JPH11296817A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型磁気ヘッド

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JPH11296817A
JPH11296817A JP10096458A JP9645898A JPH11296817A JP H11296817 A JPH11296817 A JP H11296817A JP 10096458 A JP10096458 A JP 10096458A JP 9645898 A JP9645898 A JP 9645898A JP H11296817 A JPH11296817 A JP H11296817A
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    • G11B5/40Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature 

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電気等による磁気抵抗効果素子の破壊が生
じ難い磁気抵抗効果型磁気ヘッドを提供する。 【解決手段】 感磁部として磁気抵抗効果素子を用いた
ヘッド素子が基板上に形成されてなる磁気抵抗効果型磁
気ヘッドにおいて、コンデンサを磁気抵抗効果素子に対
して並列に接続する。このとき、基板は導電性を有する
材料とし、当該基板を上記コンデンサを構成する電極の
うちの一つとして用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体から
の磁界を磁気抵抗効果素子によって検出する磁気抵抗効
果型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体からの磁界を磁気抵抗効果
素子(以下、MR素子と称する。)によって検出する磁
気抵抗効果型磁気ヘッド(以下、MRヘッドと称す
る。)においては、MR素子が静電気又は何らかの電気
的ストレスにより破壊されてしまい、ヘッド性能が劣化
してしまうことが問題となっている。なお、MR素子の
破壊の原因となる静電気や電気的ストレスは一般にES
D/EOSと称される。ESDはElectro Static Disch
argeの略、EOSはElectrical Over Stressの略であ
る。
【0003】そして、このような問題は、ESD/EO
SによってMR素子に過電流が流れ、この過電流による
発熱や当該過電流により発生する磁場の影響で、MR素
子が破壊されてしまうことによって生じるものと考えら
れる。
【0004】すなわち、MRヘッドは、ウェハプロセ
ス、加工プロセス、組立プロセス等のプロセスを経て作
製されるが、これらのプロセスにおいて、外部からの電
荷流入があったときに、当該電荷流入によりMR素子に
過電流が流れ、この過電流による発熱や当該過電流によ
り発生する磁場の影響で、MR素子が破壊されるものと
考えられる。
【0005】なお、ウェハプロセスとは、MRヘッドを
構成する素子をウェハ基板上に形成するプロセスのこと
である。また、加工プロセスとは、MRヘッドを構成す
る素子が形成されたウェハ基板を切断して個々のMRヘ
ッドに分割するとともに、それらのMRヘッドに対して
所定の機械加工を施すプロセスのことである。また、組
立プロセスとは、上記機械加工が完了したMRヘッドを
ヘッドベースにマウントしたり、MRヘッドの端子を所
定の配線に接続するなどして、MRヘッドが搭載された
磁気ヘッド装置を組み立てるプロセスのことである。
【0006】また、ESD/EOSによるMR素子の破
壊は、上述のような製造プロセス中だけでなく、磁気ヘ
ッド装置にMRヘッドを組み込んだ後においても生じる
場合がある。すなわち、例えば、MRヘッドをハードデ
ィスク装置に組み込んだときに、磁気ディスクからMR
ヘッドに電荷が流入し、これにより、MR素子に過電流
が流れてしまうような場合がある。そして、このような
過電流も、MR素子の破壊を引き起こす要因の一つとな
る。
【0007】そして、このようなESD/EOSによる
MR素子の破壊を防止するために、従来より、MRヘッ
ドのABS(Air Bearing Surface)面をDLC膜(ダ
イヤモンド状炭素膜)でコーティングする方法や、MR
ヘッドのABS面をタングステン等の金属膜でコーティ
ングする方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ABS面をD
LC膜や金属膜でコーティングしても、ESD/EOS
によるMR素子の破壊を完全に防ぐことはできない。
【0009】また、MRヘッドのABS面をコーティン
グする方法は、磁気ヘッド装置にMRヘッドを組み込ん
だ後において生じるMR素子の破壊の防止には効果があ
るが、ABS面のコーティングは、通常、MRヘッドの
製造プロセスのうち、最終段階でなされることとなるた
め、それ以前の工程におけるMR素子の破壊を防止する
ことはできない。
【0010】更に、ABS面を金属膜でコーティングし
た場合には、当該金属膜によりMR素子が短絡すること
となるので、再生出力が低下してしまうという問題もあ
る。
【0011】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、磁気記録媒体からの磁界をM
R素子によって検出するMRヘッドにおいて、ABS面
をコーティングするような方法によることなく、ESD
/EOSによるMR素子の破壊が生じないようにするこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るMRヘッド
は、感磁部としてMR素子を用いたヘッド素子が基板上
に形成されてなり、上記MR素子に対して並列に接続さ
れたコンデンサを備えている。そして、上記基板は導電
性を有する材料からなり、当該基板が上記コンデンサを
構成する電極のうちの一つとされる。
【0013】このMRヘッドでは、コンデンサがMR素
子に対して並列に接続されているので、外部からの電荷
の流入等によりMR素子に高電圧が加わったような場合
には、主にコンデンサの側に電流が流れる。したがっ
て、このMRヘッドでは、外部からの電荷の流入等があ
ったとしても、MR素子に過電流が流れるようなことは
ない。すなわち、このMRヘッドにおいて、MR素子に
対して並列に接続されたコンデンサは、MR素子に過電
流が流れるのを防止するように作用する。
【0014】しかも、このMRヘッドでは、ヘッド素子
が形成されている基板を、MR素子に過電流が流れるの
を防止するためのコンデンサの電極の一つとしている。
このように基板をコンデンサの電極として使用した場合
には、当該コンデンサの容量を比較的に自由に設定する
ことができる。そして、コンデンサの容量を十分に大き
く設定しておけば、MR素子に非常に大きな電圧が加わ
ったとしても、そのときに流れる電荷は殆どコンデンサ
の側に流入することとなるので、ESD/EOSによる
MR素子の破壊をほぼ確実に防止することができる。
【0015】また、ESD/EOSによるMR素子の破
壊を防止するためのコンデンサの電極として基板を使用
するようにした場合には、MRヘッドの製造プロセスに
おいて、ヘッド素子を形成する前の段階で、当該コンデ
ンサを形成しておくことが可能となる。このように、E
SD/EOSによるMR素子の破壊を防止するためのコ
ンデンサを、ヘッド素子を形成する前の段階で形成して
おくようにすれば、MRヘッドの作製中においても、E
SD/EOSによるMR素子の破壊を防止することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】<第1の実施の形態>本発明を適用した磁
気ヘッドの第1の例を図1及び図2に示す。なお、図1
は、第1の例として挙げる磁気ヘッド1Aについて、そ
の内部構造が分かるように一部を切り欠いて示した斜視
図である。また、図2は、当該磁気ヘッド1Aの断面図
である。
【0018】この磁気ヘッド1Aは、ハードディスク装
置等に用いられる磁気ヘッドであり、導電材料からなる
基板2上に、本発明を適用したMRヘッドが形成されて
なるとともに、当該MRヘッド上にインダクティブ型磁
気ヘッドが積層形成されてなる。ここで、MRヘッド
は、再生用ヘッドとして動作するものであり、インダク
ティブ型磁気ヘッドは、記録用ヘッドとして動作するも
のである。
【0019】このMRヘッドは、いわゆるシールド型M
Rヘッドであり、基板2上に絶縁層3を介して形成され
た導電膜4と、導電膜4上に絶縁層3を介して形成され
た第1の磁気シールド5と、第1の磁気シールド5上に
絶縁層3を介して形成されたMR素子6と、MR素子6
上に絶縁層3を介して形成された第2の磁気シールド7
とを備えている。
【0020】基板2は、Al23−TiC等のような導
電材料からなる。そして、この基板2は、磁気ヘッド1
Aの製造プロセス中、並びにこの磁気ヘッド1Aをハー
ドディスク装置等に組み込んだときに、グランド電位に
接地される。
【0021】絶縁層3は、Al23やSiO2等のよう
な絶縁材料からなる。なお、図1及び図2では、絶縁層
3の層構造を図示していないが、この磁気ヘッド1A
は、当該磁気ヘッド1Aを構成する各層を基板2上に積
層して形成していくので、絶縁層3は実際には複数の層
からなる。
【0022】導電膜4は、Cr,Ti,Ta,W,M
o,Cu又はこれらの合金等のような導電材料からな
る。この導電膜4は、絶縁層3を介して基板2に対向し
ており、この導電膜4と基板2とによってコンデンサが
構成される。
【0023】ここで、基板2と導電膜4とによって構成
されるコンデンサの容量は、基板2と導電膜4との間の
絶縁層3の誘電率をε、基板2と導電膜4との間隔を
d、導電膜4の面積をSとしたとき、下記式(1)で表
される。
【0024】C=ε・S/d ・・・(1) したがって、基板2と導電膜4とによって構成されるコ
ンデンサの容量は、基板2と導電膜4との間隔dや、導
電膜4の面積Sを変えることにより、自由に設定するこ
とができる。
【0025】なお、ESD/EOSによるMR素子6の
破壊を防止するためには、このコンデンサの容量を十分
に大きく設定しておくことが好ましい。したがって、基
板2と導電膜4との間隔dは、絶縁破壊が生じない程度
に、なるべく小さくしたほうが好ましい。また、導電膜
4の面積Sは、できるだけ大きくしたほうが好ましい。
ここで、導電膜4の面積Sは、最大で基板2の上部平面
の面積と同じにまで増やすことが可能である。
【0026】なお、導電膜4の面積Sを基板2の上部平
面の面積と同じにした場合には、磁気ヘッド1Aの側面
から導電膜2が露呈することとなる。しかし、磁気ヘッ
ド1Aの側面での短絡を防止するという観点から、磁気
ヘッド1Aの側面からは、導電膜2が露呈していないこ
とが好ましい。したがって、導電膜4は、磁気ヘッド1
Aの側面から外部に露呈しない範囲で、当該導電膜4の
面積Sをできるだけ大きくすることが好ましい。
【0027】そして、導電膜4上には、絶縁層3を介し
て第1の磁気シールド5が形成されている。第1の磁気
シールド5は、MR素子6の下層側を磁気的にシールド
するためのものであり、Ni−Fe等のような軟磁性材
からなる。そして、この第1の磁気シールド5上に、絶
縁層3を介してMR素子6が形成されている。
【0028】MR素子6は、外部磁界の大きさによって
抵抗値が変化する素子であり、例えば、Ta膜,NiF
eNb膜,Ta膜,NiFe膜,Ta膜がスパッタリン
グ法により、この順に積層されてなる。MR素子6をこ
のような構成とした場合、磁気抵抗効果を有する軟磁性
膜であるNiFe膜が感磁部となる。また、NiFeN
b膜が、NiFe膜に対して垂直バイアス磁界を印加す
るための軟磁性膜(いわゆるSoft Adjacent Layer)と
なる。なお、MR素子6の構成は、上記の例に限るもの
ではなく、システムの要求等に応じて適切なものを用い
るようにすればよく、例えば、いわゆる巨大磁気抵抗効
果(GMR:Giant Magneto-Resistanceeffect)を示す
ようなMR素子を用いるようにしてもよい。
【0029】このMR素子6は、略矩形状に形成されて
なり、その一側面が磁気記録媒体対向面に露呈するよう
になされている。そして、このMR素子6の両端には、
当該MR素子6に対して水平バイアス磁界を印加するた
めの永久磁石膜8,9がそれぞれ配されている。
【0030】永久磁石膜8,9は、MR素子6に対して
水平バイアス磁界を印加して、当該MR素子6の動作の
安定化を図るためのものである。この永久磁石膜8,9
の材料としは、保磁力が大きい硬質磁性材が好ましく、
具体的には、CoNiPtやCoCrPt等が好適であ
る。
【0031】また、MR素子6の一端に接するように配
された永久磁石膜8には、第1の導体10が接続されて
おり、同様に、MR素子6の他端に接するように配され
た永久磁石膜9には、第2の導体11が接続されてい
る。これらの導体10,11は、MR素子6に対して、
センス電流を供給するためのものであり、例えば、C
r,Ti,Ta,W,Mo,Cu又はこれらの合金等か
らなる。
【0032】ここで、第1の導体10は、永久磁石膜8
に接続されている側の端部は絶縁層3に埋設するように
形成されているが、他方の端部は外部に露呈するように
形成されている。そして、外部に露呈している部分が、
このMRヘッドの第1の外部接続用端子となる。そし
て、磁気記録媒体からの磁気信号の再生時には、この第
1の外部接続用端子から第1の導体10を介して、MR
素子6にセンス電流が供給されることとなる。
【0033】同様に、第2の導体11も、永久磁石膜9
に接続されている側の端部は絶縁層3に埋設するように
形成されているが、他方の端部は外部に露呈するように
形成されている。そして、外部に露呈している部分が、
このMRヘッドの第2の外部接続用端子となる。この第
2の外部接続用端子は、磁気記録媒体からの磁気信号の
再生時には、グランド電位に接地される。
【0034】また、第1の導体10の下層には、絶縁層
3が形成されているが、当該絶縁層3には開口部が形成
されており、第1の導体10は、当該開口部を通して導
電膜4に接続されている。換言すれば、このMRヘッド
において、導電膜4は、MR素子6の一端に電気的に接
続されている。なお、第2の導体11は導電膜4に接続
されてはいない。
【0035】そして、以上のように形成されたMR素子
6、永久磁石膜8,9及び導体10,11の上には、絶
縁層3を介して第2の磁気シールド7が形成されてい
る。第2の磁気シールド7は、MR素子6の上層側を磁
気的にシールドするためのものであり、Ni−Fe等の
ような軟磁性材からなる。なお、第2の磁気シールド7
は、MR素子6の上層側を磁気的にシールドするだけで
なく、このMRヘッドの上に積層形成されたインダクテ
ィブ型磁気ヘッドの磁気コアも兼ねている。
【0036】以上のようなMRヘッドの上に積層形成さ
れたインダクティブ型磁気ヘッドは、第2の磁気シール
ド7及び上層コア12によって構成される磁気コアと、
当該磁気コアを巻回するように形成された薄膜コイル1
3とを備えている。
【0037】上層コア12は、第2の磁気シールド12
と共に閉磁路を形成して、このインダクティブ型磁気ヘ
ッドの磁気コアとなるものであり、Ni−Fe等のよう
な軟磁性材からなる。ここで、第2の磁気シールド7及
び上層コア12は、それらの前端部が磁気記録媒体対向
面に露呈し、且つ、それらの後端部において第2の磁気
シールド7及び上層コア12が互いに接するように形成
されている。ここで、第2の磁気シールド7及び上層コ
ア12の前端部は、磁気記録媒体対向面において、第2
の磁気シールド7及び上層コア12が所定の間隙t1を
もって離間するように形成されている。
【0038】すなわち、この磁気ヘッド1Aにおいて、
第2の磁気シールド7は、MR素子6の上層側を磁気的
にシールドするだけでなく、インダクティブ型磁気ヘッ
ドの磁気コアも兼ねており、第2の磁気シールド7と上
層コア12によってインダクティブ型磁気ヘッドの磁気
コアが構成されている。そして、磁気記録媒体対向面に
おける第2の磁気シールド7と上層コア12との間隙t
1が、インダクティブ型磁気ヘッドの記録用磁気ギャッ
プとなる。
【0039】また、第2の磁気シールド7上には、絶縁
層3に埋設された薄膜コイル13が形成されている。こ
こで、薄膜コイル13は、第2の磁気シールド7及び上
層コア12からなる磁気コアを巻回するように形成され
ている。なお、図示していないが、この薄膜コイル13
の両端部は、外部に露呈するようになされている。そし
て、薄膜コイル13の両端に形成された端子が、このイ
ンダクティブ型磁気ヘッドの外部接続用端子となる。す
なわち、磁気記録媒体への磁気信号の記録時には、これ
らの外部接続用端子から薄膜コイル12に記録電流が供
給されることとなる。
【0040】以上のような磁気ヘッド1Aでは、基板2
と導電膜4とから構成されるコンデンサが、MR素子6
に過電流が流れるのを防止するように作用する。以下、
このことについて、上記MRヘッドの等価回路である図
3を参照しながら説明する。
【0041】なお、図3中の点線Aの部分は、MR素子
6の破壊の原因となる電荷流入源を表している。すなわ
ち、ここでは、MR素子6の破壊の原因となる電荷流入
源を、直流電源Eと抵抗Rとによってモデル化してい
る。
【0042】図3に示すように、MR素子6の一端は外
部回路に接続され、このMRヘッドの駆動時には、外部
回路からMR素子6にセンス電流Isが供給される。な
お、外部回路に接続されるのは、MR素子6の端部のう
ち、第1の導体10が接続された側であり、第1の外部
接続用端子が外部回路に接続される。そして、MR素子
6の他端は、第2の導体11を介してグランド電位に接
地される。すなわち、第2の外部接続用端子はグランド
電位に接続される。
【0043】そして、このMRヘッドでは、MR素子6
の第1の導体10が接続された側に、基板2と導電膜4
とによって構成されるコンデンサC1が、MR素子6に
対して並列に接続されている。ここで、コンデンサC1
のMR素子6に接続されている側は、導電体4に相当す
る。一方、MR素子6と接続されていない側は、基板2
に相当し、グランド電位に接地される。なお、図3中の
抵抗R1は、MR素子6と導電膜4との間の抵抗(すな
わち第1の導体10の抵抗)を示している。
【0044】なお、実際には、MR素子6の部分にも寄
生容量が生じるが、当該寄生容量は、基板2と導電膜4
とによって構成されるコンデンサC1の容量に比べて非
常に小さいので、ここでは無視する。
【0045】このMRヘッドにおいて、図3中の点線A
で示した電荷流入源から電荷が流入してきたとき、コン
デンサC1の側に流れる電流I1は下記式(2)で表さ
れ、MR素子6の側に流れる電流I2は下記式(3)で
表される。なお、下記式(2)及び式(3)では、MR
素子6の抵抗値をRmr、抵抗R1の抵抗値をR1、コンデ
ンサC1の容量をC1とし、また、電荷流入源となる直流
電源Eの電圧値をE、直流電源EとMR素子6との間の
抵抗Rの抵抗値をRとしている。
【0046】
【数1】
【0047】上記式(1)及び式(2)に示すように、
コンデンサC1の側に流れる電流I1、及びMR素子6の
側に流れる電流I2は、ある時定数を持って変化する。
具体的には、電荷流入源から電荷が流入してきたとき、
コンデンサC1の側に流れる電流I1、及びMR素子6の
側に流れる電流I2は、図4に示すように変化する。
【0048】図4から分かるように、電荷流入源から電
荷が流入してきたとき、始めのうちは、基板2と導電膜
4とによって構成されるコンデンサC1の側に電流が流
れ、MR素子6の側に電流は殆ど流れない。
【0049】そして、ESD/EOSによるMR素子の
破壊は、瞬間的に高い電圧が印加された場合に生じるも
のなので、実際には直流電源Eはある時定数を持つ電源
となる。したがって、コンデンサC1が十分な容量も持
っており、コンデンサC1の側が十分に大きな時定数を
持っていれば、MR素子6の側には殆ど電流が流れない
こととなる。
【0050】そして、上記MRヘッドでは、上述したよ
うに、基板2と導電膜4とによって構成されるコンデン
サC1の容量を、基板2と導電膜4との間隔dや、導電
膜4の面積Sを変えることにより、自由に設定すること
ができる。そこで、外部からの電荷の流入に対して、コ
ンデンサC1の側が十分に大きな時定数を持つように、
コンデンサC1の容量を設定しておけば、外部から電荷
の流入があったとしても、MR素子6の側には殆ど電流
が流れなくなり、MR素子6が破壊されてしまうような
ことはなくなる。
【0051】なお、コンデンサC1に蓄積された電荷が
MR素子6に流入すると、当該電荷の進入によってMR
素子6が破壊されてしまうようなことも考えられる。し
かし、実際には、MR素子6とコンデンサC1との間に
は抵抗R1が存在しており、当該抵抗R1によって電力が
消費されるので、コンデンサC1に蓄積された電荷がM
R素子6に大きなダメージを与えてしまうようなことは
ない。
【0052】以上のように、上記MRヘッドでは、外部
から電荷が流入したときに、当該電荷が基板2と導電膜
4とによって構成されるコンデンサC1に蓄積されるの
で、MR素子6が破壊されてしまうようなことはない。
【0053】しかも、上記磁気ヘッド1Aでは、MRヘ
ッドを基板2上に形成するにあたって、MR素子6を形
成する前に、導電膜4を形成することとなるので、外部
からの電荷の流入があったときに電流を逃がす経路が、
MR素子6を形成する前から存在することとなる。した
がって、上記磁気ヘッド1Aでは、当該磁気ヘッド1A
の製造プロセス全体にわたって、ESD/EOSによる
MR素子6の破壊を回避することができる。
【0054】<第2の実施の形態>本発明を適用した磁
気ヘッドの第2の例を図5に示す。なお、図5は、第2
の例として挙げる磁気ヘッド1Bについて、その内部構
造が分かるように一部を切り欠いて示した斜視図であ
る。なお、図5並びに後掲する図6乃至図11では、図
1及び図2に示した磁気ヘッド1Aと同様な部材につい
ては、図1及び図2と同じ符号を付している。そして、
以下の説明において、図1及び図2に示した磁気ヘッド
1Aと同様な部材であり、図面中に同じ符号を付した部
材については、説明を省略する。
【0055】図5に示した磁気ヘッド1Bでは、第1の
導体10の下層に形成された絶縁層3に開口部が形成さ
れ、当該開口部を介して、第1の導体10が第1の磁気
シールド5に接続されている。なお、図5では、第1の
導体10と第1の磁気シールド5とが接続されている部
分を円B1で囲って示している。
【0056】この磁気ヘッド1Bでは、導電膜4、第1
の磁気シールド5及びMR素子6が、同電位とされるの
で、ESD/EOSによるMR素子6の破壊に対する耐
性をより高めることができる。
【0057】<第3の実施の形態>本発明を適用した磁
気ヘッドの第3の例を図6乃至図8に示す。なお、図6
は、第3の例として挙げる磁気ヘッド1Cについて、そ
の内部構造が分かるように一部を切り欠いて示した斜視
図である。また、図7は、当該磁気ヘッド1Cについ
て、第1の導体10を通る平面で切断した断面図であ
る。また、図8は、当該磁気ヘッド1Cについて、第2
の導体11を通る平面で切断した断面図である。
【0058】図6乃至図8に示した磁気ヘッド1Cは、
基板2上に絶縁層3を介して形成された第1の導電膜4
aと、第1の導電膜4a上に絶縁層3を介して形成され
た第2の導電膜4bとを備えており、第2の導電膜4b
上に絶縁層3を介して第1の磁気シールド5が形成され
ている。換言すれば、この磁気ヘッド1Cは、図1及び
図2に示した磁気ヘッド1Aにおける導電膜4の代わり
に、第1の導電膜4a及び第2の導電膜4bを備えてい
る。
【0059】この磁気ヘッド1Cでは、図6及び図7に
示すように、第1の導体10の下層に形成された絶縁層
3に開口部が形成され、当該開口部を介して、第1の導
体10が第1の導電膜4aに接続されている。換言すれ
ば、このMRヘッドにおいて、第1の導電膜4aは、M
R素子6の一端に電気的に接続されている。なお、第2
の導体11は第1の導電膜4aに接続されてはいない。
【0060】また、図8に示すように、第2の導体11
の下層に形成された絶縁層3に開口部が形成され、当該
開口部を介して、第2の導体11が第2の導電膜4bに
接続されている。換言すれば、このMRヘッドにおい
て、第2の導電膜4bは、MR素子6の他端に電気的に
接続されている。なお、第1の導体10は第2の導電膜
4bに接続されてはいない。
【0061】この磁気ヘッド1Cでは、基板2と第1の
導電膜4aとによってコンデンサが構成されるととも
に、第1の導電膜4aと第2の電電膜4bとによっても
コンデンサが構成される。ここで、基板2と第1の導電
膜4aとによって構成されるコンデンサの容量をCaと
し、第1の導電膜4aと第2の電電膜4bとによって構
成されるコンデンサの容量Cbとする。
【0062】この場合、回路的には、これら2つのコン
デンサが並列に接続することになり、それら全体として
の容量Cは、C=Ca+Cbとなる。したがって、この
磁気ヘッド1Cでは、上記磁気ヘッド1A,1Bに比べ
て、ESD/EOSによるMR素子の破壊を防止するた
めのコンデンサの容量を大きくすることができる。すな
わち、ESD/EOSによるMR素子の破壊を防止する
ためのコンデンサを構成するために、2枚の導電膜4
a,4bを用いるようにすることで、ESD/EOSに
よるMR素子の破壊をより生じ難くすることができる。
【0063】<第4の実施の形態>本発明を適用した磁
気ヘッドの第4の例を図9に示す。なお、図9は、第4
の例として挙げる磁気ヘッド1Dについて、第2の導体
11を通る平面で切断した断面図である。なお、図9で
は、図6乃至図8に示した磁気ヘッド1Cと同様な部材
については、図6乃至図8と同じ符号を付している。そ
して、以下の説明において、図6及び図8に示した磁気
ヘッド1Cと同様な部材であり、図面中に同じ符号を付
した部材については、説明を省略する。
【0064】図9に示した磁気ヘッド1Dでは、第2の
導体11の下層に形成された絶縁層3に開口部が形成さ
れ、当該開口部を介して、第2の導体11が第1の磁気
シールド5に接続されている。なお、図9では、第2の
導体11と第1の磁気シールド5とが接続されている部
分を円B2で囲って示している。
【0065】この磁気ヘッド1Dでは、第2の導電膜4
b、第1の磁気シールド5及びMR素子6が、同電位と
されるので、ESD/EOSによるMR素子6の破壊に
対する耐性をより高めることができる。
【0066】<第5の実施の形態>本発明を適用した磁
気ヘッドの第5の例を図10及び図11に示す。なお、
図10は、第5の例として挙げる磁気ヘッド1Eについ
て、第1の導体10を通る平面で切断した断面図であ
る。また、図11は、当該磁気ヘッド1Eについて、第
2の導体11を通る平面で切断した断面図である。
【0067】この磁気ヘッド1Eは、磁気記録媒体対向
面の反対側の面に、絶縁層3aを介して導電膜4cが形
成され、更に当該導電膜4cの上に絶縁層3bが形成さ
れてなる。
【0068】この磁気ヘッド1Eでは、図10に示すよ
うに、第1の導体10上に絶縁層3が形成されるととも
に、当該絶縁層3に開口部が形成され、当該開口部を介
して、第1の導体10が外部に露呈するようになされて
いる。そして、この部分が第1の外部接続用端子とされ
ている。また、図11に示すように、第2の導体11上
に絶縁層3が形成されるとともに、当該絶縁層3に開口
部が形成され、当該開口部を介して、第2の導体11が
外部に露呈するようになされている。そして、この部分
が第2の外部接続用端子とされている。
【0069】そして、この磁気ヘッド1Eでは、磁気記
録媒体対向面の反対側の面に絶縁層3aを介して形成さ
れた導電膜4cが、図10に示すように、第1の導体1
0に接続されている。換言すれば、このMRヘッドにお
いて、導電膜4cは、MR素子6の一端に電気的に接続
されている。なお、図11に示すように、第2の導体1
1は導電膜4cに接続されてはいない。
【0070】この磁気ヘッド1Eでは、磁気記録媒体対
向面の反対側の面に絶縁層3aを介して形成された導電
膜4cと基板2とによって、ESD/EOSによるMR
素子の破壊を防止するためのコンデンサが構成される。
このような構成は、基板2が厚く、基板2の上部平面の
面積よりも、磁気記録媒体対向面の反対側の面の面積の
ほうが大きい場合に、特に好適である。
【0071】以上、本発明の実施の形態として、5つの
例を挙げたが、本発明はこれらの例に限定されるもので
はない。すなわち、本発明に係るMRヘッドは、ヘッド
素子が形成される基板を、ESD/EOSによるMR素
子の破壊を防止するためのコンデンサの電極として用い
ることを特徴としており、その他の構成については特に
限定されるものではない。したがって、例えば、基板の
下部平面側(すなわちヘッド素子が形成されない側)
に、絶縁層を介して導電膜を形成することにより、ES
D/EOSによるMR素子の破壊を防止するためのコン
デンサを構成するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るMRヘッドでは、MR素子に対してコンデンサを並列
に接続しているので、外部からの電荷の流入等によりM
R素子に高電圧が加わったような場合には、コンデンサ
に電荷が流入する。したがって、本発明に係るMRヘッ
ドでは、外部からの電荷の流入等があったとしても、M
R素子に過電流が流れるようなことはない。したがっ
て、本発明に係るMRヘッドでは、ESD/EOSによ
るMR素子の破壊が生じ難い。
【0073】しかも、本発明に係るMRヘッドでは、上
記コンデンサを構成する電極として基板を用いているの
で、当該コンデンサの容量を比較的に自由に設定するこ
とが可能である。したがって、本発明に係るMRヘッド
では、ESD/EOSによるMR素子の破壊を防止する
ためのコンデンサの容量を十分に大きく設定することが
可能であり、ESD/EOSによるMR素子の破壊をほ
ぼ確実に防止することができる。
【0074】更に、本発明に係るMRヘッドでは、ES
D/EOSによるMR素子の破壊を防止するためのコン
デンサの電極として基板を使用するようにしてるので、
MRヘッドの製造プロセスにおいて、ヘッド素子を形成
する前の段階で、ESD/EOSによるMR素子の破壊
を防止するためのコンデンサを形成しておくことが可能
となる。したがって、本発明よれば、MRヘッドの作製
中におけるMR素子の破壊も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したMRヘッドを備えた磁気ヘッ
ドの一例について、その一部を切り欠いて示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した磁気ヘッドについて、第1の導体
を通る平面で切断した断面図である。
【図3】図1に示した磁気ヘッドに備えられたMRヘッ
ドの等価回路を示す図である。
【図4】基板と導電膜とから構成されるコンデンサの側
に流れる電流I1と、MR素子の側に流れる電流I2とに
ついて、外部から電荷が流入してきたときの経時変化を
示す図である。
【図5】本発明を適用したMRヘッドを備えた磁気ヘッ
ドの他の例について、その一部を切り欠いて示す斜視図
である。
【図6】本発明を適用したMRヘッドを備えた磁気ヘッ
ドの他の例について、その一部を切り欠いて示す斜視図
である。
【図7】図6に示した磁気ヘッドについて、第1の導体
を通る平面で切断した断面図である。
【図8】図6に示した磁気ヘッドについて、第2の導体
を通る平面で切断した断面図である。
【図9】本発明を適用したMRヘッドを備えた磁気ヘッ
ドの他の例について、第2の導体を通る平面で切断した
断面図である。
【図10】本発明を適用したMRヘッドを備えた磁気ヘ
ッドの他の例について、第1の導体を通る平面で切断し
た断面図である。
【図11】図10に示した磁気ヘッドについて、第2の
導体を通る平面で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド、 2 基板、 3 絶縁層、 4 導
電膜、 5 第1の磁気シールド、 6 MR素子、
7 第2の磁気シールド、 8,9 永久磁石膜、 1
0 第1の導体、 11 第2の導体、 12 上層コ
ア、 13 薄膜コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感磁部として磁気抵抗効果素子を用いた
    ヘッド素子が基板上に形成されてなる磁気抵抗効果型磁
    気ヘッドにおいて、 上記磁気抵抗効果素子に対して並列に接続されたコンデ
    ンサを備え、 上記基板は導電性を有する材料からなり、当該基板が上
    記コンデンサを構成する電極のうちの一つとされている
    ことを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記基板上に絶縁層を介して配された導
    電膜と、 上記導電膜上に絶縁層を介して配された第1の磁気シー
    ルドと、 上記第1の磁気シールド上に絶縁層を介して配された上
    記磁気抵抗効果素子と、 上記磁気抵抗効果素子上に絶縁層を介して配された第2
    の磁気シールドとを備え、 上記導電膜は、上記磁気抵抗効果素子の一端に電気的に
    接続され、 上記コンデンサは、上記基板と上記導電膜とによって構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗
    効果型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記第1の磁気シールドと上記導電膜と
    が電気的に接続されていることを特徴とする請求項2記
    載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 上記基板上に絶縁層を介して配された第
    1の導電膜と、 上記第1の導電膜上に絶縁層を介して配された第2の導
    電膜と、 上記第2の導電膜上に絶縁層を介して配された第1の磁
    気シールドと、 上記第1の磁気シールド上に絶縁層を介して配された上
    記磁気抵抗効果素子と、 上記磁気抵抗効果素子上に絶縁層を介して配された第2
    の磁気シールドとを備え、 上記第1の導電膜は、上記磁気抵抗効果素子の一端に電
    気的に接続され、 上記コンデンサは、上記基板と上記第1の導電膜と上記
    第2の導電膜とによって構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記第1の磁気シールドと上記第2の導
    電膜とが電気的に接続されていることを特徴とする請求
    項4記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
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