JP3423917B2 - 横葺き屋根板装置 - Google Patents

横葺き屋根板装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、格別の工具類を用いる
ことなく安全にして容易確実に屋根板材を上方より下方
へ係合配設できるようにした横葺き屋根板装置及びその
施工方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来においても横葺き屋根が提案されて
はいる。 【0003】しかしこれら従来例はすべてが下から上へ
葺き上げるようにしたものであり、作業者の足場が不安
定にしてきわめて危険性を有する。 【0004】このため従来は梯子をかけてその上から作
業をしているが、梯子と屋根板との間には略50cm前後
の隙間があり、作業が困難にして能率的にも悪く、コス
ト高ともなる。 【0005】また下から上へ葺くため、作業者は葺いた
屋根板上で作業をし、葺き終わった屋根板を踏み付けて
損傷することにもなる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このため本発明では、
改良を施した屋根板材と連結材および防水兼連結材を使
用することで、格別の工具類を使用することなく屋根板
同志を簡単にして確実に結合せしめることができる。 【0007】また連結材を予め野地板に上から下へ所定
間隔で配設しておくことにより、屋根板材を上から下へ
葺き下げる際に、連結材が作業者の足場となって、安全
にして迅速に屋根葺き作業が行なわれる。 【0008】このため従来のような梯子をかけて作業す
るが如き煩雑さを解消することにもなる。 【0009】本発明は以上のような従来例の問題に鑑み
て創案されたものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、曲成加工され
た屋根板材と連結材および防水兼連結材を採用したこと
により、格別の工具類を用いることなく屋根葺き作業が
安全にして容易円滑に行なわれ、且つその係合関係は弾
性にして強度性を有し、これらが相俟って上から下への
屋根葺きをも可能にしたものである。 【0011】 【作用】本発明は、屋根板材を連結材及び防水兼連結材
を介して格別の工具類を用いることなく、手作業で係合
させることにより、弾性にして強度で且つ風雨の浸入も
確実に防止可能な連結状態が得られるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施例を添
付図面によって説明する。 【0013】図1は曲成加工された屋根板材1であっ
て、長尺に形成されており、その一端には直立部と水平
部より成る略コ字状の係合部2が設けられ、且つその先
端は内方へ曲成して係止部3が形成されている。 【0014】また屋根板材1の他端には、上方へ傾斜し
た係合部4とその先端を内方へ曲成した水返部5が形成
されている。 【0015】前記した屋根板材1の一端と他端間には複
数のテーパー6、および前記係合部4の立上り位置には
突条7が形成され、屋根板材全体の膨脹収縮に適切に対
応できると共に、強度性と適度の弾性を有するものであ
る。 【0016】図2〜3はアルミ材その他の金属材で曲成
加工された連結材8であって、該連結材8は図3に示す
如く屋根板材1と同様に長尺に形成されている。 【0017】この連結材8は後述する防水兼連結材を収
容連結する一側を開口の連結部9を有し、該連結部9は
収容した防水兼連結材の脱落防止には多角形に形成する
のが効果的である。 【0018】10は連結材8を野地板へ取付ける取付部
であり、且つ連結部9の下端に設けられた突部は野地板
に弾性的に当接支持されるようにした当接支持部11、
12である。 【0019】また前記した連結部9の開口端の内側の上
下には収容する防水兼連結材の脱落を適確に防止するた
めのストッパ13、14が設けられている。 【0020】更に連結材8の連結部9開口側の上方には
屋根板材1の一端に形成の係合部2と係合する係合部1
5が形成され、且つその上面には屋根板材の下面に当接
して弾性的に支持するようにした支持部16が設けられ
ている。 【0021】図4〜5は防水兼連結材17であって、前
記した連結材8の連結部9に収容連結される連結部18
と、その開口端の上下の挟持部19とより成り、これら
連結部18と挟持部19は硬質樹脂材で形成されてい
る。 【0022】また上下の挟持部19内面には、連結部1
8内方へ傾斜の屋根板材1の他端を挟持する挟持片20
が設けられており、該挟持片20は軟質樹脂材であっ
て、前記の挟持部19と一体形成されている。 【0023】21は野地板、22は野地板に連結材8を
取付けるビス、23は屋根板材1と野地板21間に配設
して屋根板材への弾性を付与する発泡スチロール等の緩
衝材である。 【0024】図6は屋根板材1と連結材8および防水兼
連結材17の組付け関係を示すものである。 【0025】即ち、野地板21に固定された連結材8の
収容部9に防水兼連結材17の連結部18を装着すると
共に空胴24が形成され、水および風を外部に放出させ
る。 【0026】屋根板材1の一端の係合部2は連結材8の
係合部15に係合組付けられると共にエアーポケット2
5が形成され、風圧を弱めて内部へ風雨の浸入を適切に
防止するものである。 【0027】また対向する屋根板材1の他端の係合部4
は、前記した防水兼連結材17の開口部より挿入される
ものであり、挟持部19に一体成形された挟持片20は
軟質樹脂材で且つ内方に傾斜して形成されているため円
滑に装着される。 【0028】図7は防水兼連結材17を収容連結して成
る連結材8を上下に所定間隔で横方向にして野地板21
に予め固定したもので、これら連結材と防水兼連結材を
足場に利用することで作業者は屋根板材を上から下への
葺き下げ施工が容易にして安全になされるものである。 【0029】次に屋根板材の葺き工程を説明すると、予
め連結材8を野地板21上に横方向にして上下に所定間
隔で配設しておくことにより、作業者は前記の連結材8
を足場に利用することで、作業者は安全にして的確に連
結材8に防水兼連結材17を装着し、且つこれら連結材
8に屋根板材1の一端を、防水兼連結材17に対向する
屋根板材1の他端を係合組み付けられ、斯くして屋根板
材を上から下へと葺き下げ施工が可能となったものであ
る。 【0030】 【発明の効果】上記したような本発明によると、予め野
地板上に配設された連結材を足場に利用できるため、従
来は梯子等の足場枠を利用して屋根板を葺き上げていた
ので、頗る危険なため作業性が悪くしてコスト高とな
り、且つ葺き終わった屋根板上で作業することにもなっ
て屋根板を損傷するおそれがあるのに対し、安全にして
容易迅速に施工が行なわれるのでコスト安ともなり且つ
上から下へと葺き下がるため屋根板を作業のために損傷
することもない。また前記したように連結材を足場に利
用して安全なため、雨中でも作業が可能となり、天候に
左右されない利点がある。しかも屋根板材の一端は野地
板に対し、連結材の下方に形成した突状の当接支持部1
1、12と上方に形成の支持部16によって弾性的にし
固定され、且つ屋根板材の他端は連結材8に収容され
た防水兼連結材17によって弾性的に固定されているた
め、強固にして強風にも十分に耐えられる。更に防水兼
連結材は、本体部分は硬質樹脂材であるが挟持片は軟質
樹脂材で形成されているため、屋根板材の挿着が円滑に
なされると共に、一旦装着された屋根板材は内方に傾斜
した挟持片がストッパー機能をなして抜け止めをなし、
且つ上下の挟持部は装着された屋根板材を挟圧すること
で風雨の内部への浸入も防止できる。加えて空胴とエア
ーポケットが形成されたことにより、内部への風雨の浸
入を適切に防止すると共に、一旦浸入した風雨を外部に
放出することもできる等、多くの利点を有する実用上工
業上優れた発明である。 【0031】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明横葺き屋根板装置を構成する屋根板材の
正面図である。 【図2】本発明横葺き屋根板装置を構成する連結材の正
面図である。 【図3】前記連結材の斜視図である。 【図4】本発明横葺き屋根板装置を構成する防水兼連結
材の正面図である。 【図5】前記防止兼連結材の斜視図である。 【図6】本発明屋根板装置の組付関係を示す正面図であ
る。 【図7】本発明屋根板の施工例を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 屋根板材 2 係合部 4 係合部 8 連結材 9 連結部 10 取付部 15 係合部 17 防水兼連結材 18 連結部 19 挟持部 20 挟持片 24 空胴 25 エアーポケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 3/362 E04D 3/365

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一端に略コ字状の係合部を他端に上方へ
    傾斜した係合部を有する屋根板材と、野地板への取付部
    と防水兼連結材を収容する一側を開口の連結部およびそ
    の上部に屋根板材の一端を結合する係合部を有する連結
    材と、連結部と開口部上下の挟持部を硬質樹脂材で形成
    すると共に該挟持部の内面には奥方向へ傾斜の挟持片を
    軟質樹脂材で一体形成した防水兼連結材とより成り、前
    記連結材は取付部10を介して野地に固定されると共
    に連結部9の下端に設けた突状の当接支持部11、12
    によって弾性的に支持され、且つ連結材8の上方の係合
    部15に形成の支持部16によって屋根板材1の下面に
    弾性的に支持され、また連結材の連結部は防水兼連結材
    の連結部を収容連結すると共に空胴24を形成し、屋根
    板材の一端の係合部は連結材の係合部と係合してエアー
    ポケット25を形成すると共に屋根板材の他端の係合部
    は防水兼連結材の挟持片と夫々係止して成る横葺き屋根
    板装置。
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