JP3419895B2 - 建設機械の伸縮アーム - Google Patents

建設機械の伸縮アーム

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JP3419895B2 JP18533194A JP18533194A JP3419895B2 JP 3419895 B2 JP3419895 B2 JP 3419895B2 JP 18533194 A JP18533194 A JP 18533194A JP 18533194 A JP18533194 A JP 18533194A JP 3419895 B2 JP3419895 B2 JP 3419895B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は建設機械本体のブーム等に
連結し、先端に作業アタッチメントを取付けて使用する
伸縮アームに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】土木建設用の伸縮アー
ムには建設機械本体のブーム先端に取付けられるベース
アームの長手方向に可動アームを摺動自在に組付け、ベ
ースアームと可動アーム間に架設した油圧シリンダによ
って可動アームをベースアームに沿ってスライドさせる
ようにしたものがある。従来のこの種伸縮アームは、ベ
ースアームの後部と可動アームの後端をシリンダで連結
するか、あるいはシリンダの先端を可動アームの中間に
固定した場合でも可動アームの後端縁辺がシリンダ外周
の外側に広く開口しているので、可動アームをベースア
ームに沿って伸縮させたときにシリンダの支持が不安定
になる。また、一般に、長尺物の座屈強度は長さの2乗
に反比例するので、特に、シリンダ最伸長時の座屈強度
が低下し、しかも、通常はこの状態で苛酷な作業がなさ
れるのでシリンダの油もれや損傷が生じ易かった。
【0003】従って本発明の目的は、油圧シリンダによ
って作動させる伸縮アームにおいて、シリンダの伸縮作
動を円滑にするとともに、伸長時の座屈強度を増大さ
せ、苛酷な使用にも油もれや損傷が起こらないようにす
ることににある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の特徴は、建設機械本体のブーム先端に取
付けられるベースアームの長手方向に可動アームを摺動
自在に組付け、ベースアームと可動アーム間に架設した
油圧シリンダによって可動アームをベースアームに沿っ
てスライドさせる伸縮アームにおいて、可動アームの後
端部が油圧シリンダの固定側部材の長さに沿って伸縮す
るように配設するとともに、可動アームの後端部に油圧
シリンダの固定側部材の外周面に当接または近接するシ
リンダガイドを設けたことにある。
【0005】
【作用】本発明の伸縮アームは、可動アームの後端部が
油圧シリンダの固定側部材の長さに沿って進退するとと
もに、可動アームの後端部に油圧シリンダの固定側部材
の外周面に当接または近接するシリンダガイドが設けら
れているので、可動アームの伸長過程及び可動アームが
伸びきったときに、シリンダの固定側部材が可動アーム
の後端部によってしっかり支えられた状態になる。特
に、シリンダの座屈強度は長さの2乗に反比例するが、
本発明では、油圧シリンダの最伸長時に全長のほぼ中間
が可動アーム後端部のシリンダガイドで支持されるの
で、シリンダの座屈強度は、シリンダガイドで支持され
ていない従来のものに比較して、4倍に増大される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明の伸縮アームを最長伸長状態に
伸ばしたときの側面図であって、伸縮アーム1はベース
アーム2の上に、その長手方向に沿って可動アーム3を
重ね、ベースアーム2に対して可動アーム3を摺動自在
に連結してなるもので、ベースアーム2の後部には建設
機械本体のブーム(図は省略)を連結するピン孔4aと
揺動シリンダ(図は省略)の連結ピン孔4bが設けられ
ており、可動アーム3の先端部には掘削バケットとアイ
アンフォークなどのアタッチメント及びその駆動リンク
等を連結するピン孔5、6が設けられている。尚、参照
7はアタッチメントを作動するための油圧シリンダであ
る。
【0007】図1及び図3に示すように、ベースアーム
2の左右側面に、ガイドプレート8、8が外側に張り出
すようにして一体に形成されている。他方、可動アーム
3の後端部左右両側にはベースアーム2の前記ガイドプ
レート8、8に係合する係合部材9、9が一体に取付け
られており、この係合部材9、9により、可動アーム3
の後端部がベースアーム2のガイドプレート8、8を抱
持するようにしてベースアーム2に摺動自在に係合して
いる。上記と同様に、可動アーム2の左右両側にも、ガ
イドプレート10、10が、外側に張り出すようにして
一体形成されているとともに、ベースアーム2の先端部
左右両側には可動アーム3の前記ガイドプレート10、
10を抱持して係合する係合部材11、11が一体に取
付けられている。
【0008】さらに、図1に示すように、ベースアーム
2の後部フレーム12と可動アーム3のほぼ中間部との
間に油圧シリンダ13が架設されており、このシリンダ
13の伸縮ストロークにより、ベースアーム2に対して
可動アーム3が摺動し、アーム1全体が伸縮するように
なっている。図1の実施例は油圧シリンダ13のシリン
ダ本体13aを固定側部材とし、シリンダロッド13b
を可動側部材としているが、これを逆にしてもよい。
尚、図1において参照番号14はベースアーム2に固設
されたストッパであり、最伸長時に可動アーム3の前記
係合部材9がストッパ14に係止されるようになってい
る。
【0009】図1及び図2、図3の拡大図に示すよう
に、可動アーム3の後端は、油圧シリンダ13の固定側
部材(図の実施例ではシリンダ本体13a)の外側に沿
って移動するようになっているとともに、この後端部に
前記油圧シリンダ13の固定側部材(シリンダ本体13
a)の外周面に当接または近接するシリンダガイド15
が一体に形成されている。図の実施例ではシリンダ本体
13aの外周面に対向して3つのガイド部材15a、1
5b、15cを均等の間隔で設けてシリンダガイド15
を構成している。ただし、これは一例であって三つ以上
のガイド部材を設けてもよく、また、一つまたは二つ以
上の円筒状または円弧状のガイド部材でシリンダガイド
15を構成してもよい。ガイド部材15a、15b、1
5cの表面には、図3のように、好ましくはガイドシュ
ー16を一体に取付ける。
【0010】上記のシリンダガイド15はこれによって
その内側のシリンダ本体13aの横振れを規制するため
のものであるから、シリンダガイド15のガイド部材の
先端はシリンダ本体13aの外周面に当接するかもしく
はわずかな隙間で近接させてある。
【0011】次に、本実施例の作用について説明する
と、ベースアーム2と可動アーム3は前後の複数個所の
係合部材9、11によって摺動自在に結合している。ア
ーム1が伸長してもシリンダ本体13aが可動アーム3
の後端部のシリンダガイド15のガイド部材15a、1
5b、15cによって安定支持されているからシリンダ
本体13aと可動アーム3の軸振れが少なくなり、シリ
ンダロッド13bに横方向の無理な力がかからない。特
に、可動アーム3の後端部の係合部材9でベースアーム
2を抱持するようにした場合は、最伸長時にシリンダ本
体13aの先端部、すなわちシリンダ13の全長のほぼ
中間部が、可動アーム3の前記係合部材9とシリンダガ
イド15を介してベースアーム2と可動アーム3の後端
部の両部材に堅固に支持され、シリンダ中間の支持部両
側の座屈強度が著しく増大する。
【0012】
【効果】本発明は以上の構成により、シリンダ本体とシ
リンダロッドの芯ずれが解消されるので円滑な伸縮スト
ロークが得られるとともに、最伸長時の座屈強度が大幅
に向上するので、シリンダの油もれや損傷事故がなくな
る。
【0013】また、最伸長時に、シリンダの中間がシリ
ンダガイドで支持されるので、シリンダロッドに必要な
断面2次モーメントは、シリンダガイドを持たない従来
のものに比較して4分の1になる。従って、この種の機
械にとって極めて重要な軽量化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による伸縮アームの最伸長時
側面図
【図2】 同最短縮時側面図
【図3】 図1の要部拡大図
【図4】 図3のA−A断面図
【符号の説明】
1…伸縮アーム、 2…ベースアーム、 3…可動アー
ム、 4a、4b、5、6…ピン孔、 7…油圧シリン
ダ、 8、10…ガイドプレート、 9、11…係合部
材、 12…後端フレーム、 13…油圧シリンダ、
13a…シリンダ本体、 13b…シリンダロッド、
14…ストッパ、 15…シリンダガイド、 15a、
15b、15c…ガイド部材、 16…ガイドシュー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械本体のブーム先端に取付けられ
    るベースアームの長手方向に可動アームを摺動自在に組
    付け、ベースアームと可動アーム間に架設した油圧シリ
    ンダによって可動アームをベースアームに沿ってスライ
    ドさせる伸縮アームにおいて、可動アームの後端部が油
    圧シリンダの固定側部材の長さに沿って伸縮するように
    配設するとともに、可動アームの後端部に、前記油圧シ
    リンダの固定側部材の外周面に当接または近接するシリ
    ンダガイドを設けたことを特徴とする建設機械の伸縮ア
    ーム
  2. 【請求項2】 伸縮アームが、長手方向の左右側面にガ
    イドプレートを一体に張り出させたベースアームと、可
    動アームとを上下に重ねた構成になり、可動アームの後
    端部左右両側に、ベースアームの前記ガイドプレートを
    抱持する係合部材を一体に有している請求項1記載の伸
    縮アーム
JP18533194A 1994-07-14 1994-07-14 建設機械の伸縮アーム Expired - Fee Related JP3419895B2 (ja)

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