JP3423793B2 - 磁気ヘッドアームの製造方法及び製造装置 - Google Patents

磁気ヘッドアームの製造方法及び製造装置

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JP3423793B2 JP28319094A JP28319094A JP3423793B2 JP 3423793 B2 JP3423793 B2 JP 3423793B2 JP 28319094 A JP28319094 A JP 28319094A JP 28319094 A JP28319094 A JP 28319094A JP 3423793 B2 JP3423793 B2 JP 3423793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドアッセンブリ
をアクチュエータアッセンブリに取り付けて成る磁気ヘ
ッドアームの製造方法及び製造装置に係わり、特に、高
記録密度化に対応でき、しかも信頼性の高い磁気ヘッド
アームの製造方法及び製造装置に関する。近年、記憶装
置としての磁気ディスク装置の高記録密度化、小型化に
伴って、磁気ヘッドを搭載する磁気ヘッドアッセンブリ
の小型化が進み、サスペンション上に信号用パターンを
形成することが行なわれてきている。そのため、組立て
時の信号用パターンの破損防止が望まれている。又、高
記録密度化のために搭載される磁気ヘッドの取付け精度
の向上が要求されている。
【0002】
【従来の技術】従来より磁気ディスク装置では、所定枚
数の磁気ディスクに対してそれぞれ両面又は片面に磁気
ヘッドが配置される。磁気ヘッドはサスペンションの先
端に搭載され、サスペンションはアクチュエータアッセ
ンブリのキャリッジアームの先端に取付けられる。従っ
て、アクチュエータアッセンブリのアクチュエータを駆
動することによりキャリッジアーム、すなわち磁気ヘッ
ドを磁気ディスクの半径方向に移動させて所望の位置に
位置決めすることができる。図17は磁気ディスク装置
の内部平面図であり、1はカバー、2はベースである。
スピンドル機構3には所定枚数の記録媒体である磁気デ
ィスク4が所定間隔で並設されて取り付けられ、磁気デ
ィスク4の近傍には、回転軸(シャフト)5により回動
自在に構成されたアクチュエータアッセンブリ6が設け
られている。アクチュエータアッセンブリ6において、
回転軸5に関して一方が駆動部(アクチュエータ)7、
他方がキャリッジアーム8となっており、駆動部7には
ボイスコイルモータを構成するボイスコイル9が設けら
れている。キャリッジアーム8は磁気ディスク4の枚数
に応じた数が設けられ、その先端取付け部10の両面又
は片面に磁気ヘッドアッセンブリ11が装着され、磁気
ヘッド13を磁気ディスク4の半径方向所定位置に位置
決めするようになっている。尚、アクチュエータアッセ
ンブリ6に磁気ヘッドアッセンブリ11を取付けたブロ
ックを磁気ヘッドアームという。
【0003】図18(A)は磁気ヘッドアッセンブリの
構成図である。磁気ヘッドアッセンブリ11は、ステン
レス等の金属板を所定角度に折り曲げて形成されたサス
ペンション12を有し、その先端に磁気ヘッド13が接
着剤により固着されて搭載され、後端取付け部14には
取付け穴(カシメ穴)14aが形成されている。サスペ
ンション12には、磁気ヘッド13に対する記録再生信
号を伝送するための信号用パターン15が形成され、先
端部分で磁気ヘッド13の端子に接続されている。又、
サスペンション12の後端取付け部14の側部には引出
用の端子部16が設けられている。更に、サスペンショ
ン部12には磁気ヘッドアッセンブリをアクチュエータ
アッセンブリに組付ける際に、位置決めピン(図示せ
ず)が挿入されるピン穴HLが設けられている。
【0004】信号用パターン15は、図18(B)に示
すように、サスペンション12の基材12a上に絶縁膜
12bを形成し、該絶縁膜12a上に銅(Cu)等で4
本の導体パターン(信号用パターン)15をエッチング
等で形成し、その上に絶縁性の保護膜12c(厚膜でも
数μm)を形成して構成される。サスペンション12の
後端部分であって、カシメ穴14a及び信号用パターン
15以外の部分には、保護膜12cの厚さと同一厚さの
金属膜のダミーパターン17が形成される。又、サスペ
ンション12の後端取付け部14の裏面には図18
(C)に示すように所定厚さのスペーサ18が例えばレ
ーザ等でスポット溶接されている。スペーサ18の中央
部には円筒状の突出部19が設けられ、該突出部19に
形成された貫通穴19aは前記カシメ穴14aと連通す
るようになっている。この突出部19はアクチュエータ
アッセンブリ6のキャリッジアーム8に取り付ける際、
後述するように該キャリッジアーム8の先端に形成した
取付け穴に嵌合するようになっている。
【0005】図19はアクチュエータアッセンブリ6の
平面図、図20はアクチュエータアッセンブリの斜視図
である。アクチュエータアッセンブリ6は回転軸5で回
動する複数のキャリッジアーム8と駆動部(アクチュエ
ータ)7とで構成され、各キャリッジアームの先端取付
け部10には磁気ヘッドアッセンブリ11を両面又は片
面から取り付けるための取付け穴10aが設けられてい
る。駆動部7は、コイル支持板7a上に設けられたボイ
スコイル9と、固定部7bで支持されたフレキシブルプ
リント基板(FPC)7cを有している。尚、7dは押
え板である。
【0006】図21は磁気ヘッドアッセンブリのキャリ
ッジアームへの取付け説明図である。図21(A)は取
付け後の取付け部断面図であり、各キャリッジアーム8
の取付け部10に形成した取付け穴10aに両面から磁
気ヘッドアッセンブリ11の円筒状突出部19(図18
(C))を嵌合する。そして、図21(B)に示すよう
に、該嵌合部分の両サイドに移動自在のクランパ31,
32を設ける。各クランパ31、32にはそれぞれ櫛歯
状に複数の押圧部31a,32aが設けられ、押圧部3
1aの上面、押圧部32aの下面にはそれぞれテーパが
形成され、両者の接近移動により両テーパ面が接触しな
がら移動するようになっている。すなわち、接近移動
時、一方のクランパの押圧部は他方のクランパの押圧部
間にテーパ接触しながら移動するような位置関係にあ
り、しかも、接近移動時、押圧部31aの下面と押圧部
32aの上面とで前記嵌合部を挟み込むような位置関係
がある。従って、図21(C)に示すように、クランパ
31、32が移動することで各キャリッジアーム8の取
付け部10間に押圧部31a,32aが介入し、テーパ
部分が当接することで上下方向より当該部分を固定保持
する。この状態で上方よりカシメボール33をカシメピ
ン34で磁気ヘッドアッセンブリ11のカシメ穴14a
より円筒状突出部19の貫通穴19aに圧入する。カシ
メボール33を圧入してゆくことにより、円筒状突出部
19が広がり、キャリッジアームの取付け穴10aを内
側より押し付け、これにより磁気ヘッドアッセンブリ1
1をキャリッジアーム8の先端に固着して磁気ヘッドア
ームを製造する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の磁気
ヘッドアッセンブリの取付け方法では、押圧部31aの
下面と押圧部32aの上面とで嵌合部を挟み込むことに
より該部分を固定保持する。しかし、挟み込むさ際、押
圧部31a,32aが磁気ヘッドアッセンブリ11の後
端取付け部14の表面を擦りながら移動する。取付け部
14の表面には信号用パターン15が形成されており、
押圧部31a,32aの表面突起、微細なゴミの混入に
より該擦り移動で保護膜12c及び信号用パターン15
が傷付き、不良原因となる問題がある。又、最悪の事態
として、擦り移動により保護膜12c及び信号用パター
ン15が削り取られパターン切断が生じる問題がある。
【0008】以上から本発明の第1の目的は、磁気ヘッ
ドアッセンブリとアクチュエータアッセンブリの嵌合部
を固定保持する際に、磁気ヘッドアッセンブリの表面を
擦らないようにできる磁気ヘッドアームの製造方法及び
製造装置を提供することである。本発明の第2の目的
は、磁気ヘッドアッセンブリの取付け時に信号用パター
ンを傷付けることが無く、従って、歩留まり良く、高品
質の磁気ディスクアームを製作できる磁気ヘッドアーム
の製造方法及び製造装置を提供することである。尚、本
製造方法により製造した結果、クサビエッジにより磁気
ヘッドアッセンブリ表面の信号パターンにわずかな段差
が生じることも予測されるが実際の動作に何ら問題はな
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。8はアクチュエータアッセンブリのキャリッ
ジアーム、11は磁気ヘッドアッセンブリ、70は磁気
ヘッドアッセンブリの取付け部19aをキャリッジアー
ムの先端取付け穴10aに嵌合してなる嵌合部、81は
V字型スリットを有する第1部材、82は第1部材のス
リット部に挿入する第2部材、90はカシメ機で、91
はカシメボール、92はカシメピンである。
【0010】
【作用】磁気ヘッドアッセンブリ11の取付け部(貫通
穴を備えた突出部19)をキャリッジアーム8の先端に
形成した取付け穴19aに嵌合し、嵌合部70をV字型
スリット81aを有する第1部材81間に配置する(図
1(A)参照)。ついで、各第1部材81のV字型スリ
ット81aにそれぞれ第2部材82を押し込み、該第2
部材の押し込み量に応じて発生する第1部材のスリット
部81bの広がり力で磁気ヘッドアッセンブリ11をキ
ャリッジアーム8に押し付けて固定、保持する(図1
(B)参照)。かかる保持状態においてカシメボール9
1をカシメピン92で突出部19の貫通穴19aに圧入
することより嵌合部70をカシメる。以上のようにすれ
ば、磁気ヘッドアッセンブリ11とキャリッジアーム8
の嵌合部70を固定保持する際、磁気ヘッドアッセンブ
リ11をキャリッジアーム8に垂直に押し付けることが
でき、磁気ヘッドアッセンブリ表面を擦らないようにで
きる。このため、磁気ヘッドアッセンブリの信号用パタ
ーンを傷付けることが無く、従って、歩留まり良く、高
品質の磁気ヘッドアームを製作することができる。
【0011】
【実施例】
(A) 磁気ヘッドアームの製造装置 本発明の磁気ヘッドアームの製造装置は、 V字型スリットを有する下クサビを備え、キャリッジ
アームの先端取付け穴に磁気ヘッドアッセンブリの円筒
状突出部を嵌合してなる嵌合部を該下クサビで挟持する
カシメセットホルダと、 下クサビのV字型スリット内に押し込まれ、押し込み
量に応じて下クサビのスリット部を広げて磁気ヘッドア
ッセンブリをキャリッジアームに押しつけて固定、保持
する上クサビと、 カシメセットホルダがセットされ、前記嵌合状態にあ
る各磁気ヘッドアッセンブリの突出部に形成された貫通
穴にカシメ部材を挿通して各嵌合部をカシメて磁気ヘッ
ドアッセンブリをアクチュエータアッセンブリに取り付
けて磁気ヘッドアームを製造するカシメ機とで構成され
る。尚、以下の説明で使用する磁気ヘッドアッセンブリ
は図18に示す構成を備えているものとする。又、アク
チュエータアッセンブリは図19に示す構成と同一の構
成を備え、キャリッジアーム8の先端10には取付け穴
10aが設けられている。
【0012】(a) カシメセットホルダ 図2はカシメセットホルダの下クサビ保持部の側面図、
図3は図2のAA断面分解図である。カシメセットホル
ダと上クサビ保持部は別体で構成されているが、図2で
は上クサビ保持部を下クサビ保持部上にセットした状態
を示し、図3では下クサビに対応するように上クサビも
示している。図中、100はカシメセットホルダ、20
0は上クサビ保持ブロックである。カシメセットホルダ
100において、81はV字型スリットを有する下クサ
ビ、101はベース部、102は下クサビ保持部であ
る。上クサビ保持ブロック200において、82は上ク
サビ、201は全上クサビを一体に保持する上クサビ保
持部である。図3には説明の都合上、カシメセットホル
ダ100にアクチュエータアッセンブリをセットした際
のキャリッジアーム8の先端部10を示している。下ク
サビ81は所定間隔で多数並設されており、上下方向に
移動可能になっている。下クサビ81の並設間隔は、隣
接するキャリッジアーム8の間隔と等しくなっており、
上方向に移動した時、丁度キャリッジアーム間に入り込
むようになっている。各下クサビ81は図示しないプラ
ンジャにより押し込まれたバネ83のバネ力で任意の上
下方向位置に保持されるようになっている。各下クサビ
81は初期状態においては図3に示す位置にあり、磁気
ヘッドアッセンブリを挟持する際は後述する治具により
挟持位置まで上方に持ち上げられるようになっている。
上クサビ82も下クサビと同一間隔で上クサビ保持部2
01に多数並設されており、上下向に移動可能になって
いる。
【0013】図4(A)は下クサビの平面図、図4
(B)は下クサビの正面図、図4(C)は下クサビの要
部拡大図である。下クサビ81は細長の平板状の形状を
有し、先端にV字型スリット81aが形成されている。
このスリットと81aには矢印方向から上クサビ82が
入り込みスリット部81bを押し広げ、該スリット部8
1bの広がり力により後述するように隣接する下クサビ
のスリット部とで磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジ
アームに押し付けて固定、保持する。下クサビ81の先
端にはカシメ部材(後述)を挿通するための貫通穴81
cが形成され、側部には下クサビを上方に持ち上げた時
の位置決め用の溝81d,81eが形成され、下部には
下クサビを下方に下げるための部材と係合するための溝
81fが形成されている。図5(A)は上クサビの平面
図、図5(B)は上クサビの正面図である。上クサビ8
2は細長の平板状の形状を有し、先端82aが矢先のよ
うに鋭角になっており、下クサビ81のV字型スリット
81a内に入り込み、スリット部81bを押し広げるよ
うになっている。先端部82aには下クサビ81の貫通
穴81cと重なるように長穴82bが設けられ、カシメ
部材(後述)を挿通するようになっている。
【0014】図6(A)はカシメセットホルダ100に
アクチュエータアッセンブリ6をセットした場合の平面
図、図6(B)はその正面図である。ベース部101に
は下クサビ保持部102とアクチュエータアッセンブリ
保持部104,105が設けられ、前面には下クサビと
同一ピッチで位置決め用のラック(V溝)106が形成
されている。下クサビ保持部102の両側部102a,
102bにはアクチュエータアッセンブリ6のキャリッ
ジアーム8を支持する支持ピン102c,102dが設
けられ、また、カシメ部材が挿入される貫通穴102
e,102fが設けられている。キャリッジアーム先端
対向部102gには磁気ヘッドアッセンブリ(図示せ
ず)を載置する溝102hが形成されている。アクチュ
エータアッセンブリ保持部105にはシャフト(回転
軸)SHFと係合するツマミ105aが設けられ、該ツ
マミによりアクチュエータアッセンブリ6をカシメセッ
トホルダ100に安定に保持することができる。アクチ
ュエータアッセンブリ6をセットするには、まず、該ア
クチュエータアッセンブリのシャフトSHFをアクチュ
エータアッセンブリ保持部104,105に嵌め込み、
また、キャリッジアーム8の先端部を支持ピン102
c,102dに乗せる。かかる状態でツマミ105aを
まわしてアクチュエータアッセンブリをカシメセットホ
ルダ100に固定する。
【0015】(b) セット治具 (b-1) 構成 図7(A)はカシメセットホルダが装着されたセット治
具の一部平面図、図7(B)はその正面図である。又、
図8は側面図で、キャリッジアーム先端対向部102g
を除いた場合である。300はセット治具であり、カシ
メセットホルダ100がB矢印方向にスライド可能に載
置される。治具300には、カシメセットホルダ100
の位置決め用のプランジャ301と、下クサビ押し上げ
機構302、下クサビ引き下げレバー303(図8)、
磁気ヘッドアッセンブリの位置決め用ピン304が設け
られている。尚、4つのキャリッジアーム8の先端取付
け穴10aにはそれぞれ両側より磁気ヘッドアッセンブ
リ11の円筒状突出部19が嵌合され、対応する下クサ
ビ81を持ち上げて嵌合部を挟持している状態が示され
ている。
【0016】位置決め用のプランジャンプ301はカシ
メセットホルダ100のラック106と係合し、カシメ
セットホルダの位置を調整するようになっている。下ク
サビ押し上げ機構302は、押し上げレバー302a、
支点302b、ローラ302c、下クサビ81の下端部
を押し上げる押し上げ部材302dを有している。図7
の状態で押し上げレバー302aを押し下げると5番目
の下クサビ81が上方に持ち上げられる。ついで、1ピ
ッチ分(1ラック分)カシメセットホルダ100を下方
に移動させ、押し上げレバー302aを押し下げると6
番目の下クサビ81が上方に持ち上げられる。引下げレ
バー303にはT形のバー305が該レバーと一体に回
転可能に設けられている。カシメセットホルダ100が
図8のC矢印方向にスライドするとT形のバー305が
下クサビ81の溝81fに入る。かかる状態で、引下げ
レバー113を時計方向にまわせばT型バーが回動して
下クサビ81を引き下げることができる。
【0017】(b-2) 作業 アクチュエータアッセンブリ6がセットされたカシメセ
ットホルダ100を治具300にセットし、該治具上で
スライドしてその最下端のラック(V溝)106を位置
決め用プランジャ301に係合させる。この状態で、磁
気ヘッドアッセンブリ11をキャリッジアーム8に組付
けて磁気ヘッドアームを製造する。図9、図10はかか
る組付け作業の説明図である。 磁気ヘッドアッセンブリ11の円筒状突出部19を各
キャリッジアーム8の先端に形成した取付け穴10aに
嵌合する(図9(A))。 しかる後、位置決めピン304を下クサビ保持部の貫
通穴102fを介して磁気ヘッドアッセンブリ11のピ
ン穴HLに挿通して位置を固定する。 ついで、下クサビ81の両側に位置する磁気ヘッドア
ッセンブリ(UP側及びDOWN側の磁気ヘッドアッセ
ンブリ)11がセットされたら、該下クサビ81を下ク
サビ押し上げレバー302aにより押し上げて磁気ヘッ
ドアッセンブリを挟持する(図9(B))。
【0018】ついで、カシメセットホルダ100を1
ピッチ分(1ラック分)スライドさせる。以後、上記
〜を繰り返えせば、全磁気ヘッドアッセンブリ11と
キャリッジアーム8の嵌合部が下クサビ81により挟持
される。 かかる状態で、上クサビ保持ブロック200をセット
ホルダ100上にセットし(図10(A))、上クサビ
82を手で下降させ、対応する下クサビ81のV字型ス
リット81a内に押し込み、押し込み量に応じて発生す
る下クサビ81のスリット部81bの広がり力で磁気ヘ
ッドアッセンブリ11をキャリッジアーム8に押しつけ
て固定、保持する(図10(B)参照)。この場合、下ク
サビ81は各磁気ヘッドアッセンブリ11をキャリッジ
アーム8に垂直に押しつけ、磁気ヘッドアッセンブリ1
1の表面を擦らない。このため、磁気ヘッドアッセンブ
リ11の信号用パターンを擦って傷付けることが無い。
【0019】(c) カシメ機 (c-1) 構成 図11は上クサビ押しつけ機構を除いた場合のカシメ機
の平面図、図12は側面図である。90はカシメ機、9
1はカシメボール、92はカシメボールを磁気ヘッドア
ッセンブリ11の円筒状突出部19に設けた貫通穴19
aに圧入するカシメピン、93はカシメピンを10〜3
0Kgの力で押し込むモータ、94はモータの回転を直
線運動に変換するラック・ピニオン構成のギアヘッド、
95はカシメボールを受け止める受けピン、96は受け
ピンに約1Kgの一定圧力を付与するエアシリンダ、9
7aはカシメボール挿入部、97bはカシメボール排出
部である。98は上クサビ押し付け機構であり、98a
は上クサビ押し付けアーム、98bはエアシリンダ、9
9はカシメ機のベース部である。図13はカシメセット
ホルダ100をカシメ機90にセットした場合の平面
図、図13は上クサビ82を上クサビ押し付け機構98
により押し付けた場合の正面図である。
【0020】(c-2) カシメ作業 磁気ヘッドアッセンブリ11をキャリッジアーム8に取
り付けるためのカシメ作業は以下のように行なう。図1
5はかかるカシメ作業の説明図である。 磁気アッセンブリ11とキャリッジアーム8の嵌合部
を下クサビ81、上クサビ82で挟持した状態で、カシ
メセットホルダ100をカシメ機90に取り付ける(図
13)。 かかる状態で上クサビ押し付け機構98により上クサ
ビ82を約2Kgの押圧力で押し付ける(図14)。 ついで、カシメボール91をカシメボール挿入路より
下クサビ保持部102bのピン穴102fに落し込む。 しかる後、エアシリンダ96を駆動して受けピン95
をカシメボール91が降りた所まで進める。 次に、モータ93を回転してカシメピン92を進め、
カシメボールを受けピン95とで挟み込む。
【0021】上記の状態を保持しながらモータ回転
により生じる圧入力(10〜30Kg)でカシメボール
91を移動させれば、該カシメボールは磁気ヘッドアッ
センブリ11のカシメ穴14aより円筒状突出部19の
貫通穴19aに圧入する。カシメボール91を圧入して
ゆくことにより、円筒状突出部19が広がり、キャリッ
ジアーム8の取付け穴10aを内側より押し開けてカシ
メが行なわれ、これにより磁気ヘッドアッセンブリ11
はキャリッジアーム8の先端に固着する。尚、カシメボ
ール91の直径Dは円筒突出部19に設けた貫通穴19
aの直径dより大きいため効果的にカシメが行なわれ
る。 以後、カシメピン92でカシメボール91を各嵌合部
の貫通穴19aに次々圧入してゆくことにより全磁気ヘ
ッドアッセンブリ11をキャリッジアーム8に取り付け
て磁気ヘッドアームを製造することができる。図16は
磁気ヘッドアッセンブリをアクチュエータアッセンブリ
に取付けてなる磁気ヘッドアームの説明図であり、図1
6(A)は磁気ヘッドアームの平面図、図16(B)は
その側面図である。6はアクチュエータアッセンブリ、
8はキャリッジアーム、11は磁気ヘッドアッセンブ
リ、13は磁気ヘッドである。以上、本発明を実施例に
より説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明
の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれら
を排除するものではない。
【0022】
【発明の効果】以上本発明によれば、磁気ヘッドアッセ
ンブリの取付け部をキャリッジアームの先端に形成した
取付け穴に嵌合してなる複数の嵌合部をそれぞれV字型
スリットを有する第1部材間に配置し、各第1部材のV
字型スリット内にそれぞれ第2部材を同時に押し込み、
該第2部材の押し込み量に応じて発生する第1部材のス
リット部の広がり力で磁気ヘッドアッセンブリをキャリ
ッジアームに押し付けて保持し、かかる保持状態におい
て前記嵌合部をカシメることにより磁気ヘッドアッセン
ブリをキャリッジアームに取り付けて磁気ヘッドアーム
を製造するように構成したから、磁気ヘッドアッセンブ
リとキャリッジアームの複数の嵌合部を固定保持する
際、磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジアームに
同時に垂直に押し付けることができる。このため、本発
明によれば、磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジアー
ムに取付ける際、磁気ヘッドアッセンブリ表面を擦らな
いようにでき、磁気ヘッドアッセンブリの信号用パター
ンを傷付けることが無く、従って、歩留まり良く、高品
質の磁気ヘッドアーム装置を製作することができる。
【0023】又、本発明によれば、貫通穴を有する突出
部で磁気ヘッドアッセンブリの取付け部を構成し、該突
出部をキャリッジアームの取付け穴に嵌合し、カシメ部
材を突出部の貫通穴に圧入することより嵌合部をカシメ
るようにしたから、カシメ作業を容易に行なうことがで
きる。更に、本発明によれば、突出部の貫通穴の直径よ
り大きめの直径を有するカシメボールをカシメピンで突
出部の貫通穴に圧入するようにしたから、嵌合部を確実
にカシメて磁気ヘッドアッセンブリをアクチュエータア
ッセンブリに取り付けることができる。
【0024】又、本発明によれば、アクチュエータアッ
センブリを構成する各キャリッジアームの先端部に設け
た取付け穴に片側あるいは両側から磁気ヘッドアッセン
ブリに設けた突出部を挿入して嵌合し、複数の嵌合部の
それぞれを挟持するようにV字型スリットを有する第1
部材の位置を制御し、各第1部材のV字型スリット内に
それぞれ第2部材を同時に押し込み、該第2部材の押し
込み量に応じて発生する第1部材のスリット部の広がり
力で各磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジアームに押
し付けて保持し、かかる保持状態においてカシメ部材を
第1、第2部材に形成した貫通穴を介して前記突出部の
貫通穴に挿通することより各嵌合部をカシメて磁気ヘッ
ドアッセンブリを取り付けて磁気ヘッドアッセンブリを
製造するようにしたから、磁気ヘッドアッセンブリを
傷つけることなく同時に固定保持でき、しかも、1回の
カシメ作業で全キャリッジアームに磁気ヘッドアッセン
ブリを取り付けることができる。
【0025】更に、本発明によれば、各キャリッジアー
ムの先端取付け穴に磁気ヘッドアッセンブリの突出部を
嵌合してなる嵌合部を挟持するV字型スリットを有する
複数の第1部材と、各第1部材のV字型スリット内に
時に押し込まれ、押し込み量に応じて第1部材のスリッ
ト部を広げて磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジアー
ムに押し付けて固定、保持する複数の第2部材と、各磁
気ヘッドアッセンブリの突出部に形成された貫通穴にカ
シメ部材を挿通して各嵌合部をカシメて磁気ヘッドアッ
センブリをアクチュエータアッセンブリに取り付けるカ
シメ機とで磁気ヘッドアームの製造装置を構成したか
ら、磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジアームに
全て垂直に同時に押し付けてカシメることにより磁気ヘ
ッドアッセンブリをアクチュエータアッセンブリに取付
けることができる。従って、本発明の磁気ヘッドアーム
製造装置によれば、磁気ヘッドアッセンブリの信号用パ
ターンを傷付けることが無く、従って、歩留まり良く、
高品質の磁気ヘッドアームを製作することができる。
【0026】又、本発明によれば、カシメセットホルダ
が載置される治具を設け、該治具に下クサビを上方に移
動させる下くさび押し上げ機構を設けたから、簡単な作
業で下クサビを押し上げて嵌合部を挟持することができ
る。更に、カシメセットホルダにセットされた上クサビ
を押し付ける上くさび押し付け機構をカシメ機に設けた
から、各嵌合部を移動しないように確実に固定でき、カ
シメを確実に行なうことができる。又、カシメピンによ
り圧入されるカシメボールを圧入方向と逆方向から受け
る受けピンをカシメボールと接触するまで移動させると
共に該受けピンに圧入方向と逆方向に圧入力より弱い受
け力を付与するようにしたから、カシメボールにより確
実にカシメを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】カシメセットホルダのクサビ保持部の側面図で
ある。
【図3】カシメセットホルダの断面分解図である。
【図4】下クサビの構成図である。
【図5】上クサビの構成図である。
【図6】カシメセットホルダにアクチュエータアッセン
ブリをセットした状態説明図である。
【図7】カシメセットホルダがセットされた治具の構成
図である。
【図8】カシメセットホルダがセットされた治具の側面
図である。
【図9】磁気ヘッドアッセンブリの組付け作業説明図
(その1)である。
【図10】磁気ヘッドアッセンブリの組付け作業説明図
(その2)である。
【図11】カシメ機の平面図である。
【図12】カシメ機の正面図である。
【図13】カシメセットホルダを取り付けた時のカシメ
機の平面図である。
【図14】上クサビを押し付けた状態におけるカシメ機
の正面図である。
【図15】カシメ作業説明図である。
【図16】磁気ヘッドアッセンブリ取付け後の磁気ヘッ
ドアームの平面図及び正面図である。
【図17】磁気ディスク装置の構成図である。
【図18】磁気ディスク装置における磁気ヘッドアッセ
ンブリの構成図である。
【図19】アクチュエータアッセンブリの平面図であ
る。
【図20】アクチュエータアッセンブリの斜視図であ
る。
【図21】従来の磁気ヘッドアッセンブリの取付け説明
図である。
【符号の説明】
8・・キャリッジアーム 11・・磁気ヘッドアッセンブリ 81・・V字型スリットを有する下クサビ 82・・上クサビ 91・・カシメボール 92・・カシメピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 利治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−7950(JP,A) 特開 昭64−58439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/00 - 21/06 G11B 21/16 - 21/26 B21D 39/03 B21D 53/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジアームと該キャリッジアーム
    を駆動する駆動部を備えたアクチュエータアッセンブリ
    に磁気ヘッドアッセンブリを取り付けてなる磁気ヘッド
    アームの製造方法において、 磁気ヘッドアッセンブリの取付け部をキャリッジアーム
    の先端に形成した取付け穴に嵌合してなる複数の嵌合部
    を、1個づつV字型スリットを有する第1部材間に配置
    し、 各第1部材のV字型スリットにそれぞれ第2部材を同時
    押し込み、 該第2部材の押し込み量に応じて発生する第1部材のス
    リット部の広がり力で磁気ヘッドアッセンブリをキャリ
    ッジアームに押しつけて保持し、 かかる保持状態において前記嵌合部をカシメることによ
    り磁気ヘッドアッセンブリをキャリッジアームに取り付
    けて磁気ヘッドアームを製造する磁気ヘッドアームの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッドアッセンブリの取付け部は貫
    通穴を有する突出部であり、該突出部をキャリッジアー
    ムの取付け穴に嵌合し、 前記保持状態において、カシメ部材を突出部の貫通穴に
    圧入することより嵌合部をカシメる請求項1記載の磁気
    ヘッドアームの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記カシメ部材は突出部の貫通穴の直径
    より大きめの直径を有するカシメボールと、該カシメボ
    ールを突出部の貫通穴に圧入するカシメピンを有する請
    求項2記載の磁気ヘッドアームの製造方法。
  4. 【請求項4】 磁気ヘッドアッセンブリをアクチュエー
    タアッセンブリに取り付けてなる磁気ヘッドアームの製
    造方法において、 アクチュエータアッセンブリは磁気ヘッドアッセンブリ
    が装着される複数のキャリッジアームを備え、 各キャリッジアームの先端部に設けた取付け穴に片側あ
    るいは両側から磁気ヘッドアッセンブリに設けた突出部
    を挿入して嵌合し、複数の嵌合部のそれぞれ を挟持するようにV字型スリッ
    トを有する第1部材の位置を制御し、 各第1部材のV字型スリットにそれぞれ第2部材を同時
    押し込み、 該第2部材の押し込み量に応じて発生する第1部材のス
    リット部の広がり力で各磁気ヘッドアッセンブリをキャ
    リッジアームに押しつけて保持し、 かかる保持状態においてカシメ部材を第1、第2部材に
    形成した貫通穴を介して前記突出部の貫通穴に挿通する
    ことより各嵌合部をカシメ、該カシメにより磁気ヘッド
    アッセンブリをキャリッジアームに取付けて磁気ヘッド
    アームを製造する磁気ヘッドアームの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記カシメ部材は突出部の貫通穴の直径
    より大きめの直径を有するカシメボールと、該カシメボ
    ールを突出部の貫通穴に圧入するカシメピンとカシメピ
    ンにより圧入されるカシメボールを圧入方向と逆方向か
    ら受ける受けピンを備え、カシメピンによりカシメボー
    ルを各嵌合部に連続的に圧入して全嵌合部をカシメる請
    求項4記載の磁気ヘッドアームの製造方法。
  6. 【請求項6】 キャリッジアームとキャリッジアームを
    回動するアクチュエータを備えたアクチュエータアッセ
    ンブリに磁気ヘッドアッセンブリを取り付けてなる磁気
    ヘッドアームの製造装置において、 キャリッジアームの先端取付け穴に磁気ヘッドアッセン
    ブリの突出部を嵌合してなる複数の嵌合部を挟持するV
    字型スリットを有する複数の第1部材、 各第1部材のV字型スリット内に同時に押し込まれ、押
    し込み量に応じて第1部材のスリット部を広げて磁気ヘ
    ッドアッセンブリをキャリッジアームに押しつけて固
    定、保持する複数の第2部材、 嵌合状態にある磁気ヘッドアッセンブリの突出部に形成
    された貫通穴にカシメ部材を挿通して嵌合部をカシメて
    磁気ヘッドアッセンブリをアクチュエータアッセンブリ
    に取り付けるカシメ機を備えた磁気ヘッドアームの製造
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1部材はカシメセットホルダに設
    けられ、 該カシメセットホルダは、 アクチュエータアッセンブリを受容する受容部と、 受容部に保持されたアクチュエータアッセンブリの各キ
    ャリッジアーム先端部より下方に配置され、上下方向に
    移動可能に支持された前記第1部材としての下クサビを
    有し、 磁気ヘッドアッセンブリに設けた突出部を各キャリッジ
    アーム先端の取付け穴に嵌合した状態で、前記下クサビ
    を上方に移動させて各嵌合部を挟持し、ついで、第2部
    材としての上クサビをカシメセットホルダ上にセット
    し、各上クサビを下方に移動させて各嵌合部を固定保持
    する請求項6記載の磁気ヘッドアームの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記製造装置は、更に、 カシメセットホルダが載置される治具を備え、 該治具は前記下クサビを上方に移動させる下くさび押し
    上げ機構を有する請求項7記載の磁気ヘッドアームの製
    造装置。
  9. 【請求項9】 前記カシメ機は、 カシメセットホルダがセットされた状態において、上ク
    サビを押し付ける上クサビ押し付け機構を有する請求項
    7記載の磁気ヘッドアームの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記カシメ機は、 突出部の貫通穴の直径より大きめの直径を有するカシメ
    ボールを突出部の貫通穴に圧入するカシメピンと、 カシメピンに圧入力を付与すると共に該カシメピンを圧
    入方向に移動させるカシメピン駆動部と、 カシメピンにより圧入されるカシメボールを圧入方向と
    逆方向から受ける受けピンと、 受けピンをカシメボールと接触するまで移動させると共
    に該受けピンに圧入方向と逆方向に圧入力より弱い受け
    力を付与する手段を有する請求項9記載の磁気ヘッドア
    ームの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記受け力を付与する手段はエアシリ
    ンダである請求項10記載の磁気ヘッドアームの製造装
    置。
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