JPH1074915A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH1074915A
JPH1074915A JP8228902A JP22890296A JPH1074915A JP H1074915 A JPH1074915 A JP H1074915A JP 8228902 A JP8228902 A JP 8228902A JP 22890296 A JP22890296 A JP 22890296A JP H1074915 A JPH1074915 A JP H1074915A
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JP
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drain
diffusion layer
source
common source
floating gate
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JP8228902A
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Shinichi Sato
眞一 里
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region

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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通ソース線の抵抗値の上昇を抑え、ゲート
長を縮小することで、高速ランダムアクセスの利点を損
なうことなくメモリセルを微細化する。 【解決手段】 シリコン基板に形成したドレイン及びソ
ースの拡散層と、前記ドレインとソースの拡散上の少な
くとも一部に絶縁層を介して形成された浮遊ゲートと、
この浮遊ゲート上に絶縁層を介して形成された制御ゲー
トとを有する複数のメモリセルがマトリックス状に配列
され、ドレインに正の電圧を加え、制御ゲートに負の電
圧を加え、FNトンネル電流により電子を浮遊ゲートか
らドレインに引き抜くことで書き込み動作を行うメモリ
セルアレイであって、各メモリセルのソースを接続する
共通ソース線がシリコン基板中に形成された拡散層とそ
の上に形成されたシリサイドからなり、かつソース及び
共通ソース線の拡散層の濃度がドレインの拡散層の濃度
に比べ低く設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体記憶
装置に関し、特に、ソース領域の拡散層の濃度を低く設
定してソース領域を微細化することにより装置全体の集
積度を向上させ、かつFNトンネル電流で書き込みをす
る不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶装置として、
浮遊ゲートを持つフラッシュメモリがあり、このフラッ
シュメモリのレイアウト、構造、動作について図14〜
図18を用いて説明する。
【0003】図14は従来のフラッシュメモリのレイア
ウトを示す平面図である。図14に示すように、複数の
メモリセルがマトリックス状に配列されたフラッシュメ
モリのレイアウトにおいて、特に、メモリセルのドレイ
ンを共通に接続してビット線BLとなるメタル配線20
1と、メモリセルの制御ゲートを共通接続してワード線
WLとなる制御ゲート領域202aと、浮遊ゲート領域
203aと、メタル配線201から各ドレインに動作電
圧を供給するためのコンタクト204についての各領域
を示している。
【0004】図15は図14に示す従来のフラッシュメ
モリのa−a’断面を示す断面図である。図16は図1
4に示す従来のフラッシュメモリのb−b’断面を示す
断面図である。図17は図14に示す従来のフラッシュ
メモリのc−c’断面を示す断面図である。
【0005】図15〜図17に基づいて従来のフラッシ
ュメモリの構造の一例を説明する。従来のフラッシュメ
モリの構造の一例として、例えば、メモリセルがP型シ
リコン基板205上に形成されており、P型シリコン基
板205表面はLOCOS(Local Oxidation of Silic
on)法を用いて活性化領域206と素子分離領域(LO
COS酸化膜)207に分けられ(図16)、活性化領
域206には、チャネル領域208と、チャネル領域2
08の両側に形成されたソース(N+拡散層)209と
ドレイン(N+拡散層)210が形成されている(図1
5)。ドレイン(N+拡散層)210上には、コンタク
トホール204aが形成され、コンタクトホール204
aはタングステンプラグで埋め込まれ、その上にはビッ
ト線BLとなるメタル配線201が形成されている(図
15)。
【0006】また、活性化領域206上には、トンネル
酸化膜211が形成されており、さらにトンネル酸化膜
211を覆い、一部が素子分離領域207にかかるよう
にN+ポリシリコン(Poly Si)層からなる浮遊
ゲート203が形成されている(図16)。浮遊ゲート
203は酸化膜・窒化膜・酸化膜からなる三層膜で覆わ
れ、その上に、タングステンシリサイド・ポリシリコン
(WSi・PolySi)からなる制御ゲート202
が、垂直方向に浮遊ゲート203と自己整合的に形成さ
れている(図16)。なお、制御ゲート202はメタル
配線201と直行してワード線WLを形成している。
【0007】また、制御ゲート間のスペースにおいて、
ソース(N+拡散層)209が形成されている側ではL
OCOS酸化膜が取り除かれ、ワード線WLと平行に配
列した共通ソース線212のN+拡散層が形成されてい
る。さらに、共通ソース線212上に層間絶縁膜213
が形成されている(図17)。
【0008】図18は従来のフラッシュメモリの配線と
動作時の動作電圧を示す説明図である。図18におい
て、複数のメモリセルQが、マトリックス状に配列さ
れ、各メモリセルQのドレインdと接続した複数のビッ
ト線BLは縦方向に配線され、各メモリセルの制御ゲー
トgと接続した複数のワード線WLは横方向に配線さ
れ、各メモリセルのソースsと接続した複数の共通ソー
ス線SLがワード線WLと平行に配線されている。
【0009】従来のフラッシュメモリの書込み・消去・
読み出し動作時の動作電圧は、選択されたビット線BL
に5V、選択されたワード線WLに12V、ソース線S
L及び基板SBに0Vを与え、ホットエレクトロンを浮
遊ゲート203に注入することで行う。一方、消去動作
はソース線SLに5V、ワード線WLに−10V、基板
SBに0Vを与え、ビット線BLを開放にして、FNト
ンネル電流により電子を浮遊ゲートからソース線SLへ
引き抜くことによって行う。読み出し動作は、選択され
たビット線BLに1V、選択されたワード線WLに5
V、基板SBに0Vを与え、選択されたメモリセルのソ
ースに電流が流れるか否かを判定することで行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フラッシュメモリの書込み・消去・読み出し動作におい
て、書き込み動作時にはホットエレクトロンの発生効率
を維持すること、消去動作時にはFNトンネル電流の低
下を防止すること、読み出し動作時には高速ランダムア
クセスの動作を維持することが避けられなかった。この
ため、従来のフラッシュメモリでは、構造上、例えば、
共通ソース線の拡散層の抵抗値を小さくする必要があ
り、共通ソース線の拡散層の不純物の注入量を多くして
共通ソース線の線幅を太くすることが避けられなかっ
た。
【0011】例えば、共通ソース線の拡散層のソース抵
抗値を低減する公知例として、特開昭61−30063
号公報に記載されているように、共通ソース線領域にN
+不純物注入後、自己整合的に拡散層表面に高融点金属
シリサイドを形成する不揮発性半導体記憶装置が提案さ
れている。
【0012】この特開昭61−30063号公報の不揮
発性半導体記憶装置によれば、ホットエレクトロンによ
る書き込み動作が充分に行われるために、この先行技術
では、シリサイドで低抵抗化を図っているが、以下の問
題点が発生する。1.消去でソースに向かって電子を引
き抜くため、ソースの拡散層の濃度を下げることができ
ず、拡散長は短くできない(チャネル長は短くできな
い)。2.ソースに砒素が高濃度に存在するので微細化
した場合にシリサイドの抵抗が上昇する。
【0013】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、例えば、メモリセルの書き込み・消去動作時にお
いて、公知のFNトンネル電流を用いることで共通ソー
ス線には動作電圧は供給されないが各動作が充分に行わ
れるよう維持し、一方、構造において、共通ソース線の
拡散層の砒素濃度をドレインの拡散層の濃度より低く設
定したソース拡散層表面にシリサイドを形成すること
で、従来と同じ不純物、シリサイドを形成しながら共通
ソース線の線幅を縮小してもソース抵抗値の上昇を抑え
ることができ、高速ランダムアクセスの利点を損なうこ
となくメモリセルを微細化することができる不揮発性半
導体記憶装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコン基板
に形成したドレイン及びソースの拡散層と、前記ドレイ
ンとソースの拡散上の少なくとも一部に絶縁層を介して
形成された浮遊ゲートと、この浮遊ゲート上に絶縁層を
介して形成された制御ゲートとを有する複数のメモリセ
ルがマトリックス状に配列され、ドレインに正の電圧を
加え、制御ゲートに負の電圧を加え、FNトンネル電流
により電子を浮遊ゲートからドレインに引き抜くことで
書き込み動作を行うメモリセルアレイであって、各メモ
リセルのソースを接続する共通ソース線がシリコン基板
中に形成された拡散層とその上に形成されたシリサイド
からなり、かつソース及び共通ソース線の拡散層の濃度
がドレインの拡散層の濃度に比べ低く設定されているこ
とを特徴とする不揮発性半導体記憶装置である。
【0015】動作において、従来技術の書き込み動作と
は電子の流れが逆になるFNトンネル書き込み方法を用
いる。すなわち、浮遊ゲートに電子を蓄積する動作が消
去で、FNトンネル電流により浮遊ゲートから電子を引
き抜く動作が書き込みとなる。例えば、書き込み動作
は、選択されたビット線(ドレイン)に5V、選択され
たワード線(制御ゲート)に−10V、基板と共通ソー
ス線に0Vを供給する。一方、消去動作はビット線、及
び基板に−8V、ワード線に8V、共通ソース線に−8
Vを供給することで行われる。よって、書き込み・消去
動作時にはソース側には高い動作電圧が供給されない。
しかし、読み出し動作は従来例と同じであるので、高速
ランダムアクセス動作に適しているという利点は無くな
らない。
【0016】構造において、ソースの拡散層の砒素濃度
をドレインの砒素拡散層の濃度より大幅に低くして、ソ
ース側の拡散層を浅くし、なおかつ共通ソース線の拡散
層表面にチタンシリサイド層を形成して低抵抗の共通ソ
ース線とする。例えば、ドレインの拡散層は砒素(A
s)で形成され、濃度は約1×1020/cm3、拡散長
は約0.15μmである。一方、ソースの拡散層も砒素で形
成されているが、濃度は約1×1018〜1×1019/c
3と低く、拡散長は約0.02〜0.10μmと浅く形成され
ることが好ましい。
【0017】本発明の構成にれば、ソース拡散層の濃度
を大幅に下げることで拡散長を短くし、よってチャネル
長を小さくできるのでメモリセルの集積度を向上させる
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、これによって本発明は限定さ
れるものではない。本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、例えば、コンピュータ、ワードプロセッサ、電子手
帳等の電子情報処理機器において、特に、各種データの
高速読み出しに適用される。
【0019】図1は本実施例のフラッシュメモリのレイ
アウトを示す平面図である。図1に示すように、複数の
メモリセルがマトリックス状に配列されたフラッシュメ
モリのレイアウトにおいて、特に、メモリセルアレイの
ドレイン層を共通に接続してビット線BLを構成するメ
タル配線101と、メモリセルアレイの制御ゲートを共
通接続してワード線WLを構成している制御ゲート領域
102a(斜線で示す領域)と、浮遊ゲート領域103
a(点線で示す領域)と、メタル配線101から各ドレ
インに動作電圧を供給するためのコンタクト104につ
いての各領域を示している。
【0020】図2は図1に示す本実施例のフラッシュメ
モリのa−a’断面を示す断面図である。図3は図1に
示す本実施例のフラッシュメモリのb−b’断面を示す
断面図である。図4は図1に示す本実施例のフラッシュ
メモリのc−c’断面を示す断面図である。
【0021】図2〜図4に基づいて本実施例のフラッシ
ュメモリの構造の一例を説明する。本実施例のフラッシ
ュメモリの構造の一例として、例えば、メモリセルはP
型シリコン基板105上に形成されており、P型シリコ
ン基板105表面はLOCOS(Local Oxidation of S
ilicon)法を用いて活性化領域106と素子分離領域1
07(例えば、膜厚:300nm)に分けられ(図
3)、活性化領域106にはチャネル領域108と、チ
ャネル領域108の両側に形成されたソース拡散層10
9とドレイン拡散層110が形成されている(図2)。
【0022】ドレイン拡散層109は砒素(As)で形
成されており、濃度は約1×1020/cm3、拡散長は
約0.15μmである。一方、ソース拡散層110もA
sで形成されているが、濃度は約1×1018/cm3
低く、拡散長は約0.05μmと浅く形成している(図
2)。
【0023】また、活性化領域106上にはトンネル酸
化膜111(例えば、厚膜:10nm)が形成されてお
り、さらにトンネル酸化膜111を覆い、一部が素子分
離領域107(LOCOS酸化膜)にかかるように、リ
ン(P)がドープされたポリシリコン層(Poly S
i)から成る浮遊ゲート103が形成されている(図
3)。
【0024】浮遊ゲート103は酸化膜・窒化膜・酸化
膜から成る三層膜(例えば、膜厚:5nm/8nm/6
nm)で覆われ、その上に、チタンシリサイド102a
とポリシリコン102bからなる制御ゲート102が、
垂直方向に浮遊ゲート103と自己整合的に形成されて
いる(図2)。なお、制御ゲート102はメタル配線1
01と直行してワード線WLを形成している。
【0025】さらに、ソース拡散層109が形成されて
いる側ではLOCOS酸化膜が取り除かれ、ワード線W
Lと平行に配列して共通ソース線112の拡散層が形成
されている。またソース拡散層109とドレイン拡散層
110の表面には、浮遊ゲート103と酸化膜側壁11
5を隔ててチタンシリサイド109a、110aがそれ
ぞれ形成されており(図2)、共通ソース線112は低
抵抗の配線となっている(図4)。共通ソース線112
上に層間絶縁膜113が形成され、その上にはビット線
となるメタル配線101が形成されている(図4)。
【0026】また、ワード線WL及び共通ソース線11
2を形成するチタンシリサイド112aの層抵抗は約2
Ω/□である。ドレイン拡散層110上のシリサイド1
10aは高濃度As拡散領域上に形成されていることか
ら、層抵抗は約10Ω/□と高くなっている。ドレイン
拡散層110のシリサイド110a上には、コンタクト
ホール104aが形成され、コンタクトホール104a
はタングステンプラグ(Wプラグ)で埋め込まれ、その
上にはビット線BLとなるメタル配線101が形成され
ている(図2)。
【0027】図5〜図12は図1に示す本実施例のフラ
ッシュメモリの製造工程(1)〜(8)における各断面
を示す工程断面図である。次に、本実施例の製造工程
(1)〜(8)について、図5〜図12を用いて説明す
る。
【0028】図5に示す製造工程(1)において、P型
シリコン基板105上に15nmの酸化膜を形成し、さ
らに、その上に150nmのシリコン窒化(SiN)膜
を堆積する。続いて、フォトリソグラフィにより、活性
化領域106となる部分のみにフォトレジストを残し、
このシリコン窒化膜をマスク116として、素子分離領
域(LOCOS酸化膜)107となる部分のシリコン窒
化膜を選択的に取り除き、さらにP型シリコン基板10
5を約100nmエッチングする。次に素子分離領域1
07を300nm形成する。
【0029】次に、図6に示す製造工程(2)におい
て、シリコン窒化膜を取り除き、その下の酸化膜も取り
除き、さらに、素子分離領域107直下及びシリコン基
板105表面のP型濃度を上げるため、ホウ素(B)を
30keVと100keVのエネルギーそれぞれ5×1
12/cm2注入し、その後、新たに10nmのトンネ
ル酸化膜111を形成する。その上に浮遊ゲート103
となるポリシリコンを150nm堆積し、ポリシリコン
をN+型とするため、リン(P)を1×1015/cm2
注入し、活性化領域106を覆うようにポリシリコンを
パターニングする。
【0030】次に、図7に示す製造工程(3)におい
て、このポリシリコン上に5nmの酸化膜を形成し、続
いて、SiN膜、CVD(Chemical Vapor Depositio
n)酸化膜をそれぞれ8nm,6nm堆積する(ONO
膜)。次に、ポリシリコンを150nm堆積し、ポリシ
リコンをN+型とするため、リンを5×1015/cm2
注入する。次に、ワード線WLとなるパターンをフォト
リソグラフィにより形成し、これをマスクとして2層目
ポリシリコン、ONO膜114(シリコン酸化膜/シリ
コン窒化膜/シリコン酸化膜の3層膜)、1層目ポリシ
リコンを順次エッチングする。
【0031】次に、図8に示す製造工程(4)におい
て、ドレイン側のワード線とワード線間のスペースを覆
うようにフォトレジストパターン117を形成し、フォ
トレジストパターンと2層目ポリシリコンをマスクとし
てソース側のLOCOS酸化膜107を取り除く。ま
た、図9に示す製造工程(5)において、別の方法とし
てLOCOS酸化膜を形成する際、共通ソース線上に
は、LOCOS酸化膜を形成しないように選択的に酸化
してもよい。この場合には、共通ソース線とワード線の
位置合わせをとる必要がある。
【0032】次に、図10に示す製造工程(6)におい
て、砒素を20keVで5×1013/cm2注入し、続
いて、ソース側のワード線とワード線スペースを覆うよ
うにフォトレジストパターン117を形成し、フォトレ
ジストパターンをマスクとしてドレイン側のみに砒素を
20keVで3×1015/cm2注入する。次に、熱酸
化により1層目ポリシリコンの側壁及び、2層目ポリシ
リコンの側壁と上面、及び活性化領域上に酸化膜を50
nm形成し、さらにCVD酸化膜を20nm堆積する。
続いて、側壁部酸化膜115を残し、2層目ポリシリコ
ン上及び活性化領域上の酸化膜を取り除くため、異方性
エッチングを行う。
【0033】次に、図11に示す製造工程(7)におい
て、全面にチタン(Ti)を50nm堆積し、650℃
で1分アニールし、シリコンとチタンが接している領域
でチタンとシリコンを反応させチタンシリサイドを形成
する。続いて、硫酸と過酸化水素水の混合液で未反応の
チタンを取り除く。
【0034】次に、図12に示す製造工程(8)におい
て、ソース拡散層109が形成されている側ではLOC
OS酸化膜が取り除かれ、共通ソース線112の拡散層
が形成され、さらにその上にチタンシリサイドが形成さ
れる。層間絶縁膜113としてCVD酸化膜を1200
nm堆積し、CMP(ケミカル/メカニカル研磨)によ
り平坦化し、コンタクトホール104aを形成し、配線
を形成する(図2〜図4)。
【0035】図13は本実施例のフラッシュメモリセル
の配線と動作時の動作電圧を示す説明図である。図13
において、複数のメモリセルQが、マトリックスに配列
され、各メモリセルQのドレインdと接続した複数のビ
ット線BLは縦方向に配線され、各メモリセルQの制御
ゲートgと接続した複数のワード線WLは横方向に配線
され、各メモリセルのソースsと接続した複数の共通ソ
ース線SLがワード線WLと平行に配線されている。
【0036】次に、本実施例のフラッシュメモリの書き
込み・消去・読み出し動作を説明する。この書き込み動
作は、一般に、FNトンネル書き込み法と呼ばれてお
り、選択されたビット線BLに5V、選択されたワード
線WLに−10V、基板SBと共通ソース線SLに0V
を供給し、FNトンネル電流により浮遊ゲートからドレ
インへ電子を引き抜くことで行われる。
【0037】一方、消去動作はソース線SL及び基板S
Bに−8V、ビット線BLは開放または−8V、消去を
行うワード線WL、全消去の際には、全ワード線に8V
を供給し、浮遊ゲートに電子を蓄積することで行われ
る。従って、書き込み・消去動作時にはソース側には高
い動作電圧は供給されない構成となっている。
【0038】また、読み出し動作は従来例と同じで、選
択されたビット線BLに1V、選択されたワード線WL
に5V、基板SBに0Vを供給し、選択されたメモリセ
ルのソースに電流が流れるか否かを判定することで行わ
れる。読み出し動作は従来例と同じであるので、高速ラ
ンダムアクセス動作に適しているという利点は無くなら
ない。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、書き込み・消去動作と
してFNトンネル電流を用いることで、書き込み・消去
動作時にはソースを使用しないので、ソースの拡散層の
濃度をドレインの拡散層の濃度より低くしてソースの拡
散層の接合が浅くすることができる。これにより、ソー
ス拡散層の濃度を大幅に下げることで拡散長を短くし、
よってチャネル長を小さくできるので、メモリセルの微
細化を可能にするフラッシュメモリを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のメモリセルアレイのレイアウトを示
す平面図である。
【図2】図1に示す本実施例のフラッシュメモリのa−
a’断面を示す断面図である。
【図3】図1に示す本実施例のフラッシュメモリのb−
b’断面を示す断面図である。
【図4】図1に示す本実施例のフラッシュメモリのc−
c’断面を示す断面図である。
【図5】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製造
工程(1)におけるb−b’断面を示す工程断面図であ
る。
【図6】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製造
工程(2)におけるb−b’断面を示す工程断面図であ
る。
【図7】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製造
工程(3)におけるa−a’断面を示す工程断面図であ
る。
【図8】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製造
工程(4)におけるd−d’断面を示す工程断面図であ
る。
【図9】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製造
工程(5)におけるc−c’断面を示す工程断面図であ
る。
【図10】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製
造工程(6)におけるa−a’断面を示す工程断面図で
ある。
【図11】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製
造工程(7)におけるa−a’断面を示す工程断面図で
ある。
【図12】図1に示す本実施例のフラッシュメモリの製
造工程(8)におけるc−c’断面を示す工程断面図で
ある。
【図13】本実施例のフラッシュメモリセルの配線と動
作時の動作電圧を示す説明図である。
【図14】従来のフラッシュメモリのレイアウトを示す
平面図である。
【図15】図14に示す従来のフラッシュメモリのa−
a’断面を示す断面図である。
【図16】図14に示す従来のフラッシュメモリのb−
b’断面を示す断面図である。
【図17】図14に示す従来のフラッシュメモリのc−
c’断面を示す断面図である。
【図18】従来のフラッシュメモリセルの配線と動作時
の動作電圧を示す説明図である。
【符号の説明】
101 メタル配線 102 制御ゲート(制御ゲート領域) 102a チタンシリサイド 103 浮遊ゲート(浮遊ゲート領域) 104 コンタクト 104a コンタクトホール 105 P型シリコン基板 106 活性化領域 107 素子分離領域(LOCOS酸化膜) 108 チャネル領域 109 ソース拡散層 109a チタンシリサイド 110 ドレイン拡散層 110a チタンシリサイド 111 トンネル酸化膜 112 共通ソース線 112a チタンシリサイド 113 層間絶縁膜 114 ONO膜 115 酸化膜側壁 116 マスク 117 フォトレジスト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板に形成したドレイン及びソ
    ースの拡散層と、前記ドレインとソースの拡散上の少な
    くとも一部に絶縁層を介して形成された浮遊ゲートと、
    この浮遊ゲート上に絶縁層を介して形成された制御ゲー
    トとを有する複数のメモリセルがマトリックス状に配列
    され、ドレインに正の電圧を加え、制御ゲートに負の電
    圧を加え、FNトンネル電流により電子を浮遊ゲートか
    らドレインに引き抜くことで書き込み動作を行うメモリ
    セルアレイであって、各メモリセルのソースを接続する
    共通ソース線がシリコン基板中に形成された拡散層とそ
    の上に形成されたシリサイドからなり、かつソース及び
    共通ソース線の拡散層の濃度がドレインの拡散層の濃度
    に比べ低く設定されていることを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記共通ソース線の拡散層とシリサイド
    が自己整合的に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ソース、共通ソース線及びドレイン
    の拡散層は、少なくとも砒素で形成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シリサイドは、チタンシリサイドで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
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