JPH09306112A - 磁気ヘッド組立体 - Google Patents

磁気ヘッド組立体

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JPH09306112A
JPH09306112A JP12478996A JP12478996A JPH09306112A JP H09306112 A JPH09306112 A JP H09306112A JP 12478996 A JP12478996 A JP 12478996A JP 12478996 A JP12478996 A JP 12478996A JP H09306112 A JPH09306112 A JP H09306112A
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JP
Japan
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support arm
magnetic head
outer ring
head assembly
support
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JP12478996A
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English (en)
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Tomoaki Sakata
智昭 坂田
Hiroshi Kato
洋 加藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リペア時に支持ア−ムの変形がなく、かつリ
ペアする支持ア−ムだけを取り外すことができる磁気ヘ
ッド組立体を提供すること。 【解決手段】 本発明の第1の磁気ヘッド組立体は、独
立の支持ア−ムを積層する磁気ヘッド組立体において、
外輪にかん合する支持ア−ムのかん合穴の一部に切り欠
きを設け、水平方向(外輪の軸と直交方向)に支持ア−
ムを挿抜可能となるようにしたものである。本発明の第
2の磁気ヘッド組立体は、外輪の側面と独立の支持ア−
ムの後端(磁気ヘッド搭載側と反対側)に互いに相呼応
するはめあい部を設け、はめあい固定により磁気ヘッド
組立体を構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に使用する磁気ヘッド組立体に関するものであり、特
に、磁気ディスク装置に搭載可能な記録媒体(円板)の
枚数を多くすることを可能にすると共に、支持アームの
リペア時に支持ア−ムを変形させることがなく、かつリ
ペアする支持ア−ムだけを取り外すだけでリペア作業を
行うことを可能にし、リペアする支持ア−ムの信号線以
外の支持アームの信号線については接続をやり直す必要
のない磁気ヘッド組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による磁気ヘッド組立体として
は、第1に、図21から図23に示す磁気ヘッド組立体
が知られている。図21と図22と図23は従来の磁気
ディスク装置に用いられている磁気ヘッド組立体の一例
を示す図であり、図21は平面図、図22は側面図、図
23は斜視図をそれぞれ示している。
【0003】図21及び図22示すように、磁気ヘッド
310はサスペンション313の先端に固着されてい
る。サスペンション313の後端にはボス320、その
内側に穴321が設けられている。また、図21におい
て、316は信号線を示している。
【0004】図22に示すように、外輪312は固定軸
318の回りに回転可能に支持されており、支持ア−ム
311を3個備えている。支持ア−ム311の先端の穴
314にサスペンション313のボス320をかん合さ
せた後、サスペンション313の穴321よりやや径の
大きいボ−ル(図示せず)を、3個の支持アームの全て
について、穴314と穴321を上から下へ一度に貫通
させることにより、ボス320を穴314内で拡管さ
せ、サスペンション313を支持ア−ム311に固着さ
せ、磁気ヘッド組立体となす。
【0005】磁気ヘッド組立体を組み立てた後、いずれ
かの磁気ヘッド310に不良部位が発見され、これを交
換する作業(以後、本作業をリペアと呼ぶ)を行なう場
合は、該当するサスペンション313のボスかん合部を
ナイフ状の工具でこじりあげて、サスペンション313
を取り外した後、新しい磁気ヘッド310を搭載したサ
スペンション313を、前記第一回目の組立と同様の手
順で組立てる。この時、ボス320を拡管させるボ−ル
はリペアしない他のサスペンションの穴321をも貫通
するが、これらは既に拡管済のためボ−ル貫通により影
響を受けない。
【0006】また、サスペンション313をリペアする
場合には、当該サスペンション313の信号線16を全
て付け替える必要が生じる。
【0007】従来技術による磁気ヘッド組立体として
は、第2に、特開平4−276364号公報に記載され
た磁気ヘッド組立体が知られている。
【0008】上記特開平4−276364号公報に開示
された磁気ヘッド組立体は、次のようなものである。す
なわち、磁気ヘッドは、第1の従来例と同様に、各支持
ア−ムの先端に固定されている。また、上記公報に記載
の例では、支持ア−ムが磁気ヘッドを媒体方向へ付勢す
るサスペンションの役割を兼ねている。そして、支持ア
ームの後端には、かん合穴が設けられている。そして、
複数の支持ア−ムが上記かん合穴を介して固定軸により
積層され、磁気ヘッド組立体の外輪は固定軸の回りに回
転可能に支持されている。すなわち、上記かん合穴を外
輪にかん合させて複数の支持ア−ムを積層した後クラン
プ(図示せず)して、磁気ヘッド組立体を形成する。上
記公報に記載の例では、積層する複数の支持アームの中
心に外輪を設けているが、最下部の支持アームに外輪を
設ける例もある。
【0009】上記した第2の従来例では、磁気ヘッドに
不良があってリペアする場合、上記クランプを解除して
該当する支持ア−ムを取り除き、新しい磁気ヘッドを搭
載した支持ア−ムを該当する部位へ積層して再びクラン
プする必要がある。
【0010】また、支持アームをリペアする場合には、
当該支持アームが最上位(又は最下位)の支持アームで
ある場合には、取り外す必要があるのは当該支持アーム
だけであるため、当該支持アームの信号線だけを付け替
えれば良い。しかし、リペアの対象である支持アームが
積層された支持アームの中位に位置する場合には、そこ
に至る全ての支持アームの信号線を付け替える必要が生
じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の磁気ヘ
ッド組立体においては下記の問題点があった。
【0012】第1に、図21に示す第1の従来例の場
合、複数の支持ア−ムが外輪と一体で、支持ア−ムの先
端にサスペンションを拡管固着するため、支持ア−ムの
厚さを薄くすると拡管圧力により割れ易くなるため、あ
る程度以上薄くできず、従って所定の厚さの磁気ディス
ク装置に搭載できる記録媒体(円板)の枚数を多くでき
ないという問題点がある。
【0013】第2に、図21に示す第1の従来例の場
合、リペア時に、該当サスペンションを取り外す場合、
ボスかん合部をナイフ状の工具でこじりあげるため、支
持ア−ムを変形させ易いという問題点がある。
【0014】これに対して、前記公報に記載の従来例の
ように、独立の支持ア−ムを積層して磁気ヘッド組立体
とするものは、上記第1及び第2の問題点を解決するた
めに有効である。しかし、この形式のものは、次のよう
な問題点がある。
【0015】すなわち、支持ア−ムの挿抜が外輪の軸方
向になされるため、リベア時にリペア箇所によっては、
該当サスペンション以外のサスペンションを取り外す必
要が生じる。磁気ヘッドからの信号線は、磁気ヘッド組
立体を磁気ディスク装置に組み付けた後はフレキシブル
な中継配線板に半田付け等の方法で接続されており、上
記公報に記載の従来例の場合、リペア時には該当箇所以
外の信号線についても接続をやり直す必要があり、作業
工数が増加し、接続信頼性の低下を招くというの問題点
がある。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑み成されたもの
で、磁気ディスク装置に搭載できる記録媒体(円板)の
枚数を多くすることを可能にすると共に、リペア時に支
持ア−ムを変形させることがなく、かつリペアに該当す
る支持ア−ムのみを取り外すことによりリペア作業を行
い、該当する支持ア−ムの以外の信号線については接続
をやり直す必要のない磁気ヘッド組立体を提供すること
を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の磁気ヘッ
ド組立体は、固定軸の回りに回転可能に支持され、下端
にフランジを有する外輪に対して、一つの磁気ヘッドを
支承して記録媒体方向へ付勢する一個又は二個のサスペ
ンションを先端部に固着し、後端部に上記外輪にかん合
する穴を有する支持ア−ムと、上記外輪にかん合する穴
を有する所定の厚さのスペ−サとを交互にかん合挿入し
て、複数個の支持ア−ムと複数個のスペ−サとを積層
し、上記外輪上端にクランプを固着して支持ア−ム及び
スペ−サを下方へ付勢し、外輪下端のフランジとの間に
はさみ込んで固定して形成されている磁気ヘッド組立体
に適用されるものであり、次の特徴を有している。
【0018】すなわち、上記支持ア−ムの外輪にかん合
する穴は、支持ア−ムを外輪に対して記録媒体平面と水
平な方向に挿抜可能とする切り欠きを有することを特徴
としている。
【0019】また、上記第1の磁気ヘッド組立体におい
て、上記支持ア−ムに設けられた切り欠きは、支持ア−
ムが上記外輪との間で少なくとも3点支持される形状を
備えていることを特徴としている。
【0020】また、上記第1の磁気ヘッド組立体におい
て、上記上記支持ア−ムの後端部は、上記外輪に支持ア
ームを挿入するための1対のノッチを備えていることを
特徴としている。
【0021】本発明の第2の磁気ヘッド組立体は、固定
軸の回りに回転可能に支持された外輪の側面に支持ア−
ム後端を挿入するはめ合い部を平行に複数個設け、一つ
の磁気ヘッドを支承して記録媒体方向へ付勢する一個又
は二個のサスペンションを先端部に固着し、後端部に上
記外輪の側面に設けられたはめ合い部に呼応するはめあ
い部を有する支持ア−ムを、上記外輪側面に設けられた
はめあい部に複数個はめ合わせて、固定したことを特徴
としている。
【0022】また、上記第2の磁気ヘッド組立体におい
て、上記外輪とその側面に設けられた支持ア−ム後端を
挿入するはめ合い部とが、一体形成されていることを特
徴としている。
【0023】すなわち、上記本発明の第1の磁気ヘッド
組立体は、独立の支持ア−ムを積層する磁気ヘッド組立
体において、外輪にかん合する支持ア−ムのかん合穴の
一部に切り欠きを設け、水平方向(外輪の軸と直交方
向)に支持ア−ムを挿抜可能となるようにしたものであ
る。
【0024】また、本発明の第2の磁気ヘッド組立体
は、外輪の側面と独立の支持ア−ムの後端(磁気ヘッド
搭載側と反対側)に互いに相呼応するはめあい部を設
け、はめあい固定により磁気ヘッド組立体を構成したも
のである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を用いて、本発明
の実施の形態について説明する。
【0026】図1から図10を用いて本発明の第1の実
施の形態について説明する。
【0027】図1は、本発明の磁気ヘッド組立体の第1
の実施の形態を示す斜視図である。図1に示す磁気ヘッ
ド組立体1は、ピボット10に対して、下から順に支持
ア−ム2、スペ−サ20、支持ア−ム9、コイルスペ−
サ30、支持ア−ム2、スペ−サ20、支持ア−ム9を
順次積層し、上方よりクランプ40をネジ45で締めつ
けたものである。
【0028】図2は、図1に示す支持ア−ム2の斜視図
である。図2に示す支持ア−ム2では、磁気ヘッド4が
上向きに搭載されている。磁気ヘッド4はサスペンショ
ン3の先端に固定されており、サスペンション3の後端
は支持ア−ム2の先端に溶接や接着剤により固定されて
いる。支持ア−ム2の後端には位置決め基準面5,6,
7が設けられており、これが外輪11の軸部13(後述
する図4参照)に対するはめ合い部を形成している。し
たがって、位置決め基準面5,6,7は、はめ合い部に
おける切り欠きを形成することになる。また、支持ア−
ム2の後端にはノッチ8が2箇所設けられている。
【0029】ここで、図2に示す支持ア−ム2は、磁気
ヘッド4を上向きに搭載した例を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、上下両方向に搭載したも
のでも良い。
【0030】図3は、図1に示す支持ア−ム9の斜視図
である。図3に示す支持ア−ム9は、磁気ヘッド4が下
向きに搭載されたものである。磁気ヘッド4を下向きに
固定したサスペンション3は、支持ア−ム9の下側に溶
接や接着剤により固定されている。他は図2における支
持ア−ム2と同一である。
【0031】ここで、図3に示す支持ア−ム9は、磁気
ヘッド4を下向きに搭載した例を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、上下両方向に搭載したも
のでも良い。
【0032】図4は、図1に示すピボット10を示す斜
視図である。図4において、外輪11は固定軸15に回
りにベアリング16を介して回転可能に支持されてい
る。外輪11の下端にはフランジ12が設けられてお
り、軸部13の上端面にねじ穴14が設けられている。
【0033】図5は、図1に示すスペ−サ20を示す斜
視図である。図5において、穴21は外輪11の軸部1
3へのはめ合い穴である。
【0034】図6は、図1に示すコイルスペ−サ30を
示す斜視図である。図6において、穴31は外輪11の
軸部13へのはめ合い穴である。またコイルスペ−サ3
0には回転駆動を行うためのコイル32が固定されてい
る。
【0035】図7は図1に示すクランプ40の上下関係
を逆にして示した斜視図である。図7において、ざぐり
穴41は外輪11の軸部13へのはめ合い穴である。ざ
ぐり穴41の底面に穴43が設けられており、外輪11
のねじ穴14と呼応している。
【0036】次に、図8は、図1に示す磁気ヘッド組立
体1の組立方法を説明するための平面図である。図8
は、組立工程において支持ア−ム2をスペ−サ20の上
に積層した時点の状態を示している。位置決め基準面
5、7により、軸部13にはめ合いかん合した後、爪5
0をノッチ8に引っかけて基準面6と反対方向(図中矢
印方向)に引くことにより、位置決め基準面6を軸部1
3に当接させる。爪50は各支持ア−ムについて1個ず
つ備えられており、全ての支持ア−ムを積層し、クラン
プ40をねじ45で固定するまで、引っ張った状態を保
持する。
【0037】図9は、図1に示す磁気ヘッド組立体1に
おけるリペア作業方法を説明するための平面図であり、
図10は同じく図1に示す磁気ヘッド組立体1における
リペア作業方法を説明するための側面図である。図9と
図10において、押しごま60の半円孤61は軸部13
に対してゆるいはめ合いとなっている。また、押しごま
60の厚さは支持ア−ム2及び9の厚さと同一もしくは
やや薄い寸法となっている。
【0038】図9と図10は、支持ア−ム2aをリペア
する場合を示している。先ず、ねじ45を緩めてクラン
プ40による押し付け力を、全ての支持ア−ムが脱落せ
ずしかも水平方向には動き得る程度まで緩和する。次
に、リペアに該当する支持ア−ム2aの所に、位置決め
基準面6の反対側から押しごま60を図中矢印方向へ水
平に挿入して、支持ア−ム2aを押し出す。その後、新
しい支持ア−ム(図示せず)を図中矢印方向と逆方向か
ら水平に挿入して、押しごま60を押し出し、次いで前
記した図8に示す方法を用いて再び組み立てを行う。
【0039】上記した第1の実施の形態においては、支
持ア−ム2,9に設けられた切り欠きは、位置決め基準
面5,6,7により外輪11との間で支持されるように
形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば切り欠きを円形や楕円形状にして外輪11との間
で支持するように形成したり、また少なくとも3点支持
される形状にすれば良い。
【0040】上記した第1の実施の形態によれば、従来
例と異なり、支持ア−ムの先端にサスペンションを拡管
固着することがないため、支持ア−ムの厚さを薄くする
ことが可能になり、磁気ディスク装置に搭載できる記録
媒体(円板)の枚数を多くできるという効果がある。
【0041】また、上記した第1の実施の形態によれ
ば、従来例と異なり、リペア時に該当サスペンションを
取り外す場合、ボスかん合部をナイフ状の工具でこじり
あげる必要がないため、支持ア−ムを変形させることが
ないという効果がある。
【0042】さらに、上記した第1の実施の形態によれ
ば、従来例と異なり、該当サスペンションだけを取り外
せば良く、したがってリペア時には該当サスペンション
の信号線だけを接続しなおせば良く、該当サスペンショ
ン以外の信号線については接続をやり直す必要がない。
したがって、作業工数が減少し、接続信頼性を大幅に向
上させることができる。
【0043】次に、図11から図20を用いて本発明の
第2の実施の形態について説明する。
【0044】図11は、本発明の磁気ヘッド組立体の第
2の実施の形態を示す斜視図である。図11に示す磁気
ヘッド組立体70は、図示するように、ピボット80に
対して下から順に支持ア−ム90,95(それぞれ2
個)を、支持ア−ム90,95の後端に設けたはめ合い
部94をピボット80の側面に設けたはめ合い部84に
対して、はめ合い挿入して固定したものである。
【0045】図12は図11に示すピボット80の斜視
図である。図12において、外輪81は、固定軸86の
回りにベアリング87を介して回転可能に支持されてい
る。外輪81の側面にはラッチ爪82及び位置決め穴8
3が設けられており、はめ合い部84を形成している。
はめ合い部84は、搭載する支持ア−ムの個数分設けら
れている。
【0046】図13は、図11に示す支持ア−ム90を
示す斜視図である。図13に示す支持ア−ム90は、磁
気ヘッド4が上向きに搭載されたものである。磁気ヘッ
ド4はサスペンション3の先端に固定されており、サス
ペンション3の後端は支持ア−ム90の先端に固定され
ている。支持ア−ム90の後端にはノッチ91、面取り
92、ボス93が設けられており、はめ合い部94を形
成している。
【0047】図14は、図11に示す支持ア−ム90を
示す斜視図である。図13に示す支持ア−ム95は、磁
気ヘッド4が下向きに搭載されたものである。磁気ヘッ
ド4を下向きに固定したサスペンション3を支持ア−ム
95の下側に固定してある。他は図13に示す支持ア−
ム90と同一である。
【0048】次に、図15から図17に示す平面図を用
いて、図11に示す磁気ヘッド組立体70の組立方法に
ついて説明する。
【0049】図15は支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80に組み付ける直前の状態を示して
いる。この状態から、図中矢印の方向に支持ア−ム90
を挿入してゆく。すると、図16に示すように、支持ア
−ム90の面取り92によりラッチ爪82が押し広げら
れる。更に挿入を行なうと、図17に示すように、ラッ
チ爪82がノッチ91にかみ込み、かつボス93が位置
決め穴83にかん合した状態で支持ア−ム90の組立が
完了する。
【0050】上記の組立工程を各支持ア−ム90,95
につき順次行なって、磁気ヘッド組立体70の組立を完
了する。
【0051】次に、図18から図20に示す平面図を用
いて、図11に示す磁気ヘッド組立体70のリペア作業
方法を説明する。
【0052】図18は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組
立体70のピボット80からリペアする直前の状態を示
す平面図である。図18において、支持ア−ム90を図
中矢印の方向に引き抜いてゆくと、図19に示すように
支持ア−ム90のノッチ91によりラッチ爪82が押し
広げられる。更に引き抜くと、図20に示すように支持
ア−ム90を取り外すことができる。
【0053】その後、新しい支持ア−ム(図示せず)を
図15から図17に示す組立方法により組み立てる。
【0054】上記した第2の実施の形態によれば、ピボ
ット80を一つの部品として説明しているが、本発明は
これに限定されるものではなく、第1の実施の形態と同
様にスペーサを介して積層するように構成しても良い。
【0055】上記した第2の実施の形態によれば、従来
例と異なり、支持ア−ムの先端にサスペンションを拡管
固着することがないため、支持ア−ムの厚さを薄くする
ことが可能になり、磁気ディスク装置に搭載できる記録
媒体(円板)の枚数を多くできるという効果がある。
【0056】また、上記した第2の実施の形態によれ
ば、従来例と異なり、リペア時に該当サスペンションを
取り外す場合、ボスかん合部をナイフ状の工具でこじり
あげる必要がないため、支持ア−ムを変形させることが
ないという効果がある。
【0057】さらに、上記した第2の実施の形態によれ
ば、従来例と異なり、該当サスペンションだけを取り外
せば良く、したがってリペア時には該当サスペンション
の信号線だけを接続しなおせば良く、該当サスペンショ
ン以外の信号線については接続をやり直す必要がない。
したがって、作業工数が減少し、接続信頼性を大幅に向
上させることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク装置に搭
載できる記録媒体(円板)の枚数を多くすることを可能
になり、リペア時に支持ア−ムを変形させることがな
く、かつリペアに該当する支持ア−ムのみを取り外すこ
とによりリペア作業を行うことができ、該当する支持ア
−ムの以外の支持アームの信号線については接続をやり
直す必要のない磁気ヘッド組立体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の磁気ヘッド組立体の第1の実
施の形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す支持ア−ム2の斜視図であ
る。
【図3】図3は、図1に示す支持ア−ム9の斜視図であ
る。
【図4】図4は、図1に示すピボット10を示す斜視図
である。
【図5】図5は、図1に示すスペ−サ20を示す斜視図
である。
【図6】図6は、図1に示すコイルスペ−サ30を示す
斜視図である。
【図7】図7は、図1に示すクランプ40の上下関係を
逆にして示した斜視図である。
【図8】図8は、図1に示す磁気ヘッド組立体1の組立
方法を説明するための平面図である。
【図9】図9は、図1に示す磁気ヘッド組立体1におけ
るリペア作業方法を説明するための平面図である。
【図10】図10は、図1に示す磁気ヘッド組立体1に
おけるリペア作業方法を説明するための側面図である。
【図11】図11は、本発明の磁気ヘッド組立体の第2
の実施の形態を示す斜視図である。
【図12】図12は、図11に示すピボット80の斜視
図である。
【図13】図13は、図11に示す支持ア−ム90を示
す斜視図である。
【図14】図14は、図11に示す支持ア−ム95を示
す斜視図である。
【図15】図15は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80に組み付ける直前の状態を示す平
面図である。
【図16】図16は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80に組み付け途中の状態を示す平面
図である。
【図17】図17は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80に組み付け完了した状態を示す平
面図である。
【図18】図18は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80からリペアする直前の状態を示す
平面図である。
【図19】図19は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80からリペアする途中の状態を示す
平面図である。
【図20】図10は、支持ア−ム90を磁気ヘッド組立
体70のピボット80からリペア完了した状態を示す平
面図である。
【図21】図21は、従来の磁気ディスク装置に用いら
れている磁気ヘッド組立体の一例を示す平面図である。
【図22】図22は、従来の磁気ディスク装置に用いら
れている磁気ヘッド組立体の一例を示す側面図である。
【図23】図23は、従来の磁気ディスク装置に用いら
れている磁気ヘッド組立体の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,70:磁気ヘッド組立体、2,2a,2b,9,9
a,9b,90,95:支持ア−ム、3:サスペンショ
ン、4:磁気ヘッド、5,6,7:位置決め基準面、
8:ノッチ、10:ピボット、11:外輪、12:フラ
ンジ、13:軸部、14:ねじ穴、15:固定軸、1
6:ベアリング、20:スペ−サ、21,31,43:
穴、30:コイルスペ−サ、40:クランプ、41:ざ
ぐり穴、45:ネジ、50:爪、60:押しごま、6
1:半円孤、80:ピボット、81:外輪、82:ラッ
チ爪、83:位置決め穴、84:はめ合い部、85:コ
イルスペ−サ、86:固定軸、87:ベアリング、9
1:ノッチ、92:面取り、93:ボス、94:はめ合
い部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸の回りに回転可能に支持され、下
    端にフランジを有する外輪に対して、 一つの磁気ヘッドを支承して記録媒体方向へ付勢する一
    個又は二個のサスペンションを先端部に固着し、後端部
    に上記外輪にかん合する穴を有する支持ア−ムと、上記
    外輪にかん合する穴を有する所定の厚さのスペ−サとを
    交互にかん合挿入して、複数個の支持ア−ムと複数個の
    スペ−サとを積層し、 上記外輪上端にクランプを固着して支持ア−ム及びスペ
    −サを下方へ付勢し、外輪下端のフランジとの間にはさ
    み込んで固定して形成されている磁気ヘッド組立体にお
    いて、 上記支持ア−ムの外輪にかん合する穴は、支持ア−ムを
    外輪に対して記録媒体平面と水平な方向に挿抜可能とす
    る切り欠きを有することを特徴とする磁気ヘッド組立
    体。
  2. 【請求項2】 上記支持ア−ムに設けられた切り欠き
    は、支持ア−ムが上記外輪との間で少なくとも3点支持
    される形状を備えていることを特徴とする請求項1記載
    の磁気ヘッド組立体。
  3. 【請求項3】 上記上記支持ア−ムの後端部は、上記外
    輪に支持アームを挿入するための1対のノッチを備えて
    いることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド組立
    体。
  4. 【請求項4】 固定軸の回りに回転可能に支持された外
    輪の側面に支持ア−ム後端を挿入するはめ合い部を平行
    に複数個設け、 一つの磁気ヘッドを支承して記録媒体方向へ付勢する一
    個又は二個のサスペンションを先端部に固着し、後端部
    に上記外輪の側面に設けられたはめ合い部に呼応するは
    めあい部を有する支持ア−ムを、上記外輪側面に設けら
    れたはめあい部に複数個はめ合わせて、固定したことを
    特徴とする磁気ヘッド組立体。
  5. 【請求項5】 上記外輪とその側面に設けられた支持ア
    −ム後端を挿入するはめ合い部とが、一体形成されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の磁気ヘッド組立体。
JP12478996A 1996-05-20 1996-05-20 磁気ヘッド組立体 Pending JPH09306112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466518B1 (en) 2003-12-30 2008-12-16 Hutchinson Technology Incorporated Slidably engaging snap-on arm mounts for disk drive head suspensions
CN103406467A (zh) * 2013-08-19 2013-11-27 苏州长城开发科技有限公司 用于硬盘磁头装配的冲孔工装夹具

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CN103406467A (zh) * 2013-08-19 2013-11-27 苏州长城开发科技有限公司 用于硬盘磁头装配的冲孔工装夹具

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