JP3419815B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP3419815B2
JP3419815B2 JP07554693A JP7554693A JP3419815B2 JP 3419815 B2 JP3419815 B2 JP 3419815B2 JP 07554693 A JP07554693 A JP 07554693A JP 7554693 A JP7554693 A JP 7554693A JP 3419815 B2 JP3419815 B2 JP 3419815B2
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power seat
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明 塗岡
信也 坂井
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ビステオンアジアパシフィック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両の盗難防
止装置に関し、詳細には車両内への不当な侵入者を検知
して警報を発する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車等の車両の盗難防止装置
(バーグラシステム)は車両への不当な侵入者を検知す
る手段として、ドア開閉スイッチ、ボンネットスイッ
チ、さらにはロックリンクスイッチ等を利用して装備さ
れていて、これらが正規の手続き以外の方法で解錠され
た場合には車両への不当な侵入者を検知したと判断する
ように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ステムにおいては、車両の窓の開閉状態を検出していな
いため、仮に窓が全開であってもシステムはセット出来
てしまうものであった。この問題の対策として、従来の
各開閉機構部に設けられたスイッチと併せて、人体から
放出される赤外線の動きを検知する焦電型赤外線センサ
を車室内の適当な箇所に取り付けて、窓からの侵入に対
してもそれを検知できるようにする方法があるが、この
方法によっても、 赤外線センサを車室の天井に設置すると運転席及び
助手席のシートの背もたれ(可倒部)が障害となって、
検出不能のデッドゾーンが生じる。
【0004】 前記デッドゾーン発生を防ぐため、セ
ンサを左右のBピラ上部付近にそれぞれ設置すればよい
が、システム全体のコストアップにつながってしまう。
といった問題が残るものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、車両への侵入者を検知するために車室内の上部付近
に焦電型赤外線センサ、赤外線センサ、超音波センサの
中のいずれかのセンサセンサを設置した、パワーシート
を備える車両の盗難防止装置において、パワーシートの
位置を移動させ、かつ、その可倒部である背もたれを前
方あるいは後方へ向け倒すように制御するパワーシート
コントロールユニットと、車両の各ロック部に備える各
スイッチの開閉状態をチェックして各ロック部が所定の
状態であればバーグラセット信号を前記PSC/Uへ送
るバーグラコントロールユニットとを備え、前記バーグ
ラセット信号が入力されることにより前記PSC/Uは
車両に備えるパワーシートの位置の移動および可倒部で
ある背もたれを倒す様に制御することによって、デッド
ゾーンの発生が無くなり課題は解決される。
【0006】
【作用】車両各部のロック箇所からのロック完了をチェ
ックすることによって出力されるバーグラセット信号が
バーグラコントロールユニットからパワーシートコント
ロールユニットへ入力されると、車両の侵入者検知のた
めのセンサの作動時にデッドゾーンを形成するパワーシ
ートの可倒部は、パワーシートコントロールユニットが
前方あるいは後方へ自動的に倒すように作用する。セン
サのデッドゾーン発生がなくなるので、不当な侵入者が
あれば確実に検知でき、センサは車室の天井等の一ヵ所
のみの設置ですみ、システムを安価に構成することがで
きる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例のブロック構成図を図1に
示す。1はバーグラコントロールユニットであって、マ
イコンのCPU11を備え、該CPU11には車両のス
ターターカットリレー4、ホーンリレー5、ハザードア
ウトプット6、セキュリティランプ7、そしてH/Lリ
レー8が接続されている。
【0008】22〜27は車両各部の、不当侵入を防止
するためのロック手段に設けたスイッチであり、車種に
より差異があるが本実施例においては、22はFR,F
L,RR,RLそれぞれのドアスイッチ、23はFR,
FL,RR,RLそれぞれのロックリンクスイッチであ
り、24はFL,FR,バックドアのドアキーシリン
ダ、25はフードスイッチ、26はバックドアスイッ
チ、27はIGスイッチとなっていて、各出力はバーグ
ラコントロールユニット1内のノイズ除去用のLPF1
4およびAMP13を経て前記CPU11へ入力され
る。
【0009】28は焦電型赤外線センサであって、車室
内の天井付近に設置され、その出力は上記同様に、バー
グラコントロールユニット1内のノイズ除去用のLPF
12およびAMP13を経て前記CPU11へ入力され
る。
【0010】3は前記CPU11よりの信号で制御され
作動するパワーシートコントロールユニット(PSC/
であり、前記信号及びパワーシート操作スイッチ3
1によって運転席および助手席の座席のシートの位置お
よび背もたれの角度の変更が可能で、可倒モータ32に
より可倒部である背もたれが回動し、この回動は倒す角
度まで可能なように構成されている。21はバッテリで
バーグラコントロールユニット1内の電源回路16その
他に対し電源を供給する。17はウオッチドックタイマ
ーである。
【0011】図2は本発明のフローチャートであり、以
下、フローチャートに従い動作を説明する。バーグラコ
ントロールユニット1のCPU11は入力回路15を経
て入力される各スイッチの開閉状況をチェックする。す
なわち、IGスイッチは切られているか(ステップ10
1)、各ドアスイッチはオフになったか(ステップ10
2)、各ドアに備えるロックリンクスイッチはオンにな
っているか(ステップ103)、ドアキーシリンダーは
どうか(ステップ104)、フードスイッチはどうか
(ステップ105)、バックドアスイッチの状況はどう
か(ステップ106)をチェックし、ロックされていな
い箇所があれば、スタートへ戻ってチェックを繰り返
す。
【0012】前記各スイッチの状況がチェック完了する
と、CPU11はバーグラがセットされた情報を”Hi
gh”または”Low”の信号で、PSC/U3へ送出
する(ステップ107)。該信号を入力されたPSC/
U3は,車両のシートをセンサの動作の障害にならない
ようにするために、状況に応じて前方あるいは後方へ移
動させた上で、可倒部を前方あるいは後方へ倒すように
制御する(ステップ108)。
【0013】前記シート移動のアルゴリズムとしては、 可倒部のみを前方あるいは後方へ倒す。
【0014】 シートの前後位置から可倒部を倒す方
向は前方、後方のいずれが適当かを判断して倒す。
【0015】 シートの前後位置からもっとも速くデ
ッドゾーンのなくなるような移動量を計算し、シートを
前方または後方へ移動した上で、可倒部を前方または後
方へ倒す。 が考えられ、用意される。
【0016】焦電型赤外線センサ28が作動可能となり
(ステップ109)、バーグラシステムのセットが完了
する。
【0017】以上のようにセットされた車両に、不当な
侵入者が存在することがあれば、デッドゾーンを持たな
い焦電型赤外線センサ28は、完全にそれを検知して信
号を出力し、バーグラコントロールユニット1のLPF
12,AMP13を経てCPU11へ信号が入力され、
スターターカットリレー4,ホーンリレー5,ハザード
アウトプット6,セキュリティーランプ7,H/Lリレ
ー8の動作を制御する出力回路33を駆動する。
【0018】PSC/U3は、上記でセットされた情報
の反対の信号を受けると(ステップ110)、移動する
前のシート位置へシートを戻し(ステップ111)、バ
ーグラセット時の制御を中止する。
【0019】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。
【0020】例えば、上記の実施例では、センサとして
焦電型赤外線センサを使用したが、赤外線式、あるいは
超音波式のセンサを利用しても本発明は有効なシステム
となる。
【0021】また、上記の実施例では、バーグラコント
ロールユニットからのバーグラセット信号の出力を、車
両各部のロック箇所に設けたスイッチの開閉状況によっ
て出力されるように構成したが、必要に応じて、図示し
ないスイッチ等によってバーグラセット信号を出力し、
PSC/Uを作動開始させることも可能である。 PS
C/Uには、IGスイッチや、ドアスイッチ等の情報に
よりシートを移動させるものがあるが、バーグラコント
ロールユニットにも同じ信号が入っているため、PSC
/Uと一体化することにより、システム全体を小型かつ
安価に構成することが出来る。
【0022】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、車両の侵入
者検知のためのセンサの作動時にデッドゾーンを形成す
るパワーシートの可倒部を、車両各部のロック箇所のロ
ック状況をチェックすることによって出力されるバーグ
ラセット信号により、前方あるいは後方へ自動的に倒す
ように構成したので、センサのデッドゾーン発生がなく
なり、確実に不当な侵入者を検知することが出来、しか
もセンサは車室の天井等の一ヵ所のみの設置でよく、安
価なシステムが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 バーグラコントロールユニット 3 パワーシートコントロールユニット(PSC/U) 11 CPU 22 ドアスイッチ 23 ロックリンクスイッチ 24 ドアキーシリンダ 25 フードスイッチ 26 バックドアスイッチ 27 IGスイッチ 28 焦電型赤外線センサ 31 パワーシート操作スイッチ 32 可倒モータ 33 出力回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−57454(JP,A) 特開 昭63−61664(JP,A) 実開 平4−11758(JP,U) 実開 平1−156699(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 25/00 - 25/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両への侵入者を検知するために車室内
    の上部付近にセンサを設置した、パワーシートを備える
    車両の盗難防止装置において、 パワーシートの位置を移動させ、かつ、その可倒部であ
    る背もたれを前方あるいは後方へ向け倒すように制御す
    るパワーシートコントロールユニットと、 車両の各ロック部に備える各スイッチの開閉状況をチェ
    ックして各ロック部が所定の状態であればバーグラセッ
    ト信号を前記パワーシートコントロールユニットへ送る
    バーグラコントロールユニットとを備え、 前記バーグラセット信号が入力されることにより前記
    ワーシートコントロールユニット、前記パワーシート
    の前後位置に応じて、前記パワーシートの可倒部を前方
    あるいは後方のうち前記センサの動作の障害になりにく
    い方向へ倒すように制御することを特徴とする車両用盗
    難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記センサは焦電型赤外線センサ、赤外
    線センサ、超音波センサの中のいずれかであることを特
    徴とする請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
JP07554693A 1993-04-01 1993-04-01 車両用盗難防止装置 Expired - Fee Related JP3419815B2 (ja)

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JP2008105595A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Fujitsu Ten Ltd 盗難防止装置及び盗難防止システム
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