JP3419595B2 - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP3419595B2
JP3419595B2 JP17225195A JP17225195A JP3419595B2 JP 3419595 B2 JP3419595 B2 JP 3419595B2 JP 17225195 A JP17225195 A JP 17225195A JP 17225195 A JP17225195 A JP 17225195A JP 3419595 B2 JP3419595 B2 JP 3419595B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機に係り、詳しくは
ブラケットの防水及び防振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動機におけるブラケットの防水
構造は、図8に示すように、一方のブラケット4のフラ
ンジ4aに外方に突出する複数の係止片4a3を形成
し、両フランジの突き合わせ面を研磨した後で、同突き
合わせ面にシール材11を塗布した後、前記係止片を折
り曲げて他方のブラケット3のフランジ3aを挟持する
とともに締結していた。
【0003】あるいは、図7に示すように、前記フラン
ジの一方に透孔3a1と、他方にネジ孔4a1を形成
し、両フランジの突き合わせ面にシール材11を塗布し
た後、ネジ8で螺合し、両ブラケットを締結していた。
この場合、前記シール材により、前記締結部7を完全に
防水することは困難であり、巻線側に水が浸透する恐れ
がある一方、前記シール材の塗布作業工程に工数を多く
必要とし、作業効率が悪かった。他方、電動機の振動が
外部に伝わり易い問題点も有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、電動機のブラケットの突
き合わせ面からの浸水を防止し、且つ防振効果を持た
せ、作業効率を向上させた電動機を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、固定子に挿通された回転子の回転軸を、前記固定子
の両側より装着されるブラケットに保持された軸受によ
り軸支し、前記ブラケットの開口部に形成されたフラン
ジを、固定子鉄心の略中央で突合せ締結してなる電動機
において、前記フランジに対応する取付板と、同取付板
の厚さに対応し外周側に開口する外周溝と、前記フラン
ジの厚さに対応し内周側に開口する内周溝が形成され断
面形状が略W字状で環状とされた弾性部材とを設け、前
記取付板を前記外周溝に嵌入し、前記フランジを前記内
周溝に嵌入し、前記弾性部材を介し前記取付板を前記フ
ランジの間に挟持してなることを特徴とする。
【0006】そして、前記弾性部材の材質が、ゴムであ
ることを特徴とする。また、前記取付板の材質が、鋼板
であることを特徴とする。更に、前記取付板と前記弾性
部材とを、一体成形してなることを特徴とする。
【0007】一方、前記取付板に、前記弾性部材に被わ
れず、且つ、前記フランジに挟まれない取付部を形成
し、同取付部に設けた透孔により電動機本体を装置に取
付けてなることを特徴とする。そして、前記取付板の形
状を、前記フランジより大きい略四角形に形成し、その
角部を前記取付部にしてなることを特徴とする。また、
前記フランジの一方に透孔と、他方にネジ孔と、前記弾
性部材と前記取付板とに夫々挿通孔を形成し、ネジで螺
合してなることを特徴とする。
【0008】他方、前記固定子鉄心の底面外周部が切欠
され、平坦部または、略コ字型の断面形状の水抜き溝部
が形成され、前記切欠部に対応し前記フランジの突き合
わせ面に、各々溝部を形成し、同溝部に対応し前記弾性
部材に透孔を形成してなることを特徴とする。また、前
記取付板の下部に、水抜孔を形成し、同水抜孔に対応
し、前記弾性部材に透孔を形成してなることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、固定子に挿通された回転
子の回転軸を、前記固定子の両側より装着されるブラケ
ットに保持された軸受により軸支し、前記ブラケットの
開口部に形成されたフランジを、固定子鉄心の略中央で
突合せ締結してなる電動機において、前記フランジに対
応する取付板と、同取付板の厚さに対応し外周側に開口
する外周溝と、前記フランジの厚さに対応し内周側に開
口する内周溝が形成され断面形状が略W字状で環状とさ
れた弾性部材とを設け、前記取付板を前記外周溝に嵌入
し、前記フランジを前記内周溝に嵌入し、前記弾性部材
を介し前記取付板を前記フランジの間に挟持してなるよ
うにした。
【0010】そして、前記弾性部材の材質が、ゴムであ
るようにし、また、前記取付板の材質が、鋼板であるよ
うにし、更に、前記取付板と前記弾性部材とを、一体成
形する一方、前記取付板に、前記弾性部材に被われず、
且つ、前記フランジに挟まれない取付部を形成し、同取
付部に設けた透孔により電動機本体を装置に取付け、そ
して、前記取付板の形状を、前記フランジより大きい略
四角形に形成し、その角部を前記取付部にし、また、前
記フランジの一方に透孔と、他方にネジ孔と、前記弾性
部材と前記取付板とに夫々挿通孔を形成し、ネジで螺合
するようにし、他方、前記固定子鉄心の底面外周部が切
欠され、平坦部または、略コ字型の断面形状の水抜き溝
部が形成され、前記切欠部に対応し前記フランジの突き
合わせ面に、各々溝部を形成し、同溝部に対応し前記弾
性部材に透孔を形成し、また、前記取付板の下部に、水
抜孔を形成し、同水抜孔に対応し、前記弾性部材に透孔
を形成してなるようにしたので、電動機のブラケットの
突き合わせ面からの浸水を防止し、万一水が浸水した場
合にも排水が可能でありブラケットの取付作業を簡単に
行うことが可能となる一方、電動機の振動が外部に伝わ
ることを抑えることができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。ここで、符号は従来と同じ部分は同一とす
る。図1は、本発明による電動機の一実施例の縦断面図
であり、図3のAA’断面に対応する。また、図2はそ
の側面図、図5、図6は要部拡大断面図である。図3、
図4は、その平面図である。
【0012】本発明による電動機は、固定子に挿通され
た回転子2の回転軸を、前記固定子の両側より装着され
るブラケット3、4に保持された軸受により軸支し、両
ブラケットの開口部に形成されたフランジ3a、4a
を、固定子鉄心1の略中央で突き合わせ、締結して構成
する。ここで、図5に示すように、前記フランジに対応
する取付板6と、同取付板の厚さに対応し外周側に開口
する外周溝5aと、前記フランジの厚さに対応し内周側
に開口する内周溝5bが形成され断面形状が略W字状で
環状とされた弾性部材とを設ける。次いで、前記取付板
6を前記外周溝5aに嵌入し、前記フランジ3a、4a
を前記内周溝5bに嵌入する。しかる後、前記弾性部材
を介し前記取付板6を前記フランジ3a、4aの間に挟
持する。
【0013】そして、前記弾性部材の材質が、ゴムであ
るようにする。また、前記取付板の材質が、鋼板である
ようにする。更に、前記取付板と前記弾性部材とを、一
体成形するようにしてもよい。
【0014】一方、図5の(B)に示すように、前記取
付板6に、前記弾性部材に被われず、且つ、前記フラン
ジに挟まれない取付部6aを形成し、同取付部に設けた
透孔6a1により電動機本体を装置に取付ける。そし
て、図3、図4に示すように、前記取付板の形状を、前
記フランジより大きい略四角形に形成し、その角部を前
記取付部6aにしてもよい。
【0015】また、図5の(A)に示すように、前記フ
ランジの一方に透孔3a1と、他方にネジ孔4a1と、
前記弾性部材と前記取付板とに夫々挿通孔5c、6cを
形成し、ネジ8で螺合するようにする。
【0016】他方、前記電動機に前記ブラケットの突き
合わせ部分や軸受等から万一水が浸水した場合のため、
図3、図4、図6の(A)、(B)に示すように、前記
固定子鉄心の底面外周部が切欠され、平坦部1a1また
は、略コ字型の断面形状の水抜き溝部1a2が形成さ
れ、前記切欠部1aに対応し前記フランジの突き合わせ
面に、各々溝部3a2を形成し、同溝部に対応し前記弾
性部材に透孔5b1を形成する。あるいは、前記取付板
の下部に、水抜孔6bを形成し、同水抜孔に対応し、前
記弾性部材に透孔5a1を形成してなるようにしてもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明においては、固定子
に挿通された回転子の回転軸を、前記固定子の両側より
装着されるブラケットに保持された軸受により軸支し、
前記ブラケットの開口部に形成されたフランジを、固定
子鉄心の略中央で突合せ締結してなる電動機において、
前記フランジに対応する取付板と、同取付板の厚さに対
応し外周側に開口する外周溝と、前記フランジの厚さに
対応し内周側に開口する内周溝が形成され断面形状が略
W字状で環状とされた弾性部材とを設け、前記取付板を
前記外周溝に嵌入し、前記フランジを前記内周溝に嵌入
し、前記弾性部材を介し前記取付板を前記フランジの間
に挟持してなるようにした。
【0018】そして、前記弾性部材の材質が、ゴムであ
るようにし、また、前記取付板の材質が、鋼板であるよ
うにし、更に、前記取付板と前記弾性部材とを、一体成
形する一方、前記取付板に、前記弾性部材に被われず、
且つ、前記フランジに挟まれない取付部を形成し、同取
付部に設けた透孔により電動機本体を装置に取付け、そ
して、前記取付板の形状を、前記フランジより大きい略
四角形に形成し、その角部を前記取付部にし、また、前
記フランジの一方に透孔と、他方にネジ孔と、前記弾性
部材と前記取付板とに夫々挿通孔を形成し、ネジで螺合
してなるようにし、他方、前記固定子鉄心の底面外周部
が切欠され、平坦部または、略コ字型の断面形状の水抜
き溝部が形成され、前記切欠部に対応し前記フランジの
突き合わせ面に、各々溝部を形成し、同溝部に対応し前
記弾性部材に透孔を形成し、また、前記取付板の下部
に、水抜孔を形成し、同水抜孔に対応し、前記弾性部材
に透孔を形成してなるようにしたので、電動機のブラケ
ットの合わせ面からの浸水を防止し、万一水が浸水した
場合にも排水が可能である一方、電動機の振動が外部に
伝わることを抑えることができ、電動機のブラケットの
組立作業の効率を向上させ、信頼性を高め、製造工程の
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機の一実施例の縦断面図であ
り、図3のAA’断面に対応する。
【図2】本発明による電動機の第一の実施例の側面図で
ある。
【図3】本発明による電動機の第一の実施例を示す平面
図である。
【図4】本発明による電動機の第二の実施例を示す平面
図である。
【図5】本発明による電動機の要部拡大断面図である。
【図6】本発明による電動機の水抜部分の要部拡大断面
図である。
【図7】従来の電動機の一例を示す縦断面図である。
【図8】従来の電動機の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定子鉄心 1a 切欠部 1a1 平坦部 1a2 水抜き溝部 2 回転子 3 ブラケット 3a フランジ 3a1 透孔 3a2 溝部 4 ブラケット 4a フランジ 4a1 ネジ孔 5 ゴム 5a 外周溝 5a1 外周溝の透孔 5b 内周溝 5b1 内周溝の透孔 5c 挿通孔 6 取付板 6a 取付部 6a1 透孔 6b 水抜孔 6c 挿通孔 7 締結部 8 ネジ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子に挿通された回転子の回転軸を、
    前記固定子の両側より装着されるブラケットに保持され
    た軸受により軸支し、前記ブラケットの開口部に形成さ
    れたフランジを、固定子鉄心の略中央で突合せ締結して
    なる電動機において、 前記フランジに対応する取付板と、同取付板の厚さに対
    応し外周側に開口する外周溝と、前記フランジの厚さに
    対応し内周側に開口する内周溝が形成され断面形状が略
    W字状で環状とされた弾性部材とを設け、前記取付板を
    前記外周溝に嵌入し、前記フランジを前記内周溝に嵌入
    し、前記弾性部材を介し前記取付板を前記フランジの間
    に挟持してなることを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材の材質が、ゴムであること
    を特徴とする請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 前記取付板の材質が、鋼板であることを
    特徴とする請求項1記載の電動機。
  4. 【請求項4】 前記取付板と前記弾性部材とを、一体成
    形してなることを特徴とする請求項1記載の電動機。
  5. 【請求項5】 前記取付板に、前記弾性部材に被われ
    ず、且つ、前記フランジに挟まれない取付部を形成し、
    同取付部に設けた透孔により電動機本体を装置に取付け
    てなることを特徴とする請求項1記載の電動機。
  6. 【請求項6】 前記取付板の形状を、前記フランジより
    大きい略四角形に形成し、その角部を前記取付部にして
    なることを特徴とする請求項5記載の電動機。
  7. 【請求項7】 前記フランジの一方に透孔と、他方にネ
    ジ孔と、前記弾性部材と前記取付板とに夫々挿通孔を形
    成し、前記取付板を前記フランジの間にネジで螺合して
    なることを特徴とする請求項1記載の電動機。
  8. 【請求項8】 前記固定子鉄心の底面外周部が切欠さ
    れ、平坦部または、略コ字型の断面形状の水抜き溝部が
    形成され、前記切欠部に対応し前記フランジの突き合わ
    せ面に、各々溝部を形成し、同溝部に対応し前記弾性部
    材に透孔を形成してなることを特徴とする請求項1記載
    の電動機。
  9. 【請求項9】 前記取付板の下部に、水抜孔を形成し、
    同水抜孔に対応し、前記弾性部材に透孔を形成してなる
    ことを特徴とする請求項8記載の電動機。
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