JP3422182B2 - き電設備の停電間合い抽出処理装置 - Google Patents

き電設備の停電間合い抽出処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電気鉄道における
「き電設備」の停送電スケジュールを設定するための停
電間合いを列車ダイヤから自動的に抽出する装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】鉄道において、線路や架線等の線路に沿
った設備の工事・保守・点検作業には列車の運転に支障
を起こすことなく、また作業員の安全を確保するため、
作業区間を列車が通過しない時間帯を予め調べておく必
要がある。 【0003】この安全な時間帯の抽出方法として、列車
が作業区間に侵入してくる時刻を列車ダイヤから自動的
に抽出する方式が提案されている。 【0004】この方式は、各駅及び駅間に列車が位置す
る時間帯を列車ダイヤ等から自動的に抽出し、この時間
帯に含まれない時間帯を保守作業等が可能な間合い時間
帯として自動的に抽出する。 【0005】この時間帯の抽出には、指定区間の各駅に
ついて基準駅とそれに隣接する駅について個別にビット
データ列として抽出し、隣接駅を基準駅として次の隣接
駅についての抽出という処理を繰り返す。 【0006】この処理により、指定区間について、列車
が位置する時間帯とそうでない時間帯を論理”1”と”
0”で区別したビットデータ列とし、それらの論理和か
ら指定区間についての列車が位置する時間帯とそうでな
い間合い時間帯を求める。 【0007】図8は、上りと下り線別のビットデータ列
を例示し、駅A〜D及び駅AとB間が駅Eに合算線区と
なる場合、列車ダイヤから各駅A〜Dには列車の走行時
間帯に分単位で各時刻毎にビット”1”をセットし、合
算線区があるときには線別に列車の走行時間帯にビッ
ト”1”をセットし、これらビット列から列車が走行中
の時間帯がビット”1”の論理和としたビットマップデ
ータを得、ビットが立てられていない時間帯が作業を行
うことができる間合い時間として求められる。 【0008】この間合い時間の抽出方式は、「き電設
備」の停送電スケジュール設定に利用すれば、人手に頼
ることなく列車ダイヤから停電間合いを抽出することが
考えられる。すなわち、ある区間について列車の走行に
影響しない時間帯を抽出し、この時間帯を停電間合いと
して抽出することが考えられる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】従来の列車間合い時間
の抽出方式で抽出した間合いを「き電設備」の停電に利
用する場合、「き電設備」は複数の駅間にまたがって給
電路が敷設されるため、き電停電開始前と終了前に停電
区間近傍を走行する列車の位置を確認し、停送電を行っ
ても列車ダイヤに影響を及ぼさないことを確認する必要
がある。 【0010】この確認対象となる列車は、以後では確認
列車と呼び、実際に列車位置を確認できる場所を確認駅
と呼ぶ。 【0011】この確認列車と確認駅を求めるのに、従来
のビットマップ方式のみでは「き電設備」の停送電スケ
ジュールの作成には不十分となる。 【0012】本発明の目的は、停電区間近傍を走行する
列車への影響を考慮した停電間合いの自動抽出を可能に
する装置を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、電気鉄道における指定区間について列車
の走行に影響を及ぼさない時間帯を抽出し、この時間帯
を停電間合いとして抽出する装置であって、各駅間及び
区間について、列車が位置する時間帯とそうでない時間
帯を論理”1”と”0”で区別した駅間ビットマップ及
び区間ビットマップを列車ダイヤデータベースから求め
ておく駅間・区間ビットマップ作成部と、停電間合いを
作成する区間が指定されたときに前記駅間・区間ビット
マップデータ及び前記列車ダイヤデータベースから当該
区間内に位置する列車番号を求める確認列車抽出部と、
前記列車ダイヤデータベースの検索で前記列車番号の運
用形態を求める運用形態判定部と、前記列車番号の運用
形態から当該列車の位置を確認できる駅を抽出する確認
駅抽出部と、前記列車及びその位置を抽出した駅データ
によって、停送電を行っても列車ダイヤに影響を及ぼさ
ない「き電設備」の停電間合いを抽出する停電間合い抽
出部と、を備えたことを特徴とする。 【0014】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
コンピュータ構成の装置構成図である。 【0015】列車ダイヤデータベース部1には、各線の
区間毎の列車ダイヤ及び各線とは合算線区になる列車ダ
イヤが保存され、それらの属性入力として列車の終着条
件、始発条件、分岐条件、合算条件及び運用形態などの
列車の各種運転条件が入力される。 【0016】駅間・区間ビットマップ作成部2は、従来
の列車間合い時間抽出方式により、各駅間及び各駅の集
合になる区間について、列車が位置する時間帯とそうで
ない時間帯を論理”1”と”0”で区別した駅間ビット
マップ及び区間ビットマップを求めておく。 【0017】図2は、列車ダイヤから抽出したビットマ
ップの例を示し、同図の(a)に示すa駅からd駅まで
の区間について、x変電所からyき電区分所までの区間
を停電しようとするとき、この区間に列車番号1Mと3
Mが位置しない時間帯を、同図の(b)に示すように駅
間A,B,Cのビットマップと区間A〜Cのビットマッ
プを抽出している。この例ではa駅からd駅までの区間
に列車が位置しない時間帯はビット”0”が連続する時
刻t1〜t2の時間帯になる。 【0018】確認列車抽出部3は、ビットマップ作成部
2で作成済みのデータから停電間合いを作成する区間が
指定されたときに当該区間内に位置する列車(確認列
車)番号をビットマップデータ及び列車ダイヤデータベ
ース1から求める。 【0019】運用形態判定部4は、抽出部3で求めた列
車番号を基に当該確認列車がどのような運用形態を取る
のかを列車ダイヤデータベース1を検索して求める。運
用形態には通過/折返し/終着パン下げ/始発がある。 【0020】確認列車の確認駅抽出部5は、抽出部3及
び判定部4で求めた確認列車とその運用形態から確認駅
を抽出及び表示する。 【0021】停電間合い抽出部6は、抽出部5で抽出し
た確認列車及び確認駅から停送電を行っても列車ダイヤ
に影響を及ぼさない「き電設備」の停電間合いを抽出及
び表示する。この抽出データは、間合いデータベース7
に格納され、停送電スケジュールに応じた区間の一覧表
として出力する。 【0022】以上までの構成による停電間合いの抽出装
置は、以下の図3〜図7に示す処理手順を持つソフトウ
ェア構成によって実現される。これら各図にしたがっ
て、本実施形態の抽出処理を以下に詳細に説明する。 【0023】図3は、メインルーチンである。まず、駅
間・区間ビットマップ作成部2で作成済みの区間ビット
マップ(図2参照)を検索するために、区間ビットマッ
プ用のポインタを初期化する(S1)。 【0024】そして、指定された区間について、区間ビ
ットマップの検索により、一定数以上連続して在線ビッ
トが”0”の部分を停電可能時間帯として検索する(S
2)。この検索された時間帯毎に区間ビットマップ用ポ
インタの更新を行う。 【0025】停電可能時間帯が検索されると(S3)、
当該時間帯の前後の在線ビット”1”の時刻を求める
(S4)。この時刻は、図2では時刻t1,t2にな
る。 【0026】処理S4で求めた時刻t1,t2につい
て、確認列車と確認駅抽出処理を行い、さらにこれら結
果と運用形態から停電間合いを抽出する(S5,S
6)。 【0027】これら各時刻についての停電間合いの抽出
が終了したときに停電間合いの一覧表として帳票作成処
理を行う(S7)。 【0028】図4は、処理S5及びS6における確認列
車抽出処理を示す。まず、停電可能区間に対応する駅間
のビットマップ(図2参照)を調べ、時刻t(t1,t
2)に在線ビットが”1”を示している駅間を求める
(S11)。図2の時刻t1では駅間A、時刻t2では
駅間Bとなる。 【0029】次に、求めたすべての駅間に対して、時刻
tにその駅間に在線するすべての列車の列車番号を、列
車ダイヤデータベースの検索で求める(S12)。この
処理で求めた列車を第1確認列車と呼ぶ。 【0030】この処理で求めた第1の確認列車について
確認駅抽出を行う(S13)。この処理の詳細は、図5
に示す。 【0031】図5において、列車番号と駅間を基に列車
ダイヤデータベースを検索し、当該列車との運用形態を
求める(S21)。当該列車について求めた運用形態が
「通過」の場合(S22)、区間と線別により規定の駅
を確認駅として決定する(S23)。図2の場合では列
車1Mの運用形態は「通過」のため確認駅はa駅にな
る。 【0032】運用形態が「折返し」の場合(S24)、
図6に示すように、折返し駅を確認駅として採用し(S
241)、この折返し駅が指定区間の終端駅でなければ
(S242)、求めた列車番号について確認駅抽出処理
(図5)を行う(S243)。この処理は、図5が処理
の途中で自分自身を呼出す入れ子構造(再帰呼出し)に
なり、指定区間の終端駅でないときは当該区間上で当該
列車が走行しない部分についての確認列車が別に必要に
なるために再帰呼出しを行う。 【0033】この確認列車は、当該列車が当該駅に到着
する時刻の直前に当該駅を通過又は出発する列車であ
り、この確認列車を第2確認列車と呼ぶ。 【0034】この第2確認列車が当該区間の残りの部分
をすべて走行する場合、その確認駅は区間と線別により
既定である。そうでない場合、第1確認列車と同様の運
用形態判定処理により決まる。 【0035】図5に戻って、運用形態が終着パン下げに
なる「終着」の場合(S25)、図7に示すように、終
着駅を確認駅に採用し(S251)、この終着駅が指定
区間の終着駅でなければ(S252)、求めた列車番号
について確認駅抽出処理(図5)の再帰呼出しを行う
(S253)。 【0036】この場合も「折返し」の処理と同様に、終
着駅が区間の終端駅でない場合に当該区間上で当該列車
が走行しない部分についての第2確認列車を抽出する。 【0037】図5に戻って、確認列車の運用形態が「通
過」、「折返し」、「終着」の何れでもない場合、当該
確認列車の始発駅を確認駅に採用する(S26)。そし
て、始発駅が指定区間の始端駅でない場合(S27)、
当該列車が走行しない部分についての確認列車が必要に
なり、「折返し」、「終着」の運用形態の場合と同様
に、確認列車抽出処理(図5)の再帰呼出しにより第2
確認列車の抽出を行う(S28)。 【0038】最後に、求めた確認駅と確認列車番号を出
力データとしてセットする帳票作成処理を実行する(S
29)。 【0039】 【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、駅間ビ
ットマップ及び区間ビットマップ及び列車ダイヤデータ
ベースを利用し、停電間合い区間内に位置する確認列車
とその運用形態から確認駅を抽出することで「き電設
備」の停電間合いを抽出するようにしたため、停電区間
近傍を走行する列車へ影響を及ぼすことなく確実な停電
間合いの自動抽出ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施形態を示す装置構成図。 【図2】実施形態におけるビットマップ抽出例。 【図3】実施形態における確認列車と確認駅を求めるメ
インルーチン。 【図4】図3における確認列車抽出処理。 【図5】図4における確認駅抽出処理。 【図6】図5における「折返し」の場合の処理。 【図7】図5における「終着」の場合の処理。 【図8】列車間合い抽出データ例。 【符号の説明】 1…列車ダイヤデータベース 2…駅間・区間ビットマップ作成部 3…確認列車抽出部 4…運用形態判定部 5…確認列車の確認駅抽出部 6…停電間合い抽出部 7…停電間合いデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−175387(JP,A) 特開 平6−332917(JP,A) 特開 平6−270813(JP,A) 特開 平8−91221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 27/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電気鉄道における指定区間について列車
    の走行に影響を及ぼさない時間帯を抽出し、この時間帯
    を停電間合いとして抽出する装置であって、 各駅間及び区間について、列車が位置する時間帯とそう
    でない時間帯を論理”1”と”0”で区別した駅間ビッ
    トマップ及び区間ビットマップを列車ダイヤデータベー
    スから求めておく駅間・区間ビットマップ作成部と、 停電間合いを作成する区間が指定されたときに前記駅間
    ・区間ビットマップデータ及び前記列車ダイヤデータベ
    ースから当該区間内に位置する列車番号を求める確認列
    車抽出部と、 前記列車ダイヤデータベースの検索で前記列車番号の運
    用形態を求める運用形態判定部と、 前記列車番号の運用形態から当該列車の位置を確認でき
    る駅を抽出する確認駅抽出部と、 前記列車及びその位置を抽出した駅データによって、停
    送電を行っても列車ダイヤに影響を及ぼさない「き電設
    備」の停電間合いを抽出する停電間合い抽出部と、を備
    えたことを特徴とするき電設備の停電間合い抽出処理装
    置。
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