JP3417453B2 - 電気自動車の制動制御装置 - Google Patents

電気自動車の制動制御装置

Info

Publication number
JP3417453B2
JP3417453B2 JP07618097A JP7618097A JP3417453B2 JP 3417453 B2 JP3417453 B2 JP 3417453B2 JP 07618097 A JP07618097 A JP 07618097A JP 7618097 A JP7618097 A JP 7618097A JP 3417453 B2 JP3417453 B2 JP 3417453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
braking
battery
braking force
vehicle
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07618097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10271607A (ja
Inventor
俊也 真保
久光 古賀
和功 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP07618097A priority Critical patent/JP3417453B2/ja
Publication of JPH10271607A publication Critical patent/JPH10271607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3417453B2 publication Critical patent/JP3417453B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2270/00Further aspects of brake control systems not otherwise provided for
    • B60T2270/60Regenerative braking
    • B60T2270/608Electronic brake distribution (EBV/EBD) features related thereto

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリにより駆動
される電動機を動力源とする電気自動車に係り、特に前
記バッテリの充電電圧に応じて回生制動と機械的制動と
を使い分けて制動力を付与するようにした電気自動車の
制動制御装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近時、車両に搭載したLiイオン
電池等のバッテリによって駆動される電動機(モータ)
を動力源とする電気自動車が注目されている。またこの
種の電気自動車においてはバッテリによって電動機を駆
動しないとき、逆に車輪の回転力が前記電動機に加わっ
て負荷となり、制動力が発生する。この際、電動機に発
生する回生エネルギを利用して前記バッテリを充電する
ことが行われている。このような電動機を利用した電気
的な制動技術は、回生制動と称され、車両の運動エネル
ギを回収する上で有効である。
【0003】ところでバッテリの過充電は、その電池特
性の大幅な劣化を招く要因となる。従ってバッテリが十
分に充電された状態にある場合には、電動機による回生
制動によって得られるエネルギを用いてバッテリを充電
することは、極力避けることが望ましい。そこで、例え
ば特開平5−252606号公報には、ブレーキ操作時
にバッテリがほぼ満充電状態にあるとき、電動機に生じ
る回生エネルギを該電動機の内部において発熱・消費さ
せることで、バッテリの充電を抑制しながら、必要な回
生制動力を得ることが開示されている。しかしこの場
合、熱的な新たな問題が生じる上、その制御系の構成が
複雑化することが否めない。
【0004】一方、特開平5−284607号公報に
は、バッテリの劣化状態に応じて回生制動によって回収
できるエネルギ量が変化することから、ブレーキ操作が
なされたときに働かせ得る回生制動力をバッテリの劣化
状態から求め、上記ブレーキ操作に伴って駆動される油
圧等の機械的制動を併用することで、前記ブレーキ操作
量によって示される制動力を得ることが開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで電気自動車に
搭載されるバッテリは、通常、複数の電池セルを直列に
接続した組電池として実現される。このような組電池
(バッテリ)をなす複数の電池セルの各電気的特性は必
ずしも一様ではなく、通常、製造誤差に伴う潜在的バラ
ツキのみならず、その使用環境(周囲温度)に起因する
充放電特性のバラツキも生じ易い。従ってバッテリの充
電状態を、例えばその端子間電圧や放電電流量に基づい
て監視しながら回生制動を制御することで、その過充電
を防ぐようにしても、特定の電池セルだけが過充電とな
る虞がある。
【0006】ちなみに特定の電池セルが過充電となって
その充放電特性が劣化すると、その影響が組電池を構成
する他の電池セルにも連鎖的に広がり、バッテリ全体の
充放電特性が著しく劣化する。このような不具合を防ぐ
べく、バッテリの満充電状態の検出レベルを低く設定す
ると、バッテリの充電エネルギを或る程度消費した段階
でしか回生制動を掛けることができなくなり、回生制動
条件が大きく制限されることになる。すると回生制動に
よる車両の運動エネルギの回収効果が薄れ、車両の運動
エネルギを利用してバッテリを効率的に充電することが
できなくなる。しかも電気自動車に特有な回生制動によ
る円滑な制動効果が得られ難くなる。
【0007】一方、電気自動車においては、前述した各
公報に開示されるようなブレーキ操作時のみならず、ア
クセル操作を停止したとき(スロットルOFF)にもエ
ンジンブレーキに相当する回生ブレーキ(回生制動)を
掛けるようにすれば、車両の運動エネルギを効率的に回
収し、ブレーキ操作を軽減して運転フィーリングの向上
を図る上でも有効であると考えられる。
【0008】しかしながらアクセル・オフ時に、エンジ
ンブレーキに相当する回生ブレーキを掛けるようにして
も、前述したように電池セルのバラツキを見込んで回生
制動を制御すると、バッテリの充電状態によっては必要
な制動力が得られなくなる虞が生じる。この場合、前述
した公報に示されるように、油圧等の機械的制動を併用
することで不足した制動力を補うことが考えられるが、
上記機械的制動手段を作動させるには別途ブレーキ操作
することが必要となる。即ち、アクセル・ペダルから足
を離しても期待した制動力(減速効果)が得られないの
で、改めてブレーキ操作し、機械的制動手段を作動させ
ることが必要となる。このことは運転に不安感のみなら
ず違和感が生じることになり、しかもブレーキ操作頻度
の増大を招くことになる。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、簡単にして効果的にバッテリの
過充電を防止しながらその制動時に効率的にバッテリを
充電することができ、しかも運転操作に応じた違和感の
ない制動力を確実に得ることができて、その運転フィー
リングを十分に高めることのできる電気自動車の制動制
御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、車両に搭載されたバッテリ、およびこの
バッテリによって駆動される電動機を備えた電気自動車
であって、前記電動機に回生制動力を発生させて前記車
両に制動力を加える電気的制動手段と、前記車両の回転
系に機械的な制動力を作用させる機械的制動手段と、こ
れらの各制動手段を制御する制御手段とを具備した制動
制御装置において、前記制御手段として、前記バッテリ
の充電状態を、例えばバッテリを構成する複数の電池セ
ルにおける最大端子電圧として検出する充電状態検出手
段と、この充電状態に従って、例えば電池セルの端子電
圧に応じて予め定められている配分比の下で前記電気的
制動手段により付与する制動力と前記機械的制動手段に
より付与する制動力との配分比を決定する制動力配分比
決定手段と、前記車両のスロットル操作を検出するスロ
ットル操作検出手段と、前記車両に対するブレーキ操作
を検出するブレーキ操作検出手段と、前記車両の走行状
態を検出する走行状態検出手段と、これらの各検出結果
に基づいて前記車両に必要な減速度を算出する減速度演
算手段とを備え、特に上記減速度を得るに必要な制動力
を前記制動力配分比決定手段において求められた配分比
の下で前記電気的制動手段と前記機械的制動手段とに配
分して各制動手段をそれぞれ駆動することで、前記減速
度演算手段で求められた減速度を車両に与えるようにし
たことを特徴としている。
【0011】つまりバッテリの充電状態を示す指標とし
て、例えば電池セルの最大端子電圧を求め、この最大セ
ル電圧に応じて回生制動力と機械的制動力との配分比を
設定する。そして運転操作や車両の走行状態に応じて求
められる減速度を、上記配分比に従って電気的制動手段
と機械的制動手段とに振り分けて各制動手段をそれぞれ
駆動することで、必要な減速度(制動力)を確保しなが
ら、バッテリの充電状態に応じて車両の運動エネルギを
回収し、バッテリを効率的に充電するようにしたことを
特徴としている。
【0012】尚、ここに示す機械的制動手段とは、電動
機を用いた回生制動による電気的な制動に相対するもの
で、リンク機構を用いたメカニカルものや、油圧等の流
体を用いて車両の回転系、例えば車軸や車輪に対して直
接的に制動力を付与するブレーキ機構を総称するもので
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る電気自動車の制動制御装置について説明
する。図1は電気自動車の概略的な制御系を示す図であ
る。図中1は車両に搭載されたLiイオン電池やNi-H
電池等からなるバッテリであり、一般的には複数の電池
セルを直列接続して所要の端子間電圧を得る組電池とし
て実現される。またモータ(電動機)2は、前記バッテ
リ1からの電力(充電エネルギ)供給を受けて作動する
もので、その駆動力(回転数)はコントローラ3により
制御される。このモータ2によって車輪4が回転駆動さ
れ、電気自動車が走行駆動される。
【0014】またコントローラ3は、ブレーキスイッチ
5やスロットルセンサ6によって検出される運転操作状
態を検出し、更には前記モータ2の回転数から該電気自
動車の走行状態を検出している。更にコントローラ3は
前記バッテリ1を構成する複数の電池セルの各端子電圧
(セル電圧)をそれぞれ監視している。コントローラ3
はこれらの検出結果に応じて前記モータ2の駆動(力行
または回生)を制御すると共に、例えば前記ブレーキス
イッチ5によってブレーキ操作が検出されたとき、ブレ
ーキアクチュエータ7を駆動して前記車輪4、或いは車
輪4を回転駆動する車軸等の回転系に対して制動力を付
与したり(機械的制動手段)、更には前記モータ2に対
する回生モードを設定し、該モータ2に回生制動力を発
生させて前記車輪4に対して電気的な制動力を付与する
ものとなっている(電気的制動手段)。
【0015】尚、モータ2に対する回生モードの設定に
より、車両の運動エネルギである車輪4からの回転力を
受けて該モータ2に生起される回生エネルギは、前記コ
ントローラ3の制御の下でバッテリ1に回収され、バッ
テリ1の充電が行われるようになっている。但し、回生
エネルギによるバッテリ1の充電は、前述したバッテリ
1を構成する複数の電池セルの各端子電圧に対する監視
結果に基づく後述する回生制動の制御によって管理され
る。
【0016】また前記コントローラ3は、ブレーキスイ
ッチ5によるブレーキペダルの踏み込み操作のみなら
ず、例えばブレーキペダルに組み込まれた圧力センサに
より、その踏力に相当する制動操作量を検出するものと
なっている。またスロットルセンサ6からは、アクセル
ペダルの踏み込み操作のみならず、その踏み込み量に応
じた加速操作量を検出するものとなっている。
【0017】ところでこの実施形態に係る電気自動車に
は、前記ブレーキアクチュエータ7として、例えば図2
に示す如く構成された電子制御負圧ブースタ機構が組み
込まれる。この電子制御負圧ブースタ機構は、ブレーキ
倍力装置として用いられるブレーキブースタ10を用い
て実現されるもので、基本的にはマスタシリンダの作動
を制御することでホイールシリンダに油圧を加え、これ
によって前記車輪4に機械的な制動力を付与する機能を
備える。
【0018】この電子制御負圧ブースタ機構について簡
単に説明すると、ブースタ10には前記マスタシリンダ
の作動を制御するプッシュロッド11と、ブレーキペダ
ルに連結されるオペレーティングロッド12とを備えて
いる。またブースタ10の内部には、ダイヤフラム13
とベーローズ14とにより区画された負圧室15,大気
室16,制御圧室17が設けられている。
【0019】そしてこのブースタ機構は、ブレーキペダ
ルが踏み込まれたとき、オペレーティングロッド12を
第1のリターンばね12aに抗して移動させることで前
記大気室16を開口する。そして該大気室16と負圧室
15との圧力差によって第2のリターンばね11aに抗
してプッシュロッド11を駆動し、これによってマスタ
シリンダを作動させるものとなっている。またブレーキ
ペダルが踏み込まれていない場合には、第1のリターン
ばね12aによって復帰しているオペレーティングロッ
ド12により、前記大気室16を制御圧室17に連通さ
せている。そしてこの状態で前記制御圧室17に加えら
れる制御圧力と前記前記負圧室15との圧力差に応じて
前記プッシュロッド11を前記第2のリターンばね11
aに抗して駆動し、これによって前記マスタシリンダを
作動させるものとなっている。
【0020】特にこの電子制御負圧ブースタ機構におい
ては、制御圧室17と大気部との間に設けた第1の電磁
弁18と、前記制御室17と負圧室15との間に設けた
第2の電磁弁19とを選択的に駆動制御することで前記
制御室17内の圧力を電子的に調整し、これによってブ
レーキペダル操作とは独立にマスタシリンダを駆動する
ことで車輪4に対して機械的制動力を付与するものとな
っている。
【0021】尚、第1および第2の電磁弁18,19の
電子的制御による機械的制動力の大きさの調整は、制御
圧室17に制御圧を断続的に導入する際のデューティ比
を可変する等して行われる。具体的にはマスタシリンダ
を介して得られる油圧が、所要とする制動力(減速度)
を得る目標圧となるように、上記電磁弁18,19の作
動をフィードバック制御するようにすれば良い。
【0022】さて上述したように、ブレーキペダルの踏
み込み操作とは独立に機械的制動力を付与可能な電子制
御負圧ブースタ機構(機械的制動手段)を備えた電気自
動車において、この実施形態に係る制動制御装置が特徴
とするところは、図3にその制御の流れを示すように、
バッテリ1を構成する複数の電池セルの端子電圧(セル
電圧)を監視し、これらのセル電圧の中の最大電圧に応
じて、前記モータ2による回生制動(電気的制動手段)
と、前記ブースタ機構による機械的制動力(機械的制動
手段)とによる制動力の配分比を可変設定する点にあ
る。
【0023】即ち、電気自動車の運転操作や走行状態に
応じて決定される制動力を付与するに際し、電気的制動
手段による回生制動力と、機械的制動手段による機械的
制動力との配分比を前記バッテリ1の最大セル電圧に応
じて決定し、この配分比の下でトータル的に前記制動力
が得られるように、前記電気的制動手段の駆動による回
生制動力と、機械的制動手段の駆動による機械的制動力
とをそれぞれ制御するようにした点にある。
【0024】このような制動制御の形態を図3を参照し
て説明すると、この処理は前記コントローラ3において
各種センサにより検出されるデータを順次取り込むこと
から開始される[ステップS1]。このデータの取り込
みは、モータ2の回転数や、バッテリ1を構成する複数
の電池セルの各端子電圧(セル電圧)のみならず、スロ
ットルセンサ6から得られるスロットル情報(アクセル
操作量)、更にはブレーキスイッチ5から得られるブレ
ーキ情報(ブレーキ操作量)を検出することによってな
される。
【0025】しかして車両の走行状態や運転操作に関す
る情報を取り込んだならば、次に前記スロットル情報に
従ってスロットル・オフであるか、即ち、アクセル操作
がオフであるか否かを判定する[ステップS2]。アク
セルペダルの踏み込みによる加速操作がなされている場
合には、当然のことながらスロットル・オフではないの
で、この場合にはそのスロットル情報(スロットル開
度)に従ってモータ2を力行制御する[ステップS
3]。つまり運転者の加速意図を示すアクセル操作量に
応じて、その情報をスロットル開度の情報等として得、
バッテリ1の充電エネルギによりモータ2を駆動するこ
とで所要の回転力(回転数)を得る。そしてこの場合に
は、再度、ステップS1からの制動制御を繰り返し実行
する。
【0026】これに対してスロットルがオフである場合
には、前述した如く検出したバッテリ1における電池セ
ルの端子電圧(セル電圧)に従って、制動力の配分計算
を行う[ステップS4]。具体的には図4にその処理形
態を示すように、先ずバッテリ1を構成する複数の電池
セルの各端子電圧(セル電圧)を検出し[ステップS2
1]、その中の最大セル電圧を検出する[ステップS2
2]。そして検出した最大セル電圧を予め設定された制
御電圧(充電禁止電圧)Vmaxと比較し[ステップS2
3]、最大セル電圧が制御電圧に達している場合には、
回生ブレーキ禁止の判定結果を得る[ステップS2
4]。つまりバッテリ1を構成する複数の電池セル中の
1つが、上記制御電圧に到達している場合、これ以上の
充電は不適切であると判定して回生ブレーキ禁止の判定
結果を得る。
【0027】逆に最大セル電圧が前記制御電圧に達して
いない場合には、回生ブレーキ許可の判定結果を得る
[ステップS25]。特に回生ブレーキ許可の判定結果
が得られた場合には、前記最大セル電圧に従って回生制
動と機械的制動との配分比を決定する[ステップS2
6]。即ち、モータ2による回生制動によって得られる
回生制動力と、前記負圧ブースタ機構を駆動することに
よって得られる機械的な制動力とをどの様な割合で作用
させるかを規定する制動力の配分比を、前記バッテリ1
の最大セル電圧に応じて決定する。
【0028】この配分比は、例えば図5に示すようにセ
ル電圧に応じて予め定められたテーブルデータとして与
えられる。従ってセル電圧に応じてこのテーブルを参照
することによっても、そのときのセル電圧に応じた制動
力の配分比が求められる。ちなみに上記配分比は、セル
電圧が所定の電圧V1よりも低い場合には、回生ブレー
キを100%,機械ブレーキを0%となるような配分割
合として、またセル電圧が所定の電圧V2よりも高い場
合には、回生ブレーキを0%,機械ブレーキを100%
とするような配分割合として定められる。更にセル電圧
が上記電圧V1,V2の範囲内にある場合には、そのセル
電圧が高くなるに従って回生ブレーキに対する配分比が
単調減少し、これによる不足分を機械ブレーキによって
補うような配分割合として定められる。
【0029】尚、セル電圧が上記電圧V2を越える場
合、回生ブレーキに対する配分比が0%に設定されるの
で、前述したステップS23,S24に示す回生ブレー
キの作動禁止の判定処理を省略するようにしても良い。
以上のようにしてバッテリ1のセル電圧(充電状態)に
応じて、回生制動と機械的制動とに対する配分比を決定
したならば、図3に示すように次にモータ2の回転数
(走行速度)に応じた減速度を計算する[ステップS
5]。この減速度の計算は、基本的には前述したステッ
プS1において検出されるアクセル操作やブレーキ操作
等の操作情報に応じて行われる。特にスロットルセンサ
6により求められるアクセル操作情報からアクセル・オ
フを検出し、そのときのモータ2の回転数に従って、例
えばエンジンブレーキ力に相当する減速度(制動力)を
計算する。
【0030】ちなみにエンジンブレーキとは、内燃機関
を動力源とする自動車において、アクセル・オフ時に車
輪から内燃機関に加わる回転力によって生じる制動作用
である。従って内燃機関を搭載していない電気自動車に
おいてはエンジンブレーキ力が生じることはない。そこ
でこの実施形態においては、アクセル・オフ時に上記エ
ンジンブレーキ力に相当する制動力を発生させるべく、
上述した如くモータ2の回転数に応じて、そのときに必
要な減速度(制動力)を計算している。
【0031】尚、このエンジンブレーキ力に相当する減
速度は、例えば図6に示すように予めモータ2の回転数
に応じて定めた減速度を示すテーブルデータとして与え
られる。従って減速度の計算は、例えばそのときのモー
タ2の回転数に応じて前記テーブルを参照し、その回転
数によって示される回転数を求めることによって実行さ
れる。
【0032】以上のようにしてアクセル・オフ時に作動
させる為の、エンジンブレーキに相当する制動力(減速
度)が求められたならば、次に前記ブレーキスイッチ5
がオフであるか否かを判定する[ステップS6]。つま
りアクセル・オフだけではなく、更にブレーキペダルの
踏み込み操作により、積極的な制動操作がなされている
か否かを判定する。そしてブレーキスイッチ5がオフで
ある場合には、前述した如くモータ2の回転数に応じて
求められた減速度と、バッテリ1のセル電圧に応じて決
定された制動力の配分比とに従って、上記減速度を得る
に必要な回生制動力と機械制動力とをそれぞれ計算する
[ステップS7]。これらの制動力の計算は、前記減速
度(必要な制動力)に対して、回生制動に対して設定さ
れた図5における実線で示される配分割合、および機械
的制動に対して設定された図5における破線で示される
配分割合をそれぞれ乗じることによって実行される。
【0033】このようにして求められた各制動力に従っ
て、モータ2による回生制動を制御することで電気的な
回生ブレーキ制御が実行され[ステップS8]、また同
時に前記負圧ブースタ機構の作動を制御することで機械
的な自動ブレーキ制御が実行される[ステップS9]。
そしてこれらの各制動力が車両に対して総合的に作用す
ることで、前述した如く求められたエンジンブレーキに
相当する制動力が加えられるものとなっている。
【0034】従って車両に対しては、バッテリ1の充電
状態に拘わることなく、アクセル・オフ時に、そのとき
の走行速度(モータ2の回転数)に応じて求められる、
エンジンブレーキに相当する制動力が安定に、且つ確実
に加えられることになる。従って運転者は、アクセルペ
ダル操作の停止に伴う自然性の高い減速効果を実感する
ことが可能となる。しかもこのとき、バッテリ1に充電
余裕がある場合には、前述した如く設定された配分比の
下で駆動される回生ブレーキによって車両の運動エネル
ギが回収され、バッテリ1が充電されることになる。但
し、バッテリ1のセル電圧が前述した制御電圧V2に達
している場合には、回生制動に対する制動力の配分割合
が0%に設定されているので、回生ブレーキが働くこと
がなく、従って回生エネルギによってバッテリ1が充電
されることはない。これ故、バッテリ1の過充電が効果
的に防止される。
【0035】一方、前述したステップS6の判定処理に
よってブレーキスイッチ5のオン状態が検出されたなら
ば、そのブレーキ操作量に従い、ブレーキ操作よって要
求されている減速度を計算する[ステップS10]。即
ち、この場合にはブレーキペダルの踏み込み操作によっ
て積極的な制動が指示されていることになるので、ブレ
ーキペダルの踏み込み操作によって運転者が求めている
積極的な減速度(制動力)を、その踏み込み量に応じて
計算する。このブレーキ操作に伴う減速度の計算は、前
述したようにブレーキペダルの踏み込み量(踏み込み圧
力)を、該ブレーキペダルに組み込まれた圧力センサを
用いて検出し、その踏力に相当する減速度を前述したよ
うなテーブルデータから求めることによって実行され
る。
【0036】しかる後、前述した如くバッテリ1のセル
電圧に応じて決定された制動力の配分比に応じて、基本
的にはステップS7に示す処理と同様にしてモータ2を
回生駆動して付与する回生制動力と、負圧ブースタ機構
を用いて付与する機械的制動力とを計算する[ステップ
S11]。但し、モータ2を回生駆動して得られる回生
制動力には限界があるので、例えば先ず、回生制動に対
する制動力の配分割合に従ってモータ2による回生制動
力を計算し、この回生制動力を前述したブレーキペダル
の踏力に応じて求められた減速度(制動力)から差し引
くことで、機械的制動手段によって働かせる制動力を計
算する。そしてこのようにして計算された制動力(減速
度)に従い、モータ2の回生制動を制御すると共に、前
記負圧ブースタ機構の作動をそれぞれ制御することで、
回生制動による電気的制動と、負圧ブースタ機構を用い
た機械的制動とを併用した協調回生ブレーキ制御を実行
する[ステップS12]。
【0037】具体的には前述した如く計算された回生制
動力が得られるように、モータ2を回生制動制御する。
同時に記ブレーキ踏力に応じて求められる制動力から、
上記回生制動によって得られる制動力を減算し、これに
よって求められる制動力を前記電子制御負圧ブースタ機
構の制御目標値として、該ブースタ機構の作動をフィー
ドバック制御するようにすれば良い。つまり図7に示す
ように、回生制動によって得られる制動力には限界があ
るので、ブレーキ踏力に応じて求められる制動力(全ブ
レーキ力)に対して不足する制動力分を、機械的な制動
力として付与することで、協調回生ブレーキ制御を実行
するようにすれば良い。
【0038】従ってこの場合には、バッテリ1に回収可
能な車両の運動エネルギをモータ2の回生エネルギとし
て得、この回生エネルギを用いて前記バッテリ1を充電
しながら、車両に対しては回生制動力と機械的な制動力
の和として、ブレーキペダルの踏み込み量に応じた適切
な制動力を付与することになる。尚、図7においてペダ
ル踏力がほぼ零(0)の領域に示される回生ブレーキ力
(減速度)は、前述したアクセル・オフ時において車両
に付与する、エンジンブレーキ力に相当する制動力を示
している。
【0039】かくして上述した如く実行される制動制御
によれば、バッテリ1を構成する複数の電池セルの端子
電圧に基づいて回生ブレーキによる制動力と機械ブレー
キによる制動力との配分割合が決定されており、回生制
動が可能な限り、モータ2による回生制動を作用させて
車両の運動エネルギを回収し、バッテリ1を充電するも
のとなっている。そしてバッテリ1のセル電圧が十分に
高いような場合には、回生制動の配分割合を0%とする
ことで回生制動自体を禁止し、回生エネルギによるバッ
テリ1の充電を禁止してその過充電を防ぐものとなって
いる。これ故、この実施形態に係る装置によれば、バッ
テリ1の過充電を確実に禁止しながら、車両の運動エネ
ルギによってバッテリ1を効率的に充電することがで
き、そのエネルギ回収効率を十分に高くすることができ
る。
【0040】従ってバッテリ1を構成する複数の電池セ
ルの電池特性(充放電特性)にバラツキが存在するよう
な場合であっても、最も条件の悪い電池セルに着目して
バッテリ1に対する充電を制御することができるので、
バッテリ1の全体的な電池性能の劣化を効果的に防止す
ることができる。特に特定の電池セルだけが過充電され
るような事態を効果的に防ぐことができる。
【0041】またアクセル・オフ時やブレーキペダル操
作時に、その操作に応じて車両に対して制動を掛ける場
合、前述した条件下でモータ2による回生ブレーキを作
動させながら、この回生ブレーキだけでは不足する制動
力分が、前記負圧ブースタ機構の作動による機械的制動
手段によって加えられるので、上記操作に応じた必要な
制動力を確実に付与することができる。この結果、バッ
テリ1の充電状態に拘わることなしに適切な制動力を車
両に対して付与することが可能となる。
【0042】特にブレーキ操作を伴うことのないアクセ
ル・オフ時においても、そのときの走行状態に応じたエ
ンジンブレーキ力に相当する制動力を適切に加えること
ができる。しかもバッテリ1に充電余裕がある場合に
は、回生ブレーキの作動によって車両の運動エネルギを
積極的に回収しながら、バッテリ1を充電することがで
きる。
【0043】またバッテリ1の充電状態に拘わることな
く、車両の運転操作に応じた制動力が付与されるので、
運転者はバッテリ1の充電状態を監視しなくても、換言
すればバッテリ1の充電状態に格別注意を払うことなく
アクセル操作、およびブレーキ操作することができる。
特にアクセル操作を停止するだけで、そのときの走行状
態(走行速度)に応じてエンジンブレーキに相当する制
動力が働き、その制動効果(減速作用)を運転感覚とし
て捕らえることが可能となるので、安心感のある違和感
のない運転を行うことが可能となる。
【0044】ちなみにアクセル操作の停止時にエンジン
ブレーキに相当する制動力を付与しないものとすれば、
速度調整の為のブレーキ操作回数が増大し、内燃機関を
搭載した自動車の運転時と異なって違和感が生じる。こ
れに対してアクセル操作の停止時に回生制動だけを加え
るようにすると、バッテリ1の充電状態によって回生制
動が有効に機能する場合と、回生制動が働かない場合と
が生じるので、却って運転操作に不安感が生じ、あわて
てブレーキ操作するような事態が生じる虞がある。この
点、本発明に係る前述した制動制御によれば、アクセル
操作の停止に伴って、内燃機関を搭載した自動車の場合
と同様な制動力、即ち、エンジンブレーキ力に相当する
制動力が加えられるので、違和感のない安心した運転操
作が可能となり、ひいては電気自動車におけるドライバ
ビリティの向上を図ることが可能となる。
【0045】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものでない。実施形態においては電子制御負圧ブース
タ機構を利用して機械的な制動力を付与するものとした
が、ABS(アンチスキッド・ブレーキング・システ
ム)においても同様な制動力制御機能が備えられている
ので、この機能を利用して機械的な制動力を付与するよ
うに構成することも可能である。またバッテリ1を構成
する複数の電池セルの最大セル電圧のみならず、その平
均セル電圧も求めて回生制動実行の可否を判定するよう
にしても良い。またバッテリからの放電電流量を積算す
ることでバッテリの充電残容量を求めるようにしても良
い。この場合には、バッテリの充電残容量に応じて回生
制動と機械的制動との配分比を決定するようにすれば良
い。更にはバッテリの端子電圧から、その充電状態を簡
単に判定するようにすることも可能である。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両に搭載されたバッテリ、およびこのバッテリによって
駆動される電動機を備えた電気自動車であって、前記電
動機に回生制動力を発生させて前記車両に制動力を加え
る電気的制動手段と、前記車両の回転系に機械的な制動
力を作用させる機械的制動手段と、これらの各制動手段
を制御する制御手段とを具備した制動制御装置におい
て、前記車両のスロットル操作,ブレーキ操作,および
その走行状態に従って該車両に必要な減速度を算出する
減速度演算手段と、前記バッテリの充電状態、例えばバ
ッテリを構成する複数の電池セルの端子電圧を検出する
充電状態検出手段とを備えており、特にバッテリの充電
状態に応じて前記電気的制動手段による回生制動と、前
記機械的制動手段による機械的制動との配分比を決定す
るものとなっている。そしてこの配分比に応じて上記の
如く算出された減速度が得られるように前記各制動手段
において発生させる回生制動力と機械制動力とを決定
し、車両の運転操作や走行速度等に応じた適切な減速度
を与えるものとなっている。
【0047】従って本発明によれば、バッテリの充電状
態に応じて回生制動の割合と機械制動の割合とが制御さ
れるので、バッテリの過充電を効果的に防ぎながら、し
かもバッテリの充電状態に拘わることなく運転操作に応
じた制動力を確実に得ることができる。これ故、車両の
運動エネルギを効果的に回収しつつ、違和感のない安心
した運転操作が可能となり、ひいてはブレーキ操作回数
を少なくすることができる。この結果、電気自動車にお
けるドライバビリティの大幅な向上を図ることが可能と
なる等の利点が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気自動車における制御系の概略
的な構成を示す図。
【図2】本発明に係る電気自動車に組み込まれる電子制
御負圧ブースタ機構の概略的な構成を示す図。
【図3】本発明の一実施形態に係る電気自動車における
制動制御の処理手続の一例を示す図。
【図4】バッテリを構成する電池セルの電圧に基づく回
生ブレーキ制御の実行可否の判定手順を示す図。
【図5】バッテリの充電状態(セル電圧)に応じて変更
設定される回生ブレーキと機械ブレーキとの配分比(配
分割合)の関係を示す図。
【図6】モータ回転数に対するエンジンブレーキ力に相
当する減速度(制動力)の関係を示す図。
【図7】モータによる回生制動と機械的制動手段による
機械ブレーキとの併用による協調回生ブレーキ制御の概
念を示す図。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 モータ(電動機) 3 コントローラ 5 ブレーキスイッチ 6 スロットルセンサ 7 ブレーキ・アクチュエータ 10 ブースタ 15 負圧室 16 大気室 17 制御圧室 18 第1の電磁弁 19 第2の電磁弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−163008(JP,A) 特開 平9−28043(JP,A) 特開 平8−140208(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 7/24 B60L 3/00 B60T 8/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたバッテリ、およびこの
    バッテリによって駆動される電動機を備えた電気自動車
    であって、前記電動機に回生制動力を発生させて前記車
    両に制動力を加える電気的制動手段と、前記車両の回転
    系に機械的な制動力を作用させる機械的制動手段と、こ
    れらの各制動手段を制御する制御手段とを具備してな
    り、 前記制御手段は、前記バッテリの充電状態を検出する充
    電状態検出手段と、この充電状態に従って前記電気的制
    動手段により付与する制動力と前記機械的制動手段によ
    り付与する制動力との配分比を決定する制動力配分比決
    定手段と、前記車両のスロットル操作を検出するスロッ
    トル操作検出手段と、前記車両に対するブレーキ操作を
    検出するブレーキ操作検出手段と、前記車両の走行状態
    を検出する走行状態検出手段と、これらの各検出結果に
    基づいて前記車両に必要な減速度を算出する減速度演算
    手段と、算出された減速度を得るに必要な制動力を前記
    配分比に従って前記電気的制動手段と前記機械的制動手
    段とに配分して各制動手段を作動させる制動力配分手段
    を具備したことを特徴とする電気自動車の制動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記充電状態検出手段は、バッテリを構
    成する複数の電池セルの各端子電圧中の最大端子電圧か
    ら該バッテリの充電状態を検出するものである請求項1
    に記載の電気自動車の制動制御装置。
JP07618097A 1997-03-27 1997-03-27 電気自動車の制動制御装置 Expired - Fee Related JP3417453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07618097A JP3417453B2 (ja) 1997-03-27 1997-03-27 電気自動車の制動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07618097A JP3417453B2 (ja) 1997-03-27 1997-03-27 電気自動車の制動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10271607A JPH10271607A (ja) 1998-10-09
JP3417453B2 true JP3417453B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=13597926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07618097A Expired - Fee Related JP3417453B2 (ja) 1997-03-27 1997-03-27 電気自動車の制動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3417453B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4698063B2 (ja) * 2001-05-17 2011-06-08 富士重工業株式会社 電気自動車のモータ制御装置
JP4581905B2 (ja) * 2005-08-17 2010-11-17 株式会社アドヴィックス 車両用ブレーキ装置
JP3888383B2 (ja) * 2005-08-26 2007-02-28 マツダ株式会社 車両の制動装置
JP2009040162A (ja) 2007-08-07 2009-02-26 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置及びブレーキ制御方法
JP5347535B2 (ja) * 2009-01-28 2013-11-20 日産自動車株式会社 車両の制動力制御装置及び制動力制御方法
JP5809927B2 (ja) 2011-10-28 2015-11-11 Ntn株式会社 インホイールモータ駆動装置
JP5590020B2 (ja) * 2011-12-26 2014-09-17 株式会社エクォス・リサーチ 電動車両駆動制御装置
JP6366981B2 (ja) * 2014-03-31 2018-08-01 住友重機械工業株式会社 ショベル
JP6394111B2 (ja) * 2014-06-25 2018-09-26 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
JP6314800B2 (ja) * 2014-11-14 2018-04-25 トヨタ自動車株式会社 制動力制御システムおよび車両、並びに制動力制御方法
DE102016210382A1 (de) * 2016-06-13 2017-12-14 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betrieb eines Fahrzeugregelsystems

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10271607A (ja) 1998-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3622395B2 (ja) 制動装置
JP4606074B2 (ja) 電気自動車の回生制動制御方法及び装置
JP3838169B2 (ja) 電気車両の回生制動制御方法及び過充電防止方法
JP2796039B2 (ja) 電気自動車の制動装置
JP3896240B2 (ja) 回生協調ブレーキシステムの制御方法
JP3546277B2 (ja) 電気自動車の制動装置
US8201897B2 (en) Hill hold for an electric vehicle
US6988779B2 (en) Hybrid vehicle
US6318487B2 (en) Regeneration control device of hybrid electric vehicle
KR20090045890A (ko) 조합형 차량 제동 시스템의 작동 방법
JP3417453B2 (ja) 電気自動車の制動制御装置
JP3541646B2 (ja) 制動力制御装置
JP2003348705A (ja) 電動車両のコーストダウン制動トルクの供給方法及びそのシステム
JPH10271605A (ja) 電気自動車の制動制御装置
JP3689908B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP3784914B2 (ja) 電気自動車の制動制御装置
CN110877531A (zh) 用于电动车的制动方法和制动系统
EP1132273B1 (en) Brake-by-wire system having conditioned full brake force application termination at key off
JP4665390B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP2006103630A (ja) 車両の制動制御装置
JP3661545B2 (ja) ハイブリッド車両
KR100534718B1 (ko) 4륜 하이브리드 전기 자동차의 회생 제동 제어방법
KR101500348B1 (ko) 하이브리드 차량의 제동 제어방법
JP6788546B2 (ja) 車両用制動システム
JP3347096B2 (ja) 電気自動車の駆動力制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030312

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100411

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees