JP3425723B2 - 変速機のシフトレールインタロック機構 - Google Patents

変速機のシフトレールインタロック機構

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JP3425723B2 JP17649693A JP17649693A JP3425723B2 JP 3425723 B2 JP3425723 B2 JP 3425723B2 JP 17649693 A JP17649693 A JP 17649693A JP 17649693 A JP17649693 A JP 17649693A JP 3425723 B2 JP3425723 B2 JP 3425723B2
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信二 布田
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/36Interlocking devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速機のシフトレール
インタロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】歯車式変速機は、各変速段で夫々変速比
が異なり、2組の歯車が同時に噛合することは避けなけ
ればならない。そこで、変速機構に二重噛合防止機構が
設けられている。二重噛合防止機構としては、一般に、
隣接するシフトレール間にピン又はボールを設ける方式
が採用されている。例えば、図4に示すようにトランス
ミッションケース1に軸方向に互いに平行、且つ摺動可
能に収納された1ST&Revシフトレール2、2ND
&3RDシフトレール3、4TH&5THシフトレール
4に直交して孔1dが穿設され、一方、シフトレール2
〜4には中立位置において孔1dと整合するインタロッ
ク溝2a、中間孔3a、4aが軸方向と直交して設けら
れ、孔1d、3a、4a内に複数のインタロックピン5
〜11が摺動可能に嵌挿され、孔1dの一側開口端にス
クリュープラグ12が装着されて構成されている。尚、
孔1dの他側開口端にはリバーススイッチ13が装着さ
れている。
【0003】この中立位置においてはシフトレール2〜
4は、何れも軸方向に摺動可能とされている。例えば、
シフトレール2がRev位置にシフト操作されると、イ
ンタロックピン5がインタロック溝2aから押し出され
て図中右方に移動し、これに伴いインタロックピン6〜
8が右方に押動され、インタロックピン8がインタロッ
クピン9に当接して係止される。そして、これらのイン
タロックピン5〜11によりシフトレール3、4が中立
位置にロックされ、シフト操作が禁止される。尚、シフ
トレール2がRev位置にシフトするとリバーススイッ
チ13の操作子13aがシフトレール2の切欠2bによ
り突出してスイッチオンとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
インタロック機構を備えた変速機を分解する際にインタ
ロックピン5〜11を抜き取る場合、シフトレール2〜
4を中立位置にした状態でスクリュウプラグ12を外
し、当該スクリュープラグ12側を下にして、トランス
ミッションケース1を叩いたり、或いはマグネット棒を
孔1dから孔3a、4a内に挿入して抜き取るようにし
ている。
【0005】しかしながら、インタロックピン5〜11
は、孔1d、3a、4a内に僅かな間隙を存して嵌挿さ
れ、しかも、これらの孔の内面やインタロックピンの外
面にはオイルが附着しているために非常に抜き取り難
い。このため変速機の分解作業に手間が掛かる。また、
インタロックピンを抜き取るためにトランスミッション
ケース1を強く叩いたりすると破損する虞れがあるとい
う問題がある。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、変速機の分解時にトランスミッションケースのイン
タロックピンの孔からインタロックピンを簡単に抜き取
ることができるようにした変速機のシフトレールインタ
ロック機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、軸方向の中立位置から軸方向に移動
して歯車式変速機の異なる変速段を選択する相互に平行
配置された複数のシフトレールと、隣接するシフトレー
ルの間においてシフトレールの軸方向とは直交する方向
に穿設された孔に摺動可能に配置されたインタロックピ
ンとを備え、前記複数のシフトレールのうち1つは前記
中立位置において前記インタロックピンが係合可能なイ
ンタロック溝を有し、前記複数のシフトレールのうち残
りは、これらのシフトレールに軸方向と直交する方向に
穿設された中間孔を移動可能に貫通し前記インタロック
ピンに当接して当該インタロックピンの移動力を伝達す
る中間ピンを備えたものにおいて、前記インタロック溝
を有するシフトレールの近傍に設けられ、作動子が突出
したか否かで前記シフトレールの位置を検出するシフト
レール位置検出手段と、前記インタロック溝を有するシ
フトレールが所定の位置の時に、前記作動子が突出する
と共に前記作動子と前記シフトレールとが当接しないよ
う前記シフトレールに設けられた切欠部と、前記インタ
ロック溝を有するシフトレールが前記所定の位置の時に
前記中間孔と同軸となるよう前記シフトレールに穿設さ
れると共に前記切欠部に開口する抜取孔とを設けた構成
としたものである。
【0008】
【作用】変速機の分解時に抜取孔が設けられたシフトレ
ールを移動させて前記抜取孔をインタロクピンの孔と
一致させ、当該抜取孔から細棒を挿入し、インタロック
ピンを押し出す。これにより簡単にインタロックピンを
取り出すことができ、分解作業が容易となる。また、イ
ンタロック溝を有するシフトレールの移動時に、シフト
レール検出手段の作動子が抜取孔の開口端に当たらない
ので、作動子の先端の摩耗が防止できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。尚、図4と同一部材には同一符号を付してあ
る。図1乃至第3においてトランスミッションケース1
の上部には孔1a〜1cが互いに平行に、且つ水平に穿
設されており、これらの孔1a〜1c内には1ST&R
evシフトレール2、2ND&3RDシフトレール3、
4TH&5THシフトレール4が軸方向に摺動可能に収
納されている。更に、トランスミッションケース1の上
部所定位置には孔1a〜1cに直交してインタロックピ
ン収納用の孔1dが貫設されている。このインタロック
ピン孔1dの両端1e、1fは、僅かに大径とされ、内
面にはねじが刻設されている。
【0010】シフトレール2のシフトレール3側の側面
には中立位置において孔1dと整合するインタロック溝
2aが設けられており、このインタロック溝2aと反対
側の側面の端部には、軸方向に沿って切欠2bが設けら
れている。この切欠2bは、シフトレール2がRev位
置にシフトされたときに孔1dの開口端1fと対向する
ようになっている(図3)。
【0011】更に、シフトレール2には、切欠2bの基
端近傍位置にRev位置にシフトされたときに孔1dと
同心的に整合する小孔2cが軸方向に直交して貫設され
ている。この小孔2cは、インタロックピンを抜き取る
ための孔(抜取孔)でインタロックピンよりも小径の例
えば、3φ程度とされている。シフトレール3、4に
は、中立位置において孔1dと整合し、インタロックピ
ンが摺動可能に嵌挿される中間孔3a、4aが軸方向に
直交して貫設されている。そして、シフトレール2〜4
が中立位置にセットされた状態で孔1dの開口端1e側
からインタロックピン5〜11が順次挿入され、当該開
口端1eにスクリュウプラグ12が装着されてインタロ
ック機構が構成されている。
【0012】孔1dの開口端1fにはリバーススイッチ
13が装着されており、その作動子13aが孔1a内に
突出可能とされている。リバーススイッチ13は、シフ
トレール2が中立位置及び1ST位置にシフトされたと
きには作動子13aが側面により押し込まれてスイッチ
オフとされ、Rev位置にシフトされると切欠2bによ
り突出してスイッチオンとなる。リバーススイッチ13
は、スイッチオン時に作動子13aの先端が切欠2bの
端面と僅かな間隙で対向し(図2)、小孔2cの開口端
に当たらないようになっている。これによりシフトレー
ル2がRev位置にシフトされたときに作動子13aの
先端の摩耗が防止される。
【0013】尚、トランスミッションケース1の上部に
はシフトレール2〜4の各シフト位置を確定するための
節度機構15〜17が設けられている。以下に作用を説
明する。図1に示す中立位置においてはシフトレール2
〜4は、何れもシフト可能とされている。いま、例え
ば、シフトレール2がRev位置にシフトされると、図
2及び図3に示すようにインタロックピン5が当該シフ
トレール2のインタロック溝2aから押し出されて図中
右方に移動し、これに伴いインタロックピン6〜8が順
次右方に押動されて移動する。そして、インタロックピ
ン5の右端がシフトレール3の孔3aの左側に入り込
み、インタロッンクピン7の右端がシフトレバー4の孔
4aの左側に入り込み、インタロックピン8の右端が孔
4aの右側から飛び出してインタロッンクピン9に当接
して当該位置に係止される。この結果、シフトレール
3、4が中立位置にロックされる(図2、図3)。同時
に、リバーススイッチ13の作動子13aが突出してス
イッチオンとなる。
【0014】さて、変速機を分解する場合には、図2及
び図3に示すようにシフトレール2をRev位置にシフ
トする。この状態において、当該シフトレール2の小孔
2cがトランスミッションケース1の孔1dと同心的に
整合する。次いで、スクリュウプラグ12及びリバース
スイッチ13を取り外し、孔1dの開口端1f側からシ
フトレール2の小孔2cを通してインタロックピン押し
出し用の細棒(図示せず)を挿入し、インタロックピン
5〜11を押し出す。これによりインタロックピン5〜
11を孔1dから簡単に抜き取ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、変
速機の分解時にトランスミッションケースを叩いたりす
ることなくインタロックピンを簡単に抜き取ることが可
能となり、作業性の向上が図られると共に、トランスミ
ッションケースの破損等を防止することができ、しか
も、構造が極めて簡単であり、従来の変速機に容易に適
用することができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインタロック機構を適用した変速
機の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1の1ST&RevシフトレールをRev位
置にシフトした状態を示す図である。
【図3】図2の矢線III−IIIに沿う断面図であ
る。
【図4】従来のインタロック機構を備えた変速機の要部
断面図である。
【符号の説明】
1 トランスミッションケース 1d インタロックピン収納孔 2〜4 シフトレール 2a インタロック溝 2c 抜取孔 3a、4a 中間孔 5〜11 インタロックピン 12 スクリュウプラグ 13 リバーススイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−3729(JP,U) 実開 昭60−178612(JP,U) 実開 昭58−138855(JP,U) 実開 昭48−6723(JP,U) 実開 昭61−7663(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/26 - 61/36 F16H 63/00 - 63/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向の中立位置から軸方向に移動して
    歯車式変速機の異なる変速段を選択する相互に平行配置
    された複数のシフトレールと、隣接するシフトレールの
    間においてシフトレールの軸方向とは直交する方向に穿
    設された孔に摺動可能に配置されたインタロックピンと
    を備え、 前記複数のシフトレールのうち1つは前記中立位置にお
    いて前記インタロックピンが係合可能なインタロック溝
    を有し、 前記複数のシフトレールのうち残りは、これらのシフト
    レールに軸方向と直交する方向に穿設された中間孔を移
    動可能に貫通し前記インタロックピンに当接して当該イ
    ンタロックピンの移動力を伝達する中間ピンを備えたも
    のにおいて、 前記インタロック溝を有するシフトレールの近傍に設け
    られ、作動子が突出したか否かで前記シフトレールの位
    置を検出するシフトレール位置検出手段と、 前記インタロック溝を有するシフトレールが所定の位置
    の時に、前記作動子が突出すると共に前記作動子と前記
    シフトレールとが当接しないよう前記シフトレールに設
    けられた切欠部と、 前記インタロック溝を有するシフトレールが前記所定の
    位置の時に前記中間孔と同軸となるよう前記シフトレー
    ルに穿設されると共に前記切欠部に開口する抜取孔と
    設けたことを特徴とする変速機のシフトレールインタロ
    ック機構。
  2. 【請求項2】 前記抜取孔が、前記インタロックピン及
    び前記中間ピンよりも小径であることを特徴とする請求
    項1記載の変速機のシフトレールインタロック機構。
  3. 【請求項3】 前記抜取孔が、前記インタロック溝から
    軸方向にずれた位置に穿設されていることを特徴とする
    請求項1記載の変速機のシフトレールインタロック機
    構。
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