JP3420330B2 - 車両の駆動装置 - Google Patents
車両の駆動装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,エンジンに接続された
入力部材の回転を駆動輪に接続された一対の出力部材に
差動装置を介して伝達するようにした車両の駆動装置に
関する。
入力部材の回転を駆動輪に接続された一対の出力部材に
差動装置を介して伝達するようにした車両の駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】差動装置を備えた車両の一方の駆動輪が
泥濘にはまって空転したような場合,他方の駆動輪にト
ルクが伝達されなくなって泥濘からの脱出が困難になる
場合がある。このような場合,差動装置に差動制限機構
を設けて差動制限を行うことにより,非空転側の駆動輪
にトルクの分配が行なえるようにしたものが知られてい
る。
泥濘にはまって空転したような場合,他方の駆動輪にト
ルクが伝達されなくなって泥濘からの脱出が困難になる
場合がある。このような場合,差動装置に差動制限機構
を設けて差動制限を行うことにより,非空転側の駆動輪
にトルクの分配が行なえるようにしたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の差動
制限機構は油圧クラッチやビスカスカップリングを備え
ているため,その構造が複雑でコストが嵩む問題があっ
た。
制限機構は油圧クラッチやビスカスカップリングを備え
ているため,その構造が複雑でコストが嵩む問題があっ
た。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,簡単な構造で差動制限を行うことが可能な車両の駆
動装置を提供することを目的とする。
で,簡単な構造で差動制限を行うことが可能な車両の駆
動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に,請求項1に記載された発明は,エンジンに接続され
た入力部材の回転を駆動輪に接続された一対の出力部材
に差動装置を介して伝達するようにした車両の駆動装置
において,入力部材に1以上の所定のギヤ比で連結され
た第1回転体と,入力部材に1以下の所定のギヤ比で連
結された第2回転体と,一方の出力部材及び第1回転体
間に設けられて一方の出力部材から第1回転体に回転を
伝達する第1ワンウェイクラッチと,一方の出力部材及
び第2回転体間に設けられて第2回転体から一方の出力
部材に回転を伝達する第2ワンウェイクラッチと備えた
ことを特徴とする。
に,請求項1に記載された発明は,エンジンに接続され
た入力部材の回転を駆動輪に接続された一対の出力部材
に差動装置を介して伝達するようにした車両の駆動装置
において,入力部材に1以上の所定のギヤ比で連結され
た第1回転体と,入力部材に1以下の所定のギヤ比で連
結された第2回転体と,一方の出力部材及び第1回転体
間に設けられて一方の出力部材から第1回転体に回転を
伝達する第1ワンウェイクラッチと,一方の出力部材及
び第2回転体間に設けられて第2回転体から一方の出力
部材に回転を伝達する第2ワンウェイクラッチと備えた
ことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は,請求項
1の構成に加えて,前記一対の出力部材をそれぞれ左右
の駆動輪に接続したことを特徴とする。
1の構成に加えて,前記一対の出力部材をそれぞれ左右
の駆動輪に接続したことを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は,請求項
2の構成に加えて,前記1以上の所定のギヤ比を旋回時
における外輪の増速比以上の値とし,且つ前記1以下の
所定のギヤ比を旋回時における内輪の減速比以下の値と
したことを特徴とする。
2の構成に加えて,前記1以上の所定のギヤ比を旋回時
における外輪の増速比以上の値とし,且つ前記1以下の
所定のギヤ比を旋回時における内輪の減速比以下の値と
したことを特徴とする。
【0008】また請求項4に記載された発明は,請求項
1,2又は3の構成に加えて,車両の前進状態及び後進
状態を判別する判別手段と,入力部材と第1回転体間の
ギヤ比及び入力部材と第2回転体間のギヤ比を切り換え
る切換手段とを備えてなり,判別手段が車両の前進状態
を判別したときに,切換手段が入力部材を第1ギヤ比で
第1回転体に連結するとともに入力部材を第2ギヤ比で
第2回転体に連結し,判別手段が車両の後進状態を判別
したときに,切換手段が入力部材を第2ギヤ比で第1回
転体に連結するとともに入力部材を第1ギヤ比で第2回
転体に連結することを特徴とする。
1,2又は3の構成に加えて,車両の前進状態及び後進
状態を判別する判別手段と,入力部材と第1回転体間の
ギヤ比及び入力部材と第2回転体間のギヤ比を切り換え
る切換手段とを備えてなり,判別手段が車両の前進状態
を判別したときに,切換手段が入力部材を第1ギヤ比で
第1回転体に連結するとともに入力部材を第2ギヤ比で
第2回転体に連結し,判別手段が車両の後進状態を判別
したときに,切換手段が入力部材を第2ギヤ比で第1回
転体に連結するとともに入力部材を第1ギヤ比で第2回
転体に連結することを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下,図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0010】図1〜図3は本発明の第1実施例を示すも
ので,図1は車両の駆動装置の全体構成図,図2は図1
の2−2線拡大断面図,図3は図1の3−3線拡大断面
図である。
ので,図1は車両の駆動装置の全体構成図,図2は図1
の2−2線拡大断面図,図3は図1の3−3線拡大断面
図である。
【0011】図1に示すように,本実施例の車両の駆動
装置は差動制限機構付きの差動装置に適用されたもので
あって,図示せぬエンジンに接続されたドライブシャフ
ト1からの駆動力を図示せぬ駆動輪に接続された左右の
車軸2L ,2R (出力部材)に分配するとともに,左右
の車軸2L ,2R 間の回転数比が所定値を越えると差動
を制限するものである。
装置は差動制限機構付きの差動装置に適用されたもので
あって,図示せぬエンジンに接続されたドライブシャフ
ト1からの駆動力を図示せぬ駆動輪に接続された左右の
車軸2L ,2R (出力部材)に分配するとともに,左右
の車軸2L ,2R 間の回転数比が所定値を越えると差動
を制限するものである。
【0012】ハウジング3の内部には,ドライブシャフ
ト1に固設したドライブギヤ4に噛合するドリブンギヤ
5を外周に有するディファレンシャルケース6と,ディ
ファレンシャルケース6の内部に固設したピニオンシャ
フト7に回転自在に支持された一対のディファレンシャ
ルピニオン8,8と,左右の車軸2L ,2R の内端にそ
れぞれ固設されてディファレンシャルピニオン8,8に
噛合する一対のディファレンシャルサイドギヤ9,9と
を備えた通常の差動装置Dが設けられる。
ト1に固設したドライブギヤ4に噛合するドリブンギヤ
5を外周に有するディファレンシャルケース6と,ディ
ファレンシャルケース6の内部に固設したピニオンシャ
フト7に回転自在に支持された一対のディファレンシャ
ルピニオン8,8と,左右の車軸2L ,2R の内端にそ
れぞれ固設されてディファレンシャルピニオン8,8に
噛合する一対のディファレンシャルサイドギヤ9,9と
を備えた通常の差動装置Dが設けられる。
【0013】ディファレンシャルケース6の外周に固設
されたメインギヤ10(入力部材)は,左右の車軸
2L ,2R と平行に配設された中間軸11の左端に設け
た第1ギヤ12に噛合するとともに,中間軸11の右端
に設けた第2ギヤ13は,右側の車軸2R の外周に相対
回転自在に支持されたサブギヤ14に噛合する。メイン
ギヤ10の歯数とサブギヤ14の歯数とは同一であり,
且つ第1ギヤ12の歯数と第2ギヤ13の歯数とは同一
である。従って,メインギヤ10とサブギヤ14とは,
常に同一回転数で同一方向に回転する。
されたメインギヤ10(入力部材)は,左右の車軸
2L ,2R と平行に配設された中間軸11の左端に設け
た第1ギヤ12に噛合するとともに,中間軸11の右端
に設けた第2ギヤ13は,右側の車軸2R の外周に相対
回転自在に支持されたサブギヤ14に噛合する。メイン
ギヤ10の歯数とサブギヤ14の歯数とは同一であり,
且つ第1ギヤ12の歯数と第2ギヤ13の歯数とは同一
である。従って,メインギヤ10とサブギヤ14とは,
常に同一回転数で同一方向に回転する。
【0014】右側の車軸2R の外周には,前記サブギヤ
14を挟むように第1回転体151及び第2回転体15
2 がそれぞれ第1ワンウェイクラッチ161 及び第2ワ
ンウェイクラッチ162 を介して支持される。左右の車
軸2L ,2R と平行に配設されてアクチュエータ17に
よって左右摺動自在な前後進切換軸18は,その中央部
に前記サブギヤ14に常時噛合する第3ギヤ19を備え
るとともに,その両端部に第1回転体151 の外周に形
成した第5ギヤ201 に噛合する第4ギヤ211 と,第
2回転体152 の外周に形成した第5ギヤ202 に噛合
する第4ギヤ212 とを備える。本実施例では,左右の
第4ギヤ211 ,212 の歯数は,第3ギヤ19の歯数
の1.3倍に設定される。
14を挟むように第1回転体151及び第2回転体15
2 がそれぞれ第1ワンウェイクラッチ161 及び第2ワ
ンウェイクラッチ162 を介して支持される。左右の車
軸2L ,2R と平行に配設されてアクチュエータ17に
よって左右摺動自在な前後進切換軸18は,その中央部
に前記サブギヤ14に常時噛合する第3ギヤ19を備え
るとともに,その両端部に第1回転体151 の外周に形
成した第5ギヤ201 に噛合する第4ギヤ211 と,第
2回転体152 の外周に形成した第5ギヤ202 に噛合
する第4ギヤ212 とを備える。本実施例では,左右の
第4ギヤ211 ,212 の歯数は,第3ギヤ19の歯数
の1.3倍に設定される。
【0015】前後進切換軸18が図示した右位置にある
とき,右側の第4ギヤ211 及び第5ギヤ201 が噛合
し,左側の第4ギヤ212 及び第5ギヤ202 の噛合が
解除される。一方,前後進切換軸18が左位置に摺動す
ると,左側の第4ギヤ212及び第5ギヤ202 が噛合
し,右側の第4ギヤ211 及び第5ギヤ201 の噛合が
解除される。
とき,右側の第4ギヤ211 及び第5ギヤ201 が噛合
し,左側の第4ギヤ212 及び第5ギヤ202 の噛合が
解除される。一方,前後進切換軸18が左位置に摺動す
ると,左側の第4ギヤ212及び第5ギヤ202 が噛合
し,右側の第4ギヤ211 及び第5ギヤ201 の噛合が
解除される。
【0016】第1回転体151 及び第2回転体152 の
互いに対向する側面には,それぞれ第6ギヤ221 ,2
22 が形成される。サブギヤ14にその半径方向に延び
る軸を介して回転自在に支持された複数個の第7ギヤ2
3…が,前記第1回転体151 及び第2回転体152 の
第6ギヤ221 ,222 に同時に噛合する。
互いに対向する側面には,それぞれ第6ギヤ221 ,2
22 が形成される。サブギヤ14にその半径方向に延び
る軸を介して回転自在に支持された複数個の第7ギヤ2
3…が,前記第1回転体151 及び第2回転体152 の
第6ギヤ221 ,222 に同時に噛合する。
【0017】前記アクチュエータ17が接続された電子
制御ユニット24には,例えばシフトレバーの操作位置
に基づいて車両が前進状態にあるか後進状態にあるかを
判別する前後進判別センサ25からの信号が入力され,
車両が前進状態にあれば前後進切換軸18が図示した右
位置に駆動され,車両が後進状態にあれば前後進切換軸
18が左位置に駆動される。
制御ユニット24には,例えばシフトレバーの操作位置
に基づいて車両が前進状態にあるか後進状態にあるかを
判別する前後進判別センサ25からの信号が入力され,
車両が前進状態にあれば前後進切換軸18が図示した右
位置に駆動され,車両が後進状態にあれば前後進切換軸
18が左位置に駆動される。
【0018】次に,前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【0019】図1において,車両が前進状態にあって前
後進切換軸18が図示した右位置にあるとき,各部材の
回転方向は図中上向き(前進方向)の実線矢印で示さ
れ,その回転数は実線矢印に付記した数値で示される。
即ち,メインギヤ10の回転数が一定値1.0Nである
とすると,サブギヤ14の回転数も一定値1.0Nであ
り,第1回転体151 の回転数は第3ギヤ19及び右側
の第4ギヤ211 の歯数差から1.3Nとなる。一方,
サブギヤ14の回転数1.0Nと第1回転体151 の回
転数1.3Nとの差により,第1回転体151 に第7ギ
ヤ23…を介して接続された第2回転体152 の回転数
は0.7Nとなる。
後進切換軸18が図示した右位置にあるとき,各部材の
回転方向は図中上向き(前進方向)の実線矢印で示さ
れ,その回転数は実線矢印に付記した数値で示される。
即ち,メインギヤ10の回転数が一定値1.0Nである
とすると,サブギヤ14の回転数も一定値1.0Nであ
り,第1回転体151 の回転数は第3ギヤ19及び右側
の第4ギヤ211 の歯数差から1.3Nとなる。一方,
サブギヤ14の回転数1.0Nと第1回転体151 の回
転数1.3Nとの差により,第1回転体151 に第7ギ
ヤ23…を介して接続された第2回転体152 の回転数
は0.7Nとなる。
【0020】このとき,左右の駆動輪の負荷が同一であ
って差動装置Dが作動しなければ,左右の車軸2L ,2
R の回転数は共に1.0Nであるが,車両の旋回や路面
摩擦係数の変化によって左右の駆動輪の負荷がアンバラ
ンスになると,差動装置Dの作用によって左右の車軸2
L ,2R の回転数が1.0Nから増減する。例えば,右
側の車軸2R の回転数が1.0Nから(1.0+a)N
に増加すると,左側の車軸2L の回転数が1.0Nから
(1.0−a)Nに減少する。
って差動装置Dが作動しなければ,左右の車軸2L ,2
R の回転数は共に1.0Nであるが,車両の旋回や路面
摩擦係数の変化によって左右の駆動輪の負荷がアンバラ
ンスになると,差動装置Dの作用によって左右の車軸2
L ,2R の回転数が1.0Nから増減する。例えば,右
側の車軸2R の回転数が1.0Nから(1.0+a)N
に増加すると,左側の車軸2L の回転数が1.0Nから
(1.0−a)Nに減少する。
【0021】メインギヤ10の回転数が1.0Nである
とき,車両が駆動輪のスリップを伴わない通常の旋回を
行うと,例えば旋回外輪の回転数は1.0N〜1.3N
の範囲で変化し,これに伴って旋回内輪の回転数は1.
0N〜0.7Nの範囲で変化する。メインギヤ10の回
転数1.0Nに対する前記外輪の最大回転数1.3Nの
比を外輪の増速比と定義し,メインギヤ10の回転数
1.0Nに対する前記内輪の最小回転数0.7Nの比を
内輪の減速比と定義したとき,第3ギヤ19の歯数に対
する第4ギヤ211 ,212 の歯数の比は,前記外輪の
増速比である1.3以上に設定される。そこで,以下に
具体的に示す本実施例では,第3ギヤ19の歯数に対す
る第4ギヤ21 1 ,21 2 の歯数の比が1.3に設定さ
れており,これにより,メインギヤ10の回転数に対す
る第1回転体151 の回転数の比は1.3になり,且つ
メインギヤ10の回転数に対する第2回転体152 の回
転数の比は0.7になる。
とき,車両が駆動輪のスリップを伴わない通常の旋回を
行うと,例えば旋回外輪の回転数は1.0N〜1.3N
の範囲で変化し,これに伴って旋回内輪の回転数は1.
0N〜0.7Nの範囲で変化する。メインギヤ10の回
転数1.0Nに対する前記外輪の最大回転数1.3Nの
比を外輪の増速比と定義し,メインギヤ10の回転数
1.0Nに対する前記内輪の最小回転数0.7Nの比を
内輪の減速比と定義したとき,第3ギヤ19の歯数に対
する第4ギヤ211 ,212 の歯数の比は,前記外輪の
増速比である1.3以上に設定される。そこで,以下に
具体的に示す本実施例では,第3ギヤ19の歯数に対す
る第4ギヤ21 1 ,21 2 の歯数の比が1.3に設定さ
れており,これにより,メインギヤ10の回転数に対す
る第1回転体151 の回転数の比は1.3になり,且つ
メインギヤ10の回転数に対する第2回転体152 の回
転数の比は0.7になる。
【0022】第1ワンウェイクラッチ161 の断面を示
す図2から明らかなように,第1回転体151 は時計方
向(前進方向)に回転数1.3Nで回転しているため,
右側の車軸2R が時計方向に回転数1.0Nで回転して
も第1ワンウェイクラッチ161 は係合せず,従って差
動装置Dはその機能を制限されることはない。また,第
2ワンウェイクラッチ162 の断面を示す図3から明ら
かなように,第2回転体152 は時計方向に回転数0.
7Nで回転しているため,右側の車軸2R が時計方向に
回転数1.0Nで回転しても第2ワンウェイクラッチ1
62 は係合せず,従って差動装置Dはその機能を制限さ
れることはない。
す図2から明らかなように,第1回転体151 は時計方
向(前進方向)に回転数1.3Nで回転しているため,
右側の車軸2R が時計方向に回転数1.0Nで回転して
も第1ワンウェイクラッチ161 は係合せず,従って差
動装置Dはその機能を制限されることはない。また,第
2ワンウェイクラッチ162 の断面を示す図3から明ら
かなように,第2回転体152 は時計方向に回転数0.
7Nで回転しているため,右側の車軸2R が時計方向に
回転数1.0Nで回転しても第2ワンウェイクラッチ1
62 は係合せず,従って差動装置Dはその機能を制限さ
れることはない。
【0023】しかしながら,例えば右側の駆動輪が泥濘
にはまって空転したような場合,差動装置Dが作動して
右側の車軸2R の回転数が1.3Nに達すると,図2か
ら明らかなように,第1ワンウェイクラッチ161 が係
合して右側の車軸2R の回転数が1.3N以下に規制さ
れ,左右の車軸2L ,2R の回転数は各々0.7N以上
及び1.3N以下になる。逆に,左側の駆動輪が空転
し,差動装置Dが作動して右側の車軸2R の回転数が
0.7Nに達すると,図3から明らかなように,第2ワ
ンウェイクラッチ162 が係合して右側の車軸2R の回
転数が0.7N以上に規制され,左右の車軸2L ,2R
の回転数は各々1.3N以下及び0.7N以上になる。
にはまって空転したような場合,差動装置Dが作動して
右側の車軸2R の回転数が1.3Nに達すると,図2か
ら明らかなように,第1ワンウェイクラッチ161 が係
合して右側の車軸2R の回転数が1.3N以下に規制さ
れ,左右の車軸2L ,2R の回転数は各々0.7N以上
及び1.3N以下になる。逆に,左側の駆動輪が空転
し,差動装置Dが作動して右側の車軸2R の回転数が
0.7Nに達すると,図3から明らかなように,第2ワ
ンウェイクラッチ162 が係合して右側の車軸2R の回
転数が0.7N以上に規制され,左右の車軸2L ,2R
の回転数は各々1.3N以下及び0.7N以上になる。
【0024】而して,左右の車軸2L ,2R の回転数が
0.7N〜1.3Nの範囲にあれば差動装置Dはその機
能を制限されることはなく,左右の車軸2L ,2R の回
転数が0.7N以下或いは1.3N以上になると,何れ
かのワンウェイクラッチ161 ,162 が係合して差動
装置Dの機能が制限される。
0.7N〜1.3Nの範囲にあれば差動装置Dはその機
能を制限されることはなく,左右の車軸2L ,2R の回
転数が0.7N以下或いは1.3N以上になると,何れ
かのワンウェイクラッチ161 ,162 が係合して差動
装置Dの機能が制限される。
【0025】車両が後進状態になると前後進切換軸18
が左位置に切り換えられ,各部材の回転方向は図中下向
きの破線矢印で示すように後進方向となる。この場合,
第3ギヤ19及び左側の第4ギヤ212 の歯数差から第
2回転体152 の回転数は1.3Nになり,これに伴っ
て第1回転体151 の回転数は0.7Nとなる。
が左位置に切り換えられ,各部材の回転方向は図中下向
きの破線矢印で示すように後進方向となる。この場合,
第3ギヤ19及び左側の第4ギヤ212 の歯数差から第
2回転体152 の回転数は1.3Nになり,これに伴っ
て第1回転体151 の回転数は0.7Nとなる。
【0026】従って,図2及び図3の破線矢印から明ら
かなように,左右の車軸2L ,2Rの回転数が0.7N
〜1.3Nの範囲にあれば第1ワンウェイクラッチ16
1 及び第2ワンウェイクラッチ162 は何れも係合せ
ず,差動装置Dはその機能を制限されることがない。そ
して,右側の車軸2R の回転数が1.3N以上になると
第2ワンウェイクラッチ162 (図3参照)が係合し,
また右側の車軸2R の回転数が0.7以下になると第1
ワンウェイクラッチ161 (図2参照)が係合するた
め,差動装置Dの機能が制限される。
かなように,左右の車軸2L ,2Rの回転数が0.7N
〜1.3Nの範囲にあれば第1ワンウェイクラッチ16
1 及び第2ワンウェイクラッチ162 は何れも係合せ
ず,差動装置Dはその機能を制限されることがない。そ
して,右側の車軸2R の回転数が1.3N以上になると
第2ワンウェイクラッチ162 (図3参照)が係合し,
また右側の車軸2R の回転数が0.7以下になると第1
ワンウェイクラッチ161 (図2参照)が係合するた
め,差動装置Dの機能が制限される。
【0027】上述したように,一方の駆動輪が摩擦係数
の低い路面に乗ってスリップしたような場合,差動装置
Dの機能が制限されて左右の駆動輪の回転数比が所定値
以下に規制されるため,駆動輪の空転を確実に防止する
ことができる。しかも油圧クラッチやビスカスカップリ
ングを用いた従来の差動制限装置に比べて構造が極めて
簡単であるため,低コストで実現することが可能であ
る。
の低い路面に乗ってスリップしたような場合,差動装置
Dの機能が制限されて左右の駆動輪の回転数比が所定値
以下に規制されるため,駆動輪の空転を確実に防止する
ことができる。しかも油圧クラッチやビスカスカップリ
ングを用いた従来の差動制限装置に比べて構造が極めて
簡単であるため,低コストで実現することが可能であ
る。
【0028】次に,図4に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
を説明する。
【0029】第2実施例は,第2ギヤ13L ,13R ,
サブギヤ14L ,14R ,第1回転体151L,151R,
第2回転体152L,152R,第1ワンウェイクラッチ1
61L,161R,第2ワンウェイクラッチ162L,1
62R,アクチュエータ17L ,17R ,前後進切換軸1
8L ,18R ,第3ギヤ19L ,19R ,第5ギヤ20
1L,201R及び第4ギヤ211L,211Rを,メインギヤ
10を挟んで左右対称に1セットずつ備えているが,第
1実施例における第6ギヤ221 ,222 及び第7ギヤ
23…に対応する部材を備えていない。その他の構造は
第1実施例と同一である。
サブギヤ14L ,14R ,第1回転体151L,151R,
第2回転体152L,152R,第1ワンウェイクラッチ1
61L,161R,第2ワンウェイクラッチ162L,1
62R,アクチュエータ17L ,17R ,前後進切換軸1
8L ,18R ,第3ギヤ19L ,19R ,第5ギヤ20
1L,201R及び第4ギヤ211L,211Rを,メインギヤ
10を挟んで左右対称に1セットずつ備えているが,第
1実施例における第6ギヤ221 ,222 及び第7ギヤ
23…に対応する部材を備えていない。その他の構造は
第1実施例と同一である。
【0030】而して,車両の前進時に左右の前後進切換
軸18L ,18R を実線位置として第4ギヤ211L,2
11Rを第5ギヤ201L,201Rに噛合させると,第1回
転体151L,151Rが共に前進方向に回転数1.3Nで
駆動されるが,第2回転体152L,152Rは第4ギヤ2
12L,212Rから切り離されて自由状態となる。従っ
て,例えば右側の車軸2R の回転数が1.3Nに達する
と,図2に示した実線矢印から明らかなように,右側の
第1ワンウェイクラッチ161Rが係合して差動装置Dの
機能が制限される。逆に,左側の車軸2L の回転数が
1.3Nに達すると,同様にして左側の第1ワンウェイ
クラッチ161Lが係合して差動装置Dの機能が制限され
る。
軸18L ,18R を実線位置として第4ギヤ211L,2
11Rを第5ギヤ201L,201Rに噛合させると,第1回
転体151L,151Rが共に前進方向に回転数1.3Nで
駆動されるが,第2回転体152L,152Rは第4ギヤ2
12L,212Rから切り離されて自由状態となる。従っ
て,例えば右側の車軸2R の回転数が1.3Nに達する
と,図2に示した実線矢印から明らかなように,右側の
第1ワンウェイクラッチ161Rが係合して差動装置Dの
機能が制限される。逆に,左側の車軸2L の回転数が
1.3Nに達すると,同様にして左側の第1ワンウェイ
クラッチ161Lが係合して差動装置Dの機能が制限され
る。
【0031】一方,車両の後進時に左側の前後進切換軸
18L を右位置とし,且つ右側の前後進切換軸18L を
左位置とし,第4ギヤ212L,212Rを第5ギヤ2
02L,202Rに噛合させると,第2回転体152L,15
2Rが共に後進方向に回転数1.3Nで駆動され,第1回
転体151L,151Rが第4ギヤ211L,211Rから切り
離される。従って,例えば右側の車軸2R の回転数が
1.3Nに達すると,図3に示した鎖線矢印から明らか
なように,右側の第2ワンウェイクラッチ162Rが係合
して差動装置Dの機能が制限される。また,左側の車軸
2L の回転数が1.3Nに達すると,同様にして左側の
第2ワンウェイクラッチ162Lが係合して差動装置Dの
機能が制限される。
18L を右位置とし,且つ右側の前後進切換軸18L を
左位置とし,第4ギヤ212L,212Rを第5ギヤ2
02L,202Rに噛合させると,第2回転体152L,15
2Rが共に後進方向に回転数1.3Nで駆動され,第1回
転体151L,151Rが第4ギヤ211L,211Rから切り
離される。従って,例えば右側の車軸2R の回転数が
1.3Nに達すると,図3に示した鎖線矢印から明らか
なように,右側の第2ワンウェイクラッチ162Rが係合
して差動装置Dの機能が制限される。また,左側の車軸
2L の回転数が1.3Nに達すると,同様にして左側の
第2ワンウェイクラッチ162Lが係合して差動装置Dの
機能が制限される。
【0032】而して,この第2実施例によっても前記第
1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0033】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の設計変
更を行うことが可能である。
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0034】例えば,実施例では左右の後輪間に配置さ
れる駆動装置を例示したが,本発明は4輪駆動車両にお
いて前後の駆動輪間に配置される駆動装置に対しても適
用することができる。
れる駆動装置を例示したが,本発明は4輪駆動車両にお
いて前後の駆動輪間に配置される駆動装置に対しても適
用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように,請求項1に記載された発
明によれば,エンジンに接続された入力部材に1以上の
所定のギヤ比で連結された第1回転体と,入力部材に1
以下の所定のギヤ比で連結された第2回転体と,駆動輪
に接続された一対の出力部材の一方及び第1回転体間に
設けられて一方の出力部材から第1回転体に回転を伝達
する第1ワンウェイクラッチと,一方の出力部材及び第
2回転体間に設けられて第2回転体から一方の出力部材
に回転を伝達する第2ワンウェイクラッチと備えたこと
により,差動装置によって一方の出力部材の回転数が第
1回転体の回転数まで増加するか又は第2回転体の回転
数まで減少すると,ワンウェイクラッチが係合して差動
装置の作動を制限する。これにより,極めて簡単な構造
で差動制限を行うことができ,左右の駆動輪の一方の空
転,或いは前後の駆動輪の一方の空転を防止することが
可能となる。
明によれば,エンジンに接続された入力部材に1以上の
所定のギヤ比で連結された第1回転体と,入力部材に1
以下の所定のギヤ比で連結された第2回転体と,駆動輪
に接続された一対の出力部材の一方及び第1回転体間に
設けられて一方の出力部材から第1回転体に回転を伝達
する第1ワンウェイクラッチと,一方の出力部材及び第
2回転体間に設けられて第2回転体から一方の出力部材
に回転を伝達する第2ワンウェイクラッチと備えたこと
により,差動装置によって一方の出力部材の回転数が第
1回転体の回転数まで増加するか又は第2回転体の回転
数まで減少すると,ワンウェイクラッチが係合して差動
装置の作動を制限する。これにより,極めて簡単な構造
で差動制限を行うことができ,左右の駆動輪の一方の空
転,或いは前後の駆動輪の一方の空転を防止することが
可能となる。
【0036】また請求項2に記載された発明によれば,
一対の出力部材をそれぞれ左右の駆動輪に接続したこと
により,一方の駆動輪がスリップした場合に差動制限を
行って駆動力を確保することができる。
一対の出力部材をそれぞれ左右の駆動輪に接続したこと
により,一方の駆動輪がスリップした場合に差動制限を
行って駆動力を確保することができる。
【0037】また請求項3に記載された発明によれば,
前記1以上の所定のギヤ比を旋回時における外輪の増速
比以上の値とし,且つ前記1以下の所定のギヤ比を旋回
時における内輪の減速比以下の値としたので,旋回時に
は差動装置の機能を確保しながら,一方の駆動輪がスリ
ップした場合に差動制限を行って駆動力を確保すること
ができる。
前記1以上の所定のギヤ比を旋回時における外輪の増速
比以上の値とし,且つ前記1以下の所定のギヤ比を旋回
時における内輪の減速比以下の値としたので,旋回時に
は差動装置の機能を確保しながら,一方の駆動輪がスリ
ップした場合に差動制限を行って駆動力を確保すること
ができる。
【0038】また請求項4に記載された発明によれば,
判別手段が車両の前進状態を判別したときに,切換手段
が入力部材を第1ギヤ比で第1回転体に連結するととも
に入力部材を第2ギヤ比で第2回転体に連結し,判別手
段が車両の後進状態を判別したときに,切換手段が入力
部材を第2ギヤ比で第1回転体に連結するとともに入力
部材を第1ギヤ比で第2回転体に連結することにより,
車両の前進時及び後進時の何れの場合であっても差動制
限を行うことができる。
判別手段が車両の前進状態を判別したときに,切換手段
が入力部材を第1ギヤ比で第1回転体に連結するととも
に入力部材を第2ギヤ比で第2回転体に連結し,判別手
段が車両の後進状態を判別したときに,切換手段が入力
部材を第2ギヤ比で第1回転体に連結するとともに入力
部材を第1ギヤ比で第2回転体に連結することにより,
車両の前進時及び後進時の何れの場合であっても差動制
限を行うことができる。
【図1】第1実施例による車両の駆動装置を示す図
【図2】前進時の作用説明図(図1及び図4の2−2線
断面図)
断面図)
【図3】後進時の作用説明図(図1及び図4の3−2線
断面図)
断面図)
【図4】第2実施例による車両の駆動装置を示す図
2L ,2R 車軸(出力部材)
10 メインギヤ(入力部材)
151 ,151L,151R 第1回転体
152 ,152L 152R 第2回転体
161 ,161L,161R 第1ワンウェイクラッ
チ 162 ,162L,162R 第2ワンウェイクラッ
チ 17 アクチュエータ(切換手段) 25 前後進判別センサ(判別手段) D 差動装置
チ 162 ,162L,162R 第2ワンウェイクラッ
チ 17 アクチュエータ(切換手段) 25 前後進判別センサ(判別手段) D 差動装置
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンに接続された入力部材(10)
の回転を駆動輪に接続された一対の出力部材(2L ,2
R )に差動装置(D)を介して伝達するようにした車両
の駆動装置において, 入力部材(10)に1以上の所定のギヤ比で連結された
第1回転体(151 )と,入力部材(10)に1以下の
所定のギヤ比で連結された第2回転体(152)と,一
方の出力部材(2R )及び第1回転体(151 )間に設
けられて一方の出力部材(2R )から第1回転体(15
1 )に回転を伝達する第1ワンウェイクラッチ(1
61 )と,一方の出力部材(2R )及び第2回転体(1
52 )間に設けられて第2回転体(152 )から一方の
出力部材(2R )に回転を伝達する第2ワンウェイクラ
ッチ(162 )と備えたことを特徴とする車両の駆動装
置。 - 【請求項2】 前記一対の出力部材(2L ,2R )をそ
れぞれ左右の駆動輪に接続したことを特徴とする,請求
項1記載の車両の駆動装置。 - 【請求項3】 前記1以上の所定のギヤ比を旋回時にお
ける外輪の増速比以上の値とし,且つ前記1以下の所定
のギヤ比を旋回時における内輪の減速比以下の値とした
ことを特徴とする,請求項2記載の車両の駆動装置。 - 【請求項4】 車両の前進状態及び後進状態を判別する
判別手段(25)と,入力部材(10)と第1回転体
(151 )間のギヤ比及び入力部材(10)と第2回転
体(152 )間のギヤ比を切り換える切換手段(17)
とを備えてなり,判別手段(25)が車両の前進状態を
判別したときに,切換手段(17)が入力部材(10)
を第1ギヤ比で第1回転体(151 )に連結するととも
に入力部材(10)を第2ギヤ比で第2回転体(1
52 )に連結し,判別手段(25)が車両の後進状態を
判別したときに,切換手段(17)が入力部材(10)
を第2ギヤ比で第1回転体(151 )に連結するととも
に入力部材(10)を第1ギヤ比で第2回転体(1
52 )に連結することを特徴とする,請求項1,2又は
3記載の車両の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13273194A JP3420330B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 車両の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13273194A JP3420330B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 車両の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084877A JPH084877A (ja) | 1996-01-12 |
JP3420330B2 true JP3420330B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=15088280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13273194A Expired - Fee Related JP3420330B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 車両の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3420330B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014205023A1 (de) * | 2014-03-18 | 2015-09-24 | Franz Tiani | Voll-mechanisch arbeitendes, automatisches Sperrdifferenzialgetriebe, Sperreinrichtung für ein Differenzialgetriebe, und Verwendung einer Sperreinrichtung |
CN104832620B (zh) * | 2015-05-15 | 2017-08-25 | 十堰戎马汽车特种传动有限公司 | 自适应牵引力自控分动器 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP13273194A patent/JP3420330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH084877A (ja) | 1996-01-12 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |