示している。同図において,4
1はn−Si基板,42はp+ ソース領域(不純物濃度
10 19〜1020cm-3),43はp+ ドレイン領域(不
純物濃度1019〜1020cm -3),44はp- ソースオ
フセット領域(不純物濃度1016〜1017cm-3),4
5はp- ドレインオフセット領域(不純物濃度1016〜
1017cm-3),46はSiO2 から成る薄いゲート絶
縁膜(厚さ250Å),47はSiO2 から成る厚いゲ
ート絶縁膜(厚さ800Å),48はポリシリコンゲー
ト電極(厚さ4000Å)である。
【0003】ゲート絶縁膜として用いられるSiO2 膜
は,10〜11MV/cmの電界が印加されると絶縁破
壊を起こす。したがって,高耐圧MOSFETを実現す
るためにはゲート絶縁膜に印加される実効電界を低くす
る必要があり,従来次の方法が採られていた。
は,10〜11MV/cmの電界が印加されると絶縁破
壊を起こす。したがって,高耐圧MOSFETを実現す
るためにはゲート絶縁膜に印加される実効電界を低くす
る必要があり,従来次の方法が採られていた。
【0004】 ゲート絶縁膜の厚さを厚くする。
ソース領域およびドレイン領域の一方もしくは両方にオ
フセット構造を持たせる。
ソース領域およびドレイン領域の一方もしくは両方にオ
フセット構造を持たせる。
【0005】 およびを併用する。図4に即して
説明すると,は,高耐圧MOSFETの部分だけに厚
いゲート絶縁膜47を形成し,他の部分は薄いゲート絶
縁膜46とするものである。は,p- ソースオフセッ
ト領域44およびp- ドレインオフセット領域45の一
方もしくは両方を形成するものである。は,図4に示
す構造そのものである。
説明すると,は,高耐圧MOSFETの部分だけに厚
いゲート絶縁膜47を形成し,他の部分は薄いゲート絶
縁膜46とするものである。は,p- ソースオフセッ
ト領域44およびp- ドレインオフセット領域45の一
方もしくは両方を形成するものである。は,図4に示
す構造そのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の高耐圧MOSF
ETには,高耐圧素子部のみゲート絶縁膜を厚くするた
めの工程や,オフセット構造を形成するための特別の工
程が必要となり,工程数が増加してしまう,という問題
があった。
ETには,高耐圧素子部のみゲート絶縁膜を厚くするた
めの工程や,オフセット構造を形成するための特別の工
程が必要となり,工程数が増加してしまう,という問題
があった。
【0007】また,ゲート絶縁膜が厚く,オフセット構
造を持つためにFETの電流増幅率が低下する,という
問題もあった。本発明は,上記の問題点を解決して,ゲ
ート絶縁膜を厚くせず,オフセット構造も必要としな
い,半導体装置,特に高耐圧MOSFETを提供するこ
とを目的とする。
造を持つためにFETの電流増幅率が低下する,という
問題もあった。本発明は,上記の問題点を解決して,ゲ
ート絶縁膜を厚くせず,オフセット構造も必要としな
い,半導体装置,特に高耐圧MOSFETを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る半導体装置,特に高耐圧MOSFE
Tは,次のように構成する。
めに,本発明に係る半導体装置,特に高耐圧MOSFE
Tは,次のように構成する。
【0009】(1)一導電型の半導体基板の表面に反対
導電型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域
が形成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導
体基板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成る
ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタ
であって,ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果ト
ランジスタで用いられるものと同じ厚さであり,ポリシ
リコンから成るゲート電極は,2層から成り,ゲート絶
縁膜に近い方のポリシリコンゲートは,半導体基板もし
くはソース領域とドレイン領域との間に高電圧が印加さ
れた際に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度
にドープされており,もう一方のポリシリコンゲート
は,高濃度に不純物がドープされているように構成す
る。
導電型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域
が形成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導
体基板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成る
ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタ
であって,ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果ト
ランジスタで用いられるものと同じ厚さであり,ポリシ
リコンから成るゲート電極は,2層から成り,ゲート絶
縁膜に近い方のポリシリコンゲートは,半導体基板もし
くはソース領域とドレイン領域との間に高電圧が印加さ
れた際に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度
にドープされており,もう一方のポリシリコンゲート
は,高濃度に不純物がドープされているように構成す
る。
【0010】(2)一導電型の半導体基板の表面に反対
導電型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域
が形成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導
体基板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成る
ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタ
であって,ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果ト
ランジスタで用いられるものと同じ厚さであり,ポリシ
リコンから成るゲート電極は,2つの領域から成り,ソ
ース領域およびドレイン領域のいずれか一方または両方
に近い方のポリシリコンゲートは,半導体基板もしくは
ソース領域とドレイン領域との間に高電圧が印加された
際に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度にド
ープされており,もう一方のポリシリコンゲートは,高
濃度に不純物がドープされているように構成する。
導電型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域
が形成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導
体基板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成る
ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタ
であって,ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果ト
ランジスタで用いられるものと同じ厚さであり,ポリシ
リコンから成るゲート電極は,2つの領域から成り,ソ
ース領域およびドレイン領域のいずれか一方または両方
に近い方のポリシリコンゲートは,半導体基板もしくは
ソース領域とドレイン領域との間に高電圧が印加された
際に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度にド
ープされており,もう一方のポリシリコンゲートは,高
濃度に不純物がドープされているように構成する。
【0011】(3)一導電型の半導体基板の表面に反対
導電型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域
が形成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導
体基板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成る
ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタ
であって,ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果ト
ランジスタで用いられるものと同じ厚さであり,ポリシ
リコンから成るゲート電極は,半導体基板もしくはソー
ス領域とドレイン領域との間に高電圧が印加された際
に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度にドー
プされているように構成する。
導電型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域
が形成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導
体基板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成る
ゲート電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタ
であって,ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果ト
ランジスタで用いられるものと同じ厚さであり,ポリシ
リコンから成るゲート電極は,半導体基板もしくはソー
ス領域とドレイン領域との間に高電圧が印加された際
に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度にドー
プされているように構成する。
【0012】
【作用】本発明に係る高耐圧MOSFETでは,ゲート
絶縁膜の高電圧が印加される部分上のポリシリコンから
成るゲート電極が低濃度にドープされている。したがっ
て,半導体基板もしくはソース領域とドレイン領域との
間に高電圧が印加された際に,低濃度にドープされたポ
リシリコンゲート中に空乏層が形成されて広がる。その
結果,半導体基板もしくはソース領域並びにドレイン領
域から見たゲート絶縁膜の実効膜厚が厚くなり,ゲート
絶縁膜に加わる電界が低くなる。
絶縁膜の高電圧が印加される部分上のポリシリコンから
成るゲート電極が低濃度にドープされている。したがっ
て,半導体基板もしくはソース領域とドレイン領域との
間に高電圧が印加された際に,低濃度にドープされたポ
リシリコンゲート中に空乏層が形成されて広がる。その
結果,半導体基板もしくはソース領域並びにドレイン領
域から見たゲート絶縁膜の実効膜厚が厚くなり,ゲート
絶縁膜に加わる電界が低くなる。
【0013】以上のことから,本発明に係る素子構造を
採ることにより,ゲート絶縁膜を厚くすることなく,か
つオフセット構造も必要としない高耐圧MOSFETを
実現することが可能になる。
採ることにより,ゲート絶縁膜を厚くすることなく,か
つオフセット構造も必要としない高耐圧MOSFETを
実現することが可能になる。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1は実施例1を示す図であ
り,図(a)素子構造を示しており,図(b)はバイア
ス状態を示している。
り,図(a)素子構造を示しており,図(b)はバイア
ス状態を示している。
【0015】同図において,11はn−Si基板,12
はp+ ソース領域(不純物濃度10 19〜1020c
m-3),13はp+ ドレイン領域(不純物濃度1019〜
1020cm -3),14はSiO2 から成るゲート絶縁
膜,15は低不純物濃度ポリシリコンゲート電極,16
は高不純物濃度ポリシリコンゲート電極,17は空乏層
である。
はp+ ソース領域(不純物濃度10 19〜1020c
m-3),13はp+ ドレイン領域(不純物濃度1019〜
1020cm -3),14はSiO2 から成るゲート絶縁
膜,15は低不純物濃度ポリシリコンゲート電極,16
は高不純物濃度ポリシリコンゲート電極,17は空乏層
である。
【0016】SiO2 から成るゲート絶縁膜14の厚さ
は,通常のMOSFETと同じで250Åである。低不
純物濃度ポリシリコンゲート電極15は,不純物濃度1
018〜1019cm -3,厚さ1000Åである。
は,通常のMOSFETと同じで250Åである。低不
純物濃度ポリシリコンゲート電極15は,不純物濃度1
018〜1019cm -3,厚さ1000Åである。
【0017】高不純物濃度ポリシリコンゲート電極16
は,不純物濃度1020〜1021cm -3,厚さ3000Å
である。図(a)に示す構造を有する高耐圧MOSFE
Tを図(b)に示すようにバイアスする。すなわち,ソ
ース12は接地し,ドレイン13にドレイン電圧VD を
印加し,高不純物濃度ポリシリコンゲート電極16にゲ
ート電圧VG を印加する。そして,ドレイン電圧VD を
高めていくと,低不純物濃度ポリシリコンゲート電極1
5内に空乏層17が形成される。ドレイン電圧VD が高
くなるほど低不純物濃度ポリシリコンゲート電極15内
の空乏層17の幅が広くなる。この結果,ドレイン領域
13から見たゲート絶縁膜14の実効膜厚が厚くなるの
で,ゲート絶縁膜に加わる電界は低くなる。したがっ
て,ゲート絶縁膜の絶縁破壊は生じない。
は,不純物濃度1020〜1021cm -3,厚さ3000Å
である。図(a)に示す構造を有する高耐圧MOSFE
Tを図(b)に示すようにバイアスする。すなわち,ソ
ース12は接地し,ドレイン13にドレイン電圧VD を
印加し,高不純物濃度ポリシリコンゲート電極16にゲ
ート電圧VG を印加する。そして,ドレイン電圧VD を
高めていくと,低不純物濃度ポリシリコンゲート電極1
5内に空乏層17が形成される。ドレイン電圧VD が高
くなるほど低不純物濃度ポリシリコンゲート電極15内
の空乏層17の幅が広くなる。この結果,ドレイン領域
13から見たゲート絶縁膜14の実効膜厚が厚くなるの
で,ゲート絶縁膜に加わる電界は低くなる。したがっ
て,ゲート絶縁膜の絶縁破壊は生じない。
【0018】(実施例2)図2は実施例2を示す図であ
る。同図において,21はn−Si基板,22はp+ ソ
ース領域(不純物濃度10 19〜1020cm-3),23は
p+ ドレイン領域(不純物濃度1019〜1020c
m -3),24はSiO2 から成るゲート絶縁膜,25は
低不純物濃度ポリシリコンゲート電極,26は高不純物
濃度ポリシリコンゲート電極である。
る。同図において,21はn−Si基板,22はp+ ソ
ース領域(不純物濃度10 19〜1020cm-3),23は
p+ ドレイン領域(不純物濃度1019〜1020c
m -3),24はSiO2 から成るゲート絶縁膜,25は
低不純物濃度ポリシリコンゲート電極,26は高不純物
濃度ポリシリコンゲート電極である。
【0019】SiO2 から成るゲート絶縁膜24の厚さ
は,通常のMOSFETと同じで250Åである。低不
純物濃度ポリシリコンゲート電極25は,不純物濃度1
018〜1019cm -3である。
は,通常のMOSFETと同じで250Åである。低不
純物濃度ポリシリコンゲート電極25は,不純物濃度1
018〜1019cm -3である。
【0020】高不純物濃度ポリシリコンゲート電極26
は,不純物濃度1020〜1021cm -3である。本実施例
の構造を有する高耐圧MOSFETは,ドレイン領域2
3に高電圧が印加される場合に適用されるように,ポリ
シリコンゲート電極を2つの領域から構成し,ドレイン
領域23に近い方を低不純物濃度ポリシリコンゲート電
極25とし,ソース領域22に近い方を高不純物濃度ポ
リシリコンゲート電極26としている。
は,不純物濃度1020〜1021cm -3である。本実施例
の構造を有する高耐圧MOSFETは,ドレイン領域2
3に高電圧が印加される場合に適用されるように,ポリ
シリコンゲート電極を2つの領域から構成し,ドレイン
領域23に近い方を低不純物濃度ポリシリコンゲート電
極25とし,ソース領域22に近い方を高不純物濃度ポ
リシリコンゲート電極26としている。
【0021】(実施例3)図3は実施例3を示す図であ
る。同図において,31はn−Si基板,32はp+ ソ
ース領域(不純物濃度10 19〜1020cm-3),33は
p+ ドレイン領域(不純物濃度1019〜1020c
m -3),34はSiO2 から成るゲート絶縁膜,35は
低不純物濃度ポリシリコンゲート電極である。
る。同図において,31はn−Si基板,32はp+ ソ
ース領域(不純物濃度10 19〜1020cm-3),33は
p+ ドレイン領域(不純物濃度1019〜1020c
m -3),34はSiO2 から成るゲート絶縁膜,35は
低不純物濃度ポリシリコンゲート電極である。
【0022】SiO2 から成るゲート絶縁膜34の厚さ
は,通常のMOSFETと同じで250Åである。低不
純物濃度ポリシリコンゲート電極35は,不純物濃度1
018〜1019cm -3である。
は,通常のMOSFETと同じで250Åである。低不
純物濃度ポリシリコンゲート電極35は,不純物濃度1
018〜1019cm -3である。
【0023】本実施例の構造を有する高耐圧MOSFE
Tは,ポリシリコンゲート電極を低不純物濃度ポリシリ
コンゲート電極35のみから構成している。この構造
は,ポリシリコンゲートへのイオン注入工程を2回に分
けることにより,すなわち低不純物濃度ポリシリコンゲ
ート電極35は低注入で形成し,これに続く他の導電層
となる部分は高注入とすることにより実現される。
Tは,ポリシリコンゲート電極を低不純物濃度ポリシリ
コンゲート電極35のみから構成している。この構造
は,ポリシリコンゲートへのイオン注入工程を2回に分
けることにより,すなわち低不純物濃度ポリシリコンゲ
ート電極35は低注入で形成し,これに続く他の導電層
となる部分は高注入とすることにより実現される。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば,ゲート絶縁膜を厚くす
ることなく,オフセット構造を持たなくとも高耐圧MO
SFETを実現することができる。
ることなく,オフセット構造を持たなくとも高耐圧MO
SFETを実現することができる。
【図1】実施例1を示す図である。
【図2】実施例2を示す図である。
【図3】実施例3を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
11 n−Si基板 12 p+ ソース領域 13 p+ ドレイン領域 14 SiO2 から成るゲート絶縁膜 15 低不純物濃度ポリシリコンゲート電極 16 高不純物濃度ポリシリコンゲート電極 17 空乏層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/46 A 7738−4M
Claims (3)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板の表面に反対導電
型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域が形
成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導体基
板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成るゲー
ト電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタであ
って, ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果トランジスタ
で用いられるものと同じ厚さであり, ポリシリコンから成るゲート電極は,2層から成り, ゲート絶縁膜に近い方のポリシリコンゲートは,半導体
基板もしくはソース領域とドレイン領域との間に高電圧
が印加された際に,空乏層が形成される程度に,不純物
が低濃度にドープされており, もう一方のポリシリコンゲートは,高濃度に不純物がド
ープされていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 一導電型の半導体基板の表面に反対導電
型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域が形
成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導体基
板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成るゲー
ト電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタであ
って, ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果トランジスタ
で用いられるものと同じ厚さであり, ポリシリコンから成るゲート電極は,2つの領域から成
り, ソース領域およびドレイン領域のいずれか一方または両
方に近い方のポリシリコンゲートは,半導体基板もしく
はソース領域とドレイン領域との間に高電圧が印加され
た際に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度に
ドープされており, もう一方のポリシリコンゲートは,高濃度に不純物がド
ープされていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 一導電型の半導体基板の表面に反対導電
型で高不純物濃度のソース領域およびドレイン領域が形
成され,ソース領域およびドレイン領域の間の半導体基
板上にゲート絶縁膜,およびポリシリコンから成るゲー
ト電極が形成されたMOS型電界効果トランジスタであ
って, ゲート絶縁膜は,通常のMOS型電界効果トランジスタ
で用いられるものと同じ厚さであり, ポリシリコンから成るゲート電極は,半導体基板もしく
はソース領域とドレイン領域との間に高電圧が印加され
た際に,空乏層が形成される程度に,不純物が低濃度に
ドープされていることを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211745A JPH0555560A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3211745A JPH0555560A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555560A true JPH0555560A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16610886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3211745A Pending JPH0555560A (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0555560A (ja) |
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- 1991-08-23 JP JP3211745A patent/JPH0555560A/ja active Pending
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