JP2003023060A - 吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置 - Google Patents

吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置

Info

Publication number
JP2003023060A
JP2003023060A JP2001209290A JP2001209290A JP2003023060A JP 2003023060 A JP2003023060 A JP 2003023060A JP 2001209290 A JP2001209290 A JP 2001209290A JP 2001209290 A JP2001209290 A JP 2001209290A JP 2003023060 A JP2003023060 A JP 2003023060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
vacuum
electrostatic
liquid crystal
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001209290A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Taguchi
竜大 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2001209290A priority Critical patent/JP2003023060A/ja
Publication of JP2003023060A publication Critical patent/JP2003023060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形しやすい基板を真空雰囲気中であっても
確実に保持することができる吊り下げ型基板保持装置の
提供。 【解決手段】 吊り下げ型基板保持装置のチャック部1
に、静電吸着用の電極3と真空吸着用の真空配管6とを
設ける。基板10をチャック部1の基板チャック部2a
に吸着させる場合には、まず、バルブ7を開いて基板1
0を真空配管6により真空吸引して基板チャック部2a
に密着させる。その後、スイッチ5をオンして電極3に
電源4の高電圧を印加し、静電力により基板10の全体
を基板チャック部2aに吸着保持する。その結果、吊り
下げ型の保持装置であっても基板10のチャッキングを
確実に行えるとともに、基板チャック面2aに均一に密
着させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル基板等
を吊り下げるように保持する吊り下げ型基板保持装置、
およびその基板保持装置を備えた液晶パネル製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置や液晶パネル製造装置等
では、基板保持装置を用いてウェハやパネル基板を装置
内の所定位置に固定保持している。このような保持装置
としては、(a)基板押さえ治具により基板を機械的に固
定するメカニカルチャック、(b)静電力により基板を吸
着保持する静電チャック、(d)差圧を利用して基板を吸
着保持する吸着チャック等がある。
【0003】ところで、液晶パネル製造の際には、2枚
のパネル基板を貼り合わせる作業がある。これらの基板
には、TFT素子やカラーフィルタ等が形成されてい
る。貼り合わせ工程においては、一方の基板を基板保持
装置上に載置し、他方の基板を吊り下げ型の基板保持装
置に保持させる。そして、いずれかの基板に接着剤を塗
布し、基板同士のアライメントを行った後に、2つの基
板を貼り合わせる。
【0004】近年、液晶パネルの大型化が進んでおり、
パネル基板の大きさは、例えば1000mm×1000
mm程度まで大きくなっているが、パネル基板の厚さは
1mm程度と薄いため自重により変形し易い。そのた
め、パネル基板用の基板保持装置には、一般的に静電チ
ャックや吸着チャックが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パネル基板は搬送用ハ
ンド等によりチャック面対向位置に搬送されるが、その
場合、回路等が形成されていない基板周辺部が支持され
る。そのため、基板保持装置の保持面近傍に搬送された
基板は自重により基板中央付近が下方に変形し、吊り下
げ型の基板保持装置ではその状態で基板をチャッキング
しなければならない。しかしながら、静電チャックの場
合には基板の平面度が悪いとチャッキングできない場合
があり、また、静電チャックでは基板を離れた位置から
呼び込む力が小さいという性質がある。そのため、上記
基板変形量の大きさによってはチャッキングできないお
それがあった。
【0006】一方、吸着チャックの場合には、吸着部付
近のみ吸着力が作用するため、吊り下げ型の場合には、
基板全体を保持面に均等に密着させることができないと
い欠点があった。さらに、真空雰囲気では差圧が生じな
いため、基板保持ができないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、変形しやすい基板を真空
雰囲気中であっても確実に保持することができる吊り下
げ型基板保持装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明の実施の形態を示す
図1に対応付けて説明する。 (1)請求項1の発明による吊り下げ型基板保持装置
は、ほぼ鉛直下方向を向いた静電吸着面2aを有する静
電吸着装置2〜4と、静電吸着面2aに対向して所定間
隔で配設された基板10の少なくとも一部を、真空吸着
により静電吸着面2aに密着させる真空吸着装置6,8
と、真空吸着装置6,8の起動と同時または起動後に静
電吸着装置2〜4を起動させて、基板10を静電吸着面
2aに吸着保持させる制御装置5,7A,9とを備えて
上述の目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の吊り下げ型
基板保持装置において、基板10の基板中央を含む所定
領域を静電吸着面2aに密着させるようにしたものであ
る。 (3)請求項3の発明による液晶パネル製造装置は、ほ
ぼ鉛直下方向を向いた静電吸着面を有する静電吸着装置
2〜4と、静電吸着面2aに対向して所定間隔で配設さ
れた基板10の少なくとも一部を、真空吸着により静電
吸着面2aに密着させる真空吸着装置6,8とを有する
吊り下げ型基板保持装置を備え、基板10を吸着保持し
た静電吸着面2aを真空雰囲気に曝すものである。そし
て、大気圧雰囲気において真空吸着装置6,8の起動と
同時または起動後に静電吸着装置2〜4を起動させて基
板10を吸着保持し、その後に基板10を吸着保持した
静電吸着面2aを真空雰囲気に曝すようにしたことによ
り上述の目的を達成する。
【0009】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態
の図を用いたが、これにより本発明が発明の実施の形態
に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明による吊り下げ型基板
保持装置の一実施の形態を示す図である。なお、本実施
の形態では、保持する基板として液晶パネル基板を例に
説明する。図1において1はチャック部であり、チャッ
ク部1については断面を示した。チャック部1の基部2
内には静電チャック用電極3が設けられており、基部2
は強誘電体セラミックスから成る。電極3には、高電圧
を印加するための電源4がスイッチ5を介して接続され
ている。
【0011】また、基部2には基板チャック面2aと裏
面側とを貫通する真空配管6が複数設けられており、こ
れらの真空配管6はバルブ7Aを介して真空ポンプ8に
接続されている。バルブ7Bは真空配管6内を大気圧に
戻すためのバルブであり、バルブ7Aを閉じてバルブ7
Bを開くと真空配管6内が大気圧になる。バルブ7A,
7Bには電磁バルブが用いられ、その開閉はコントロー
ラ9により制御される。コントローラ9は、スイッチ5
のオンオフおよび真空ポンプ8のオンオフも制御してい
る。
【0012】図2は、図1のA−A断面を示す図であ
る。図2に示した電極3の形状は一例を示したものであ
り、様々な形状が可能である。真空配管6は基板チャッ
ク面2a(図1参照)の中心付近に回転対称に設けられ
ているが、必ずしも中心付近に限定されるものではな
い。また、真空配管6は電極3を避けるように設けられ
ているが、電極3の部分を貫通するように設けても良
い。
【0013】スイッチ5をオンして電源4の高電圧を電
極3に印加すると、静電力により基板10がチャック面
2aに吸着保持される。一方、バルブ7Bを閉じてバル
ブ7Aを開くと、真空配管6内が真空排気されて基板1
0がチャック面2aに引き寄せられる。そして、差圧に
より基板10がチャック面2aに吸着保持される。この
ように、本実施の形態の基板保持装置では、電極3を用
いた静電チャック機構と、真空配管6による真空吸着チ
ャック機構とを備えている。
【0014】図3は、本実施の形態の基板保持装置によ
る基板保持動作を説明する図であり、(a)〜(c)の
順に動作が行われる。まず、基板搬送用ハンド11によ
り基板10をチャック部2のチャック面2a近傍に搬送
する。ハンド11には基板支持部11aが突設されてお
り、この支持部11aにより基板10の周辺部分、すな
わち回路等が形成されていない部分を支持する。図3
(a)では、基板10の図示下側の面に回路等が形成さ
れている。パネル基板10は薄く変形し易いため、支持
部11aで支持したときに基盤中央部分が自重で下方に
変形する。そのため、基板10の中央部分とチャック面
2aとのギャップは、基板周辺部分よりも大きくなる。
そのため、ハンド11は、このような変形が生じても真
空配管6で吸着可能な位置に基板10を搬送する。
【0015】次いで、図1のバルブ7Bを閉じるととも
にバルブ7Aを開いて真空配管6内を真空排気する。そ
の結果、図3(b)に示すように基板10が上方に吸引
されて、チャック面2aに真空吸着される。本実施の形
態では、真空配管6をチャック面2aの中央付近に設け
ているため、基板10の中央部分はチャック面2aに密
着するが、基板周辺部分は自重により垂れ下がる傾向が
ある。その後、図3(c)に示すようにスイッチ5をオ
ンして、電極3に高電圧を印加する。基板10の全体が
チャック面2aに静電吸着され、図3(b)のように垂
れ下がっていた周辺部分もチャック面2aに吸着されて
密着する。
【0016】基板10をチャック面2aに静電吸着した
ならば、バルブ7Aを閉じて真空配管6の真空排気を停
止する。なお、バルブ7Aを開いたままでも良いが、真
空雰囲気中の場合には真空吸着時の差圧が働かないの
で、基板10は静電チャック機能によって保持されるこ
とになる。このように、静電チャック機能により基板1
0を保持した後には、チャック部1が設けられているチ
ャンバ内を真空状態にすることができる。上述した実施
の形態では、真空吸着を先に起動させてから静電吸着を
起動させるようにしたが、真空吸着と静電吸着とを同時
に起動させても良い。この場合、基板中央部は真空吸着
および静電吸着により基板チャック面2aに吸着され
る。
【0017】また、真空配管6はチャック面2aのいず
れの領域に設けても良い。ただし、図4のように周辺部
に設けた場合、真空配管6を真空排気したときに基板1
0の周辺部がチャック面2aに密着する。このとき、基
板中央部分は垂れ下がった状態で真空チャックされる。
その後、電極3に高電圧を印加して静電チャック機能を
オンしたとき、基板10の全体が均一にチャック面2a
に密着するためには、基板周辺部が外側(矢印R方向)
にずれる必要がある。しかし、基板周辺部が最初に吸着
された場合にはずれにくくなり、均一に密着されない場
合が生じる。一方、図3に示すように、基板中央部を先
に吸着した場合には、そのような不都合が生じない。
【0018】図3(a)に示したように、基板チャッキ
ングの際の基板変形が問題となるのは、吊り下げ型基板
保持装置に特有のことである。特に、液晶パネル基板の
ように大型で薄い基板の場合には変形が顕著となるの
で、本発明による基板保持装置はその効果をより発揮す
る。一方、載置型の基板保持装置の場合には、変形し易
い基板がチャック面に倣って密着するので変形により均
一に吸着できないという問題は発生しない。
【0019】《装置への適用例》次に、上述した基板保
持装置を、液晶滴下貼り合わせ装置に適用した場合につ
いて説明する。図5は液晶滴下貼り合わせにより液晶パ
ネルを作成する場合の、貼り合わせ手順の一例を示す図
である。最初に、図5(a)に示すように一方の基板1
2Aの周辺部に、ディスペンサ(不図示)を用いてUV
硬化性樹脂のシール剤20を塗布する。次に、基板12
Aのシール剤20で囲まれた領域に液晶21を滴下す
る。図5(b)に示す例では、格子点上に液晶21を滴
下している。
【0020】その後、シール剤20および液晶21が塗
布された基板12Aに他方の基板12Bを貼り合わせ
る。さらに、基板12A,12B間の隙間が所定寸法と
なるようにプレスした後、周辺部のシール剤20に所定
照射量のUV光を照射してシール剤20を完全に硬化さ
せる。その結果、基板12A,12B同士がシール剤2
0により接着される。
【0021】図6,7は液晶滴下貼り合わせ装置40を
説明する図である。図6は液晶滴下貼り合わせ装置40
で行われる各工程を説明する図であり、図7は液晶滴下
貼り合わせ装置40の平面図である。液晶貼り合わせ装
置40で行われる工程には、シール剤および液晶塗布工
程と、液晶脱泡工程と、基板アライメントおよび仮貼り
合わせ工程と、プレス/シール剤硬化工程とがある。
【0022】まず、液晶パネルの一方の基板であるTF
T基板12Aにスペーサを散布し、その後、TFT基板
12Aを装置40内に設けられた塗布装置41の基板チ
ャック44Aに装着する。基板チャック44Aは吸着チ
ャックでも静電チャックでも良い。塗布装置41にはx
y駆動部14が設けられており、xy駆動部14は塗布
ユニット55を基板12Aに対して2次元的に相対移動
させる。
【0023】塗布ユニット55にはUV硬化性樹脂のシ
ール剤20を塗布するためのディスペンサ43と、液晶
21を滴下するための滴下装置16とが設けられてい
る。この塗布装置41により、図5の(a),(b)に
示したシール剤20の塗布と液晶21の滴下塗布とが行
われる。シール剤20および液晶21が塗布された基板
12Aは、吸着チャック44Aから真空チャンバ42内
に設けられた静電チャック45Aに移し替えられる。
【0024】一方、液晶パネルの他方の基板であるカラ
ーフィルタ基板12Bは、後述する反転/搬送ロボット
54により反転された後、液晶側の面を下方に向けて真
空チャンバ42内に設けられた吊り下げ型基板保持装置
のチャック部1に装着保持される。このとき、図3に示
した手順で基板12Bは保持される。チャック部1は、
アライメント/仮貼り合わせ用のアライメント装置47
の上部装着部47Bに装着されている。上部装着部47
Bは、z方向(図示上下方向)に移動可能となってい
る。また、アライメント装置47の下部装着部47Aに
は静電チャック45Aが装着されており、シール剤20
および液晶21が塗布された基板12Aは静電チャック
45Aに装着保持される。下部装着部47Aは装着され
た静電チャック45Aをxy方向およびz軸の回りの角
度θに関して位置決めすることができる。
【0025】真空チャンバ42内に基板12A,12B
が搬送されたならば、バルブ49を開いて真空ポンプ4
8によりチャンバ内を真空排気して液晶21の真空脱泡
を行う。液晶21の真空脱泡が終了したならば、基板1
2Aと基板12Bとのアライメントを行った後に両者の
仮貼り合わせを行う。この際に、基板12Aに塗布され
たシール剤20にUVスポット光を数カ所照射して、基
板12Aと基板12Bとを仮止めする。本実施の形態で
は、基板12Aが変形するようなことが無く、基板全体
がチャック部1のチャック面に均一に密着するため、正
確なアライメントをすることができる。
【0026】仮貼り合わせ後にチャンバ42内を大気開
放して、基板12A,12Bを貼り合わせた液晶パネル
50を基板チャック44Bに装着する。その後、基板間
ギャップが所定寸法となるように非接触エアプレスで液
晶パネル50をプレスし、UV光をシール剤20の全面
に照射して硬化させる。基板12Aと基板12Bとが貼
り合わされて一体化された液晶パネル50は、装置40
から取り出される。
【0027】次いで、図7を用いて貼り合わせ装置40
の概略構成を説明する。51は基板12Aが複数枚収納
される基板カセットであり、搬送ロボット52により基
板カセット51から基板12Aを1枚取り出して塗布装
置41の基板チャック44A上に装着する。なお、基板
カセット51に収納された基板12Aにはスペーサが既
に散布されている。塗布装置41には図の左右方向(x
方向)に移動可能な移動ステージ60が設けられてお
り、基板チャック44Aはこの移動ステージ60上に載
置されている。塗布装置41では、上述したようにシー
ル剤20および液晶21の塗布が行われる。塗布終了後
の基板12Aは、真空チャンバ42のゲートバルブ42
aを介してチャンバ内の静電チャック45A(図6参
照)に装着される。このとき、移動ステージ60は図示
右方向に移動し、基板12Aを真空チャンバ42内まで
搬送する。
【0028】一方、基板カセット53には基板12Bが
複数収納されており、反転/搬送ロボット54により基
板カセット53から基板12Bを1枚取り出し、その基
板12Bを180度反転させた後に真空チャンバ42内
のチャック部1(図6参照)に装着する。基板12Bは
ゲートバルブ42bを介して真空チャンバ42内に搬入
される。その後、真空チャンバ42内を真空排気して真
空脱泡および基板12A,12Bの仮貼り合わせを行
う。貼り合わせ終了後は真空チャンバ42内が大気開放
され、プレス装置56の移動ステージ61がゲートバル
ブ42cを介してチャンバ42内に移動する。
【0029】貼り合わされた液晶パネル50は、チャン
バ42内において移動ステージ61上に載置される。移
動ステージ61は図示右方向に移動して、液晶パネル5
0をプレス装置56の所定位置に位置決めする。プレス
装置56におけるプレス工程が終了すると、液晶パネル
50は搬送ロボット57により搬送されてパネルカセッ
ト58内に収納される。
【0030】上述したように液晶パネル製造工程には、
基板12A,12Bを貼り合わせる工程が必ず含まれ
る。その工程では、基板12a,12Bのいずれか一方
を吊り下げ型の基板保持装置に保持して貼り合わせが行
われる。そのため、図1に示したような吊り下げ型基板
保持装置を用いることにより、貼り合わせ作業をスムー
ズに行うことができる。なお、上述した実施の形態で
は、液晶パネル製造装置である液晶滴下貼り合わせ装置
に適用したが、液晶パネル製造装置に限らず、基板を吊
り下げた状態にして真空状態でプロセスを行う半導体製
造装置にも適用することができる。
【0031】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、基部2、電極3および電源4
は静電吸着装置を、基板チャック面2aは静電吸着面
を、真空配管6および真空ポンプ8は真空吸着装置を、
スイッチ5,バルブ7Aおよびコントローラ9は制御装
置をそれぞれ構成する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板の一部が静電吸着面から遠ざかるように変形して
も、真空吸着装置により基板を静電吸着面に引き寄せて
密着させてから静電吸着が行われるので、基板全体を静
電吸着面に対して均一に密着させることができる。その
結果、基板を基板保持装置に保持させた状態で行われる
基板アライメントや各種プロセスを、確実に行うことが
できる、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吊り下げ型基板保持装置の一実施
の形態を示す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】基板保持動作を説明する図であり、(a)〜
(c)の順に動作が行われる。
【図4】真空配管6をチャック面2aの周辺部に設けた
場合の保持状態を説明する図である。
【図5】液晶滴下貼り合わせにより液晶パネルを作成す
る際の貼り合わせ手順の一例を示す図であり、(a)〜
(c)の順に貼り合わせが行われる。
【図6】液晶滴下貼り合わせ装置40で行われる各工程
を説明する図である。
【図7】液晶滴下貼り合わせ装置40の平面図である。
【符号の説明】
1 チャック部 2 基部 2a 基板チャック部 3 電極 4 電源 5 スイッチ 6 真空配管 7A,7B バルブ 8 真空ポンプ 9 コントローラ 10,12A,12B 基板 20 シール剤 21 液晶 50 液晶パネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ鉛直下方向を向いた静電吸着面を有
    する静電吸着装置と、 前記静電吸着面に対向して所定間隔で配設された基板の
    少なくとも一部を、真空吸着により前記静電吸着面に密
    着させる真空吸着装置と、 前記真空吸着装置の起動と同時または起動後に前記静電
    吸着装置を起動させて、前記基板を前記静電吸着面に吸
    着保持させる制御装置とを備えたことを特徴とする吊り
    下げ型基板保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の吊り下げ型基板保持装
    置において、 前記真空吸着装置は、前記基板の基板中央を含む所定領
    域を前記静電吸着面に密着させることを特徴とする吊り
    下げ型基板保持装置。
  3. 【請求項3】 ほぼ鉛直下方向を向いた静電吸着面を有
    する静電吸着装置と、前記静電吸着面に対向して所定間
    隔で配設された基板の少なくとも一部を、真空吸着によ
    り前記静電吸着面に密着させる真空吸着装置とを有する
    吊り下げ型基板保持装置を備え、 大気圧雰囲気において前記真空吸着装置の起動と同時ま
    たは起動後に前記静電吸着装置を起動させて前記基板を
    吸着保持し、前記基板を吸着保持した前記基板保持装置
    を真空雰囲気に曝すことを特徴とする液晶パネル製造装
    置。
JP2001209290A 2001-07-10 2001-07-10 吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置 Pending JP2003023060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001209290A JP2003023060A (ja) 2001-07-10 2001-07-10 吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001209290A JP2003023060A (ja) 2001-07-10 2001-07-10 吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003023060A true JP2003023060A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19044964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001209290A Pending JP2003023060A (ja) 2001-07-10 2001-07-10 吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003023060A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276886A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Nikon Corp 静電チャックおよび露光装置
JP2006052075A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Tsukuba Seiko Co Ltd ハンドリング装置及びそれを用いたハンドリング方法
KR100906554B1 (ko) * 2006-08-24 2009-07-07 도쿄 오카 고교 가부시키가이샤 기판 유지장치
CN106115270A (zh) * 2016-08-29 2016-11-16 北京京城清达电子设备有限公司 一种气浮真空吸附搬送装置
JP7380186B2 (ja) 2019-12-24 2023-11-15 日本ゼオン株式会社 パネル製造装置及びパネル製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276886A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Nikon Corp 静電チャックおよび露光装置
JP2006052075A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Tsukuba Seiko Co Ltd ハンドリング装置及びそれを用いたハンドリング方法
JP4498852B2 (ja) * 2004-08-13 2010-07-07 筑波精工株式会社 ハンドリング装置及びそれを用いたハンドリング方法
KR100906554B1 (ko) * 2006-08-24 2009-07-07 도쿄 오카 고교 가부시키가이샤 기판 유지장치
CN106115270A (zh) * 2016-08-29 2016-11-16 北京京城清达电子设备有限公司 一种气浮真空吸附搬送装置
JP7380186B2 (ja) 2019-12-24 2023-11-15 日本ゼオン株式会社 パネル製造装置及びパネル製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI752990B (zh) 接合裝置及接合系統
JP3411023B2 (ja) 基板の組立装置
JP3410983B2 (ja) 基板の組立方法およびその装置
US7771789B2 (en) Method of forming mask and mask
KR100859050B1 (ko) 접합 기판 제조 장치 및 기판 접합 방법
JP4187551B2 (ja) 貼り合わせ装置及びこれを用いた液晶表示装置の製造方法
JP3707990B2 (ja) 基板組立装置
JP3422291B2 (ja) 液晶基板の組立方法
TWI384271B (zh) Substrate bonding device
JP2003315759A (ja) 貼り合わせ器のステージ構造、及び貼り合わせ器の制御方法
JP2003107487A (ja) 液晶表示装置の製造方法及び製造装置
JP2007005335A (ja) 基板接合方法および基板接合装置
JP2006201330A (ja) 貼合せ基板製造装置及び貼合せ基板製造方法
JP6627243B2 (ja) 基板の処理方法、及び基板の成膜方法
JP2003023060A (ja) 吊り下げ型基板保持装置および液晶パネル製造装置
KR100574433B1 (ko) 기판의 접합 장치 및 접합 방법
JP2004087635A (ja) 基板貼り合わせ方法及びその装置
JP2003057665A (ja) 液晶基板の組立装置
JP4642350B2 (ja) 基板の貼り合わせ装置及び貼り合わせ方法
JP4751659B2 (ja) 基板の貼り合せ装置
JP5507074B2 (ja) 基板の貼合わせ方法及び基板貼合わせ装置
JP2004260142A (ja) 基板処理装置、基板処理方法、基板製造方法、液晶装置の製造装置及び液晶装置の製造方法
JP2005174375A (ja) 光ディスクの貼合わせ方法及び光ディスクの貼合わせ装置