JP2007012168A - サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法 - Google Patents

サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007012168A
JP2007012168A JP2005191516A JP2005191516A JP2007012168A JP 2007012168 A JP2007012168 A JP 2007012168A JP 2005191516 A JP2005191516 A JP 2005191516A JP 2005191516 A JP2005191516 A JP 2005191516A JP 2007012168 A JP2007012168 A JP 2007012168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head slider
head
suspension
gimbal
tongue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005191516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007012168A5 (ja
Inventor
Haruhide Takahashi
治英 高橋
Kosaku Wakatsuki
耕作 若月
Shinobu Hagitani
忍 萩谷
Takayoshi Otsu
孝佳 大津
Koji Kataoka
宏治 片岡
Yotaro Ichimura
洋太郎 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HGST Netherlands BV
Original Assignee
Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV filed Critical Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority to JP2005191516A priority Critical patent/JP2007012168A/ja
Priority to US11/480,040 priority patent/US7719796B2/en
Publication of JP2007012168A publication Critical patent/JP2007012168A/ja
Publication of JP2007012168A5 publication Critical patent/JP2007012168A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4833Structure of the arm assembly, e.g. load beams, flexures, parts of the arm adapted for controlling vertical force on the head

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

【課題】
ダイナミックエレキタストにおいて、ヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能とする。
【解決手段】
本発明の一実施形態において、ヘッド・ジンバル・アセンブリ200は、ヘッド・スライダ105、ジンバル202、ロード・ビーム203を備える。ヘッド・スライダ105は、ジンバル・タング223上に配置されて、ヘッド・スライダ205の流入側に形成されたバネ性クランプ224と、その反対側の接続端子221との間において、バネ性クランプ224による押圧力によって保持されている。
【選択図】 図3

Description

本発明はサスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法に関し、特に、サスペンション上におけるヘッド・スライダの保持に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途はその優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクへアクセスするヘッド・スライダとを備えている。ヘッド・スライダは、磁気ディスクとの間のデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド素子部と、ヘッド素子部がその上に形成されたスライダとを有している。ヘッド素子部は、磁気ディスクへの記録データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子及び/又は磁気ディスクからの磁界を電気信号に変換する再生素子を備えている。HDDは、さらに、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータ(VCM)によって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。これによって、ヘッド素子部が磁気ディスクに形成された所望のトラックにアクセスし、データの読み出し/書き込み処理を行うことができる。
アクチュエータは弾性を有するサスペンションを備え、ヘッド・スライダはサスペンションに接着剤によって固着されている。磁気ディスクに対向するヘッドのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスクとの間の空気の粘性による圧力が、サスペンションによって磁気ディスク方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッドは磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上することができる。
このヘッド・スライダとサスペンションのアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。図8はHGAの一例を示しており、磁気ディスクの記録面側からみたHGAの構造を示している。図8に示すように、HGA400は、ヘッド・スライダ401、サスペンション402及び伝送配線であるトレース403を備えている。サスペンション402は、ヘッド・スライダ401を磁気ディスク対向面側で保持する可撓性のジンバル404と、ジンバル404を磁気ディスク対向面側で保持するロード・ビーム405及びマウント・プレート406を備えている。図のHGA400は、ロード・アンロード・タイプであって、ロード・ビーム405の先端にランプ機構に退避するためのタブ407を備えている。ヘッド・スライダ401の前面(タブ側)にはヘッド素子部に接続された複数の端子が形成されており、各端子とトレース403の各配線とが半田や金のボール・ボンディングなどを使用して接続されている。
HGAの製造において、ダイナミックエレキテスト(DET)と呼ばれるテストが行われる。DETは、テスト装置にHGAをセットし、回転する磁気ディスクに対して実際のリード/ライト処理を行う。これによって、ヘッド・スライダの浮上特性や記録再生特性の評価を行う。DETにおいて仕様を満足するHGAは次の製造工程へ進み、不合格と判定されたHGAは廃棄される。従って、ヘッド・スライダが仕様を満たさない場合には、ヘッド・スライダが固着されたサスペンションも共に廃棄され、HGA製造上の損失となっていた。
HGA製造におけるこのサスペンションの損失をなくすため、ヘッド・スライダを脱着可能なDET装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。このようにヘッド・スライダ単体でのテスト装置を使用することによって、ヘッド・スライダをサスペンションに搭載する前にDETを行うことができ、ヘッド・スライダの不良によるサスペンションの損失を防止することができる。
あるいは、ヘッド・スライダとサスペンションとを固着する接着剤を改良することによって、不良ヘッド・スライダをサスペンションから取り外す技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。DETは、HGAの状態においてヘッド・スライダの特性評価を行う。接着剤は低温でゲル状態にあり、高温で溶融状態となり、さらに高温で硬化する。ゲル状態の接着剤でヘッド・スライダとサスペンションを仮固定し、この状態でDETを実行する。ヘッド・スライダが不良である場合、接着剤を熱して溶融状態とし、ヘッド・スライダをサスペンションから取り外す。ヘッド・スライダが仕様を満足する場合は、接着剤を熱硬化して本接続する。
特開2004−86976号公報 特開2002−150734号公報
しかし、ヘッド・スライダ専用のテスト装置は、HGAと全く同一条件でのDETを行うことが困難である。記録密度が向上し、トラック・ピッチやヘッド・スライダの微細化が進むにつれて、より実際の使用状態と合致した条件下でDETを行うことが要求される。通常のサスペンションを使用しないヘッド・スライダ専用のテスト装置は、このような要求に応えることが困難であり、特に、製品HDDに使用可能な通常のサスペンションを使用していないため、高速でのオフトラック測定が不可能である。また、上述のように特殊な接着剤を使用する場合、ヘッド・スライダの脱着のために煩雑な熱処理が必要となる。さらに、ゲル状接着剤での仮固定は、必ずしも十分な強度を得ることができずにヘッド・スライダが所望の位置からずれる可能性がある。
本発明はこのような事情を背景としてなされたものであって、その目的の一つは、DETにおいてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能とすることである。
本発明の第1の態様は、ヘッド素子部を備え回転するメディア上で浮上するヘッド・スライダを保持するサスペンションであって、ヘッド・スライダに対して、その浮上力と対抗する力を与えるためのロード・ビームと、前記ロード・ビームの面上に固定され、ヘッド・スライダを配置するためのタングと、そのヘッド・スライダをタング上で押圧保持するためのバネ性クランプと、を備える可撓性のジンバルを備えるものである。バネ性クランプを使用してヘッド・スライダを押圧保持することによって、例えば、DETにおいてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能となる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側面に対向しその面に当接して前記ヘッド・スライダに押圧力を加えるものである。これによって、サスペンション幅を増加することなくクランプを形成することができる。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側において、前記タングから延在する部分を屈曲することによって形成されているものである。これによって、部材点数を増加することなく容易にクランプを形成することができる。
本発明の第4の態様は、上記第2の態様において、前記ジンバルは、前記クランプの反対側に、前記ヘッド・スライダの端子と接触して伝送配線とその端子とを相互接続するための接続端子を備えるものである。接続端子が反対側にあるので、クランプをより容易に形成することができる。
本発明の第5の態様は、上記第4の態様において、前記接続端子は、前記ヘッド・スライダの端子と当接して前記タング上において前記ヘッド・スライダを位置決めするものである。これによって、単純な構成でヘッド・スライダの保持と位置決めを行うことができる。
本発明の第6の態様は、上記第4の態様において、前記ジンバルは、前記クランプの反対側に、前記接続端子とは別に、前記ヘッド・スライダに当接して前記ヘッド・スライダを位置決めするストッパを備えるものである。これによって、接続端子の磨耗を抑制することができる。
本発明の第7の態様に係るヘッド・ジンバル・アセンブリは、ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、前記ヘッド・スライダが配置されたタングと、そのヘッド・スライダをそのタング上で押圧保持するためのバネ性クランプと、を備える可撓性のジンバルと、前記ジンバルを前記ヘッド・スライダの反対側で保持するロード・ビームを備えるものである。バネ性クランプを使用してヘッド・スライダを押圧保持することによって、例えば、DETにおいてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能となる。
本発明の第8の態様は、上記第7の態様において、前記クランプは、前記サスペンション短手方向に延びる前記ヘッド・スライダの側面に対向しその面に当接して前記ヘッド・スライダに押圧力を加えるものである。これによって、サスペンション幅の増加なくクランプ形成することができる。
本発明の第9の態様は、上記第8の態様において、前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側面に対向しその面に当接して前記ヘッド・スライダに押圧力を加えるものである。これによって、サスペンション幅の増加なく所望形状のクランプを容易に形成することができる。
本発明の第10の態様は、上記第9の態様において、前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側において、前記タングから延在する部分を屈曲することによって形成されているものである。これによって、部材点数の増加なくクランプを容易に形成することができる。
本発明の第11の態様は、上記第9の態様において、前記ジンバルは、前記クランプの反対側に、伝送配線と接続され前記ヘッド・スライダの端子と接触する接続端子を備えるものである。接続端子が反対側にあるので、クランプをより容易に形成することができる。
本発明の第12の態様は、上記第11の態様において、前記接続端子は、前記ヘッド・スライダの端子と当接して前記タング上において前記ヘッド・スライダを位置決めするものである。これによって、単純な構成でヘッド・スライダの保持と位置決めを行うことができる。
本発明の第13の態様は、上記第11の態様において、前記ジンバルは、前記接続端子とは別に、前記クランプの反対側において前記ヘッド・スライダに当接して前記ヘッド・スライダを位置決めするストッパを備えるものである。これによって、接続端子の磨耗を抑制することができる。
本発明の第14の態様は、上記第8の態様において、さらに、前記ヘッド・スライダと前記タングとの間の接着剤層を備えるものである。これによって、ヘッド・スライダの脱着が不要となった段階において、ヘッド・スライダをより確実に保持することができる。
本発明の第15の態様は、上記第11の態様において、さらに、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを固着する導体層を備えるものである。これによって、ヘッド・スライダの脱着が不要となった段階において、ヘッド・スライダの電気接続をより確実なものとすることができる。
本発明の第16の態様は、ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、それを保持するサスペンションと、を備えるヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法であって、ロード・ビームと、そのロード・ビーム上に固定された可撓性のジンバルと、を備えるサスペンションを準備し、ヘッド・スライダを前記ジンバルのタング面上に配置し、ジンバルに形成されているバネ性クランプを使用してそのヘッド・スライダをそのタング面上で押圧保持し、前記サスペンションに保持された前記ヘッド・スライダで回転するメディアにアクセスすることによって、そのヘッド・スライダの電気特性をテストし、不良ヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、新たなヘッド・スライダを前記サスペンションに配置するものである。
本発明の第17の態様は、上記第16の態様において、前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダと前記ジンバルのタングとを接着剤で固着する。これによって、製品への実装においてヘッド・スライダとタングを強固に接続することができる。
本発明の第17の態様は、上記第16の態様において、前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを導体で固着する。これによって、製品への実装において接続部の電気的コンタクトを強固にすることができる。
前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、別の製品サスペンションに実装する、請求項16に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法。これによって、テストにおいてヘッド・スライダを確実に固定するとともに、サスペンションを廃棄することなく容易に不良ヘッド・スライダの交換を行うことができる。
本発明によれば、例えばDETにおいてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。本形態は、ヘッド・スライダのダイナミックエレキテスト(DET)におけるヘッド・スライダの保持技術に関する。本形態のDETは、製品としてのハードディスク・ドライブ(HDD)に使用されうるサスペンションにヘッド・スライダを装着してテストを行い、その特性を評価する。本形態の特徴点の一つは、このサスペンションのヘッド・スライダ保持機構である。なお、本明細書において、サスペンションとヘッド・スライダのアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。DET評価結果が所望の仕様を満たす場合、テストされたHGAが、製品としてのHDDに実装される。
最初に、本発明の理解の容易のため、HDDの全体構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD100の構成を模式的に示す平面図である。HDD100は、データを記録する記録メディアとしての磁気ディスク101を備えている。磁気ディスク101は、磁性層が磁化されることによってデータを記録する不揮発性メモリである。HDD100の各構成要素は、ベース102内に収容されている。ベース102は、ベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)とガスケット(不図示)を介して固定されることによってディスクエンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を密閉状態で収容することができる。
磁気ディスク101は、スピンドル・モータ(SPM)103に固定されている。ヘッド・スライダ105は、ホスト(不図示)との間で入出力されるデータについて、磁気ディスク101への書き込み及び/又は読み出しを行うヘッド素子部を供えている。ヘッド素子部は、磁気ディスク101への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子及び/又は磁気ディスク101からの磁界を電気信号に変換する再生素子と、記録素子及び/又は再生素子がその面上に形成されているスライダとを有している。
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持、移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、駆動機構としてのVCM(ボイス・コイル・モータ)109によって駆動される。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置された長手方向におけるその先端部から、サスペンション110、アーム111、コイル・サポート112及びフラットコイル113の順で結合された各構成部材を備えている。尚、サスペンション110の構成については、後に詳述される。VCM109は、フラットコイル113、上側ステータ・マグネット保持板114に固定されたステータ・マグネット(不図示)、及び下側ステータ・マグネット保持板に固定されたステータ・マグネット(不図示)から構成されている。
磁気ディスク101は、ベース102の底面に固定されたSPM103に一体的に保持され、SPM103により所定の速度で回転駆動される。磁気ディスク101は、図1において、反時計回りに回転する。HDD100の非動作時には、磁気ディスク101は静止している。VCM109は、コントローラ(不図示)からフラットコイル113に流される駆動信号に応じて、回動軸107を中心としてアクチュエータ106をその短手方向において回動する。これによって、アクチュエータ106は磁気ディスク101の上にヘッド・スライダ105を移動する、もしくは、磁気ディスク101の外側へヘッド・スライダ105移動することができる。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上空にヘッド・スライダ105を移動する。アクチュエータ106が回動することによって、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の表面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド・スライダ105が所望のトラックにアクセスすることができる。ヘッド・スライダ105とコントローラとの間の信号は、伝送配線であるトレース201とFPC117が伝送する。ヘッド・スライダ105は、磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を一定のギャップを置いて浮上する。
磁気ディスク101の回転が停止すると、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101表面に接触し、吸着現象によってデータ領域の傷の発生、磁気ディスクの回転不能などの問題が起こるため、磁気ディスク101の回転が停止するときには、アクチュエータ106はヘッド105をデータ領域からランプ機構115に退避させる。アクチュエータ106がランプ機構115の方向に回動し、アクチュエータ先端部のタブ116がランプ機構115表面上を摺動しながら移動し、ランプ機構115上のパーキング面に載ることにより、ヘッド・スライダ105がアンロードされる。ロードのときには、パーキング面に支持されていたアクチュエータ106は、ランプ機構115から離脱して磁気ディスク101表面上空に移動する。
尚、ヘッド・スライダ105がデータ書き込み/読み出し処理を行わない場合に、磁気ディスク101の内周に配置されているゾーンに退避するCSS(Contact Start and Stop)方式に、本発明を適用することも可能である。また、上記の説明では、簡単のために磁気ディスク101が一枚構成で、片面記憶のハードディスク・ドライブを説明しているが、HDD100は、1もしくは複数枚の両面記憶磁気ディスクを備えることができる。
上述のように、ヘッド・スライダ105は、HDD100に実装される前に、その製造工程においてDETの対象となる。DETにおいては、ヘッド・スライダ105をサスペンション110に装着してHGAを構成し、そのHGAをテスト装置にセットし、回転する磁気ディスクに対して実際のリード/ライト処理を行う。これによって、ヘッド・スライダ105の浮上特性や記録再生特性の評価を行う。
具体的には、図2のフローチャートに示すように、まず、サスペンション110を製造する(S11)。次に、準備されたサスペンション110にヘッド・スライダ105を装着して、HGAを構成する(S12)。ヘッド・スライダ105は、サスペンション110に脱着可能に取り付けられる。このサスペンション110のヘッド・スライダ105保持機構については後に詳述する。この構成されたHGAをDETのテスト装置にセットし、DETを実行する(S13)。
S13におけるDETの評価結果が「エラー(不良、NG)」である場合、サスペンション110からヘッド・スライダ105を取り外し、そのヘッド・スライダ105は廃棄する(S14)。サスペンション110は再利用され、別の新たなヘッド・スライダ105をそのサスペンション110に装着し(S12)、DETを行う(S13)。
S13におけるDETの評価結果が「パス(良、OK)」である場合、ヘッド・スライダ105とサスペンション110とを本接続する(S15)。具体的には、ヘッド・スライダ105とサスペンション110とを接着剤で固着するともに、端子部をソルダ・ボール・ボンディングあるいはゴールド・ボール・ボンディングなどによって電気的かつ物理的に接続する。その後、そのHGAを製品としてのHDD100に実装する(S16)。
図3を参照して、本形態において用いられるHGA200の構成について説明する。図3(a)は、DETに使用される状態のHGA200の一部構成を示す平面図であり、磁気ディスク101側から見たHGA200の構成を示している。図3(b)は、その側面図である。なお、図3に示されていない部分は、従来のHGAと同様の構成であり、説明が省略される。本形態において、HGA200は複数の構成部材によって構成されており、ヘッド・スライダ105、サスペンション110及びトレース201を備えている。サスペンション110は複数の構成部材によって構成されており、ジンバル202及びロード・ビーム203を備えている。
トレース201はヘッド・スライダ105内のヘッド素子部の信号を伝送する。トレース201において、複数本のリードが、互いに接触することなく、ポリイミド・フィルムによって形成された絶縁シートに一体的に形成されている。図3においては、再生素子用の2本のリードと記録用の2本のリードが示されている。リードの数はヘッド・スライダ105の構成によって変化しうる。各リードの一端は、ヘッド・アンプなどの内部回路に接続されるマルチコネクタ(不図示)を構成する。ヘッド・スライダ105側における各リードの他端は、ジンバル202に形成されている各接続端子221a−221dに接続されている。トレース201は、ジンバル202に接着剤によって固定または、連続的に一体に形成され、必要に応じて外側がエポキシ樹脂などによってカバーされる。
ロード・ビーム203は、ステンレス鋼などによって形成され、精密な薄板ばねとして機能する。ロード・ビーム203の形状は、回動方向と垂直に長く延在し、薄くて軽量であると共に必要な剛性(ジンバル202よりも大きい)が保てるように工夫されている。ロード・ビーム203の長手方向前側(反回動軸107側)の先端部には、タブ116が形成されている。ロード・ビーム203は弾性を有することによって、ヘッド・スライダ105の浮上力に対抗する荷重を発生させる。この荷重とヘッド・スライダ105の浮上力がバランスすることによって、ヘッド・スライダ105が所望高さで浮上する。
ジンバル202は、ロード・ビーム203の磁気ディスク101面側に、レーザ・スポット溶接によって溶着される。ジンバル202は、例えばステンレス鋼で形成することができる。ジンバル202は、磁気ディスク101の面振れなどを吸収するために、ヘッド・スライダ105が所定方向に傾くことができるように、所望の弾性を有し変形可能に形成されている。ジンバル202の前部において、開口222が形成されている。開口222の前側(タブ106側)一辺の中央には、開口222の中央にむかって突出した舌片状のジンバル・タング223が形成されている。開口222の前側一辺から後側(ヘッド・スライダ105の流入側)へ突出したジンバル・タング223上には、ヘッド・スライダ105が配置されている。ヘッド・スライダ105は、ジンバル202に形成されたバネ性クランプ224及び接続端子221によって保持されている。ヘッド・スライダ105の保持機構については、後に詳述する。
ジンバル202は、その後部(不図示)においてロード・ビーム203に溶着され、ジンバル・アーム225及びジンバル・タング223を含むジンバル202の前部は溶着されておらず、自由な状態となっている。ジンバル202の後部から開口222の側端に沿って延在する2つのジンバル・アーム225は、開口222端を規定し、ジンバル・アーム225に連続してそれらの前部に形成されているジンバル・タング223を弾性的に支持する。なお、図の構成とは異なり、ジンバル202とロード・ビーム203とは別部材としてではなく、一体的に形成することもできる。
図3(b)に示すように、ロード・ビーム203は、ヘッド・スライダ105と対向する位置において、ジンバル202側(ヘッド・スライダ105側(図面上方))に向かって隆起したディンプル231が形成されている。ジンバル・タング223は、ロード・ビーム203のディンプル231によって一点支持される。ジンバル・アーム225は反った状態となっており、弾性力によってジンバル・タング223をディンプル231に押し当てる。ジンバル・タング223は、ヘッド・スライダ105を、ピッチ方向あるいはロール方向に回動させることができ、磁気ディスク101の面振れやアッセンブリに伴う傾きを吸収すると同時に、磁気ディスク101のトラッキングに高い追従性を発揮することができる。
上述のように、ヘッド・スライダ105は、ジンバル・タング223上において、脱着可能に保持されている。ジンバル・タング223の後端部、つまり、ヘッド・スライダ105の流入側には、屈曲部を有し、バネ性を有するクランプ224が形成されている。バネ性クランプ224はヘッド・スライダ105の流入側面151に対向して形成されている。バネ性クランプ224は流入側面151に当接し、その面を前方向(ヘッド・スライダ105流出側)に押圧するともに、ジンバル・タング223に向けて押圧する。つまり、押圧力の方向は、ジンバル・タング223のヘッド・スライダ105配置面に対して斜めである。
接続端子221は、バネ性クランプ224の押圧力に抗するようにヘッド・スライダ105を支持している。つまり、ヘッド・スライダ105は、バネ性クランプ224と接続端子221との間において、これらの押圧力によって挟持されている。また、上述のように、バネ性クランプ224の押圧力が、ヘッド・スライダ105をジンバル・タング223に押し付ける方向の成分を含んでおり、ヘッド・スライダ105とジンバル・タング223との間における押圧力によってもヘッド・スライダ105は保持されている。バネ性クランプ224でヘッド・スライダ105をジンバル・タング223に押し付けることによって、ヘッド・スライダ105をより確実に、ジンバル・タング223上で固定することができる。
バネ性クランプ224の反対側であるヘッド・スライダ105の前面、つまりその流出側の面152には、4つの端子(図3において不図示)が形成されている。各端子はヘッド素子部に接続されている。ジンバル202の接続端子221のそれぞれは、ヘッド・スライダ105の各端子と当接している。ジンバル202において、流出側の面152の前側に開口226が形成されており、接続端子221はこの開口226に突出するように形成されている。接続端子221は、ジンバル・タング223上におけるヘッド・スライダ105の位置決めを行うストッパとしても機能する。つまり、正確な特性評価を行うためには、ヘッド・スライダ105は、ディンプル231に対して位置合わせされていることが重要であり、接続端子221はこの位置決めを行う。
バネ性クランプ224は、好ましくは、図3に示すように、ヘッド・スライダ105の流入側に形成する。バネ性クランプ224をヘッド・スライダ105に対してサスペンション110の長手方向側に形成する、つまり、サスペンション101の短手方向に延びる面151と当接することによって、サスペンション110の短手方向の幅を広げることなく、バネ性クランプ224を形成することができる。また、ヘッド・スライダ105の流出側と異なり、流入側には信号伝送のための接続端子221などが存在しないため、必要なクランプ形状を容易に形成することができる。さらに好ましくは、バネ性クランプ224を、ジンバル・タング223の後に延在する部分を屈曲することによって形成する。これによって、別部材を使用することなくプレス加工によって容易にバネ性クランプを形成することができる。
図3において、バネ性クランプ224は2つの屈曲部224a、bを備えており、屈曲部241aがヘッド・スライダ105の流入側の面151に当接している。このように、バネ性クランプ224がヘッド・スライダ105と線接触することで、均等に押圧力を加えることができる。ジンバル・タング223の後端部をヘッド・スライダ105側に屈曲することによって形成された他方の屈曲部224bが、バネ性クランプ224のバネ性を主に生んでいる。屈曲部224a、b間はフラットな板状部であって、ジンバル・タング223への押圧力を生むように、ジンバル・タング223に対して所定の傾斜角を有している。このバネ性クランプ224の構造は、必要な押圧力が得られるとともに、加工が容易である点で好ましい。
図4(a)、(b)は、ヘッド・スライダの端子153の一つと接続端子221の一つの接続状態を模式的に示している。接続端子221は複数層から構成されており、最下層のジンバル層401、その上のポリイミドなどの絶縁層402及び最上層の導電層403を備えている。導電層403は銅などの金属で形成されている。導電層403がヘッド・スライダの端子153と押圧接触することによって、これらの間の電気的接続が確保されている。導電層403はジンバル層401及び絶縁層402よりも突出しているため、ジンバル層401はヘッド・スライダの端子153から離間することができる。
DETにおいては、図3に示したように、バネ性クランプ224による押圧力のみによってヘッド・スライダ105をジンバル・タング223上で保持する。図2を参照して説明したように、DETの評価結果がパスある場合、ヘッド・スライダ105の本接続を実行する(S15)。図5は、ヘッド・スライダ105の本接続の方法を模式的に示している。図5(a)に示すように、ヘッド・スライダ105の底面はジンバル・タング223面と接着剤層281で固着されている。典型的には、これらは、低弾性エポキシ樹脂などによって固着する。
さらに、接続端子221とヘッド・スライダの端子153とを、ソルダ・ボール・ボンディングあるいはゴールド・ボール・ボンディングで接続する。具体的には、図5(a)に示すように、接続端子221とヘッド・スライダの端子153との間に、半田もしくは金からなる導体ボール282を配置し、それにレーザ光を照射する。レーザ照射によって導体ボールが溶融し、図5(b)に示すように、接続端子221とヘッド・スライダの端子153を電気的かつ物理的に接続する導体層283を形成する。
このように、接着剤層281及び/もしくは導電層283で、ヘッド・スライダ105を物理的に、あるいは電気的に接続することによって、HDD100に実装した後におけるヘッド・スライダ105の保持、あるいは電気的接続を確実なものとすることができる。なお、バネ性クランプ224の押圧力によって十分な保持力を得ることができる場合、接着剤層281や導電層283を使用することなく、HDD100にHGA200を実装することができる。
図6は、バネ性クランプの他の好ましい例を示している。図6において、バネ性クランプ227以外の構成は、図3に示したHGA200と同様であり、説明を省略する。バネ性クランプ227は、バネ性を生む複数の屈曲部を備えている。具体的には、ヘッド・スライダ105の流入側の面151に当接している屈曲部227aと、ジンバル・タング223の後端部をヘッド・スライダ105側に屈曲することによって形成され、ヘッド・スライダ105から最も遠い屈曲部227bとの間に複数の屈曲部が形成されている。この構成によって、ヘッド・スライダ105をより確実に保持することができる。
図7は、他の好ましい態様の保持機構を示している。図3の例においては、接続端子221が、ヘッド・スライダ105を位置決めしているが、図7に示すように、接続端子221とは別に、ヘッド・スライダ105を位置決めするストッパ228a、bを備えることは、好ましい態様の一つである。ストッパ228は、ヘッド・スライダ105の流出側面152に向かって突出し、その面に対して傾斜して当接している。ストッパ228は、バネ性クランプ224の反対側において、ヘッド・スライダ105に当接することによって、ヘッド・スライダ105を位置決めする。
図7の例においては、接続端子221列の両外側にストッパ228がそれぞれ形成されている。接続端子221とは別にストッパ228を設けることによって、ヘッド・スライダ105の脱着を繰り返した場合であっても接続端子221の磨耗及びそれに起因するヘッド・スライダ105の位置ずれを抑制することができる。ストッパ228は、ジンバル202の一部を加工してヘッド・スライダ105に向かう突出部を形成し、それをプレス加工で屈曲することによって形成することができる。また、位置決めのためには、複数のストッパ228を設けることが好ましい。ストッパ228を設ける場合、接続端子221にバネ性を持たせることが好ましい。これによって、接続端子221とヘッド・スライダの端子153との電気接続を確保するとともに、接続端子221に加わる力を低減し、接続端子221の磨耗を低減することができる。
上述の形態のようにテストされたHGAをそのままHDDに実装することが好ましいが、上述のサスペンションをDETのテスト用サスペンションとして使用することもできる。DET終了後にヘッド・スライダをサスペンションから取り外し、HDDに実装される製品サスペンションにそのヘッド・スライダを実装する。製品サスペンションは、従来のサスペンションと同様の構成とすることができる。これによって、テストにおいてヘッド・スライダを確実に固定するとともに、サスペンションを廃棄することなく容易に不良ヘッド・スライダの交換を行うことができる。また、ヘッド・スライダの強磁界での評価や、サスペンションの伝送路の検討、メカ的な振動の検討においても本形態のサスペンションを使用することができる。
以上の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が上述の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上述の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
本実施形態における、ハードディスク・ドライブの構成を示す模式平面図である。 本実施形態における、ヘッド・ジンバル・アセンブリの製造工程を示すフローチャートである。 本実施形態における、DETにおけるヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 本実施形態における、ジンバルの接続端子とヘッド・スライダの端子の接続構造を模式的に示す図である。 本実施形態における、HDD実装のためのヘッド・スライダの本接続を模式的に示す図である。 他の好ましい態様における、るヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 他の好ましい態様における、るヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 従来の技術におけるヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
100 ハードディスク・ドライブ、101 磁気ディスク、102 ベース
103 スピンドル・モータ、104 ハブ、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 回動軸、108 アクチュエータ・アーム
109 VCM、110 サスペンション、111 ヘッド・アーム
112 コイル・サポート、113 フラットコイル
114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ機構、116 タブ
200 ヘッド・ジンバル・アセンブリ、201 トレース、202 ジンバル
203 ロード・ビーム、221 接続端子、222 開口
223 ジンバル・タング、224 バネ性クランプ、225 ジンバル・アーム
226 開口、227 バネ性クランプ、228 ストッパ
231 ディンプル281 接着剤層、282 導体ボール、283 導体層
301 ジンバル層、302 絶縁層、303 導体層

Claims (19)

  1. ヘッド素子部を備え回転するメディア上で浮上するヘッド・スライダを保持するサスペンションであって、
    ヘッド・スライダに対して、その浮上力と対抗する力を与えるためのロード・ビームと、
    前記ロード・ビームの面上に固定され、ヘッド・スライダを配置するためのタングと、そのヘッド・スライダをタング上で押圧保持するためのバネ性クランプと、を備える可撓性のジンバルと、
    を備えるサスペンション。
  2. 前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側面に対向しその面に当接して前記ヘッド・スライダに押圧力を加える、請求項1に記載のサスペンション。
  3. 前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側において、前記タングから延在する部分を屈曲することによって形成されている、請求項2に記載のサスペンション。
  4. 前記ジンバルは、前記クランプの反対側に、前記ヘッド・スライダの端子と接触して伝送配線とその端子とを相互接続するための接続端子を備える、請求項2に記載のサスペンション。
  5. 前記接続端子は、前記ヘッド・スライダの端子と当接して前記タング上において前記ヘッド・スライダを位置決めする、請求項4に記載のサスペンション。
  6. 前記ジンバルは、前記クランプの反対側に、前記接続端子とは別に、前記ヘッド・スライダに当接して前記ヘッド・スライダを位置決めするストッパを備える、請求項4に記載のサイスペンション。
  7. ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、
    前記ヘッド・スライダが配置されたタングと、そのヘッド・スライダをそのタング上で押圧保持するためのバネ性クランプと、を備える可撓性のジンバルと、
    前記ジンバルを前記ヘッド・スライダの反対側で保持するロード・ビームと、
    を備えるヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  8. 前記クランプは、前記サスペンション短手方向に延びる前記ヘッド・スライダの側面に対向しその面に当接して前記ヘッド・スライダに押圧力を加える、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  9. 前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側面に対向しその面に当接して前記ヘッド・スライダに押圧力を加える、請求項8に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  10. 前記クランプは、前記ヘッド・スライダの流入側において、前記タングから延在する部分を屈曲することによって形成されている、請求項9に記載のサスペンション。
  11. 前記ジンバルは、前記クランプの反対側に、伝送配線と接続され前記ヘッド・スライダの端子と接触する接続端子を備える、請求項9に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  12. 前記接続端子は、前記ヘッド・スライダの端子と当接して前記タング上において前記ヘッド・スライダを位置決めする、請求項11に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  13. 前記ジンバルは、前記接続端子とは別に、前記クランプの反対側において前記ヘッド・スライダに当接して前記ヘッド・スライダを位置決めするストッパを備える、請求項11に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  14. さらに、前記ヘッド・スライダと前記タングとの間の接着剤層を備える、請求項8に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  15. さらに、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを固着する導体層を備える、請求項11に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  16. ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、それを保持するサスペンションと、を備えるヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法であって、
    ロード・ビームと、そのロード・ビーム上に固定された可撓性のジンバルと、を備えるサスペンションを準備し、
    ヘッド・スライダを前記ジンバルのタング面上に配置し、ジンバルに形成されているバネ性クランプを使用してそのヘッド・スライダをそのタング面上で押圧保持し、
    前記サスペンションに保持された前記ヘッド・スライダで回転するメディアにアクセスすることによって、そのヘッド・スライダの電気特性をテストし、
    不良ヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、新たなヘッド・スライダを前記サスペンションに配置する、方法。
  17. 前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダと前記ジンバルのタングとを接着剤で固着する、請求項16に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法。
  18. 前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを導体で固着する、請求項16に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法。
  19. 前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、別の製品サスペンションに実装する、請求項16に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法。
JP2005191516A 2005-06-30 2005-06-30 サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法 Pending JP2007012168A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191516A JP2007012168A (ja) 2005-06-30 2005-06-30 サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法
US11/480,040 US7719796B2 (en) 2005-06-30 2006-06-30 Suspension for hard disk drive which enables easy dynamic electric testing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005191516A JP2007012168A (ja) 2005-06-30 2005-06-30 サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007012168A true JP2007012168A (ja) 2007-01-18
JP2007012168A5 JP2007012168A5 (ja) 2008-08-07

Family

ID=37589199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005191516A Pending JP2007012168A (ja) 2005-06-30 2005-06-30 サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7719796B2 (ja)
JP (1) JP2007012168A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009266350A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Nhk Spring Co Ltd スライダ試験機
JP2011187105A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Suncall Corp 磁気ヘッドスライダ係止部材
JP2014525641A (ja) * 2011-08-09 2014-09-29 ザイラテックス テクノロジー リミテッド プレーナ形スライダ試験ソケット

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066460A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ヘッド評価装置及びそれを用いた磁気ディスク装置の製造方法
JP2009123269A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Furukawa Electric Co Ltd:The ガラス基板および磁気ディスク装置
KR20100028908A (ko) * 2008-09-05 2010-03-15 삼성전자주식회사 플렉셔, 상기 플렉셔를 구비한 헤드 서스펜션 조립체, 및 상기 헤드 서스펜션 조립체를 구비한 하드디스크 드라이브
US8089730B1 (en) * 2009-10-28 2012-01-03 Western Digital (Fremont), Llc Suspension assembly having a read head clamp
US8487609B2 (en) 2010-12-14 2013-07-16 Microphysics, Inc. Testing apparatus with read head holder having a gas jet pointing into a channel
US8514522B1 (en) 2011-01-25 2013-08-20 Western Digital (Fremont), Llc Systems for interconnecting magnetic heads of storage devices in a test assembly
US8422170B2 (en) * 2011-09-21 2013-04-16 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Suspension having bonding pads with solder layers, manufacturing method of a suspension, and connecting method between a suspension and a slider
US8810966B1 (en) * 2013-03-12 2014-08-19 Seagate Technology Llc Reusable attachment pads for slider mounting
CN104347085A (zh) * 2013-08-01 2015-02-11 新科实业有限公司 磁头支撑装置
US9412411B1 (en) 2015-04-24 2016-08-09 Seagate Technology Llc Modular data storage device testing system
US9858954B1 (en) * 2016-10-25 2018-01-02 Western Digital Technologies, Inc. Magnetic recording head test fixture for heat assisted magnetic recording head
US20180240480A1 (en) * 2017-02-23 2018-08-23 Seagate Technology Llc Slider test socket
US10424327B1 (en) * 2018-03-06 2019-09-24 Seagate Technology Llc Head suspension assembly for testing a slider
US11105847B1 (en) 2018-06-18 2021-08-31 Seagate Technology Llc Data storage component test socket opener
US10679656B1 (en) 2019-05-03 2020-06-09 Seagate Technology Llc Magnetic heads for use in different fluid atmospheres, and related methods

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09251627A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Sony Corp 磁気ディスク装置用サスペンション
JPH1055641A (ja) * 1996-05-20 1998-02-24 Sony Corp 磁気ヘッド装置
JP2002150734A (ja) * 2000-11-13 2002-05-24 Alps Electric Co Ltd 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法
JP2004531014A (ja) * 2001-06-12 2004-10-07 シーゲイト テクノロジー エルエルシー スライダ・テスター用のヘッド吊持組立体
JP2005322377A (ja) * 2004-04-05 2005-11-17 Alps Electric Co Ltd 支持体、およびこの支持体を用いた磁気素子の検査方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3627916B2 (ja) 2000-08-03 2005-03-09 Tdk株式会社 磁気ヘッド装置の製造方法
US6459260B1 (en) * 2001-06-12 2002-10-01 Seagate Technology Llc Head suspension assembly for testing a slider
JP4099362B2 (ja) 2002-08-26 2008-06-11 富士通株式会社 スライダー試験機
US6903543B2 (en) * 2002-09-20 2005-06-07 Seagate Technology Llc Disc drive slider test socket
WO2006116047A2 (en) * 2005-04-22 2006-11-02 Hutchinson Technology Incorporated A method for mounting a head slider

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09251627A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Sony Corp 磁気ディスク装置用サスペンション
JPH1055641A (ja) * 1996-05-20 1998-02-24 Sony Corp 磁気ヘッド装置
JP2002150734A (ja) * 2000-11-13 2002-05-24 Alps Electric Co Ltd 磁気ヘッド及び磁気ヘッドの製造方法
JP2004531014A (ja) * 2001-06-12 2004-10-07 シーゲイト テクノロジー エルエルシー スライダ・テスター用のヘッド吊持組立体
JP2005322377A (ja) * 2004-04-05 2005-11-17 Alps Electric Co Ltd 支持体、およびこの支持体を用いた磁気素子の検査方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009266350A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Nhk Spring Co Ltd スライダ試験機
US8516686B2 (en) 2008-04-28 2013-08-27 Nhk Spring Co., Ltd. Method for inspecting a slider for a disk drive
JP2011187105A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Suncall Corp 磁気ヘッドスライダ係止部材
JP2014525641A (ja) * 2011-08-09 2014-09-29 ザイラテックス テクノロジー リミテッド プレーナ形スライダ試験ソケット

Also Published As

Publication number Publication date
US20070002494A1 (en) 2007-01-04
US7719796B2 (en) 2010-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007012168A (ja) サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法
US8134804B2 (en) Micro electro mechanical system and head gimbal assembly
JP2007305270A (ja) 磁気ヘッド・アセンブリ及び磁気ディスク装置
CN113643727B (zh) 用于微细间距电极垫的焊料凸块高度稳定
US7595952B2 (en) Magnetic head evaluation apparatus and method for manufacturing magnetic disk drive using the same
JP4717531B2 (ja) サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法
JP2022167777A (ja) 狭くなる先端部を有するハードディスクドライブサスペンションテール
US11056137B1 (en) Load beam side rail shock contact feature
US20080158713A1 (en) Termination of piezoelectric vertically actuated slider
WO2018236435A1 (en) REDUCING LEAKAGE RATE IN HERMETICALLY SEALED ADHESIVE DATA STORAGE DEVICES AND SYSTEMS
JP2005108357A (ja) ヘッドアクチュエータアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US11676628B1 (en) Multiple-portion hard disk drive slider pad configuration
JP2007012169A (ja) サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法
JP2007052909A (ja) ディスク装置のhga用フレキシブルケーブルフレームアセンブリ及びこれを用いたヘッドジンバルアセンブリ
JP4908615B2 (ja) ヘッドサスペンションアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
JP4869423B2 (ja) ヘッドジンバルアッセンブリおよびこれを備えたディスク装置
US8099862B2 (en) Apparatus for detaching a head slider joined to a mounting plate of suspension
JP2007250172A (ja) U字形フレームと金属支持フレームとを備えているマイクロアクチュエータ、及びその製造方法
US7688548B2 (en) Utilizing an interlocking dissimilar metal component in the formation of a hard disk drive
JP2007242085A (ja) データ記憶装置及びディスク・ドライブ装置
US11631426B1 (en) Hard disk drive suspension pad peel-prevention configuration
JP2006004513A (ja) ディスク装置及びアーム・コイルサポート・アセンブリ
US11908497B2 (en) Hard disk drive suspension pad pre-solder sidewalls
JP2007128634A (ja) ディスク装置のヘッドジンバルアセンブリ用スライダの試験方法及びシステム
US8492673B2 (en) Reducing a generation of contaminants during a solder reflow process

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080617

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080617

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110426