JP3701744B2 - 回転電機の保持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は回転電機の保持構造に関し、例えば車両用空調装置に用いられるファンモータ等に好適な回転電機の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用に用いられる回転電機、例えばファンモータでは、モータの振動に起因する騒音が、車室内の騒音の要因となっている。
【0003】
一般に従来の回転電機では、回転電機を保持するにあたって、樹脂性ホルダ内に筒状ヨークを圧入保持する構成となっており、筒状ヨークの振動が直接、樹脂性ホルダに伝わり、騒音となっていた。
【0004】
即ち、従来の回転電機の保持構造を図9を用いて説明すると、図9中、符号42は固定子である円筒ヨークであり、この円筒ヨーク42の軸方向両端にほぼ長方形ヨークを構成するフロントハウジング43及びリアハウジング44を有している。符号45は回転子であり、フロントハウジング43及びリアハウジング44に保持される軸受46,47に回転自在に支持されている。
【0005】
符号48は樹脂ホルダでモータ部41を保持する筒部49及び底部50を有している。このモータ部41は、ヨーク42と筒部49、及びリアハウジング44と底部50とが接するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の回転電機では、モータ部と樹脂ホルダが一体化されているので、ヨーク42の振動が樹脂ホルダに直接伝達され、騒音が発生する原因となっていた。すなわち、樹脂ホルダ48は単にモータ部のホルダとなるだけでなくモータ部41を保持する筒部49及び底部50を有し、モータ部41と樹脂ホルダ48との接触面積が大きく、一体となっているので、ヨーク42の振動が直接的に樹脂ホルダ48に伝わるのである。更に樹脂ホルダ48に伝わった振動は、フランジ部51に伝わり、騒音の原因となっている。
【0007】
このため、回転電機を、防振ゴムを用いたフローティング保持構造とすることによって、回転電機の振動の低減、騒音の抑制等が図られている。
【0008】
しかし防振ゴムを用いたフローティング保持構造とすると、部材が増えると共に組み付け工数も増加するという不都合がある。
【0009】
本発明者は、モータによって生じる振動がハウジングと、このハウジングに面接触するモータホルダに直接伝達され、モータホルダのフランジなどでも振動し騒音を大きくしていた事実に着目して鋭意研究したところ、例えばファンモータにおいては、騒音の大部分はファンを回すことにより生ずる空気音等の音であり、この音に、2000Hz前後の金属音が加わり不快音として認識されることが判明した。
【0010】
そこで2000Hz前後を含めて、モータの振動挙動モードについて解析を進めると、各々の振動Hz値に対して振動挙動モードに特有のパターンがあることが判明した。特に、次述する実施例で示すごとく、2000Hz前後において、振動挙動モードは1パターン(図5参照)であり、1500Hzでは2パターン(図6及び図7参照)であることがわかり、振動の節となる振動振幅の小なる部位が特定された。
【0011】
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、本発明の目的は他の音と相まって騒音として不快音と認識される騒音を低減を図ったものであり、ヨークからモータホルダへの振動の伝播を防ぎ、騒音の低減を図ることであり、特に2000Hz前後の騒音を低減させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係る回転電機の保持構造は、円筒ヨークと、該円筒ヨークの開口端に配設されると共に軸受部が形成された概略長方形ヨークと、が固定されているハウジングと、該ハウジングの外周部を保持する回転電機ホルダと、を備えた回転電機において、概略長方形ヨークの長手方向中心と略45度部分に相当する円筒ヨークの位置に点接触するように前記回転電機ホルダの内周の少なくとも2点以上に突起を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の回転電機の保持構造は、円筒ヨークの開口端に概略長方形ヨークが配設されており、この概略長方形ヨークには軸受部が形成されており、これら円筒ヨーク及び概略長方形ヨークが固定されてハウジングを形成しており、このハウジングの外周部は回転電機ホルダで保持されている回転電機を対象としている。
【0014】
そして概略長方形ヨークの長手方向の中心線として、この中心線から両側略45度部分に相当する円筒ヨークの位置の外周側に、点接触するように回転電機ホルダの内周に、突起を形成している。この突起は少なくとも2点以上形成されており、好ましくは3つ以上形成すると、回転電機ホルダと、円筒ヨークとの間隙を安定的に保持できる。
【0015】
このように概略長方形ヨークの長手方向の中心線として、この中心線から両側略45度部分に相当する円筒ヨークの位置は、図5と図7で示すように、振動が極めて少ない節となる部分であり、この部分に点接触させてハウジングを回転電機ホルダに組み付けているので、回転電機の振動は回転電機ホルダへ伝播しない。換言すれば、突起以外の部分では円筒ヨークと回転電機ホルダとは非接触となり、従前のような面接触から振動の少ない場所での点接触となり、振動の伝播を極めて少なくすることができる。
【0016】
特に、概略長方形ヨークの長手方向の中心線として、この中心線から両側略45度部分に相当する円筒ヨークの位置は、図5で示す2000Hzにおける振動の節であると共に、図7で示すように1500Hzの振動モードの一部の節となる部分であるので、これらの振動の伝播を防止できる。このため、図3で示すように2000Hz及び1500Hzで略3dBの騒音低減を得ることができた。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
【0018】
図1乃至図3は本発明に係る回転電機の保持構造の一実施例を示すもので、図1は断面説明図及び部分拡大図、図2は後端長方形ヨークから見た一部斜視図、図3は騒音状態を測定したグラフ図である。
【0019】
図1で示すように、符号1は回転電機部であり、本例の回転電機部1は、円筒ヨーク2と、概略長方形ヨークとしてのフロントヨーク3及びリアヨーク4と、回転子5と、回転電機ホルダ8と、を主要構成要素としている。本例の円筒ヨーク2は、内側の所定位置に磁石9が配設されており、固定子を構成している。
【0020】
この円筒ヨーク2両端部は開口されており、一方の端部側には概略長方形ヨークとしてのフロントヨーク3が設けられている。本例のフロントヨーク3には軸受部6が配設される軸受ハウス3aが形成されており、円筒ヨーク2と連結されている。
【0021】
本例の回転子5は、フロントヨーク3及びリアヨーク4に保持されている軸受部6,7に回転自在に支持されている。
【0022】
本例の回転電機ホルダ8は、樹脂によって成形されており、端部側が開口し、円筒ヨーク2の外周に面接触することがないように、円筒ヨーク2の外径より大きな内径が設定されている。
【0023】
また回転電機ホルダ8の一方の端部には、回転電機部1の位置決めとなる位置決め折り曲げ部10が形成されている。そして回転電機ホルダ8の外径方向には、フランジ部11が設けられ、このフランジ部11の外周には取付穴が複数設けられている。また回転電機ホルダ8の内径上には、円筒ヨーク2の外周と当接するような突起12が円筒ヨーク2の振動の小さな位置に少なくとも2つ以上設けられている。
【0024】
この突起12の形成位置は、概略長方形ヨークであるフロントヨーク3及びリアヨーク4の長手方向の中心線として、この中心線から両側略45度部分に相当する円筒ヨーク2の位置の外周側に、点接触するように突起を形成している。この位置は、1500Hzの一部と2000Hzにおいて振動モードの節となる箇所であり、この振動領域では最も振動の少ない箇所である。
【0025】
この突起は本例では4カ所に形成しているが、少なくとも2点以上形成されておいれば良く、好ましくは隣接しない位置に2箇所或いは3箇所形成すると、回転電機ホルダ8と、円筒ヨーク2との間隙を安定的に保持できる。
【0026】
前述のような構成とすることで、回転電機部1は、円筒ヨーク2上の少なくとも2点以上の振動の少ない位置と、回転電機ホルダ8の内径上の突起12及び、リアヨーク4と位置決め折り曲げ部10で保持され、円筒ヨーク2と回転電機ホルダ8との接触面積を少なくすることができ、円筒ヨーク2の振動が直接的に回転電機ホルダ8に伝わるのを防ぐことができる。よって、フランジ部11が振動することがなく、騒音の発生を防ぐことができる。つまり、図3で示すように、略3dBの騒音低減を得ることができ、2000Hz前後のピーク騒音も低減できた。
【0027】
以上述べた実施例では、円筒ヨーク2と回転電機ホルダ8は、回転電機ホルダ8の内周上の突起12にて当接したが、他の実施例として、図8のように、リアヨーク4と位置決め折り曲げ部10のみを、突起により支持し、円筒ヨーク2と回転電機ホルダ8が当接しない構造とすることもできる。
【0028】
本発明では円筒ヨークと回転電機ホルダとができるだけ非接触にすることに特徴があるものであり、当然ながら回転電機ホルダ外周に取付部材を取り付ける技術に関するものではない。また、概略長方形ヨークの長手方向の中心線として、この中心線から両側略45度部分に相当する円筒ヨークの位置は、振動が極めて少ない節となる部分であり、この部分だけに点接触でハウジングと回転電機ホルダとを接触させて組み付けるものであり、ねじやビス等の固着具によって組み付けるものではない。従って自動組付けに極めて好適である。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、突起以外の部分では円筒ヨークと回転電機ホルダとは非接触となり、また従前のような面接触ではなく、また点接触する部分は、振動の少ない場所での接触となり、振動の伝播を極めて少なくすることができる。
【0030】
特に、概略長方形ヨークの長手方向の中心線として、この中心線から両側略45度部分に相当する円筒ヨークの位置は、2000Hzにおける振動の節であると共に、1500Hzの振動モードの一部の節となる部分であるので、他の騒音と共に金属音として不快音の原因であるこれらの振動の伝播を防止できる。このように、本発明では、2000Hz及び1500Hzで略3dBの騒音低減を得ることができ、筒状ヨークと樹脂性ホルダの間に隙間を設けて、振動の伝播を防ぎ、騒音の低減を図れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転電機の保持構造の一実施例を示す断面説明図及び部分拡大図である。
【図2】本発明に係る回転電機の保持構造の一実施例の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例である回転電機の保持構造の騒音状態を測定したグラフ図である。
【図4】従来例の回転電機の保持構造の騒音状態を測定したグラフ図である。
【図5】回転電機の2000Hzにおける振動モードの説明図である。
【図6】回転電機の1500Hzにおける振動モードの説明図である。
【図7】回転電機の1500Hzにおける振動モードの説明図である。
【図8】本発明の回転電機の保持構造の他の実施例を示す部分拡大図である。
【図9】従来例に係る回転電機の保持構造の一実施例を示す断面説明図及び部分拡大図である。
【符号の説明】
1 回転電機部
2 円筒ヨーク
3 概略長方形ヨーク(フロントヨーク)
3a 軸受ハウス
4 概略長方形ヨーク(リアヨーク)
5 回転子
6 軸受部
7 軸受部
8 回転電機ホルダ
9 磁石
10 位置決め折り曲げ部
11 フランジ部
12 突起
Claims (1)
- 円筒ヨークと、該円筒ヨークの開口端に配設されると共に軸受部が形成された概略長方形ヨークと、が固定されているハウジングと、該ハウジングの外周部を保持する回転電機ホルダと、を備えた回転電機において、
概略長方形ヨークの長手方向中心と略45度部分に相当する円筒ヨークの位置に点接触するように前記回転電機ホルダの内周の少なくとも2点以上に突起を設けたことを特徴とする回転電機の保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15642396A JP3701744B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 回転電機の保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15642396A JP3701744B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 回転電機の保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09322461A JPH09322461A (ja) | 1997-12-12 |
JP3701744B2 true JP3701744B2 (ja) | 2005-10-05 |
Family
ID=15627432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15642396A Expired - Lifetime JP3701744B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 回転電機の保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3701744B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100366557B1 (ko) * | 1999-07-30 | 2002-12-31 | 삼성광주전자 주식회사 | 레진 팩 모터용 베어링 하우징의 결합 구조 |
CN107294255A (zh) * | 2017-08-15 | 2017-10-24 | 罗伯特博世电机(中国)有限公司 | 电机端盖及具有其的电机 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP15642396A patent/JP3701744B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09322461A (ja) | 1997-12-12 |
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