JP2007012169A - サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法 - Google Patents

サスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法 Download PDF

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宏治 片岡
Takayoshi Otsu
孝佳 大津
Norifumi Miyamoto
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Abstract

【課題】
ダイナミックレエキテスト(DET)においてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能とする。
【解決手段】
DETにおいて、ヘッド・スライダ105は、ジンバル・タング223上において、脱着可能に保持されている。接続端子221a−221dはバネ性を有しており、ヘッド・スライダ105の流出側の側面152を押圧している。接続端子221の反対側、つまりヘッド・スライダ105の流入側にはストッパ224が形成されている。ストッパ224はヘッド・スライダ105の流入側面151に対向して形成され、その面151に当接している。ストッパ224は、接続端子221による押圧力に抗してヘッド・スライダ105を支持し、ジンバル・タング223上においてヘッド・スライダ105の位置決めを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明はサスペンション、ヘッド・ジンバル・アセンブリ及びヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法に関し、特に、サスペンション上におけるヘッド・スライダの保持に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られている。その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータ・システムにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途はその優れた特性により益々拡大している。
HDDは、データを記憶する磁気ディスクと、磁気ディスクへアクセスするヘッド・スライダとを備えている。ヘッド・スライダは、磁気ディスクとの間のデータ読み出し及び/もしくは書き込みを行うヘッド素子部と、ヘッド素子部がその上に形成されたスライダとを有している。ヘッド素子部は、磁気ディスクへの記録データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子及び/又は磁気ディスクからの磁界を電気信号に変換する再生素子を備えている。HDDは、さらに、ヘッド・スライダを磁気ディスク上の所望の位置に移動するアクチュエータを備えている。アクチュエータはボイス・コイル・モータ(VCM)によって駆動され、回動軸を中心として回動することによって、回転する磁気ディスク上でヘッド・スライダを半径方向に移動する。これによって、ヘッド素子部が磁気ディスクに形成された所望のトラックにアクセスし、データの読み出し/書き込み処理を行うことができる。
アクチュエータはバネ性を有するサスペンションを備え、ヘッド・スライダはサスペンションに接着剤によって固着されている。磁気ディスクに対向するヘッドのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスクとの間の空気の粘性による圧力が、サスペンションによって磁気ディスク方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッドは磁気ディスク上を一定のギャップを置いて浮上することができる。
このヘッド・スライダとサスペンションのアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。図8はHGAの一例を示しており、磁気ディスクの記録面側からみたHGAの構造を示している。図8に示すように、HGA400は、ヘッド・スライダ401、サスペンション402及び伝送配線であるトレース403を備えている。サスペンション402は、ヘッド・スライダ401を磁気ディスク対向面側で保持する可撓性のジンバル404と、ジンバル404を磁気ディスク対向面側で保持するロード・ビーム405及びマウント・プレート406を備えている。図のHGA400は、ロード・アンロード・タイプであって、ロード・ビーム405の先端にランプ機構に退避するためのタブ407を備えている。ヘッド・スライダ401の前面(タブ側)にはヘッド素子部に接続された複数の端子が形成されており、各端子とトレース403の各配線とが半田や金のボール・ボンディングなどを使用して接続されている。
HGAの製造において、ダイナミックエレキテスト(DET)と呼ばれるテストが行われる。DETは、テスト装置にHGAをセットし、回転する磁気ディスクに対して実際のリード/ライト処理を行う。これによって、ヘッド・スライダの浮上特性や記録再生特性の評価を行う。DETにおいて仕様を満足するHGAは次の製造工程へ進み、不合格と判定されたHGAは廃棄される。従って、ヘッド・スライダが仕様を満たさない場合には、ヘッド・スライダが固着されたサスペンションも共に廃棄され、HGA製造上の損失となっていた。
HGA製造におけるこのサスペンションの損失をなくすため、ヘッド・スライダを脱着可能なDET装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。このようにヘッド・スライダ単体でのテスト装置を使用することによって、ヘッド・スライダをサスペンションに搭載する前にDETを行うことができ、ヘッド・スライダの不良によるサスペンションの損失を防止することができる。
あるいは、ヘッド・スライダとサスペンションとを固着する接着剤を改良することによって、不良ヘッド・スライダをサスペンションから取り外す技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。DETは、HGAの状態においてヘッド・スライダの特性評価を行う。接着剤は低温でゲル状態にあり、高温で溶融状態となり、さらに高温で硬化する。ゲル状態の接着剤でヘッド・スライダとサスペンションを仮固定し、この状態でDETを実行する。ヘッド・スライダが不良である場合、接着剤を熱して溶融状態とし、ヘッド・スライダをサスペンションから取り外す。ヘッド・スライダが仕様を満足する場合は、接着剤を熱硬化して本接続する。
特開2004−86976号公報 特開2002−150734号公報
しかし、ヘッド・スライダ専用のテスト装置は、HGAと全く同一条件でのDETを行うことが困難である。記録密度が向上し、トラック・ピッチやヘッド・スライダの微細化が進むにつれて、より実際の使用状態と合致した条件下でDETを行うことが要求される。通常のサスペンションを使用しないヘッド・スライダ専用のテスト装置は、このような要求に応えることが困難であり、特に、製品HDDに使用可能な通常のサスペンションを使用していないため、高速でのオフトラック測定が不可能である。また、上述のように特殊な接着剤を使用する場合、ヘッド・スライダの脱着のために煩雑な熱処理が必要となる。さらに、ゲル状接着剤での仮固定は、必ずしも十分な強度を得ることができずにヘッド・スライダが所望の位置からずれる可能性がある。
本発明はこのような事情を背景としてなされたものであって、その目的の一つは、DETにおいてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能とすることである。
本発明の第1の態様は、ヘッド素子部を備え回転するメディア上で浮上するヘッド・スライダを保持するサスペンションであって、ヘッド・スライダに対して、その浮上力と対抗する力を与えるロード・ビームと、前記ロード・ビームの面上に固定され、前記ヘッド・スライダを配置するためのタングと、伝送配線と接続され前記ヘッド・スライダの端子と押圧接触するようにバネ性を有する接続端子と、その接続端子の反対側において前記ヘッド・スライダの位置決めを行うストッパと、を備える可撓性のジンバルとを備えるものである。バネ性を有する接続端子と、その接続端子の反対側においてヘッド・スライダの位置決めを行うストッパとを備えることで、接続端子の先端が磨耗しても、ヘッド・スライダを正確に位置決めすることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記ストッパは前記タングの一部を屈曲して形成されている。これによって、部材点数を増加することなく容易にストッパを形成することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1の態様において、前記接続端子は、前記ジンバルの一部を屈曲して形成されたジンバル層と、そのジンバル層の上に絶縁層を介して形成されそのジンバル層をよりも突出している導電層を備える。これによって、ジンバル層をヘッド・スライダの端子から離間させた状態で、導電層と端子との電気的コンタクトを得ることができる。
本発明の第4の態様は、上記第1の態様において、前記ジンバルは、前記接続端子と前記ストッパとの間の挟持力を使用して前記ヘッド・スライダを保持する。これによって、ヘッド・スライダを保持し、さらに、容易に脱着することができる。
本発明の第5の態様は、上記第1の態様において、前記ジンバルは前記ヘッド・スライダを脱着可能に保持する。これによって、不良とされたヘッド・スライダを容易に取り替えることができる。
本発明の第6の態様は、上記第1の態様において、前記ジンバルは、前記接続端子が押圧する方向と交差する方向において、前記ヘッド・スライダを位置決めするストッパを備える。これによって、容易に正確なヘッド・スライダの位置決めを行うことができる。
本発明の第7の態様にかかるヘッド・ジンバル・アセンブリは、ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、前記ヘッド・スライダが配置されたタングと、伝送配線と接続され前記ヘッド・スライダの端子と押圧接触するようにバネ性を有する接続端子と、その接続端子の反対側において前記ヘッド・スライダの位置決めを行うストッパと、を備える可撓性のジンバルと、前記ジンバルを前記ヘッド・スライダの反対側で保持するロード・ビームとを備えるものである。バネ性を有する接続端子と、その接続端子の反対側においてヘッド・スライダの位置決めを行うストッパとを備えることで、接続端子の先端が磨耗しても、ヘッド・スライダを正確に位置決めすることができる。
本発明の第8の態様は、上記第7の態様において、前記ジンバルは、前記接続端子と前記ストッパとを使用して前記ヘッド・スライダを保持する。これによって、ヘッド・スライダを保持し、さらに、容易に脱着することができる。
本発明の第9の態様は、上記第7の態様において、前記ジンバルは前記ヘッド・スライダを脱着可能に保持する。これによって、不良とされたヘッド・スライダを容易に取り替えることができる。
本発明の第10の態様は、上記第7の態様において、前記ジンバルは、前記接続端子の反対側において前記ヘッド・スライダの位置決めを行う複数のストッパを備える。これによって、容易に正確なヘッド・スライダの位置決めを行うことができる。
本発明の第11の態様は、上記第7の態様において、前記ヘッド・スライダは一つの面に複数の端子を備え、前記ジンバルは複数のバネ性を有する接続端子を備え、その接続端子のそれぞれが前記複数の端子のそれぞれと押圧接触し、前記複数の接続端子のみが前記端子形成面を押圧する。これによって、簡便な構成でヘッド・スライダを押圧保持することができる。
本発明の第12の態様は、上記第7の態様において、さらに、前記ヘッド・スライダと前記タングとの間の接着剤層を備える。これによって、ヘッド・スライダとタングとをより強固に固定することができる。
本発明の第13の態様は、上記第7の態様において、さらに、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを固着する導体層を備える。これによって、ヘッド・スライダの端子と接続端子との電気的コンタクトをより強固なものとすることができる。
本発明の第14の態様は、ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、それを保持するサスペンションと、を備えるヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法であって、ロード・ビームと、そのロード・ビーム上に固定された可撓性のジンバルと、を備えるサスペンションを準備し、ヘッド・スライダを前記ジンバルのタング面上に配置し、ジンバルに形成されているバネ性クランプを使用してそのヘッド・スライダをそのタング面上で押圧保持し、前記サスペンションに保持された前記ヘッド・スライダで回転するメディアにアクセスすることによって、そのヘッド・スライダの電気特性をテストし、不良ヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、新たなヘッド・スライダを前記サスペンションに配置する。これによって、テストにおいてヘッド・スライダを確実に固定するとともに、サスペンションを廃棄することなく容易に不良ヘッド・スライダの交換を行うことができる。
本発明の第15の態様は、上記第14の態様において、前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダと前記ジンバルのタングとを接着剤で固着する。これによって、ヘッド・スライダとタングとをより強固に固定することができる。
本発明の第16の態様は、上記第14の態様において、前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを導体で固着する。これによって、ヘッド・スライダの端子と接続端子との電気的コンタクトをより強固なものとすることができる。
本発明の第17の態様は、上記第14の態様において、前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、別の製品サスペンションに実装する。これによって、ヘッド・ジンバル・アセンブリを効率的に製造するとともに、製造製品に最適なヘッド・ジンバル・アセンブリを得ることができる。
本発明によれば、例えばDETにおいてヘッド・スライダをサスペンションに確実に固定し、そのテスト結果に応じてそのヘッド・スライダをサスペンションから容易に脱着可能とすることができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。本形態は、ヘッド・スライダのダイナミックエレキテスト(DET)におけるヘッド・スライダの保持技術に関する。本形態のDETは、製品としてのハードディスク・ドライブ(HDD)で使用されるサスペンションと同様の構成を有するサスペンションにヘッド・スライダを装着してテストを行い、その特性を評価する。本形態の特徴点の一つは、このサスペンションのヘッド・スライダ保持機構である。なお、本明細書において、サスペンションとヘッド・スライダのアセンブリを、ヘッド・ジンバル・アセンブリ(HGA)と呼ぶ。DET評価結果が所望の仕様を満たす場合、テストされたHGAが、製品としてのHDDに実装される。
最初に、本発明の理解の容易のため、HDDの全体構成を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD100の構成を模式的に示す平面図である。HDD100は、データを記録する記録メディアとしての磁気ディスク101を備えている。磁気ディスク101は、磁性層が磁化されることによってデータを記録する不揮発性メモリである。HDD100の各構成要素は、ベース102内に収容されている。ベース102は、ベース102の上部開口を塞ぐカバー(不図示)とガスケット(不図示)を介して固定されることによってディスクエンクロージャを構成し、HDD100の各構成要素を密閉状態で収容することができる。
磁気ディスク101は、スピンドル・モータ(SPM)103に固定されている。ヘッド・スライダ105は、ホスト(不図示)との間で入出力されるデータについて、磁気ディスク101への書き込み及び/又は読み出しを行うヘッド素子部を供えている。ヘッド素子部は、磁気ディスク101への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録素子及び/又は磁気ディスク101からの磁界を電気信号に変換する再生素子と、記録素子及び/又は再生素子がその面上に形成されているスライダとを有している。
アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105を保持、移動する。アクチュエータ106は回動軸107に回動自在に保持されており、駆動機構としてのVCM(ボイス・コイル・モータ)109によって駆動される。アクチュエータ106は、ヘッド・スライダ105が配置された長手方向におけるその先端部から、サスペンション110、アーム111、コイル・サポート112及びフラットコイル113の順で結合された各構成部材を備えている。尚、サスペンション110の構成については、後に詳述される。VCM109は、フラットコイル113、上側ステータ・マグネット保持板114に固定されたステータ・マグネット(不図示)、及び下側ステータ・マグネット保持板に固定されたステータ・マグネット(不図示)から構成されている。
磁気ディスク101は、ベース102の底面に固定されたSPM103に一体的に保持され、SPM103により所定の速度で回転駆動される。磁気ディスク101は、図1において、反時計回りに回転する。HDD100の非動作時には、磁気ディスク101は静止している。VCM109は、コントローラ(不図示)からフラットコイル113に流される駆動信号に応じて、回動軸107を中心としてアクチュエータ106をその短手方向において回動する。これによって、アクチュエータ106は磁気ディスク101の上にヘッド・スライダ105を移動する、もしくは、磁気ディスク101の外側へヘッド・スライダ105を移動することができる。
磁気ディスク101からのデータの読み取り/書き込みのため、アクチュエータ106は回転している磁気ディスク101表面のデータ領域上空にヘッド・スライダ105を移動する。アクチュエータ106が回動することによって、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101の表面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド・スライダ105が所望のトラックにアクセスすることができる。ヘッド・スライダ105とコントローラとの間の信号は、伝送配線であるトレース201とFPC117が伝送する。ヘッド・スライダ105は、磁気ディスク101に対向するスライダのABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク101との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション110によって磁気ディスク101方向に加えられる圧力とバランスすることによって、ヘッド・スライダ105は磁気ディスク101上を一定のギャップを置いて浮上する。
磁気ディスク101の回転が停止すると、ヘッド・スライダ105が磁気ディスク101表面に接触し、吸着現象によってデータ領域の傷の発生、磁気ディスクの回転不能などの問題が起こるため、磁気ディスク101の回転が停止するときには、アクチュエータ106はヘッド105をデータ領域からランプ機構115に退避させる。アクチュエータ106がランプ機構115の方向に回動し、アクチュエータ先端部のタブ116がランプ機構115表面上を摺動しながら移動し、ランプ機構115上のパーキング面に載ることにより、ヘッド・スライダ105がアンロードされる。ロードのときには、パーキング面に支持されていたアクチュエータ106は、ランプ機構115から離脱して磁気ディスク101表面上空に移動する。
尚、ヘッド・スライダ105がデータ書き込み/読み出し処理を行わない場合に、磁気ディスク101の内周に配置されているゾーンに退避するCSS(Contact Start and Stop)方式に、本発明を適用することも可能である。また、上記の説明では、簡単のために磁気ディスク101が一枚構成で、片面記憶のハードディスク・ドライブを説明しているが、HDD100は、1もしくは複数枚の両面記憶磁気ディスクを備えることができる。
上述のように、ヘッド・スライダ105は、HDD100に実装される前に、その製造工程においてDETの対象となる。DETにおいては、ヘッド・スライダ105をサスペンション110に装着してHGAを構成し、そのHGAをテスト装置にセットし、回転する磁気ディスクに対して実際のリード/ライト処理を行う。これによって、ヘッド・スライダ105の浮上特性や記録再生特性の評価を行う。
具体的には、図2のフローチャートに示すように、まず、サスペンション110を製造する(S11)。次に、準備されたサスペンション110にヘッド・スライダ105を装着して、HGAを構成する(S12)。ヘッド・スライダ105は、サスペンション110に脱着可能に取り付けられる。このサスペンション110のヘッド・スライダ105保持機構については後に詳述する。この構成されたHGAをDETのテスト装置にセットし、DETを実行する(S13)。
S13におけるDETの評価結果が「エラー(不良、NG)」である場合、サスペンション110からヘッド・スライダ105を取り外し、そのヘッド・スライダ105は廃棄する(S14)。サスペンション110は再利用され、別の新たなヘッド・スライダ105をそのサスペンション110に装着し(S12)、DETを行う(S13)。
S13におけるDETの評価結果が「パス(良、OK)」である場合、ヘッド・スライダ105とサスペンション110とを本接続する(S15)。具体的には、ヘッド・スライダ105とサスペンション110とを接着剤で固着するともに、端子部をソルダ・ボール・ボンディングあるいはゴールド・ボール・ボンディングなどによって電気的かつ物理的に接続する。その後、そのHGAを製品としてのHDD100に実装する(S16)。
図3を参照して、本形態において用いられるHGA200の構成について説明する。図3(a)は、DETで使用される状態のHGA200の一部構成を示す平面図であり、磁気ディスク101側から見たHGA200の構成を示している。図3(b)は、その側面図である。なお、図3に示されていない部分は、従来のHGAと同様の構成である。本形態において、HGA200は複数の構成部材によって構成されており、ヘッド・スライダ105、サスペンション110及びトレース201を備えている。サスペンション110は複数の構成部材によって構成されており、ジンバル202及びロード・ビーム203を備えている。
トレース201はヘッド・スライダ105内のヘッド素子部の信号を伝送する。トレース201において、複数本のリードが、互いに接触することなく、ポリイミド・フィルムによって形成された絶縁シートに一体的に形成されている。図3においては、再生素子用の2本のリードと記録用の2本のリードが示されている。リードの数はヘッド・スライダ105の構成によって変化しうる。各リードの一端は、ヘッド・アンプなどの内部回路に接続されるマルチコネクタ(不図示)を構成する。ヘッド・スライダ105側における各リードの他端は、ジンバル202に形成されている各接続端子221a−221dに接続されている。トレース201は、ジンバル202に接着剤によって固定され、必要に応じて外側がエポキシ樹脂などによってカバーされる。
ロード・ビーム203は、ステンレス鋼などによって形成され、精密な薄板バネとして機能する。ロード・ビーム203の形状は、回動方向と垂直に長く延在し、薄くて軽量であると共に必要な剛性(ジンバル202よりも大きい)が保てるように工夫されている。ロード・ビーム203の長手方向前側(反回動軸107側)の先端部には、タブ116が形成されている。ロード・ビーム203は弾性を有することによって、ヘッド・スライダ105の浮上力に対抗する加重を発生させる。この加重とヘッド・スライダ105の浮力がバランスすることによって、ヘッド・スライダ105が所望高さで浮上する。
ジンバル202は、ロード・ビーム203の磁気ディスク101面側に、レーザ・スポット溶接によって溶着される。ジンバル202は、例えばステンレス鋼で形成することができる。ジンバル202は、磁気ディスク101の面振れなどを吸収するために、ヘッド・スライダ105が所定方向に傾くことができるように、所望の弾性を有し変形可能に形成されている。ジンバル202の前部において、開口222が形成されている。開口222の前側(タブ106側)一辺の中央には、開口222の中央にむかって突出した舌片状のジンバル・タング223が形成されている。開口222の前側一辺から後側(ヘッド・スライダ105の流入側)へ突出したジンバル・タング223上には、ヘッド・スライダ105が配置されている。ヘッド・スライダ105は、ジンバル202に接続端子221及びストッパ224によって保持されている。ヘッド・スライダ105の保持機構については、後に詳述する。
ジンバル202は、その後部(不図示)においてロード・ビーム203に溶着され、ジンバル・アーム225及びジンバル・タング223を含むジンバル202の前部は溶着されておらず、自由な状態となっている。ジンバル202の後部から開口222の側端に沿って延在する2つのジンバル・アーム225は、開口222端を規定し、ジンバル・アーム225に連続してそれらの前部に形成されているジンバル・タング223を弾性的に支持する。なお、図の構成とは異なり、ジンバル202とロード・ビーム203とは別部材としてではなく、一体的に形成することもできる。
図3(b)に示すように、ロード・ビーム203は、ヘッド・スライダ105と対向する位置において、ジンバル202側(ヘッド・スライダ105側(図面上方))に向かって隆起したディンプル231が形成されている。ジンバル・タング223は、ロード・ビーム203のディンプル231によって一点支持される。ジンバル・アーム225は反った状態となっており、弾性力によってジンバル・タング223をディンプル231に押し当てる。ジンバル・タング223は、ヘッド・スライダ105を、ピッチ方向あるいはロール方向に回動させることができ、磁気ディスク101の面振れやアッセンブリに伴う傾きを吸収すると同時に、磁気ディスク101のトラッキングに高い追従性を発揮することができる。
上述のように、ヘッド・スライダ105は、ジンバル・タング223上において、脱着可能に保持されている。各接続端子221a−221dはバネ性を有しており、ヘッド・スライダ105の流出側の側面152を押圧している。接続端子221の反対側、つまりヘッド・スライダ105の流入側にはストッパ224が形成されている。ストッパ224はヘッド・スライダ105の流入側面151に対向して形成され、その面151に当接している。ストッパ224は、接続端子221による押圧力に抗してヘッド・スライダ105を支持し、ジンバル・タング223上においてヘッド・スライダ105の位置決めを行う。
上述のように、DETの結果が不良であるヘッド・スライダは、サスペンション110から取り外され、別のヘッド・スライダ105がサスペンション110に装着される。ヘッド・スライダ105の交換は複数回に及ぶこともあるが、これによって、接続端子221の先端が磨耗しうる。接続端子221を使用してヘッド・スライダ105の位置決めを行う構成は、接続端子221の先端の磨耗によって、ヘッド・スライダ105の位置ずれを引き起こす。
ヘッド・スライダ105の正確な浮上特性を得るためには、ヘッド・スライダ105はディンプル231に対して正確に位置合わせされていることが重要である。本例のHGA200において、接続端子221と反対側にあるストッパ224が、ヘッド・スライダ105を位置決めする。これによって、接続端子221の先端が磨耗しても、ヘッド・スライダ105をジンバル・タング223上で正確に位置決めすることができる。接続端子221はバネ性を有し、ヘッド・スライダ105の端子と押圧接触するように形成されている。従って、接続端子221の先端がわずかに磨耗しても、接続端子221は、ヘッド・スライダ105の端子との電気的接触を確実に得ることができる。
ヘッド・スライダ105の前面、つまりその流出側の面152には、4つの端子(図3において不図示)が形成されている。各端子はヘッド素子部に接続されている。ジンバル202の接続端子221のそれぞれは、ヘッド・スライダ105の各端子と当接している。ジンバル202において、端子形成面152の前側に開口226が形成されており、接続端子221はこの開口226に突出するように形成されている。
図4(a)、(b)は、ヘッド・スライダの端子153の一つと接続端子221の一つの接続状態を模式的に示している。接続端子221は複数層から構成されており、最下層のジンバル層401、その上のポリイミドなどの絶縁層402及び最上層の導電層403を備えている。導電層403は銅などの金属で形成されている。導電層403がヘッド・スライダの端子153と押圧接触することによって、これらの間の電気的接続が確保されている。導電層403はジンバル層401及び絶縁層402よりも突出しているため、ジンバル層401はヘッド・スライダの端子153から離間することができる。
図3に戻って、バネ性を有する接続端子221は、ヘッド・スライダ105の端子形成面152を、後方向(ヘッド・スライダ105流入側)に押圧するともに、ジンバル・タング223に向けて押圧する。つまり、押圧力の方向は、ジンバル・タング223のヘッド・スライダ105配置面に対して斜めである。
ヘッド・スライダ105は、バネ性接続端子221とストッパ224との間において、これらの押圧力によって挟持されている。また、上述のように、接続端子221の押圧力が、ヘッド・スライダ105をジンバル・タング223に押し付ける方向の成分を含んでおり、ヘッド・スライダ105とジンバル・タング223との間における押圧力によってもヘッド・スライダ105は保持されている。接続端子221でヘッド・スライダ105をジンバル・タング223に押し付けることによって、ヘッド・スライダ105をより確実に、ジンバル・タング223上で固定することができる。
図3の例において、接続端子221は、ジンバル202の一部をプレス加工によって屈曲することによって形成する。図3(b)に示すように、接続端子221は2つの屈曲部を有している。一つは、ジンバル202のベース部から立ち上がり、ヘッド・スライダ105から離れる方向に屈曲する、つまりその突部がヘッド・スライダ105を向いている第1の屈曲部220aである。もう一つは、ヘッド・スライダ105に近づく方向に屈曲する、つまり、つまりその突部がヘッド・スライダ105と反対を向いている第2の屈曲部220bである。第1の屈曲部は、主にヘッド・スライダ105をストッパ224に向けて押圧する力を生み、第2の屈曲部は、主にヘッド・スライダ105をジンバル・タング223に押し付ける力を生む。
本例の各接続端子221a−221dは一体的、連続的に形成されており、それぞれの端子221a−221dは、柄部227に連続して形成されている。ヘッド・スライダ105をサスペンション110に装着するときには、治具が柄部227と係合し、柄部227及びそれに接続する接続端子221を引き上げる。これによって、接続端子221とストッパ224との距離が広がり、ジンバル・タング223上にヘッド・スライダ105を載置する空間を形成することができる。ヘッド・スライダ105をジンバル・タング223上に配置した後に柄部227及び接続端子221を治具から離し、接続端子221の押圧力によって、ヘッド・スライダ105を保持する。なお、製造容易の点から柄部を設けることが好ましいが、他方法によって接続端子221を移動してヘッド・スライダ105を配置してもよい。
ストッパ224は、ヘッド・スライダ105の流入側面151に向かって突出し、その面に対して傾斜して当接している。ストッパ224は、がヘッド・スライダ105と線接触しており、より正確にヘッド・スライダ105を位置決めすることができる。ストッパ224は、好ましくは、ジンバル・タング223の後部の一部を屈曲することによって形成する。典型的には、ジンバル・タング223の一部をカットし、プレス加工でジンバル・タング223上に突部を形成することによって、ストッパ224を形成する。これによって、部材点数を増加することなく容易にストッパ224を形成することができる。
DETにおいては、図3に示したように、接続端子221による押圧力のみによってヘッド・スライダ105をジンバル・タング223上で保持する。図2を参照して説明したように、DETの評価結果がパス(良)である場合、ヘッド・スライダ105の本接続を実行する(S15)。図5は、ヘッド・スライダ105の本接続の方法を模式的に示している。図5(a)に示すように、ヘッド・スライダ105の底面はジンバル・タング223面と接着剤層281で固着されている。典型的には、これらは、低弾性エポキシ樹脂などによって固着する。
さらに、接続端子221とヘッド・スライダの端子153とを、ソルダ・ボール・ボンディングあるいはゴールド・ボール・ボンディングで接続する。具体的には、図5(a)に示すように、接続端子221とヘッド・スライダの端子153との間に、半田もしくは金からなる導体ボール282を配置し、それにレーザ光を照射する。レーザ照射によって導体ボールが溶融し、図5(b)に示すように、接続端子221とヘッド・スライダの端子153を電気的かつ物理的に接続する導体層283を形成する。
このように、接着剤層281及び/もしくは導電層283で、ヘッド・スライダ105を物理的に、あるいは電気的に接続することによって、HDD100に実装した後におけるヘッド・スライダ105の保持、あるいは電気的接続を確実なものとすることができる。なお、バネ性クランプ227の押圧力によって十分な保持力を得ることができる場合、接着剤層281や導電層283を使用することなく、HDD100にHGA200を実装することができる。
図6は、ストッパの他の好ましい例を示している。図6において、ストッパ228a、b以外の構成は、図3に示したHGA200と同様である。ストッパ228は、ヘッド・スライダ105について、サスペンション110長手方向における位置決めを行うとともに、短手方向における位置決めを行う。ストッパ228が、ジンバル・タング223上において、接続端子221が押圧する方向とそれに交差する方向との、2つの異なる方向についてヘッド・スライダ105を位置決めすることで、容易に正確な位置にヘッド・スライダ105を配置することができる。なお、ストッパ228は、ストッパ224と同様の方法によって形成することができる。また、2つの異なる方向において、それぞれ分離してストッパを形成してもよい。
図7は、他の好ましい態様の保持機構を示している。図3の例においては、接続端子221が、ヘッド・スライダ105を押圧保持しているが、図7に示すように、接続端子221とは別に、バネ性を有することによって、ヘッド・スライダ105を押圧保持する押圧保持部229a、bを備えることは、好ましい態様の一つである。押圧保持部229は、ヘッド・スライダ105の流出側面152に向かって突出し、その面に対して傾斜して当接している。接続端子221は、電気的コンタクトのために端子153を押圧しているが、その力は弱いものである。押圧保持部229が接続端子221よりも大きな力で、ヘッド・スライダ105の端子形成面152を押圧し、ストッパ224との間の押圧力によって、ヘッド・スライダ105を挟持する。なお、図7の例においては、各接続端子221a−221dは、それぞれ分離して形成されている。
このように、接続端子221とは別に、それと同一側に押圧保持部229を設けることによって、ヘッド・スライダ105の脱着を繰り返した場合であっても接続端子221の磨耗を抑制することができる。押圧保持部229は、ジンバル202の一部を加工してヘッド・スライダ105に向かう突出部を形成し、それをプレス加工で屈曲することによって形成することができる。また、バランスした押圧力を与えるため、複数の押圧保持部229a、bを設けることが好ましい。
上述の形態のようにテストされたHGAをそのままHDDに実装することが好ましいが、上述のサスペンションをDETのテスト用サスペンションとして使用することもできる。DET終了後にヘッド・スライダをサスペンションから取り外し、HDDに実装される製品サスペンションにそのヘッド・スライダを実装する。製品サスペンションは、従来のサスペンションと同様の構成とすることができる。これによって、テストにおいてヘッド・スライダを確実に固定するとともに、サスペンションを廃棄することなく容易に不良ヘッド・スライダの交換を行うことができる。また、ヘッド・スライダの強磁界での評価や、サスペンションの伝送路の検討、メカ的な振動の検討においても本形態のサスペンションを使用することができる。本形態のHGAは、接続端子の磨耗による位置ずれが起きないため、テスト用のHGAとして特に有用である。
以上の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が上述の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上述の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
本実施形態における、ハードディスク・ドライブの構成を示す模式平面図である。 本実施形態における、ヘッド・ジンバル・アセンブリの製造工程を示すフローチャートである。 本実施形態における、DETにおけるヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 本実施形態における、ジンバルの接続端子とヘッド・スライダの端子の接続構造を模式的に示す図である。 本実施形態における、HDD実装のためのヘッド・スライダの本接続を模式的に示す図である。 他の好ましい態様における、るヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 他の好ましい態様における、るヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す図である。 従来の技術におけるヘッド・ジンバル・アセンブリの構成を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
100 ハードディスク・ドライブ、101 磁気ディスク、102 ベース
103 スピンドル・モータ、104 ハブ、105 ヘッド・スライダ
106 アクチュエータ、107 回動軸、108 アクチュエータ・アーム
109 VCM、110 サスペンション、111 ヘッド・アーム
112 コイル・サポート、113 フラットコイル
114 上側ステータ・マグネット保持板、115 ランプ機構、116 タブ
151 流入側面、152 流出側面、153 ヘッド・スライダの端子
200 ヘッド・ジンバル・アセンブリ、201 トレース、202 ジンバル
203 ロード・ビーム、223 ジンバル・タング、221 接続端子
222 開口、231 ディンプル、224 ストッパ
225 ジンバル・アーム、226 開口、227 柄、228 ストッパ
229 押圧部、281 接着剤層、282 導体ボール、283 導体層
301 ジンバル層、302 絶縁層、303 導体層

Claims (17)

  1. ヘッド素子部を備え回転するメディア上で浮上するヘッド・スライダを保持するサスペンションであって、
    ヘッド・スライダに対して、その浮上力と対抗する力を与えるロード・ビームと、
    前記ロード・ビームの面上に固定され、前記ヘッド・スライダを配置するためのタングと、伝送配線と接続され前記ヘッド・スライダの端子と押圧接触するようにバネ性を有する接続端子と、その接続端子の反対側において前記ヘッド・スライダの位置決めを行うストッパと、を備える可撓性のジンバルと、
    を備えるサスペンション。
  2. 前記ストッパは前記タングの一部を屈曲して形成されている、請求項1に記載のサスペンション。
  3. 前記接続端子は、前記ジンバルの一部を屈曲して形成されたジンバル層と、そのジンバル層の上に絶縁層を介して形成されそのジンバル層をよりも突出している導電層と、を備える請求項1に記載のサスペンション。
  4. 前記ジンバルは、前記接続端子と前記ストッパとの間の挟持力を使用して前記ヘッド・スライダを保持する、請求項1に記載のサスペンション。
  5. 前記ジンバルは前記ヘッド・スライダを脱着可能に保持する、請求項1に記載のサスペンション。
  6. 前記ジンバルは、前記接続端子が押圧する方向と交差する方向において、前記ヘッド・スライダを位置決めするストッパを備える、請求項1に記載のサスペンション。
  7. ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、
    前記ヘッド・スライダが配置されたタングと、伝送配線と接続され前記ヘッド・スライダの端子と押圧接触するようにバネ性を有する接続端子と、その接続端子の反対側において前記ヘッド・スライダの位置決めを行うストッパと、を備える可撓性のジンバルと、
    前記ジンバルを前記ヘッド・スライダの反対側で保持するロード・ビームと、
    を備えるヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  8. 前記ジンバルは、前記接続端子と前記ストッパとを使用して前記ヘッド・スライダを保持する、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  9. 前記ジンバルは前記ヘッド・スライダを脱着可能に保持する、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  10. 前記ジンバルは、前記接続端子の反対側において前記ヘッド・スライダの位置決めを行う複数のストッパを備える、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  11. 前記ヘッド・スライダは一つの面に複数の端子を備え、
    前記ジンバルは複数のバネ性を有する接続端子を備え、その接続端子のそれぞれが前記複数の端子のそれぞれと押圧接触し、
    前記複数の接続端子のみが前記端子形成面を押圧する、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  12. さらに、前記ヘッド・スライダと前記タングとの間の接着剤層を備える、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  13. さらに、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを固着する導体層を備える、請求項7に記載のヘッド・ジンバル・アセンブリ。
  14. ヘッド素子部を備えるヘッド・スライダと、それを保持するサスペンションと、を備えるヘッド・ジンバル・アセンブリの製造方法であって、
    ロード・ビームと、そのロード・ビーム上に固定された可撓性のジンバルと、を備えるサスペンションを準備し、
    ヘッド・スライダを前記ジンバルのタング面上に配置し、ジンバルに形成されているバネ性クランプを使用してそのヘッド・スライダをそのタング面上で押圧保持し、
    前記サスペンションに保持された前記ヘッド・スライダで回転するメディアにアクセスすることによって、そのヘッド・スライダの電気特性をテストし、
    不良ヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、新たなヘッド・スライダを前記サスペンションに配置する、方法。
  15. 前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダと前記ジンバルのタングとを接着剤で固着する、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、前記ヘッド・スライダの端子と前記接続端子とを導体で固着する、請求項14に記載の方法。
  17. 前記ヘッド・スライダのテスト結果が良である場合、そのヘッド・スライダを前記サスペンションから取り外し、別の製品サスペンションに実装する、請求項14に記載の方法。
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