JP3421132B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3421132B2
JP3421132B2 JP15041794A JP15041794A JP3421132B2 JP 3421132 B2 JP3421132 B2 JP 3421132B2 JP 15041794 A JP15041794 A JP 15041794A JP 15041794 A JP15041794 A JP 15041794A JP 3421132 B2 JP3421132 B2 JP 3421132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的に給送される複
数の用紙に画像記録する画像記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像記録装置において、
マイクロプロセッサを用いて連続印字のタイミング制御
を行う場合、同時に前後の用紙の供給と各頁(偶数頁と
奇数頁)の印字との処理が重なるため、偶数頁と奇数頁
の各タイミングを発生させる2つのタイマ(ハード)を
備えていた。そして、タイマの使用方法は、一つの処理
(処理1)の終了時に、この処理から次の処理(処理
2)へ移行する時間をタイマに設定し、この処理2のタ
イマ割り込みを待って処理2を実行し、その終了時に、
処理2から次の処理(処理3)へ移行する時間をタイマ
に設定し、処理3のタイマ割り込みを待つ、というよう
な繰り返しを行うものであった。また、重なり合った複
数の対象をタイミング制御するために、対象別の動作の
起点及び動作の持続時間データを第1メモリに記憶さ
せ、このデータを第2メモリにセットしパルスをカウン
トするようにした装置がある(例えば、特公平2−69
6号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように2つのタイマを備えたものでは、回路数が増え
て、コストアップとなり、また、上記のようなタイマの
使用方法では、タイミング管理は全て処理と処理との時
間間隔で行うため、プログラムからタイミングが想像つ
きにくく、1タイミングの変更は、その前後の時間を変
更する必要があり、タイミングが前後する場合は、タイ
ミングとして負の値を取ることもあり、その場合、処理
の順番を変更することになり、プログラムを大きく変更
する必要が生じ、プログラムの開発効率が低下する要因
となっていた。さらに、上記公報に示される装置におけ
る第2メモリは全てソフトタイマであり、多数のソフト
タイマ(RAM)が必要となり、また、プログラムが見
にくく処理も複雑になる。本発明は、上述した問題点を
解決するためになされたものであり、タイマ回路(ハー
ド)が1つでよく構成が簡単で低コストとなり、また、
一つのインターバル割り込みで連続頁の印字処理を行
い、タイミング変更はテーブルの該当する時刻データを
変更するだけでよく、プログラムの開発、変更が容易な
画像記録装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明の画像記録装置は、用紙上へ画像記録
を行う記録手段と、この記録手段へ連続的に複数の用紙
を給送する給紙手段と、これら各手段をタイミング制御
するマイクロプロセッサとを備えた画像記録装置であっ
て、マイクロプロセッサに所定間隔で割り込み処理をさ
せるためのインターバルタイマと、割り込み処理の中
、奇数頁と偶数頁に共通の画像記録動作を行わせるた
めの共通処理データとそれを実行すべき時刻データを
数頁と偶数頁に共通の仮想アドレスに対応して記憶させ
たテーブル記憶手段と、奇数頁用仮想アドレスと偶数頁
用仮想アドレスとを記憶する仮想アドレスメモリと、
り込み処理が発生する毎に単位時間をインクリメントす
奇数頁用タイマと偶数頁用タイマとからなるソフトタ
イマと、割り込み処理の中で、ソフトタイマの奇数頁用
タイマによる時刻が、仮想アドレスメモリに記憶された
奇数頁用仮想アドレスに対応するテーブル記憶手段の時
刻データと一致した時に、テーブル記憶手段に記憶され
共通処理データの内容を実行し、割り込み処理の中
で、ソフトタイマの偶数頁用タイマによる時刻が、仮想
アドレスメモリに記憶された偶数頁用仮想アドレスに対
応するテーブル記憶手段の時刻データと一致した時に、
テーブル記憶手段に記憶された共通処理データの内容を
実行する実行手段と、割り込み処理の中で、次の割り込
み処理で実行すべき奇数頁用仮想アドレスと偶数頁用仮
想アドレスを指定する仮想アドレス指定手段とを備えた
ものである。また、請求項2の発明の画像記録装置は、
請求項1の構成の他に、実行手段が、前記1つの割り込
み処理内で、奇数頁と偶数頁の画像記録動作を行うよう
にしたものである。さらに、請求項3の発明の画像記録
装置は、請求項1又は請求項2の構成の他に、割り込み
処理内で、用紙の給送が正常に行われているか否かを検
出する処理を実行するようにしたものである。
【0005】
【作用】上記構成を有する請求項1の画像記録装置によ
れば、用紙の給送と画像記録処理とをマイクロプロセッ
サにてタイミング制御すべく、マイクロプロセッサにイ
ンターバルタイマにて所定間隔で割り込み処理を発生さ
せる。この割り込み処理の中で、奇数頁と偶数頁に共通
の画像記録動作を行わせるための共通処理データとそれ
を実行すべき時刻データは奇数頁と偶数頁に共通の仮想
アドレスに対応してテーブル記憶手段に記憶されてお
り、奇数頁用仮想アドレスと偶数頁用仮想アドレスが仮
想アドレスメモリに記憶されている。ソフトタイマの奇
数頁用タイマ及び偶数頁用タイマは割り込み処理が発生
する毎に単位時間をインクリメントする。割り込み処理
の中で、実行手段により、ソフトタイマの奇数頁用タイ
による時刻が、仮想アドレスメモリに記憶された奇数
頁用仮想アドレスに対応するテーブル記憶手段の時刻デ
ータと一致した時に、テーブル記憶手段に記憶された
処理データの内容が実行され、また、ソフトタイマの
偶数頁用タイマによる時刻が、仮想アドレスメモリに記
憶された偶数頁用仮想アドレスに対応するテーブル記憶
手段の時刻データと一致した時に、テーブル記憶手段に
記憶された共通処理データの内容が実行される。仮想ア
ドレス指定手段により、次の割り込み処理で実行すべき
奇数頁用仮想アドレスと偶数頁用仮想アドレスが指定さ
れる。このようなインターバルタイマ割り込みにて、テ
ーブルに記憶された時刻になれば仮想アドレスメモリに
記憶された奇数頁用仮想アドレス及び偶数頁用仮想アド
レスに対応した処理が行われる。また、請求項2の画像
記録装置によれば、請求項1の作用の他に、実行手段に
より、一つの割り込み処理内で、奇数頁と偶数頁の画像
記録動作が行われる。さらに、請求項3の画像記録装置
によれば、請求項1又は請求項2の作用の他に、割り込
み処理内で、用紙の給送が正常に行われているか否かを
検出する処理が実行される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本装置の一具体例とし
てのレーザプリンタの概略側断面図である。レーザプリ
ンタ1は、本体ケース2内に、記録プロセスユニット
3、定着ユニット4及びレーザスキャナユニット5など
が内蔵され、本体ケース2の上面には給紙カセット6が
着脱自在にセットされる。本体ケース2の前面には排紙
トレイ7がセットされる。記録プロセスユニット3に
は、感光体ドラム8と、転写ローラ9と、現像ローラ1
7と、感光体ドラム8に対向して、感光体ドラム8を帯
電させるための帯電器10とが設けられている。また、
定着ユニット4は、加熱ローラ11と押圧ローラ12と
を有し、レーザスキャナユニット5は、レーザ発光部3
0と、スキャナモータ13と、レンズ14と、反射鏡1
5とを有している。
【0007】さらに、記録プロセスユニット3に隣接し
て現像装置16が設けられ、この現像装置16には感光
体ドラム8に対向して現像ローラ17が配置され、ま
た、現像ローラ17に供給するトナーを収納したトナー
カートリッジ18が装着される。給紙カセット6から搬
出される用紙Pの搬送路に沿って、給紙ローラ19及び
分離パッド20、一対の搬送ローラ21、一対の排紙ロ
ーラ22などが配設されている。さらに、本体ケース2
内には、電源ユニット23、制御回路基板24、レーザ
駆動回路基板25などが配設されている。1つの駆動モ
ータ47(図3参照)で、給紙ローラ19や搬送ローラ
21などを駆動させて用紙Pを給送する動作と、感光体
ドラム8などの画像形成部を駆動させる動作とが行われ
る。
【0008】次に、上記構成を有するレーザプリンタ1
によるプリント動作を説明する。用紙Pは、給紙カセッ
ト6から給紙ローラ19によって搬出され、搬送ローラ
21により感光体ドラム8と転写ローラ9との間に搬入
される。一方、レーザスキャナユニット5は、図示しな
いパソコンから伝送された画像データに基づいて、感光
体ドラム8に対してレーザビームを照射し、感光体ドラ
ム8上に潜像を形成する。この潜像は現像装置16によ
りトナー像に現像され、転写ローラ9により用紙P上に
転写される。用紙P上に転写された画像は定着ユニット
4により定着され、用紙Pは排紙ローラ22によって排
紙トレイ7に排出される。このレーザプリンタ1におい
て、連続印字時には、給紙カセット6から複数枚の用紙
Pが1枚ずつ連続的に搬出され、画像形成されて、排紙
トレイ7に順次排出される。
【0009】図2はレーザプリンタ1の給紙部付近及び
排紙部付近の概略ブロック構成図である。レーザプリン
タ1の給紙部付近には、記録媒体である用紙Pを供給す
る給紙カセット6と、給紙ローラ19と、給紙ソレノイ
ド31と、給紙カセット6から給紙される用紙Pを検知
する給紙センサ32と、給紙用のレジストクラッチ33
と、搬送ローラ21とが設けられている。給紙ソレノイ
ド31は、給紙カセット6にセットされた用紙Pを1枚
ずつ搬出する断面D型状の給紙ローラ19の回転を開始
させるためのソレノイドである。前記駆動モータ47が
回転している状態で、給紙ソレノイド31に所定時間だ
け電流を流すことにより、図示しない爪がクラッチ機構
から外れて、駆動モータ47の駆動力が伝達されるよう
になり、D型給紙ローラ19は例えば3秒間で1回転す
ると、再び爪がクラッチ機構と係合して駆動モータ47
の駆動力の伝達が切られることによって給紙ローラ19
は停止する。この1回転によって1枚の用紙Pだけが搬
出され、この用紙Pは給紙センサ32を通過して、搬送
ローラ21に突き当てられ、更に所定時間後、搬送ロー
ラ21に挟まれ搬送される。
【0010】レジストクラッチ33は、用紙Pの角度ず
れを修正するための搬送ローラ21を停止するクラッチ
である。給紙ローラ19により給紙された用紙Pが給紙
センサ32を通過してから所定時間後、レジストクラッ
チ33に所定時間電流を流すことにより、駆動モータ4
7の駆動力が遮断されて搬送ローラ21の回転が停止さ
れる。用紙Pの角度ずれが修正されるタイミングでレジ
ストクラッチ33の電流を遮断し、搬送ローラ21を回
転させて、印字のための搬送を開始する。また、レーザ
プリンタ1の排紙部付近には、排紙トレイ7に排出され
る用紙Pを検知する排紙センサ34と、排紙トレイ7に
排出させるための一対の排紙ローラ22とを設けてい
る。給紙カセット6は本体ケース2の上方にあり、か
つ、給紙カセット6から給紙センサ32までの距離を短
く設定しているので、給紙センサ32によって給紙カセ
ット6から給紙される用紙Pを検知することができ、給
紙カセット6に収納される用紙Pの有無をも検出するこ
とができる。
【0011】次に、本レーザプリンタ1の制御部につい
て図3を参照して説明する。制御部は、所定のプログラ
ムに従って論理演算してプリンタ各部を制御するマイク
ロプロセッサであるCPU36と、CPU36により実
行される各種プログラムを格納させたROM37と、各
種データ等を記憶するRAM38と、CPU36に所定
間隔で割り込み処理をさせるためのインターバルタイマ
39となどから構成されている。
【0012】ROM37は、各種制御プログラムを格納
するプログラムメモリの他、図4に示すような割り込み
処理の中で行われる処理データと、それを実行すべき時
刻データとを仮想アドレスに対応させて記憶させたタイ
ミングテーブル40を有している。なお、図4に示す仮
想アドレスは、説明のために処理データの順に番号を付
したものであり、実際にはタイミングテーブル40上に
記憶されていない。また、タイミングテーブル40にお
ける時刻データの「−1」は時刻がないことを示してお
り、後述する図6のサブルーチンではS11の処理が省
略されるか、あるいは他の条件になる。また、RAM3
8は、奇数頁用仮想アドレスAD1と偶数頁用仮想アド
レスAD2とを記憶する仮想アドレスメモリ41と、割
り込み処理が発生する毎に単位時間(10ms)をイン
クリメントとする奇数頁用タイマTM1と偶数頁用タイ
マTM2とからなるソフトタイマ42と、各種メモリや
カウンタ等を有している。
【0013】さらに、CPU36は、割り込み処理の中
で、ソフトタイマ42による時刻が、指定の仮想アドレ
スに対応するROM37のタイミングテーブル40の時
刻データと一致した時に、タイミングテーブル40に記
憶された処理データの内容を実行し、また、同じく割り
込み処理の中で、次の割り込み処理で実行すべき仮想ア
ドレスを指定する機能を持っている。そして、CPU3
6には、前記ROM37、RAM38、インターバルタ
イマ39、給紙センサ32、排紙センサ34、並びに各
駆動回路43〜46を介して、駆動モータ47、給紙ソ
レノイド31、帯電器10、レーザ発光部30がそれぞ
れ接続され、図示しないパソコン等の外部装置からデー
タを受け取るインターフェース48も接続されている。
なお、駆動モータ47は、図示しない伝達機構及びクラ
ッチ機構を介して、給紙ローラ19、搬送ローラ21、
感光体ドラム8、加熱ローラ11、排紙ローラ22など
を回転駆動する。
【0014】次に、本レーザプリンタ1のCPU36に
おける割り込み処理、例えば印字処理について図4〜図
6を参照して説明する。インターバルタイマ39は、C
PU36に対して10ms毎に図5に示す割り込み処理
を行わせる。この割り込み処理は、まず、その時刻にお
ける給紙センサ32等の各種センサ類からの信号に基づ
いて、用紙Pが正しく給送されているか否か等のセンサ
リードエラーチェックを行う(S1)。そして、エラー
が検出されなかった場合には(S2でNO)、図6に示
す処理のサブルーチンに基づいて奇数頁の印字処理を行
う(S3)。即ち、図4に示すようなROM37のタイ
ミングテーブル40と、RAM38の仮想アドレスメモ
リ41とに基づいて、割り込み処理に入った時点に仮想
アドレスメモリ41に記憶されている奇数頁用の仮想ア
ドレスAD1に対応するタイミングテーブル40に予め
記憶された時刻データと、RAM38のソフトタイマ4
2の奇数頁用タイマTM1の時刻とが一致するか否かを
判別する(S11)。そして、未だソフトタイマ42の
奇数頁用タイマTM1の時刻がタイミングテーブル40
の時刻データに達していなければ(S11でNO)、そ
のままこのサブルーチンを抜けて、図5に示す割り込み
処理ルーチンに戻る。
【0015】一方、ソフトタイマ42の奇数頁用タイマ
TM1の時刻とタイミングテーブル40の時刻データと
が一致したときには(S11でYES)、奇数頁用仮想
アドレスAD1に対応するタイミングテーブル40に予
め記憶された処理データに基づいて、処理つまり奇数頁
の印字処理を行う(S12)。次いで、奇数頁用仮想ア
ドレスAD1を1つだけインクリメントし、これを次の
割り込み処理で実行する奇数頁用仮想アドレスとし(S
13)、このサブルーチンを抜けて、図5の割り込み処
理ルーチンに戻る。
【0016】続いて、割り込み処理ルーチンにおいて
は、前述した図6に示す処理のサブルーチンに基づいて
偶数頁の印字処理を行う(S4)。即ち、図4に示すタ
イミングテーブル40と仮想アドレスメモリ41とに基
づいて、仮想アドレスメモリ41に記憶されている偶数
頁用仮想アドレスAD2に対応するタイミングテーブル
40に記憶された時刻データと、RAM38のソフトタ
イマ42の偶数頁用タイマTM2の時刻とが一致するか
否かを判別する(S11)。そして、ソフトタイマ42
の偶数頁用タイマTM2の時刻とタイミングテーブル4
0の時刻データとが一致するときには(S11でYE
S)、偶数頁用仮想アドレスAD2に対応するタイミン
グテーブル40に記憶された処理データに基づいて、偶
数頁の印字処理を行う(S12)。次いで、偶数頁用仮
想アドレスAD2を1つだけインクリメントして、これ
を次の割り込み処理で実行する偶数頁用仮想アドレスA
D2とし(S13)、このサブルーチンを抜けて図5に
示す割り込み処理ルーチンに戻る。
【0017】また、ソフトタイマ42の時刻がタイミン
グテーブル40の時刻データに達していなければ(S1
1でNO)、奇数頁の場合と同様に何も実行することな
く、このサブルーチンを抜けて、図に示す割り込み処
理ルーチンに戻る。そして、割り込み処理ルーチンにお
いて、RAM38のソフトタイマ42の時刻を1つだけ
インクリメントして(S5)、割り込み処理ルーチンを
終了し、メインルーチンに戻り、次の割り込み処理を待
って、さらに奇数頁及び偶数頁の印字処理をそれぞれ行
う。また、割り込み処理ルーチンにおいて、前記S1の
センサリードエラーチェックにより、エラーが検出され
た場合には(S2でYES)、その検出されたエラーに
応じたエラー処理を行った後(S6)、割り込み処理ル
ーチンを終了し、メインルーチンに戻る。
【0018】上記のように割り込みのサブルーチンの中
に前記S11の処理があることが、従来にない本発明の
大きな特徴であるが、S12で実行される処理がタイマ
のリセットやセンサON等の割り込み発生で即座にその
処理が行われる特別なサブルーチンの場合は、前記S1
1の判断処理は省略されることもある。さらに、S11
の条件が印字開始信号やジャンプ命令等の他の条件の場
合もある。また、タイミングの変更が、タイミングテー
ブル40に記憶された該当の時刻データを変更するだけ
で行えることが、本発明の大きな利点である。なお、上
記実施例においては、1つの割り込み発生で奇数頁と偶
数頁の両方の処理を行っているが、割り込みに入る毎に
奇数、偶数の一方を選択して処理するようにしてもよ
い。
【0019】次に、本レーザプリンタ1における印字開
始時のタイミング処理について図4〜図6を参照して説
明する。まず、印字待機時の仮想アドレスは、AD1=
25、AD2=00(16進数)であり、図4に示すよ
うにこの時の時刻データはいずれも「−1」であり、処
理データはそれぞれ“PRINT_WAIT”、“TI
MER_STOP”であるので、S3の奇数頁処理のサ
ブルーチンのS11に相当するステップで、印字開始信
号が入力されるのを待機し、S4の偶数頁処理のサブル
ーチンでは、S11に相当する処理は省かれ、ソフトタ
イマTM2=0にリセットして、メインルーチンに戻
る。そして、インターバル割り込み処理を繰り返してい
る間に、印字開始信号が入力されると、奇数頁処理のサ
ブルーチンにおいて、処理はS12,S13のステップ
を通るので、奇数頁仮想アドレスAD1は+1だけイン
クリメントされ、AD1=26となる。
【0020】次の割り込み処理で、奇数頁仮想アドレス
AD1(=26)に対応する時刻データは「−1」であ
り、処理データは“TIMER_RESET”であるの
で、S11に相当する処理は省かれ、ソフトタイマTM
1=0とし、奇数頁仮想アドレスをインクリメントし
て、AD1=27とする。さらに次の割り込み処理で、
奇数頁仮想アドレスAD1(=27)に対応する時刻デ
ータは「1」であり、処理データは“MAIN_MOT
OR_ON”であるので、S8の判定でソフトタイマT
M1=1になった時に、S12において駆動モータ47
の回転を開始させ、S12において奇数頁仮想アドレス
をインクリメントして、AD1=28とする。以下、同
様にして割り込み発生毎に処理が実行される(途中処理
の説明は省略)。
【0021】その後、奇数頁仮想アドレス指定がAD1
=2Cとされた割り込み処理では、時刻データは「3」
であり、処理データは“PICKUP_ON”であるの
で、S11の判定でソフトタイマTM1=3になった時
に、S12において給紙ソレノイド31をオンし、S1
3において奇数頁仮想アドレスをインクリメントして、
AD1=2Dとする。その後の割り込み処理で、奇数頁
仮想アドレスAD1(=2D)に対応する時刻データは
「23」であり、処理データは“PICKUP_OF
F”であるので、S11の判定でソフトタイマTM1=
23になった時に、S12において給紙ソレノイド31
をオフし、S13において奇数頁仮想アドレスをインク
リメントして、AD1=2Eとする。次の割り込み処理
で、奇数頁仮想アドレスAD1(=2E)に対応する時
刻データは「−1」であり、処理データは“KYUSH
I_SENSOR_ON_WAIT”であるので、給紙
センサ32が用紙Pを検出した時に、奇数頁仮想アドレ
スをAD1=2Fとする。
【0022】さらに、次の割り込み処理で、奇数頁仮想
アドレスAD1(=2F)に対応する時刻データは「−
1」であり、処理データは“TIMER_RESET”
であるので、同様にして、ソフトタイマTM1=0とし
て、奇数頁仮想アドレスをAD1=30とする。次の割
り込み処理で、奇数頁仮想アドレスAD1(=30)に
対応する時刻データは「30」であり、処理データは
“RESIST_SOL_ON”であるので、同様にし
て、ソフトタイマTM1=30の時に、レジストソレノ
イドをオンし、奇数頁仮想アドレスをAD1=31とす
る。その後の割り込み処理で、奇数頁仮想アドレスAD
1(=31)に対応する時刻データは「120」であ
り、処理データは“RESIST_SOL_OFF”で
あるので、同様にして、ソフトタイマTM1=120の
時に、レジストソレノイドをオフし、奇数頁仮想アドレ
スをAD1=32とする。
【0023】その後の割り込み処理で、奇数頁仮想アド
レスAD1(=32)に対応する時刻データは「12
5」であり、処理データは“TOP_OF_PAGE”
であるので、同様にして、ソフトタイマTM1=125
の時に、給紙センサ32からの用紙先端信号を出力して
印字データの送出を促し、奇数頁仮想アドレスをAD1
=33とする。以下、同様な方法で処理を続ける。上記
では奇数頁の処理を説明したが、この奇数頁処理での用
紙排出処理中に、偶数頁想アドレスAD2=25とする
ことで、偶数頁処理の処理データが“PRINT_WA
IT”となり、2枚目(偶数頁)の印字が可能な状態、
つまり、印字信号待機状態となる。このようにして、S
3での前頁(奇数頁)の用紙排出処理と、S1での次頁
の給紙に関するセンサリードエラーチェック処理とを個
別のタイミングで実行できる。
【0024】なお、ジャンプやループ等の処理は、仮想
アドレスの変更で行えばよい。また、処理データが“P
RINT_WAIT”で、処理が停止している場合は、
タイマ値は不定状態であり、タイミングを取るために
は、タイマのリセットを行う必要があり、また、タイマ
が1バイトのとき、255以上のタイマ値は設定できな
いことからタイマがタイムアウトするのを防ぐため、リ
セットを行うこともある。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1の画像記録装置に
よれば、インターバルタイマでマイクロプロセッサに割
り込み処理を発生させ、割り込み処理毎にインクリメン
トされるソフトタイマの奇数頁用タイマの時刻が奇数頁
用仮想アドレスに対応するテーブル記憶手段の時刻デー
タと一致した時に、共通処理データの内容を実行し、
フトタイマの偶数頁用タイマによる時刻が偶数頁用仮想
アドレスに対応するテーブル記憶手段の時刻データと一
致した時に、共通処理データの内容を実行し、かつ次の
割り込み処理で実行すべき奇数頁用仮想アドレスと偶数
頁用仮想アドレス指定するので、連続印字等で同時に
複数の処理が重なるような場合に、構成が簡単でプログ
ラムが見易く、さらには、タイミングの変更はテーブル
の該当する時刻データを変更するだけで可能となり、プ
ログラムの開発、変更が容易となり、低コスト化が図れ
る。また、請求項2の画像記録装置によれば、上記の効
果に加えて、一つの割り込み処理内で奇数頁と偶数頁の
画像記録動作を行うことで、併行する複数の処理を個別
のタイミングで行うことが容易である。また、請求項3
の画像記録装置によれば、上記の効果に加えて、割り込
み処理内で印字処理の他に用紙の給送が正常に行われて
いるか否かを検出する処理を実行するので、別個のイン
ターバルタイマを必要とせず、同タイマが1つで済むと
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像記録装置の構成図
である。
【図2】同画像記録装置の給紙及び排紙部付近の概略構
成図である。
【図3】同画像記録装置の制御部のブロック図である。
【図4】タイミングテーブルの例を示す図である。
【図5】インターバル割り込み処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図6】同割り込み処理中のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
36 CPU 37 ROM 38 RAM 39 インターバルタイマ 40 タイミングテーブル 41 仮想アドレスメモリ 42 ソフトタイマ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/38 G06F 3/12 G06F 9/46 315

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上へ画像記録を行う記録手段と、こ
    の記録手段へ連続的に複数の用紙を給送する給紙手段
    と、これら各手段をタイミング制御するマイクロプロセ
    ッサとを備えた画像記録装置において、 前記マイクロプロセッサに所定間隔で割り込み処理をさ
    せるためのインターバルタイマと、 前記割り込み処理の中で、奇数頁と偶数頁に共通の画像
    記録動作を行わせるための共通処理データとそれを実行
    すべき時刻データを奇数頁と偶数頁に共通の仮想アドレ
    スに対応して記憶させたテーブル記憶手段と、奇数頁用仮想アドレスと偶数頁用仮想アドレスとを記憶
    する仮想アドレスメモリと、 前記割り込み処理が発生する毎に単位時間をインクリメ
    ントする奇数頁用タイマと偶数頁用タイマとからなる
    フトタイマと、 前記割り込み処理の中で、前記ソフトタイマの奇数頁用
    タイマによる時刻が、前記仮想アドレスメモリに記憶さ
    れた奇数頁用仮想アドレスに対応する前記テーブル記憶
    手段の時刻データと一致した時に、該テーブル記憶手段
    に記憶された共通処理データの内容を実行し、前記割り
    込み処理の中で、前記ソフトタイマの偶数頁用タイマに
    よる時刻が、前記仮想アドレスメモリに記憶された偶数
    頁用仮想アドレスに対応する前記テーブル記憶手段の時
    刻データと一致した時に、該テーブル記憶手段に記憶さ
    れた共通処理データの内容を実行する実行手段と、 前記割り込み処理の中で、次の割り込み処理で実行すべ
    奇数頁用仮想アドレスと偶数頁用仮想アドレスを指定
    する仮想アドレス指定手段とを備えたことを特徴とする
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記実行手段は、一つの割り込み処理内
    で、奇数頁と偶数頁の画像記録動作を行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記割り込み処理内で、用紙の給送が正
    常に行われているか否かを検出する処理を実行するよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    画像記録装置。
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