JP3908706B2 - 磁気ヘッド装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスク装置などに搭載される磁気ヘッド装置に係り、特に、スライダと支持部材間の導通性を良好にでき、前記スライダに設けられた記録用及び/又は再生用の薄膜素子の静電破壊を抑制することが可能な磁気ヘッド装置製造方法に関する。
ハードディスク装置等に搭載される磁気ヘッド装置は、例えば図21に示す構成で形成される。
前記磁気ヘッド装置は、スライダ1とこれを支持する支持部材2とを有して構成される。
前記スライダ1はセラミック材などで形成されている。また図21に示すように前記スライダ1のトレーリング側には記録及び/または再生用の薄膜素子3が設けられている。
前記支持部材2はロードビーム4とフレキシャ5とから構成されている。前記ロードビーム4はステンレスなどの板ばね材からなり、その先端付近には両側に折曲部4aが形成され、この部分が剛性を有する構造となっている。また図示しない前記ロードビーム4の基部では所定の弾性押圧力を発揮できるものとなっている。
図21に示すように、前記ロードビーム4の先端付近には、前記フレキシャ5方向に向けて突出するピボット6が形成され、このピボット6に前記フレキシャ5を介して前記スライダ1が当接される。
前記フレキシャ5は例えば固定部5aと舌片5bとで構成される。前記固定部5aと舌片5bとはトレーリング側で連結されるが、前記舌片5bは、前記固定部5aとの連結部を除いて前記固定部5aから分離しており、そのリーディング側が自由端となっている。前記固定部5aは前記ロードビーム4の裏面に接着剤等で接合され、一方、舌片5bは前記ピボット6下に自由状態で配置され、前記舌片5b下に前記スライダ1が接着層8を介して接合されている。
前記舌片5bと前記スライダ1間に介在する接着層8は、例えば熱硬化性接着剤や導電性樹脂などで構成される。
ここで前記導電性樹脂を前記舌片5bと前記スライダ1間に介在させる理由は、前記スライダ1に摩擦等により帯電した静電気を前記導電性樹脂を介して支持部材2側に逃がすためである。
図22は、前記スライダ1を前記舌片5b上に接合する前の段階を示す部分拡大断面図である。
図22に示すように、前記舌片5b上に部分的に導電性樹脂膜9を塗布し、図示しない熱硬化性樹脂等も前記舌片5b上に塗布した後、前記舌片5b上に前記スライダ1を載置し、その後、加熱処理等を行って、前記スライダ1を前記舌片5b上に接合する。
図22に示すように、前記舌片5b上には自然酸化などによる絶縁層10が設けられている。従って前記導電性樹脂膜9は前記絶縁層10上に塗布されることになる。
ここで前記導電性樹脂について記載がある文献を以下に挙げる。
特開平9−22518号公報 特開2002−343048号公報
ところで後述する実験によれば、前記スライダ1と支持部材2間に例えば0.5V以下の低い電圧を印加してもそのときの抵抗値は数MΩという非常に高い値を示し、すなわち前記スライダ1と支持部材2間の導通性が非常に悪いことがわかった。
それは図22に示すように前記舌片5b上に絶縁層10が設けられているからである。このため前記舌片5bとスライダ1間に導電性樹脂膜9を介在させても前記スライダ1と舌片5b間が良好に通電せず、スライダ1に帯電した静電気を効果的に前記支持部材2側に逃すことができない。
その結果、図21のように前記スライダ1が記録媒体D上を短いスペーシングで浮上しているときに、前記スライダ1と記録媒体D間に電位差が生じると、前記スライダ1から前記記録媒体Dに放電、すなわちスライダ1と記録媒体D間が短絡してしまい、前記薄膜素子3に過電流が流れて前記薄膜素子3が静電破壊(ESD)を起こすといった不具合があった。
上記した特許文献1及び特許文献2には、導電性樹脂に関する記載があるものの両方の文献はいずれも、前記導電性樹脂膜9下に形成された絶縁層10について論じられておらず、如何にして前記導電性樹脂膜9と絶縁層10とを介した前記スライダ1と舌片5b間の導通性を確保するかについて開示されていない。
そこで本発明は上記問題点を解決するためのものであり、特に、スライダと支持部材間の導通性を良好にでき、前記スライダに設けられた記録用及び/または再生用の薄膜素子の静電破壊を抑制することが可能な磁気ヘッド装置製造方法を提供することを目的としている。
本発明は、記録用、あるいは、再生用、又は、記録用び再生用の薄膜素子を有するスライダと、前記スライダを支持する支持部材とを有して成り、前記支持部材はフレキシャとロードビームからなり、前記フレキシャのスライダ接合面の少なくとも一部に導電性樹脂膜を介して前記スライダを接合する磁気ヘッド装置の製造方法において、
(a) 前記導電性樹脂膜の塗布と電圧印加の両方が可能な装置を用い、前記スライダ接合面上に形成された絶縁層上の少なくとも一部に、前記装置のノズル部で前記導電性樹脂膜を塗布する工程と、
(b) 前記ノズル部を前記導電性樹脂膜下にある絶縁層の表面にまで押付けた状態で、前記絶縁層に電圧を印加して、前記絶縁層を絶縁破壊する工程と、
(c) 前記導電性樹脂膜上に前記スライダを設置し、前記導電性樹脂膜の硬化により、前記スライダ接合面上に前記導電性樹脂膜を介して前記スライダを接合する工程と、
を有することを特徴とするものである。
本発明では、前記(c)工程よりも前の段階で、前記導電性樹脂膜とは別の接着剤を前記絶縁層上に塗布し、前記(c)工程で、前記スライダを前記スライダ接合面上に、前記導電性樹脂膜及び別の接着剤を介して接合することが、前記スライダと支持部材間の接合強度を高めることができる上で好ましい
本発明では、前記導電性樹脂膜の下にある前記絶縁層を絶縁破壊させることで、前記導電性樹脂膜と前記支持部材間の導通性を良好にでき、スライダと支持部材間の導通性を従来に比べて向上させることが可能である。
また本発明では特にライダと支持部材との接合工程の前に、前記絶縁層を絶縁破壊させるため、絶縁破壊工程の影響が前記スライダに設けられた薄膜素子に及ぶことはなく、前記薄膜素子の記録及び/又は再生特性を良好に保ち得る。
また本発明では記導電性樹脂膜を塗布した後、前記導電性樹脂膜下にある絶縁層に電圧を印加して前記絶縁層を絶縁破壊するから、簡単な方法にて前記絶縁層を絶縁破壊させることができる。特に上記の製造方法によれば、前記スライダを前記支持部材に接合する前に、電圧印加によって前記導電性樹脂膜下にある絶縁層を絶縁破壊させているから、仮にスライダを支持部材に接合した後、電圧印加した場合に生ずると予測される薄膜素子の不具合(特性劣化)をそもそも生じさせることがない。
さらに、前記導電性樹脂膜の塗布と電圧印加の両方が可能な装置を用い、前記装置のノズル部で前記導電性樹脂膜の塗布を行った後、前記ノズル部を前記導電性樹脂膜下にある絶縁層の表面にまで押付けた状態で、前記絶縁層に電圧を印加することで、前記導電性樹脂膜の塗布工程と電圧印加工程の双方を同じ装置で行うことができるから、製造工程の時間的短縮及び簡略化を図ることが出来る。
本発明によれば、導電性樹脂膜下にある絶縁層を絶縁破壊させる結果、導電性樹脂膜と支持部材間の導通性を良好にでき、よって前記支持部材とスライダ間の導通性を向上させることができ、従来に比べて薄膜素子の静電破壊(ESD)を効果的に抑制できる磁気ヘッド装置を提供することができる。
また本発明によれば、非常に簡単な方法にて前記絶縁層を絶縁破壊させることができるとともに、前記スライダを前記支持部材に接合する前に、前記導電性樹脂膜下にある絶縁層を絶縁破壊させているから、仮にスライダを支持部材に接合した後、絶縁破壊させた場合に生ずると予測される薄膜素子の不具合(特性劣化)がそもそも生じ得ない。
図1は、本発明の実施の形態の磁気ヘッド装置の全体構造を示す部分斜視図、図2は前記磁気ヘッド装置の先端付近のみを拡大した前記磁気ヘッド装置の部分拡大側面図である。
図1に示すように前記磁気ヘッド装置20は、スライダ21と前記スライダ21を支持する支持部材22とを有して構成される。
前記支持部材22は、ステンレス等の板ばね材からなるロードビーム23と、その先部に設けられた薄いステンレス等の板ばね材からなるフレキシャ24とを有して構成される。
図1に示すように前記ロードビーム23の両側には、折曲部23a,23aが形成され、この部分が剛性を有する構造となっており、折曲部23aが形成されていないロードビーム23の基端部23bにて所定の弾性押圧力を発揮できるものとなっている。また前記ロードビーム23の基端部23bからはマウント部23cが設けられており、前記マウント部23cが所定のディスク装置側の取付面に取り付けられることによって、前記磁気ヘッド装置20が前記ディスク装置内に搭載される。
前記スライダ21は例えばアルミナチタンカーバイト(Al23−TiC)などのセラミック材料で形成されている。
図2に示すように前記スライダ21のトレーリング側には、例えば再生磁気機能部である磁気抵抗効果を利用した薄膜再生素子、及び記録磁気機能部であるインダクティブ型の薄膜記録素子を有する薄膜素子25が設けられている。なお前記薄膜素子25は、薄膜再生素子のみ、あるいは薄膜記録素子のみで構成されていてもよい。
前記フレキシャ24は、舌片24aと固定部24bとで構成される。図3(フレキシャのスライダ接合面側を上にして示した部分平面図)に示すように前記舌片24aはトレーリング側で前記固定部24bに連結されているが、前記舌片24aの側部側及びリーディング側には切り欠き部24cが形成され、前記固定部24bから分離しており、前記舌片24aのリーディング側は自由端となっている。
図2に示すように前記固定部24bは前記ロードビーム23の下面に接着固定されるものの、前記舌片24aは、前記ロードビーム23から下方に突き出すピボット26下に当接し自由状態にされている。そして前記スライダ21は前記舌片24aの下面(スライダ接合面)に接合されて、前記ピボット26を支点としてピッチ及びロール方向に揺動できるようになっている。
前記スライダ21のトレーリング側端面には前記薄膜素子25から引き出された電極端子部(図示しない)が設けられ、前記舌片24aの下面にはロードビーム23から延びる導電パターン(図示しない)が前記電極端子部と対向する位置まで延出形成されており、前記電極端子部と前記導電パターンとが例えば金(Au)のボールボンディングなどによる接合部材27によって接合されている。
図1及び図2に示す磁気ヘッド装置20は、例えばCSS(コンタクト・スタート・ストップ)方式のハードディスク装置に使用される。CSS方式では、最初、前記スライダ21は、前記支持部材22により記録媒体Dの記録面に対して弱い弾性力で付勢されている。すなわちスタート時にスライダ21が記録媒体D上に接触しており、前記記録媒体Dの始動と同時に記録媒体D表面に生じる空気流によりスライダ21に浮上力が作用し、前記スライダ21はリーディング側がトレーリング側より記録媒体D表面から持ち上げられるとともに、前記トレーリング側が記録媒体Dからわずかに浮上した傾斜姿勢となり記録媒体D表面を走査する(図2)。
図2に示すように、前記スライダ21は、前記フレキシャ24の舌片24aの下面(スライダ接合面)に接着層30を介して接合されている。
図2に示す実施形態では、前記接着層30には、少なくとも導電性樹脂が含有されている。
図3ないし図7及び図13を用いて、前記スライダ21とフレキシャ24の舌片24a間の第1の接合方法を説明する。
まず図1及び図2に示すロードビーム23とフレキシャ24とを位置合わせして接合した後、図3に示すように、前記フレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に導電性樹脂膜40を部分的に塗布する。前記導電性樹脂膜40の塗布の場所は任意であるが、前記スライダ接合面24a1は平坦化面であるため、前記スライダ接合面24a1の広い範囲を前記導電性樹脂膜40の塗布領域として使用できる。
図3では、前記導電性樹脂膜40を前記スライダ接合面24a1のちょうど中心付近にのみ塗布している。
前記導電性樹脂膜40には、例えばエポキシ系、フェノール系、ウレタン系などの熱硬化性のバインダー樹脂に、銀、銅あるいは金などの導電性フィラーが混入されたもの、あるいはアクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ナイロン系等の熱可塑性のバインダー樹脂に、上記の導電性フィラーが混入されたものを使用できる。
前記導電性樹脂膜40の塗布は、前記導電性樹脂膜40の塗布と後述する電圧印加の双方が可能な装置を用いて行う。
図4は、図3に示すちょうど前記導電性樹脂膜40が塗布された付近の舌片24aをA−A線から切断し、その切断面を矢印方向から見た部分拡大断面図である。
図4に示すように、装置42のノズル部43の先端から前記舌片24aのスライダ接合面24a1上に導電性樹脂膜40を塗布する。
図4に示すように、前記舌片24aのスライダ接合面24a1上には自然酸化などによって得られた絶縁層41が形成されている。これは、前記フレキシャ24を、ロードビーム23にように製造工程中に固定部材によって掴んだりあるいは何等かの方法で酸化等から保護する手段をとりにくいからである。前記フレキシャ24は非常に薄い板ばねでちょっとしたことで損傷を受けたり曲がってしまったり不具合を生じやすい。前記フレキシャ24は後にスライダ21が接合される部分であるから上記のような不具合が生じてはならず、従って前記フレキシャ24には自然酸化などによる絶縁層41が形成されやすい状態となっている。前記絶縁層41の膜厚は概ね100Å程度である。なお前記絶縁層41は意図的に形成されたものであってもよい。
図4に示すように前記導電性樹脂膜40は前記絶縁層41上に部分的に塗布される。
次に、図5のように、前記ノズル部43を前記導電性樹脂膜40下にある絶縁層41の表面にまで押付ける。これにより前記導電性樹脂膜40は、潰されて前記ノズル部43の側面周囲に広がった状態になる。
そして次工程で、前記ノズル部43下にある絶縁層41を絶縁破壊する。具体的には図5及び図6(図5の縮小図)のように、前記ノズル部(例えば出力端子として機能する)43を前記絶縁層41の表面に押付けるとともに、前記装置42のもう一方の端子44(例えば入力端子)側を前記支持部材22の一部位(例えばロードビーム23のマウント部23c)上に当接させる。
上記したように前記装置42は、電圧印加も行える装置であり、よって前記ノズル部43は導電性樹脂膜40の塗布口とともに電圧印加のための端子部としても機能している。
なお前記端子44の先端部が当接するマウント部23c上には絶縁層は無く(あるいは前記絶縁層があっても薄すぎてスルーホールなどにより絶縁機能がほとんど発揮されず)、前記端子44とマウント部23c間の導通性は十分に確保されている。なお図6に示す回路では支持部材22がグランドとなる。
ここで前記ノズル部43と端子44との間に例えば4V程度の電圧(電流値は100mA程度)を生じさせる。この程度の電圧が前記絶縁層41に印加される少なくとも前記ノズル部43下にある前記絶縁層41の領域41aが絶縁破壊する(図5)。
前記絶縁破壊した領域41aでは、クラック、溶解あるいは導電性樹脂膜40内に含まれている導電性フィラーの流入などが生じているものと考えられる。
そして前記ノズル部43を前記絶縁層41の表面から上方に引き離す。前記導電性樹脂膜40はまだこの時点では硬化させられていないため、前記ノズル部43が上方に向けて導電性樹脂膜40から離れると、図5の時点で前記ノズル部43の側面周囲に広がっていた導電性樹脂膜40は一つにまとまり、図7に示すように前記絶縁破壊した領域41a上を前記導電性樹脂膜40が覆う状態となる。
次に図13に示す工程で、前記フレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に、熱硬化性接着剤やUV硬化接着剤などの前記導電性樹脂膜40とは異なる接着剤60を塗布する。塗布する場所は前記スライダ接合面24a1上であれば自由である。
そして前記スライダ接合面24a1上にスライダ21を位置合わせして載せ、加熱や紫外線照射により前記スライダ21を前記スライダ接合面24a1上に接合する。
次に、図8ないし図10及び図13を用いて、前記スライダ21とフレキシャ24の舌片24a間の第2の接合方法を説明する。第2の接合方法では、前記導電性樹脂膜40の塗布と、電圧印加とが別々の装置を用いて行われる。
まず図8工程では、図示しない塗布装置を用い、前記フレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に導電性樹脂膜40を部分的に塗布する。図8に示すように前記スライダ接合面24a1上には自然酸化などによる絶縁層41が形成されているから、前記導電性樹脂膜40は前記絶縁層41上に部分的に塗布されることになる。
次に前記導電性樹脂膜40の表面を乾燥させて、若干、前記導電性樹脂膜40の表面を硬化させる。この乾燥工程は、空気の吹き付けや低温での加熱で行われる。加熱は高温で且つ時間が長いと前記導電性樹脂膜40全体が硬化してしまうから、低温で加熱時間も短くして、前記導電性樹脂膜40の表面のみが若干硬化する程度にする。
次工程では、前記導電性樹脂膜40の下にある絶縁層41を絶縁破壊する。
具体的には図8及び図9(図5の部分拡大断面図)のように、前記導電性樹脂膜40上に電圧印加装置(耐電圧測定機)50の第1の端子(例えば出力端子)51側を当接させ、第2の端子(例えば入力端子)52側を前記支持部材22の一部位(例えばロードビーム23のマウント部23c)上に当接させる。
ここで前記第1の端子51の先端部51aを図6のように前記導電性樹脂膜40上に当接させるが、上記したように前記導電性樹脂膜40の表面は若干硬化させられているため、前記第1の端子51の先端部51aに前記導電性樹脂膜40が付着することはない。このため製造ライン上に舌片24a上に導電性樹脂膜40が塗布された支持部材22が多数配置されており、各導電性樹脂膜40に対し次々に電圧印加を行う場合に、前記第1の端子51の先端部51aに付着した導電性樹脂膜40をわざわざふき取るといった工程が必要なくなり、多数並べられた前記支持部材22上の導電性樹脂膜40上に短い時間間隔で効率良く電圧印加を行うことができる。
そして前記端子51、52間に例えば4V程度の電圧(電流値は100mA程度)を生じさせる。この程度の電圧が前記導電性樹脂膜40と支持部材22間に印加されると、前記導電性樹脂膜40と、ちょうどその真下にある舌片24a間が前記絶縁層41を介して短絡し、前記導電性樹脂膜40と舌片24a間に挟まれた絶縁層41の領域41aが絶縁破壊する(図10)。
前記絶縁破壊した領域41aでは、クラック、溶解あるいは導電性樹脂膜40内に含まれている導電性フィラーの流入などが生じているものと考えられる。
また前記導電性樹脂膜40は例えば樹脂内に導電性フィラーが混入されたものであるが、前記導電性樹脂膜40の種類によっては、前記導電性樹脂膜40も塗布した段階では導通性がさほどよくない場合がある。
そこで図9及び図10に示すように前記導電性樹脂膜40と支持部材22間に電圧を印加すれば、前記絶縁層41が絶縁破壊を起こすとともに、前記導電性樹脂膜40内の導電性フィラー間でも適度に絶縁破壊が生じ、前記導電性樹脂膜40の導通性をより優れたものに出来ると考えられる。ただし、前記導電性樹脂膜40がそもそも導電性に優れた材質であれば、前記導電性樹脂膜40に電圧を印加する必然性は無くなり、よってかかる場合、第1の接合方法を用いてスライダ21と支持部材22間の接合を行う方がより簡単な方法で前記接合を行うことが可能にある。
そして図13に示す工程で、前記フレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に、熱硬化性接着剤やUV硬化接着剤などの前記導電性樹脂膜40とは異なる接着剤60を塗布する。塗布する場所は前記スライダ接合面24a1上であれば自由である。そして前記スライダ接合面24a1上にスライダ21を位置合わせして載せ、加熱や紫外線照射により前記スライダ21を前記スライダ接合面24a1上に接合する。
次に、図11ないし図13を用いて、前記スライダ21とフレキシャ24の舌片24a間の第3の接合方法を説明する。
図11に示す工程では、前記フレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に形成された絶縁層41の一部の領域41aを絶縁破壊する。前記絶縁破壊には例えば図9と同じ装置50を用い、前記装置50の第1の端子51を前記絶縁層41の表面に当接させて前記絶縁層41に例えば4V程度の電圧を印加する。これにより電圧が印加された領域41aの絶縁層41は絶縁破壊を起こす。
次に図12に示す工程では、前記絶縁破壊を生じた領域41a上に導電性樹脂膜40を塗布する。
そして図13に示す工程で、前記フレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に、熱硬化性接着剤やUV硬化接着剤などの前記導電性樹脂膜40とは異なる接着剤60を塗布する。塗布する場所は前記スライダ接合面24a1上であれば自由である。そして前記スライダ接合面24a1上にスライダ21を位置合わせして載せ、加熱や紫外線照射により前記スライダ21を前記スライダ接合面24a1上に接合する。
なお図11工程では、図9に示す電圧印加専用の装置50を用いて、前記絶縁層41を絶縁破壊すると説明したが、導電性樹脂膜40の塗布と電圧印加の双方が可能な図6に示す装置42を用い、まず図11工程で前記装置42により電圧印加を行った後、前記装置42のノズル部43を上方に若干離して前記導電性樹脂膜40を絶縁破壊された絶縁層41上に塗布してもよい。図6に示す装置42を用いた方が、電圧印加と導電性樹脂膜40の双方が同じ装置で行うことができるから、電圧印加によって絶縁破壊された絶縁層41上に確実に前記導電性樹脂膜40を塗布できて好ましい。
以上3つの製造方法を説明したが、3つの製造方法の全てにおける特徴点は、、スライダ21を支持部材22に接合する前に、前記支持部材22を構成するフレキシャ24の舌片24aのスライダ接合面24a1上に塗布された導電性樹脂膜40と前記舌片24a間に電圧を印加し、導電性樹脂膜40と前記舌片24a間にある絶縁層41を絶縁破壊する点にある。すなわちスライダ21を支持部材22に接合した後に上記した電圧印加を行っていないから、スライダ21に設けられた薄膜素子25に電圧印加による素子破壊等の不具合が生じ得ない。
上記した本発明の製造方法の特徴点の二つ目は、前記導電性樹脂膜40下にある前記絶縁層41を部分的に絶縁破壊できる点にある。本発明では、前記スライダ接合面24a1上に形成された絶縁層41を全体的に絶縁破壊してもかまわないが、前記導電性樹脂膜40下にある前記絶縁層41を部分的に絶縁破壊することも可能である。その結果、前記導電性樹脂膜40下に位置しない前記絶縁層41は、そのまま絶縁性の高い層として機能し、前記導電性樹脂膜40下以外の領域では、前記スライダ21とフレキシャ24間が絶縁状態を確保でき、予期しない場所での前記スライダ21とフレキシャ24間の短絡を抑制できる。
上記した本発明の製造方法の特徴点の三つ目は、非常に簡単な方法で、前記導電性樹脂膜40下にある前記絶縁層41を絶縁破壊できる点にある。上記で説明した製造方法では、前記絶縁層41に電圧を印加して前記絶縁層41を絶縁破壊させているだけであるから絶縁破壊方法が非常に簡単である。
また主に図4ないし図7を用いて説明した第1の製造方法では、前記導電性樹脂膜40の塗布と電圧印加とを同じ装置42を用いて行うことが可能であり、製造工程の簡略化及び製造時間の短縮化を図ることが出来る。
また前記導電性樹脂膜40の塗布と電圧印加とを同じ装置42を用いて行えば、前記導電性樹脂膜40の塗布と電圧印加とを別々の装置で行った第2の接合方法(主に図8ないし図10)のように、前記導電性樹脂膜40の表面を仮硬化させる必要も無く、製造工程を非常に簡略化できる。
一方、主に図8ないし図10を用いて説明した第2の接合方法では、特に前記導電性樹脂膜40が塗布時点でさほど導電性に優れた材質でない場合、前記導電性樹脂膜40の内部も効果的に絶縁破壊せしめるため、前記導電性樹脂膜40そのものの導電性をより良好なものにできる。特に前記導電性樹脂膜40に樹脂内に導電性フィラーを混入させたものを使用した場合、前記電圧印加により前記導電性フィラー間に効果的に絶縁破壊を生ぜしめ、前記導電性樹脂膜40そのものの導電性を高めることができる。
上記製造方法によって形成された磁気ヘッド装置20では、前記舌片24aのスライダ接合面24a1の表面には絶縁層41が形成され、前記絶縁層41は少なくとも一部の領域41aで絶縁破壊を起こしており、前記絶縁破壊を起こした領域41a上に前記導電性樹脂膜40が形成された構成となる(図14)。
このように前記導電性樹脂膜40は絶縁破壊された領域41aの上に形成されているため、前記導電性樹脂膜40と前記舌片24a間の導通性は良好であり、よって前記舌片24aとスライダ21間の導通性は向上し、前記スライダ21に帯電した静電気を前記導電性樹脂膜40及び絶縁破壊された領域41aを介して前記支持部材22側に逃がしやすくなり、従来に比べて薄膜素子25の静電破壊(ESD)が抑制された磁気ヘッド装置20を提供することができる。
また本発明では、前記導電性樹脂膜40は導電性を発揮するものであればその材質や内部構造等に特に限定はないが、特に前記導電性樹脂膜40が樹脂内に導電性フィラーが混入されたもので導電性樹脂膜40の塗布段階での導電性がさほど良好でない場合には、上記した第2の接合方法によれば、前記導電性フィラー間にも絶縁破壊を生ぜしめ、前記導電性樹脂膜40そのものの導電性をより効果的に向上させることができる。
そして後述する実験結果によれば、前記スライダ21と支持部材22との間に0.5V以下の電圧を印加したときの抵抗値を100Ω以下にできる。この100Ω以下という抵抗値は、導電性樹脂膜40下にある絶縁層41を絶縁破壊していない従来例(比較例)に比べて、飛躍的に低い数値であり、0.5V以下の低い電圧値でも前記スライダ21と支持部材22間が適切に導通していることを意味する。よって実使用時において、本発明の磁気ヘッド装置20であれば、スライダ21と、記録媒体Dとの間に電位差が生じてもスライダ21から導電性樹脂膜40を経て支持部材22側に電荷を効率良く逃がすことができ、薄膜素子25に静電破壊が起こることを効果的に抑制することが可能になる。
図15は、上記第1の接合方法を用いてスライダ21と支持部材22とを接合した2つの磁気ヘッド装置20を用い、前記磁気ヘッド装置を構成するスライダと支持部材間に印加した電圧値と、そのときの抵抗値との関係を示すグラフ(実施例1)、図16は、上記第3の接合方法を用いてスライダ21と支持部材22とを接合した2つの磁気ヘッド装置20を用い、前記磁気ヘッド装置を構成するスライダと支持部材間に印加した電圧値と、そのときの抵抗値との関係を示すグラフ(実施例2)、図17は、上記第2の接合方法を用いてスライダ21と支持部材22とを接合した5つの磁気ヘッド装置20を用い、前記磁気ヘッド装置を構成するスライダと支持部材間に印加した電圧値と、そのときの抵抗値との関係を示すグラフ(実施例3)、図18は、従来技術(図9、図10)と同様に、フレキシャの舌片とスライダ間に導電性樹脂膜を介在させるとともに、前記導電性樹脂膜下にある絶縁層を絶縁破壊していない5つの磁気ヘッド装置を用い、前記磁気ヘッド装置を構成するスライダと支持部材間に印加した電圧値と、そのときの抵抗値との関係を示すグラフ(比較例1)である。
図18の比較例1に示すように5つの磁気ヘッド装置はいずれも電圧値が0.5V以下では、約106Ω以上の高い抵抗値を有している。電圧値を徐々に上げていくと各磁気ヘッド装置はいずれもある電圧値で前記抵抗値が急激に低下し、抵抗値が100Ω以下の低い数値になる。
各磁気ヘッド装置の導電性樹脂膜と舌片間は、0.5V以下の低い電圧値では、導電性樹脂膜と舌片間にある絶縁層のために短絡状態せず、非常に高い抵抗値を持ってしまうことがわかった。しかし徐々に電圧値を上げていくと、ある時点で導電性樹脂膜と舌片間が短絡し、100Ω以下という低い抵抗値となった。
一方、図15、図16及び図17の各実施例では、前記磁気ヘッド装置はいずれも電圧値が0.5V以下でも、100Ω以下の低い抵抗値となることがわかった。これは、導電性樹脂膜と舌片間にある絶縁層が絶縁破壊されているために短絡状態にあるからであり、このため0.5V以下の低い電圧値であっても100Ω以下という低い抵抗値を得ることができた。
図19は、図17の実験で用いた各磁気ヘッド装置を、さらに洗浄工程に付した後の各磁気ヘッド装置を用い、スライダと支持部材間に印加した電圧値と、そのときの抵抗値との関係を示すグラフ(実施例4)、図20は、図18で説明した各磁気ヘッド装置を、さらに洗浄工程に付した後の各磁気ヘッド装置を用い、スライダと支持部材間に印加した電圧値と、そのときの抵抗値との関係を示すグラフ(比較例2)である。
図20の比較例2では各磁気ヘッド装置に対し洗浄工程を施すと、電圧値を1.5V程度まで上げないと、抵抗値が100Ω程度にまで低下しないことがわかった。一方、図19の実施例4では、各磁気ヘッド装置に対し洗浄工程を施すと図17に比べて若干抵抗値が高くなるサンプルが見られたが、ほぼ全ての磁気ヘッド装置において100Ω以下の低い抵抗値となることがわかった。
この実験結果から、導電性樹脂膜の下にある絶縁層に絶縁破壊を生じさせれば、低い電圧値(具体的には0.5V以下)であっても非常に低い抵抗値(具体的には100Ω以下)を得ることができ、よって実使用時において、実施例の磁気ヘッド装置であれば、スライダと、記録媒体との間に電位差が生じてもスライダから導電性樹脂膜を経て支持部材側に電荷を効率良く逃がすことができ、薄膜素子に静電破壊が起こることを効果的に抑制することが可能になる。
本発明の磁気ヘッド装置の部分斜視図、 図1に示す磁気ヘッド装置の先端付近を拡大した部分拡大側面図、 スライダとフレキシャ間の接合方法を説明するためのスライダ接合面を上向きにしたフレキシャの部分平面図、 第1の接合方法を説明するためのものであり、ノズル部と舌片との部分拡大断面図、 図4の次の工程を説明するための部分拡大断面図、 図5と同じ工程図を縮小した図であり、電圧印加のための装置と支持部材との部分側面図、及び回路図、 図5及び図6の次に行われる工程を説明するための部分拡大断面図、 第2の接合方法を説明するためのものであり、舌片の部分拡大断面図、 図8の次に行われる工程を説明するための電圧印加のための装置と支持部材との部分側面図、及び回路図、 図9の部分拡大断面図、 第3の接合方法を説明するためのものであり、舌片と電圧印加装置の端子の部分拡大断面図、 図11の次に行われる工程を説明するための舌片の部分拡大断面図、 図7、図10、及び図12の次工程を説明するためのものであり、スライダ接合面を上向きにしたフレキシャの部分平面図、 本発明における磁気ヘッド装置の、特にフレキシャの舌片とスライダ付近を拡大した部分拡大断面図、 第1の接合方法で接合された磁気ヘッド装置を用い、スライダと支持部材間に印加した電圧の大きさと抵抗値との関係を示すグラフ、 第2の接合方法で接合された磁気ヘッド装置を用い、スライダと支持部材間に印加した電圧の大きさと抵抗値との関係を示すグラフ、 第3の接合方法で接合された磁気ヘッド装置を用い、スライダと支持部材間に印加した電圧の大きさと抵抗値との関係を示すグラフ、 絶縁破壊工程を施さない磁気ヘッド装置を用い、スライダと支持部材間に印加した電圧の大きさと抵抗値との関係を示すグラフ、 第2の接合方法で接合された磁気ヘッド装置をさらに洗浄工程に付した後における、スライダと支持部材間に印加した電圧の大きさと抵抗値との関係を示すグラフ、 図18の実験に使用された磁気ヘッド装置をさらに洗浄工程に付した後における、スライダと支持部材間に印加した電圧の大きさと抵抗値との関係を示すグラフ、 従来における磁気ヘッド装置の部分側面図、 従来における、スライダとフレキシャの舌片間の接合方法を説明するための部分拡大断面図、
符号の説明
20 磁気ヘッド装置
21 スライダ
22 支持部材
23 ロードビーム
24 フレキシャ
24a 舌片
24b 固定部
25 薄膜素子
40 導電性樹脂膜
41 絶縁層
41a 絶縁破壊された領域
42 装置
43 ノズル部
44 端子
50 電圧印加装置
51 第1の端子
52 第2の端子

Claims (2)

  1. 記録用、あるいは、再生用、又は、記録用び再生用の薄膜素子を有するスライダと、前記スライダを支持する支持部材とを有して成り、前記支持部材はフレキシャとロードビームからなり、前記フレキシャのスライダ接合面の少なくとも一部に導電性樹脂膜を介して前記スライダを接合する磁気ヘッド装置の製造方法において、
    (a) 前記導電性樹脂膜の塗布と電圧印加の両方が可能な装置を用い、前記スライダ接合面上に形成された絶縁層上の少なくとも一部に、前記装置のノズル部で前記導電性樹脂膜を塗布する工程と、
    (b) 前記ノズル部を前記導電性樹脂膜下にある絶縁層の表面にまで押付けた状態で、前記絶縁層に電圧を印加して、前記絶縁層を絶縁破壊する工程と、
    (c) 前記導電性樹脂膜上に前記スライダを設置し、前記導電性樹脂膜の硬化により、前記スライダ接合面上に前記導電性樹脂膜を介して前記スライダを接合する工程と、
    を有することを特徴とする磁気ヘッド装置の製造方法。
  2. 前記(c)工程よりも前の段階で、前記導電性樹脂膜とは別の接着剤を前記絶縁層上に塗布し、前記(c)工程で、前記スライダを前記スライダ接合面上に、前記導電性樹脂膜及び別の接着剤を介して接合する請求項1記載の磁気ヘッド装置の製造方法。
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