JP4114588B2 - セグメント位置決め装置、及び、ステータの製造方法 - Google Patents

セグメント位置決め装置、及び、ステータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステータコアのスロットに挿入されたセグメント部材を位置決めするセグメント位置決め装置、これを利用したステータ製造方法、及び、ステータに関し、特に、溶接される一対のセグメント端部対を径方向に列をなして複数並べた状態でスロットに挿入されたセグメント部材のセグメント端部対を位置決めするセグメント位置決め装置、及び、これを利用したステータ製造方法に関する。
従来より、ステータコアのスロットに挿入されたセグメント部材を位置決めするセグメント位置決め装置及びこれを利用したステータの製造方法が知られている。
例えば、特許文献1にそのようなセグメント位置決め装置(保持具)及びステータの製造方法(回転電機の製造方法)が開示されている(図4及びその説明箇所を参照)。この保持具は、内径側保持具と外形側保持具と周方向保持具とを有する。内径側保持具は、複数の扇状部分を組み合わせて円板状に構成されている。それぞれの扇状部分が、駆動装置によって径方向に沿って内外に移動可能である。内径側保持具は、径方向に整列した複数の端部対(セグメント端部対)の径方向内側の位置を規定する。
外径側保持具は、複数の扇状部分を組み合わせて円板状に構成されている。それぞれの扇状部分が、駆動装置によって径方向に沿って内外に移動可能である。外径側保持具は、径方向に整列した複数の端部対(セグメント端部対)の径方向外側の位置を規定する。
周方向保持具は、複数の矢状部分を放射状に配置して構成されている。それぞれの矢が、駆動装置によって径方向に沿って内外に移動可能である。複数の矢は、隣接する端部対(セグメント端部対)の間に、径方向外側から差し込むように移動されて装着される。それぞれの矢は、先端ほど細くなる第一部分と、径方向外側の幅広の第二部分とを有する。この第一部分が周方向に隣接する2つの端部対(セグメント端部対)の間に配置される。また、第二部分は、第一部分から段差をなして周方向の一方にのみ延びだしている。この段差により提供される面によって、径方向に整列した複数の端部対(セグメント端部対)の径方向外側の位置を規定する。
このような保持具(セグメント位置決め装置)によって複数の端部対(セグメント端部対)が規定の位置に保持され、固定される。そしてその後、複数の端部対(セグメント端部対)のそれぞれが溶接される。
特開2000−350422号公報
しかしながら、上記のようなセグメント位置決め装置及びステータの製造方法では、周方向保持具の複数の矢を隣接するセグメント端部対の間に差し込む際、矢をセグメント端部の腹部に若干食い込ませながら、セグメント端部の位置を保持しなければならない。このため、各々の矢の必要挿入力が大きく、設備を自動化し生産性を高めるために全ての矢を一挙に挿入する場合には、大型駆動モータを必要とし設備が大型化する。更に、矢をセグメント端部の腹部に若干食い込ませるため、セグメント端部に傷が付きやすい。また、その際生じるセグメント部材の切り粉が、ステータコアや巻線に付着して、絶縁不良などの不具合が生じる恐れもある。また、矢を径方向に沿って内外に移動させるため、径方向外側に大きなスペースが必要となり、これも設備の大型化を招く。また、多数の矢が必要となるなど、部品点数が多く、設備費やランニングコストが多くかかる。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、セグメント端部対を一挙に位置
決めできると共に、小型化及び低コスト化が可能で、セグメント端部の損傷を防止可能なセグメント位置決め装置、及び、これを利用したステータの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、環状をなし、その軸方向に垂直な主面を有し、前記軸方向に貫通すると共に径方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたステータコアと、
前記スロットに挿入された複数のセグメント部材であって、各々のセグメント端部が前記主面から突出すると共に、互いに隣り合い互いに溶接される一対の前記セグメント端部がそれぞれセグメント端部対をなし、このセグメント端部対が前記径方向に列をなして複数並んでセグメント端部対群を構成し、このセグメント端部対群が周方向に複数並んで配置されたセグメント部材と、を備えるセグメント挿入済みステータコアのうち、前記セグメント端部対をそれぞれ位置決めするセグメント位置決め装置であって、前記ステータコアの主面側に配置される第1プレートであって、各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第1端部対群挿入窓であって、各々の前記セグメント端部の先端側が前記第1プレートから突出した状態で前記セグメント端部対群が挿入される第1端部対群挿入窓を有し、前記第1端部対群挿入窓を構成する第1内周壁は、前記周方向のうち一方の第1周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第1突出部であって、前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させることにより、前記第1周方向へ移動し、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込まれる第1突出部を有する第1プレートと、前記第1プレート上であって前記ステータコアと反対側に配置される第2プレートであって、各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第2端部対群挿入窓であって、各々の前記セグメント端部のうち少なくとも溶接される溶接先端部が前記第2プレートから突出した状態で前記セグメント端部対群が挿入される第2端部対群挿入窓を有し、前記第2セグメント端部挿入孔を構成する第2内周壁は、前記周方向のうち前記第1周方向とは反対側の第2周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第2突出部であって、前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させることにより、前記第2周方向へ移動し、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込まれる第2突出部を有する第2プレートと、を備えるセグメント位置決め装置である。
本発明のセグメント位置決め装置は、上記のように、セグメント端部対群が挿入される第1端部対群挿入窓を有し、その第1内周壁に第1周方向に向かって突出する複数の第1突出部を有する第1プレートを備える。また、セグメント位置決め装置は、セグメント端部対群が挿入される第2端部対群挿入窓を有し、その第2内周壁に第2周方向に向かって突出する複数の第2突出部を有する第2プレートを備える。また、セグメント位置決め装置は、第1プレートを第1周方向へ回転させると共に、第2プレートを第2周方向へ回転させる駆動部を備える。
このような装置は、駆動部により、第1プレートを第1周方向へ回転させると共に、第2プレートをその反対側の第2周方向へ回転させることによって、第1プレートの第1突出部が第1周方向へ移動し、セグメント端部対群を構成するセグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込まれると共に、第2プレートの第2突出部が第2周方向へ移動し、セグメント端部対群を構成するセグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込まれる。そうすると、各々のセグメント端部対は、周方向の両側から第1,第2突出部によって挟まれ、所定の位置に拘束される。従って、駆動部を動かし、第1,第2プレートを回転させるだけで、セグメント挿入済みステータコアにある全てのセグメント端部対を一挙に位置決めすることができる。
更に、この位置決めした状態で、セグメント端部の溶接先端部が第2プレートから突出しているので、この保持状態のままセグメント端部対をなすセグメント端部同士を互いに溶接できる利点もある。
また、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込む際の必要挿入力は、背景技術で述べたような「矢」を径方向に挿入する際の必要挿入力に比して小さくて済む。このため、第1,第2プレートを回転させる駆動部も小型化できる。
また、背景技術では、セグメント端部対の位置決めに際し、「矢」を径方向に沿って移動させるため、径方向外側に大きなスペースが必要となる、これに対し、本発明では、第1,第2プレートを回転させることによりセグメント端部対を位置決めするので、この点においても装置を小型化することができる。また、装置の部品点数が少なく、設備費やそのランニングコストも少なくて済む。
また、背景技術で述べたような「矢」を径方向に挿入する際には、矢をセグメント端部の腹部に若干食い込ませるため、セグメント端部に傷が付く。これに対し、本発明では、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んでも、セグメント端部対には殆ど傷ができない。従って、セグメント部材から生じた切り粉が、ステータコアや巻線に付着して、絶縁不良などの不具合を生じる恐れもない。
更に、上記のいずれかに記載のセグメント位置決め装置であって、前記第1突出部及び前記第2突出部は、それぞれ先端角度が10度以上30度以下の楔型形状をなすセグメント位置決め装置とすると良い。
セグメント位置決め装置を小型化するためには、駆動部を小さくし、できる限り小さな駆動力で第1,第2プレートを回転させたい。本発明では、第1突出部及び第2突出部が、それぞれ先端角度が10度以上30度以下の楔型形状をなす。このような第1,第2突出部は、セグメント端部対群を構成するセグメント端部対同士の間に容易に差し込まれやすい。従って、小さな駆動力で第1,第2プレートを回転させても、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込み、セグメント端部対を位置決めできるため、駆動部を小型化できる。また、第1,第2突出部を上記のような形状とすることで、セグメント端部対を径方向に移動させて位置を揃える効果が特に向上する。また、第1,第2プレートを薄くした場合には、駆動力により第1,第2プレートに歪みが生じる恐れもあるため、特にこのような場合に有効である。
更に、上記のセグメント位置決め装置であって、前記第1突出部及び前記第2突出部の先端は、それぞれ曲面により構成されてなるセグメント位置決め装置とするのが好ましい。
第1,第2突出部の先端が尖っていると、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、第1,第2突出部に歪みが生じる恐れがある。これに対し、本発明では、第1,第2突出部の先端は、曲面により構成されているため、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、第1,第2突出部に歪みが生じにくい。第1,第2プレートを薄くした場合には、それだけ第1,第2突出部が歪みやすくなるため、このような場合に特に有効である。
更に、上記のいずれかに記載のセグメント位置決め装置であって、前記第1内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第1内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、前記第1内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第1外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなし、前記第2内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第2内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、前記第2内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第2外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなすセグメント位置決め装置とすると良い。
ステータコアのスロットにセグメント部材を挿入すると、セグメント端部対群のうち、最も径方向内側に位置するセグメント端部は、径方向内側に逃げやすい。また、セグメント端部対群のうち、最も径方向外側に位置するセグメント端部は、径方向外側に逃げやすい。このため、第1,第2端部対群挿入窓の径方向の大きさが小さいと、セグメント挿入済みステータコアに第1,第2プレートを配置したときに、最も径方向内側に位置するセグメント端部や最も径方向外側に位置するセグメント端部が、第1,第2端部対群挿入窓に挿入されない恐れがある。
これに対し、本発明では、第1端部対群挿入窓を構成する第1内周壁のうち径方向内側の第1内側壁部は、最も径方向内側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第1内側挿入対応壁部が径方向内側に凹んだ形状をなす。また、第1内周壁のうち径方向外側の第1外側壁部は、最も径方向外側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第1外側挿入対応壁部が径方向外側に凹んだ形状をなす。同様に、第2端部対群挿入窓を構成する第2内周壁のうち径方向内側の第2内側壁部は、最も径方向内側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第2内側挿入対応壁部が径方向内側に凹んだ形状をなす。また、第2内周壁のうち径方向外側の第1外側壁部は、最も径方向外側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第2外側挿入対応壁部が径方向外側に凹んだ形状をなす。
このため、セグメント挿入済みステータにおいて、最も径方向内側または径方向外側に位置するセグメント端部が、径方向内側または径方向外側に逃げていたとしても、このステータコアに第1,第2プレートを配置したとき、最も径方向内側に位置するセグメント端部も、最も径方向外側に位置するセグメント端部も、確実に第1,第2端部対群挿入窓に挿入できる。従って、全てのセグメント端部対を確実に位置決めできる。
更に、上記のいずれかに記載のセグメント位置決め装置であって、前記第1プレート及び前記第2プレートは、それぞれ導体であるセグメント位置決め装置とすると良い。
本発明によれば、第1,第2プレートは導体である。このため、第1,2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、第1,第2突出部とセグメント端部をそれぞれ導通させることができる。そうすると、セグメント端部対をなすセグメント端部を互いに溶接する際、セグメント端部との接触からアースを取ることができる。このため、TIG溶接などアースを必要とする溶接を容易に行うことができる。
更に、上記のセグメント位置決め装置であって、前記第1突出部は、前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させて、前記第1突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記セグメント端部と点接触する形状をなし、前記第2突出部は、前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させて、前記第2突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記セグメント端部と点接触する形状をなすセグメント位置決め装置とすると良い。
本発明によれば、第1,第2突出部は、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、セグメント端部と点接触する形状をなす。第1,第2突出部とセグメント端部が点接触すれば、アース接触圧を稼ぐことができるため、TIG溶接などアースを必要とする溶接をより確実に行うことができる。
また、他の解決手段は、環状をなし、その軸方向に垂直な主面を有し、前記軸方向に貫通すると共に径方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたステータコアと、前記スロットに挿入された複数のセグメント部材であって、各々のセグメント端部が前記主面から突出すると共に、互いに隣り合い互いに溶接される一対の前記セグメント端部がそれぞれセグメント端部対をなし、このセグメント端部対が前記径方向に列をなして複数並んでセグメント端部対群を構成し、このセグメント端部対群が周方向に複数並んで配置されたセグメント部材と、を備えるセグメント挿入済みステータコアのうち、前記セグメント端部対をそれぞれ位置決めするステータの製造方法であって、各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第1端部対群挿入窓を有し、前記第1端部対群挿入窓を構成する第1内周壁が、前記周方向のうち一方の第1周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第1突出部を有する第1プレートを、前記ステータコアの主面側に配置し、前記セグメント端部対群を前記第1端部対群挿入窓に挿入して、各々の前記セグメント端部の先端側を前記第1プレートから突出させ、各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第2端部対群挿入窓を有し、前記第2端部対群挿入窓を構成する第2内周壁が、前記周方向のうち前記第1周方向とは反対側の第2周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第2突出部を有する第2プレートを、前記第1プレート上であって前記ステータコアと反対側に配置し、前記セグメント端部対群を前記第2端部対群挿入窓に挿入して、前記セグメント端部のうち少なくとも溶接される各々の溶接先端部を前記第2プレートから突出させ、前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させると共に前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させて、前記第1突出部を前記第1周方向へ移動させ、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込むと共に、前記第2突出部を前記第2周方向へ移動させ、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込んで、前記セグメント端部対をそれぞれ位置決めする位置決め工程を備えるステータの製造方法である。
本発明によれば、セグメント端部対群が挿入される第1端部対群挿入窓を有し、その第1内周壁に第1周方向に向かって突出する複数の第1突出部を有する第1プレートを、ステータコアの主面上に配置し、更に、その上に、セグメント端部対群が挿入される第2端部対群挿入窓を有し、その第2内周壁に第2周方向に向かって突出する複数の第2突出部を有する第2プレートを配置する。そして、第1プレートを第1周方向へ回転させると共に、第2プレートをその反対側の第2周方向へ回転させて、第1プレートの第1突出部を第1周方向へ移動させ、セグメント端部対群を構成するセグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込むと共に、第2プレートの第2突出部を第2周方向へ移動させ、セグメント端部対群を構成するセグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込む。
このようにすることで、各々のセグメント端部対は、周方向の両側から第1,第2突出部によって挟まれ、所定の位置に拘束される。従って、第1,第2プレートを回転させるだけで、セグメント挿入済みステータコアにある全てのセグメント端部対を一挙に位置決めできる。
更に、この位置決めした状態で、セグメント端部の溶接先端部が第2プレートから突出しているので、この保持状態のままセグメント端部対をなすセグメント端部同士を互いに溶接できる。
また、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込む際の必要挿入力が従来に比して小さく済むので、第1,第2プレートを回転させる駆動部も小型化できる。
また、第1,第2プレートを回転させることによりセグメント端部対を位置決めするので、この点においても装置を小型化することができる。また、装置の部品点数が少なく、設備費やそのランニングコストも少なくて済む。
また、このような方法では、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んでも、セグメント端部対には殆ど傷ができない。従って、セグメント部材から生じた切り粉が、ステータコアや巻線に付着して、絶縁不良などの不具合を生じる恐れもない。
更に、上記のいずれかに記載のステータの製造方法であって、前記第1突出部及び前記第2突出部は、それぞれ先端角度が10度以上30度以下の楔型形状をなすステータの製造方法とすると良い。
本発明では、先端角度が10度以上30度以下の楔型形状をなす第1,第2突出部を有する第1,第2プレートを利用する。第1,第2突出部がこのような形状であれば、セグメント端部対群を構成するセグメント端部対同士の間に容易に差し込まれやすい。従って、小さな駆動力で第1,第2プレートを回転させても、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込み、セグメント端部対を位置決めできる。また、駆動部を含めた設備を小型化できる。また、第1,第2突出部を上記のような形状とすることで、セグメント端部対を径方向に移動させて位置を揃える効果が特に向上する。また、第1,第2プレートを薄くした場合には、駆動力により第1,第2プレートに歪みが生じる恐れもあるため、特にこのような場合に有効である。
更に、上記のステータの製造方法であって、前記第1突出部及び前記第2突出部の先端は、それぞれ曲面により構成されてなるステータの製造方法とするのが好ましい。
本発明では、先端が曲面により構成されている第1,第2突出部を有する第1,第2プレートを利用しているため、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、第1,第2突出部に歪みが生じにくい。特に、第1,第2プレートを薄くした場合には、それだけ第1,第2突出部が歪みやすくなるため、本発明を適用するのが好適である。
更に、上記のいずれかに記載のステータの製造方法であって、前記第1内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第1内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、前記第1内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第1外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなし、前記第2内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第2内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、前記第2内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第2外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなすステータの製造方法とすると良い。
本発明では、第1端部対群挿入窓を構成する第1内周壁のうち径方向内側の第1内側壁部は、最も径方向内側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第1内側挿入対応壁部が径方向内側に凹んだ形状をなす。また、第1内周壁のうち径方向外側の第1外側壁部は、最も径方向外側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第1外側挿入対応壁部が径方向外側に凹んだ形状をなす。同様に、第2端部対群挿入窓を構成する第2内周壁のうち径方向内側の第2内側壁部は、最も径方向内側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第2内側挿入対応壁部が径方向内側に凹んだ形状をなす。また、第2内周壁のうち径方向外側の第1外側壁部は、最も径方向外側に位置するセグメント端部の挿入位置に対応した第2外側挿入対応壁部が径方向外側に凹んだ形状をなす。
このため、セグメント挿入済みステータにおいて、最も径方向内側または径方向外側に位置するセグメント端部が、径方向内側または径方向外側に逃げていたとしても、このステータコアに第1,第2プレートを配置したとき、最も径方向内側に位置するセグメント端部も、最も径方向外側に位置するセグメント端部も、確実に第1,第2端部対群挿入窓に挿入できる。従って、全てのセグメント端部対を確実に位置決めできる。
更に、上記のいずれかに記載のステータの製造方法であって、前記第1プレート及び前記第2プレートは、それぞれ導体であり、前記第1突出部を前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込み、前記第2突出部を前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込んだときに、前記第1突出部と前記セグメント端部、及び、前記第2突出部と前記セグメント端部をそれぞれ導通させるステータの製造方法とすると良い。
本発明によれば、利用する第1,第2プレートは導体である。そして、第1,2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、第1,第2突出部とセグメント端部をそれぞれ導通させる。このため、セグメント端部対をなすセグメント端部を互いに溶接する際、セグメント端部との接触からアースを取ることができる。従って、TIG溶接などアースを必要とする溶接を容易に行うことができる。
更に、上記のステータの製造方法であって、前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させて、前記第1突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記第1突出部と前記セグメント端部を点接触させ、前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させて、前記第2突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記第2突出部と前記セグメント端部を点接触させるステータの製造方法とすると良い。
本発明によれば、第1,第2突出部は、第1,第2突出部をセグメント端部対同士の間に差し込んだときに、第1,第2突出部とセグメント端部を点接触させる。このようにすることで、アース接触圧を稼ぐことができるため、TIG溶接などアースを必要とする溶接をより確実に行うことができる。
また、環状をなし、その軸方向に垂直な主面を有し、前記軸方向に貫通すると共に径方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたステータコアと、前記スロットに挿入された複数のセグメント部材であって、各々のセグメント端部が前記主面から突出すると共に、互いに隣り合う一対の前記セグメント端部がそれぞれセグメント端部対をなし、このセグメント端部対が前記径方向に列をなして複数並んでセグメント端部対群を構成し、このセグメント端部対群が周方向に複数並んで配置されたセグメント部材と、を備えるステータであって、前記セグメント端部に傷がなく、前記セグメント端部対をなす前記セグメント端部の先端部は互いに溶接され、その溶接部に絶縁体がそれぞれ被覆されてなるステータとするのが好ましい
のステータでは、溶接部に被覆された絶縁体を取り除いてセグメント端部を見たとき、セグメント端部に傷がない。このようなステータは、その製造時にセグメント部材から切り粉が生じないので、巻線やステータコアにそのような切り粉が付着していない。従って、付着した切り粉が原因となる絶縁不良などの不具合が生じない。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1にステータコア101のスロット103にセグメント部材111が挿入されたセグメント挿入済みステータコア100の斜視図を示す。また、図2にセグメント位置決め装置200のうち、下側プレート211の平面図を示す。また、図3にセグメント位置決め装置200のうち、上側プレート231の平面図を示す。また、図4にセグメント位置決め装置200にセグメント挿入済みステータコア100をセットした様子を径方向に見た図を示す。また、図5にセグメント位置決め装置200にセグメント挿入済みステータコア100をセットした様子を軸方向に見た図を示す。また、図6にセグメント位置決め装置200を駆動させてセグメント端部対117を位置決めした様子を軸方向に見た図を示す。また、図7にセグメント端部115を溶接してできたステータ150の斜視図を示す。
まず、セグメント端部対117を位置決めする前の状態のセグメント挿入済みステータコア100について説明する(図1参照)。このセグメント挿入済みステータ100は、スロット103を有するステータコア101と、スロット103に挿入されたセグメント部材111とを有する。
ステータコア101は、環状をなし、その軸方向に垂直な上面(主面)101Aと下面101Bとを有する。ステータコア101は、複数の鋼板が軸方向に積層されて構成されている。ステータコア101には、軸方向に貫通する複数(本実施形態では48個)のスロット103が形成されている。各々のスロット103は、径方向内側に開口すると共に、径方向外側に向かって延びている。そして、これらのスロット103は、所定の間隔で周方向に放射状をなして配置されている。
セグメント部材111は、矩形断面の銅線材を概略U字状に成形したものであり、2つの脚部112とこれらを連結する連結部113とからなる。セグメント部材111は、全体的にエナメルで被覆されているが、その脚部112の先端側は、後に溶接して結線するためにそのようなエナメル被覆がない状態となっている。
セグメント部材111は、各々のスロット103に対し、スロット絶縁紙107を介して複数挿入されている。具体的には、各々のセグメント部材111は、脚部112の端部でもあるセグメント端部115がステータコア101の上面101Aからそれぞれ突出すると共に、連結部113がステータコア101の下面101Bからそれぞれ突出した状態で、スロット103に挿入されている。そして、径方向に互いに隣り合い、後に互いに溶接される一対のセグメント端部115が、それぞれセグメント端部対117をなしている。そして更に、このセグメント端部対117が径方向に列をなして複数(本実施形態では6対)並んでセグメント端部対群119を構成している。セグメント端部対群119は、所定の間隔で周方向に放射状をなして複数(本実施形態では48群)並んで配置されている。
次に、本実施形態に係るセグメント位置決め装置200について説明する(図2〜図6参照)。このセグメント位置決め装置200は、ステータコア101の上面101A側に配置される基盤201と、この基盤201上に配置される下側プレート(第1プレート)211と、この下側プレート211上に配置される上側プレート(第2プレート)231を備える(図4参照)。また、セグメント位置決め装置200は、下側プレート211及び上側プレート231を基盤201に押さえる内側プレート押さえ251と外側プレート押さえ261を備える。さらに、セグメント位置決め装置200は、下側プレート211及び上側プレート231を回転させる駆動部を271備える。なお、図4においては、図中右側が径方向外側、図中左側が径方向内側を示している。
基盤201は、概略板状をなす(図4参照)。基盤201は、各々のセグメント端部対群119に対応した複数の開口203を有する。各々の開口203は、径方向に延びると共に、周方向に放射状をなして複数(本実施形態では48個)並んでいる。これらの開口203には、各々のセグメント端部115の先端側が基盤201から突出した状態で、セグメント端部対群119がそれぞれ挿入される。
下側プレート211は、バネ鋼材からなる導体であり、厚さ約1mmの円盤状をなす(図2及び図4参照)。下側プレート211は、各々のセグメント端部対群119に対応した複数(本実施形態では48個)の下側端部対群挿入窓(第1端部対群挿入窓)213を有する。各々の下側端部対群挿入窓213は、径方向に延びると共に、周方向に放射状をなして並んでいる。これらの下側端部対群挿入窓213には、各々のセグメント端部115の先端側が下側プレート211から突出した状態で、セグメント端部対群119がそれぞれ挿入される。
各々の下側端部対群挿入窓213を構成する下側内周壁215は、周方向のうち一方の第1周方向(本実施形態では図2中反時計回り)に向かって突出する複数の下側突出部217を有する。これらの下側突出部217は、径方向に所定間隔で複数(本実施形態では5個)並んで配置されている。各々の下側突出部217は、その先端角度S1が約20度の楔型形状をなしている(図5参照)。そして、下側突出部217の先端は、R0.4の曲面により構成されている。下側突出部217は、下側プレート211を第1周方向へ回転させることにより、第1周方向へ移動し、セグメント端部対群119を構成するセグメント端部対117同士の間にそれぞれ差し込まれる。その際、下側突出部217は、セグメント端部115とそれぞれ点接触する。
下側内周壁215のうち径方向内側に位置する下側内側壁部219は、セグメント端部対群119のうち最も径方向内側に位置するセグメント端部115の挿入位置に対応した下側内側挿入対応壁部221が、径方向内側に凹んだ形状をなしている(図5参照)。また、下側内周壁215のうち径方向外側に位置する下側外側壁部223は、セグメント端部対群119のうち最も径方向外側に位置するセグメント端部115の挿入位置に対応した下側外側挿入対応壁部225が、径方向外側に凹んだ形状をなしている(図5参照)。
上側プレート231も、バネ鋼材からなる導体であり、厚さ約1mmの円盤状をなす(図3及び図4参照)。上側プレート231は、各々のセグメント端部対群119に対応した複数(本実施形態では48個)の上側端部対群挿入窓(第2端部対群挿入窓)233を有する。各々の上側端部対群挿入窓233は、径方向に延びると共に、周方向に放射状をなして並んでいる。これらの上側端部対群挿入窓233には、各々のセグメント端部115の先端側(溶接される溶接先端部を含む先端側)が上側プレート231から突出した状態で、セグメント端部対群119がそれぞれ挿入される。
また、各々の上側端部対群挿入窓233を構成する上側内周壁235は、周方向のうち上記第1周方向とは反対側の第2周方向(本実施形態では図3中時計回り)に向かって突出する複数の上側突出部237を有する。これらの上側突出部237は、径方向に所定間隔で複数(本実施形態では5個)並んで配置されている。各々の上側突出部237は、その先端角度S2が約20度の楔型形状をなしている(図5参照)。そして、上側突出部237の先端は、R0.4の曲面により構成されている。上側突出部237は、上側プレート231を第2周方向へ回転させることにより、第2周方向へ移動し、セグメント端部対群119を構成するセグメント端部対117同士の間にそれぞれ差し込まれる。その際、上側突出部237は、セグメント端部115とそれぞれ点接触する。
上側内周壁235のうち径方向内側に位置する上側内側壁部239は、セグメント端部対群119のうち最も径方向内側に位置するセグメント端部115の挿入位置に対応した上側内側挿入対応壁部241が、径方向内側に凹んだ形状をなしている(図5参照)。また、上側内周壁235のうち径方向外側に位置する上側外側壁部243は、セグメント端部対群119のうち最も径方向外側に位置するセグメント端部115の挿入位置に対応した上側外側挿入対応壁部245が、径方向外側に凹んだ形状をなしている(図5参照)。
内側プレート押さえ251は、環状をなす(図4参照)。内側プレート押さえ251は、下側プレート211及び上側プレート231の径方向内側に配置され、これらのプレート211,231の径方向内側部分を基盤201に押さえている。
外側プレート押さえ261も、環状をなす(図4参照)。外側プレート押さえ261は、下側プレート211及び上側プレート231の径方向外側に配置され、これらのプレート211,231の径方向外側部分を基盤201に押さえている。
駆動部271は、駆動源としてのモータを有する(図4参照)。そして、モータを駆動力として、下側プレート211を第1周方向へ回転させると共に、上側プレート231を第2周方向へ回転させることができる。
次いで、このようなセグメント位置決め装置200を利用したステータ150の製造方法について説明する。上述したセグメント端部対117を位置決めする前の状態のセグメント挿入済みステータコア100を用意する。即ち、スタータコア101のスロット103にスロット絶縁紙107を挿入し、さらに、その内側にセグメント部材111を挿入して、セグメント挿入済みステータコア100とする。
次に、上記のセグメント位置決め装置200を用いて、このセグメント挿入済みステータ100のセグメント端部対117を所定の位置に位置決めする。
まず、図4及び図5に示すように、セグメント位置決め装置200にセグメント挿入済みステータ100をセットする。即ち、セグメント位置決め装置200の下側プレート211をステータコア101の上面101A側(基盤201上)に配置し、各々のセグメント端部対群119を下側端部対群挿入窓213に挿入して、各々のセグメント端部115の先端側を下側プレート211から突出させる。また、上側プレート231を下側プレート211上(ステータコア101と反対側)に配置し、各々のセグメント端部対群119を上側端部対群挿入窓233に挿入して、セグメント端部115の先端側(溶接先端部を含む先端側)を上側プレート231から突出させる。なお、図5中では、便宜上、各々のセグメント端部対117が既に所定の位置に配置されているが、実際には、各々のセグメント端部115が、所定の位置から位置ズレしている。
ここで、本実施形態のセグメント位置決め装置200では、下側内周壁215のうち、下側内側壁部219の下側内側挿入対応壁部221が、径方向内側に凹んだ形状をなし、下側外側壁部223の下側外側挿入対応壁部225が、径方向外側に凹んだ形状をなしている。また、上側内周壁235のうち、上側内側壁部239の上側内側挿入対応壁部241が、径方向内側に凹んだ形状をなし、上側外側壁部243の上側外側挿入対応壁部245が、径方向外側に凹んだ形状をなしている。このため、最も径方向内側に位置するセグメント端部115や最も径方向外側に位置するセグメント端部115が、径方向内側や径方向外側に逃げていたとしても、セグメント挿入済みステータ100をセットしたときに、最も径方向内側に位置するセグメント端部115も、最も径方向外側に位置するセグメント端部115も、確実に下側端部対挿入窓213及び上側端部対群挿入窓233に挿入できる。
次に、駆動部271を駆動させて、図6に示すように、下側プレート211を第1周方向へ約1.7度回転させると共に、上側プレート231を第2周方向へ約1.7度回転させて、各々の下側突出部217を第1周方向へ向けて移動させると共に、各々の上側突出部237を第2周方向へ向けて移動させる。そして、各々の下側突出部217をセグメント端部対群119を構成するセグメント端部対117同士の間にそれぞれ差し込むと共に、その反対側から、各々の上側突出部237をセグメント端部対群119を構成するセグメント端部対117同士の間にそれぞれ差し込む(位置決め工程)。
その際、各々のセグメント端部対117は、周方向の両側から下側突出部217及び上側突出部237によって挟まれ、所定の位置に拘束される。従って、下側プレート211及び上側プレート231を回転させるだけで、セグメント挿入済みステータコア100にある全てのセグメント端部対117(計288対)を一挙に位置決めできる。
その上、下側突出部217及び上側突出部237をセグメント端部対117同士の間に差し込む際の必要挿入力が従来に比して小さく済むので、下側プレート211及び上側プレート231を回転させる駆動部271も小型化できる。
また、下側プレート211及び上側プレート231を回転させることでセグメント端部対117を位置決めできるので、この点においてもセグメント位置決め装置200を従来より小型化できる。また、セグメント位置決め装置200の部品点数が従来に比して少なく、設備費やランニングコストも少なくて済む。
また、厚みが約1mmの下側プレート211及び上側プレート231を利用しているため、セグメント端部対117の位置決めの際に必要な強度を十分に確保できる。
また、下側突出部217及び上側突出部237をセグメント端部対117同士の間に差し込む際に、セグメント端部115には殆ど傷ができない。従って、セグメント端部115から出た切り粉が、ステータコア101やセグメント部材111に付着して、絶縁不良などの不具合を生じる恐れもない。
また、下側突出部217及び上側突出部237は先端角度が約20度の楔型形状であるので、セグメント端部対117同士の間に差し込まれやすい。従って、小さな駆動力で下側プレート211及び上側プレート231を回転させても、下側突出部217及び上側突出部237をセグメント端部対117同士の間に差し込み、セグメント端部対117を位置決めできる。従って、駆動部271をさらに小型化できる。また、このような楔型形状とすることで、セグメント端部対117を径方向に移動させて位置を揃える効果が特に向上する。更に、下側プレート211及び上側プレート231は厚さ約1mmと薄くされているが、駆動力が小さくて済むので、下側プレート211及び上側プレート231に歪みが生じにくい。
また、下側突出部217及び上側突出部237の先端が曲面により構成されているため、下側突出部217及び上側突出部237をセグメント端部対117同士の間に差し込んだときに、下側突出部217及び上側突出部237に歪みが生じにくい。特に、下側プレート211及び上側プレート231が厚さ約1mmと薄くされているため、下側突出部217及び上側突出部237は歪みやすくなるが、先端を曲面により構成することで、そのような歪みが防止される。
次に、溶接工程において、TIG溶接装置を用いて、セグメント端部対117をなすセグメント端部115同士を互いに溶接する。その際、TIG溶接装置のヘッドと下側プレート211及び上側プレート231との間に溶接電流が通電され、アーク放電が起こる。このアーク放電により、セグメント端部115の溶接先端部が溶融し、その後凝固してセグメント端部115が溶接される。
その際、位置決め行程を終えた状態で、セグメント端部115の溶接先端部が上側プレート231から突出しているので(本実施形態では4mm突出している)、この保持状態のままセグメント端部対117をなすセグメント端部115同士を互いに溶接できる。
更に、厚みが約1mmと薄い下側プレート211及び上側プレート231を利用しているため、ステータコア101から突出するセグメント端部115の長さを短くしても、セグメント端部115の溶接を行うことができる。従って、ステータ150の小型化を実現できる。
また、下側プレート211及び上側プレート231は導体であり、下側突出部217及び上側突出部237をセグメント端部対117同士の間に差し込んだときに、下側突出部217及び上側突出部237とセグメント端部115をそれぞれ導通させている。このため、セグメント端部115を溶接する際、上記のように、セグメント端部115との接触からアースを取ることができる。従って、アースを必要とする溶接を容易に行うことができる。
更に、下側突出部217及び上側突出部237は、セグメント端部対117同士の間に差し込んだときに、セグメント端部115を点接触する。このため、アース接触圧を稼ぐことができるので、アースを必要とする溶接をより確実に行うことができる。
溶接工程が完了したら、セグメント位置決め装置200の駆動部271を駆動させて、下側プレート211を第2周方向へ回転させると共に、上側プレート231を第1周方向へ回転させて、各々の下側突出部217を第2周方向へ向けて移動させると共に、各々の上側突出部237を第1周方向へ向けて移動させる。即ち、図5の状態に戻す。そして、ステータ150をセグメント位置決め装置200から取り外す。その後は、各々の溶接部に絶縁皮膜をコーティングする。
このようにして、図7に示すステータ150が製造される。
このようにして製造されたステータ150では、溶接部に被覆された絶縁体を取り除いてセグメント端部115を見たとき、セグメント端部115に傷がない。このようなステータ150は、その製造時にセグメント部材から切り粉が生じないので、巻線やステータコア101にそのような切り粉が付着していない。従って、付着した切り粉が原因となる絶縁不良などの不具合が生じない。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、セグメント端部115をTIG溶接により接合しているが、これ以外の方法を利用することもできる。例えば、レーザー溶接や電子ビーム溶接などを利用しても良い。また、半田やろう付けなど溶接以外の接合方法を採用することもできる。
実施形態に係り、ステータコアのスロットにセグメント部材を挿入したセグメント挿入済みステータコアを部分的に示す斜視図である。 実施形態に係るセグメント位置決め装置のうち下側プレートの平面図である。 実施形態に係るセグメント位置決め装置のうち上側プレートの平面図である。 実施形態に係るセグメント位置決め装置にセグメント挿入済みステータコアをセットした様子を径方向に見た説明図である。 実施形態に係るセグメント位置決め装置にセグメント挿入済みステータコアをセットした様子を軸方向に見た説明図である。 実施形態に係るセグメント位置決め装置を駆動させてセグメント端部対を位置決めした様子を軸方向に見た説明図である。 実施形態に係るステータを部分的に示す斜視図である。
符号の説明
100 セグメント挿入済みステータ
101 ステータコア
101A (ステータコアの)上面(主面)
103 スロット
111 セグメント部材
115 セグメント端部
117 セグメント端部対
119 セグメント端部対群
150 ステータ
200 セグメント位置決め装置
211 下側プレート(第1プレート)
213 下側端部対群挿入窓(第1端部対群挿入窓)
217 下側突出部(第1突出部)
231 上側プレート(第2プレート)
233 上側端部対群挿入窓(第2端部対群挿入窓)
237 上側突出部(第2突出部)
271 駆動部

Claims (10)

  1. 環状をなし、その軸方向に垂直な主面を有し、前記軸方向に貫通すると共に径方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたステータコアと、
    前記スロットに挿入された複数のセグメント部材であって、各々のセグメント端部が前記主面から突出すると共に、互いに隣り合い互いに溶接される一対の前記セグメント端部がそれぞれセグメント端部対をなし、このセグメント端部対が前記径方向に列をなして複数並んでセグメント端部対群を構成し、このセグメント端部対群が周方向に複数並んで配置されたセグメント部材と、
    を備えるセグメント挿入済みステータコアのうち、前記セグメント端部対をそれぞれ位置決めするセグメント位置決め装置であって、
    前記ステータコアの主面側に配置される第1プレートであって、
    各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第1端部対群挿入窓であって、各々の前記セグメント端部の先端側が前記第1プレートから突出した状態で前記セグメント端部対群が挿入される第1端部対群挿入窓を有し、
    前記第1端部対群挿入窓を構成する第1内周壁は、前記周方向のうち一方の第1周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第1突出部であって、前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させることにより、前記第1周方向へ移動し、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込まれる第1突出部を有する
    第1プレートと、
    前記第1プレート上であって前記ステータコアと反対側に配置される第2プレートであって、
    各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第2端部対群挿入窓であって、各々の前記セグメント端部のうち少なくとも溶接される溶接先端部が前記第2プレートから突出した状態で前記セグメント端部対群が挿入される第2端部対群挿入窓を有し、
    前記第2セグメント端部挿入孔を構成する第2内周壁は、前記周方向のうち前記第1周方向とは反対側の第2周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第2突出部であって、前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させることにより、前記第2周方向へ移動し、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込まれる第2突出部を有する
    第2プレートと、
    前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させると共に、前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させる駆動部と、
    を備えるセグメント位置決め装置。
  2. 請求項1に記載のセグメント位置決め装置であって、
    前記第1突出部及び前記第2突出部は、それぞれ先端角度が10度以上30度以下の楔型形状をなす
    セグメント位置決め装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセグメント位置決め装置であって、
    前記第1内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第1内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、
    前記第1内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第1外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなし、
    前記第2内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第2内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、
    前記第2内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第2外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなす
    セグメント位置決め装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のセグメント位置決め装置であって、
    前記第1プレート及び前記第2プレートは、それぞれ導体である
    セグメント位置決め装置。
  5. 請求項4に記載のセグメント位置決め装置であって、
    前記第1突出部は、前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させて、前記第1突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記セグメント端部と点接触する形状をなし、
    前記第2突出部は、前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させて、前記第2突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記セグメント端部と点接触する形状をなす
    セグメント位置決め装置。
  6. 環状をなし、その軸方向に垂直な主面を有し、前記軸方向に貫通すると共に径方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたステータコアと、
    前記スロットに挿入された複数のセグメント部材であって、各々のセグメント端部が前記主面から突出すると共に、互いに隣り合い互いに溶接される一対の前記セグメント端部がそれぞれセグメント端部対をなし、このセグメント端部対が前記径方向に列をなして複数並んでセグメント端部対群を構成し、このセグメント端部対群が周方向に複数並んで配置されたセグメント部材と、
    を備えるセグメント挿入済みステータコアのうち、前記セグメント端部対をそれぞれ位置決めするステータの製造方法であって、
    各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第1端部対群挿入窓を有し、前記第1端部対群挿入窓を構成する第1内周壁が、前記周方向のうち一方の第1周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第1突出部を有する第1プレートを、前記ステータコアの主面側に配置し、前記セグメント端部対群を前記第1端部対群挿入窓に挿入して、各々の前記セグメント端部の先端側を前記第1プレートから突出させ、
    各々の前記セグメント端部対群に対応して径方向に延びると共に周方向に複数並んで形成された第2端部対群挿入窓を有し、前記第2端部対群挿入窓を構成する第2内周壁が、前記周方向のうち前記第1周方向とは反対側の第2周方向に向かって突出すると共に前記径方向に所定間隔で複数並んで配置された第2突出部を有する第2プレートを、前記第1プレート上であって前記ステータコアと反対側に配置し、前記セグメント端部対群を前記第2端部対群挿入窓に挿入して、前記セグメント端部のうち少なくとも溶接される各々の溶接先端部を前記第2プレートから突出させ、
    前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させると共に前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させて、前記第1突出部を前記第1周方向へ移動させ、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込むと共に、前記第2突出部を前記第2周方向へ移動させ、前記セグメント端部対群を構成する前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込んで、前記セグメント端部対をそれぞれ位置決めする
    位置決め工程を備えるステータの製造方法。
  7. 請求項6に記載のステータの製造方法であって、
    前記第1突出部及び前記第2突出部は、それぞれ先端角度が10度以上30度以下の楔型形状をなす
    ステータの製造方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載のステータの製造方法であって、
    前記第1内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第1内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、
    前記第1内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第1外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第1外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなし、
    前記第2内周壁のうち前記径方向の内側に位置する第2内側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の内側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2内側挿入対応壁部が前記径方向の内側に凹んだ形状をなすと共に、
    前記第2内周壁のうち前記径方向の外側に位置する第2外側壁部は、前記セグメント端部対群のうち最も前記径方向の外側に位置する前記セグメント端部の挿入位置に対応した第2外側挿入対応壁部が前記径方向の外側に凹んだ形状をなす
    ステータの製造方法。
  9. 請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載のステータの製造方法であって、
    前記第1プレート及び前記第2プレートは、それぞれ導体であり、
    前記第1突出部を前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込み、前記第2突出部を前記セグメント端部対同士の間にそれぞれ差し込んだときに、前記第1突出部と前記セグメント端部、及び、前記第2突出部と前記セグメント端部をそれぞれ導通させる
    ステータの製造方法。
  10. 請求項9に記載のステータの製造方法であって、
    前記第1プレートを前記第1周方向へ回転させて、前記第1突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記第1突出部と前記セグメント端部を点接触させ、
    前記第2プレートを前記第2周方向へ回転させて、前記第2突出部を前記セグメント端部対同士の間に差し込んだときに、前記第2突出部と前記セグメント端部を点接触させるステータの製造方法。
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