JP2007305270A - 磁気ヘッド・アセンブリ及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ヘッド・アセンブリ及び磁気ディスク装置 Download PDF

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    • G11B5/6011Control of flying height

Abstract

【課題】サスペンションの変形を抑えてスライダの取り外しが可能であると共に、磁気ヘッドの姿勢角を安定にたもつことができる磁気ヘッド・アセンブリ及びこれを搭載した磁気ディスク装置を提供すること。
【解決手段】本実施の形態にかかるHGAは、サスペンションと、磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダと、このスライダを保持し、サスペンションに接続されるジンバルとを有する。ジンバルは、導電性接着剤塗布領域A1の周囲に形成されたスペーサ401を有し、このスペーサ401の外側に領域A1以下の面積を有する非導電性接着両塗布領域A2が形成され、ジンバルとスライダとが、領域A1に塗布された導電性接着剤403により導通され、領域A2に塗布された非導電性接着剤402により接着される。
【選択図】図5

Description

本発明は、前記ディスクにアクセスしてデータを読み出し又はデータを書き込む磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダの再生を容易にする磁気ヘッド・アセンブリ及びこれを搭載した磁気ディスク装置に関する。
ディスク・ドライブ装置として、光ディスク、光磁気ディスク、あるいはフレキシブル磁気ディスクなどの様々な態様の記録ディスクを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDで使用される磁気ディスクは、同心円状に形成された複数のデータ・トラックを有しており、各データ・トラックはアドレス情報を有する複数のサーボ・データとユーザ・データを含む複数のデータ・セクタが記録されている。ヘッド素子部がサーボ・データのアドレス情報に従って所望のデータ・セクタにアクセスすることによって、データ・セクタへのデータ書き込み及びデータ・セクタからのデータ読み出しを行うことができる。
ヘッド素子部はスライダに搭載され、さらにそのスライダはアクチュエータのサスペンション上に固着されている。アクチュエータとヘッド・スライダのアセンブリを、ヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)と呼ぶ。また、サスペンションとヘッド・スライダのアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。
磁気ディスクに対向するスライダABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスクとの間の空気の粘性による圧力が、サスペンションによって磁気ディスク方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダは磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上することができる。
ここで、サスペンションは、ヘッド・スライダを磁気ディスク対向面側で保持する可撓性支持部材(フレクシャ又はジンバルともいう。)と、ジンバルを磁気ディスク対向面側で保持するロード・ビームとを備えている。磁気ディスクの面振れなどを吸収するためにスライダが所定方向に傾くことができるように、ジンバルは変形可能に形成されている。
また、磁気ヘッド・スライダは、通常、高速回転する磁気ディスク表面上で、非常に小さい浮上量で稼働しており、例えばCSS(コンタクト、スタート、ストップ)時等には磁気ヘッド・スライダ浮上面と磁気ディスク表面とが摺動して、静電気が発生する。磁気ヘッド・スライダに静電気が発生すると、磁気ヘッド素子部が静電気により破壊されることがある。これを防止するために、磁気ヘッド・スライダの側面とジンバルとの境界面に導電性接着剤を塗布し、磁気ヘッド・スライダとジンバルを電気的に接続している。
この導電性接着剤は一般に非導電性接着剤に銀等の導電材料(金属フィラー等)が混合されてなるが、温度、振動等の厳しい使用環境において、この金属フィラー等の導電材料が脱落し、磁気ヘッド・スライダと磁気ディスクとの摺動事故を引き起こす恐れが有る。また、磁気ヘッド・スライダは、通常の接着剤(非導電性接着剤)によりジンバルに接着されているが、この導電性接着剤が磁気ヘッド・スライダの下部からはみ出して、ジンバル上の配線の端子の上に達し、この配線の端子と磁気ヘッド素子部からの配線の端子との接合に悪影響を与えることがある。特に小型化された磁気ヘッド・スライダにおいて、このようなことが起こりやすい。
そこで、ジンバルに、導電性接着剤領域を取り囲むシールドを設け、導電性接着剤がむき出しにならないようにするため、従来、磁気ヘッド・アセンブリにおけるジンバルを、図10のような構成としたものがある。図10に示すように、磁気ヘッドが搭載される領域520において、導電性接着剤523をシールド521で取り囲むことでその脱落による故障を防止することができる。なお、導電性接着剤523は接着力が弱く、通常、非導電性接着剤512も合わせて塗布される。
また、特許文献1には、導電性接着剤が設けられた領域と、ジンバル上に設けられた配線に接続する電極端子との間に、はみ出し防止壁を有する磁気ヘッド・アセンブリが開示されている。図11は、特許文献1に記載の磁気ヘッド・アセンブリにおける可撓性支持部材の先端部の平面図である。
図11に示すように、SUS304等の金属材料からなるジンバル501上に、配線507a、507b、507c、507dと接続する電極端子506a、506b、506c、506dが配置されている。これらの電極端子506a、506b、506c、506dは磁気ヘッドスライダ(図示せず)の磁気ヘッド素子部側の電極端子と接合される。電極端子506a、506b、506c、506dと導電性接着剤塗布領域502との間には、はみ出しの防止壁505a、505bが設けられている。また、導電性接着剤塗布領域502は、磁気ヘッド・スライダの貼付け位置504のほぼ中央部にあり、その周りに導電性接着剤のはみ出しの防止壁505eが配置されている。防止壁505eの周囲は非導電性接着剤塗布領域503である。
ところで、近時のHDDは、情報量の増加に伴い高記憶容量化、高性能化、小型化が要求され、これにより磁気ヘッド組立体も高精度、小型化、高信頼性が求められている。したがって、磁気ヘッドのリード/ライトパフォーマンスにおける浮上高(fly height)が製品の性能に及ぼす影響が大きくなっている。この浮上高は実際にHGAに組み立てして動作テストを行なってみないとその性能が確かめられない。
通常、この動作テストにより欠陥品とされた場合、磁気ヘッド・スライダはサスペンションと共に破棄されているが、よりコストを低く抑えるためには、サスペンションを再生することが望まれる。
特開2000−298812号公報
しかしながら、サスペンションは、HDDパフォーマンス、対ショック性の向上、フェムトスライダの採用などにより、性能重視の設計となり、磁気ヘッド・スライダを貼り付ける薄板バネ(ジンバル)には厚さ15μmのステンレス薄板が採用されており、外力で容易に変形する。よって、ジンバルから磁気ヘッド・スライダを取りはすし、サスペンションを再生しようとしても、ジンバルが変形し再生することが極めて困難である。その主な理由は、上述の導電性接着剤領域を取り囲むシールドにより、接着剤を溶かす溶剤がしみ込みにくく、接着剤の接着力が落ちにくいためである。よって無理に剥がそうとするとサスペンションが曲がってしまい再生不可能となる。これに対し、上記特許文献1のような構成であれば、非導電性接着剤ははみ出し防止壁の外側に塗布されており、接着剤を溶かす溶剤が浸透しやすく、サスペンションの再生が可能とも考えられる。
しかし、上述のシールド若しくは防止壁(以下、スペーサという。)は、ヘッド・スライダとジンバルとを平行又は安定した角度に保つ土台として機能し、磁気ヘッドの姿勢角を安定させる機能を有する。さらに、当該スペーサの厚みにより、導電性接着剤の厚みを一定に保ち、接着剤のばらつきによるスライダとジンバル間の抵抗値のバラツキを低減する機能を有する。
特に、今後主流となるフェムトスライダではヘッドの姿勢角に対する要求は益々厳しいものとなっている。姿勢角のスペックの例としてはスライダサイズの大きいピコスライダでは、±1.2度であるのに対し、フェムトスライダでは、機器によっては、±0.4度と3倍程度の精度を必要とする。
すなわち、サスペンションとしてはヘッドの姿勢角を安定させる構成とすることが必要である。上述の特許文献1に記載の構成であると、接着剤領域102は露出しているので、解体する際には溶剤がしみ込みやすくサスペンションを再生することも可能となる。しかしながら、導電性接着剤領域が狭ため、導電性接着剤の塗布位置及び塗布量のバラツキにより、導電性接着剤の防止壁への乗り上げが発生しやすい。導電性接着剤がはみ出すと、姿勢角をコントロールすることができなくなるだけでなく、上述したように、磁気ヘッド素子部からの配線の端子との接合に悪影響を与えてしまうという問題点もある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、サスペンションの変形を抑えてスライダの取り外しが可能であると共に、磁気ヘッドの姿勢角を安定に保つことができる磁気ヘッド・アセンブリ及びこれを搭載した磁気ディスク装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る磁気ヘッド・アセンブリは、サスペンションと、磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダと、当該磁気ヘッド・スライダを保持し、上記サスペンションに接続される可撓性支持部材とを有する磁気ヘッド・アセンブリであって、前記可撓性支持部材は、第1の塗布領域の周囲に形成されたスペーサを有し、このスペーサの周囲に前記第1の塗布領域以下の面積を有する第2の塗布領域が形成され、前記可撓性支持部材と前記磁気ヘッド・スライダとが、前記第1の塗布領域に塗布された導電性材により導通され、前記第2の塗布領域に塗布された非導電性接着剤により接着されたものである。
本発明においては、第1の塗布領域に塗布された導電性材により磁気ヘッド・スライダと可撓性支持部材とを導通させることができる。この導電性材の周囲には導電性材を取り囲むスペーサが形成され、その外側に塗布された非導電性接着剤により磁気ヘッド・スライダを可撓性支持部材と接着することで、導電性材の脱落を防止すると共に、解体する際の溶剤を染みやすくすることができて可撓性支持部材から磁気ヘッド・スライダを取り外しやすくする。またスペーサ内に形成される第1の塗布領域を第2の塗布領域より広い領域としてあるので導電性材を塗布する際のはみ出しを抑制することができる。
また、前記第2の塗布領域は、前記可撓性支持部材の前記磁気ヘッド・スライダと接着される領域においてディスク上に移動された際のその回転方向に対し線対称に設けられることが好ましい。塗布領域を磁気ヘッド・スライダの前後方向に線対称に設けることで、磁気ヘッド・スライダの姿勢角を安定させることができる。
さらに、前記非導電性接着剤は、前記可撓性支持部材の前記磁気ヘッド・スライダと接着される領域においてディスク上に移動された際のその回転方向に対し線対称に塗布されていることが好ましい。非導電性接着剤を磁気ヘッド・スライダの前後方向に線対称に塗布することで、磁気ヘッド・スライダの姿勢角を安定させることができる。
また、前記非導電性接着剤の塗布量は前記導電性接材の塗布量より多いものとすることができ、例えば、前記非導電性接着剤は前記導電性材の2倍以上の塗布量とすることができる。導電性材は、導通を取ることができればよく少量でもかまわない。
さらに、前記スペーサの高さは15μm以下とすることができ、極めて小さい磁気ヘッド・アセンブリに適用可能である。
本発明にかかる他の磁気ヘッド・アセンブリは、サスペンションと、磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダと、該磁気ヘッド・スライダを保持し、上記サスペンションに接続される可撓性支持部材とを有する磁気ヘッド・アセンブリであって、前記可撓性支持部材は、前記磁気ヘッド・スライダとの間隙を規定すると共に間欠的に形成されたスペーサを有し、前記可撓性支持部材と前記磁気ヘッド・スライダとが、非導電性接着剤により接着され、導電性材により導通され、前記導電性材は、前記スペーサ、及び少なくとも当該スペーサの間欠部分に塗布された前記非導電性接着剤によりその周囲全てが囲まれているものである。
本発明においては、導電性材は、スペーサ及び前記非導電性材によりその周囲全てが囲まれているのでその脱落を防止すると共に、スペーサを間欠的に形成することで、磁気ヘッド・スライダを可撓性支持部材から取り外すときの溶剤を非導電性接着剤に染み込みやすくしてその再生を容易とすることができる。
本発明にかかる磁気ディスク装置は、ディスクと、サスペンション、前記ディスクにアクセスしてデータを読み出し又はデータを書き込む磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダ、及び該磁気ヘッド・スライダを保持し、上記サスペンションに接続される可撓性支持部材を有する磁気ヘッド・アセンブリと、前記磁気ヘッド・アセンブリを駆動するボイス・コイル・モータと、前記ボイス・コイル・モータを制御する制御部とを有し、前記可撓性支持部材は、第1の塗布領域の周囲に形成されたスペーサを有し、このスペーサの周囲に前記第1の塗布領域以下の面積を有する第2の塗布領域が形成され、前記可撓性支持部材と前記磁気ヘッド・スライダとが、前記第1の塗布領域に塗布された導電性材により導通され、前記第2の塗布領域に塗布された非導電性接着剤により接着されたものである。
本発明においては、磁気ヘッド・アセンブリ又は磁気ディスク装置の組み立て後であってもサスペンションは容易に再生可能な構成を有するため、生産性の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
本発明によれば、サスペンションの変形を抑えてスライダの取り外しが可能であると共に、磁気ヘッドの姿勢角を安定にたもつことができる磁気ヘッド・アセンブリ及びこれを搭載した磁気ディスク装置を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
本形態の特徴点について詳細に説明する前に、最初に、HDDの全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD100の全体構成を模式的に示す平面図である。データを記録するディスクの一例ある磁気ディスク101は不揮発性の記録ディスクであって、磁性層が磁化されることによってデータを記録する。ベース102は、ガスケット(不図示)を介してベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)と固定することによって筐体の一例であるディスク・エンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を収容することができる。
クランプ104は磁気ディスク101をスピンドル・モータ103に固定する。磁気ディスク101は、ベース102の底面に固定されたスピンドル・モータ103により所定の角速度で回転駆動される。ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101にアクセスする。ヘッド・スライダ105は、ヘッド素子部とヘッド素子部が固定されたスライダとを有する。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持し、移動する。
アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、自身を回動する駆動機構としてのボイス・コイル・モータ(VCM)109を備えている。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置されたその先端部から、サスペンション110、アーム111、及びフラットコイル113を保持するコイル・サポート112の順で結合された各構成部材を備えている。以下、アクチュエータ106及びその構成要素の説明に関し、本明細書おいて、回動軸107側を後ろ側、先端部側を前側として説明する。また、本明細書において、ヘッド・スライダ105とサスペンション110のアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。ヘッド・スライダ105を支持するサスペンション110の構成については、後に詳細に説明する。
ランプ115は磁気ディスク101の外周端部に近接し、磁気ディスク101の回転が停止するときなどに、ヘッド・スライダ105を磁気ディスク101の面上からアンロードする退避位置を備える。アクチュエータ106は、回動して磁気ディスク101上からその退避位置にヘッド・スライダ105をアンロードし、その退避位置から磁気ディスク101上にロードする。タブ116はサスペンション110の先端部に形成されており、ロード/アンロードにおいてランプ115上を摺動する。この他、データ書き込み/読み出し処理を行わない場合に、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の内周に配置されているゾーンに退避するCSS(Contact Start and Stop)方式が知られており、本実施の形態に係るHDDにも適用可能である。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上にヘッド・スライダ105を移動する。アクチュエータ106が回動することによって、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の記録面の半径方向に沿って移動する。磁気ディスク101に対向するヘッド・スライダ105のABS(Air Bearing Surface)面で発生する力とサスペンション110による押し付け力とがバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を所定のギャップを置いて浮上する。
ヘッド・スライダ105とプリアンプIC123との間の信号は、アクチュエータ106に固定されているトレース122が伝送する。トレース122は、磁気ディスク101の反対側において、アーム111の回動方向を向く側面に沿って延びている。FPC143はコネクタ147を介して、ベース102裏面に実装される制御回路基板(不図示)と回路的に接続されている。FPC143は、制御回路とプリアンプIC123との間の信号を伝送する。制御回路が、HDD100の動作制御及びその信号処理を行う。尚、HDD100は、1もしくは複数枚の磁気ディスク101を備えることができ、各磁気ディスクの片面もしくは両面に記録面を形成することができる。HDD100は、各記録面に対応するHGAを備える。
図2(a)及び図2(b)は、ヘッド・アセンブリの一例である本形態のHGA200の構成を模式的に示す平面図である。図2(a)は、磁気ディスク101(ヘッド・スライダ105)側から見たHGA200の構成を示し、図2(b)はその反対側から見たHGA200の構成を示している。図3は、HGA200の各構成要素を示す分解斜視図である。以下、これらを参照して説明する。
図3に示すように、本形態のサスペンション110は、フレックス・ケーブル201、ジンバル202、ロード・ビーム203及びマウント・プレート204を備えている。フレックス・ケーブル201及びその下のジンバル202の一部が、トレース122を構成する。フレックス・ケーブル201において、複数本のリードが互いに接触することなく、ポリイミド絶縁層と一体的に形成されている。
各リードの一端は、FPC147に接続されるマルチコネクタ211を構成する。ヘッド・スライダ105側における各リードの他端は、ヘッド・スライダ105に形成されたパッドに接続される。フレックス・ケーブル201は、ジンバル202に接着剤によって固定する。なお、同様の構造をジンバル202上に直接形成することもできる。
ロード・ビーム203は、精密な薄板ばねとして、ステンレス鋼などによって形成される。その形状は、薄く軽量であると共に必要な剛性が保てるように設計される。その剛性はジンバル202よりも高い。図2(a)及び(b)に示すように、その長手方向(タブ116(前側)から回動軸(後側)への方向)に沿ったヒンジ部231までの両縁部は、磁気ディスク101から離れる方向に(図3における下方向)曲げられ、フランジ232a、232bが形成されている。フランジ232a、232bは、ロード・ビーム203の剛性を高める。図2に示すように、ヒンジ部231は開口218を有し、また、フランジ232a、232bは形成されていない。ヒンジ部231は、バネ性を有することによってヘッド・スライダ105への加重を発生させ、それがヘッド・スライダ105のABS面で発生する力とバランスする。
マウント・プレート204とジンバル202とは、共にロード・ビーム203にレーザ・スポット溶接やかしめ加工などによって一体化される。マウント・プレート204及びジンバル202は、例えば、ステンレス鋼で形成する。ジンバル202前端部のジンバル・タブ221は、ヘッド・スライダ105がランプ115に退避しているときに外部からの衝撃を受けた場合にランプ115と接触することによって、ジンバル202の回復不能な変形を防止する。
ジンバル202は、ジンバル・ベース部222においてロード・ビーム203に固定され、ジンバル・アーム223a、223b及びジンバル・タング224を含むジンバル202の前部は固定されておらず、自由な状態となっている。ジンバル・ベース部228からヘッド・スライダ105側に延在する2つのジンバル・アーム223a、223bは、ジンバル・アーム223に連続してそれらの前部に形成されている舌片部の一例であるジンバル・タング224を弾性的に支持する。ジンバル・タング224は、回動方向に延びるリンク・アーム228a、228bによって、ジンバル・アーム223a、223bに結合されている。ジンバル・タング224前方側には、フレックス・ケーブル201の一部を支持するための矩形上のリング229が設けられている。
図2(b)に示すように、ジンバル・タング224の磁気ディスク側の面上にヘッド・スライダ105が固着されている。ジンバル・タング224には、ジンバルの動きを規制するリミッタ・タブ225が形成されている。図3において、リミッタ・タブ225は、ロード・ビーム203の突部233に係止され、ジンバル202の大きな変形を防止する。リミッタ・タブ225と突部233とが、リミッタ機構を構成する。
次に、本実施の形態にかかる磁気ヘッド・アセンブリについて詳述する。図4(a)及び図4(b)は、本実施の形態にかかるHGAのスライダ搭載部分を拡大して示すそれぞれ斜視図及び平面図である。図4(a)及び図4(b)に示すように、ジンバル・タング224においてヘッド・スライダが搭載される領域には、上面視でひし形形状のスペーサ401が形成されている。このジンバル・タング224におけるスライダ搭載位置に導電性接着剤及び非導電性接着剤が塗布され、スライダを接着する。ここで、本実施の形態にかかるHGAは、スライダ搭載後、スライダが不良品である場合には、当該スライダを取り外し、サスペンション110の再利用を可能とする。このため、ジンバル・タング224におけるスライダ搭載位置には、第1の塗布領域としての導電性接着剤塗布領域A1が設けられ、その周囲がスペーサ401により囲まれている。導電性接着剤塗布領域A1に塗布された導電性接着剤により、磁気ヘッド・スライダとジンバルとを電気的に接続する。また、スペーサ401により、導電性接着剤塗布領域A1に塗布される導電性接着剤が脱落して磁気ヘッド・スライダと磁気ディスクとの摺動事故を引き起こすことを防止する。
このスペーサ401には上述したように、さらに、ヘッド・スライダとジンバルとを平行又は安定した角度に保つ土台として、磁気ヘッドの姿勢角を安定させる機能を有する。さらに、当該スペーサの厚みにより、導電性接着剤の厚みを一定に保ち、接着剤のばらつきによるスライダとジンバル間の抵抗値のバラツキを低減する機能を有する。このスペーサ401は、例えば、フェムトスライダであれば15μm以下の厚みを有する。
そして、導電性接着剤塗布領域A1を囲むスペーサ401の外側の領域が、第2の塗布領域としての非導電性接着剤塗布領域A2となっている。この非導電性接着剤塗布領域A2に非導電性接着剤を塗布し、スライダと接着する。ここで、非導電性接着剤の塗布量は極めて少量であり塗布する位置及び量の制御が難しい。しかし、導電性接着剤がスペーサ401を超えてはみ出すと姿勢角に影響を与えるだけでなく、それが脱落して故障の原因となる。そこで、本実施の形態においては、この非導電性接着剤の塗布領域をなるべく大きく設け、得に非導電性接着剤塗布領域の面積以上としている。このことにより、導電性接着剤のはみ出しを防止することができる。なお、導電性接着剤403は、塗布可能なようにペースト状であればよく接着力がなくてもかまわない。また、接着力を有する非導電性接着剤はスペーサ401の外側に塗布されるため、サスペンションを再生する際、非導電性接着剤に溶剤がしみ込みやすく、ジンバルからの取り外しを容易とする。
さらに、磁気ヘッドの姿勢角を安定させるため、導電性接着剤塗布領域A1及び非導電性接着剤塗布領域A2は、ディスクに配置された際のディスクの回転方向(スライダの前後方向)に線対称に設けられ、導電性接着剤及び非導電性接着剤も線対称に塗布される。図5(a)及び図5(b)は、本実施の形態にかかるHGAのスライダ搭載部分を拡大して示すそれぞれ斜視図及び平面図であって、導電性接着剤及び非導電性接着剤を塗布した状態を示す図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本実施の形態にかかる非導電性接着剤402はスペーサ401の外側であって線対称となる位置に塗布される。また導電性接着剤403は、導電性接着剤塗布領域A1の中央に塗布されている。導電性接着剤403は、スライダとジンバルとを電気的に接続できればよく少量でもかまわない。一方、非導電性接着剤402により、スライダを固定するため、本例では導電性接着剤403の約4倍塗布されている。
そして、図6(a)及び図6(b)に示すように、この上部にスライダ105が接着固定される。なお、非導電性接着剤の塗布位置としては、線対称に塗布すれば姿勢角を保つことができ、図5に示す4点のうち、例えばスライダ105の前側の2点又は後ろ側2点のみの塗布とするなどしてもよい。
ところで、スペーサ401の形状は、非導電性接着剤塗布領域A2を確保しつつ導電性接着剤塗布領域A1をできるだけ大きくとることができ、かつ姿勢角を安定して保つことができるような形状とすればよい。そして、非導電性接着剤は安定した姿勢角となるよう、スライダの長手方向に対し線対称の位置に塗布できればよい。したがって、スペーサ401の形状や、非導電性接着剤の塗布位置は上記に限るものではない。
図7(a)及び図7(b)は、本実施の形態にかかる他のHGAのスライダ搭載部分を拡大して示す平面図であって接着剤塗布前後を示す図である。図7(a)及び図7(b)に示すように、スペーサ411を、ジンバル・タング224におけるスライダ搭載位置の4隅にのみ非導電性接着剤塗布領域が形成されるような形状としてもよい。なお、スペーサ411は、ポリイミドなどからなり、フレックス・ケーブル201の絶縁層や保護層と共に、エッチング等により形成することができ、どのような形状であっても容易に形成することができる。
HDD100の製造では、上述のように、ヘッド・スライダ105を、接着剤によりサスペンション110に実装してHGA200を製造する。その後、テスト装置に搭載され、浮上高のテスト等、HGA200のテストが行なわれる。そこでスライダの欠陥が発見された場合、スライダのみを破棄すればサスペンション110は再利用することができる。
HGAの製造において、ダイナミックエレキテスト(DET)と呼ばれるテストが行われる。DETは、テスト装置にHGAをセットし、回転する磁気ディスクに対して実際のリード/ライト処理を行う。これによって、ヘッド・スライダの浮上特性や記録再生特性の評価を行う。ここで、従来は、DETにおいて仕様を満足するHGAは次の製造工程へ進み、不合格と判定されたHGAは廃棄されていた。従って、ヘッド・スライダが仕様を満たさない場合には、ヘッド・スライダが固着されたサスペンションも共に廃棄され、HGA製造上の損失となっていた。これに対し、本実施の形態においては、導電性接着剤が脱落しないようその周囲をスペーサで取り囲む構成とし、さらにスペーサの外側に非導電性接着剤を塗布してサスペンションとスライダとを接着する。よって、スペーサの外側に非導電性接着剤が塗布されているため、非導電性接着剤に溶剤が染みやすく取り外しが容易となる。
図8は、スライダの再生工程を示すフローチャートである。スライダの欠陥が検出されたHDDは、サスペンションを再生すべく、スライダの欠陥が発見されたHGAを抽出し(ステップS1)、スライダ部分を溶剤に浸す(ステップS2)。本実施の形態においては、スペーサ401、411の外側に非導電性接着剤402が塗布されているため、溶剤がしみ込みやすく、接着力を低下させることができる。
非導電性接着剤の接着力が低下したらスライダを取り外す(ステップS3)。そして、取り外し後に、再びアルコール等の溶剤に浸し、残った非導電性接着剤402、導電性接着剤403を取り除く(ステップS4)。最後に、スライダの取り除かれたサスペンションが曲がったり、変形していないかのテストが行なわれる(ステップS5)。こうして、欠陥があるスライダが取り除かれたサスペンションは、再度新しいスライダが搭載され、HGAが製造される。
なお、HDDの製造工程としては、HGAを製造した後、アーム111及びフラットコイル113を備える部品であるCOMBにHGA200を連結してHSAを製造する。HSAには、AEとFPC143とが実装される。スピンドル・モータ103、HSA、磁気ディスク101、VCMマグネットなどの部品がベース102内に実装され、トップ・カバーでベース102の開口を閉じることでヘッド・ディスク・アセンブリ(HDA)を製造する。そして、HDAのベース裏側に制御回路基板を実装して、HDD100が完成する。その後、リード/ライトなどの最終テストをパスしたら製品として出荷される。なお、この時点でスライダの欠陥が検出された場合においても、上述と同様、HDDを分解してサスペンションを再生することが可能である。
本実施の形態においては、サスペンションのスライダ搭載位置において、導電性接着剤塗布領域A1の周囲を取り囲むスペーサ401を形成し、その外側に非導電性接着剤塗布領域A2を設ける。そして、この外側の非導電性接着剤塗布領域A2に非導電性接着剤を塗布してスライダを接着させることで、スライダに欠陥があって、サスペンションを再生する工程において、非導電性接着剤に溶剤が浸透しやすく、スライダを取り外しやすくすることができる。なお、導電性接着剤は、非導電性接着剤に銀ペースト等を混入したものであり、接着力は弱く、スペーサ401により溶剤がしみ込まなくてもスライダを取り外すことは可能である。これにより、サスペンションのサルベージが可能となり、コストリダクションが可能となる。
また、スペーサ401で取り囲む導電性接着剤塗布領域A1をできるだけ大きく、少なくとも非導電性接着剤塗布領域A2以上の面積としている。得に、近時のフェムトスライダを有するHDDなどのように、小型化したHGAにおいては、このスペーサの高さは15μm以下となっており、導電性接着剤塗布領域A1を広く設けなければ、その塗布位置や塗布量によって容易にスペーサからはみ出してしまう。これに対し、本実施の形態においては、この塗布領域A1をできるだけ広くすることで、スペーサ401の高さが15μm以下であっても導電性接着剤がその塗布領域A1からはみ出すことがなく、姿勢角に影響を与えることなく、かつ導電性接着剤が脱落して故障の原因となるようなこともない。
また、スペーサ401、非導電性接着剤塗布領域A2は、スライダの長手方向に線対称になるよう形成され、非導電性接着剤も同じくスライダ長手方向に線対称になるよう塗布することで、安定したスライダの姿勢角を得ることができる。また、スペーサ401をひし形等にすることで、導電性接着剤塗布領域A1を大きくとることできる共に、スペーサ401がスライダ長手方向の略全域にわたって形成されるため、姿勢角をより安定したものとすることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の形態においては、スペーサ401により、導電性接着剤塗布領域が囲まれたものとして説明したが、導電性接着剤の脱落防止のためには、スペーサで囲む場合に限らない。すなわち、スペーサ及び非導電性接着剤により導電性接着剤を囲むような構成としてもよい。この場合、サスペンションを再生可能とするために、非導電性接着剤が溶剤に浸したとき浸透可能であればよい。
図9(a)及び図9(b)は、スペーサの形状及び非導電性接着剤の塗布位置の他の例を示す図である。図9(a)及び図9(b)に示すように、スペーサ421a、421bを、導電性接着剤塗布領域A1を取り囲むように形成しつつ一部に開口を設けた間欠的な構成とする。このスペーサ421a、421bの間欠部分を埋めるように非導電性接着剤402塗布し、導電性接着剤403を、スペーサ421a、421b及び非導電性接着剤40により取り囲むようにしてもよい。スペーサ421a、421b及び非導電性接着剤40により、導電性接着剤403の周囲全てを取り囲むことで、導電性接着剤403の脱落を防止することができる。また、スペーサ421a、421bの間欠部分に非導電性接着剤402を塗布することで解体時には溶剤がしみ込みやすく、サスペンションの再利用が可能となる。
本発明の実施の形態に係るHDD100の全体構成を模式的に示す平面図である。 (a)及び(b)は、ヘッド・アセンブリの一例である本形態のHGA200の構成を模式的に示す平面図である。 HGA200の各構成要素を示す分解斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態にかかるHGAのスライダ搭載部分を拡大して示すそれぞれ斜視図及び平面図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態にかかるHGAのスライダ搭載部分を拡大して示すそれぞれ斜視図及び平面図であって、導電性接着剤及び非導電性接着剤を塗布した状態を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態にかかるHGAのスライダ搭載部にスライダを搭載する工程を説明する斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態にかかる他のHGAのスライダ搭載部分を拡大して示す平面図であって接着剤塗布前後を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるスライダの再生工程を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、本発明の他の実施の形態にかかるスペーサの形状及び非導電性接着剤の塗布位置の他の例を示す図である。 従来のHGAのスライダ搭載部分を拡大して示す模式図である。 特許文献1に記載の磁気ヘッド・アセンブリにおける可撓性支持部材の先端部の平面図である。
符号の説明
101 磁気ディスク、102 ベース、103 スピンドル・モータ
104 クランプ、105 ヘッド・スライダ、106 アクチュエータ107 回動軸
110 サスペンション、111 アーム、112 コイル・サポート
113 フラットコイル、115 ランプ、116 タブ、122 トレース
147 コネクタ、201 フレックス・ケーブル、202 ジンバル
203 ロード・ビーム、204 マウント・プレート、211 マルチコネクタ
218 開口、221 ジンバル・タブ、222 ジンバル・ベース部
223 ジンバル・アーム、223a,220b ジンバル・アーム
224 ジンバル・タング、225 リミッタ・タブ、228 ジンバル・ベース部
228a,228b リンク・アーム、229 リング、231 ヒンジ部
232a,232b フランジ、233 突部
401、411、421a、421b スペーサ、403 導電性接着剤
A1 導電性接着剤塗布領域、A2 導電性接着剤塗布領域

Claims (9)

  1. サスペンションと、磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダと、当該磁気ヘッド・スライダを保持し、上記サスペンションに接続される可撓性支持部材とを有する磁気ヘッド・アセンブリであって、
    前記可撓性支持部材は、第1の塗布領域の周囲に形成されたスペーサを有し、このスペーサの周囲に前記第1の塗布領域以下の面積を有する第2の塗布領域が形成され、
    前記可撓性支持部材と前記磁気ヘッド・スライダとが、前記第1の塗布領域に塗布された導電性材により導通され、前記第2の塗布領域に塗布された非導電性接着剤により接着された、磁気ヘッド・アセンブリ。
  2. 前記第2の塗布領域は、前記可撓性支持部材の前記磁気ヘッド・スライダと接着される領域においてディスク上に移動された際のその回転方向に対し線対称に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド・アセンブリ。
  3. 前記非導電性接着剤は、前記可撓性支持部材の前記磁気ヘッド・スライダと接着される領域においてディスク上に移動された際のその回転方向に対し線対称に塗布されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ヘッド・アセンブリ。
  4. 前記第1の塗布領域は、前記可撓性支持部材の前記磁気ヘッド・スライダと対峙する領域において略中央に位置する
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド・アセンブリ。
  5. 前記非導電性接着剤の塗布量は前記導電性接材の塗布量より多い
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド・アセンブリ。
  6. 前記非導電性接着剤は前記導電性材の2倍以上の塗布量である
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド・アセンブリ。
  7. 前記スペーサの高さは15μm以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド・アセンブリ。
  8. サスペンションと、磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダと、該磁気ヘッド・スライダを保持し、上記サスペンションに接続される可撓性支持部材とを有する磁気ヘッド・アセンブリであって、
    前記可撓性支持部材は、前記磁気ヘッド・スライダとの間隙を規定すると共に間欠的に形成されたスペーサを有し、
    前記可撓性支持部材と前記磁気ヘッド・スライダとが、非導電性接着剤により接着され、導電性材により導通され、
    前記導電性材は、前記スペーサ、及び少なくとも当該スペーサの間欠部分に塗布された前記非導電性接着剤によりその周囲全てが囲まれている、
    磁気ヘッド・アセンブリ。
  9. ディスクと、
    サスペンション、前記ディスクにアクセスしてデータを読み出し又はデータを書き込む磁気ヘッド素子部が配置された磁気ヘッド・スライダ、及び該磁気ヘッド・スライダを保持し、上記サスペンションに接続される可撓性支持部材を有する磁気ヘッド・アセンブリと、
    前記磁気ヘッド・アセンブリを駆動するボイス・コイル・モータと、
    前記ボイス・コイル・モータを制御する制御部とを有し、
    前記可撓性支持部材は、第1の塗布領域の周囲に形成されたスペーサを有し、このスペーサの周囲に前記第1の塗布領域以下の面積を有する第2の塗布領域が形成され、
    前記可撓性支持部材と前記磁気ヘッド・スライダとが、前記第1の塗布領域に塗布された導電性材により導通され、前記第2の塗布領域に塗布された非導電性接着剤により接着された、
    磁気ディスク装置。
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