JP3267419B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP3267419B2
JP3267419B2 JP30532493A JP30532493A JP3267419B2 JP 3267419 B2 JP3267419 B2 JP 3267419B2 JP 30532493 A JP30532493 A JP 30532493A JP 30532493 A JP30532493 A JP 30532493A JP 3267419 B2 JP3267419 B2 JP 3267419B2
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frame
stator core
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伸一 野田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームが軸方向に延
びる凹部と凸部とを周方向に複数個有する回転電機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10及び図11に示す構成
の回転電機が供されている。このものでは、フレーム1
が、鋼板製で、プレス成形により形成した軸方向に延び
る凹部2を周方向に複数個有しており、その各間の部分
が凸部3となっている。
【0003】上記凹部2の内側には、ステータコイル4
を装設したステータコア5が圧入されており、ステータ
コア5の内方には、軸方向の両端部に冷却フィン6を有
する導体7を鋳込み成形したロータコア8が挿入されて
いる。このロータコア8を装着した回転軸9は、両側の
軸受ブラケット10,11にそれぞれ軸受12,13を
介して支持されており、軸受ブラケット10,11はフ
レーム1の軸方向両端部に取着されている。
【0004】又、フレーム1の特に最上部の凸部3に
は、軸方向の中心部にボルト座14が溶接で取着され、
これのねじ孔15に吊上げ用のアイボルト16が螺挿さ
れて固定されている。
【0005】この構成で、ロータコア8と一体に冷却フ
ィン6が回転されることにより、図10に矢印で示すよ
うに、軸受ブラケット10,11に形成された通風孔1
7,18から、ステータコア5の外周面とフレーム1の
凸部3裏側との間の隙間19部分、そして、フレーム1
の最上部以外の凸部3に形成された通風孔20へと冷却
風を流し、ステータコア5及びステータコイル4の効果
的な冷却をするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のものの場
合、運転時にステータコア5とロータコア8との間で生
じる電磁振動や、ロータコア8の回転アンバランス等に
よる加振力によって、図12ないし図14に示すよう
に、フレーム1の凸部3が振動し、特に最上部の凸部3
においてはその振動が大きく、回転電機としての振動、
騒音が大きくなるという問題点を有していた。この場
合、最上部の凸部3に対して、残りの凸部3は先の図
に示すように通風孔20が形成されていて、振動の音
響放射面積が小さく、更に横上部の凸部3では通風孔2
0が切起こし21により形成されていて、剛性が強く、
振動が小さくなる。しかし、最上部の凸部3にはそれら
がなく、このため、最上部の凸部3の振動が大きくなる
のである。
【0007】そして更に、インバータ運転では、電源周
波数が変化するため、フレーム1の凸部3の固有振動数
と電磁振動とが共振を起こして騒音が著しく大きくなる
ものであり、そのときの固有振動モードを測定した結果
を図15に示す。この図15においては、破線が振動モ
ードの節点(振動しない位置)を示しており、騒音が問
題となる周波数域(50〜5000[Hz])では8個
もの多くのモードが検出された。従って又、図16に示
すように、騒音がピーク点に達する数も8個と多くなっ
ていた。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、フレームの最上部の凸部部
分での振動の発生を抑制して、全体としての振動及び騒
音の低減を図り得る回転電機を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の回転電機においては、フレームが、鋼板製
で、プレス成形により形成した軸方向に延びる凹部と凸
部とを周方向に複数個有し、その凹部の内側にステータ
コアを圧入し、このステータコアの外周面とフレームの
凸部裏側との間の隙間部分に冷却風を流すようにすると
共に、最上部の前記凸部に吊上げ用のアイボルトをボル
ト座で固定して設けたものにあって、そのアイボルトの
先端部をステータコアの外周面に当接させ、該アイボル
トを介して前記フレームの最上部の凸部をステータコア
に支持固定したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記手段によれば、フレームの最上部の凸部に
ボルト座で固定して設けたアイボルトを介してフレーム
の最上部の凸部がステータコアに固定支持されることに
より、フレームの最上部の凸部の剛性が高められて、振
動の発生が抑制され、固有振動モードの数が減じられ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図4を参照して説明する。まず図1及び図2には先の
10及び図11と同一の部分に同一の符号を付して示
しており、従って、鋼板製のフレーム1には、プレス成
形によって、軸方向に延びる凹部2を周方向に複数個形
成しており、その各間の部分が凸部3となっている。
【0012】上記凹部2の内側には、ステータコイル4
を装設したステータコア5を圧入しており、ステータコ
ア5の内方には、軸方向の両端部に冷却フィン6を有す
る導体7を鋳込み成形したロータコア8を挿入してい
る。このロータコア8を装着した回転軸9は、両側の軸
受ブラケット10,11にそれぞれ軸受12,13を介
して支持しており、軸受ブラケット10,11はフレー
ム1の軸方向両端部に取着している。
【0013】この構成で、ロータコア8と一体に冷却フ
ィン6が回転されることにより、図2に矢印で示すよう
に、軸受ブラケット10,11に形成した通風孔17,
18から、ステータコア5の外周面とフレーム1の凸部
3裏側との間の隙間19部分、そして、フレーム1の最
上部以外の凸部3に形成した通風孔20へと冷却風を流
し、ステータコア5及びステータコイル4の効果的な冷
却をするようになっている。
【0014】しかして、フレーム1の特に最上部の凸部
3には、軸方向の中心部にボルト座14を溶接で取着し
ており、これのねじ孔15に、従来の吊上げ用のアイボ
ルト16に代えて、それよりねじ部31aの長い吊上げ
用のアイボルト31を螺挿し、その先端部をステータコ
ア5の外周面に当接させて固定している。
【0015】この構成によると、アイボルト31の先端
部をステータコア5の外周面に当接させたことによっ
て、フレーム1の最上部の凸部3はステータコア5にア
イボルト31を介して固定支持されることになり、それ
によって、その剛性が高められ、振動の発生が抑制され
る。このため、インバータ運転で電源周波数が変化する
ことによりフレーム1の最上部の凸部3の固有振動数と
電磁振動とにより共振が起きても、その振動を小さく抑
制できるものであり、回転電機全体として振動及び騒音
を低減できる。
【0016】又、このものの場合、フレーム1の最上部
の凸部3はアイボルト31によって固有振動モード上の
腹の部分が支持されるもので、それにより、固有振動モ
ードの数を減じることができる。図3はこのことを示し
ており、図15に示した従来のものの固有振動モードの
数に比して、騒音が問題になる周波数域(50〜500
0[Hz])で、固有振動モードを3つに減じることが
できた。よって、インバータ運転で電源周波数が変化し
ても、共振を起こす頻度が少なく、図4に示すように、
騒音がピーク点に達する数も3つに減じることができる
ものであり、回転電機全体として振動及び騒音をやはり
低減することができる。
【0017】以上に対して、図5ないし図7は本発明の
第2実施例を示すもので、前述のボルト座14に代わる
ボルト座32をフレーム1の凸部3の軸方向中心部より
ずらして設けたものを示しており、このようにすること
によって、騒音が問題になる周波数域(50〜5000
[Hz])での固有振動モードを更に2つに減じること
ができるものであり(図6参照)、従って、インバータ
運転で電源周波数が変化しても、共振を起こす頻度が更
に少なく、騒音がピーク点に達する数も2つに減じるこ
とができるものであり(図7参照)、回転電機全体とし
て振動及び騒音を更に低減することができる。
【0018】図8は本発明の第3実施例を示すもので、
前述のボルト座14に代え、フランジ部33を有するボ
ルト座34を用いて、そのフランジ部33をフレーム1
の凸部3に固着して設けたものを示しており、このよう
にすることによって、フレーム1の凸部3を幅広く固定
支持できて、その剛性を更に高めることができる。従っ
て、このものでも、回転電機全体として振動及び騒音を
更に低減することができる。
【0019】図9は本発明の第4実施例を示すもので、
アイボルト31の先端部を、ステータコア5の外周面
に、ゴム板やプラスチック板等の弾性体35を介して当
接させたものを示しており、その弾性体35によって振
動減衰効果が得られ、ステータコア1からフレーム1の
凸部3へ振動が伝わりにくくなるから、やはり回転電機
全体として振動及び騒音を更に低減することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の回転電機は以上説明したとおり
のもので、下記の効果を奏する。レームが、鋼板製
で、プレス成形により形成した軸方向に延びる凹部と凸
部とを周方向に複数個有し、その凹部の内側にステータ
コアを圧入し、このステータコアの外周面とフレームの
凸部裏側との間の隙間部分に冷却風を流すようにすると
共に、最上部の前記凸部に吊上げ用のアイボルトをボル
ト座で固定して設けたものにおいて、そのアイボルトの
先端部をステータコアの外周面に当接させ、該アイボル
トを介して前記フレームの最上部の凸部をステータコア
に固定支持したことにより、フレームの最上部の凸部
剛性を高め得て、振動の発生を抑制し、固有振動モード
の数を減じ得るから、回転電機全体としての振動及び騒
音の低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の縦断正面図
【図2】全体の半縦断側面図
【図3】フレームの凸部の振動モードを示した図
【図4】騒音についての特性図
【図5】本発明の第2実施例を示す図2部分相当拡大図
【図6】図3相当図
【図7】図4相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図1部分相当拡大図
【図9】本発明の第4実施例を示す図5相当図
【図10】従来例を示す図2相当
【図11】図1相当
【図12】フレームの振動の様子を上半部の縦断側面図
(a)と全体の縦断正面図(b)とで示した
【図13】フレームの異なる振動の様子を示した図12
相当
【図14】フレームの更に異なる振動の様子を示した
12相当図
【図15】図3相当
【図16】図4相当
【符号の説明】
1はフレーム、2は凹部、3は凸部、5はステータコ
ア、14はボルト座、19は隙間、31はアイボルト、
32はボルト座、33はフランジ部、34はボルト座、
35は弾性体を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/24 H02K 5/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームが、鋼板製で、プレス成形によ
    り形成した軸方向に延びる凹部と凸部とを周方向に複数
    個有し、その凹部の内側にステータコアを圧入し、この
    ステータコアの外周面とフレームの凸部裏側との間の隙
    間部分に冷却風を流すようにすると共に、最上部の前記
    凸部に吊上げ用のアイボルトをボルト座で固定して設け
    たものにおいて、そのアイボルトの先端部をステータコ
    アの外周面に当接させ、該アイボルトを介して前記フレ
    ームの最上部の凸部をステータコアに支持固定したこと
    を特徴とする回転電機。
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