JP2001291215A - 磁気ヘッド装置及びその実装方法 - Google Patents
磁気ヘッド装置及びその実装方法Info
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Abstract
ン間には、導電性材料により形成された薄膜パターンが
形成され、前記導電パターン間を短絡させて静電気対策
がなされたものがあったが、電磁波が発生すると前記導
電パターンに過大電流が流れてMRヘッドが破壊・劣化
する問題があった。 【解決手段】 導電パターン20,21の端末間Bに
は、104Ω/square以上1012Ω/squar
e以下の表面抵抗率を有する半導電性塗料25が塗布さ
れ、前記導電パターン20,21間が半導通状態にされ
ている。これにより電磁波が発生しても前記導電パター
ンには徐々にしか電流が流れず、MRヘッドが破壊・劣
化することがない。
Description
用ヘッド)を有する薄膜素子を搭載した薄膜磁気ヘッド
装置に係り、特に前記MRヘッドに導通する導電パター
ン間を半導電体によって電気的に接続させておくこと
で、電磁波による前記MRヘッドの劣化または破損を防
止できるようにした薄膜磁気ヘッド装置及びその実装方
法に関する。
れる薄膜磁気ヘッド装置の平面図である。
るロードビーム4の先部に同じく弾性支持部材であるフ
レキシャ(図示しない)が取付けられ、このフレキシャ
にセラミック製のスライダ3が取付けられている。また
ロードビーム4の基端部にはマウント板5が接合されて
いる。
は薄膜素子11が搭載されている。前記薄膜素子11
は、磁気抵抗効果を利用してハードディスクなどの記録
媒体からの漏れ磁界を検出するMR素子を有するMRヘ
ッド(再生用ヘッド)、およびコイルパターンを有して
記録媒体に磁気信号を記録するインダクティブヘッド
(記録用ヘッド)とを備えている。
導電パターンを有する配線板1が接続されている。前記
配線板1は例えばフレキシブルプリント基板である。
は、前記配線板1の幅寸法よりも広い幅寸法を有する端
子部2が一体に設けられている。
図7に示す符号6ないし9は、導電パターンである。前
記導電パターンのうち符号6及び7は、再生用のMRヘ
ッドと導通接続している導電パターンであり、符号8及
び9は、記録用のインダクティブヘッドと導通接続して
いる導電パターンである。
に静電気の帯電によるMRヘッドの破壊、劣化を適切に
防止すべく、前記薄膜磁気ヘッド装置をハードディスク
装置に設置する前の段階において、前記MRヘッドと導
通接続する導電パターン6,7には、次のような工夫が
なされていた。
ン6,7の端末からは、開放端方向にさらに薄膜パター
ン10がコの字状に延び、前記導電パターン6,7の端
末間が前記薄膜パターン10によって短絡されていた。
前記薄膜パターン10は前記導電パターン6,7と同様
に銅箔などで形成されていた。
薄膜パターン10によって短絡させておくと、前記導電
パターン6,7間の電位差がなくなるため、前記導電パ
ターン6,7に金属等の導電性材料やあるいは絶縁材料
が接しても、前記導電パターン6,7内に過大電流が流
れ込まず、前記MRヘッドを静電気による破壊・劣化か
ら適切に保護することが可能になる。
ク装置内に実装した後に、例えば鋏によって図7に示す
A−A線から前記薄膜パターン10を切断し、前記導電
パターン6,7を短絡状態から開放状態にする。
す静電気対策の方法では以下のような問題点があった。
前記導電パターン6,7と同じ材質、あるいは前記導電
パターン6,7と同様の導電性材料で形成されていたた
め、前記導電パターン6,7間は導通状態になってい
た。
パターン10の近くで、例えば放電が起こり電磁波が発
生した場合には、この電磁波の影響を受けて導電パター
ン6,7−薄膜パターン10−MRヘッドを経て形成さ
れた閉回路に過大電流が流れ、結果的に前記MRヘッド
は前記過大電流によって破壊・劣化してしまう。
をハードディスク装置内に設置するとき、図7に示す薄
膜パターン10を鋏で切断し、前記導電パターン6,7
を短絡状態から開放しなければならないが、上記したよ
うに薄膜パターン10の表面抵抗率は非常に低いために
前記鋏の刃が導電性材料であると、前記薄膜パターン1
0を切断したときに、前記鋏の刃から多量の電子が開放
された導電パターン6,7に流れ、この結果前記導電パ
ターン6,7に過大電流が流れ、MRヘッドが破壊・劣
化してしまう。前記鋏の刃が絶縁物で形成されている場
合にも同様の問題が起こる。
あり、前記導電パターンの端末間を半導電体によって短
絡させることにより、電磁波による前記MRヘッドの劣
化または破損を防止できるようにした薄膜磁気ヘッド装
置及びその実装方法を提供することを目的としている。
録された磁気信号を磁気抵抗効果により検出する薄膜素
子が設けられたスライダと、前記薄膜素子に導通される
複数の導電パターンを有する配線板と、を有している磁
気ヘッド装置において、前記複数の導電パターンの端末
間が、104Ω/square以上で1012Ω/squ
are以下の表面抵抗率を有する半導電体により接続さ
れていることを特徴とするものである。
通される導電パターンの端末間を、104Ω/squa
re以上で1012Ω/square以下の表面抵抗率を
有する半導電体により接続することにより、たとえ前記
導電パターンの近くで、放電による電磁波が発生したと
しても、前記導電パターンには電荷が遅い速度で流れ、
MRヘッドに流れる電流は微小であり、前記MRヘッド
の劣化・破壊を適切に防止することができる。
下の手段を用いて104Ω/square以上で1012
Ω/square以下の表面抵抗率を有して半導通状態
にすることができる。
間には、半導電性塗料が塗布されていることが好まし
い。
末間には、半導電性の薄膜パターンが形成されているこ
とが好ましい。なお前記導電パターンの端末間を接続す
る前記薄膜パターンは、前記導電パターンの端末から突
出して形成されていることが好ましい。この形状によっ
て前記薄膜パターンの部分を鋏で切断するとき、前記鋏
の刃が導電性材料あるいは絶縁性材料で形成されていて
も、前記導電パターンに過大な電流が流れることはな
く、したがって一般的に使用されている鋏を用いること
ができ、作業効率を向上させることができる。
末間には、半導電性粘着剤を用いたテープが貼られてい
ることが好ましい。
有するクリップにより、前記配線板の端部が挟持され、
前記挟持部により前記導電パターンの端末間が接続され
ていることが好ましい。なお前記挟持部は、半導電性ゴ
ムあるいは半導電性エラストマーで形成されることが好
ましい。
電パターンの端末間を、104Ω/square以上で
1012Ω/square以下の表面抵抗率を有して半導
通状態にすることができる。
信号を磁気抵抗効果により検出する薄膜素子が設けられ
たスライダと、前記薄膜素子に導通される複数の導電パ
ターンを有する配線板とを有し、前記複数の導電パター
ンの端末間が、104Ω/square以上で1012Ω
/square以下の表面抵抗率を有する半導電体によ
り接続されている磁気ヘッド装置の実装方法において、
前記磁気ヘッド装置を機器本体に実装する際、機器本体
の電気回路に前記導電パターンを導通させた後に、前記
半導電体における導電パターンの端末間の接続を除去す
ることを特徴とするものである。
の端末間に半導電性塗料を塗布し、機器本体に実装した
後に、前記配線板の前記半導電性塗料が塗布されている
部分を除去することが好ましい。
性の薄膜パターンで接続された配線板を用い、機器本体
に実装した後に、前記配線板の前記薄膜パターンが形成
されている部分を除去することが好ましい。この場合、
前記配線板として、その基端部に突出部が形成されて、
この突出部に、前記導電パターンの端末間を接続する前
記半導電性塗料または前記薄膜パターンが形成されてい
るものを使用し、機器本体に実装した後に、前記突出部
を切断することが好ましい。
部に半導電性粘着剤を用いたテープを貼り、機器本体に
実装した後に、テープを除去することが好ましい。
有するクリップにより、前記配線板の端部を挟持して、
前記挟持部により前記導電パターンの端末間を接続させ
ておき、機器本体に実装した後に、前記クリップを除去
することが好ましい。
磁気ヘッド装置を機器本体に実装するときに、前記導電
パターンが電磁波等の影響を受け難く、MRヘッドの破
壊・劣化を適切に防止しながら、前記導電パターンを、
機器本体の電気回路に導通させることが可能になる。
端子部の拡大平面図であり、前記配線板は、薄膜磁気ヘ
ッド装置に設けられた薄膜素子に接続されるものであ
る。
と同様である。図6に示すスライダ3のトレーリング側
端面には、磁気抵抗効果を発揮し、記録媒体に記録され
た磁気信号を検出するMRヘッドを有する薄膜素子11
が設けられている。なお前記薄膜素子11には、コアと
コイルとからなる記録媒体に磁気信号を記録するための
インダクティブヘッドが設けられていてもよい。なお本
発明では前記薄膜素子11にMRヘッドとインダクティ
ブヘッドの双方が設けられているとして説明する。
には導電パターンを有する配線板1が接続され、前記配
線板1は例えばフレキシブルプリント基板によって形成
されている。
の導電パターン20〜23が、薄膜技術を用いてパター
ン形成されている。
MRヘッドに導通接続されており、符号22及び23の
導電パターンが、インダクティブヘッドに導通接続され
ている。
には前記配線板1の幅寸法よりも幅の広い端子部2が設
けられ、この端子部2上に前記導電パターン20〜23
が形成されている。なお前記端子部2上の導電パターン
20〜23は、後にハードディスク装置側の端子と接続
されるために露出形成されている。そして前記端子部2
上の導電パターン20〜23の端末が、ハードディスク
装置側の電気回路に半田付け等で導通接続されて、図6
に示す薄膜磁気ヘッド装置はハードディスク装置内に実
装されることになる。
置がハードディスク装置に設置される前の段階では、前
記薄膜磁気ヘッド装置の特にMRヘッドを静電気の帯電
及び電磁波による破壊・劣化から適切に保護する必要が
ある。
よってMRヘッドに導通接続する導電パターン20及び
21に過大電流が流れるのを防止し、前記MRヘッドの
破壊・劣化を防止している。
1の端末間Bには、半導電性塗料25が塗布されてい
る。これにより前記導電パターン20,21の端末間B
は半導通状態にされ、導電パターン20,21−半導電
性塗料25−MRヘッドを経る閉回路が形成される。
04Ω/square以上で1012Ω/square以
下の表面抵抗率を有している。
25により前記導電パターン20,21の端末間Bが半
導通状態にされていると、前記導電パターン20,21
の近くで、たとえ放電による電磁波が発生しても、前記
導電パターン20,21内には遅い速度で電流が流れ、
MRヘッドに流れる電流は微小である。したがって前記
MRヘッドは電磁波により破壊したり劣化するといった
問題が起こらない。
クティブヘッドに導通接続されている導電パターン2
2,23上にも前記半導電性塗料25が塗布され、端子
部2上の4本の導電パターン20〜23全てが前記塗料
25によって覆われていてもよい。
続される導電パターン20,21端末間Bのみに前記半
導電性塗料25を塗布する必要はなく、端子部2上の全
ての導電パターンを前記半導電性塗料25で覆う作業工
程とすれば、作業効率の向上、歩留まりの向上を図りや
すくなる。
電防止剤またはカーボンナノチューブを半導電性塗料2
5に混入させて、前記半導電性塗料25を、104Ω/
square以上で1012Ω/square以下の表面
抵抗率を有するようにしている。
レンオキシド、ポリエーテルアミドイミド、ポリエチレ
ングリコール系ポリアミド共重合体、ポリエチレングリ
コールメタクリレート共重合体、ポリエチレンオキシド
エピクロルヒドリン共重合体、あるいは超高分子量ポリ
エチレングリコール等のポリエーテル系、または4級ア
ンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート共重合体、4
級アンモニウム塩基含有マレイミド共重合体、あるいは
4級アンモニウム塩基含有メタクリルイミド共重合体等
の4級アンモニウム塩系、またはポリスチレンスルホン
酸ソーダ系、またはカルボペンタイングラフト共重合
体、さらには高分子電荷移動型結合体を提示することが
できる。
円柱状軸に実質的に同心的に沿って沈着されているグラ
ファイト外層を有し、その中心軸は直線状ではなく、曲
がりくねった管状の形態を有する。前記カーボンナノチ
ューブは、径が数nm〜数十nm、長さが数μm程度か
らなる。
ノチューブの混合比を適切に調整することで、前記半導
電性塗料25の表面抵抗率を、104Ω/square
以上で1012Ω/square以下にすることが可能で
ある。
用いることが好ましい。前記塗料を有機溶媒等で溶ける
材料で形成すれば、後に前記半導電性塗料25を有機溶
媒で容易に剥離できて好ましい。
いる場合は、上記した高分子帯電防止剤やカーボンナノ
チューブを混入した半導電性塗料25を、単に導電パタ
ーン20,21上に塗るだけで作業を終了させることが
できるので、作業効率・歩留まりの向上を図ることが可
能である。
の端末間Bに半導電性塗料25を塗布した磁気ヘッド装
置を用い、前記磁気ヘッド装置をハードディスク装置
(機器本体)に実装した後に、前記配線板の前記半導電
性塗料25が塗布されている部分を除去し、前記導電パ
ターン20,21を前記ハードディスク装置側の電気回
路に接続する。
段階において、MRヘッドは前記半導電性塗料25の存
在により過大電流による破壊・劣化から適切に保護され
ており、実装するときに前記半導電性塗料25を除去す
るだけでよく、よって実装が簡単であり、また前記半導
電性塗料25を除去する前に導電パターン20,21に
電荷が溜まっていないから、電気回路側の接続部と半田
付け等により電気接続させるとき、前記導電パターン2
0,21に過大電流が流れるといった心配がない。
20,21の端末間を、半導電性の薄膜パターン26に
よって半導通状態にすることもできる。
square以上で1012Ω/square以下の表面
抵抗率を有している必要がある。前記導電パターン2
0,21の端末間を上記した表面抵抗率を有する薄膜パ
ターン26によって半導通状態にすることにより、前記
導電パターン20,21の近くで、たとえ放電による電
磁波が発生しても、前記導電パターン20,21内には
微小な電流しか流れず、前記MRヘッドは前記電磁波に
より破壊したり劣化するといった問題が起こらない。
記した高分子帯電防止剤あるいはカーボンナノチューブ
が混入されている。また本発明では、前記薄膜パターン
26により前記導電パターン20,21の端末間を半導
通状態にするときは、特に図3に示す形状・位置に前記
薄膜パターン26を形成することが好ましい。
ーン26は、前記導電パターン20,21の端末から突
出して形成されていることが好ましい。具体的な形状と
しては図3に示すように例えば、前記薄膜パターン26
は、前記導電パターン20,21の端末からコの字状に
延びて形成されている。
ターン20,21を有する薄膜磁気ヘッド装置を、ハー
ドディスク装置に設置するとき、前記薄膜パターン26
をC−C線から切断して、前記導電パターン20,21
を短絡状態から開放状態にしなければならないが、本発
明では図7に示す従来の場合に比べて以下のような利点
がある。
6が上記した表面抵抗率を有する半導電性であるため、
仮に、鋏の刃が導電性材料あるいは絶縁性材料で形成さ
れていても、前記鋏の刃からの電子は、前記導電パター
ン20,21内に多量に入り込まず、よって前記導電パ
ターン20,21には電流が徐々に流れて、前記MRヘ
ッドに過大電流が流れることはない。
性の表面抵抗率を有して形成することにより、一般的な
鋏を使用して前記薄膜パターン26の部分を切断でき、
また前記切断の際に従来のように相当の注意を払う必要
も低く、作業効率を向上させることが可能である。
に実装した後に、前記薄膜パターン26を除去するだけ
でよく、よって実装が簡単であり、また前記薄膜パター
ン26を切断する前に、導電パターン20,21に電荷
が溜まっていないから、電気回路側の接続部と半田付け
等により電気接続させるとき、前記導電パターン20,
21に過大電流が流れるといった心配がない。
末間Bに、半導電性粘着剤を有するテープ27を貼っ
て、前記導電パターン20,21の端末間Bを半導通状
態にしている。前記半導電性粘着剤は、104Ω/sq
uare以上で1012Ω/square以下の表面抵抗
率を有している。これによって前記導電パターン20,
21の端末間Bは半導通状態になり、前記導電パターン
20,21の近くで、たとえ放電による電磁波が発生し
ても、前記導電パターン20,21内には微小な電流し
か流れず、前記MRヘッドは前記電磁波により破壊した
り劣化するといった問題が起こらない。
分子帯電防止剤あるいはカーボンナノチューブが混入さ
れている。
パターン20,21上に貼るだけで作業を終了でき、さ
らに薄膜磁気ヘッド装置をハードディスク装置に設置し
た後に、前記テープ27を剥がすだけであるから、作業
効率の向上を適切に図ることが可能である。また前記テ
ープ27を剥がす前に、導電パターン20,21に電荷
が溜まっていないから、電気回路側の接続部と半田付け
等により電気接続させるとき、前記導電パターン20,
21に過大電流が流れるといった心配がない。
部28を有するクリップ29が、前記配線板1を挟持
し、このとき前記挟持部28がMRヘッドと導通接続す
る導電パターン20,21の端末間Bに当接されていて
もよい。
e以上で1012Ω/square以下の表面抵抗率を有
している。これによって前記導電パターン20,21の
端末間Bは半導通状態になり、前記導電パターン20,
21の近くで、たとえ放電による電磁波が発生しても、
前記導電パターン20,21内には微小な電流しか流れ
ず、前記MRヘッドは前記電磁波により破壊したり劣化
するといった問題が起こらない。
ムあるいは半導電性エラストマーで形成されていること
が好ましい。前記半導電性ゴムあるいは半導電性エラス
トマーには、上記した高分子帯電防止剤あるいはカーボ
ンナノチューブが混入されている。
S(硫黄)等の腐食物質を含まないものであることが好
ましい。本発明ではポリウレタンエラストマー、ポリエ
ステルエラストマー、ポリスチレンエラストマー、ポリ
アミドエラストマー、フッ素ゴム、シリコンゴム、その
他ゴムのパーオキサイド加硫品を用いることができる。
部28の表面にポリピロール、ポリアニリン、DLC、
またはポリウレタンをコーティングしたり、あるいはア
ルマイト処理をして、前記挟持部28表面の表面抵抗率
を、104Ω/square以上で1012Ω/squa
re以下に調整することができる。
部分、たとえば人が手で持つ把持部30等は金属などで
形成されていてもよいし、また前記挟持部28以外の部
分全てを104Ω/square以上で1012Ω/sq
uare以下の表面抵抗率を有するようにしてもよい。
クリップ29全体が、104Ω/square以上で1
012Ω/square以下の表面抵抗率を有していれ
ば、MRヘッドをより適切に静電気や電磁波から保護す
ることが可能である。
持部28に挟むだけで、MRヘッドに導通する導電パタ
ーン20,21端末間Bを半導通に接続にでき、しかも
薄膜磁気ヘッド装置をハードディスク装置内に設置した
後、前記クリップ29を取り外すだけであるから、実装
作業が非常に楽である。また前記クリップ29を取り外
す前は、導電パターン20,21に電荷が溜まっていな
いから、電気回路側の接続部と半田付け等により電気接
続させるとき、前記導電パターン20,21に過大電流
が流れるといった心配がない。
明した半導電性塗料25、図3で説明した半導電性の薄
膜パターン26、図4で説明した半導電性粘着剤を有す
るテープ27及び図5で説明した半導電性の挟持部を有
するクリップ29を用いて、MRヘッドに導通接続する
導電パターン20,21端末間Bを半導通状態にするも
のであるが、前記導電パターン20,21の端末間B
を、104Ω/square以上で1012Ω/squa
re以下の表面抵抗率を有して半導通状態にできれば、
上記以外の手段を用いてもかまわない。
ドに導通接続される導電パターン間を、104Ω/sq
uare以上で1012Ω/square以下の表面抵抗
率を有して半導通状態とすることにより、静電気及び電
磁波によってもMRヘッドに過大電流が流れるのを防止
でき、MRヘッドの破壊・劣化を適切に防止することが
できる。
の薄膜パターン、半導電性粘着剤を有するテープ、ある
いは半導電性の挟持部を有するクリップを使用すること
により、前記導電パターンの端末間を半導通状態にでき
るので、製造も容易で作業効率を向上させることが可能
である。
後に、前記半導電性塗料等を除去するだけで前記導電パ
ターンの端末を開放でき、実装作業が楽であり、また前
記半導電性塗料等を除去する前は、導電パターンに電荷
が溜まっていないから、電気回路側の接続部と半田付け
等により電気接続させるとき、前記導電パターンに過大
電流が流れるといった心配がない。
板の構造を示す部分平面図、
配線板の構造を示す部分平面図、
配線板の構造を示す部分平面図、
配線板の部分平面図、
配線板の部分斜視図、
の部分平面図、
Claims (13)
- 【請求項1】 記録媒体に記録された磁気信号を磁気抵
抗効果により検出する薄膜素子が設けられたスライダ
と、前記薄膜素子に導通される複数の導電パターンを有
する配線板と、を有している磁気ヘッド装置において、 前記複数の導電パターンの端末間が、104Ω/squ
are以上で1012Ω/square以下の表面抵抗率
を有する半導電体により接続されていることを特徴とす
る磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 前記導電パターンの端末間に、半導電性
塗料が塗布されている請求項1記載の磁気ヘッド装置。 - 【請求項3】 前記導電パターンの端末間に、半導電性
の薄膜パターンが形成されている請求項1記載の磁気ヘ
ッド装置。 - 【請求項4】 前記導電パターンの端末間を接続する前
記薄膜パターンは、前記導電パターンの端末から突出し
て形成されている請求項3記載の磁気ヘッド装置。 - 【請求項5】 前記導電パターンの端末間に、半導電性
粘着剤を用いたテープが貼られている請求項1記載の磁
気ヘッド装置。 - 【請求項6】 半導電性の挟持部を有するクリップによ
り、前記配線板の端部が挟持され、前記挟持部により前
記導電パターンの端末間が接続されている請求項1記載
の磁気ヘッド装置。 - 【請求項7】 前記挟持部は、半導電性ゴムあるいは半
導電性エラストマーで形成される請求項6記載の磁気ヘ
ッド装置。 - 【請求項8】 記録媒体に記録された磁気信号を磁気抵
抗効果により検出する薄膜素子が設けられたスライダ
と、前記薄膜素子に導通される複数の導電パターンを有
する配線板とを有し、前記複数の導電パターンの端末間
が、104Ω/square以上で1012Ω/squa
re以下の表面抵抗率を有する半導電体により接続され
ている磁気ヘッド装置の実装方法において、 前記磁気ヘッド装置を機器本体に実装する際、機器本体
の電気回路に前記導電パターンを導通させた後に、前記
半導電体における導電パターンの端末間の接続を除去す
ることを特徴とする磁気ヘッド装置の実装方法。 - 【請求項9】 前記導電パターンの端末間に半導電性塗
料を塗布し、機器本体に実装した後に、前記配線板の前
記半導電性塗料が塗布されている部分を除去する請求項
8記載の磁気ヘッド装置の実装方法。 - 【請求項10】 前記導電パターンの端末間が半導電性
の薄膜パターンで接続された配線板を用い、機器本体に
実装した後に、前記配線板の前記薄膜パターンが形成さ
れている部分を除去する請求項8記載の磁気ヘッド装置
の実装方法。 - 【請求項11】 前記配線板として、その基端部に突出
部が形成されて、この突出部に、前記導電パターンの端
末間を接続する前記半導電性塗料または前記薄膜パター
ンが形成されているものを使用し、機器本体に実装した
後に、前記突出部を切断する請求項9または10記載の
磁気ヘッド装置の実装方法。 - 【請求項12】 前記導電パターンの端末部に半導電性
粘着剤を用いたテープを貼り、機器本体に実装した後
に、テープを除去する請求項8記載の磁気ヘッド装置の
実装方法。 - 【請求項13】 半導電性の挟持部を有するクリップに
より、前記配線板の端部を挟持して、前記挟持部により
前記導電パターンの端末間を接続させておき、機器本体
に実装した後に、前記クリップを除去する請求項8記載
の磁気ヘッド装置の実装方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000105936A JP2001291215A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 磁気ヘッド装置及びその実装方法 |
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JP2000105936A JP2001291215A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 磁気ヘッド装置及びその実装方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
- 2000-04-07 JP JP2000105936A patent/JP2001291215A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7355821B2 (en) | 2004-03-16 | 2008-04-08 | Fujifilm Corporation | Magneto resistive (MR) head |
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