JP3328116B2 - リフトシリンダ支持構造 - Google Patents
リフトシリンダ支持構造Info
- Publication number
- JP3328116B2 JP3328116B2 JP24377495A JP24377495A JP3328116B2 JP 3328116 B2 JP3328116 B2 JP 3328116B2 JP 24377495 A JP24377495 A JP 24377495A JP 24377495 A JP24377495 A JP 24377495A JP 3328116 B2 JP3328116 B2 JP 3328116B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper beam
- cylinder
- cylinder rod
- mast
- cargo handling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷役装置のインナマスト
上部アッパビームへのシリンダロッド支持構造に関す
る。
上部アッパビームへのシリンダロッド支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は図6のようにシリンダロッ
ド7上端のみの外径をシリンダロッド7全体の外径より
僅かに小径とし、インナマスト4上部アッパビーム5両
端のシリンダロッド7支持箇所の穴部の内径を、シリン
ダロッド7全体の外径より小さく、かつシリンダロッド
7上端の外径より大きくし、シリンダロッド7上端の小
径部分のみを該アッパビーム5両端の穴部に挿入し、上
面より座金を挟み込みシリンダロッド7上面に開けたボ
ルト穴にボルトを締め付けてなるリフトシリンダ支持構
造であった。
ド7上端のみの外径をシリンダロッド7全体の外径より
僅かに小径とし、インナマスト4上部アッパビーム5両
端のシリンダロッド7支持箇所の穴部の内径を、シリン
ダロッド7全体の外径より小さく、かつシリンダロッド
7上端の外径より大きくし、シリンダロッド7上端の小
径部分のみを該アッパビーム5両端の穴部に挿入し、上
面より座金を挟み込みシリンダロッド7上面に開けたボ
ルト穴にボルトを締め付けてなるリフトシリンダ支持構
造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述従来の技術では、
シリンダ交換の際には荷役装置を荷役車両から取り外さ
なければならなかった。
シリンダ交換の際には荷役装置を荷役車両から取り外さ
なければならなかった。
【0004】通常の荷役装置のリフトシリンダは左右1
組でアッパビーム両端に備え付けられ、アッパビームを
介してインナマストを上昇下降させる。従って左右のシ
リンダの長さが異なっている場合、荷が傾いた状態とな
り、左右のシリンダの長さをアッパビームとシリンダロ
ッドの間にスペーサを入れて調整する必要があった。こ
のため組み立て時に幾度となくアッパビームとシリンダ
ロッドの組み付け、組み外し作業を行わなければならな
い。また荷役装置を使用していく間に左右のシリンダの
長さが変わる場合等は、上述同様荷役装置を荷役車両か
ら取り外して再調整を行っていた。
組でアッパビーム両端に備え付けられ、アッパビームを
介してインナマストを上昇下降させる。従って左右のシ
リンダの長さが異なっている場合、荷が傾いた状態とな
り、左右のシリンダの長さをアッパビームとシリンダロ
ッドの間にスペーサを入れて調整する必要があった。こ
のため組み立て時に幾度となくアッパビームとシリンダ
ロッドの組み付け、組み外し作業を行わなければならな
い。また荷役装置を使用していく間に左右のシリンダの
長さが変わる場合等は、上述同様荷役装置を荷役車両か
ら取り外して再調整を行っていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、インナマス
ト上部のアッパビームにシリンダのロッド部を支持し、
該シリンダの伸縮にて、アッパビームを介してインナマ
ストがアウタマストに沿って上昇下降する構造の荷役装
置を備えた荷役車両において、前述荷役装置のアッパビ
ーム両端のシリンダロッド支持箇所にシリンダ最大径よ
り大きな穴部を設け、該穴部に挿入した締め付け用の挿
入部材を介して、アッパビームにシリンダロッド部を支
持してなるリフトシリンダ支持構造とし、上述課題を解
決している。
ト上部のアッパビームにシリンダのロッド部を支持し、
該シリンダの伸縮にて、アッパビームを介してインナマ
ストがアウタマストに沿って上昇下降する構造の荷役装
置を備えた荷役車両において、前述荷役装置のアッパビ
ーム両端のシリンダロッド支持箇所にシリンダ最大径よ
り大きな穴部を設け、該穴部に挿入した締め付け用の挿
入部材を介して、アッパビームにシリンダロッド部を支
持してなるリフトシリンダ支持構造とし、上述課題を解
決している。
【0006】
【実施例】本発明をカウンタバランス型フォークリフト
にて説明すると、図1がカウンタバランス型フォークリ
フトの側面図であり、図2がマストの後面図、図3が本
発明を実施したアッパビームのシリンダロッド支持箇所
断面図を示す。図中、1がカウンタバランス式フォーク
リフトの車体であり、2が車体1の前方に立設したマス
ト、3がマスト2の主要部分であるアウタマスト、4が
アウタマスト3の内面に沿って上下動するインナマス
ト、5がインナマスト4上部に備えたアッパビーム、6
がアッパビーム5を介してインナマスト4を上下動させ
る左右一対のシリンダ、7がアッパビーム5両端に支持
されたシリンダロッド、8がアッパビーム5にシリンダ
ロッド7を固着する締め付け用の挿入部材とする。
にて説明すると、図1がカウンタバランス型フォークリ
フトの側面図であり、図2がマストの後面図、図3が本
発明を実施したアッパビームのシリンダロッド支持箇所
断面図を示す。図中、1がカウンタバランス式フォーク
リフトの車体であり、2が車体1の前方に立設したマス
ト、3がマスト2の主要部分であるアウタマスト、4が
アウタマスト3の内面に沿って上下動するインナマス
ト、5がインナマスト4上部に備えたアッパビーム、6
がアッパビーム5を介してインナマスト4を上下動させ
る左右一対のシリンダ、7がアッパビーム5両端に支持
されたシリンダロッド、8がアッパビーム5にシリンダ
ロッド7を固着する締め付け用の挿入部材とする。
【0007】本発明では、アッパビーム5両端のシリン
ダロッド7支持部にシリンダ6の最大径dよりも大きな
内径Dの穴部を設ける。前記アッパビーム5の穴部の上
方からシリンダ6を挿入し、シリンダロッド7の先端と
該穴部との間に挿入部材8を挿入し、挿入部材8のボル
ト9を締め付けシリンダロッド7をアッパビーム5に固
定する。
ダロッド7支持部にシリンダ6の最大径dよりも大きな
内径Dの穴部を設ける。前記アッパビーム5の穴部の上
方からシリンダ6を挿入し、シリンダロッド7の先端と
該穴部との間に挿入部材8を挿入し、挿入部材8のボル
ト9を締め付けシリンダロッド7をアッパビーム5に固
定する。
【0008】また、左右のシリンダ6の長さが不揃いの
場合は挿入部材8のボルト9を緩め、シリンダロッド7
の固定位置を高さ方向に調整し再固定する。
場合は挿入部材8のボルト9を緩め、シリンダロッド7
の固定位置を高さ方向に調整し再固定する。
【0009】なお、本発明に使用する挿入部材8とは通
称シュパンリングと呼ばれ、図4および図5に示すよう
にテーパフランジ10、11をボルト9にて締め付ける
と、アウタリング12、インナリング13にそれぞれ拡
張と収縮が生じ、発生する接触圧力P、P’による摩擦
接合方式の固定部材である。
称シュパンリングと呼ばれ、図4および図5に示すよう
にテーパフランジ10、11をボルト9にて締め付ける
と、アウタリング12、インナリング13にそれぞれ拡
張と収縮が生じ、発生する接触圧力P、P’による摩擦
接合方式の固定部材である。
【0010】
【発明の効果】前述発明にて、シリンダ交換の際にも荷
役装置を荷役車両から取り外す必要がなくなり、挿入部
材をインナマストのアッパビームから取り除けば、アッ
パビーム両端の穴部からそれぞれ左右のシリンダを抜き
取ることもはめ込むことを可能である。また、左右のシ
リンダの長さの調整もスペーサを使う必要がなくなり、
挿入部材のボルト9を緩めるのみで、自由に調整でき
る。前述効果による作業の簡素化のための作業時間は従
来の技術と比較して大幅に削減されたものとなる。
役装置を荷役車両から取り外す必要がなくなり、挿入部
材をインナマストのアッパビームから取り除けば、アッ
パビーム両端の穴部からそれぞれ左右のシリンダを抜き
取ることもはめ込むことを可能である。また、左右のシ
リンダの長さの調整もスペーサを使う必要がなくなり、
挿入部材のボルト9を緩めるのみで、自由に調整でき
る。前述効果による作業の簡素化のための作業時間は従
来の技術と比較して大幅に削減されたものとなる。
【図1】カウンタバランス型フォークリフトの側面図を
示す。
示す。
【図2】マストの後面図を示す。
【図3】本発明を実施したアッパビームのシリンダロッ
ド支持箇所断面図を示す。
ド支持箇所断面図を示す。
【図4】挿入部材の斜視図を示す。
【図5】挿入部材のA−A’断面図を示す。
【図6】従来のアッパビームのシリンダロッド支持箇所
断面図を示す。
断面図を示す。
1 車体 2 マスト 3 アウタマスト 4 インナマスト 5 アッパビーム 6 シリンダ 7 シリンダロッド 8 挿入部材 9 ボルト 10 テーパフランジ 11 テーパフランジ 12 アウタリング 13 インナリング
Claims (1)
- 【請求項1】 インナマスト上部のアッパビームにシリ
ンダのロッド部を支持し、該シリンダの伸縮にて、アッ
パビームを介してインナマストがアウタマストに沿って
上昇下降する構造の荷役装置を備えた荷役車両におい
て、前述荷役装置のアッパビーム両端のシリンダロッド
支持箇所にシリンダ最大径より大きな穴部を設け、該穴
部に挿入した締め付け用の挿入部材を介して、アッパビ
ームにシリンダロッドを支持してなるリフトシリンダ支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24377495A JP3328116B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | リフトシリンダ支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24377495A JP3328116B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | リフトシリンダ支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958990A JPH0958990A (ja) | 1997-03-04 |
JP3328116B2 true JP3328116B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=17108781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24377495A Expired - Fee Related JP3328116B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | リフトシリンダ支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3328116B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP24377495A patent/JP3328116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0958990A (ja) | 1997-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3328116B2 (ja) | リフトシリンダ支持構造 | |
US7523808B2 (en) | Mast assembly in forklift truck | |
JPH1160186A (ja) | 荷役具昇降用シリンダの取付構造 | |
KR101794473B1 (ko) | 차량 리프트 상판 | |
JP3230630B2 (ja) | フォークリフトのリフトシリンダストローク調整装置 | |
JPS6189902A (ja) | 蒸気タ−ビンのノズルダイアフラム用支持装置 | |
US4204712A (en) | Vehicle decking bearer | |
JPS6137764Y2 (ja) | ||
JPH11130378A (ja) | クレーンの伸縮ブーム支持構造 | |
KR200168547Y1 (ko) | 조립식 스틸 구조물의 행거 | |
JP2001130884A (ja) | カウンタウエイト付きフォークリフト | |
JPH0340863Y2 (ja) | ||
JP3985347B2 (ja) | ティルトシリンダ結合構造 | |
JP3419895B2 (ja) | 建設機械の伸縮アーム | |
JPH0455034Y2 (ja) | ||
JPS592382Y2 (ja) | 組込管の相互固定具 | |
JP2540043Y2 (ja) | 吊上げロッド | |
JPH0520800Y2 (ja) | ||
JP3243714B2 (ja) | 杭圧入引抜機のチャック | |
JP2002068691A (ja) | シリンダの伸縮方向調整装置 | |
JPH0117682Y2 (ja) | ||
JP3170413B2 (ja) | モノレール吊下体及びその施工方法 | |
KR100283092B1 (ko) | 유압크레인용 크레인 붐의 구조_ | |
JPH0346999A (ja) | フォークリフトの荷役装置 | |
JPH101289A (ja) | 多段伸縮ブーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020701 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |