JP3422291B2 - 液晶基板の組立方法 - Google Patents

液晶基板の組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼り合せる基板同
士をそれぞれ保持して対向させ、間隔を狭めて貼り合わ
せる液晶基板の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの製造には、透明電極や
薄膜トランジスタアレイを付けた2枚のガラス基板を数
μm程度の極めて接近した間隔をもって接着剤(以下、
シール剤ともいう)で貼り合わせ、それによって形成さ
れる空間に液晶剤を封止する工程がある。
【0003】この液晶剤の封止には、一方の基板上に注
入口を設けないようにシール剤をクローズしたパターン
に描画し、さらに、そのパターン内になるように液晶剤
を滴下しておいて他方の基板を一方の基板上に配置し、
真空中で上下の基板を接近させて貼り合せる特開昭62
−165622号公報などで提案された方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、シ
ール剤のクローズしたパターンの中に供給される液晶剤
が本来必要な塗布量よりも多くなって貼り合せ後に液晶
剤がシール剤の外側にあふれ出ることがある。この場
合、基板の洗浄が必要であり、また高価な液晶剤を無駄
にしてしまう。
【0005】必要な量だけを正確に供給する方法とし
て、プランジャーによるものが一般的であるが、一滴ず
つ打点として塗布するため、貼り合せた後、パターンの
内側に液晶剤が広がりきるまでに、数分から数十分の時
間を要してしまう。
【0006】一滴の量を少ないものとし液晶剤の広がり
領域を狭めて液晶の広がり時間を短縮しようとすれば、
打点数を増して全体として必要な供給量を維持すること
が必要で、この場合には、1回の打点での塗布量が少な
いので、塗布量がばらつきやすくなり、また、打点数が
増えた分、液晶剤の供給に時間がかかってしまう。
【0007】即ち、液晶の供給量を正確にして洗浄工程
を省き、かつ液晶の無駄な供給をしないようにすること
と、供給後における液晶の広がり時間を狭めて貼り合わ
せ時間を短縮し生産性を向上させることは、同時に達成
できない状況にあった。
【0008】それゆえ、本発明の目的は、液晶剤の供給
量を正確にする一方で液晶剤の広がり時間を短くして、
液晶基板を短時間で貼り合わせ生産性を向上することが
できる液晶基板の組立方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴とするところは、貼り合わせる一方の基板を加
圧板の下面に保持し、貼り合わせる他方の基板をテーブ
ル上に保持して対向させ、テーブル上に保持した他方の
基板上に液晶剤を供給した後、両基板の間隔を狭めてい
ずれかの基板に設けた接着剤により両基板を貼り合わせ
る液晶基板の組立方法において、いずれかの基板に設け
た接着剤に片方の基板を接触させない状態で前記一方の
基板を前記他方の基板上の液晶剤に接触させ、この状態
でいずれかの基板を基板の主面方向に移動させることに
より液晶剤を基板の主面の広がり方向に拡張させ、その
後に基板の貼り合せを行うことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。
【0011】図1において、本発明方法を具現化する基
板組立装置は、液晶滴下部S1と基板貼合部S2から構
成され、この両部分は架台2上に隣接して配置される。
【0012】架台2の上方には基板貼合部S2を支持す
るフレーム3がある。また、架台2の上面には、XYθ
ステージT1が備えられている。XYθステージT1を
構成するXステージ4aは、駆動モータ5により、図面
上で左右のX軸方向に、即ち、液晶滴下部S1と基板貼
合部S2間を往来できるようになっている。Yステージ
4bはXステージ4a上にあり、駆動モータ6によりX
ステージと直交するY軸方向に往来できるようになって
いる。θステージ4cはYステージ4b上にあり、回転
ベアリング7を介して駆動モータ8によりYステージ4
bに対して水平に回転可能になっていて、θステージ4
c上に下基板1aを搭載するテーブル9が固定される。
なお、後述する上基板と同様に、テーブル9は真空吸着
や静電吸着で下基板1aを搭載保持をする。また、Yス
テージ4bにプレート13で下チャンバユニット10が
固定されている。θステージ4cは、下チャンバユニッ
ト10に対し回転ベアリング11と真空シール12を介
して回転自由に取付けられ、θステージ4cが回転して
も下チャンバユニット10はつられて回転しない構造と
している。
【0013】液晶滴下部S1は、テーブル9に搭載保持
された下基板1aに所望量の液晶剤を滴下するためのフ
レーム3から突出したブラケット14で支持されたディ
スペンサ17とこれを上下移動させるためのZ軸ステー
ジ15とそれを駆動するモータ16で構成される。下基
板1aをテーブル9上に保持搭載したXYθステージT
1は、液晶剤を滴下するディスペンサ17のノズル18
に対し、XおよびY方向に移動する。これにより、下基
板1a上の任意の個所に所望量の液晶剤が滴下される。
【0014】液晶滴下後の下基板1aを搭載保持したX
YθステージT1は、基板貼合部S2の下部に駆動モー
タ5によって移動する。
【0015】基板貼合部S2では、上チャンバユニット
21とその内部の真空吸着機能と静電吸着機能を備えた
加圧板27がそれぞれ独立して上下動できる構造になっ
ている。即ち、上チャンバユニット21は、リニアブッ
シュと真空シールを内蔵したハウジング30を有してお
り、シャフト29をガイドとしてフレーム3に固定され
たシリンダ22により上下のZ軸方向に移動する。
【0016】XYθステージT1が基板貼合部S2に移
動していて上チャンバユニット21が下降すると、下チ
ャンバユニット10の周りに配置してあるOリング44
に上チャンバユニット21のフランジ21aが接触し一
体となり、この時真空チャンバとして機能する状態にな
る。ここで、下チャンバユニット10の周囲に設置され
たボールベアリング87は、真空によるOリング44の
つぶれ量を調整するもので上下方向の任意の位置に設定
可能となっている。真空化により発生する大きな力は、
ボールベアリング87を介して下チャンバユニット10
で受けており、Oリング44の弾性変形が可能で、後述
するように貼り合わせ時にXYθステージT1をOリン
グ44の弾性範囲内で容易に微動させ精密位置決するこ
とができる。
【0017】ハウジング30は、上チャンバユニット2
1が下チャンバユニット10と真空チャンバを形成して
変形しても、シャフト29に対し真空漏れを起こさない
で上下動可能な真空シールを内蔵しているので、真空チ
ャンバの変形がシャフト29に与える力を吸収すること
ができ、シャフト29に固定された加圧板27が変形す
ることを防止でき、後述するように加圧板27に保持さ
れた上基板1bとテーブル9に保持された下基板1aと
の平行を保って貼り合せが可能となる。
【0018】23は真空バルブ、24は配管ホースで、
図示していない真空源に接続され、これらは真空チャン
バを減圧し真空にする時に使用される。また、25はガ
スパージバルブ、26はガスチューブで、N2やクリーン
ドライエアー等の圧力源に接続され、これらは真空チャ
ンバを大気圧に戻す時に使用される。
【0019】上基板1bは加圧板27の下面に密着保持
されるが、大気下においては真空吸着(あるいは吸引吸
着)で保持されるようになっている。即ち、41は吸引
吸着用継手、42は吸引チューブであり、図示していな
い真空源に接続され、加圧板27面には、それにつなが
る複数の吸引孔が設けられている。
【0020】次に、静電吸着手段について説明する。
【0021】加圧板27は下面に方形の凹部を2個有し
ていて、各凹部に内蔵された平板電極を誘電体で覆って
その誘電体の主面が加圧板27の下面と同一平面になっ
ている。埋め込まれた各平板電極はそれぞれ正負の直流
電源に適宜なスイッチを介して接続されている。従っ
て、各平板電極に正あるいは負の電圧が印加されると、
加圧板27の下面と同一平面になっている誘電体の主面
に負あるいは正の電荷が誘起され、それら電荷によって
上基板1bの透明電極膜との間に発生するクーロン力で
上基板1bが静電吸着される。各平板電極に印加する電
圧は同極でもよいしそれぞれ異なる双極でもよい。尚、
周りが大気の場合、真空吸着を併用してもよいし、静電
吸着力が大きい場合は、真空吸着手段を不要としてもよ
い。
【0022】さて、シャフト29はハウジング31、3
2に固定されている。ハウジング31はフレーム3に対
してリニアガイド34で取付けられ、加圧板27は上下
動可能な構造になっている。その上下駆動は、フレーム
3とつながるフレーム35上のブラケット38に固定さ
れたモータ40により行う。駆動の伝達は、ボールねじ
36とナットハウジング37で実行される。ナットハウ
ジング37は荷重計33を介してハウジング32とつな
がり、その下部の加圧板27と一体で動作する。
【0023】従って、モータ40によってシャフト29
が下降し、上基板1bを保持した加圧板27が下降し、
上基板1bがテーブル9上の下基板1aと密着して、貼
り合わせに必要な加圧力を与えることのできる構造とな
っている。この場合、荷重計33は加圧力センサとして
働き、逐次、フィードバックされた信号を基にモータ4
0を制御することで、上下基板1a,1bに所望の加圧
力を与えることが可能となっている。
【0024】下基板1aは重力方向の搭載なので、図2
に示すようにテーブル9に設けた位置決め部材81に押
付ローラ82による水平方向での押付けによる位置決め
の固定で十分である。
【0025】しかしながら、貼り合わす直前の微小位置
決めの際、上基板1bが下基板1a上のシール剤や液晶
剤と接触した影響で下基板1aがずれたり持上がる可能
性があることや、真空チャンバ内が減圧され真空になる
過程で下基板1aとテーブル9との間に入り込んでいる
空気が逃げて下基板1aが踊りずれる可能性があるの
で、テーブル9に対しても静電吸着の機能を持たせてい
る。そして、テーブル9に上下Z軸方向に移動できるピ
ンを設け接地しておくと、貼り合わせ後の基板の帯電防
止とテーブル9からの取り外しを容易に行なうことがで
きる。
【0026】図2に示す60は、加圧板27が真空吸着
をしていて真空チャンバが減圧され真空吸着力が消えて
上基板1bが落下するときに加圧板27の僅か下の位置
で受け止める受止爪で、上基板1bの2個の対角の位置
にあって下方に伸びたシャフト59で釣り下げた形に支
持されている。具体的には図示していないが、シャフト
59は上チャンバユニット21介して真空シールされて
回転と上下移動ができるようになっている。また、シャ
フト59は、加圧板27の上下移動と独立して上下に移
動できるだけでなく、回転アクチェータによって回転さ
せて、受止爪60が液晶を両基板1a,1bの主面の広
がり方向に拡張させたり、その後に基板の貼り合せを行
なう場合の邪魔にならぬように退避させることができる
ようになっている。
【0027】次に、本基板組立装置で基板を貼り合わせ
る工程について説明する。
【0028】先ず、テーブル9に上基板1bを保持した
治具を搭載し、駆動モータ5でXYθステージT1を基
板貼合部S2に移動させる。そこでモータ40によりシ
ャフト29を介して加圧板27を下降させ、テーブル9
上の上基板1bを真空吸着させてから、モータ40で上
昇させて、上基板1bを待機状態とする。
【0029】XYθステージT1は液晶滴下部S1に戻
り、空になった治具が外され、テーブル9上に下基板1
aが搭載され、図2に示すように所望位置に固定保持さ
れる。
【0030】図1には示していないが、液晶剤を吐出滴
下するデイスペンサ17の近くのフレーム3にシール剤
を吐出するデイスペンサがあって、XYθステージT1
の各モータ5,6で下基板1aをXY軸方向に移動させ
つつシール剤を吐出させて、下基板1a上にクローズ
(閉鎖)したパターンでシール剤を描画する。
【0031】その後、デイスペンサ17から液晶剤を下
基板1a上に滴下する。
【0032】続いて、XYθステージT1を基板貼合部
S2に移動させ、加圧板27に保持している上基板1b
の下面が下基板1a上の液晶剤に接触する高さまで下降
させる。
【0033】液晶剤は表面張力により数mm程度の高さ
に盛り上がっており、それに対して、シール剤の高さは
20μm程度になっている。よって、上基板1bはシー
ル剤に触れない高さで、十分に液晶剤に接触する。
【0034】以下、図3に示したモデルで液晶剤を下基
板1aの主面の広がり方向に拡張させる工程について説
明する。
【0035】図3の左側の図は両基板1a,1bの位置
関係を示し、右側の図は下基板1a上の1箇所の液晶剤
Pの広がり状況を平面的に表すもので、実線が現状での
広がりを、また点線がその1工程前での広がり状況を示
している。
【0036】図3(a)の左側では、下基板1a上に複
数箇所に液晶剤Pを塗布供給した状況を示している。こ
の時点での1箇所の液晶剤をP1とする。
【0037】上基板1bを下降させその下面が液晶剤P
に接触した後、さらに上基板1bを下降させると、図3
(b)の右側のように液晶剤はP2のように押しつぶさ
れて広がる(拡張する)。
【0038】上基板1bが液晶剤に接触した状態のまま
で、XYθステージT1を最初の接触位置を中心とし
て、図3(c)乃至図3(g)に示すようにX軸+方
向、X軸―方向、最初の接触位置、Y軸+方向、Y軸−
方向にそれぞれ移動させる。
【0039】その移動の際、例えば、XYθステージT
1がX軸+方向に移動する場合、液晶剤は上基板1bと
の粘着でP3で示すようにがX軸+方向に広がる。
【0040】図3(d)以降のように、下基板1aがX
YθステージT1で上基板1bに対しXY各軸方向に移
動することで液晶剤はP4からP6で示すように、XY
θステージT1の移動距離の直径を持ったほぼ四角形の
形状に広がる。液晶剤を広げると厚さは薄くなって行く
から、加圧板27は徐々に下降させていくが、上基板1
bの下面は下基板1aに設けているシール剤に接触しな
いようにしている。すなわち、シール剤の塗布高さ、液
晶剤の塗布高さ、上下各基板1a,1bの対向面間距離
は装置が予じめ入力してあるデータで分っており、か
つ、上下各基板は真空吸着されて平行になっているの
で、モータ40で加圧板27を上基板1bの下面がシー
ル剤に接触しない位置まで下降させ、次いで上下基板を
XY各方向に相対移動させている間は、シール剤の形を
くずさないよう(接触しないように)加圧板の移動距離
の管理を行なう。
【0041】かくして、液晶をシール剤のパターンの内
側に十分に行き渡らせた後、基板の貼り合せを行う。
【0042】即ち、シリンダ22で上チャンバユニット
21を下降させ、そのフランジ部21aをOリング44
に当接させて下チャンバユニット10と真空チャンバを
形成させる。そして、真空バルブ23を開放して真空チ
ャンバ内を減圧していく。この時、上基板1bは加圧板
27に真空吸着された状態になっているので、減圧が進
み真空化していくと上基板1bに作用していた真空吸着
力は消えて行き、上基板1bが自重で落下する。これを
図2に示すように受止爪60で受け止めて、加圧板27
の僅か下の位置に保持しておく。
【0043】真空チャンバ内が充分真空になった時点
で、加圧板27の静電吸着手段に電圧を印加して受止爪
60上の上基板1bを加圧板27にクーロン力で保持す
る。この場合、既に真空になっているので、加圧板27
と上基板1bの間に空気が残るようなことは無いし、そ
の空気が逃げるときに上基板1bが踊ることもない。
【0044】その後、図示を省略した昇降アクチェータ
でシャフト59を下降させ、次に、回転アクチェータで
シャフト59を回転させ、受止爪60が上下両基板の貼
り合わせの邪魔にならぬようにしてから、モータ40で
加圧板27をさらに下降させ、上基板1bの下面を下基
板1a上のシール剤に接触させ、荷重計33でシール剤
に付加する加圧力を計測しつつモータ40を制御して上
下両基板1a,1bを所望間隔に貼り合わせる。
【0045】この場合、上基板1bは加圧板27に密着
していて中央部が垂れ下がっていることはないから、液
晶剤中のスペーサに悪影響を与えたり、基板同士の位置
合わせが不良になることはない。因みに、位置合わせは
図示を省略した上チャンバユニット21に設けた覗き窓
から画像認識カメラで上下各基板1a,1bに設けられ
ている位置合わせマークを読み取って画像処理により位
置を計測し、XYθステージT1の各ステージ4a乃至
4cを微動させて、高精度な位置合わせを行なう。この
微動において、Oリング44が極端に変形しないで真空
が維持されるように、ボールベアリング87が上下チャ
ンバユニット10,21の間隔を維持している。
【0046】貼り合わせが終了すると、真空バルブ23
を締めてガスパージバルブ25を開き、真空チャンバ内
にN2やクリーンドライエアーを供給し、大気圧に戻して
からガスパージバルブ25を閉じて、シリンダ22で上
チャンバユニット21を上昇させ、XYθステージT1
を液晶滴下部S1に戻して、テーブル9から貼り合せた
基板を外し、次の貼り合わせに備える。テーブル9から
外した後、基板は下流のUV光照射装置や加熱装置など
でシール剤が硬化される。
【0047】以上の実施形態では、シール剤を吐出して
液晶を滴下した後直ちに貼り合せに移行することができ
るので、基板が塵埃を受けづらく生産歩留まりを向上で
きる。また、XYθステージT1を上基板1bの真空チ
ャンバ内への搬送に利用でき、装置の小型化が図られて
いる。特に、XYθステージT1の移動で基板を保持し
たまま液晶剤を広げるので1基板への供給点数を減らす
ことができて供給量のばらつきは小さくなり、しかも、
液晶剤の拡張を貼り合せる基板同士で行うので、短時間
で供給から貼り合わせに進むことができ、生産性は向上
する。
【0048】また、液晶剤は正確な量を供給することが
できるため、液晶剤がシール剤パターンの外側にあふれ
て基板を汚染するおそれがなく、かつ、洗浄工程は不要
となって液晶剤の無駄な消費を無くすことができる。
【0049】本発明は以上説明した実施形態に限らず、
以下の様に実施しても良い。
【0050】(1) 下基板1bに塗布される液晶剤が
点状以外の形状、たとえば線状などであってもよい。こ
の場合、線の伸延方向と垂直な方向に基板同士を相対的
に移動させるだけで、液晶剤を広げることができる。
【0051】(2) 液晶剤を拡張させる基板同士の相
対的移動方向は、液晶剤がシール剤のパターンを超えな
い範囲であれば、円形や渦巻き型など、どのようなもの
であってもよい。
【0052】(3) 上基板1bはロボットハンドから
直接加圧板27に吸引吸着させてよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶剤の供給量を正確にする一方で、液晶の広がり時間
を短くして液晶基板を短時間で貼り合わせ、生産性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施形態を具現化する基板組立
装置の概略図である。
【図2】上下の各基板を貼り合わせるときの状況を示す
斜視図である。
【図3】下基板に塗布した液晶剤を上基板により拡張さ
せていく過程を示す図である。
【符号の説明】
1a 下基板 1b 上基板 9 テーブル 10 下チャンバユニット 17 デイスペンサ 21 上チャンバユニット 23 真空バルブ 27 加圧板 T1 XYθステージ S1 液晶滴下部 S2 基板貼合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今泉 潔 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目2番 日立 テクノエンジニアリング株式会社 開発 研究所内 (72)発明者 川隅 幸宏 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目2番 日立 テクノエンジニアリング株式会社 開発 研究所内 (72)発明者 平井 明 茨城県竜ヶ崎市向陽台5丁目2番 日立 テクノエンジニアリング株式会社 開発 研究所内 (56)参考文献 特開 平11−109388(JP,A) 特開 平8−190099(JP,A) 特開 平8−82787(JP,A) 特開 平9−26578(JP,A) 特開2000−147528(JP,A) 特開 平11−231328(JP,A) 特開2000−147526(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1341 G02F 1/13 101 G02F 1/1339 G02F 1/1333

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貼り合わせる一方の基板を加圧板の下面に
    保持し、貼り合わせる他方の基板をテーブル上に保持し
    て対向させ、該テーブル上に保持した他方の基板上に液
    晶剤を供給した後、前記両基板の間隔を狭めていずれか
    の基板に設けた接着剤により当該両基板を貼り合わせる
    液晶基板の組立方法において、 いずれかの基板に設けた接着剤に片方の基板を接触させ
    ない状態で前記一方の基板を前記他方の基板上の液晶剤
    接触させ、その状態でいずれかの基板を基板の主面方
    向に移動させることにより前記液晶剤を基板の主面の広
    がり方向に拡張させ、その後に基板の貼り合せを行う
    とを特徴とする液晶基板の組立方法。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の液晶基板の組立方法
    において、 前記接着剤をクローズしたパターンを持つようにいずれ
    かの基板に設け、前記液晶剤を前記接着剤のパターン内
    に当該接着剤よりも厚くなるよう供給し、前記両基板を
    真空チャンバ内で間隔を狭めて前記接着剤により貼り合
    わせることを特徴とする液晶基板の組立方法。
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