JP3420423B2 - コイル部品およびそのコイル部品を使用したモータ - Google Patents

コイル部品およびそのコイル部品を使用したモータ

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JP3420423B2
JP3420423B2 JP05855096A JP5855096A JP3420423B2 JP 3420423 B2 JP3420423 B2 JP 3420423B2 JP 05855096 A JP05855096 A JP 05855096A JP 5855096 A JP5855096 A JP 5855096A JP 3420423 B2 JP3420423 B2 JP 3420423B2
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  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等のコイル
巻線を収容するコイル部品およびそのコイル部品を使用
したモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から図10に示すようなステッピン
グモータ30が知られている。このステッピングモータ
30には、2つのコイルボビン31,31が背中合わせ
に組み込まれている。なお、各コイルボビン31には、
図11に示すように、金属製の端子ピン32,32のそ
れぞれの端部を埋設した端子部33が設けられている。
なお、この端子部33は、コイル巻線を巻回する巻胴部
の両端に形成された一対のフランジ部のうちの一方のフ
ランジ部の周縁に設けられている。
【0003】そしてコイル巻線の端末部34を端子ピン
32へ絡げるとともにコイル巻線へ通電するための通電
部材となるリード線35の導通部となる芯線36をこの
端子ピン32へ図12のように絡げている。その後、半
田37で芯線36を端子ピン32に電気的に接続固定し
ている。この時、芯線36を含む樹脂性の絶縁体38の
先端部も芯線36とともに半田37で固定される。また
時には、図13のように芯線36を絡げずに、いわゆる
ちょん付けで半田37によって固定しているものもあ
る。
【0004】なお、この従来技術において、端子ピン3
2,32にコイル巻線の端末部34を巻き付けて半田付
けするまでの詳細な工程は次の通りとなっている。すな
わち、まず、端子ピン32に端末部34を巻き付け
る。次に、半田37が入れられた槽内に端子ピン32
を付け、半田37を端子ピン32の根元の方に揚げる
(いわゆる半田揚げ作業)。そして、リード線35の
芯線36を、半田37が付いた端子ピン32に絡げる。
最後に、端子ピン32の全体に半田37を付けて、端
子ピン32に端末部34と芯線36を固定させる。この
ような工程〜を経てコイル巻線の端末部34を端子
ピン32に固定している。そして、コイル部品には、リ
ード線35を介して電力が供給されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
のように芯線36をピン32に絡げた場合であっても、
ピン32の長さが通常はそれ程長くないため、リード線
35の絶縁体38の部分の絡げは不充分となっている。
このため、リード線35を整列させたり、外部機器と接
続させるためにリード線35を引き回す際等に半田37
によって固定されていた絶縁体38の部分がはずれてし
まうことが生ずる。この結果、芯線36にその引き回し
等によるストレスが直接加わる可能性が生じている。そ
して、芯線36にストレスが直接加わると、芯線36自
体は、絶縁体38で包まれている場合に比べ強度が低い
ため、芯線36が切断されてしまう危険性が増大する。
そして、芯線36が切れてしまうと、このコイル部品を
組み込んだステッピングモータが機能しなくなってしま
う。
【0006】本発明は、端子ピンに接続されるリード線
等の通電部材の切断等を防止したコイル部品およびその
コイル部品を使用したモータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、コイル巻線と、該コイル巻
線の端末部を絡げる端子ピンと、該端子ピンの一端部を
固定する端子部と、端子ピンに接続されコイル巻線に通
電する通電部材とを有するコイル部品において、通電部
材の端末部を端子ピンの開放端側に向けて端子ピンに絡
げさせ、端子ピンに絡げられた通電部材の絡げ径を、端
子ピンの開放端側を大きくすることで、通電部材がラジ
アル方向に引っ張られたときに当接する当接部を形成
し、端子ピンは少なくとも一対設けられると共に、これ
ら一対の端子ピンは隣接して設けられているものであ
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のコイル部品において、通電部材は、端子ピンの開放
端側の絡げ状態をゆるくすることによって、巻回開始部
分に比べ端子ピンの開放端側の絡げ径を大きくしている
ものである。さらに、請求項3記載の発明では、請求項
1または2記載のコイル部品において、コイル巻線をコ
イルボビンの巻胴部に巻回し、この巻胴部の両端に形成
された一対のフランジ部のうちの一方のフランジ部の周
縁に端子部を形成している。
【0009】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載のコイル部品において、通電部材を外部接続用の線
材とし、該線材は端子ピンに導通するための導通部を有
し、線材の外部への引き出し位置を端子ピンの一端部近
傍に形成し、導通部を通電部材の端末部としている。
【0010】さらに、請求項5記載の発明では、請求項
4記載のコイル部品において、隣接する端子ピンの間を
絶縁部材で覆われた通電部材を通過させている。
【0011】また、請求項6記載の発明では、請求項5
記載のコイル部品をモータケース内に組み込み、端子部
をモータケースから外方に突出させ、通電部材をモータ
ケース外に引き出している。
【0012】本発明のコイル部品においては、端子部に
端子ピンの一端部を固定し、この端子ピンにコイル巻線
の端末部とコイル巻線に通電する通電部材とを絡げ手段
等によって接続している。そして、通電部材の端末部を
端子ピンの開放端側に向けて端子ピンに巻回する際、通
電部材の絡げ径を巻回開始部分に比べ開放端側を大きく
なるようにしたりして、端子ピンの開放端側の直径を、
通電部材を引き出す根元側の直径より大きくし、通電部
材がラジアル方向に引っ張られた時に当接する当接部と
している。この構成によれば、リード線等の通電部材
が、大きな径となる端子ピンの開放端側部分に係止さ
れ、ほどけにくくなる。このため、通電部材、例えば芯
線に直接ストレスが加わることがなくなり芯線等の導通
部の切断が防止される。
【0013】また、巻胴部と一対のフランジ部とを有す
るコイルボビンの一方のフランジ部の周縁に端子部を設
けると、巻胴部に巻回されたコイル巻線の端末部を端子
ピンに絡げるのが容易となる。
【0014】そして、通電部材を外部接続用の線材と
し、通電部材の導通部を通電部材の端末部とすると、外
部接続用の線材を引き回しても導通部にストレスが加わ
らず、導通部が切断されてしまうことがない。しかも、
絶縁部材で覆われた通電部材を複数の端子ピンの間を通
過させるようにすると、通電部材が端子ピンの間で固定
され、一層、導通部にストレスが加わらないようにな
る。
【0015】また、このようなコイル部品をモータケー
ス内に組み込むと、通電部材を固定する部分の強度低下
が生ぜず、電気的接続不良が減少し、信頼性の高いモー
タとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコイル部品の実施
の形態を図1から図7に基づいて詳細に説明する。この
コイル部品は、ステッピングモータに組み込まれるコイ
ル部品であって、導電性のコイル巻線を収容するものと
なっている。そしてこの実施の形態のコイル部品は、カ
ップ形状のモータケース1に収容されるもので、コイル
ボビン2と、このコイルボビン2に巻回されるコイル巻
線3と、このコイル巻線3を絡げる端子ピン4とから主
に構成されている。
【0017】カップ形状のモータケース1は、金属製
で、その開放端側から底部側に向かって切り欠かれた切
り欠き1aが形成されている。そして、このモータケー
ス1内に、2つのコイルボビン2,2が並べて収容され
る。
【0018】各々のコイルボビン2,2は、略円筒状に
形成された巻胴部5と、この巻胴部5を挟むように当該
巻胴部5の両端に一体形成されたドーナツ形状のフラン
ジ部6,6とからなっている。このフランジ部6,6の
うち一方のフランジ部6の外周縁部分には、径方向に突
出した端子部7が一体形成されている。そして、図4に
示すようにこの端子部7が、互いに当接するように2つ
のコイルボビン2がモータケース1に組み込まれる。な
お、端子部7は、図1に示すように、フランジ部6の外
周縁よりさらに径方向および周方向に延出していると共
にモータケース1の切り欠き1aの周囲部が嵌合する係
合部7a,7aを有している
【0019】また、端子部7の中央には、端子取付部と
なる凹部8が、係合部7a,7aに挟まれるように配置
されると共にフランジ部6の外周縁にそのフランジ部6
と一体形成されている。ここで端子取付部となる凹部8
の外方側表面は、係合部7a,7aの外方側表面よりも
コイルボビン2の中心方向に位置している。すなわち、
端子取付部となる凹部8は、端子部7の外方側表面に対
してくぼむ形状となっている(図1および図3参照)。
【0020】このように構成される2つのコイルボビン
2,2が並べられてモータケース1に収容されるが、そ
の際、端子部7,7が切り欠き1aからモータケース1
の外側に突出するように配置される。すなわち、端子部
7,7の係合部7a,7aの溝7fに、切り欠き1aの
縁が嵌合するようにして係合している。これにより、モ
ータケース1は、モータケース1内に収容している一対
のコイルボビン2,2を周方向に位置決めすると共に保
持している。なお、端子取付部となる凹部8には、各2
つの端子ピン4,4がモータケース1の外側に突出する
ようにその一端が端子部7に埋設されて立設されてい
る。また更に端子ピン4,4の間に位置するようにコイ
ル案内ピン7bが、凹部8に設けられている。
【0021】巻胴部5の外周には、細糸状のコイル巻線
3が幾重にも巻回されている。そしてコイル巻線3の巻
始めの端末部3aが端子部7に設けられる第1案内溝部
7cに案内され、一方の端子ピン4に絡げられている。
また、コイル巻線3の巻終わりの端末部3bが、端子部
7の中央に設けられる第2案内部7dと、その第2案内
部7dに続く深い案内溝7eに案内され、かつ案内ピン
7bに引っかけられて、他方の端子ピン4に絡げられて
いる。なお、この案内ピン7bは、巻終わりの端末部3
bがモータケース1に引っかからないようにするため端
末部3bを端子部7の中央部分から端子ピン4に絡げる
ものである。
【0022】ここで、コイル巻線3は、当初、端子取付
部となる凹部8内の隙間内では端子ピン4に弛んだ状態
で巻回される。この後、コイルボビン2の端子ピン4,
4を下にして、図示しない半田槽に端子ピン4,4の先
端をつける。このとき、半田は、端子ピン4,4の根元
部まで揚がらず、端末部3a,3bはともに弛んだ状態
のままを維持する。その後、半田揚げされた端子ピン
4,4に対して通電部材となるリード線10および導通
部となるその芯線11をコイルボビン2の接線方向から
引き回して係合させる。このとき、リード線10および
芯線11は、コイル巻線3の端末部3a,3bに対し図
3に示すように、干渉せずに絡げられる。この際、図3
に示すように、芯線11の巻回開始部分の絡げ径D1に
比べ端子ピン4の開放端側の絡げ径D2を大きくしてい
る。このように絡げ径D2を大きくするために、端子ピ
ン4の先端の芯線11の絡げ状態をゆるくしている。こ
の後、絡げた芯線11およびコイル巻線3の端末部3
a,3bに半田12を付け、リード線10およびその芯
線11並びに端末部3a,3bを固定している。なお、
リード線10は、外部接続用の線材となると共に芯線1
1の回りを絶縁部材13が覆う部材となっている。な
お、端子ピン4,4の開放端側の直径となる絡げ径D2
は、リード線10を引き出す根元側の直径となる絡げ径
D1より大きくなっており、通電部材となるリード線1
0がラジアル方向(半径方向)に引っ張られた時に当接
する当接部となっている。
【0023】このように、端子ピン4に絡げる芯線11
の絡げ径を巻回開始部分より開放端側を大きくしている
ので、リード線10を引き回しても絶縁部材13の部分
がほどけることはなくなり、芯線11に直接にストレス
が加わる可能性が少なくなる。また、コイル巻線3の端
末部3a、3bは、端子取付部となる凹部8内で端子ピ
ン4,4に巻回されるとともに、リード線10およびそ
の芯線11は、コイルボビン2の接線方向から引き回さ
れて端子ピン4,4に係合させられるので、凹部8内に
は、リード線10は進入せず凹部8内のコイル巻線3の
端末部3a,3bとは干渉しない。なお、リード線10
を端子ピン4に固定した後、コイルボビン2をモータケ
ース1に収容させているが、モータケース1にコイルボ
ビン2を収容した後に、リード線10と端子ピン4に固
定するようにしてもよい。
【0024】なお、コイルボビン2の巻胴部5の中央孔
には、ロータ(図示省略)が配置されるとともにこのロ
ータと一体回転する出力軸9がステッピングモータのモ
ータケース1から外方に突出している。さらに、リード
線10は、図7(A)に示すように4つの端子ピン4の
間を通され、外部からの引っ張り力に対抗させるととも
に4本のリード線10が互いに絡まないようにしてい
る。そして、リード線10,10を介して外部電力が供
給され、ロータが回転する結果、出力軸9が回転する。
【0025】このようにこの実施の形態のコイル部品
は、コイル巻線3の端末部3a,3bが端子取付部とな
る凹部8内で端子ピン4に絡げられ、一方、リード線1
0および芯線11は、端子ピン4の凹部8から飛び出た
部分に絡げられるので、リード線10および芯線11の
絡げ作業時にコイル巻線3と干渉せずその端末部3a,
3bが切断されることがない。しかも凹部8を形成する
ための係合部7a,7aが、隣接する段部に沿って端末
部3a,3bを案内することが可能となり、端末部3
a,3bの端子ピン4に対する巻回、すなわち絡げがス
ムーズに行える。
【0026】また、この実施の形態では、モータケース
1の切り欠き1aを大きくし、端子部7を広くし、かつ
径方向の高さを高くしているため端子ピン4の固定がし
っかり行えるようになっている。一方、端子ピン4の設
置を高くした結果、巻終わりの端末部3bがモータケー
ス1に接触する可能性が高くなっているため、端末部3
bは端子ピン4bの外側ではなく中央部分から案内ピン
7bを介して固定するようになっている。
【0027】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。例えば、上述した実施の形態では、
絡げ状態をゆるくすることで端子ピン4の開放端側の絡
げ径D2、すなわち直径を大きくしていたが、図8に示
すように、端子ピン4の開放端側の芯線11を重ねて、
巻回開始部分の絡げ径D1に比べて、開放端側の直径と
なる絡げ径D2を大きくしても良い。また、図9に示す
ように、芯線11の先端を未絡げ状態とすることによ
り、端子ピン4の開放端側の直径となる絡げ径を大きく
するようにしても良い。さらには、端子ピン4の形状を
円錐状にし、細径部を端子部7に埋設して、開放端側の
直径を大きくするようにしても良い。
【0028】また、凹部8内の端末部3a,3bは、そ
の先端部分が凹部8から外方に出ていても、リード線1
0およびその芯線11との干渉は従来に比べ相当少なく
なり十分な効果を有するものとなる。さらに、端子部7
に凹部8を設けず、すなわち一方の係合部7aを設け
ず、一方の端子ピン4側のみに段差を設けたり、両端子
ピン4,4で挟まれた中央部を高くし、端子ピン4,4
を設ける部分を低くする段差を設けるようにしてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコイル部
品では、端子ピンに接続される通電部材の絡げ径を巻回
開始部分に比べ端子ピンの開放端側を大きくする等によ
って、端子ピンの開放端側の直径を、通電部材を引き出
す根元側の直径より大きくしている。さらには、その大
きくされた部分を、通電部材がラジアル方向に引っ張ら
れた時に当接する当接部としたりしているので、リード
線等の通電部材を端子ピンに固定させる際に、通電部材
を引き回してもストレスが通電部材の固定部に加わりに
くくなる。すなわち、通電部材と端子ピンとの間の強度
低下が生じにくくなり、通電部材が端子ピンから外れた
り切断されてしまうことが生じない。また、通電部材に
ラジアル方向(半径方向)への引っ張り力が加わって
も、通電部材がほどけたり、緩んだり、半田付けの場合
には剥離したりするようなことがなくなる。
【0030】加えて、請求項6記載のモータでは、この
ようなコイル部品を使用してモータを構成しているの
で、電気的接続不良が減少し、信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコイル部品の実施の形態の一部を切り
欠いた平面図である。
【図2】図1の矢示II方向から見た図である。
【図3】図1に示した実施の形態における端子ピン付近
の部分拡大図である。
【図4】図1に示すコイル部品(リード線を省略)を2
つ合わせモータケース内に収容する状態を表した分解正
面図である。
【図5】図1に示すコイル部品にコイル巻線が施される
前の状態を示す一部切り欠き平面図である。
【図6】図5の矢示VI方向から見た図である。
【図7】本発明のコイル部品を組み込んだステッピング
モータを示す図で、(A)はその平面図で、(B)はそ
の端子ピン付近のB−B断面図である。
【図8】リード線の芯線を端子ピンに固定する第1の変
形例を説明するための部分拡大図で,(A)は、図3に
対応する図で、(B)は端子ピンを開放端側から見た図
である。
【図9】リード線の芯線を端子ピンに固定する第2の変
形例を説明するための部分拡大図で、(A)は図3に対
応する図で、(B)は端子ピンを開放端側から見た図で
ある。
【図10】従来のコイル部品を組み込んだステッピング
モータの平面図である。
【図11】図10に組み込まれた従来のコイル部品の外
観図である。
【図12】図11の矢示Dで示す端子ピン付近の拡大図
で、リード線の従来の接続方法を説明するための図であ
る。
【図13】図11の矢示Dで示す端子ピン付近の拡大図
で、リード線の従来の別の接続方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 モータケース 2 コイルボビン 3 コイル巻線 3a,3b 端末部 4 端子ピン 5 巻胴部 6 フランジ部 7 端子部 8 凹部 10 リード線(通電部材) 11 芯線(導通部) 12 半田 13 絶縁部材 D1 巻回開始部分の絡げ径 D2 開放端側の絡げ径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−315238(JP,A) 特開 平4−79745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 5/04 H02K 3/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル巻線と、該コイル巻線の端末部を
    絡げる端子ピンと、該端子ピンの一端部を固定する端子
    部と、上記端子ピンに接続され上記コイル巻線に通電す
    る通電部材とを有するコイル部品において、上記通電部材の端末部を上記端子ピンの開放端側に向け
    て上記端子ピンに絡げさせ、 上記端子ピンに絡げられた通電部材の絡げ径を、上記端
    子ピンの開放端側を大きくすることで、上記通電部材が
    ラジアル方向に引っ張られたときに当接する当接部を形
    成し、 上記端子ピンは少なくとも一対設けられると共に、これ
    ら一対の端子ピンは隣接して設けられていることを特徴
    とするコイル部品。
  2. 【請求項2】 前記通電部材は、前記端子ピンの開放端
    側の絡げ状態をゆるくすることによって、巻回開始部分
    に比べ前記端子ピンの開放端側の絡げ径を大きくしてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  3. 【請求項3】 前記コイル巻線をコイルボビンの巻胴部
    に巻回し、この巻胴部の両端に形成された一対のフラン
    ジ部のうちの一方のフランジ部の周縁に前記端子部を形
    成したことを特徴とする請求項1または2記載のコイル
    部品。
  4. 【請求項4】 前記通電部材を外部接続用の線材とし、
    該線材は前記端子ピンに導通するための導通部を有し、
    前記線材の外部への引き出し位置を前記端子ピンの前記
    一端部近傍に形成し、上記導通部を前記通電部材の端末
    部としたことを特徴とする請求項3記載のコイル部品。
  5. 【請求項5】 前記隣接する端子ピンの間を絶縁部材で
    覆われた前記通電部材を通過させたことを特徴とする請
    求項記載のコイル部品。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の前記コイル部品をモータ
    ケース内に組み込み、前記端子部を上記モータケースか
    ら外方に突出させ、上記通電部材をモータケース外に引
    き出したことを特徴とするモータ。
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