JP3419208B2 - 単結晶製造方法 - Google Patents

単結晶製造方法

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JP3419208B2 JP19443896A JP19443896A JP3419208B2 JP 3419208 B2 JP3419208 B2 JP 3419208B2 JP 19443896 A JP19443896 A JP 19443896A JP 19443896 A JP19443896 A JP 19443896A JP 3419208 B2 JP3419208 B2 JP 3419208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,多元系溶液から溶
液温度の降下により種結晶上に単結晶を析出させて,成
長方向に結晶組成が変化した多元系単結晶を成長する単
結晶の製造方法に関し,とくに成長開始から成長終了に
至るまでの組成変化が大きな結晶を安定に単結晶として
製造する方法に関する。
【0002】半導体の電気特性はその半導体の格子定数
と密接に関係している。従って,半導体装置,例えば半
導体レーザ又はヘテロ接合トランジスタに有用とされる
電気特性を有する化合物半導体は,その電気特性に従っ
た固有の格子定数を有する。かかる固有の格子定数は,
溶液凝固法により均一な組成の単結晶が製造される半導
体,例えばSi若しくはGeの如き単体の半導体又はG
aAs若しくはInPの如きコングルエント組成の化合
物半導体の格子定数とは必ずしも一致しない。このた
め,かかる化合物半導体のエピタキシャル基板となる単
結晶を,溶液凝固法によって製造することはできない。
【0003】このような固有の格子定数を有する化合物
半導体を堆積するためのエピタキシャル基板は,混晶を
なす多元系結晶,例えばSiGe結晶,InGaAs結
晶,GaAsP結晶,InGaP結晶又はInAsP結
晶を用いて製造される。これらの多元系単結晶は広い固
溶範囲を有するので,格子定数を広範囲にかつ任意に制
御することができるからである。
【0004】かかる多元系単結晶の製造は,その多元系
単結晶と略同じ格子定数を有する種結晶を用いて,よく
知られた単結晶製造方法,例えばブリッジマン法,チョ
クラルスキー法,ゾーンメルト法により製造される。し
かし,これらの方法により優れた結晶品質を有する基板
用単結晶を製造するには,結晶性が良くかつ製造すべき
多元系単結晶と同一又は近い格子定数を有する種結晶を
必要とする。
【0005】これには,必要な格子定数を有しかつ種結
晶として使用し得る結晶品質を有する多元系単結晶の製
造方法が必要とされる。このため,溶液法で作成された
結晶を種とし,この種に格子整合する組成から大きく変
化する組成分布を有する多元系単結晶を製造する方法が
求められている。
【0006】
【従来の技術】必要な格子定数を有する単結晶を製造す
る従来の方法を,InGaAs単結晶の製造例に基づい
て説明する。
【0007】図4は単結晶製造工程説明図であり,図4
(a)は温度上昇前の単結晶成長炉断面を,図4(b)
は単結晶成長開始後の単結晶成長炉断面を,図4(c)
は図4(b)の単結晶成長炉中心線上の温度分布を表し
ている。
【0008】先ず,図4(a)を参照して,石英ルツボ
2の底部にInAsからなる原料4を,石英ルツボ2の
上部にGaAsからなる種結晶3を充填する。この種結
晶3は,通常は入手容易な溶液凝固法により製造される
結晶,例えば単体の半導体単結晶,コングルエント組成
の化合物半導体単結晶が用いられる。
【0009】次いで,原料4及び種結晶3を充填した石
英ルツボ2を,炭素ルツボ1に入れたのち,その石英ル
ツボ2の上端開口を炭素板6で塞ぎ,さらに炭素板6上
にB 2 3 7を詰める。
【0010】次いで,図4(b)を参照して,炭素ルツ
ボ1を管状ヒータ5の内部に置き加熱する。このヒータ
5は,図4(c)を参照して,上部で低温,下部で高温
の温度分布を形成する。その結果,低融点のInAs原
料4は溶融して上部で接するGaAs種結晶3の一部を
溶解し,InAsとGaAsの混合した多元系溶液8と
なる。この溶液8は,GaAs種結晶3と反応し,種結
晶3の表面に種結晶3と溶液8との固液界面の温度Tc
で溶液8と熱平衡する組成を有するInGaAs単結晶
9の薄膜を成形する。他方,B2 3 7は低温で溶融し
てキャップ層7aを形成する。このキャップ層7は,周
知のようにAsの蒸発防止のために設けられる。
【0011】次いで,炭素ルツボ1をヒータ5の上方に
徐々に押し上げる。その結果,種結晶3と溶液8との固
液界面は上方の低温部に移動して固液界面に接する溶液
8の温度が降下する。このため,当初の固液界面温度T
cより低温で溶液8と熱平衡する組成を有する単結晶,
例えば最初に形成されたInGaAs単結晶9薄膜より
も低融点の組成であるInAsに富んだInGaAs単
結晶9が析出して成長する。従って,結晶成長時間の経
過とともにInAsが増加するInGaAs単結晶9,
即ち結晶成長方向に組成濃度分布を有し格子定数が変化
するInGaAs単結晶9が製造される。
【0012】従来は,結晶成長速度,即ち上述の例によ
れば炭素ルツボ1の上昇速度は成長の全過程を通して一
定であった。図5は従来例結晶成長シーケンスであり,
InGaAs単結晶9の製造工程における炉内温度及び
結晶成長速度のシーケンスを表している。以下,従来の
結晶成長について,種結晶の方位を<111>とする結
晶Aと,種結晶の方位を<100>とする結晶B及び結
晶Cとを例にして説明する。
【0013】先ず,GaAs種結晶と溶液との固液界面
の温度Tcが1330℃になるまで炉内温度を昇温した
のち,結晶A及び結晶Bでは直ちに, 結晶Cでは1時間
放置した後に,速度V0 で炭素ルツボ1を上昇し結晶成
長を開始する。結晶成長中は炉内温度は一定に保持さ
れ,結晶成長の終了後,炉内温度を降下し結晶を取り出
す。結晶成長速度V0 は,図中の結晶Cを参照して,原
則として結晶成長中の全過程に渡り一定に保たれる。こ
の成長速度は,速すぎては多結晶化が起こり,遅くては
結晶の製造時間が長くなり実用にならない。このため,
適切な成長速度は実験的に求められ,例えばInGaA
s単結晶の製造では0.1cm/時でなされている。な
お,結晶A及びBでは,結晶成長開始から40時間後に
成長速度をV H =0.3cm/時に上昇しているが,これ
は次に述べるように,多結晶の成長を短時間になし製造
時間を短縮するために,単結晶の成長から多結晶の成長
に変化した後に成長速度を上昇したもので,単結晶の成
長中は一定の成長速度V0 =0.1cm/時が保たれてい
る。
【0014】図6は従来例結晶組成分布図であり,上述
した従来の結晶成長シーケンスで製造されたInx Ga
1-x As単結晶A,B及びCの組成分布を表している。
なお,横軸は結晶長であり,種結晶と単結晶との界面か
ら成長方向へ向けて測った距離である。また,縦軸はI
x Ga1-x As単結晶中のIn組成比xを表してい
る。
【0015】図6を参照して,単結晶A.B及びCのI
n組成比は,種結晶との界面から離れるに従って緩やか
に増加し,結晶長が1.5cmを超えると急速に増大す
る。この増加は溶液から析出する結晶の組成変化として
周知の現象である。従って,結晶長を長くすることで,
よりIn組成比が大きな単結晶が製造される。
【0016】しかし,かかる方法で製造されたInGa
As結晶は,図3中に「単結晶」の文字を付した矢印で
示す結晶長の範囲でのみ単結晶であり,この結晶長を超
えて結晶成長を続けるとその後は多結晶となってしま
う。従って,単結晶となる組成範囲はかなり制限され
る。なお,単結晶中のIn組成比xの最大値は成長した
単結晶の終端部で得られ,その値は例えば,図3を参照
して,<111>B方位のGaAs種結晶を使用して成
長した結晶Aでは単結晶の長さは略1cmでIn組成比x
の最大値x=0.07,<100>方位のGaAs種結
晶を使用して成長した結晶B及びCではそれぞれ単結晶
の長さ約1.2cm及び1.4cmでIn組成比xの最大値
x=0.09及びx=0.11が得られている。
【0017】このように,一定の成長速度の下で溶液温
度を降下して種結晶上に多元系単結晶を析出する従来の
方法では,単結晶化する結晶長が短いため,種結晶と大
きく異なる格子定数を有する単結晶,即ち大きな組成分
布をもつ単結晶を製造することは困難であった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように多元系
溶液の温度を降下して種結晶上に一定速度で結晶を成長
する従来の単結晶の製造方法では,単結晶となる結晶長
が短いため,単結晶の成長方向における組成変動範囲が
小さく,種結晶と格子定数が大きく相違する単結晶を製
造することは困難であった。
【0019】本発明は,結晶成長の途中から成長速度を
低下して結晶成長を続けることにより,結晶製造に要す
る時間を実用的な範囲内に留め,かつ長尺の単結晶,即
ち組成分布が大きな多元系単結晶を製造する方法を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の第一の構成は,種結晶に接触させた多元系
溶液の温度を降下して,結晶組成が成長方向に変化した
多元系単結晶を成長する単結晶製造方法において,結晶
成長中に成長速度を低減することを特徴として構成し,
及び,第二の構成は,第一の構成の単結晶製造方法にお
いて,結晶成長開始時の該多元系単結晶の組成をInx
Ga1-x As(0<x≦0.1)とし,成長方向にIn
が増加する結晶組成分布を有するInGaAsからなる
該多元系単結晶を成長することを特徴として構成する。
【0021】本発明の第一の構成は,多元系溶液の温度
を降下して種結晶に温度降下に応じた組成の多元系単結
晶を析出させる多元系単結晶の製造方法の改良に関す
る。本発明の発明者は,成長速度を成長途中に低下する
ことにより,単結晶となる結晶長の範囲が長くなること
を実験的に明らかにした。本発明はかかる実験結果に基
づいてなされた。
【0022】本第一の構成では,成長速度を成長途中で
遅くする。本発明者が行った実験によれば,この成長速
度の低下により多結晶化が遅れ,単結晶となる結晶長が
長くなる。従って,単結晶の成長開始直後と成長終了時
との組成の変化が大きく,格子定数の変化が大きな多元
系単結晶が製造される。
【0023】本構成での成長速度の低下は,成長途中で
一定速度幅の低下を一回又は複数回行うことでなすこと
ができる。また,連続して徐々に低下してもよい。な
お,成長速度の低下は,多結晶化が始まる以前に行う必
要がある。
【0024】本発明の発明者は,成長途中での成長速度
の低下が多結晶化を遅らす原因は,小さな成長速度の下
で成分的過冷却が抑制されるためと推測している。即
ち,多元系の溶液は分配係数が異なる複数の組成成分を
含むため,結晶成長界面近傍の溶液中に組成分布を生じ
る。周知のように,この溶液中の組成分布の勾配が大き
いと成分過冷却が発生し固液界面が不安定になるため多
結晶化を引き起こす。
【0025】多元系溶液の分配係数は溶液温度により変
わり,その溶液温度は析出する結晶の組成を決定するか
ら,分配係数は溶液から析出する結晶組成に依存して変
化する。図3は分配係数の結晶組成依存性を表す図であ
り,Inx Ga1-x As溶液のGaの分配係数,即ち溶
液中のGaとその溶液から析出するInGaAs結晶中
のGaとの組成比の変化を,析出するInGaAs結晶
組成に対して表している。図3を参照して,析出する結
晶中のIn濃度が低い範囲では,結晶中のInAs組成
比の増加とともにGaの分配係数が大きくなり,InA
s組成比xが0.2の近くではxは3以上の大きな値と
なる。
【0026】種結晶を用いて多元系溶液から多元系単結
晶を製造する場合,種結晶に近い組成を有する多元系結
晶から成長を開始する。例えばGaAsを種結晶とする
場合,成長開始当初はInAsが少ないGaAs組成に
近い単結晶を成長する。その後,結晶成長の経過ととも
に溶液温度を降下して結晶中のInAs組成比を増加さ
せ,漸次InAs組成比が増大するInGaAs単結晶
を成長する。従って,結晶成長の初期では種結晶に近い
組成,例えばGaAsに近い組成の多元系単結晶が成長
するため,図3を参照して,分配係数は1に近い。この
ため,結晶成長初期には成分的過冷却は起こりにくく容
易に単結晶が成長する。他方,成長が進行しInAs組
成に富む結晶が成長する段階では,図3を参照して,分
配係数が1から大きく異なるため,成分的過冷却が起こ
り易く簡単に多結晶化する。
【0027】よく知られているように,かかる成分的過
冷却は結晶成長速度を遅くすることで回避することがで
きる。本構成では,結晶成長が進行した後に結晶成長速
度を遅くして成分的過冷却を抑制する。従って,結晶が
長尺となり成分的過冷却を起こしやすい組成の結晶が成
長する段階での成分的過冷却が回避されるため,多結晶
化が防止される結果,長尺の多元系単結晶が製造される
と,本発明の発明者は推測している。なお,上記の説明
はInGaAsを例に説明したが,溶液温度により分配
係数が変化する多元系溶液から溶液温度を低下して析出
させ成長する多元系単結晶,例えば他の化合物混晶半導
体又はSiGeの単結晶の製造に適用される。
【0028】本発明の第二の構成では,最初に析出する
多元系単結晶のInAs組成比xが0.1以下と小さ
い。このため,図3を参照して,結晶成長初期において
は分配係数が1に近く成分過冷却が容易には生じないの
で,成長速度が速くても多結晶化しない。他方,成長す
る多元系結晶のInAs組成比が大きくなると,分配係
数が1と大きく異なるようになり容易に成分過冷却が発
生する。このように最初にInAs組成比の小さい結晶
が成長する場合は,結晶成長初期に単結晶成長が可能な
結晶成長速度は大きく,一方,結晶成長が進行した後に
単結晶成長が可能な結晶成長速度は著しく小さい。従っ
て,結晶成長の途中から成長速度を低下する本発明の適
用により,結晶成長の全時間を同一速度で結晶成長する
従来の方法よりも著しく多元系単結晶の製造時間が短縮
される。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明をInGaAs単結晶の製
造に関する実施形態例を参照して説明する。図1は本発
明の実施形態例結晶成長シーケンスであり,炉内温度と
結晶成長速度のシーケンスを表している。
【0030】単結晶炉及び原材料は,図4に示した従来
のものと同じ縦型水平ブリッジマン結晶成長炉を用い
た。炉内温度分布及び炉内温度シーケンスは,図1を参
照して,結晶長が長くなり又成長後半で成長速度が遅く
なるため一定温度に保持する時間が変わる以外は従来例
と同一である。
【0031】本実施形態例では,<100>方位のGa
As種結晶を用いてInGaAs単結晶D,Eを成長し
た。InGaAs単結晶D,Eは,図3を参照して,固
液界面温度が1330°になるまで炉内温度を上昇した
後,InGaAs単結晶Dは1.5時間及びInGaA
s単結晶Eは0.5時間放置し,その後,両結晶とも結
晶成長速度V0 =0.1cm/時で結晶成長を開始した。
【0032】InGaAs単結晶D及びEについて,そ
れぞれ炉内温度上昇時から40.5時間及び48.5時
間を経過するまで一定の結晶成長速度V0 で結晶成長を
続けた後,結晶成長速度をVL =0.05cm/時に低下
した。以後,一定の結晶成長VL で成長を続け,InG
aAs単結晶Dは炉内温度上昇時から98.5時間後
に,InGaAs単結晶Eは炉内温度上昇時から96.
5時間後に成長を終了した。かかる本実施形態例により
製造されたInGaAs単結晶の組成及び結晶性を図2
に示す。
【0033】図2は本発明の実施形態例結晶組成分布図
であり,上記の図1に示すシーケンスで製造されたIn
GaAs単結晶D,Eの成長方向の組成分布を表してい
る。図2中,「単結晶」と付した矢印で示す範囲は,単
結晶となった結晶長を表している。この結晶長を超えて
成長した部分は,多結晶化していた。
【0034】図2を参照して,単結晶として製造できた
結晶長は,InGaAs単結晶D及びEのそれぞれにつ
いて1.4cm及び1.5cmであった。このInGaAs
単結晶D,EのIn組成比の最大値は,多結晶化の直前
の単結晶中に観測され,それぞれIn組成比x=0.2
及びx=0.3であった。このIn組成比xは,従来の
一定成長速度で成長する単結晶製造方法で得られた最大
のIn組成比x=0.11の2〜3倍である。従って,
本実施形態例により,結晶成長開始時と大きく異なる組
成を有する単結晶が成長できるから,種結晶であるGa
Asの格子定数と大きく異なる単結晶を製造でき,任意
の格子定数又は組成比を有する種結晶を一回の結晶成長
により製造することができた。
【0035】
【発明の効果】上述したように,本発明によれば多元系
単結晶の成長において多結晶化が遅れるため,長尺の即
ち種結晶からの組成変化が大きな多元系単結晶を製造す
ることができるので,任意の格子定数の結晶を成長する
ための種結晶として使用することができる多元系単結晶
の製造方法を提供することができ,半導体装置の性能向
上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態例結晶成長シーケンス
【図2】 本発明の実施形態例結晶組成分布図
【図3】 分配係数の組成依存性を表す図
【図4】 単結晶製造工程説明図
【図5】 従来例結晶成長シーケンス
【図6】 従来例結晶組成分布図
【符号の説明】
1 炭素ルツボ 2 石英ルツボ 3 種結晶 4 原料 5 ヒータ 6 炭素板 7 B2 3 7a キャップ層 8 溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−67594(JP,A) 特開 平9−67189(JP,A) K NAKAJIMA et a l.,J.Cryst.Growth, 1997年,VoL.173,p.42−50 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 29/40 501 H01L 21/208 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種結晶に接触させた多元系溶液の温度を
    降下して,結晶組成が成長方向に変化した多元系単結晶
    を成長する単結晶製造方法において,結晶成長中に成長
    速度を低減することを特徴とした単結晶製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の単結晶製造方法におい
    て,結晶成長開始時の該多元系単結晶の組成をInx
    1-x As(0<x≦0.1)とし,成長方向にInが
    増加する結晶組成分布を有するInGaAsからなる該
    多元系単結晶を成長することを特徴とする単結晶製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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K NAKAJIMA et al.,J.Cryst.Growth,1997年,VoL.173,p.42−50

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