JPH1160186A - 荷役具昇降用シリンダの取付構造 - Google Patents
荷役具昇降用シリンダの取付構造Info
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- JPH1160186A JPH1160186A JP9232982A JP23298297A JPH1160186A JP H1160186 A JPH1160186 A JP H1160186A JP 9232982 A JP9232982 A JP 9232982A JP 23298297 A JP23298297 A JP 23298297A JP H1160186 A JPH1160186 A JP H1160186A
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- B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
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Abstract
側にて、より車幅方向外側に配置できるようにして前方
視界を良好にするとともに、フロントオーバハングもよ
り小さなものとする。 【解決手段】 フォークリフト車両の荷役リフト機構と
して、インナ,ミドル及びアウタの各マスト49,87
及び85を有するフリーリフト付の三段マストを備えた
もので、フォーク99を上下動可能に支持する荷役具昇
降用シリンダ53が、左右一対配置されたインナマスト
49の車両後方側に配置されている。荷役具昇降用シリ
ンダ53の上下方向ほぼ中央を支持するブラケット55
は、車両前方側の端部に嵌合突起61を備え、左右のイ
ンナマスト49相互を上下方向のほぼ中央部で連結する
センタビーム51の上端には、嵌合凸部61に嵌合する
嵌合凹部が形成されている。
Description
た左右一対の第1のマストに対し上下動可能に設けられ
た左右一対の第2のマストに荷役具が設けられ、この荷
役具を第2のマストに対して上下動させる荷役具昇降用
シリンダを、左右一対の第2のマスト相互を連結する連
結部材側へ取り付ける際の荷役具昇降用シリンダの取付
構造に関する。
れる荷役リフト機構としては、図23の概念図で示すよ
うな、フリーリフト付の三段マストを備えたものがあ
る。このリフト機構は、車体前部に左右(図中で紙面に
直交する方向)一対のアウタマスト1が固定され、この
アウタマスト1に、左右一対のミドルマスト3が上下動
可能に設けられ、さらにこのミドルマスト3に対し、左
右一対のインナマスト5が上下動可能に設けられてい
る。インナマスト5には、荷物を載せる荷役具であるフ
ォーク7が上下動可能に設けられている。
上下動させる荷役具昇降用シリンダ(フルフリーシリン
ダ)9が固定され、またフォーク7とインナマスト5と
は、荷役具昇降用シリンダ9のシリンダロッド11の上
端に設けたチェーンスプロケット13を介してチェーン
15によって連結されており、荷役具昇降用シリンダ9
の動作によりフォーク7がインナマスト5に対して上下
動する。
ト3をインナマスト5とともに上下動させるマスト昇降
用シリンダ17が設けられている。アウタマスト1とイ
ンナマスト5とは、ミドルマスト3の上部に設けたチェ
ーンスプロケット19を介してチェーン21によって連
結されており、マスト昇降用シリンダ17の動作による
ミドルマスト3の昇降時には、インナマスト5はアウタ
マスト1に対する昇降量がミドルマスト3の2倍とな
る。
造例を示す平面図で、左右一対のアウタマスト1,ミド
ルマスト3及びインナマスト5は、それぞれ下端部がア
ウタマストロアビーム23,ミドルマストロアビーム2
5及びインナマストロアビーム27によって連結されて
いる。そして、ミドルマスト3を上下動させるマスト昇
降用シリンダ17は、アウタマスト1の車両後方側のア
ウタマストロアビーム23上に左右一対上下に延長され
た状態で設置されている。一方、フォーク7を上昇させ
る荷役具昇降用シリンダ9は、左右のインナマスト5,
5相互間に位置し、インナマストロアビーム27の車体
前方側に突出して設けられたシリンダサポート29上
に、上下に延長された状態で1本設置されている。
置された一対のキャリッジブラケット31の先端に固定
されたキャリッジ33の前面に装着されている。キャリ
ッジブラケット31は、インナマスト5側の上下両端の
側面にマストローラ35が取り付けられ、このマストロ
ーラ35がインナマスト5に対して上下方向に転動する
ことで、キャリッジブラケット31,キャリッジ33及
びフォーク7が、インナマスト5に対して上下動する。
なお、図24では、省略してあるが、アウタマスト1と
ミドルマスト3との間及び、ミドルマスト3とインナマ
スト5との間にもマストローラ(例えば後述する図25
には、マストローラ36として、インナマスト5の下端
側部に取り付けられている)が配置されている。
は、車体側(前車軸)に本リフト機構を装着するための
リフト機構支持ブラケット37が設けられ、このリフト
機構支持ブラケット37の取付部中心とキャリッジ33
との間の寸法が、フロントオーバハング(FOH)であ
り、このFOHをより小さくすることで、車体側と荷物
を保持する部分との距離が短くなって安定した荷役作業
を行うことができる。
スト5に取り付けられる荷役具昇降用シリンダ9の斜視
図で、インナマストロアビーム27に設けられたシリン
ダサポート29上には一つのねじ孔29aが形成され、
このねじ孔29aに1本のボルト39がねじ込まれる。
一方、荷役具昇降用シリンダ9の下面には、上記ボルト
39の頭部が入り込む位置決め凹部9aが形成されてい
る。
ト39の頭部に、荷役具昇降用シリンダ9の位置決め凹
部9aを整合させた状態で、荷役具昇降用シリンダ9の
上下方向中央部よりやや上部側に設けたブラケット41
を、インナマスト5,5相互の上下方向中間部分を連結
するセンタビーム43に、2本のボルト45を用いて固
定することで、荷役具昇降用シリンダ9はインナマスト
5側に取り付けられることになる。
使用した例で、各シリンダ9を左右のインナマスト5に
寄せた位置に設置してある。この例では、シリンダサポ
ート29上に設けたピン47を、荷役具昇降用シリンダ
9の下面に設けた凹部9aに入り込ませた状態で、荷役
具昇降用シリンダ9に設けたブラケット41を、ボルト
45を用いてセンタビーム43に固定する。
役具昇降用シリンダの取付構造においては、図25の例
では、荷役具昇降用シリンダ9が左右のインナマスト5
の中央に配置されているので、荷役作業者にとって前方
視界が充分ではなく、荷役作業性の低下を招く。一方、
図26の例では、2本の荷役具昇降用シリンダ9が左右
に配置されていることから、前方視界は図25の例に比
べて向上するものの、荷役具昇降用シリンダ9が、図2
4に示されているキャリッジブラケット31相互間に位
置することになるので、荷役作業者にとって視界の邪魔
になり、さらなる視界向上が望まれている。
荷役具昇降用シリンダ9をインナマスト5の後方近傍に
配置したものが、実開昭57−155198や実開昭5
9−123096号公報に開示されている。
に荷役昇降用シリンダ9を配置する場合には、図27の
平面図で示すように、荷役具昇降用シリンダ9を固定す
るためのブラケット41を、センタビーム43に対し車
両前方側からボルト45によって締結する構造である
と、荷役具昇降用シリンダ9をより車幅方向外側に配置
して前方視界をさらに向上させるためには、ボルト45
の頭部がインナマスト5に干渉するので限界がある。
小さくするためには、荷役具昇降用シリンダ9を、より
センタビーム43に接近させて配置する必要があるが、
あまり接近しすぎていると、ブラケット41にねじ込ま
れているボルト45の先端が荷役具昇降用シリンダ9に
干渉することになる。これを避けるためには、2本のボ
ルト45相互の間隔を広くすると同時に、荷役具昇降用
シリンダ9を中央に寄せる必要がある。ボルト45の間
隔を広くすると、ブラケット41が大型となって取り扱
いが不便になるばかりでなく、前方視界が悪化する。荷
役具昇降用シリンダ9を中央に寄せることも、前方視界
の悪化を招くことは言うまでもない。
配置され、ブラケット41に支持された荷役具昇降用シ
リンダ9を、車両前方側から、単にボルト45によって
固定する構造では、前方視界の向上効果が充分ではな
く、また、FOHを満足させるべく荷役具昇降用シリン
ダ9を、よりセンタビーム43に接近させようとする
と、前方視界がさらに悪化するものとなり、改善が望ま
れている。
ダをインナマストの後方側にて、より車幅方向外側に配
置できるようにして前方視界を良好にするとともに、フ
ロントオーバハングもより小さなものとすることを目的
としている。
に、請求項1の発明は、車体に設けられた左右一対の第
1のマストに対し、この第1のマスト側に設けられたマ
スト昇降用シリンダによって上下動可能な左右一対の第
2のマストが設けられ、前記一対の第2のマストに対
し、この第2のマスト側に設けられた荷役具昇降用シリ
ンダによって上下動可能な荷役具が設けられ、前記一対
の第2のマスト相互が車両後方側にて連結部材により連
結され、この連結部材に前記荷役具昇降用シリンダがブ
ラケットを介して支持される荷役具昇降用シリンダの取
付構造において、前記荷役具昇降用シリンダを、前記一
対の第2のマストの車両後方側付近に配置するととも
に、この荷役具昇降用シリンダが、前記連結部材により
接近した位置にて前記ブラケットに支持された状態で、
前記ブラケットの車両前方側の端部を、前記連結部材に
嵌合部を介して嵌合固定し、この嵌合部は、荷役具昇降
用シリンダの車両前方側に対応する位置に形成されてい
る構成としてある。
取付構造によれば、第2のマストの車両後方側に配置し
た荷役具昇降用シリンダに設けたブラケットの車両前方
側の端部を、ボルトを用いず、嵌合部を介して連結部材
に固定してあり、かつ嵌合部は荷役具昇降用シリンダの
車両前方側に対応する位置に形成されていることから、
ボルトの頭部の第2のマストへの干渉を考慮することな
く、荷役具昇降用シリンダをより車幅方向外側に配置で
き、また、荷役具昇降用シリンダは、フロントオーバハ
ングを小さくすべく連結部材により接近した位置に配置
しても、ボルトの先端に干渉することはないので、車幅
方向中央側に寄せる必要がなく、前方視界の悪化は発生
せず、さらにブラケットは、ボルト締結部分が不要とな
る分、特に車幅方向のコンパクト化が可能である。
において、連結部材の車両後方側の面に当接するブラケ
ットの端面に、車両前方側に突出する嵌合凸部を設け、
この嵌合凸部は、先端側の車幅方向寸法が基端側の同寸
法より大きく形成され、この嵌合凸部に嵌合する嵌合凹
部を、連結部材の上端部に設けた構成としてある。
上方から嵌合凹部に嵌合させることで、ブラケットは、
嵌合凸部の車両前方側の幅寸法が同後方側より大きく形
成されていることから、連結部材に対して車両後方側へ
の移動が規制されるとともに、車両前方側の端面が連結
部材に当接していることから、連結部材に対して車両前
方側への移動も規制され、連結部材に固定された状態と
なる。
において、嵌合凸部の車幅方向両側面は、先端側と基端
側とを結ぶ傾斜面で構成され、前記嵌合凸部は、嵌合凹
部に嵌合した状態で、先端面が連結部材の車両前方側の
面とほぼ同一面を形成している。
連結部材より第2のマストが配置されている車両前方側
に突出しないので、荷役具昇降用シリンダを支持するブ
ラケットの車幅方向外側への配置が容易となる。
れか1項記載の発明の構成において、ブラケットにボル
ト固定用のフランジを設け、前記ブラケットを、ブラケ
ット側から前記フランジを介して締結するボルトにより
連結部材に固定した構成としてある。
を支持するブラケットの連結部材への固定が確実とな
る。
において、嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌合させた状態で、
前記嵌合凸部の車幅方向両側面と、この両側面に対向す
る嵌合凹部の両側面との間には、所定の隙間が形成さ
れ、前記一方の側面相互を密着させた状態で、ボルトが
締結されている。
との間に隙間があることから嵌合作業が容易であるとと
もに、嵌合凸部と嵌合凹部との一方の両側面相互を密着
させることで、ブラケットの連結部材への位置決めがな
される。
において、嵌合凸部は、嵌合凹部に入り込む首部と、こ
の首部の車両前方側に位置して車幅方向両側に突出する
係止突起とを備えている。
込ませることで、係止突起が連結部材の車両前方側に位
置し、ブラケットが連結部材に固定されることになる。
連結部材の車両前方側に位置する係止突起は、車幅方向
寸法を荷役具昇降用シリンダを支持する部位より小さく
することで、第2のマストへの干渉が回避される。
において、嵌合凹部は、嵌合凸部の係止突起が入り込む
係止突起嵌入部を備えている。
の上端の嵌合凹部に設けた係止突起嵌入部に入り込み、
連結部材より車両前方側に突出しないので、荷役具昇降
用シリンダを支持するブラケットの車幅方向外側への配
置が容易となる。
において、ブラケットの車両前方側の端部付近の下面
に、車幅方向に延長されて連結部材の上端が入り込む嵌
合溝を設けた構成としてある。
ケットの嵌合溝に入り込ませることで、ブラケットは連
結部材に固定される。
において、嵌合溝に入り込む連結部材の上端は、凹部と
なっている。
連結部材の凹部とが相互に入り込むことで、ブラケット
は、上面が連結部材の上端面とほぼ同一面となるまで嵌
合させることが可能であり、より確実な嵌合状態が得ら
れる。
発明の構成において、嵌合溝に入り込む連結部材の上端
は、車両後方側の部分が前記嵌合溝に入り込むよう同前
方側の部分に切り欠き凹部が形成されている。
後方側の部分が嵌合溝に入り込むことで、ブラケットの
嵌合溝より先端側の部分が切り欠き凹部に入り込み、こ
れによりブラケット先端の連結部材より車両前方への突
出が回避され、荷役具昇降用シリンダを支持するブラケ
ットの車幅方向外側への配置が容易となる。
成において、ブラケットの車両前方側の端部の下面と連
結部材の上端面とのいずれか一方に嵌合ピンを、同他方
に前記嵌合ピンが嵌合する嵌合孔を設けた構成としてあ
る。
合させることで、ブラケットは連結部材に固定される。
右一対の第1のマストに対し、この第1のマスト側に設
けられたマスト昇降用シリンダによって上下動可能な左
右一対の第2のマストが設けられ、前記一対の第2のマ
ストに対し、この第2のマスト側に設けられた荷役具昇
降用シリンダによって上下動可能な荷役具が設けられ、
前記一対の第2のマスト相互が車両後方側にて連結部材
により連結され、この連結部材に前記荷役具昇降用シリ
ンダがブラケットを介して支持される荷役具昇降用シリ
ンダの取付構造において、前記荷役具昇降用シリンダ
を、前記一対の第2のマストの車両後方側付近に配置す
るとともに、この荷役具昇降用シリンダを、前記連結部
材により接近した位置にて前記ブラケットに支持し、前
記連結部材に車両前後方向に向けて貫通する貫通孔を設
ける一方、連結部材の車両後方側の面に当接するブラケ
ットの端面に、前記貫通孔に挿入される挿入突起を設
け、この挿入突起は、前記貫通孔に挿入された状態で連
結部材より車両前方側に突出する突出部を備え、この突
出部に設けた係合孔に、一部が係合孔から突出した状態
となるよう係合部材を挿入することで、挿入突起の貫通
孔からの抜け止めがなされる構成としてある。
を連結部材の貫通孔に挿入し、この状態で連結部材より
車両前方側に突出した突出部の係合孔に係合部材を挿入
することで、この挿入した係合部材によってブラケット
の連結部材からの抜け止めがなされる。
右一対の第1のマストに対し、この第1のマスト側に設
けられたマスト昇降用シリンダによって上下動可能な左
右一対の第2のマストが設けられ、前記一対の第2のマ
ストに対し、この第2のマスト側に設けられた荷役具昇
降用シリンダによって上下動可能な荷役具が設けられ、
前記一対の第2のマスト相互が車両後方側にて連結部材
により連結され、この連結部材に前記荷役具昇降用シリ
ンダがブラケットを介して支持される荷役具昇降用シリ
ンダの取付構造において、前記荷役具昇降用シリンダ
を、前記一対の第2のマストの車両後方側付近に配置す
るとともに、この荷役具昇降用シリンダを、前記連結部
材により接近した位置にて前記ブラケットに支持し、前
記連結部材に車両前後方向に向けて貫通する貫通孔を設
ける一方、連結部材の車両後方側の面に当接するブラケ
ットの端面に、前記貫通孔に挿入される挿入突起を設
け、前記貫通孔に挿入された状態の挿入突起は、先端面
が前記連結部材の車両前方側の面とほぼ同一面を形成
し、この先端面に形成したねじ孔にボルトをねじ込むこ
とで、このボルトの頭部もしくは介装するワッシャによ
って前記挿入突起の貫通孔からの抜け止めがなされる構
成としてある。
を連結部材の貫通孔に挿入し、この状態で挿入突起の先
端面のねじ穴にボルトをねじ込むことで、このボルトの
頭部もしくは介装するワッシャによってブラケットの連
結部材からの抜け止めがなされる。
右一対の第1のマストに対し、この第1のマスト側に設
けられたマスト昇降用シリンダによって上下動可能な左
右一対の第2のマストが設けられ、前記一対の第2のマ
ストに対し、この第2のマスト側に設けられた荷役具昇
降用シリンダによって上下動可能な荷役具が設けられ、
前記一対の第2のマスト相互が車両後方側にて連結部材
により連結され、この連結部材に前記荷役具昇降用シリ
ンダがブラケットを介して支持される荷役具昇降用シリ
ンダの取付構造において、前記荷役具昇降用シリンダ
を、前記一対の第2のマストの車両後方側付近に配置す
るとともに、この荷役具昇降用シリンダを、前記連結部
材により接近した位置にて前記ブラケットに支持し、こ
のブラケットの車両前方側の端部の下面を連結部材の上
端面に接触させ、前記ブラケットの上部からボルトを締
結してブラケットを連結部材に固定する構成としてあ
る。
側の端部の下面を連結部材の上端面に接触させ、この状
態でブラケットの上部からボルトを締結することで、ブ
ラケットが連結部材に固定される。
構成において、ブラケットの下面が接触する連結部材の
上端面には、前記下面が入り込む凹部が形成されてい
る。
結部材の上端面に形成した凹部に入り込むので、ボルト
締結の際の位置決めが容易であるとともに、ブラケット
は連結部材に対して確実に固定されるものとなる。
の車両後方側に配置した荷役具昇降用シリンダに設けた
ブラケットの車両前方側の端部を、ボルトを用いず、嵌
合部を介して連結部材に固定してあり、かつ嵌合部は
荷役具昇降用シリンダの車両前方側に対応する位置に形
成されていることから、ボルトの頭部の第2のマストへ
の干渉を考慮することなく、荷役具昇降用シリンダをよ
り車幅方向外側に配置できて前方視界の向上に寄与で
き、また、荷役具昇降用シリンダは、連結部材により接
近した位置に配置しても、ボルトの先端に干渉すること
はないので、車幅方向中央側に寄せる必要がなく、前方
視界の悪化は発生せず、さらにブラケットは、ボルト締
結部分が不要となる分、特に車幅方向のコンパクト化が
可能であり、これによっても前方視界の向上効果が得ら
れる。
嵌合凸部の車両前方側の幅寸法が同後方側より大きく形
成されていることから、嵌合凸部を連結部材の上方から
嵌合凹部に嵌合させることで、連結部材に対して車両後
方側への移動が規制されるとともに、車両前方側の端面
が連結部材に当接することから、連結部材に対して車両
前方側への移動も規制され、連結部材に固定することが
できる。
面が、連結部材より第2のマストが配置されている車両
前方側に突出しないので、荷役具昇降用シリンダを支持
するブラケットの車幅方向外側への配置が容易となり、
前方視界をより向上させることができる。
ら締結するボルトにより、荷役具昇降用シリンダを支持
するブラケットの連結部材への固定を確実なものとする
ことができる。
合凹部との間に隙間があることから嵌合作業が容易であ
るとともに、嵌合凸部と嵌合凹部との一方の両側面相互
を密着させることで、ブラケットの連結部材への位置決
めを行うことができる請求項6の発明によれば、首部を
嵌合凹部に入り込ませることで、係止突起が連結部材の
車両前方側に位置するので、ブラケットを連結部材に固
定することができる。このとき、連結部材の車両前方側
に位置する係止突起は、車幅方向寸法を荷役具昇降用シ
リンダを支持する部位より小さくすることで、第2のマ
ストへの干渉を回避することができる。
結部材の上端の嵌合凹部に設けた係止突起嵌入部に入り
込み、連結部材より車両前方側に突出しないので、荷役
具昇降用シリンダを支持するブラケットの車幅方向外側
への配置が容易となり、前方視界をより向上させること
ができる。
をブラケットの嵌合溝に入り込ませることで、ブラケッ
トをより車幅方向外側に配置した状態で連結部材に固定
することができる。
合溝と連結部材の凹部とが相互に入り込むことで、ブラ
ケットは、上面が連結部材の上端面とほぼ同一面となる
まで嵌合し、より確実な嵌合状態を得ることができる。
端の車両後方側の部分が嵌合溝に入り込むことで、ブラ
ケットの嵌合溝より先端側の部分が切り欠き凹部に入り
込み、これによりブラケット先端の連結部材より車両前
方への突出を回避でき、荷役具昇降用シリンダを支持す
るブラケットの車幅方向外側への配置が容易となって前
方視界をより向上させることができる。
合孔に嵌合させることで、ブラケットをより車幅方向外
側に配置した状態で連結部材に固定することができる。
挿入突起を連結部材の貫通孔に挿入し、この状態で連結
部材より車両前方側に突出した突出部の係合孔に係合部
材を挿入することで、この挿入した係合部材によってブ
ラケットは、連結部材からの抜け止めがなされ、より車
幅方向外側に配置した状態で連結部材に固定することが
できる。
挿入突起を連結部材の貫通孔に挿入し、この状態で挿入
突起の先端面のねじ穴にボルトをねじ込むことで、この
ボルトによってブラケットの連結部材からの抜け止めが
なされ、これによりブラケットをより車幅方向外側に配
置した状態で連結部材に固定することができる。
車両前方側の端部の下面を連結部材の上端面に接触さ
せ、この状態でブラケットの上部からボルトを締結する
ことで、ブラケットをより車幅方向外側に配置した状態
で連結部材に固定することができる。
下面が連結部材の上端に形成した凹部に入り込むので、
ボルト締結の際の位置決めが容易であるとともに、ブラ
ケットは連結部材に対して確実に固定することができ
る。
面に基づき説明する。
す、フォークリフト車両におけるリフト機構の全体を示
す前記27に相当する平面図で、図2はその要部を示す
平面図である。第2のマストであるインナマスト49の
上下方向(図1中では紙面に直交する方向)ほぼ中央部
に、左右一対のインナマスト49相互を連結する板状の
連結部材としてのセンタビーム51が設けられており、
このセンタビーム51には、左右のインナマスト49の
後方近傍に位置して、荷役具昇降用シリンダ53がブラ
ケット55を介して固定されている。
53を挿入して支持する挿入孔57を備えるとともに、
センタビーム51の車両後方側の面に密着する端面59
に、車両前方側に突出する嵌合凸部61が設けられてい
る。この嵌合凸部61は、車幅方向の寸法が、荷役具昇
降用シリンダ53の外径寸法より若干小さいもののほぼ
同じとなっており、荷役具昇降用シリンダ53の車両前
方側に対応する位置に形成されることになる。嵌合凸部
61は、図2の嵌合部分を車両の左前方側から見た分解
斜視図である図3に示すように、車両前方側の車幅方向
寸法が同後方側の同寸法より大きく形成され、これによ
り車幅方向両側面に、傾斜面63,65が形成される。
記嵌合凸部61が嵌合し嵌合凸部61とで嵌合部を構成
する嵌合凹部67が形成されている。図4は、嵌合凸部
61を嵌合凹部67に嵌合した状態での図3におけるA
矢視図である。嵌合凹部67は、嵌合凸部61に整合可
能なように、車両前方側の幅寸法が同後方側の同寸法よ
り大きく形成され、これにより前記傾斜面63,65に
対応する傾斜面69,71が形成される。図2に示され
るように、嵌合凸部61は、嵌合凹部67に嵌合した状
態で先端面83が、センタビーム51の車両前方側の面
より若干内側に位置しているもののほぼ同一面を形成し
ている。
9,ミドルマスト87及びアウタマスト85を、それぞ
れ斜視図として示している。これら左右一対のインナマ
スト49,ミドルマスト87及びアウタマスト85は、
それぞれ下端部がインナマストロアビーム89,ミドル
マストロアビーム91及びアウタマストロアビーム93
によってそれぞれ連結されている。
降用シリンダ95は、従来同様にアウタマスト85の車
両後方側のアウタマストロアビーム93上に左右一対上
下に延長された状態で設置されている。一方、キャリッ
ジ97の前面に取り付けられる荷役具としてのフォーク
99を上昇させる荷役具昇降用シリンダ53は、左右の
インナマスト49の後方側に、上下に延長された状態で
左右一対配置されている。キャリッジ97は、キャリッ
ジブラケット101の先端に固定され、キャリッジブラ
ケット101には、上下両端のインナマスト49側の側
面に、インナマスト49に対して回転しながら上下方向
に移動するローラ103が取り付けられている。
ム89の車体後方側のインナマスト49近傍には、荷役
具昇降用シリンダ53の下端を支持するためのシリンダ
サポート105が装着されている。シリンダサポート1
05は、上端に設けた突起105aがインナマストロア
ビーム89より上方に突出しており、一方荷役具昇降用
シリンダ53の下端には、図示していないが車幅方向に
延長する溝が形成され、この溝にシリンダサポート10
5の突起105aが入り込む構成となっている。
において、荷役具昇降用シリンダ53のインナマスト4
9側への取付作業は、荷役具昇降用シリンダ53をブラ
ケット55の挿入孔57に挿入した状態で、荷役具昇降
用シリンダ53の下端の溝を、図5に示されているシリ
ンダサポート105の突起105aに入り込ませ、これ
と同時にブラケット55の嵌合凸部61をセンタビーム
51の嵌合凹部67に嵌合させる。
インナマスト49側への取付作業は、荷役具昇降用シリ
ンダ53を支持するブラケット51に設けた嵌合凸部6
1を、センタビーム51に設けた嵌合凹部67に嵌合す
ることでなされるので、容易であり、組み付け作業性が
向上する。
シリンダ53は、インナマスト49の車両後方側、より
詳しくはキャリッジブラケット101の車両後方側に配
置されてキャリッジブラケット101相互間には配置さ
れていないので、キャリッジブラケット101相互間か
らの前方視界が良好となっている。そして、嵌合凸部6
1と嵌合凹部67とからなる嵌合部は、荷役具昇降用シ
リンダ53の車両前方側に対応する位置に形成されてい
る上、嵌合凸部61の先端面83がセンタビーム51の
車両前方側の面より若干奥まった位置にあってほぼ同一
面を形成しているので、ブラケット55のセンタビーム
51への装着位置を、より車幅方向外側(図2中で左
側)に設定できる。これに伴い荷役具昇降用シリンダ5
3を、より車幅方向外側に配置できるので、前方視界を
より向上させることができる。
前方側から、荷役具昇降用シリンダ53に干渉しないよ
うにボルト締結する必要がないので、荷役具昇降用シリ
ンダ53をよりセンタビーム51に接近させるべく、よ
り車両前方側に配置することが可能となり、フロントオ
ーバハングの縮小化が達成される。さらに、上記ボルト
締結が不要であることから、ブラケット55は、ボルト
締結部分が不要となる分、特に車幅方向のコンパクト化
が可能であり、前方視界向上に寄与できる。
で、ブラケット55を、ボルト81によってセンタビー
ム51に固定するように構成したものである。このブラ
ケット55の車両中央側の側面、すなわち図8中で右側
の側面には、車両中央側に向けて突出するフランジ75
が形成されている。このフランジ75には、ボルト挿入
孔77が設けられるとともに、センタビーム51側には
ボルト挿入孔77に整合してねじ孔79が設けられてい
る。
3,65相互間の寸法は、嵌合凹部67における傾斜面
69,71相互間の寸法より小さく形成され、これによ
り嵌合凸部61と嵌合凹部67との間には、隙間73が
形成される。そして、ボルト81を、ボルト挿入孔77
に挿入してねじ孔79に締結した状態では、車幅方向外
側の傾斜面63,69相互が密着した状態となってい
る。
向外側の傾斜面63を、これに対向する嵌合凹部67の
傾斜面69に密着させた状態で位置決めし、この状態で
ボルト81を締結してブラケット55をセンタビーム5
1に固定する。この場合、嵌合凸部61と嵌合凹部67
との間には、隙間73によってガタが形成されているの
で、嵌合作業が容易であり、またブラケット55はボル
ト81によってセンタビーム51に確実に固定されるこ
とになる。
す要部、すなわち荷役具昇降用シリンダ53を支持する
ブラケット55とセンタビーム51とが嵌合する嵌合部
の分解斜視図である。この嵌合部も、ブラケット55の
端面59に嵌合凸部107が、センタビーム51の上端
部に嵌合凹部109がそれぞれ形成されているが、嵌合
凸部107は、嵌合凹部109に入り込む首部107a
と、首部107aの車両前方側に位置してセンタビーム
51の車両前方側にて左右方向に突出する係止突起10
7bとを備えている。首部107aを嵌合凹部109に
嵌合することで、端面59がセンタビーム51に当接
し、この当接部と反対側に係止突起107bが位置する
ので、ブラケット55がセンタビーム51に取り付けら
れることになる。
の寸法を、荷役具昇降用シリンダ53の外径寸法とほぼ
同じとし、嵌合部を荷役具昇降用シリンダ53の車両前
方側に形成される構成としてあるので、センタビーム5
1より車体前方側に突出しているものの、ブラケット5
5を、より車幅方向外側に配置でき、前方視界を良好に
確保できるとともに、荷役具昇降用シリンダ53をセン
タビーム51側に寄せて配置できるので、フロントオー
バハングの縮小化も可能である。
51の嵌合凹部109に、首部107aが入り込む首部
嵌入部109aと、係止突起107bが入り込む係止突
起嵌入部109bとを設けている。この例では、係止突
起107bが、センタビーム51の係止突起嵌入部10
9bに入り込んで、センタビーム51より車両前方側に
突出しないので、図8のものより、ブラケット55をさ
らに車幅方向外側に配置することができる。
示している。この実施の形態は、ブラケット55の車両
前方側の端面59に設けた突出部55aの下面に、車幅
方向に向けて延長される嵌合溝111を設け、この嵌合
溝111に対応してセンタビーム51の上端部には凹部
113を設け、これらにより嵌合部を構成している。嵌
合溝111と凹部113とを嵌合させることで、ブラケ
ット55の端面59がセンタビーム51に当接し、嵌合
溝111より車両前方側に位置して下方に突出する係止
部115が、センタビーム51の車両前方側に位置する
ので、ブラケット55がセンタビーム51に取り付けら
れることになる。嵌合溝111が設けられたブラケット
55の突出部55aは、車幅方向の寸法を荷役具昇降用
シリンダ53の外径とほぼ同じとして、嵌合部を荷役具
昇降用シリンダ53の車両前方側に形成される構成とし
てある。これにより、ブラケット55のセンタビーム5
1に対する配置を、より車幅方向外側とすることが可能
になる。
側の凹部113は省略しても構わない。
が、嵌合溝111が入り込む嵌合溝嵌入部113aと、
嵌合溝嵌入部113aより車両前方側に位置する切り欠
き凹部113bとを備えたものとしてある。切り欠き凹
部113bは、ブラケット55の係止部115が入り込
むもので、これによりブラケット55における突出部5
5aの、センタビーム51より車両前方側へ突出が回避
され、上記図11のものに比べて荷役具昇降用シリンダ
53を、より車幅方向外側に配置することが可能とな
る。
示している。この実施の形態は、センタビーム51の上
端に一対の嵌合ピン117を設ける一方、ブラケット5
5の上端部には、上記嵌合ピン117が嵌入される嵌合
孔119を設け、これらにより嵌合部を構成している。
嵌合孔119が設けられたブラケット55の車両前方側
の端部55bは、車幅方向の寸法を荷役具昇降用シリン
ダ53の外径寸法とほぼ同じとして、嵌合部を、荷役具
昇降用シリンダ53の車両前方側に対応する位置に形成
されるものとしてある。これにより、ブラケット55の
センタビーム51に対する配置を、より車幅方向外側と
することが可能になる。
に代えてボルトをセンタビーム51の上端部にねじ込
み、その露出させたボルトの頭部が嵌合する嵌合孔をブ
ラケット55側に設けるようにしてもよい。また、嵌合
ピン117をブラケット55側に、嵌合孔119をセン
タビーム51側にそれぞれ設けてもよい。
施の形態を示している。この実施の形態は、センタビー
ム51側に矩形状の貫通孔121を設ける一方、ブラケ
ット55側には、貫通孔121に挿入される挿入突起1
23を設けている。挿入突起123は、貫通孔121に
挿入した状態では、図14に示すように、センタビーム
51より車両前方側に突出する突出部123aを有し、
この突出部123aに形成した係合孔としてのねじ孔1
23bに、上方から係合部材としてのボルト124をね
じ込む。このボルト124の頭部が外部に露出すること
で、挿入突起123の貫通孔121からの抜け止めがな
され、ブラケット55がセンタビーム51に固定される
ことになる。このとき、ブラケット55の端面59はセ
ンタビーム51に当接することになる。
荷役具昇降用シリンダ53の外径寸法とほぼ同じとし、
嵌合部を、荷役具昇降用シリンダ53の車両前方側に対
応する位置に形成されるものとしてある。これにより、
ブラケット55のセンタビーム51に対する配置を、よ
り車幅方向外側とすることが可能になる。
ト124に代わる頭部を備えたピンを、ねじ孔123b
に代えて設けたピン挿入孔に挿入する構成としてもよ
い。
の形態を示している。この実施の形態は、センタビーム
51に貫通孔121を、ブラケット55に貫通孔121
に挿入される挿入突起123をそれぞれ設ける構成は、
上記図14と同様であるが、ここでの挿入突起123
は、先端面123cがセンタビーム51の車両前方側の
面より車両前方側に突出せず、ほぼ同一面を形成してお
り、先端面123cに形成した二つのねじ孔123d
に、組み付け状態での平面図である図17及び、図17
の右側面図である図18に示すように、ボルト125を
抜け止め用のワッシャ127を介してねじ込んである。
方側から締結する構造としてあるが、二つのボルト12
5相互間のピッチをより狭くすることで、ブラケット5
5をセンタビーム51に対し、より車幅方向外側に配置
することが可能となる。ボルト125のピッチを狭くし
てボルト125が荷役具昇降用シリンダ53の車両前方
側に位置したとしても、ボルト125のねじ部先端は、
ブラケット55の挿入突起123内に収めることが可能
であるので、荷役具昇降用シリンダ53に干渉すること
はなく、荷役具昇降用シリンダ53をセンタビーム51
により接近して配置することが可能となり、フロントオ
ーバハングの縮小化に問題となることはない。
実施の形態を示している。この実施の形態は、ブラケッ
ト55に上記図16の例と同様な挿入突起123を設け
る一方、センタビーム51には挿入突起123が上部か
ら挿入される凹部129を設けてある。挿入突起123
には二つのボルト挿入孔123eが上下方向に向けて貫
通して形成され、凹部129には上記ボルト挿入孔12
3eに対応してねじ孔129aが形成されている。
び、図20の右側面図である図21に示すように、挿入
突起123を凹部129に挿入した状態で、2本のボル
ト131を締結することで、ブラケット55がセンタビ
ーム51に固定される。このとき、ブラケット55の端
面59はセンタビーム51に当接し、挿入突起123の
先端面123cは、センタビーム51の車両前方側の面
とほぼ同一面を形成してる。
れの例においても、図8に示す例と同様に、ブラケット
55側からボルトによる締結を行ってもよい。
連結するセンタビーム51より上部側に、荷役具昇降用
シリンダ53を支持するブラケット55の前記図1に示
した嵌合突起61が嵌合する嵌合凹部133aを備えた
固定具133を装着した例である。
を備えたリフト機構について説明したが、ミドルマスト
のない二段マストを備えたリフト機構に、この発明を適
用しても構わない。この場合には、アウタマストが第1
のマストとなる。
リフト車両におけるリフト機構の全体を示す平面図であ
る。
図である。
ある。
トの斜視図である。
トの斜視図である。
トの斜視図である。
る要部の平面図である。
図である。
視図である。
視図である。
斜視図である。
視図である。
視図である。
である。
視図である。
である。
視図である。
である。
ストの車両後方側から見た正面図である。
きの三段マストを備えた荷役リフト機構の概念図であ
る。
えたリフト機構の概略的な平面図である。
び、インナマストに取り付けられる荷役具昇降用シリン
ダの斜視図である。
図25と同様の斜視図である。
の、図24に相当する平面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 車体に設けられた左右一対の第1のマス
トに対し、この第1のマスト側に設けられたマスト昇降
用シリンダによって上下動可能な左右一対の第2のマス
トが設けられ、前記一対の第2のマストに対し、この第
2のマスト側に設けられた荷役具昇降用シリンダによっ
て上下動可能な荷役具が設けられ、前記一対の第2のマ
スト相互が車両後方側にて連結部材により連結され、こ
の連結部材に前記荷役具昇降用シリンダがブラケットを
介して支持される荷役具昇降用シリンダの取付構造にお
いて、前記荷役具昇降用シリンダを、前記一対の第2の
マストの車両後方側付近に配置するとともに、この荷役
具昇降用シリンダが、前記連結部材により接近した位置
にて前記ブラケットに支持された状態で、前記ブラケッ
トの車両前方側の端部を、前記連結部材に嵌合部を介し
て嵌合固定し、この嵌合部は、荷役具昇降用シリンダの
車両前方側に対応する位置に形成されていることを特徴
とする荷役具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項2】 連結部材の車両後方側の面に当接するブ
ラケットの端面に、車両前方側に突出する嵌合凸部を設
け、この嵌合凸部は、先端側の車幅方向寸法が基端側の
同寸法より大きく形成され、この嵌合凸部に嵌合する嵌
合凹部を連結部材の上端部に設けたことを特徴とする請
求項1記載の荷役具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項3】 嵌合凸部の車幅方向両側面は、先端側と
基端側とを結ぶ傾斜面で構成され、前記嵌合凸部は、嵌
合凹部に嵌合した状態で、先端面が連結部材の車両前方
側の面とほぼ同一面を形成していることを特徴とする請
求項2記載の荷役具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項4】 ブラケットにボルト固定用のフランジを
設け、前記ブラケットを、ブラケット側から前記フラン
ジを介して締結するボルトにより連結部材に固定したこ
とを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の荷
役具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項5】 嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌合させた状態
で、前記嵌合凸部の車幅方向両側面と、この両側面に対
向する嵌合凹部の両側面との間には、所定の隙間が形成
され、前記一方の側面相互を密着させた状態で、ボルト
が締結されていることを特徴とする請求項4記載の荷役
具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項6】 嵌合凸部は、嵌合凹部に入り込む首部
と、この首部の車両前方側に位置して車幅方向両側に突
出する係止突起とを備えていることを特徴とする請求項
2記載の荷役具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項7】 嵌合凹部は、嵌合凸部の係止突起が入り
込む係止突起嵌入部を備えていることを特徴とする請求
項6記載の荷役具昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項8】 ブラケットの車両前方側の端部付近の下
面に、車幅方向に延長されて連結部材の上端が入り込む
嵌合溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の荷役具
昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項9】 嵌合溝に入り込む連結部材の上端は、凹
部となっていることを特徴とする請求項8記載の荷役具
昇降用シリンダの取付構造。 - 【請求項10】 嵌合溝に入り込む連結部材の上端は、
車両後方側の部分が前記嵌合溝に入り込むよう同前方側
の部分に切り欠き凹部が形成されていることを特徴とす
る請求項8または9記載の荷役具昇降用シリンダの取付
構造。 - 【請求項11】 ブラケットの車両前方側の端部の下面
と連結部材の上端面とのいずれか一方に嵌合ピンを、同
他方に前記嵌合ピンが嵌合する嵌合孔を設けたことを特
徴とする請求項1記載の荷役具昇降用シリンダの取付構
造。 - 【請求項12】 車体に設けられた左右一対の第1のマ
ストに対し、この第1のマスト側に設けられたマスト昇
降用シリンダによって上下動可能な左右一対の第2のマ
ストが設けられ、前記一対の第2のマストに対し、この
第2のマスト側に設けられた荷役具昇降用シリンダによ
って上下動可能な荷役具が設けられ、前記一対の第2の
マスト相互が車両後方側にて連結部材により連結され、
この連結部材に前記荷役具昇降用シリンダがブラケット
を介して支持される荷役具昇降用シリンダの取付構造に
おいて、前記荷役具昇降用シリンダを、前記一対の第2
のマストの車両後方側付近に配置するとともに、この荷
役具昇降用シリンダを、前記連結部材により接近した位
置にて前記ブラケットに支持し、前記連結部材に車両前
後方向に向けて貫通する貫通孔を設ける一方、連結部材
の車両後方側の面に当接するブラケットの端面に、前記
貫通孔に挿入される挿入突起を設け、この挿入突起は、
前記貫通孔に挿入された状態で連結部材より車両前方側
に突出する突出部を備え、この突出部に設けた係合孔
に、一部が係合孔から突出した状態となるよう係合部材
を挿入することで、挿入突起の貫通孔からの抜け止めが
なされることを特徴とする荷役具昇降用シリンダの取付
構造。 - 【請求項13】 車体に設けられた左右一対の第1のマ
ストに対し、この第1のマスト側に設けられたマスト昇
降用シリンダによって上下動可能な左右一対の第2のマ
ストが設けられ、前記一対の第2のマストに対し、この
第2のマスト側に設けられた荷役具昇降用シリンダによ
って上下動可能な荷役具が設けられ、前記一対の第2の
マスト相互が車両後方側にて連結部材により連結され、
この連結部材に前記荷役具昇降用シリンダがブラケット
を介して支持される荷役具昇降用シリンダの取付構造に
おいて、前記荷役具昇降用シリンダを、前記一対の第2
のマストの車両後方側付近に配置するとともに、この荷
役具昇降用シリンダを、前記連結部材により接近した位
置にて前記ブラケットに支持し、前記連結部材に車両前
後方向に向けて貫通する貫通孔を設ける一方、連結部材
の車両後方側の面に当接するブラケットの端面に、前記
貫通孔に挿入される挿入突起を設け、前記貫通孔に挿入
された状態の挿入突起は、先端面が前記連結部材の車両
前方側の面とほぼ同一面を形成し、この先端面に形成し
たねじ孔にボルトをねじ込むことで、このボルトの頭部
もしくは介装するワッシャによって前記挿入突起の貫通
孔からの抜け止めがなされることを特徴とする荷役具昇
降用シリンダの取付構造。 - 【請求項14】 車体に設けられた左右一対の第1のマ
ストに対し、この第1のマスト側に設けられたマスト昇
降用シリンダによって上下動可能な左右一対の第2のマ
ストが設けられ、前記一対の第2のマストに対し、この
第2のマスト側に設けられた荷役具昇降用シリンダによ
って上下動可能な荷役具が設けられ、前記一対の第2の
マスト相互が車両後方側にて連結部材により連結され、
この連結部材に前記荷役具昇降用シリンダがブラケット
を介して支持される荷役具昇降用シリンダの取付構造に
おいて、前記荷役具昇降用シリンダを、前記一対の第2
のマストの車両後方側付近に配置するとともに、この荷
役具昇降用シリンダを、前記連結部材により接近した位
置にて前記ブラケットに支持し、このブラケットの車両
前方側の端部の下面を連結部材の上端面に接触させ、前
記ブラケットの上部からボルトを締結してブラケットを
連結部材に固定してあることを特徴とする荷役具昇降用
シリンダの取付構造。 - 【請求項15】 ブラケットの下面が接触する連結部材
の上端面には、前記下面が入り込む凹部が形成されてい
ることを特徴とする請求項14記載の荷役具昇降用シリ
ンダの取付構造。
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