JP2010146653A - ヘッド・スタック・アセンブリの製造方法、その相互接続装置及びヘッド・スタック・アセンブリ - Google Patents

ヘッド・スタック・アセンブリの製造方法、その相互接続装置及びヘッド・スタック・アセンブリ Download PDF

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哲也 中村
Yasushi Inoue
康 井上
Takahiro Sakai
隆弘 酒井
Masahiko Kato
雅彦 加藤
Tetsuya Nakatsuka
哲也 中塚
Satoshi Kaneko
聡 金子
Masafumi Okubo
雅史 大久保
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Abstract

【課題】HGAのコネクタ・タブと回路基板との間の相互接続をより確実に行い、HSAの製造歩留まりを改善する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、HSAにおけるコネクタ・タブ213とプリアンプ回路基板211の相互接続を行う。この方法は、コネクタ・タブの接続パッド形成面を回路基板のエッジに向き合わせて配置する。接続パッド形成面の裏面に沿って板バネ62をスライドさせ、接続パッド形成面をエッジに押し付けるように裏面を板バネで押圧する。この状態で、接続パッドに熱エネルギーを与えることで半田接合する。半田接合終了後に、板バネを外す。
【選択図】図6

Description

本発明は、ヘッド・スタック・アセンブリの製造方法、その相互接続装置及びヘッド・スタック・アセンブリに関し、特に、ヘッド・スタック・アセンブリにおけるコネクタ・タブ上の接続パッドと回路基板の接続パッドとの相互接続に関する。
ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。HDDは、データを記憶する磁気ディスク、ヘッド・スライダ、及び、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータとヘッド・スライダのアセンブリを、ヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)と呼ぶ。アクチュエータはボイス・コイル・モータによって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッドを半径方向に移動する。これによって、ヘッド・スライダが磁気ディスクにアクセスすることができる。ヘッド・スライダは、記録素子及び/又は再生素子がその面上に形成されているスライダを備えている。
アクチュエータは弾性を有するサスペンションを備え、ヘッド・スライダはサスペンションに固着されている。磁気ディスクに対向するヘッド・スライダの浮上面と回転している磁気ディスクとの間の空気の粘性による圧力が、サスペンションによって磁気ディスク方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダは磁気ディスク上を浮上することができる。サスペンションは、ヘッドを磁気ディスク対向面側で支持するジンバルと、ジンバルを磁気ディスク対向面側で支持するロード・ビームとを備えている。磁気ディスクの面振れなどを吸収するためにスライダが所定方向に傾くことができるように、ジンバルは変形可能に形成されている。
アクチュエータ上には、増幅回路を含む回路チップとヘッド・スライダ上の素子との間の信号を転送するための配線構造部(トレースと呼ぶ)が形成される。回路チップは、アクチュエータの回動軸近傍に固定されるFPC(Flexible Printed Circuit)に実装されている。トレースの一端は、ヘッド・スライダの接続パッドに接続される。トレースの他端は上記FPCの接続パッドに接続される。
トレースとFPCとの半田接合の方法が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている端子接合装置は、複数のサスペンションの端子部をアクチュエータ・ブロックの複数の端子部に対して一括的に押圧する押圧アクチュエータ、複数のサスペンションの端子部とアクチュエータ・ブロックの端子部とを接合する端子接合チップ、端子部同士の横方向の位置決めを行なう横方向位置決め機構と、そして、複数のサスペンションの端子部の縦方向位置を整列させる縦方向位置決めピンとを有している。この端子接合装置により、複数のサスペンションの端子部とアクチュエータ・ブロックの端子部との接合を正確に行うことができる。
特開2008−47204号公報
上記端子接合装置は、押圧アクチュエータによりサスペンションの端子部をアクチュエータ・ブロックの端子部に押し付けることで、それら端子を確実に相互接続することができる。しかし、上記特許文献1のHSAにおいて、サスペンションの端子部とアクチュエータ・ブロックの端子部とは、HSAの回動軸に垂直な方向において重なっており、端子接合装置は、HSAの回動軸に垂直な方向において、サスペンションの端子部をアクチュエータ・ブロックの端子部に押し付ける。従って、このような端子構造を有していないHSAの製造において、この装置を使用することはできない。
また、上記端子接合装置は、棒状の押圧アクチュエータをサスペンションの端子部に対して正確に位置決めすることが必要である。サスペンションの端子部とアクチュエータ・ブロックの端子部とは微細な部品であり、そこに細い棒状の押圧アクチュエータを正確に位置決めするためには、高精度で複雑な装置構成が要求される。特に、上記端子接合装置は多くの位置決め機構を有しており、その装置構成は非常に複雑なものとなる。
本発明の一態様は、ヘッド・スタック・アセンブリの製造方法である。この方法は、アームと、前記アームの先端に固定されているサスペンションと、前記サスペンションに支持されているヘッドと、前記サスペンションから延在し前記ヘッドの信号を伝送するリード線が金属層の上に形成されているとレースと、回路基板と、を有するアセンブリを用意する。前記トレースの端に形成されているコネクタ・タブの接続パッド形成面を前記回路基板のエッジに向き合わせる。前記接続パッド形成面の裏面に沿って弾性部品をスライドする。前記弾性部品を前記裏面上で停止させて、前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けるように前記裏面を弾性部品により押圧する。前記弾性部品により前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けながら前記接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えることで、前記コネクタ・タブと前記回路基板の前記接続パッドを金属接合する。前記金属接合の後に前記弾性部品を取り外す。これにより、シンプルな装置及び方法により、コネクタ・タブと回路基板の接続パッドの相互接続を確実に行うことができ、ヘッド・スタック・アセンブリの製造歩留まりを改善することができる。
好ましい方法において、前記回路基板の二つの凸部間に二つのコネクタ・タブを挿入し、前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれは、前記二つの凸部のエッジを向いており、前記弾性部品を前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面の裏面の間に、それら裏面と接触させながら挿入し、前記弾性部品を前記二つのコネクタ・タブの裏面に接触した状態で停止させて、前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれを前記エッジに押し付けるように前記二つの裏面を前記弾性部品により押圧し、前記弾性部品により前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれを前記エッジに押し付けながら前記二つのコネクタ・タブの接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えることで、前記二つのコネクタ・タブと前記回路基板の前記接続パッドを金属接合する。これにより、回路基板の二つの凸部間にある二つのコネクタ・タブの接続パッドと回路基板の接続パッドとを、シンプルな装置及び方法により、確実に金属接合により接続することができる。
前記弾性部品はU字状の板バネであることが好ましい。これにより、容易かつ適切に弾性部品をコネクタ・タブの裏面位置に配置することができ、また、弾性部品の熱容量を小さくすることができる。また、前記板バネの先端部は曲面で形成されていることが好ましい。これにより、板バネの特性劣化を抑制することができる。さらに、前記先端部の曲率半径は0.05mm〜0.3mmであることが好ましい。これにより、特性劣化の抑制と適切な押圧力を実現することができる。あるいは、前記板バネは、融点300℃以上の金属材料によって形成されていることが好ましい。これにより、金属接続における熱による劣化を抑制することができる。または、前記板バネの板厚は、0.03mm〜0.1mmであることが好ましい。これにより、特性劣化の抑制と適切な押圧力を実現することができる。
好ましくは、前記板バネは、前記先端部とつながり平行して存在している2枚の板部を有し前記板部の一方あるいは両方に補助バネ機構が形成されている。これにより、板バネの特性劣化を抑制することができる。さらに、前記補助バネ機構は、前記板部の中央にあり前記板バネ内部へ折り曲げられてバネ性を備える矩形板を有することが好ましい。これにより、シンプルな構成で補助バネ機構を実現できる。さらに好ましくは、前記バネ性を備える矩形板は、付け根部の幅を広く先端にいくほど幅が狭くなっている。これにより、補助バネ機構の特性劣化を抑制することができる。
本発明の他の態様のヘッド・スタック・アセンブリは、アームと、前記アームの先端に固定されているサスペンションと、前記サスペンションに支持されているヘッドと、前記サスペンションから延在し前記ヘッドの信号を伝送するリード線が金属層の上に形成されているとレースと、回路基板とを有する。さらに、このヘッド・スタック・アセンブリは以下の方法で製造される。前記トレースの端に形成されているコネクタ・タブの接続パッド形成面を前記回路基板のエッジに向き合わせる。前記接続パッド形成面の裏面に沿って弾性部品をスライドさせる。前記弾性部品を前記裏面上で停止させて、前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けるように前記裏面を弾性部品により押圧する。前記弾性部品により前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けながら前記接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えることで、前記コネクタ・タブと前記回路基板の前記接続パッドを金属接合する。前記金属接合の後に、前記弾性部品を取り外す。これにより、コネクタ・タブと回路基板の接続パッドがより確実に相互接続されているヘッド・スタック・アセンブリが得られる。
本発明の他の態様は、ヘッド・スタック・アセンブリの相互接続装置である。この装置は、アームと、前記アームの先端に固定されているサスペンションと、前記サスペンションに支持されているヘッドと、前記サスペンションから延在し前記ヘッドの信号を伝送するリード線が金属層の上に形成されているトレースと、回路基板と、を有し、前記トレースの端に形成されているコネクタ・タブの接続パッド形成面が前記回路基板のエッジに向き合う、アセンブリを支持する支持台を有する。前記接続パッド形成面の裏面に沿って挿入され前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けるように前記裏面を押圧する弾性部、を有する押し付けツールを有する。さらに、前記弾性部が前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けている状態で、前記接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えて金属接合させる、レーザ装置を有する。これにより、シンプルな装置構成により、回路基板の二つの凸部間にある二つのコネクタ・タブの接続パッドと回路基板の接続パッドとを、シンプルな装置及び方法により、確実に金属接合により接続することができる。
本発明によれば、HGAのコネクタ・タブと回路基板との間の相互接続をより確実に行うことができるようになり、HSAの製造歩留まりを改善することができる。
以下に、本発明を適用した実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。以下においては、ディスク・ドライブの一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)において、本発明の実施形態を説明する。
図1に示すように、HDD100の機構的構成部品は、ベース102内に収容されている。ベース102内の各構成要素の制御は、ベース外に固定された回路基板上の制御回路(不図示)が行う。HDD100は、データを記憶するディスクである磁気ディスク101と、磁気ディスク101にアクセス(リードあるいはライト)するヘッド・スライダ105を有している。ヘッド・スライダ105は、ユーザ・データの磁気ディスク101への書き込み及び/又は読み出しを行うヘッド素子部と、そのヘッド素子部がその面上に形成されているスライダとを備えている。
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持している。アクチュエータ106とヘッド・スライダ105のアセンブリをヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)と呼ぶ。磁気ディスク101へのアクセスのため、アクチュエータ106は回動軸107を中心に回動することで、回転している磁気ディスク101上でヘッド・スライダ105を移動する。駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109は、アクチュエータ106を駆動する。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置された長手方向におけるその先端部から、サスペンション110、アーム111、コイル・サポート112及びVCMコイル113の順で結合された各構成部材を備えている。
ベース102に固定されたスピンドル・モータ(SPM)103は、所定の角速度で磁気ディスク101を回転する。磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を浮上する。
図2は、HSAの構造を模式的に示す斜視図である。本明細書において、アクチュエータ回動軸107に沿った方向を上下方向とし、さらに、HDD100のトップ・カバー側を上側、ベース102の底面を下側と呼ぶ。また、アクチュエータ106において、回動軸107から見てサスペンション側が前側、その反対を後側と呼ぶ。
図2に例示されているHSAは、両面記憶される3枚の磁気ディスク101に対応した構成を備えている。アクチュエータ106は、回動軸方向において見た場合に重なるように配置された4つのアーム111a〜111dと6つのサスペンション110a〜110fを有する。最上段及び最下段のアーム111a、dのそれぞれには、1つのサスペンション110a、fのそれぞれが固定されている。中段アーム111bの各面にサスペンション110b、cが固定され、中段アーム111cの各面にサスペンション110d、eが固定されている。複数のアーム111a〜111dは、回動軸軸受220に固定され積層配置される。
サスペンション110から配線構造部(以下においてトレース)230が後方に延びている。図2において、例示的に、サスペンション110aから延びるトレースのみが符合により指示されている。トレース230は金属層と、その上で絶縁層に挟まれた導体リード線を有している。トレース230の一端は、ヘッド・スライダ105の接続パッドに接続されている。回動軸107側のトレース230の他端には、アクチュエータの横方向(回動軸に垂直な方向)に突出する凸状部であるコネクタ・タブ231が形成されている。コネクタ・タブ231は、その面上に、FPC210と接続される複数接続パッドが形成されている。複数のアーム111a〜111dのそれぞれには、サスペンション110から延びるトレース230を収容、支持する支持部240a〜240dが配置されている。
FPC210において、複数本の導体リード線が、互いに接触することなく、ポリイミド・フィルムによって形成された絶縁シートに一体的に形成されている。FPC210は、ヘッド105と制御回路(不図示)との間の信号伝送を行うために、トレース230に接続される。FPC210の端部はベース・プレート上に固着され、ベース・プレートがアクチュエータ106に固定される。ベース・プレートとFPC210とで回路基板211を構成する。回路基板上211には、増幅回路を含む回路チップ(不図示)が実装される。
回路基板211の前端には複数の凸部212が形成されており、それらの間にスリットが形成されている。各凸部212の面上には、配線構造部230と接続する接続部を構成する複数のパッドが形成されている。トレース230のコネクタ・タブ231がスリット内に挿入され、凸部212の各パッドとコネクタ・タブ231に形成された各パッドとが、半田によって相互接続される。
図3は、本形態のHGA200の各構成要素を示す分解斜視図である。HGA200は、サスペンション110及びヘッド・スライダ105を有している。サスペンション110は、フレキシブル・ケーブル201、ジンバル202の金属層、ロード・ビーム203及びマウント・プレート204を有している。ジンバル金属層202の一部とその上のフレキシブル・ケーブル201とが、トレース230を構成する。このように、ジンバル202とトレース230は一体的に構成される。ロード・ビーム203は、精密な薄板バネとして、ステンレス鋼などによって形成される。その剛性はジンバル202よりも高い。ロード・ビーム203は、バネ性を有することによってヘッド・スライダ105への荷重を発生させる。
マウント・プレート204及びジンバル202は、例えば、ステンレス鋼で形成する。ジンバル202は、ジンバル・タング224を有しており、ヘッド・スライダ105は、このジンバル・タング224上に固定される。ジンバル・タング224は弾性的に支持されており、ヘッド・スライダ105を保持すると共に、自由に傾くことによってヘッド・スライダ105の姿勢制御に寄与する。
図4は、HDAの一部構成を模式的に示す平面図である。上述のように、トレース230は、金属層202の上と、その上に形成されたポリイミド絶縁層に挟まれたリード線とで構成されている。トレース230はサスペンション110の磁気ディスク101の回転軸と反対側の側部から、延在して形成されている。ジンバル202から後方に延びるトレース230は、アーム111の側部(磁気ディスク101中心と反対側の側部)に沿って回動軸107側(アクチュエータ後側)に向かって延びている。
トレース230の後端部(回動軸側端部)には、回路基板211との接続を行うための凸部であるコネクタ・タブ231が形成されている。コネクタ・タブ231は幅広であり、その幅は、ジンバル本体から後方に延びるテールにおける他の部分よりも広い。図3に示すように、タブの231には、FPC210との半田接続を可能とするための複数の接続パッド233が形成されており、接続パッド233はトレース230の各リード線とつながっている。コネクタ・タブ231の幅が大きいことによって、回路基板211との接続を効果的に行うことができる。
図5は、トレース230のコネクタ・タブ231と回路基板211の凸部212との接続状態を示す図である。凸部212の端部に形成されている接続パッドと、コネクタ・タブ231の凸部212との対向面に形成された接続パッドとが半田によって接続され、接続部810を形成している。凸部212間のスリットには、一つの支持部材240に支持されている2つのトレースのコネクタ・タブ231が挿入、配置され、各コネクタ・タブ231の凸部212との対向面に形成された接続パッドと凸部212の対応端部に形成されている接続パッドとが半田によって相互接続されている。
トレース230のコネクタ・タブ231の4つの接続パッドと回路基板211の凸部212の4つの接続パッドのそれぞれは、レーザ・スポット溶接によって溶接される。レーザ・スポット溶接において、典型的には、8つの接続パッドを同時にレーザ照射することによって溶接する。例えば、8つの接続パッドが略四角のレーザ・スポット内に含まれる。半田接合においては、好ましくは、キセノン・ビームを使用する。
以下において、トレース230のコネクタ・タブ231の接続パッドと回路基板211の接続パッドとの間の相互接続の方法を説明する。本形態においては、コネクタ・タブ231上の接続パッドと回路基板211の接続パッドとの間の相互接続において、ツールを使用してコネクタ・タブ231を回路基板211へと押し付けることで、接続パッド間の相互接続を確実に行う。図6は、本形態の押し付けツール6の構造及びその使用方法を模式的に示す図である。
図6(a)に示すように、押し付けツール6は、ガイド61と、ガイド61の後側(アクチュエータ106の方向を基準とする)の板バネ62a〜62cとを有している。図6(b)に示すように、コネクタ・タブ231と回路基板211の相互接続において、押し付けツール6をトレース230に沿ってスライドさせて、板バネ62a〜62cを、コネクタ・タブ231a〜231dに押し当てる。板バネ62a〜62cは、コネクタ・タブ231a〜231dを、回路基板211に押し付ける。
続いて、図6(c)に示すように、押し付けツール6でコネクタ・タブ231a〜231dを回路基板211に押し付けたまま、ビームをコネクタ・タブ231a〜231dと回路基板211の相互接続部に当てる。好ましくは、コネクタ・タブ231a〜231dと回路基板211の接続パッド233、213には半田が予めコートされており、フラックスを塗布した後に、レーザ装置51(光源)からのレーザによる加熱で溶融して接続パッド233、213を相互接続する。半田コートの他、半田ペーストを使用する、あるいは、半田コートとペーストを合わせて使用してもよい。本発明は、接続パッドの接合態様により限定されない。
半田接続が終了すると、押し付けツール6をHSAから取り外す。押し付けツール6により、コネクタ・タブ231a〜231dの接続パッド233と回路基板211の接続パッド213とが金属接合により相互接続される。金属接続は好ましくは半田接続である。このように、弾性部材によりコネクタ・タブ231a〜231dを回路基板211に押し付けながら半田接続を行うことで、接続パッド233、213間の相互接続を確実に行うことができる。
この押し付けツール6の使用で、HSAにおけるコネクタ・タブ231a〜231dの接続パッド233が形成されている面の裏の面を弾性力により後押しし、コネクタ・タブ231a〜231dの接続パッド233を回路基板211の接続パッド、213に密着させるのを補助する。これにより、HSAの製造歩留まりを高める。さらに、押し付けツール6は金属疲労が蓄積しにくく、長期間の使用にも耐えることができ、レーザの熱を半田接続部から著しく奪うことなく半田付けをアシストすることが可能である。
図6(a)〜(c)は、3本のアームと4本のHGAが実装されたHSAの半田接合を例示している。コネクタ・タブ231aが最上段に固定されているHGAのコネクタ・タブであり、コネクタ・タブ231b、213c、231dは、それぞれ、二段目、三段目そして最下段のHGAのコネクタ・タブである。コネクタ・タブ231b、213cは、中央の同一アームに固定されているHGAのコネクタ・タブである。
回路基板211は、二つの凸部212a、212bと一つのスリット214(図8参照)を有している。図5を参照して説明したように、凸部212a、212bは、アーム111の側面に沿ってアクチュエータ前方に突出している。また、凸部212a、212bは、アクチュエータ回動軸107に平行な方向に配列されている。凸部212a、212bの上下両側に、接続パッドが前後方向に配列されている。図6の例においては、6つの接続パッド213が前後方向の一列を構成しており、この一列が一つのコネクタ・タブに対応する。
図6(b)に示すように、アーム111の前方から後方へと伸びるトレースのコネクタ・タブ231a〜231dは、上下方向において見た場合に、回路基板211と重なるように配置される。具体的には、コネクタ・タブ231aは凸部212aの上側に配置され、コネクタ・タブ231b、231cは、スリット214内に配置される。また、コネクタ・タブ231dは、凸部212bの下側に配置される。コネクタ・タブ231a、231bが凸部212aを挟み、コネクタ・タブ231c、231dが凸部212bを挟む。
コネクタ・タブ231a〜231dは、それらの接続パッド233が形成されている主面(幅広面)が、回路基板211の凸部212a、212bのエッジと対向するように配置されている。つまり、凸部212a、212bの接続パッド213が形成されている主面(幅広面)と、コネクタ・タブ231a〜231dの主面とが所定の角度(典型的には直角)で交差するように配置されている。コネクタ・タブ231a〜231d上には、前後方向に一列の接続パッドが配列されている。コネクタ・タブ231a〜231dと凸部212a、212bの配置により、コネクタ・タブ231a〜231dの接続パッド233と凸部212a、212bの接続パッド213とが所定の角度(典型的には直角)で対峙する。
コネクタ・タブ231a〜231dの凸部212a、212bを向く主面上に接続パッド233が形成されている。具体的には、コネクタ・タブ231aのパッド形成面は凸部212aの上側エッジと当接する。コネクタ・タブ231bのパッド形成面は凸部212aの下側エッジと当接する。コネクタ・タブ231cのパッド形成面は凸部212bの上側エッジと当接し、コネクタ・タブ231dのパッド形成面は凸部212bの下側エッジと当接する。
凸部212a、212bに対してこのような位置関係を有するコネクタ・タブ231a〜231dを、押し付けツール6が押圧する。図6(c)に示すように、最上段の板バネ62aは、コネクタ・タブ231aを凸部212aに対して押圧する。中段の板バネ62bは、コネクタ・タブ231b、231cを凸部212a、凸部212bにそれぞれ押圧する。下段の板バネ62cは、コネクタ・タブ231dを凸部212bに押圧する。板バネ62a〜62cは、コネクタ・タブ231a〜231dのパッド形成面の裏面に当接し、押圧する。
押し付けツール6のガイド61は、HSAのアーム111に当接する。ガイド61は、主板611と、主面に対して直角の側板部612、613とを有している。主板611の幅方向に、板バネ62a〜62cが配列されている。押し付けツール6がHSAに取り付けられているとき、主板部611の幅GWは、ガイド61の高さと一致する。この主板部611の幅は、差上段のアームの上面から最下段のアームの下面までの距離と一致する。
押し付けツール6の装着においては、主板部611の裏面がアームのエッジに接触し、また、側板部612、613が最上段と最下段のアームと接触することで、押し付けツール6のスライド方向をガイドする。このように、押し付けツール6がガイド61を有することで、HSAの製造における半田接合処理において、押し付けツール6を用意に所定の位置に配置することができる。
押し付けツール6は、板バネ62a〜62cを有している。ガイド61と板バネ62a〜62cとは、アクチュエータの前後方向に配列されている。押し付けツール6の挿入方向を前とすると、ガイド61は板バネ62a〜62cの後ろにある。図6の構成例において、板バネ62a〜62cは、一枚の金属板で形成されている。このように、1枚を曲げ加工して複数の板バネ62a〜62cを形成することで、容易にかつ少ない部品点数で押し付けツール6を形成することができる。板バネ62a〜62cは外側へ広がる弾性力を有しており、ガイド61の側板部614、615の間に挟持されている。
板バネ62a〜62cの構造について説明する。これらは同様の構造を有しているため、板バネ62bの構造について、図7を参照して具体的に説明する。図7(a)、(b)は、それぞれ、板バネ62bの構造を模式的に示す斜視図と上面図である。板バネ62bはU字状であり、先端に行くに従ってバネ幅BWが小さくなる。主部621と先端部622とから構成されている。先端部622は、HSAへの装着におけるスライド方向の前側にある。アクチュエータを基準にすると、先端部622は主部621の後側になる。
主部621は互いに二枚の主板部623a、623bで構成されており、これらはフラットである。主板部623a、623bは平行に配置され、これらの間の間隙は一定である。先端部622は、主板部623a、623bにつながるテーパ部624a、624bと、それらをつなぐ先端板部625とから構成されている。主板部623a、623b、テーパ部624a、624b、そして先端板部625の板幅PWは一定である。つまり、板幅一定の金属板により板バネ62a〜62cは形成されている。
テーパ部624a、624bの間隙は、先端にいくに従って一定の割合で小さくなる。テーパ部624a、624b及び先端板部625はフラットであり、テーパ部624a、624bと主板部623a、623bとの間そして、テーパ部624a、624bと先端板部625との間に角(屈折)が形成されている。図6(c)に示すように、主板部623a、623bの板面がコネクタ・タブ231b、231cの板面に当接し、押圧する。
自然状態において、主板部623a、623bのバネ幅BWは、回路基板211のスリット214のスリット幅よりも大きい。また、板バネ62bの最先端の幅、つまり先端板部625の幅(バネ幅の方向における寸法)は、スリット幅よりも小さい。より具体的には、最先端の幅は、スリット214内に配置されたコネクタ・タブ231b、231cの間隙よりも小さい。これにより、板バネ62bをコネクタ・タブ231b、231c内にスムーズに挿入し、かつ、コネクタ・タブ231b、231cを凸部212a、212bに適切に押し付けることができる。
図7(a)、(b)に示す例のように、板バネ62bが折れを有すると、その部分への負荷が集中して破断する可能性が高い。そのため、板バネ62bの先端部622は、図7(c)に示すように曲面で構成されていることが好ましい。このように、同じU字状の板バネ形状であっても、先端部622を曲面で構成することで、板バネ62bの耐久性を大きく改善することができる。板バネ62a〜62cの先端部を曲面で形成することで、その先端において0でない曲率半径が形成される。これにより、曲げ部だけでなく、その周辺にも板バネ部挿入時の変形にともない発生するひずみを周辺に分散できる。このことにより、曲げ部にひずみが集中するのを防ぎ、該板バネを繰り返し使用する際、曲げ部で疲労破断するのを遅らせることができる。
先端の曲率半径は0.05mm以上であることが好ましい。これより小さい場合、曲げ部に大きな負担がかかり、破断する可能性が高くなる。また、板バネ62bの曲率半径は、スリット幅の半分以下であることが好ましい。これにより、適切な弾性力をコネクタ・タブ231b、231cに与えることができる。
全てのコネクタ・タブ231a〜231dを弾性的に押圧するためには、板バネ62a〜62cの位置関係が重要である。図6(c)に示すように、押し付けツール6が装着されている状態で、全ての板バネ62a〜62cのバネ幅が収縮されていることが必要である。そのため、図8(a)、(b)に示すように、スリット214の中央から凸部212aの上側エッジ(外側エッジ)までの長L1さが、板バネ62bの中央から板バネ62aの内側主板部(板バネ62bに対向する面)までの長さL2よりも大きい。また、スリット214の中央から凸部212bの下側エッジ(外側エッジ)までの長さL3が、板バネ62bの中央から板バネ62cの内側主板部(板バネ62bに対向する面)までの長さL4よりも大きい。
図9(a)、(b)は、半田接合前後の板バネ62bの状態を模式的に示している。この例においては、板バネ62bの先端部622は曲面である。板バネ62bをスリット214内に挿入したとき、コネクタ・タブ231b、231cの一部の接続パッドは回路基板211の接続パッド213に接触しているが、他の一部は離間している。このように、製造または組立中の誤差及び各部品の誤差により、全ての接続パッドが互いに完全には接触しなくなる状態が生じる。接続パッド間のギャップは、特に、接続パッドに半田がコートされている場合に大きくなりやすい。これは、コートされている半田の形状や厚みにばらつきが存在するからである。
接続パッド213、231をレーザにより加熱すると、固体の半田が融解する。図9(b)に示すように、板バネ62bに押されたコネクタ・タブ231b、231cが変形し、接続パッド213、231が密着する。レーザ加熱を停止すると、融解した半田が固化し、接続パッド213、231を半田接合する。このように、半田付け時において、コネクタ・タブ231b、231cの接続パッド形成面の反対側の面を弾性力により押すことで、コネクタ・タブ231b、231cの接続パッド233を回路基板211の接続パッド213に密着させるのを補助する。
板バネ62bが、より均一にコネクタ・タブ231b、231cを押圧するため、半田融解後の板バネ62bとコネクタ・タブ231b、231cとの接触領域は、配列されている接続パッド233の中央あるいはそれよりも奥まで及んでいることが好ましい。また、板バネ62bの先端は、スリット214の奥面から離間していることが好ましい。これにより、板バネ62b挿入位置のばらつきがあっても、板バネ62bによる適切な押圧を得ることができる。板バネ62bと板バネ62a、62cは、同一構造を有している。そのため、板バネ62bについて行った上記説明は、板バネ62a、62cにも適用することができる。板バネ62bと板バネ62a、62cの違いは、押圧するコネクタ・タブが、両側に存在するか、片側に存在するかである。
板バネ62bがU字状に折り曲げ加工されていることで、0.3mm〜0.7mmという狭い二つのコネクタ・タブ231b、231cの間の空間に挿入する際、2枚のコネクタ・タブ231b、231cを両側に押し退けることが容易となる。また、板バネ62a〜62cが適切なバネ弾性を有することで、半田接合時にコネクタ・タブ231a〜231dをフラットにすることができる。
板バネ62a〜62cは、ステンレス、ベーナイト鋼、リボン鋼、あるいはリン青銅などの高耐熱の高弾性金属材料によって形成される。レーザ加熱に余裕をもって耐えることができるように、好ましくは、融点が300℃以上の金属材料を使用する。板バネ62a〜62cの板厚は0.1mm以下であることが好ましい。このように、該材料の厚みを0.1mm以下とすることにより、バネ部が自ら小さな力で変形できるようになる。また、ここで起きている変形はその殆どが塑性変形をせず、弾性変形の範囲内に留まるため、力を除去するとほぼ元の形状に回復することができる。このことにより、板バネ62a〜62cはコネクタ・タブ231a〜231dに接触することにより変形している間、すなわち、少なくとも半田付けがおこなわれている最中は、常にコネクタ・タブ231a〜231dに押し付け力を加えることができる。
また、バネ材は殆ど塑性変形をしていないため、バネ材全体もまた疲労しにくくなり、板バネを繰り返し使用する際、バネ材全体が疲労破断するのを遅らせることができる。また、該材料の厚みが0.03mm以下となると、バネ材に加工後の取り扱いが困難で、不慮に加わった外力でバネ材が容易に変形しやすくなるため、耐久性に問題が生じる。バネ材料の板厚は0.03mm〜0.1mmであることが好ましい。
材料の板厚を0.1mm以下と薄くすることにより、接続パッド213、231の周辺に熱ビームを当てて半田付けをする際、コネクタ・タブ231a〜231dに接触している板バネ62a〜62cの熱容量を小さくすることができ、該バネ部がコネクタ・タブ231a〜231dから熱を奪うことによって発生する半田未溶融、半田ぬれ不足などの半田付け不良を低減することができる。
同様に視点から、板バネ62a〜62cを支持する本体部であるガイド部61についても、薄い金属板の折り曲げ加工で形成することが好ましい。これは、薄い板材を使用することで押し付けツール全体の熱容量を小さくでき、半田付け時に供給される熱源からの熱量をツールが著しく吸収するのを防ぐ効果があるからである。
図9(a)に示すように、板バネ62bのスリット214内(コネクタ・タブ231b、231cの間)へ挿入すると、板バネ62b先端の曲げ部に大きな負荷がかかる。これは、板バネ62a、62cにおいても同様である。そこで、好ましい態様において、板バネ62a〜62cに、補助バネ機構を形成する。具体的には、平行して存在している主板部623a、623bの片側1枚あるいは両側2枚に、補助バネ機構を付加する。このように、板バネ平坦部623a、623bに補助バネ機構を付加することは、板バネの耐久性を高めることになる。
板バネ62bを2枚のコネクタ・タブ231b、231cの間隙に挿入した際、板バネ62bの側から見ると、板バネ62bは2枚のコネクタ・タブ231b、231cから、板バネ62bを押しつぶす方向の力を受けていることになり、板バネ先端部622に大きなひずみの付加・解除が繰り返されることにより塑性変形を繰り返し、疲労が蓄積しやすくなる。このことにより、先端部622は微細なクラックが発生しやすくなる。
コネクタ・タブ231b、231cを押し付ける力は早期に減退し、やがて破断する。しかし、板バネ平坦部623a、623bに補助バネ機構を付加することで、このコネクタ・タブ231b、231cを押し付ける力の殆どを打ち消すことができるからである。この力を打ち消すことは、板バネ62bを変形しにくくすることであるため、疲労しにくくなり、板バネ62bを繰り返し使用する際、板バネ全体が疲労破断するのを遅らせることができる。
図10(a)、(b)は、好ましい補助バネ機構の構造を模式的に示している。板バネ62bを例として説明するが、他の板バネにも適用する。補助バネ機構は、互いに押圧して支持する二枚の板626a、626bで構成されている。これらは、バネ性を有する板バネである。板626aは主板部623aに形成され、板626bは主板部623bに形成されている。板626a、626bは矩形であり、図10の好ましい例においては先端に行くほど幅が小さくなっている。より具体的には、根元よりも先端の幅が小さい台形である。好ましくは板626a、626bの形状は同じであるが、異なっていてもよい。
主板部623a、623bの中央にコの字の切り込みを入れ、その切り込み部を板バネ62bの内部へ曲げ込んで板626a、626bを形成する。この構造は、板バネ62bに補助バネ機構を形成するために広い面積を有さず、補助バネ機構形成のための部材折り曲げ加工が1箇所当たり1回ですむため、補助バネ機構形成方法としては最も簡便である。好ましくは、図10に示すように、板626a、626bは、互いに面接触している。板626a、626bの先端エッジではなく、互いに対向する内面が接触することで、金属粉の発生を抑制することができる。
また、板626a、626bは、主板部623a、623bのうち、コネクタ・タブに接触する領域内に形成されていることが好ましい。板626a、626bは、コネクタ・タブに接触しないため、コネクタ・タブの接続パッドと回路基板の接続パッド周辺に熱ビームを当てて半田付けをする際、コネクタ・タブから板バネに通じる熱伝導を少なくすることができ、板バネがコネクタ・タブから熱を奪うことによって発生する半田未溶融、半田ぬれ不足などの半田付け不良を低減することができる。
図11(b)に示すように、板626aは、その付け根部の幅が広く、先端にいくほど狭くなっている(図10に示す板626bについても同様)。このような補助バネ機構を形成した場合、補助バネ機構に一定の荷重がかかった場合、補助バネ機構の付け根部付近だけに集中して塑性変形が起きるのを抑えることができる。すなわち、補助バネ機構を含むその周辺が弾性変形するに留めることが可能となる。これは、図11(a)に示す、長方形の板626a、626bで構成される補助バネ機構と比較すると明らかになる。このような補助バネ機構においては、板626a、626bの付け根部付近だけに集中して塑性変形が起きる可能性が高い。
このように補助バネ機構を有することで、板バネの挿入時、半田付け、および板バネ除去時を通して、板バネは大きな荷重の付加を経験しても、板バネの大部分が弾性変形しているだけなので、金属疲労が蓄積しにくく、高い耐久性を確保できることになる。図10及び図11の例においては、補助バネ機構を構成する板626a、626bは、ガイドに突出しているが、その向きは逆でもよい。また、板626a、626bの板幅を先端に行くにしたがって減少するようにするため、板626a、626bの端辺を上記のように直線ではなく、曲線としてもよい。
図12は、本形態のHSAの金属接合を行う製造装置である半田接合装置5の構成を模式的に示している。半田接合装置5は、レーザ装置51、押し付けツール6の操作を行う押し付けツール・ハンドラ52、HSA70を支持する支持台53、そして、半田接合装置5のオペレーションを制御するコントローラ54を有している。HSA70の製造において、まず、HSA70は支持台53の上に設置され、そこに固定される。
押し付けツール・ハンドラ52はアーム521を有し、そのアームの先端に押し付けツール6が固定されている。アーム521は前後方向に伸縮可能であり、コネクタ・タブと回路基板との間の半田接合のために伸長して押し付けツール6をHSA70に挿入し、半田接合が終了した後は収縮して押し付けツール6をHSA70から取り外す。
コントローラ54に制御されたツール・ハンドラ52は、アーム521により押し付けツール6をHSA70の方へスライドさせる。図6を参照して説明したように、押し付けツール6のガイド61はHSA70のアームの側面に接触してスライドし、板バネがHSA70に挿入される。具体的には、板バネは、中間のコネクタ・タブの間及び最上段と最下段のコネクタ・タブの外側位置するようにスライドされる。
押し付けツール6(アーム521)が停止してHSA70内の適切な位置に装着されると、コントローラ54はレーザ装置51を制御して、レーザ光をコネクタ・タブと回路基板の接続パッドに向けて照射する。レーザ光の熱により半田を融解させ、非接触による接続パッドの相互接続を行う。レーザ光を予め設定されている時間が経過した後、コントローラ54はレーザ装置51にレーザ照射を停止させ、予め設定されている時間の経過を待つ。これにより、融解していた半田が固化し、コネクタ・タブと回路基板の接続パッドが半田接合により相互接続される。
コントローラは、上記の予め設定されている時間が経過した後、ツール・ハンドラ52を制御して押し付けツール6をHSA70から取り外す。具体的には、ツール・ハンドラ52は、アーム521を収縮し、押し付けツール6をHSA70から離れる方向にスライドさせて、それをHSA70から抜き取る。支持台53には新たなHSA70が固定され、半田接合処理が繰り返し行われる。
半田接続が終了したHSA70は、支持台53から取り外されて、HDD100の組み立て工程へと送られる。HDD100の組み立ては、ベース102にSPM103と磁気ディスク101を実装した後、HSA70をベース内に固定する。VCM109を構成する部品やランプ、さらに制御回路基板とのコネクタなどを実装した後、トップ・カバーをベース102の上面に固定する。これにより、ヘッド・ディスク・アセンブリ(HSA)の組み立てが終了する。その後、HSAは、サーボ・ライト工程やテスト工程を経て、HSAに制御回路基板が実装されたHDD100が完成する。
本形態の板バネ構造を有する複数の異なる押し付けツールを形成し、実際に半田接合を行った。板バネ部はステンレス(SUS304)で作製し、板厚は0.05mm、板幅は2mmとした。板バネ部先端の曲げ部の曲率半径は0.1mmとした。押し付けツールの性能を比較するため、以下の異なる形状の押し付けツールを用意した。
押し付けツールA:板バネ部に補助バネ機構を付加形成しないもの(図13(a))。
押し付けツールB:幅:0.6mm、長さ:1.8mmサイズのコの字形状の切り込みの付け根部を、両側の板バネ平坦部へ形成し、それぞれを内部へ折り曲げることにより、板バネ部に補助バネ機構を付加形成したもの(図13(b))。
押し付けツールC:切り込み部付け根の幅:0.8mm、切り込み部先端:0.2mm、長さ:1.8mmサイズの、切り込みの付け根部を、両側の板バネ平坦部へ形成し、それぞれを内部へ折り曲げることにより板バネ部に補助バネ機構を付加形成したもの(図13(c))。
押し付けツールを使用しない例。
これら4種類の半田付け性を各条件につき100個のHSA、合計400個のHSAを使用して比較した。半田付けの結果、半田付け不良の発生したアーム・アセンブリの数は以下の通りとなった。
押し付けツール不使用:5個
押し付けツールA :2個
押し付けツールB :0個
押し付けツールC :0個
このことにより、本形態の押し付けツールを取り付けることで、半田付け不良を低減できることがわかった。さらに、板バネ平坦部の補助バネ機構により、コネクタ・タブの押し付け力を大きくすることで、半田付け不良をさらに低減できることがわかった。
また、各押し付けツールA〜CのHSAへの取り付け・取り外しを繰り返す試験を実施したところ、押し付けツールA、B、Cの順番に治具の板バネ部先端部分のU字形状に折り曲げ加工された箇所が破断し、その破断寿命は、概ね1:1.2:1.4となることがわかった。よって、板バネ平坦部への補助バネ機構の付加には、板バネ部先端部分のU字形状に折り曲げ加工された箇所へのストレスの集中を防ぐ効果があることがわかった。
さらには、付加する補助バネ機構の根元部の観察を押し付けツールB、Cに対して実施したところ、押し付けツールBにはクラックが入っていたが、押し付けツールCには入っていなかった。これにより、付加する補助バネ機構の付け根部を広くし、先端部を狭くすることは、補助バネ機構周辺へのストレスの集中を防ぐ効果があることがわかった。
尚、上記の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。上述のように押し付けツールにおいて、コネクタ・パッドを弾性的に押圧する部品は、樹脂などの弾性部品で形成する、あるいは樹脂と金属で構成してもよい。しかし、ゴミの発生などの点からは金属のみで形成することが好ましい。
板バネの先端の負荷を低減する方法として、上述のように先端部を曲面にすることが、性能としても加工容易性の点でも好ましいが、このほか、先端部に柱状の部分を設け、そこにバネ性を有する板を固定することによっても、先端の負荷及び破断の可能性を低減することができる。回路基板は、FPCと支持板で形成するほか、エポキシ基板などのように、樹脂基板に回路配線をプリントしたものを使用してもよい。ハンドリングと接続パッドのサイズを確保するため、コネクタ・パッドは幅広であることが好ましいが、設計上可能であれば、トレースのテール部と同様に細い幅で形成してもよい。押し付けツールは、装置によりHSAに着脱することが好ましいが、人の手によりそれを行ってもよい。
本実施形態において、HDDの全体構成を示す平面図である。 本実施形態において、HSAの全体構成を示す斜視図である。 本実施形態において、HGAの全体構成を示す分解斜視図である。 本実施形態において、HSAの一部構成を示す平面図である。 本実施形態のHSAにおいて、コネクタ・タブと回路基板との接合部を模式的に示す図である。 本実施形態のコネクタ・タブと回路基板との接合に使用する押し付けツールの構造及び使用態様を模式的に示す図である。 本実施形態の押し付けツールにおける板バネの構造を模式的に示す図である。 本実施形態の押し付けツールにおける板バネと回路基板の寸法関係を模式的に示す図である。 本実施形態の押し付けツールにおける板バネによるコネクタ・タブを押し付ける作用を説明する図である。 本実施形態の押し付けツールにおける他の態様の板バネの構造を模式的に示す図である。 本実施形態の押し付けツールにおける、補助バネ機構を有する板バネの一部構成を模式的に示す図である。 本実施形態のHSAの金属接合を行う製造装置である半田接合装置の構成を模式的に示す図である。 本実施形態において、測定に使用した押し付けツールの構造を模式的に示す図である。
符号の説明
5 半田接合装置、6 押し付けツール、61 ガイド、51 レーザ装置
52 押し付けツール・ハンドラ、53 支持台、54 コントローラ、
62a〜62c 板バネ、70 HSA、100 ハードディスク・ドライブ
101 磁気ディスク、102 ベース、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 アクチュエータ回動軸
110a〜110f サスペンション、111a〜111d アーム
112 コイル・サポート、113 コイル、201 フレキシブル・ケーブル
202 ジンバル、203 ロード・ビーム、204 マウント・プレート
211 回路基板、212a、212b 凸部、213 接続パッド、214 スリット
220回動軸軸受、224 ジンバル・タング、230 トレース
231a〜231d コネクタ・タブ、233 接続パッド
240a〜240d 支持部、521 アーム、611 主板部
612、614 側板部、621 主部、622 先端部、623a、623b 主板部
624a、624b テーパ部、625 先端板部
626a、626b 補助バネ機構の板バネ、810 接続部

Claims (20)

  1. ヘッド・スタック・アセンブリの製造方法であって、
    アームと、前記アームの先端に固定されているサスペンションと、前記サスペンションに支持されているヘッドと、前記サスペンションから延在し前記ヘッドの信号を伝送するリード線が金属層の上に形成されているとレースと、回路基板と、を有するアセンブリを用意し、
    前記トレースの端に形成されているコネクタ・タブの接続パッド形成面を前記回路基板のエッジに向き合わせ、
    前記接続パッド形成面の裏面に沿って弾性部品をスライドさせ、
    前記弾性部品を前記裏面上で停止させて、前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けるように前記裏面を弾性部品により押圧し、
    前記弾性部品により前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けながら前記接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えることで、前記コネクタ・タブと前記回路基板の前記接続パッドを金属接合し、
    前記金属接合の後に、前記弾性部品を取り外す、
    ヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  2. 前記回路基板の二つの凸部間に二つのコネクタ・タブを挿入し、前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれは、前記二つの凸部のエッジを向いており、
    前記弾性部品を前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面の裏面の間に、それら裏面と接触させながら挿入し、
    前記弾性部品を前記二つのコネクタ・タブの裏面に接触した状態で停止させて、前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれを前記エッジに押し付けるように前記二つの裏面を前記弾性部品により押圧し、
    前記弾性部品により前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれを前記エッジに押し付けながら前記二つのコネクタ・タブの接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えることで、前記二つのコネクタ・タブと前記回路基板の前記接続パッドを金属接合する、
    請求項1に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  3. 前記弾性部品はU字状の板バネである、
    請求項1に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  4. 前記板バネの先端部は曲面で形成されている、
    請求項3に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  5. 前記先端部の曲率半径は0.05mm〜0.3mmである、
    請求項4に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  6. 前記板バネは、融点300℃以上の金属材料によって形成されている、
    請求項3に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  7. 前記板バネの板厚は、0.03mm〜0.1mmである
    請求項3に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  8. 前記板バネは、前記先端部とつながり平行して存在している2枚の板部を有し、
    前記板部の一方あるいは両方に補助バネ機構が形成されている、
    請求項3に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  9. 前記補助バネ機構は、前記板部の中央にあり前記板バネ内部へ折り曲げられてバネ性を備える矩形板を有する、
    請求項8に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  10. 前記バネ性を備える矩形板は、付け根部の幅を広く先端にいくほど幅が狭くなっている、
    請求項9に記載のヘッド・スタック・アセンブリの製造方法。
  11. アームと、前記アームの先端に固定されているサスペンションと、前記サスペンションに支持されているヘッドと、前記サスペンションから延在し前記ヘッドの信号を伝送するリード線が金属層の上に形成されているトレースと、回路基板と、を有し、
    前記トレースの端に形成されているコネクタ・タブの接続パッド形成面を前記回路基板のエッジに向き合わせ、
    前記接続パッド形成面の裏面に沿って弾性部品をスライドさせ、
    前記弾性部品を前記裏面上で停止させて、前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けるように前記裏面を弾性部品により押圧し、
    前記弾性部品により前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けながら前記接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えることで、前記コネクタ・タブと前記回路基板の前記接続パッドを金属接合し、
    前記金属接合の後に、前記弾性部品を取り外す、
    ことにより製造されたヘッド・スタック・アセンブリ。
  12. ヘッド・スタック・アセンブリの相互接続装置であって、
    アームと、前記アームの先端に固定されているサスペンションと、前記サスペンションに支持されているヘッドと、前記サスペンションから延在し前記ヘッドの信号を伝送するリード線が金属層の上に形成されているとレースと、回路基板と、を有し、前記トレースの端に形成されているコネクタ・タブの接続パッド形成面が前記回路基板のエッジに向き合う、アセンブリを支持する支持台と、
    前記接続パッド形成面の裏面に沿って挿入され前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けるように前記裏面を押圧する弾性部、を有する押し付けツールと、
    前記弾性部が前記接続パッド形成面を前記エッジに押し付けている状態で、前記接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとに熱エネルギーを与えて金属接合させる、レーザ装置と、
    を有する、ヘッド・スタック・アセンブリの相互接続装置。
  13. 前記回路基板は二つの凸部を有し、
    前記二つの凸部の間に挿入されている二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれは、前記二つの凸部のエッジを向いており、
    前記弾性部は前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面の裏面の間に、それら裏面と接触させながら挿入され、さらに、前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれを前記エッジに押し付けるように前記二つの裏面を押圧し、
    前記弾性部により前記二つのコネクタ・タブの接続パッド形成面のそれぞれを前記エッジに押し付けている状態で、前記レーザ装置は、前記二つのコネクタ・タブの接続パッドと前記回路基板上の接続パッドとにレーザ光を照射する、
    請求項12に記載の相互接続装置。
  14. 前記弾性部はU字状の板バネである、
    請求項12に記載の相互接続装置。
  15. 前記板バネの先端部は曲面で形成されている、
    請求項14に記載の相互接続装置。
  16. 前記先端部の曲率半径は0.05mm〜0.3mmである、
    請求項15に記載の相互接続装置。
  17. 前記板バネは、融点300℃以上の金属材料によって形成されている、
    請求項14に記載の相互接続装置。
  18. 前記板バネの板厚は、0.03mm〜0.1mmである
    請求項14に記載の相互接続装置。
  19. 前記板バネは、前記先端部とつながり平行して存在している2枚の板部を有し、
    前記板部の一方あるいは両方に補助バネ機構が形成されている、
    請求項14に記載の相互接続装置。
  20. 前記補助バネ機構は、前記板部の中央にあり前記板バネ内部へ折り曲げられてバネ性を備える矩形板を有する、
    請求項19に記載の相互接続装置。
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