JP3424326B2 - Mis型半導体装置の製造方法 - Google Patents
Mis型半導体装置の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高集積、低消費電力L
SI技術分野のMIS型半導体装置およびその製造方法
に関するものである。
SI技術分野のMIS型半導体装置およびその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、MIS型半導体装置は高性能化及
び低コスト化のためにますます微細化され、高集積化さ
れる傾向にある。また、携帯情報機器の進展に伴うバッ
テリー駆動時間の長時間化や、LSIチップやパッケー
ジの発熱の問題から、MIS型半導体装置は低消費電力
化の傾向がある。ここで、消費電力を下げる最も効果的
な方法は電源電圧の低電圧化であるが、電源電圧を低電
圧化するとトランジスタの速度も急激に劣化してしまう
ため、電源電圧を下げても速度が劣化しないトランジス
タの開発が必要である。
び低コスト化のためにますます微細化され、高集積化さ
れる傾向にある。また、携帯情報機器の進展に伴うバッ
テリー駆動時間の長時間化や、LSIチップやパッケー
ジの発熱の問題から、MIS型半導体装置は低消費電力
化の傾向がある。ここで、消費電力を下げる最も効果的
な方法は電源電圧の低電圧化であるが、電源電圧を低電
圧化するとトランジスタの速度も急激に劣化してしまう
ため、電源電圧を下げても速度が劣化しないトランジス
タの開発が必要である。
【0003】MIS型半導体装置を高速化するには、飽
和電流値を大きくするか、接合容量やゲート・ドレイン
オーバラップ容量(ミラー容量)を小さくすればよい。
特に接合容量は電源電圧が低電圧化されると全寄生容量
に占める割合が増加するため、低電圧動作デバイスにお
いては接合容量の低減が重要である。
和電流値を大きくするか、接合容量やゲート・ドレイン
オーバラップ容量(ミラー容量)を小さくすればよい。
特に接合容量は電源電圧が低電圧化されると全寄生容量
に占める割合が増加するため、低電圧動作デバイスにお
いては接合容量の低減が重要である。
【0004】接合容量を減少させる方法としては、PN
接合面積を減少させるか、空乏層幅を増加してやればよ
い。PN接合面積を減少させる1つの手段としては、サ
リサイド技術がある(例えば、P.K.Lau 他、I
EDM Tech. Dig.,p.714,198
2)。
接合面積を減少させるか、空乏層幅を増加してやればよ
い。PN接合面積を減少させる1つの手段としては、サ
リサイド技術がある(例えば、P.K.Lau 他、I
EDM Tech. Dig.,p.714,198
2)。
【0005】一方、空乏層幅を増加させる1つの手段と
しては、PN接合近辺の基板の不純物濃度を減少させる
か、低濃度拡散層によって高濃度ソース・ドレイン拡散
層を囲んだいわゆるDDD(Double Diffu
sed Drain)構造やLDD(Lightly
Doped Drain)構造(例えば、特開昭54ー
4482号公報参照)をつかってソース・ドレイン拡散
層側の不純物濃度を減少させればよい。
しては、PN接合近辺の基板の不純物濃度を減少させる
か、低濃度拡散層によって高濃度ソース・ドレイン拡散
層を囲んだいわゆるDDD(Double Diffu
sed Drain)構造やLDD(Lightly
Doped Drain)構造(例えば、特開昭54ー
4482号公報参照)をつかってソース・ドレイン拡散
層側の不純物濃度を減少させればよい。
【0006】また、このように微細化されたMIS型半
導体装置においては、ゲート酸化膜にかかる電界が増加
するため、ゲート酸化膜の信頼性劣化が問題となる。こ
の課題を解決する1つの方法として、高濃度ソース・ド
レイン拡散層とチャネル領域の間に低濃度拡散層を設け
て電界を緩和するLDD構造と呼ばれるものが従来から
幅広く使われている。このLDD構造を形成する方法と
して、ゲート電極形成後に低濃度拡散層用の不純物注入
を行った後に、ゲート電極を含む半導体基板表面に絶縁
膜を堆積し、異方性ドライエッチングによってゲート電
極側壁にのみ自己整合的に絶縁膜を残留させてサイドウ
オールを形成した後、不純物をイオン注入して高濃度ソ
ース・ドレイン拡散層を形成する方法がある(例えば、
特開昭54ー4482号公報参照)。
導体装置においては、ゲート酸化膜にかかる電界が増加
するため、ゲート酸化膜の信頼性劣化が問題となる。こ
の課題を解決する1つの方法として、高濃度ソース・ド
レイン拡散層とチャネル領域の間に低濃度拡散層を設け
て電界を緩和するLDD構造と呼ばれるものが従来から
幅広く使われている。このLDD構造を形成する方法と
して、ゲート電極形成後に低濃度拡散層用の不純物注入
を行った後に、ゲート電極を含む半導体基板表面に絶縁
膜を堆積し、異方性ドライエッチングによってゲート電
極側壁にのみ自己整合的に絶縁膜を残留させてサイドウ
オールを形成した後、不純物をイオン注入して高濃度ソ
ース・ドレイン拡散層を形成する方法がある(例えば、
特開昭54ー4482号公報参照)。
【0007】一方、飽和電流を増加させるには、ゲート
ドレインオーバーラップ長を増やし実効チャネル長を減
少させ短チャネル化してやればよいが、寄生抵抗の上昇
を抑制するためにはトランジスタをシングルドレイン構
造にすることが望まれる。ゲート寸法をNチャネルとPチ
ャネルトランジスタで同一にしようとすると、ソース・
ドレイン拡散層に用いられる不純物である砒素(Nチャ
ネル)と硼素(Pチャネル)のシリコン基板中の拡散係
数の違いよりソース・ドレイン注入の位置をNチャネル
とPチャネルで変えてやる必要がある。この課題を解決
する1つの手段としては、2重サイドウオールをゲート
電極の側壁に形成する方法がある。従来の2重サイドウ
オールの形成方法の一例としては、酸化膜をゲート電極
を含む半導体基板表面に堆積したのちこの堆積酸化膜を
異方性ドライエッチングしてゲート電極側壁に残留させ
る工程を2回行う方法がある。
ドレインオーバーラップ長を増やし実効チャネル長を減
少させ短チャネル化してやればよいが、寄生抵抗の上昇
を抑制するためにはトランジスタをシングルドレイン構
造にすることが望まれる。ゲート寸法をNチャネルとPチ
ャネルトランジスタで同一にしようとすると、ソース・
ドレイン拡散層に用いられる不純物である砒素(Nチャ
ネル)と硼素(Pチャネル)のシリコン基板中の拡散係
数の違いよりソース・ドレイン注入の位置をNチャネル
とPチャネルで変えてやる必要がある。この課題を解決
する1つの手段としては、2重サイドウオールをゲート
電極の側壁に形成する方法がある。従来の2重サイドウ
オールの形成方法の一例としては、酸化膜をゲート電極
を含む半導体基板表面に堆積したのちこの堆積酸化膜を
異方性ドライエッチングしてゲート電極側壁に残留させ
る工程を2回行う方法がある。
【0008】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、
上記の
ようにサイドウオールを形成する手段として絶縁膜の堆
積膜を用いる構成では、素子の微細化が進みトランジス
タのゲート長が小さくなりスケーリング則にしたがって
サイドウオールの幅も同じように狭くしようとすると、
絶縁膜の堆積膜厚を薄くしなければならないが、堆積膜
厚の制御が悪くなるので薄いサイドウオールを形成する
ことが出来ない。例えば、ゲート長が0.5μmではサイド
ウオール幅は120nm程度であるが、ゲート長が0.1μmに
なると、サイドウオール幅は24nm程度と非常に薄くして
やらなければならい。しかし、HTO膜を堆積絶縁膜に
想定した場合には、その膜厚ばらつきは、堆積膜厚120n
m程度で5%以内であったものが、堆積膜厚24nm程度では1
0%以上になってしまい、堆積膜厚のばらつきが、トラン
ジスタの実効チャネル長に対して無視出来なくなってし
まう。
ようにサイドウオールを形成する手段として絶縁膜の堆
積膜を用いる構成では、素子の微細化が進みトランジス
タのゲート長が小さくなりスケーリング則にしたがって
サイドウオールの幅も同じように狭くしようとすると、
絶縁膜の堆積膜厚を薄くしなければならないが、堆積膜
厚の制御が悪くなるので薄いサイドウオールを形成する
ことが出来ない。例えば、ゲート長が0.5μmではサイド
ウオール幅は120nm程度であるが、ゲート長が0.1μmに
なると、サイドウオール幅は24nm程度と非常に薄くして
やらなければならい。しかし、HTO膜を堆積絶縁膜に
想定した場合には、その膜厚ばらつきは、堆積膜厚120n
m程度で5%以内であったものが、堆積膜厚24nm程度では1
0%以上になってしまい、堆積膜厚のばらつきが、トラン
ジスタの実効チャネル長に対して無視出来なくなってし
まう。
【0010】また、ゲート電極側壁への堆積膜の被覆率
は、ゲート電極パターンの間隔に非常に依存し、間隔が
狭くなるほど被覆率が悪くなる。1つのLSIチップ内
においては、ゲート電極間隔は一定ではないので、ゲー
ト側壁の堆積膜厚がチップ内で非常にばらついてしま
う。
は、ゲート電極パターンの間隔に非常に依存し、間隔が
狭くなるほど被覆率が悪くなる。1つのLSIチップ内
においては、ゲート電極間隔は一定ではないので、ゲー
ト側壁の堆積膜厚がチップ内で非常にばらついてしま
う。
【0011】さらに、2重サイドウオールを形成する場
合には、酸化膜を2度にわけて堆積するので長時間の堆
積熱処理によって基板内不純物が拡散してトランジスタ
の短チャネル効果を劣化してしまうという問題点を有し
ていた。
合には、酸化膜を2度にわけて堆積するので長時間の堆
積熱処理によって基板内不純物が拡散してトランジスタ
の短チャネル効果を劣化してしまうという問題点を有し
ていた。
【0012】
【0013】そこで、本発明の半導体装置におけるサイ
ドウオールの形成方法は、シリコン等の熱酸化膜や熱窒
化膜が高精度に膜厚制御が可能な点と、ゲート電極パタ
ーンに依存せずチップ内で一定の膜厚を得ることが可能
な点と、同じ絶縁膜厚を得るのに必要な熱処理時間が堆
積膜に対して短い点に新たに着目して、ゲート電極を含
む半導体基板表面を熱酸化または熱窒素化して制御よく
絶縁膜を形成した後、異方性ドライエッチングしてゲー
ト側壁絶縁膜を形成して得られたものである。
ドウオールの形成方法は、シリコン等の熱酸化膜や熱窒
化膜が高精度に膜厚制御が可能な点と、ゲート電極パタ
ーンに依存せずチップ内で一定の膜厚を得ることが可能
な点と、同じ絶縁膜厚を得るのに必要な熱処理時間が堆
積膜に対して短い点に新たに着目して、ゲート電極を含
む半導体基板表面を熱酸化または熱窒素化して制御よく
絶縁膜を形成した後、異方性ドライエッチングしてゲー
ト側壁絶縁膜を形成して得られたものである。
【0014】従って本発明は上記問題点に鑑み、その目
的は、接合容量を減少させ、薄い制御性のよいサイドウ
オールを形成して、高速で低消費電力で動作するMIS
型半導体装置およびその製造方法を提供することであ
る。
的は、接合容量を減少させ、薄い制御性のよいサイドウ
オールを形成して、高速で低消費電力で動作するMIS
型半導体装置およびその製造方法を提供することであ
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】請求項1記載のMIS型半導体装置の製造
方法は、第1導電型の半導体基板の一主面に素子分離絶
縁膜を形成する工程(a)と、工程(a)の後に、半導
体基板の一主面にゲート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の
上部に選択的に多結晶シリコン膜またはアモルファスシ
リコン膜からなるゲート電極を形成する工程(b)と、
ゲート電極をマスクにして半導体基板に第2導電型の不
純物をイオン注入して低濃度第2導電型拡散層を形成す
る工程(c)と、工程(c)の後に、半導体基板とゲー
ト電極の表面を酸化して熱酸化膜を形成する工程(d)
と、異方性エッチングによりゲート電極の側面にのみ自
己整合的に熱酸化膜を残しサイドウォールを形成する工
程(e)と、ゲート電極及びサイドウォールをマスクし
て半導体基板に第2導電型の不純物をイオン注入して第
2導電型の高濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工
程(f)とを有するものである。
方法は、第1導電型の半導体基板の一主面に素子分離絶
縁膜を形成する工程(a)と、工程(a)の後に、半導
体基板の一主面にゲート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の
上部に選択的に多結晶シリコン膜またはアモルファスシ
リコン膜からなるゲート電極を形成する工程(b)と、
ゲート電極をマスクにして半導体基板に第2導電型の不
純物をイオン注入して低濃度第2導電型拡散層を形成す
る工程(c)と、工程(c)の後に、半導体基板とゲー
ト電極の表面を酸化して熱酸化膜を形成する工程(d)
と、異方性エッチングによりゲート電極の側面にのみ自
己整合的に熱酸化膜を残しサイドウォールを形成する工
程(e)と、ゲート電極及びサイドウォールをマスクし
て半導体基板に第2導電型の不純物をイオン注入して第
2導電型の高濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工
程(f)とを有するものである。
【0026】請求項2記載のMIS型半導体装置の製造
方法は、第1導電型の半導体基板の一主面に素子分離絶
縁膜を形成する工程(a)と、工程(a)の後に、半導
体基板の一主面にゲート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の
上部に選択的に多結晶シリコン膜またはアモルファスシ
リコン膜からなるゲート電極を形成する工程(b)と、
ゲート電極をマスクして半導体基板に第2導電型の不純
物をイオン注入して低濃度第2導電型拡散層を形成する
工程(c)と、半導体基板とゲート電極の表面を窒化し
て熱窒化膜を形成する工程(d)と、異方性エッチング
によりゲート電極の側面にのみ自己整合的に熱窒化膜を
残しサイドウォールを形成する工程(e)と、ゲート電
極及びサイドウォールをマスクして半導体基板に第2導
電型の不純物をイオン注入して第2導電型の高濃度ソー
ス・ドレイン拡散層を形成する工程(f)とを有するも
のである。
方法は、第1導電型の半導体基板の一主面に素子分離絶
縁膜を形成する工程(a)と、工程(a)の後に、半導
体基板の一主面にゲート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の
上部に選択的に多結晶シリコン膜またはアモルファスシ
リコン膜からなるゲート電極を形成する工程(b)と、
ゲート電極をマスクして半導体基板に第2導電型の不純
物をイオン注入して低濃度第2導電型拡散層を形成する
工程(c)と、半導体基板とゲート電極の表面を窒化し
て熱窒化膜を形成する工程(d)と、異方性エッチング
によりゲート電極の側面にのみ自己整合的に熱窒化膜を
残しサイドウォールを形成する工程(e)と、ゲート電
極及びサイドウォールをマスクして半導体基板に第2導
電型の不純物をイオン注入して第2導電型の高濃度ソー
ス・ドレイン拡散層を形成する工程(f)とを有するも
のである。
【0027】請求項3記載のMIS型半導体装置の製造
方法は、半導体基板の一主面に素子分離絶縁膜と第1導
電型のウエルと第2導電型のウエルを形成する工程
(a)と、工程(a)の後に、半導体基板の一主面にゲ
ート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の上部に選択的に多結
晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなるゲ
ート電極を形成する工程(b)と、半導体基板とゲート
電極の表面を酸化して熱酸化膜を形成する工程(c)
と、異方性エッチングによりゲート電極の側面にのみ自
己整合的に熱酸化膜を残し第1サイドウォールを形成す
る工程(d)と、工程(d)の後に、第2導電型のウエ
ルを覆う第1のフォトレジストとゲート電極と第1サイ
ドウォールをマスクとして第1導電型のウエルに第2導
電型の不純物を選択的にイオン注入して第2導電型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程(e)と、
工程(e)の後に、半導体基板全面に絶縁膜を堆積した
後異方性エッチングによりゲート電極側面の第1サイド
ウォールの側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残し
第2サイドウォールを形成する工程(f)と、工程
(f)の後に、半導体基板の第1導電型のウエル上に選
択的に第2のフォトレジストを形成する工程(g)と、
第2のフォトレジストとゲート電極及びゲート電極の側
面を覆う第2サイドウォールをマスクとして、第2導電
型のウエルに第1導電型の不純物を選択的にイオン注入
して第1導電型の高濃度拡散層を形成する工程(h)と
を有するものである。
方法は、半導体基板の一主面に素子分離絶縁膜と第1導
電型のウエルと第2導電型のウエルを形成する工程
(a)と、工程(a)の後に、半導体基板の一主面にゲ
ート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の上部に選択的に多結
晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなるゲ
ート電極を形成する工程(b)と、半導体基板とゲート
電極の表面を酸化して熱酸化膜を形成する工程(c)
と、異方性エッチングによりゲート電極の側面にのみ自
己整合的に熱酸化膜を残し第1サイドウォールを形成す
る工程(d)と、工程(d)の後に、第2導電型のウエ
ルを覆う第1のフォトレジストとゲート電極と第1サイ
ドウォールをマスクとして第1導電型のウエルに第2導
電型の不純物を選択的にイオン注入して第2導電型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程(e)と、
工程(e)の後に、半導体基板全面に絶縁膜を堆積した
後異方性エッチングによりゲート電極側面の第1サイド
ウォールの側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残し
第2サイドウォールを形成する工程(f)と、工程
(f)の後に、半導体基板の第1導電型のウエル上に選
択的に第2のフォトレジストを形成する工程(g)と、
第2のフォトレジストとゲート電極及びゲート電極の側
面を覆う第2サイドウォールをマスクとして、第2導電
型のウエルに第1導電型の不純物を選択的にイオン注入
して第1導電型の高濃度拡散層を形成する工程(h)と
を有するものである。
【0028】請求項4記載のMIS型半導体装置の製造
方法は、半導体基板の一主面に素子分離絶縁膜と第1導
電型のウエルと第2導電型のウエルを形成する工程
(a)と、工程(a)の後に、半導体基板の一主面にゲ
ート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の上部に選択的に多結
晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなるゲ
ート電極を形成する工程(b)と、半導体基板とゲート
電極の表面を窒化して熱窒化膜を形成する工程(c)
と、異方性エッチングによりゲート電極の側面にのみ自
己整合的に熱窒化膜を残し第1サイドウォールを形成す
る工程(d)と、工程(d)の後に、第2導電型のウエ
ルを覆う第1のフォトレジストとゲート電極と第1サイ
ドウォールをマスクとして第1導電型のウエルに第2導
電型の不純物を選択的にイオン注入して第2導電型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程(e)と、
工程(e)の後に、半導体基板全面に絶縁膜を堆積した
後、異方性エッチングによりゲート電極側面の第1サイ
ドウォールの側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残
し第2サイドウォールを形成する工程(f)と、工程
(f)の後に、半導体基板の第1導電型のウエル上に選
択的に第2のフォトレジストを形成する工程(g)と、
第2のフォトレジストとゲート電極及びゲート電極の側
面を覆う第2サイドウォールをマスクとして、第2導電
型のウエルに第1導電型の不純物を選択的にイオン注入
して第1導電型の高濃度拡散層を形成する工程(h)と
を有するものである。
方法は、半導体基板の一主面に素子分離絶縁膜と第1導
電型のウエルと第2導電型のウエルを形成する工程
(a)と、工程(a)の後に、半導体基板の一主面にゲ
ート絶縁膜を形成しゲート絶縁膜の上部に選択的に多結
晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなるゲ
ート電極を形成する工程(b)と、半導体基板とゲート
電極の表面を窒化して熱窒化膜を形成する工程(c)
と、異方性エッチングによりゲート電極の側面にのみ自
己整合的に熱窒化膜を残し第1サイドウォールを形成す
る工程(d)と、工程(d)の後に、第2導電型のウエ
ルを覆う第1のフォトレジストとゲート電極と第1サイ
ドウォールをマスクとして第1導電型のウエルに第2導
電型の不純物を選択的にイオン注入して第2導電型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程(e)と、
工程(e)の後に、半導体基板全面に絶縁膜を堆積した
後、異方性エッチングによりゲート電極側面の第1サイ
ドウォールの側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残
し第2サイドウォールを形成する工程(f)と、工程
(f)の後に、半導体基板の第1導電型のウエル上に選
択的に第2のフォトレジストを形成する工程(g)と、
第2のフォトレジストとゲート電極及びゲート電極の側
面を覆う第2サイドウォールをマスクとして、第2導電
型のウエルに第1導電型の不純物を選択的にイオン注入
して第1導電型の高濃度拡散層を形成する工程(h)と
を有するものである。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【作用】 本発明
のサイドウオールの形成方法によれば、
ゲート電極側壁絶縁膜がゲート電極の熱酸化または熱窒
化によって形成されるので、ゲート電極を含む半導体基
板表面に高精度に薄く均一に絶縁膜を形成することがで
きる。よって、その後、異方性ドライエッチによって形
成されるゲート側壁絶縁膜(サイドウオール)の幅をウ
エハー面内で非常に薄く精度よく形成することができ、
サイドウオール幅に依存して形成されるLDD構造の第
2導電型低濃度拡散層の幅を正確に制御することができ
る。
ゲート電極側壁絶縁膜がゲート電極の熱酸化または熱窒
化によって形成されるので、ゲート電極を含む半導体基
板表面に高精度に薄く均一に絶縁膜を形成することがで
きる。よって、その後、異方性ドライエッチによって形
成されるゲート側壁絶縁膜(サイドウオール)の幅をウ
エハー面内で非常に薄く精度よく形成することができ、
サイドウオール幅に依存して形成されるLDD構造の第
2導電型低濃度拡散層の幅を正確に制御することができ
る。
【0035】また、ゲート電極の熱酸化または熱窒化に
よって形成されるゲート電極側壁絶縁膜は、ゲート電極
間隔に依存しないので、ゲート側壁絶縁膜厚をチップ内
で一定に保つことができる。
よって形成されるゲート電極側壁絶縁膜は、ゲート電極
間隔に依存しないので、ゲート側壁絶縁膜厚をチップ内
で一定に保つことができる。
【0036】さらに、ゲート電極側壁絶縁膜を多結晶シ
リコンゲートの熱酸化で形成する場合には、熱酸化温度
を下げる程、また酸化雰囲気中の酸化種をH2OからO2
にすることや、酸化種の分圧を下げる程ゲート電極側壁
酸化膜厚を小さくすることができる。したがって、酸化
種をH2Oにし、酸化種の分圧を上げることによって、
熱酸化温度を下げることも可能になり、サイドウオール
形成による基板内不純物の拡散を抑制し短チャネル効果
の劣化を防ぐことができる。
リコンゲートの熱酸化で形成する場合には、熱酸化温度
を下げる程、また酸化雰囲気中の酸化種をH2OからO2
にすることや、酸化種の分圧を下げる程ゲート電極側壁
酸化膜厚を小さくすることができる。したがって、酸化
種をH2Oにし、酸化種の分圧を上げることによって、
熱酸化温度を下げることも可能になり、サイドウオール
形成による基板内不純物の拡散を抑制し短チャネル効果
の劣化を防ぐことができる。
【0037】またゲート電極を熱酸化または熱窒化する
ときに、ゲート絶縁膜のゲート端からゲート絶縁膜中に
酸化種や窒化種が拡散することにより、ゲート絶縁膜の
ゲート電極端にゲート絶縁膜の厚い部分、いわゆるゲー
トバーズビークが形成される。このゲートバーズビーク
は熱酸化や熱窒化の雰囲気条件、熱処理条件等により制
御することができるので、ゲートバーズビーク端と半導
体基板内のドレイン拡散層との位置関係を容易に制御す
ることができる。
ときに、ゲート絶縁膜のゲート端からゲート絶縁膜中に
酸化種や窒化種が拡散することにより、ゲート絶縁膜の
ゲート電極端にゲート絶縁膜の厚い部分、いわゆるゲー
トバーズビークが形成される。このゲートバーズビーク
は熱酸化や熱窒化の雰囲気条件、熱処理条件等により制
御することができるので、ゲートバーズビーク端と半導
体基板内のドレイン拡散層との位置関係を容易に制御す
ることができる。
【0038】
【実施例】以下本発明の一実施例のMIS型半導体装置
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0039】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
におけるのMIS型半導体装置の断面模式図である。図
1において、1はP型の半導体基板、2は素子分離用絶
縁膜である。3は素子分離用絶縁膜2に接触しないよう
にP型の半導体基板1の一主面に形成されたN型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層である。4はN型の高濃度ソ
ース・ドレイン拡散層3と素子分離用絶縁膜2との間の
P型の半導体基板1の一主面に接触し、かつN型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層3の側面及び底面にそれぞれ
接触し、かつ素子分離用絶縁膜2と接触したN型の低濃
度拡散層である。5はP型の半導体基板1の一主面に形
成されたゲート絶縁膜である。6はN型の高濃度ソース
・ドレイン拡散層3の間のP型の半導体基板1の一主面
にゲート絶縁膜5を介して設けられたゲート電極であ
る。7はゲート電極6の側部に設けられた薄い絶縁膜で
ある。
におけるのMIS型半導体装置の断面模式図である。図
1において、1はP型の半導体基板、2は素子分離用絶
縁膜である。3は素子分離用絶縁膜2に接触しないよう
にP型の半導体基板1の一主面に形成されたN型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層である。4はN型の高濃度ソ
ース・ドレイン拡散層3と素子分離用絶縁膜2との間の
P型の半導体基板1の一主面に接触し、かつN型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層3の側面及び底面にそれぞれ
接触し、かつ素子分離用絶縁膜2と接触したN型の低濃
度拡散層である。5はP型の半導体基板1の一主面に形
成されたゲート絶縁膜である。6はN型の高濃度ソース
・ドレイン拡散層3の間のP型の半導体基板1の一主面
にゲート絶縁膜5を介して設けられたゲート電極であ
る。7はゲート電極6の側部に設けられた薄い絶縁膜で
ある。
【0040】この図1に示すMIS型半導体装置の特徴
は、N型の高濃度ソース・ドレイン拡散層3と素子分離
絶縁膜2との間にN型の低濃度拡散層4を設けた構造に
ある。
は、N型の高濃度ソース・ドレイン拡散層3と素子分離
絶縁膜2との間にN型の低濃度拡散層4を設けた構造に
ある。
【0041】以上のように構成されたMIS型半導体装
置について、以下図1、図2、図3及び図4を用いてそ
の構造と動作を説明する。
置について、以下図1、図2、図3及び図4を用いてそ
の構造と動作を説明する。
【0042】まず図2は図1に示すMIS型半導体装置
のソース及び基板を接地しゲート及びドレインに正電圧
を印加した状態での空乏層8を示すMIS型半導体装置
の断面図を示したものである。N型の高濃度ソース・ド
レイン拡散層3及びN型の低濃度拡散層4とP型の半導
体基板1で形成されるPN接合9に、逆バイアスが印加
されると、空乏層8は活性不純物濃度の高いN型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層3へはあまり広がらず、活性
不純物濃度の低いP型の半導体基板1へ広がるととも
に、N型の低濃度拡散層4へも広がるので、接合容量を
小さくすることができる。
のソース及び基板を接地しゲート及びドレインに正電圧
を印加した状態での空乏層8を示すMIS型半導体装置
の断面図を示したものである。N型の高濃度ソース・ド
レイン拡散層3及びN型の低濃度拡散層4とP型の半導
体基板1で形成されるPN接合9に、逆バイアスが印加
されると、空乏層8は活性不純物濃度の高いN型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層3へはあまり広がらず、活性
不純物濃度の低いP型の半導体基板1へ広がるととも
に、N型の低濃度拡散層4へも広がるので、接合容量を
小さくすることができる。
【0043】図3は図2に示すMIS型半導体装置の断
面図における不活性不純物分布図であり、(a)及び
(b)は各々図3におけるAA’及びBB’方向での不
活性不純物分布図を示したものである。AA’方向の不
純物分布は、DDD構造やLDD構造を有するMIS型
半導体装置と同様にN型の高濃度ソース・ドレイン拡散
層3の活性不純物濃度とP型の半導体基板1の活性不純
物濃度の差が100倍以上あるため、N型の高濃度ソー
ス・ドレイン拡散層3へは空乏層はほとんど広がらず、
空乏層幅は小さくなり、接合容量が大きくなる。これに
対して、本発明のようにN型の高濃度ソース・ドレイン
拡散層3と素子分離絶縁膜2との間にN型の低濃度拡散
層4を設けた構造では、BB’方向のように、N型の低
濃度拡散層4の不活性不純物濃度とP型の半導体基板1
の不活性不純物濃度の差を小さくすることができるの
で、N型の低濃度拡散層へも空乏層が広がり空乏層幅は
大きくなるため、接合容量を小さくすることができる。
面図における不活性不純物分布図であり、(a)及び
(b)は各々図3におけるAA’及びBB’方向での不
活性不純物分布図を示したものである。AA’方向の不
純物分布は、DDD構造やLDD構造を有するMIS型
半導体装置と同様にN型の高濃度ソース・ドレイン拡散
層3の活性不純物濃度とP型の半導体基板1の活性不純
物濃度の差が100倍以上あるため、N型の高濃度ソー
ス・ドレイン拡散層3へは空乏層はほとんど広がらず、
空乏層幅は小さくなり、接合容量が大きくなる。これに
対して、本発明のようにN型の高濃度ソース・ドレイン
拡散層3と素子分離絶縁膜2との間にN型の低濃度拡散
層4を設けた構造では、BB’方向のように、N型の低
濃度拡散層4の不活性不純物濃度とP型の半導体基板1
の不活性不純物濃度の差を小さくすることができるの
で、N型の低濃度拡散層へも空乏層が広がり空乏層幅は
大きくなるため、接合容量を小さくすることができる。
【0044】また図4は図1に示すMIS型半導体装置
の変形例を示す構造図を示したものである。図1のMI
S型半導体装置では、ゲート電極6端のドレイン拡散層
端の構造がN型の高濃度拡散層3とN型の低濃度拡散層
4からなるDDD構造あるいはLDD構造になっていい
るが、図4のようなN型の高濃度拡散層3のみで構成さ
れたシングル・ドレイン構造であってももちろんよい。
の変形例を示す構造図を示したものである。図1のMI
S型半導体装置では、ゲート電極6端のドレイン拡散層
端の構造がN型の高濃度拡散層3とN型の低濃度拡散層
4からなるDDD構造あるいはLDD構造になっていい
るが、図4のようなN型の高濃度拡散層3のみで構成さ
れたシングル・ドレイン構造であってももちろんよい。
【0045】このMIS型半導体装置を用いてCMOS
回路を形成すれば、接合容量を小さくできるので、回路
の動作速度を向上することができる。
回路を形成すれば、接合容量を小さくできるので、回路
の動作速度を向上することができる。
【0046】以上のように本実施例によれば、N型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層3と素子分離絶縁膜2との
間にN型の低濃度拡散層4を設けることにより、接合容
量を小さくし、このMIS型半導体装置を用いた回路を
高速に動作することができる。
濃度ソース・ドレイン拡散層3と素子分離絶縁膜2との
間にN型の低濃度拡散層4を設けることにより、接合容
量を小さくし、このMIS型半導体装置を用いた回路を
高速に動作することができる。
【0047】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
おけるMIS型半導体装置ついて図面を参照しながら説
明する。
おけるMIS型半導体装置ついて図面を参照しながら説
明する。
【0048】図5は本発明の第2の実施例を示すMIS
型半導体装置の断面模式図を示したものである。
型半導体装置の断面模式図を示したものである。
【0049】図1と異なるのはソース・ドレイン拡散層
及びゲート電極の寄生抵抗を下げる手段としてN型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層3と素子分離用絶縁膜2と
のあいだの半導体基板の一主面及びゲート電極5表面に
接触するシリサイド膜10を設けた点である。図5に於
て、図1と同一の機能を有するものには同一の符号を付
してその詳細な説明を省略する。
及びゲート電極の寄生抵抗を下げる手段としてN型の高
濃度ソース・ドレイン拡散層3と素子分離用絶縁膜2と
のあいだの半導体基板の一主面及びゲート電極5表面に
接触するシリサイド膜10を設けた点である。図5に於
て、図1と同一の機能を有するものには同一の符号を付
してその詳細な説明を省略する。
【0050】以上のように構成されたMIS型半導体装
置について、以下その動作を説明する。
置について、以下その動作を説明する。
【0051】第1の実施例ではN型の高濃度ソース・ド
レイン拡散層3と素子分離絶縁膜2との間の距離を大き
くし、N型の低濃度拡散層4の幅を大きくすることによ
り、接合容量はますます小さくすることができが、ドレ
イン拡散層の寄生抵抗は増加してしまう。そこで、第2
の実施例では、N型の高濃度ソース・ドレイン拡散層3
と素子分離用絶縁膜2とのあいだの半導体基板の一主面
に接触する低抵抗のシリサイド膜10を設け、ソース・
ドレイン拡散層の抵抗の増加を抑制する。さらに、ゲー
ト電極5表面にも低抵抗のシリサイド膜10を設けるこ
とにより、素子がさらに微細化しゲート電極の断面積が
小さくなった際にでもゲート抵抗の増加を抑制すること
ができる。
レイン拡散層3と素子分離絶縁膜2との間の距離を大き
くし、N型の低濃度拡散層4の幅を大きくすることによ
り、接合容量はますます小さくすることができが、ドレ
イン拡散層の寄生抵抗は増加してしまう。そこで、第2
の実施例では、N型の高濃度ソース・ドレイン拡散層3
と素子分離用絶縁膜2とのあいだの半導体基板の一主面
に接触する低抵抗のシリサイド膜10を設け、ソース・
ドレイン拡散層の抵抗の増加を抑制する。さらに、ゲー
ト電極5表面にも低抵抗のシリサイド膜10を設けるこ
とにより、素子がさらに微細化しゲート電極の断面積が
小さくなった際にでもゲート抵抗の増加を抑制すること
ができる。
【0052】以上のように、N型の高濃度ソース・ドレ
イン拡散層3と素子分離用絶縁膜2との間の半導体基板
の一主面及びゲート電極表面に接触するシリサイド膜1
0を設けることにより、 ソース・ドレイン拡散層及び
ゲート電極の寄生抵抗を小さくし、MIS型半導体装置
をさらに高速に動作させることができる。
イン拡散層3と素子分離用絶縁膜2との間の半導体基板
の一主面及びゲート電極表面に接触するシリサイド膜1
0を設けることにより、 ソース・ドレイン拡散層及び
ゲート電極の寄生抵抗を小さくし、MIS型半導体装置
をさらに高速に動作させることができる。
【0053】以下に、本発明の実施例におけるMIS型
半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説
明する。
半導体装置の製造方法について、図面を参照しながら説
明する。
【0054】(実施例3)図6は本発明の第3の実施例
におけるのMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。まず、P型の半導体基板1の一
主面に素子分離絶縁膜2を形成する(図6(a)参
照)。次に、P型の半導体基板1の一主面にゲート絶縁
膜5と、このゲート絶縁膜5の上部に選択的に多結晶シ
リコン膜からなるゲート電極6を形成した後、ゲート電
極6を含むP型の半導体基板1の表面に燐イオンビーム
11を注入して自己整合的にN型の低濃度拡散層4を形
成する(図6(b)参照)。次に、半導体基板全面に絶
縁膜を堆積した後、異方性エッチングによりゲート電極
の側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残しサイドウ
オール12を形成する(図6(c)参照)。次に、半導
体基板表面のすくなくともサイドウオール12と素子分
離用絶縁膜2との間に選択的にフォトレジスト13を形
成した後、フォトレジスト13とゲート電極6及びサイ
ドウオール12をマスクとしてゲート電極を含む半導体
基板表面に砒素イオンビーム14を注入してN型の高濃
度拡散層15を形成する(図6(d))という構成を備
えたものである。
におけるのMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。まず、P型の半導体基板1の一
主面に素子分離絶縁膜2を形成する(図6(a)参
照)。次に、P型の半導体基板1の一主面にゲート絶縁
膜5と、このゲート絶縁膜5の上部に選択的に多結晶シ
リコン膜からなるゲート電極6を形成した後、ゲート電
極6を含むP型の半導体基板1の表面に燐イオンビーム
11を注入して自己整合的にN型の低濃度拡散層4を形
成する(図6(b)参照)。次に、半導体基板全面に絶
縁膜を堆積した後、異方性エッチングによりゲート電極
の側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残しサイドウ
オール12を形成する(図6(c)参照)。次に、半導
体基板表面のすくなくともサイドウオール12と素子分
離用絶縁膜2との間に選択的にフォトレジスト13を形
成した後、フォトレジスト13とゲート電極6及びサイ
ドウオール12をマスクとしてゲート電極を含む半導体
基板表面に砒素イオンビーム14を注入してN型の高濃
度拡散層15を形成する(図6(d))という構成を備
えたものである。
【0055】本実施例の製造方法の特徴は、フォトレジ
スト13を用いてサイドウオール12と素子分離用絶縁
膜2との間を選択的に覆うことにより、砒素イオンビー
ム14の注入によって形成されるN型の高濃度拡散層3
と素子分離絶縁膜2の間にN型の低濃度拡散層を形成す
る点にある。フォトマスクを1枚追加するだけで、簡単
に実施例1のMIS型半導体装置を製造することができ
る。また、フォトレジスト端とサイドウオール端の距離
を調整することにより、N型の高濃度拡散層3及びN型
の低濃度拡散層4の幅を制御することができる。
スト13を用いてサイドウオール12と素子分離用絶縁
膜2との間を選択的に覆うことにより、砒素イオンビー
ム14の注入によって形成されるN型の高濃度拡散層3
と素子分離絶縁膜2の間にN型の低濃度拡散層を形成す
る点にある。フォトマスクを1枚追加するだけで、簡単
に実施例1のMIS型半導体装置を製造することができ
る。また、フォトレジスト端とサイドウオール端の距離
を調整することにより、N型の高濃度拡散層3及びN型
の低濃度拡散層4の幅を制御することができる。
【0056】なお、第3の実施例ではサイドウオール1
2を形成する前に燐イオンビーム11を注入してN型の
低濃度拡散層4を形成することで、上記第1の実施例の
図1に相当する構造を実現したが、サイドウオール12
を形成した後に燐イオンビーム11を注入してN型の低
濃度拡散層4を形成することで、第1の実施例1の図4
に相当する構造も実現することができる。
2を形成する前に燐イオンビーム11を注入してN型の
低濃度拡散層4を形成することで、上記第1の実施例の
図1に相当する構造を実現したが、サイドウオール12
を形成した後に燐イオンビーム11を注入してN型の低
濃度拡散層4を形成することで、第1の実施例1の図4
に相当する構造も実現することができる。
【0057】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
におけるのMIS型半導体装置の製造方法ついて図面を
参照しながら説明する。
におけるのMIS型半導体装置の製造方法ついて図面を
参照しながら説明する。
【0058】図7は本発明の第4の実施例におけるMI
S型半導体装置の工程順断面図を示したものである。
S型半導体装置の工程順断面図を示したものである。
【0059】図6に示した第3の実施例と異なるのは第
3の実施例の工程の後、フォトレジスト13を除去し、
ゲート電極を含む半導体基板の全面にチタン15を堆積
する(図7(e)参照)。次に、半導体基板を熱処理し
て半導体基板表面とゲート電極表面に選択的にチタンシ
リサイド膜16を形成する(図7(f)参照)点であ
る。図7に於て、図6と同一の機能を有するものには同
一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
3の実施例の工程の後、フォトレジスト13を除去し、
ゲート電極を含む半導体基板の全面にチタン15を堆積
する(図7(e)参照)。次に、半導体基板を熱処理し
て半導体基板表面とゲート電極表面に選択的にチタンシ
リサイド膜16を形成する(図7(f)参照)点であ
る。図7に於て、図6と同一の機能を有するものには同
一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0060】本実施例の製造方法の特徴は、N型の低濃
度拡散領域を広げた場合において問題になる寄生抵抗の
増加をサリサイド技術を用いることによって抑制する点
にある。
度拡散領域を広げた場合において問題になる寄生抵抗の
増加をサリサイド技術を用いることによって抑制する点
にある。
【0061】(実施例5)図8は本発明の第5の実施例
におけるのMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。まず、P型の半導体基板1の一
主面に素子分離絶縁膜2を形成する(図8(a)参
照)。次に、P型の半導体基板1の一主面にゲート絶縁
膜5と、このゲート絶縁膜5の上部に選択的に多結晶シ
リコン膜からなるゲート電極6を形成した後、ゲート電
極6を含むP型の半導体基板1の表面に燐イオンビーム
11を注入して自己整合的にN型の低濃度拡散層4を形
成する(図8(b)参照)。次に、半導体基板全面に絶
縁膜を堆積した後、異方性エッチングによりゲート電極
の側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残しサイドウ
オール12を形成する(図8(c)参照)。次に、ゲー
ト電極6を含む半導体基板の全面にチタン膜15を堆積
する(図8(d)参照)。次に、半導体基板を熱処理し
て半導体基板に選択的にチタンシリサイド膜16を形成
する(図8(e)参照)。次に、エッチングによってサ
イドウオール12を除去した後、ゲート電極6とチタン
シリサイド膜16をマスクにして砒素イオンビーム14
を注入して自己整合的にN型の高濃度ソース・ドレイン
拡散層3を形成する(図8(f)参照)。
におけるのMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。まず、P型の半導体基板1の一
主面に素子分離絶縁膜2を形成する(図8(a)参
照)。次に、P型の半導体基板1の一主面にゲート絶縁
膜5と、このゲート絶縁膜5の上部に選択的に多結晶シ
リコン膜からなるゲート電極6を形成した後、ゲート電
極6を含むP型の半導体基板1の表面に燐イオンビーム
11を注入して自己整合的にN型の低濃度拡散層4を形
成する(図8(b)参照)。次に、半導体基板全面に絶
縁膜を堆積した後、異方性エッチングによりゲート電極
の側面を覆う状態に自己整合的に絶縁膜を残しサイドウ
オール12を形成する(図8(c)参照)。次に、ゲー
ト電極6を含む半導体基板の全面にチタン膜15を堆積
する(図8(d)参照)。次に、半導体基板を熱処理し
て半導体基板に選択的にチタンシリサイド膜16を形成
する(図8(e)参照)。次に、エッチングによってサ
イドウオール12を除去した後、ゲート電極6とチタン
シリサイド膜16をマスクにして砒素イオンビーム14
を注入して自己整合的にN型の高濃度ソース・ドレイン
拡散層3を形成する(図8(f)参照)。
【0062】本実施例の製造方法の特徴は、N型の高濃
度ソース・ドレイン拡散層3を形成するための砒素イオ
ンビームを注入する前に、チタンシリサイド膜を形成
し、サイドウオール12をリフトオフした後に、ゲート
電極6とチタンシリサイド膜16をマスクにして自己整
合的に砒素イオンビームを注入することにより、マスク
枚数を増やすことなく第2の実施例に示すMIS型半導
体装置を製造できる点にある。また、サイドウオール1
2の幅を変化させることにより、N型の高濃度拡散層3
とN型の低濃度拡散層4の幅を変化させることも可能と
なる。
度ソース・ドレイン拡散層3を形成するための砒素イオ
ンビームを注入する前に、チタンシリサイド膜を形成
し、サイドウオール12をリフトオフした後に、ゲート
電極6とチタンシリサイド膜16をマスクにして自己整
合的に砒素イオンビームを注入することにより、マスク
枚数を増やすことなく第2の実施例に示すMIS型半導
体装置を製造できる点にある。また、サイドウオール1
2の幅を変化させることにより、N型の高濃度拡散層3
とN型の低濃度拡散層4の幅を変化させることも可能と
なる。
【0063】(実施例6)図9は本発明の第6の実施例
におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面図
を示したものである。まず、P型の半導体基板1に素子
分離絶縁膜2を形成する(図9(a)参照)。次に、ゲ
ート絶縁膜5と、このゲート絶縁膜の上部の多結晶シリ
コン膜からなるゲート電極6を形成した後、ゲート電極
6を含む半導体基板1の表面に燐イオンビーム11をイ
オン注入して低濃度N型拡散層4を形成する(図9
(b)参照)。次に、半導体基板1とゲート電極6の表
面を酸化して熱酸化膜17を形成する(図9(c)参
照)。次に、異方性エッチングによりゲート電極6の側
面を覆う状態に自己整合的に熱酸化膜17を残しサイド
ウオール12を形成する(図9(d)参照)。次に、ゲ
ート電極6とサイドウオール12を含む半導体基板1に
砒素イオンビーム14を注入して高濃度N型ソース・ド
レイン拡散層3を形成する(図9(e)参照)という構
成を備えたものである。
におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面図
を示したものである。まず、P型の半導体基板1に素子
分離絶縁膜2を形成する(図9(a)参照)。次に、ゲ
ート絶縁膜5と、このゲート絶縁膜の上部の多結晶シリ
コン膜からなるゲート電極6を形成した後、ゲート電極
6を含む半導体基板1の表面に燐イオンビーム11をイ
オン注入して低濃度N型拡散層4を形成する(図9
(b)参照)。次に、半導体基板1とゲート電極6の表
面を酸化して熱酸化膜17を形成する(図9(c)参
照)。次に、異方性エッチングによりゲート電極6の側
面を覆う状態に自己整合的に熱酸化膜17を残しサイド
ウオール12を形成する(図9(d)参照)。次に、ゲ
ート電極6とサイドウオール12を含む半導体基板1に
砒素イオンビーム14を注入して高濃度N型ソース・ド
レイン拡散層3を形成する(図9(e)参照)という構
成を備えたものである。
【0064】本実施例の製造方法の特徴は、多結晶シリ
コンからなるゲート電極6を熱酸化してゲート電極表面
に制御よく薄い熱酸化膜17を形成した後、異方性エッ
チングによりゲート電極6の側面にのみ自己整合的に熱
酸化膜17を残留させてサイドウオール12を形成する
点にある。一般に、シリコンの熱酸化は非常に高精度に
薄い熱酸化膜を制御できると同時にゲート電極パターン
に依存せずゲート電極側壁絶縁膜厚を制御できるので、
薄いサイドウオールを容易に形成することが可能とな
り、MIS型半導体装置がさらに微細化したときにも、
LDD構造を実現することが出来る。
コンからなるゲート電極6を熱酸化してゲート電極表面
に制御よく薄い熱酸化膜17を形成した後、異方性エッ
チングによりゲート電極6の側面にのみ自己整合的に熱
酸化膜17を残留させてサイドウオール12を形成する
点にある。一般に、シリコンの熱酸化は非常に高精度に
薄い熱酸化膜を制御できると同時にゲート電極パターン
に依存せずゲート電極側壁絶縁膜厚を制御できるので、
薄いサイドウオールを容易に形成することが可能とな
り、MIS型半導体装置がさらに微細化したときにも、
LDD構造を実現することが出来る。
【0065】(実施例7)図10は本発明の第7の実施
例におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。図9と異なるのは、多結晶シリ
コンからなるゲート電極6を熱酸化して熱酸化膜17を
形成する工程(図9(c)参照)を、熱窒化して熱窒化
膜18を形成する工程(図10(c)に変更した点と、
異方性ドライエッチによってサイドウオール12を形成
する工程(図10(d)参照)において、熱酸化膜17
ではなく熱窒化膜18をエッチングしている点である。
図10に於て、図9と同一の工程には同一の符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
例におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。図9と異なるのは、多結晶シリ
コンからなるゲート電極6を熱酸化して熱酸化膜17を
形成する工程(図9(c)参照)を、熱窒化して熱窒化
膜18を形成する工程(図10(c)に変更した点と、
異方性ドライエッチによってサイドウオール12を形成
する工程(図10(d)参照)において、熱酸化膜17
ではなく熱窒化膜18をエッチングしている点である。
図10に於て、図9と同一の工程には同一の符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0066】本実施例の製造方法の特徴は、多結晶シリ
コンからなるゲート電極6を熱窒化してゲート電極表面
に制御よく薄い熱窒化膜18を形成した後、異方性エッ
チングによりゲート電極6の側面にのみ自己整合的に熱
窒化膜18を残留させてサイドウオール12を形成する
点にある。一般に、シリコンの熱窒化は非常に高精度に
薄い熱窒化膜を制御できると同時にゲート電極パターン
に依存せずゲート電極側壁絶縁膜厚を制御することが出
来るので、薄いサイドウオールを形成することが可能と
なり、MIS型半導体装置がさらに微細化したときに
も、LDD構造を実現することが出来る。
コンからなるゲート電極6を熱窒化してゲート電極表面
に制御よく薄い熱窒化膜18を形成した後、異方性エッ
チングによりゲート電極6の側面にのみ自己整合的に熱
窒化膜18を残留させてサイドウオール12を形成する
点にある。一般に、シリコンの熱窒化は非常に高精度に
薄い熱窒化膜を制御できると同時にゲート電極パターン
に依存せずゲート電極側壁絶縁膜厚を制御することが出
来るので、薄いサイドウオールを形成することが可能と
なり、MIS型半導体装置がさらに微細化したときに
も、LDD構造を実現することが出来る。
【0067】(実施例8)図11は本発明の第8の実施
例におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。まず、P型の半導体基板1に素
子分離絶縁膜2とP型ウエル19とN型ウエル20を形
成する(図11(a)参照)。次に、ゲート絶縁膜5を
形成し、このゲート絶縁膜5の上部に選択的に多結晶シ
リコン膜からなるゲート電極6を形成する(図11
(b)参照)。次に、半導体基板1とゲート電極6の表
面を酸化して熱酸化膜17を形成する(図11(c)参
照)。次に、異方性エッチングによりゲート電極6の側
面を覆う状態に自己整合的に熱酸化膜17を残し第1サ
イドウオール21を形成する(図11(d)参照)。次
に、第1フォトレジスト22をマスクとしてP型ウエル
19に砒素イオンビーム14を注入して高濃度N型拡散
層3を形成する(図11(e)参照)。次に、第1フォ
トレジスト22を除去した後、半導体基板全面にHTO
(High TemperatureOxide)膜23を堆積する(図11
(f)参照)。次に、異方性エッチングにより第1サイ
ドウオール21の側面を覆う状態に自己整合的にHTO
膜23を残し、第2サイドウオール24を形成する(図
11(g)参照)。次に、第2フォトレジスト25をマ
スクにしてN型ウエル20に硼素イオンビーム26を注
入して高濃度P型拡散層27を形成する(図11(h)
参照)という構成を備えたものである。
例におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。まず、P型の半導体基板1に素
子分離絶縁膜2とP型ウエル19とN型ウエル20を形
成する(図11(a)参照)。次に、ゲート絶縁膜5を
形成し、このゲート絶縁膜5の上部に選択的に多結晶シ
リコン膜からなるゲート電極6を形成する(図11
(b)参照)。次に、半導体基板1とゲート電極6の表
面を酸化して熱酸化膜17を形成する(図11(c)参
照)。次に、異方性エッチングによりゲート電極6の側
面を覆う状態に自己整合的に熱酸化膜17を残し第1サ
イドウオール21を形成する(図11(d)参照)。次
に、第1フォトレジスト22をマスクとしてP型ウエル
19に砒素イオンビーム14を注入して高濃度N型拡散
層3を形成する(図11(e)参照)。次に、第1フォ
トレジスト22を除去した後、半導体基板全面にHTO
(High TemperatureOxide)膜23を堆積する(図11
(f)参照)。次に、異方性エッチングにより第1サイ
ドウオール21の側面を覆う状態に自己整合的にHTO
膜23を残し、第2サイドウオール24を形成する(図
11(g)参照)。次に、第2フォトレジスト25をマ
スクにしてN型ウエル20に硼素イオンビーム26を注
入して高濃度P型拡散層27を形成する(図11(h)
参照)という構成を備えたものである。
【0068】本実施例の製造方法の特徴は、第1サイド
ウオール21を熱酸化膜17で形成する点にある。第1
サイドウオール21を熱酸化膜17で形成するため、上
記の第1の実施例と同様に高精度に薄いサイドウオール
を形成することが可能で、NチャネルトランジスタのN
型高濃度ソース・ドレイン拡散層とゲート電極とのオー
バーラップ長と、PチャネルトランジスタのP型高濃度
ソース・ドレイン拡散層とゲート電極とのオーバーラッ
プ長を同時に高精度に制御することが可能である。
ウオール21を熱酸化膜17で形成する点にある。第1
サイドウオール21を熱酸化膜17で形成するため、上
記の第1の実施例と同様に高精度に薄いサイドウオール
を形成することが可能で、NチャネルトランジスタのN
型高濃度ソース・ドレイン拡散層とゲート電極とのオー
バーラップ長と、PチャネルトランジスタのP型高濃度
ソース・ドレイン拡散層とゲート電極とのオーバーラッ
プ長を同時に高精度に制御することが可能である。
【0069】(実施例9)図12は本発明の第9の実施
例におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。図11と異なるのは多結晶シリ
コンからなるゲート電極6を熱酸化して熱酸化膜17を
形成する工程をを熱窒化して熱窒化膜18を形成する工
程に変更した点と、異方性ドライエッチによって熱酸化
膜17ではなく熱窒化膜18をエッチングして第1サイ
ドウオール21を形成する点である。図12に於て、図
11と同一の工程には同一の符号を付してその詳細な説
明を省略する。
例におけるMIS型半導体装置の製造方法の工程順断面
図を示したものである。図11と異なるのは多結晶シリ
コンからなるゲート電極6を熱酸化して熱酸化膜17を
形成する工程をを熱窒化して熱窒化膜18を形成する工
程に変更した点と、異方性ドライエッチによって熱酸化
膜17ではなく熱窒化膜18をエッチングして第1サイ
ドウオール21を形成する点である。図12に於て、図
11と同一の工程には同一の符号を付してその詳細な説
明を省略する。
【0070】本実施例の製造方法の特徴は、第1サイド
ウオール21を熱窒化膜18で形成する点にある。第1
サイドウオールを熱窒化膜18で形成するため、第1の
実施例と同様に高精度に薄いサイドウオールを形成する
ことが可能で、NチャネルトランジスタのN型高濃度ソ
ース・ドレイン拡散層とゲート電極とのオーバーラップ
長と、PチャネルトランジスタのP型高濃度ソース・ド
レイン拡散層とゲート電極とのオーバーラップ長を同時
に高精度に制御することが可能である。
ウオール21を熱窒化膜18で形成する点にある。第1
サイドウオールを熱窒化膜18で形成するため、第1の
実施例と同様に高精度に薄いサイドウオールを形成する
ことが可能で、NチャネルトランジスタのN型高濃度ソ
ース・ドレイン拡散層とゲート電極とのオーバーラップ
長と、PチャネルトランジスタのP型高濃度ソース・ド
レイン拡散層とゲート電極とのオーバーラップ長を同時
に高精度に制御することが可能である。
【0071】なお第1から第7までの実施例では、Nチ
ャネル型デバイスについて述べたが、Pチャネル型デバ
イスについても同様な効果があることは言うまでもな
い。また、Nチャネル型デバイスのLDD注入イオン種
として燐イオンを用いたが、砒素イオンを用いてもよ
い。
ャネル型デバイスについて述べたが、Pチャネル型デバ
イスについても同様な効果があることは言うまでもな
い。また、Nチャネル型デバイスのLDD注入イオン種
として燐イオンを用いたが、砒素イオンを用いてもよ
い。
【0072】また、第1から第9までの実施例では、ゲ
ート電極に多結晶シリコン膜を用いたが、アモルファス
シリコン膜や、多結晶シリコン膜とアモルファスシリコ
ン膜からなる多層膜を用いた場合にも同様な効果があ
る。
ート電極に多結晶シリコン膜を用いたが、アモルファス
シリコン膜や、多結晶シリコン膜とアモルファスシリコ
ン膜からなる多層膜を用いた場合にも同様な効果があ
る。
【0073】また、第3、第4、及び第5の実施例にお
いて、LDD構造を実現する手段として、サイドウオー
ル12を形成する前に燐イオンビーム11を注入してN
型の低濃度拡散層4を形成したが、シングル・ドレイン
構造を形成する手段として、サイドウオール12を形成
した後に燐イオンビーム11を注入してN型の低濃度拡
散層4を形成してもよい。
いて、LDD構造を実現する手段として、サイドウオー
ル12を形成する前に燐イオンビーム11を注入してN
型の低濃度拡散層4を形成したが、シングル・ドレイン
構造を形成する手段として、サイドウオール12を形成
した後に燐イオンビーム11を注入してN型の低濃度拡
散層4を形成してもよい。
【0074】また、第4及び第5の実施例では、高融点
金属堆積膜にチタン膜、シリサイド膜にチタンシリサイ
ド膜を用いたが、高融点金属堆積膜にタングステン膜、
プラチナ膜、ニッケル膜、モリブデン膜を用いて、シリ
サイド膜にタングステンシリサイド膜、プラチナシリサ
イド膜、ニッケルシリサイド膜、モリブデンシリサイド
膜をそれぞれ用いてもかまわない。
金属堆積膜にチタン膜、シリサイド膜にチタンシリサイ
ド膜を用いたが、高融点金属堆積膜にタングステン膜、
プラチナ膜、ニッケル膜、モリブデン膜を用いて、シリ
サイド膜にタングステンシリサイド膜、プラチナシリサ
イド膜、ニッケルシリサイド膜、モリブデンシリサイド
膜をそれぞれ用いてもかまわない。
【0075】また、第8及び第9の実施例では、堆積絶
縁膜にHTO膜を用いたが、LTO(Low Temperature O
xide)膜、NSG(Nondoped Silicon Glass)膜及びTE
OS膜のような堆積酸化膜を用いてもよいし、Si3N4膜
のような堆積窒化膜を用いてもよい。
縁膜にHTO膜を用いたが、LTO(Low Temperature O
xide)膜、NSG(Nondoped Silicon Glass)膜及びTE
OS膜のような堆積酸化膜を用いてもよいし、Si3N4膜
のような堆積窒化膜を用いてもよい。
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【発明の効果】 本発明
のサイドウオール形成方法は、多
結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜より構成
されたゲート電極を熱酸化又は熱窒化した後、異方性エ
ッチングによって熱酸化膜又は熱窒化膜をゲート電極側
壁のみ自己整合的に残留させてサイドウオールを形成す
ることにより、サイドウオール膜厚をウエハー面内で高
精度に薄膜化すると同時に、同一LSIチップ内のゲー
ト電極間隔の異なるゲート電極においてもサイドウオー
ル膜厚を均一にすることができ、微細なMIS型半導体
装置においても電気特性のばらつきの少ないLDD構造
を形成可能にすることができる。さらに、2重サイドウ
オールの第1サイドウオール形成に本発明を用いること
により、ゲート電極長がNチャネルとPチャネルで同じ
場合にも、シングルドレイン構造のNチャネル及びPチ
ャネルのMOS型半導体装置を同一基板上に形成すること
ができる。また、本発明のサイドウオールの形成方法を
用いると、ゲート電極を熱酸化または熱窒化した時に、
ゲート絶縁膜がゲート電極端で部分的に厚くなるいわゆ
るゲートバーズビークを必然的に形成できるので、ゲー
トオーバーラップ容量を低減しゲート端の電界強度を抑
制できるので、MIS型半導体装置をさらに高速化・低
消費電力化した上で信頼性を確保することができる。
結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜より構成
されたゲート電極を熱酸化又は熱窒化した後、異方性エ
ッチングによって熱酸化膜又は熱窒化膜をゲート電極側
壁のみ自己整合的に残留させてサイドウオールを形成す
ることにより、サイドウオール膜厚をウエハー面内で高
精度に薄膜化すると同時に、同一LSIチップ内のゲー
ト電極間隔の異なるゲート電極においてもサイドウオー
ル膜厚を均一にすることができ、微細なMIS型半導体
装置においても電気特性のばらつきの少ないLDD構造
を形成可能にすることができる。さらに、2重サイドウ
オールの第1サイドウオール形成に本発明を用いること
により、ゲート電極長がNチャネルとPチャネルで同じ
場合にも、シングルドレイン構造のNチャネル及びPチ
ャネルのMOS型半導体装置を同一基板上に形成すること
ができる。また、本発明のサイドウオールの形成方法を
用いると、ゲート電極を熱酸化または熱窒化した時に、
ゲート絶縁膜がゲート電極端で部分的に厚くなるいわゆ
るゲートバーズビークを必然的に形成できるので、ゲー
トオーバーラップ容量を低減しゲート端の電界強度を抑
制できるので、MIS型半導体装置をさらに高速化・低
消費電力化した上で信頼性を確保することができる。
【図1】本発明の第1の実施例におけるMIS型半導体
装置の断面図
装置の断面図
【図2】同実施例における動作説明のためのMIS型半
導体装置の断面図
導体装置の断面図
【図3】同実施例における動作説明のための活性不純物
濃度分布図
濃度分布図
【図4】同実施例における変形例を示すためのMIS型
半導体装置の断面図
半導体装置の断面図
【図5】本発明の第2の実施例におけるMIS型半導体
装置の断面図
装置の断面図
【図6】本発明の第3の実施例におけるMIS型半導体
装置の製造方法を示す工程順断面図
装置の製造方法を示す工程順断面図
【図7】本発明の第4の実施例におけるMIS型半導体
装置の製造方法を示す工程順断面図
装置の製造方法を示す工程順断面図
【図8】本発明の第5の実施例におけるMIS型半導体
装置の製造方法を示す工程順断面図
装置の製造方法を示す工程順断面図
【図9】本発明の第6の実施例におけるMIS型半導体
装置の製造方法を示す工程順断面図
装置の製造方法を示す工程順断面図
【図10】本発明の第7の実施例におけるMIS型半導
体装置の製造方法を示す工程順断面図
体装置の製造方法を示す工程順断面図
【図11】本発明の第8の実施例におけるMIS型半導
体装置の製造方法を示す工程順断面図
体装置の製造方法を示す工程順断面図
【図12】本発明の第9の実施例におけるMIS型半導
体装置の製造方法を示す工程順断面図
体装置の製造方法を示す工程順断面図
1 P型半導体基板
2 素子分離絶縁膜
3 N型高濃度ソース・ドレイン拡散層
4 N型低濃度拡散層
5 ゲート絶縁膜
6 ゲート電極
7 絶縁膜
8 空乏層
9 PN接合
10 シリサイド膜
11 燐イオンビーム
12 サイドウオール
13 フォトレジスト
14 砒素イオンビーム
15 チタン膜
16 チタンシリサイド膜
17 熱酸化膜
18 熱窒化膜
19 P型ウエル
20 N型ウエル
21 第1サイドウオール
22 第1フォトレジスト
23 HTO膜
24 第2サイドウオール
25 第2フォトレジスト
26 硼素イオンビーム
27 高濃度P型ソース・ドレイン拡散層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭63−12168(JP,A)
特開 昭62−281470(JP,A)
特開 昭57−124477(JP,A)
特開 昭51−101475(JP,A)
特開 平4−294546(JP,A)
特開 平3−102868(JP,A)
特開 平2−203565(JP,A)
特開 平1−179363(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 29/78
H01L 21/336
Claims (4)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板の一主面に素子
分離絶縁膜を形成する工程(a)と、 前記工程(a)の後に、前記半導体基板の一主面にゲー
ト絶縁膜を形成し前記ゲート絶縁膜の上部に選択的に多
結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなる
ゲート電極を形成する工程(b)と、 前記ゲート電極をマスクにして前記半導体基板に第2導
電型の不純物をイオン注入して低濃度第2導電型拡散層
を形成する工程(c)と、 前記工程(c)の後に、前記半導体基板と前記ゲート電
極の表面を酸化して熱酸化膜を形成する工程(d)と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極の側面にのみ自
己整合的に前記熱酸化膜を残しサイドウォールを形成す
る工程(e)と、 前記ゲート電極及び前記サイドウォールをマスクにして
前記半導体基板に第2導電型の不純物をイオン注入して
第2導電型の高濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する
工程(f)とを有するMIS型半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 第1導電型の半導体基板の一主面に素子
分離絶縁膜を形成する工程(a)と、 前記工程(a)の後に、前記半導体基板の一主面にゲー
ト絶縁膜を形成し前記ゲート絶縁膜の上部に選択的に多
結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなる
ゲート電極を形成する工程(b)と、 前記ゲート電極をマスクにして前記半導体基板に第2導
電型の不純物をイオン注入して低濃度第2導電型拡散層
を形成する工程(c)と、 前記半導体基板と前記ゲート電極の表面を窒化して熱窒
化膜を形成する工程(d)と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極の側面にのみ自
己整合的に前記熱窒化膜を残しサイドウォールを形成す
る工程(e)と、 前記ゲート電極及び前記サイドウォールをマスクして前
記半導体基板に第2導電型の不純物をイオン注入して第
2導電型の高濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工
程(f)とを有するMIS型半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 半導体基板の一主面に素子分離絶縁膜と
第1導電型のウエルと第2導電型のウエルを形成する工
程(a)と、 前記工程(a)の後に、前記半導体基板の一主面にゲー
ト絶縁膜を形成し前記ゲート絶縁膜の上部に選択的に多
結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなる
ゲート電極を形成する工程(b)と、 前記半導体基板と前記ゲート電極の表面を酸化して熱酸
化膜を形成する工程(c)と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極の側面にのみ自
己整合的に前記熱酸化膜を残し第1サイドウォールを形
成する工程(d)と、 前記工程(d)の後に、前記第2導電型のウエルを覆う
第1のフォトレジストと前記ゲート電極と前記第1サイ
ドウォールをマスクとして前記第1導電型のウエルに第
2導電型の不純物を選択的にイオン注入して第2導電型
の高濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程(e)
と、 前記工程(e)の後に、前記半導体基板全面に絶縁膜を
堆積した後異方性エッチングにより前記ゲート電極側面
の前記第1サイドウォールの側面を覆う状態に自己整合
的に絶縁膜を残し第2サイドウォールを形成する工程
(f)と、 前記工程(f)の後に、前記半導体基板の前記第1導電
型のウエル上に選択的に第2のフォトレジストを形成す
る工程(g)と、 前記第2のフォトレジストと前記ゲート電極及び前記ゲ
ート電極の側面を覆う前記第2サイドウォールをマスク
として、前記第2導電型のウエルに第1導電型の不純物
を選択的にイオン注入して第1導電型の高濃度拡散層を
形成する工程(h)とを有するMIS型半導体装置の製
造方法。 - 【請求項4】 半導体基板の一主面に素子分離絶縁膜と
第1導電型のウエルと第2導電型のウエルを形成する工
程(a)と、 前記工程(a)の後に、前記半導体基板の一主面にゲー
ト絶縁膜を形成し前記ゲート絶縁膜の上部に選択的に多
結晶シリコン膜またはアモルファスシリコン膜からなる
ゲート電極を形成する工程(b)と、 前記半導体基板と前記ゲート電極の表面を窒化して熱窒
化膜を形成する工程(c)と、 異方性エッチングにより前記ゲート電極の側面にのみ自
己整合的に前記熱窒化膜を残し第1サイドウォールを形
成する工程(d)と、 前記工程(d)の後に、前記第2導電型のウエルを覆う
第1のフォトレジストと前記ゲート電極と前記第1サイ
ドウォールをマスクとして前記第1導電型のウエルに第
2導電型の不純物を選択的にイオン注入して第2導電型
の高濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程(e)
と、 前記工程(e)の後に、前記半導体基板全面に絶縁膜を
堆積した後、異方性エッチングにより前記ゲート電極側
面の前記第1サイドウォールの側面を覆う状態に自己整
合的に絶縁膜を残し第2サイドウォールを形成する工程
(f)と、 前記工程(f)の後に、前記半導体基板の前記第1導電
型のウエル上に選択的に第2のフォトレジストを形成す
る工程(g)と、 前記第2のフォトレジストと前記ゲート電極及び前記ゲ
ート電極の側面を覆う前記第2サイドウォールをマスク
として、前記第2導電型のウエルに第1導電型の不純物
を選択的にイオン注入して第1導電型の高濃度拡散層を
形成する工程(h)とを有するMIS型半導体装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12772194A JP3424326B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | Mis型半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12772194A JP3424326B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | Mis型半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335875A JPH07335875A (ja) | 1995-12-22 |
JP3424326B2 true JP3424326B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=14967073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12772194A Expired - Fee Related JP3424326B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | Mis型半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3424326B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JPH09107096A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-04-22 | Nec Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP3381252B2 (ja) | 1999-06-30 | 2003-02-24 | 日本電気株式会社 | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2004111611A (ja) | 2002-09-18 | 2004-04-08 | Renesas Technology Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
JP5558085B2 (ja) | 2009-12-01 | 2014-07-23 | 株式会社東芝 | 抵抗変化メモリ |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP12772194A patent/JP3424326B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07335875A (ja) | 1995-12-22 |
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