JP3417293B2 - 音量調整装置 - Google Patents
音量調整装置Info
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- JP3417293B2 JP3417293B2 JP10358598A JP10358598A JP3417293B2 JP 3417293 B2 JP3417293 B2 JP 3417293B2 JP 10358598 A JP10358598 A JP 10358598A JP 10358598 A JP10358598 A JP 10358598A JP 3417293 B2 JP3417293 B2 JP 3417293B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオアン
プ、カーアンブ等のオーディオ機器等の音量調整装置に
関する。
プ、カーアンブ等のオーディオ機器等の音量調整装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器の音量調整装置として
は、従来、回転ボリューム型式がよく知られている。と
ころが、最近のディジタル技術の発展に伴い、ジョグダ
イヤルやアップ/ダウンスイッチ等の音量調整用操作手
段の操作により、マイクロコンピュータで電子ボリュー
ムを制御して、音量調整を行なう装置が広まってきてい
る。
は、従来、回転ボリューム型式がよく知られている。と
ころが、最近のディジタル技術の発展に伴い、ジョグダ
イヤルやアップ/ダウンスイッチ等の音量調整用操作手
段の操作により、マイクロコンピュータで電子ボリュー
ムを制御して、音量調整を行なう装置が広まってきてい
る。
【0003】このような装置としては、例えば、図5に
示すHi−Fi再生用がある。このものでは、音量調整
用操作手段1により、マイクロコンピュータMCを介し
て、電子ボリュームEVが操作される。電子ボリューム
EVの可変抵抗部VRは、抵抗ラダー方式とされて、入
力信号を減衰させる機能のみを有し、電子ボリュームE
Vの減衰量(ゲイン、増幅量)をA(dB)とした場
合、A(dB)は、0又は負の値とされる。又、電子ボ
リュームEVの出力端子には、増幅手段とされる非反転
増幅回路3が接続されている。非反転増幅回路3は、
+側入力端子に電子ボリュームEVの出力端子が接続
されるオペアンプOPと、 帰還用抵抗R1を有し、
オペアンプOPの出力端子とオペアンプOPの−側入力
端子間に介装される負帰還回路4と、 接地用抵抗R
2を有し、帰還用抵抗R1とオペアンプOPの−側入力
端子の接続点と、グラウンド間に介装される接地回路5
を有し、帰還用抵抗R1と接地用抵抗R2の抵抗値によ
り、増幅量が設定される。
示すHi−Fi再生用がある。このものでは、音量調整
用操作手段1により、マイクロコンピュータMCを介し
て、電子ボリュームEVが操作される。電子ボリューム
EVの可変抵抗部VRは、抵抗ラダー方式とされて、入
力信号を減衰させる機能のみを有し、電子ボリュームE
Vの減衰量(ゲイン、増幅量)をA(dB)とした場
合、A(dB)は、0又は負の値とされる。又、電子ボ
リュームEVの出力端子には、増幅手段とされる非反転
増幅回路3が接続されている。非反転増幅回路3は、
+側入力端子に電子ボリュームEVの出力端子が接続
されるオペアンプOPと、 帰還用抵抗R1を有し、
オペアンプOPの出力端子とオペアンプOPの−側入力
端子間に介装される負帰還回路4と、 接地用抵抗R
2を有し、帰還用抵抗R1とオペアンプOPの−側入力
端子の接続点と、グラウンド間に介装される接地回路5
を有し、帰還用抵抗R1と接地用抵抗R2の抵抗値によ
り、増幅量が設定される。
【0004】上記音量調整装置では、音量調整用操作手
段1を操作すると、その操作信号がマイクロコンピュー
タMCに入力される。マイクロコンピュータMCは、上
記操作信号に対応する、電子ボリュームEVの減衰量A
(dB)を求めると共に、これを電気信号に変換し、減
衰量信号として、電子ボリュームEVに出力する。電子
ボリュームEVは、減衰量信号に対応して、内有する可
変抵抗部VRを作動させ、入力信号を減衰量A(dB)
だけ減衰させて、出力し、この出力信号が非反転増幅回
路3により増幅される。
段1を操作すると、その操作信号がマイクロコンピュー
タMCに入力される。マイクロコンピュータMCは、上
記操作信号に対応する、電子ボリュームEVの減衰量A
(dB)を求めると共に、これを電気信号に変換し、減
衰量信号として、電子ボリュームEVに出力する。電子
ボリュームEVは、減衰量信号に対応して、内有する可
変抵抗部VRを作動させ、入力信号を減衰量A(dB)
だけ減衰させて、出力し、この出力信号が非反転増幅回
路3により増幅される。
【0005】ところで、音量調整装置の入力端子、即
ち、電子ボリュームEVの入力端子には、音量調整装置
が搭載されるオーディオ機器の入力感度に相当する10
0〜200mVrms(実効値)の電圧の信号が入力さ
れる。これに対し、音量調整装置の出力端子、即ち、非
反転増幅回路3の出力端子からは、電子ボリュームEV
の減衰量A(dB)が0dBの時に、上記オーディオ機
器の最大出力電圧に相当する1〜2Vrmsの電圧の信
号が出力される。従って、非反転増幅回路3の増幅量を
B(dB)とした場合、B(dB)は14〜26dBと
され、通常、20dBとされる。
ち、電子ボリュームEVの入力端子には、音量調整装置
が搭載されるオーディオ機器の入力感度に相当する10
0〜200mVrms(実効値)の電圧の信号が入力さ
れる。これに対し、音量調整装置の出力端子、即ち、非
反転増幅回路3の出力端子からは、電子ボリュームEV
の減衰量A(dB)が0dBの時に、上記オーディオ機
器の最大出力電圧に相当する1〜2Vrmsの電圧の信
号が出力される。従って、非反転増幅回路3の増幅量を
B(dB)とした場合、B(dB)は14〜26dBと
され、通常、20dBとされる。
【0006】又、音量調整装置の増幅量C(dB)は、
電子ボリュームEVの減衰量A(dB)と非反転増幅回
路3の増幅量B(dB)により、下記のように定まる。 C=A+B そして、従来においては、通常、電子ボリュームEVの
減衰量A(dB)が、1dBステップで、0〜−79d
Bの範囲で切り換え可能されると共に、−∞にも切り換
え可能とされ、又、非反転増幅回路3の増幅量B(d
B)が、上記のように、通常、20dBとされていたた
め、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)と、音量調
整装置全体の増幅量C(dB)の関係は、表1に示すも
のとなっていた。
電子ボリュームEVの減衰量A(dB)と非反転増幅回
路3の増幅量B(dB)により、下記のように定まる。 C=A+B そして、従来においては、通常、電子ボリュームEVの
減衰量A(dB)が、1dBステップで、0〜−79d
Bの範囲で切り換え可能されると共に、−∞にも切り換
え可能とされ、又、非反転増幅回路3の増幅量B(d
B)が、上記のように、通常、20dBとされていたた
め、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)と、音量調
整装置全体の増幅量C(dB)の関係は、表1に示すも
のとなっていた。
【0007】
【表1】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音量調整装
置の増幅量C(dB)が小、例えば、0dB以下となる
小音量時のノイズに関しては、実質的には、非反転増幅
回路3で発生するノイズが支配的となり、そのノイズ量
は、非反転増幅回路3の増幅量B(dB)に比例する。
ところが、従来においては、小音量時も、非反転増幅回
路3の増幅量B(dB)が、上記のように、14〜26
dBとされて、大であったため、小音量時のノイズ量が
大で、SN比(S/N)が非常に悪いとの問題があっ
た。
置の増幅量C(dB)が小、例えば、0dB以下となる
小音量時のノイズに関しては、実質的には、非反転増幅
回路3で発生するノイズが支配的となり、そのノイズ量
は、非反転増幅回路3の増幅量B(dB)に比例する。
ところが、従来においては、小音量時も、非反転増幅回
路3の増幅量B(dB)が、上記のように、14〜26
dBとされて、大であったため、小音量時のノイズ量が
大で、SN比(S/N)が非常に悪いとの問題があっ
た。
【0009】又、表1によれば、音量調整装置の増幅量
C(dB)を、1dBステップで、20〜−59dBの
範囲で切り換え可能であるが、増幅量C(dB)を−5
9dB以下に調整する場合には、増幅量C(dB)が一
挙に−∞dBとなる。このように、従来においては、音
量調整装置の増幅量C(dB)が−59dB以下となる
極小音量時には、音量調整ができないとの問題もあっ
た。
C(dB)を、1dBステップで、20〜−59dBの
範囲で切り換え可能であるが、増幅量C(dB)を−5
9dB以下に調整する場合には、増幅量C(dB)が一
挙に−∞dBとなる。このように、従来においては、音
量調整装置の増幅量C(dB)が−59dB以下となる
極小音量時には、音量調整ができないとの問題もあっ
た。
【0010】本発明は、小音量時におけるSN比を改善
できると共に、極小音量時の音量調整も可能で、しか
も、音量調整範囲を従来よりも拡大できる音量調整装置
を提供することを目的とする。
できると共に、極小音量時の音量調整も可能で、しか
も、音量調整範囲を従来よりも拡大できる音量調整装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするところは、電子ボリュームの出
力端子に増幅手段が接続された音量調整装置において、
増幅手段に、その増幅量を減少させる減少手段が備えら
れ、音量調整装置の増幅量を所定増幅量以下とした際
に、減少手段により、増幅手段の増幅量を減少させる制
御手段が備えられた点にある。尚、所定増幅量が、増幅
手段の減少時の増幅量とされることもある。又、増幅手
段が、 一方の入力端子に電子ボリュームの出力端子
が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備えら
れ、オペアンプの出力端子とオペアンプの他方の入力端
子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備えら
れ、帰還回路とグラウンド間に介装される接地回路を有
し、減少手段が、帰還回路とグラウンドを接地回路を介
して断続させるスイッチとされることもある。更に、増
幅手段が、 一方の入力端子に電子ボリュームの出力
端子が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備え
られ、オペアンプの出力端子とオペアンプの他方の入力
端子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備え
られ、帰還回路とグラウンド間に介装される接地回路を
有し、減少手段が、イ.接地回路に備えられ、接地用抵
抗との合成抵抗値が接地用抵抗の抵抗値よりも大とされ
る減少用抵抗と、ロ.帰還回路とグラウンド間に、接地
用抵抗、又は、接地用抵抗と減少用抵抗を、選択的に介
装させる手段を有することもある。又、電子ボリューム
の出力端子に増幅手段が接続され、増幅手段に、その増
幅量を通常増幅量から補正時の増幅量に増大させる補正
手段が備えられた音量調整装置において、増幅手段に、
その増幅量を通常増幅量から減少時の増幅量に減少させ
る減少手段が備えられ、・ 音量調整装置の増幅量を通
常増幅量よりも大とした際にのみ、補正手段により、増
幅手段の増幅量を増大させ、音量調整装置の増幅量を減
少時の増幅量以下とした際にのみ、減少手段により、増
幅手段の増幅量を減少させる制御手段が備えられること
もある。更に、電子ボリュームの出力端子に増幅手段が
接続され、増幅手段が、 一方の入力端子に電子ボリ
ュームの出力端子が接続されるオペアンプと、 帰還
用抵抗が備えられ、オペアンプの出力端子とオペアンプ
の他方の入力端子間に介装される帰還回路と、 接地
用抵抗が備えられた接地回路と、 補正用抵抗と補正
用スイッチが備えられた補正回路を有し、帰還回路とグ
ラウンド間に、接地回路と補正回路が並列に介装され、
補正用スイッチが、・ 接続体勢と遮断体勢に切換可能
とされ、接続体勢時に、帰還回路とグラウンドを補正回
路を介して接続して、増幅手段の増幅量を、通常増幅量
から補正時の増幅量に増加させるスイッチとされた音量
調整装置において、接地回路に、・ 接続体勢と遮断体
勢に切換可能とされ、遮断体勢時に、接地回路を介して
の帰還回路とグラウンドの接続を遮断して、増幅手段の
増幅量を、通常増幅量から減少時の増幅量に減少させる
減少用スイッチが備えられ、・ 音量調整装置の増幅量
が通常増幅量よりも大である際に、補正用スイッチと減
少用スイッチを接続体勢とし、音量調整装置の増幅量が
通常増幅量以下で且つ減少時の増幅量よりも大である際
に、補正用スイッチを遮断体勢とすると共に、減少用ス
イッチを接続体勢とし、音量調整装置の増幅量が減少時
の増幅量以下の際に、補正用スイッチと減少用スイッチ
を遮断体勢とする制御手段が備えられることもある。
に、本発明の特徴とするところは、電子ボリュームの出
力端子に増幅手段が接続された音量調整装置において、
増幅手段に、その増幅量を減少させる減少手段が備えら
れ、音量調整装置の増幅量を所定増幅量以下とした際
に、減少手段により、増幅手段の増幅量を減少させる制
御手段が備えられた点にある。尚、所定増幅量が、増幅
手段の減少時の増幅量とされることもある。又、増幅手
段が、 一方の入力端子に電子ボリュームの出力端子
が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備えら
れ、オペアンプの出力端子とオペアンプの他方の入力端
子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備えら
れ、帰還回路とグラウンド間に介装される接地回路を有
し、減少手段が、帰還回路とグラウンドを接地回路を介
して断続させるスイッチとされることもある。更に、増
幅手段が、 一方の入力端子に電子ボリュームの出力
端子が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備え
られ、オペアンプの出力端子とオペアンプの他方の入力
端子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備え
られ、帰還回路とグラウンド間に介装される接地回路を
有し、減少手段が、イ.接地回路に備えられ、接地用抵
抗との合成抵抗値が接地用抵抗の抵抗値よりも大とされ
る減少用抵抗と、ロ.帰還回路とグラウンド間に、接地
用抵抗、又は、接地用抵抗と減少用抵抗を、選択的に介
装させる手段を有することもある。又、電子ボリューム
の出力端子に増幅手段が接続され、増幅手段に、その増
幅量を通常増幅量から補正時の増幅量に増大させる補正
手段が備えられた音量調整装置において、増幅手段に、
その増幅量を通常増幅量から減少時の増幅量に減少させ
る減少手段が備えられ、・ 音量調整装置の増幅量を通
常増幅量よりも大とした際にのみ、補正手段により、増
幅手段の増幅量を増大させ、音量調整装置の増幅量を減
少時の増幅量以下とした際にのみ、減少手段により、増
幅手段の増幅量を減少させる制御手段が備えられること
もある。更に、電子ボリュームの出力端子に増幅手段が
接続され、増幅手段が、 一方の入力端子に電子ボリ
ュームの出力端子が接続されるオペアンプと、 帰還
用抵抗が備えられ、オペアンプの出力端子とオペアンプ
の他方の入力端子間に介装される帰還回路と、 接地
用抵抗が備えられた接地回路と、 補正用抵抗と補正
用スイッチが備えられた補正回路を有し、帰還回路とグ
ラウンド間に、接地回路と補正回路が並列に介装され、
補正用スイッチが、・ 接続体勢と遮断体勢に切換可能
とされ、接続体勢時に、帰還回路とグラウンドを補正回
路を介して接続して、増幅手段の増幅量を、通常増幅量
から補正時の増幅量に増加させるスイッチとされた音量
調整装置において、接地回路に、・ 接続体勢と遮断体
勢に切換可能とされ、遮断体勢時に、接地回路を介して
の帰還回路とグラウンドの接続を遮断して、増幅手段の
増幅量を、通常増幅量から減少時の増幅量に減少させる
減少用スイッチが備えられ、・ 音量調整装置の増幅量
が通常増幅量よりも大である際に、補正用スイッチと減
少用スイッチを接続体勢とし、音量調整装置の増幅量が
通常増幅量以下で且つ減少時の増幅量よりも大である際
に、補正用スイッチを遮断体勢とすると共に、減少用ス
イッチを接続体勢とし、音量調整装置の増幅量が減少時
の増幅量以下の際に、補正用スイッチと減少用スイッチ
を遮断体勢とする制御手段が備えられることもある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の第1
例を、図1に基づき詳細に説明する。尚、第1例は、図
5に示す従来例に構成を一部付加したもので、図5と同
一符号のものは、同一装置、同一手段、同一部品、同一
部材を示す。第1例では、電子ボリュームEVの減衰量
A(dB)が、0〜−79dBの範囲において、1dB
ステップで切り換え可能とされると共に、−∞に切り換
え可能とされている。
例を、図1に基づき詳細に説明する。尚、第1例は、図
5に示す従来例に構成を一部付加したもので、図5と同
一符号のものは、同一装置、同一手段、同一部品、同一
部材を示す。第1例では、電子ボリュームEVの減衰量
A(dB)が、0〜−79dBの範囲において、1dB
ステップで切り換え可能とされると共に、−∞に切り換
え可能とされている。
【0013】そして、接地回路5の接地用抵抗R2とグ
ラウンド間に、負帰還回路4の帰還用抵抗R1とグラウ
ンドを断続させる減少用スイッチS1が介装されてい
る。減少用スイッチS1は、ON体勢(接続体勢)とO
FF体勢(遮断体勢)に切換可能な開閉式とされて、こ
の減少用スイッチS1が、非反転増幅回路3の増幅量を
通常増幅量B(dB)(尚、本例では、20dBとされ
ている。)から、減少時の増幅量B1(dB)、即ち、
0dBに減少させる減少手段とされている。尚、減少用
スイッチS1は、負帰還回路4と接地用抵抗R2間に介
装されることもある。
ラウンド間に、負帰還回路4の帰還用抵抗R1とグラウ
ンドを断続させる減少用スイッチS1が介装されてい
る。減少用スイッチS1は、ON体勢(接続体勢)とO
FF体勢(遮断体勢)に切換可能な開閉式とされて、こ
の減少用スイッチS1が、非反転増幅回路3の増幅量を
通常増幅量B(dB)(尚、本例では、20dBとされ
ている。)から、減少時の増幅量B1(dB)、即ち、
0dBに減少させる減少手段とされている。尚、減少用
スイッチS1は、負帰還回路4と接地用抵抗R2間に介
装されることもある。
【0014】又、マイクロコンピュータMCが減少用ス
イッチS1の制御手段とされ、音量調整装置全体の増幅
量C(dB)が所定増幅量(基準増幅量)よりも大の際
に、減少用スイッチS1がON体勢とされ、又、音量調
整装置全体の増幅量C(dB)が所定増幅量以下の際
に、減少用スイッチS1がOFF体勢とされる。尚、本
例では、上記所定増幅量を、非反転増幅回路3の減少時
の増幅量B1(dB)、即ち、0dBとしているが、こ
のようにしない場合もある。
イッチS1の制御手段とされ、音量調整装置全体の増幅
量C(dB)が所定増幅量(基準増幅量)よりも大の際
に、減少用スイッチS1がON体勢とされ、又、音量調
整装置全体の増幅量C(dB)が所定増幅量以下の際
に、減少用スイッチS1がOFF体勢とされる。尚、本
例では、上記所定増幅量を、非反転増幅回路3の減少時
の増幅量B1(dB)、即ち、0dBとしているが、こ
のようにしない場合もある。
【0015】尚、電子ボリュームEVの減衰量A(d
B)や非反転増幅回路3の通常増幅量B(dB)に関す
る上記数値や、下記の数値は、説明のために、例示した
だけで、これに限定されるものではない。又、本発明の
実施の形態の他の例でも、特に言及しない限り、上記数
値を採用している。
B)や非反転増幅回路3の通常増幅量B(dB)に関す
る上記数値や、下記の数値は、説明のために、例示した
だけで、これに限定されるものではない。又、本発明の
実施の形態の他の例でも、特に言及しない限り、上記数
値を採用している。
【0016】上記構成例によれば、音量調整時に、ジョ
グダイヤルやアップ/ダウンスイッチ等の音量調整用操
作手段1を操作すると、操作手段1から操作信号がマイ
クロコンピュータMCに入力される。
グダイヤルやアップ/ダウンスイッチ等の音量調整用操
作手段1を操作すると、操作手段1から操作信号がマイ
クロコンピュータMCに入力される。
【0017】この場合において、音量調整装置の増幅量
C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量B1
(dB)よりも大、即ち、20〜1dBの範囲におい
て、1dBステップで調整した際には、マイクロコンピ
ュータMCは、減少用スイッチS1をON体勢とすると
共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A=
C−B=C−20の式から求めて、これを電気信号に変
換し、減衰量信号として、電子ボリュームEVに出力す
る。これにより、電子ボリュームEVは、減衰量信号に
対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表2に示すよう
に、その減衰量A(dB)を、1dBステップで、0〜
−19dBの範囲で制御(調整)する。
C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量B1
(dB)よりも大、即ち、20〜1dBの範囲におい
て、1dBステップで調整した際には、マイクロコンピ
ュータMCは、減少用スイッチS1をON体勢とすると
共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A=
C−B=C−20の式から求めて、これを電気信号に変
換し、減衰量信号として、電子ボリュームEVに出力す
る。これにより、電子ボリュームEVは、減衰量信号に
対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表2に示すよう
に、その減衰量A(dB)を、1dBステップで、0〜
−19dBの範囲で制御(調整)する。
【0018】又、操作手段1により、音量調整装置の増
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)以下、即ち、0〜−79dBの範囲におい
て、1dBステップで調整するか、−∞に調整した際に
は、マイクロコンピュータMCは、減少用スイッチS1
をOFF体勢とすると共に、電子ボリュームEVの減衰
量A(dB)を、A=C−B1=C−0=Cの式から求
めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号として、電
子ボリュームEVに出力する。これにより、電子ボリュ
ームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗部VRを
作動させ、表2に示すように、その減衰量A(dB)
を、0〜−79dBの範囲において、1dBステップで
制御するか、−∞に制御する。
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)以下、即ち、0〜−79dBの範囲におい
て、1dBステップで調整するか、−∞に調整した際に
は、マイクロコンピュータMCは、減少用スイッチS1
をOFF体勢とすると共に、電子ボリュームEVの減衰
量A(dB)を、A=C−B1=C−0=Cの式から求
めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号として、電
子ボリュームEVに出力する。これにより、電子ボリュ
ームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗部VRを
作動させ、表2に示すように、その減衰量A(dB)
を、0〜−79dBの範囲において、1dBステップで
制御するか、−∞に制御する。
【0019】
【表2】
【0020】ところで、音量調整装置の増幅量C(d
B)が小、例えば、0dB以下となる小音量時のノイズ
に関しては、実質的には、非反転増幅回路3で発生する
ノイズが支配的となり、そのノイズ量は、非反転増幅回
路3の増幅量に比例する。上記第1例では、音量調整装
置の増幅量C(dB)が小、例えば、0dB以下となる
小音量時には、減少用スイッチS1をOFF体勢とし
て、非反転増幅回路3の増幅量を、通常増幅量B(d
B)、即ち、20dBから、減少時の増幅量B1(d
B)、即ち、0dBとするので、ノイズ量を格段に少な
くでき、小音量時のSN比(S/N)を著しく改善でき
る。
B)が小、例えば、0dB以下となる小音量時のノイズ
に関しては、実質的には、非反転増幅回路3で発生する
ノイズが支配的となり、そのノイズ量は、非反転増幅回
路3の増幅量に比例する。上記第1例では、音量調整装
置の増幅量C(dB)が小、例えば、0dB以下となる
小音量時には、減少用スイッチS1をOFF体勢とし
て、非反転増幅回路3の増幅量を、通常増幅量B(d
B)、即ち、20dBから、減少時の増幅量B1(d
B)、即ち、0dBとするので、ノイズ量を格段に少な
くでき、小音量時のSN比(S/N)を著しく改善でき
る。
【0021】又、音量調整装置の増幅量C(dB)を、
20〜−79dBの範囲において、1dBステップで切
り換えることができ、これにより、電子ボリュームEV
の減衰量A(dB)の調整範囲と非反転増幅回路3の通
常増幅量B(dB)が同一である従来の場合(図5に示
す場合)と比較して、本発明では、音量調整装置におけ
る、1dBステップで調整可能な増幅量C(dB)の下
限を、従来の−59dBから−79dBにまで引き下げ
ることができて、極小音量時の音量調整が可能となると
共に、音量調整範囲も拡大できる。
20〜−79dBの範囲において、1dBステップで切
り換えることができ、これにより、電子ボリュームEV
の減衰量A(dB)の調整範囲と非反転増幅回路3の通
常増幅量B(dB)が同一である従来の場合(図5に示
す場合)と比較して、本発明では、音量調整装置におけ
る、1dBステップで調整可能な増幅量C(dB)の下
限を、従来の−59dBから−79dBにまで引き下げ
ることができて、極小音量時の音量調整が可能となると
共に、音量調整範囲も拡大できる。
【0022】ところで、非反転増幅回路3の通常増幅量
B(dB)は、帰還用抵抗R1の抵抗値と接地用抵抗R
2の抵抗値から定まるが、これら抵抗値の関係から、非
反転増幅回路3の通常増幅量B(dB)が整数にならな
い場合がある。このような場合の一例として、例えば、
上記第1例において、非反転増幅回路3の増幅量B(d
B)を20.5dBとすると、電子ボリュームEVの減
衰量A(dB)と音量調整装置の増幅量C(dB)の関
係は、表3のようになる。
B(dB)は、帰還用抵抗R1の抵抗値と接地用抵抗R
2の抵抗値から定まるが、これら抵抗値の関係から、非
反転増幅回路3の通常増幅量B(dB)が整数にならな
い場合がある。このような場合の一例として、例えば、
上記第1例において、非反転増幅回路3の増幅量B(d
B)を20.5dBとすると、電子ボリュームEVの減
衰量A(dB)と音量調整装置の増幅量C(dB)の関
係は、表3のようになる。
【0023】
【表3】
【0024】表3によれば、音量調整装置の増幅量C
(dB)は、20.5dBから1.5dBまでは、正確
に1dBステップで調整できる。しかし、1.5dBの
次は0dBに飛んで、この区間では1.5dBの差とな
り、増幅量C(dB)を、全体にわたって、正確に1d
Bステップで調整できない問題がある。
(dB)は、20.5dBから1.5dBまでは、正確
に1dBステップで調整できる。しかし、1.5dBの
次は0dBに飛んで、この区間では1.5dBの差とな
り、増幅量C(dB)を、全体にわたって、正確に1d
Bステップで調整できない問題がある。
【0025】この問題を解決したのが、図2に示す、本
発明の実施の形態の第2例であって、本例では、減少手
段が、 接地回路5に備えられ、接地用抵抗R2との
合成抵抗値が接地用抵抗R2の抵抗値よりも大とされる
減少用抵抗R3と、 負帰還回路4とグラウンド間
に、接地用抵抗R2、又は、接地用抵抗R2と減少用抵
抗R3を、選択的に介装させる介装手段を有するものと
されている。
発明の実施の形態の第2例であって、本例では、減少手
段が、 接地回路5に備えられ、接地用抵抗R2との
合成抵抗値が接地用抵抗R2の抵抗値よりも大とされる
減少用抵抗R3と、 負帰還回路4とグラウンド間
に、接地用抵抗R2、又は、接地用抵抗R2と減少用抵
抗R3を、選択的に介装させる介装手段を有するものと
されている。
【0026】具体的には、接地用抵抗R2とグラウンド
間に、減少用抵抗R3と、介装手段とされる開閉式の減
少用スイッチS1が、並列に介装されている。これによ
り、減少用スイッチS1のON体勢時(通常体勢時)
に、接地用抵抗R2が、減少用スイッチS1を介して、
グラウンドに接続されるが、この場合に、非反転増幅回
路3の通常増幅量B(dB)を、例えば、20.5dB
としている。又、減少用スイッチS1のOFF体勢時
(減少体勢時)には、接地用抵抗R2が、減少用抵抗R
3を介して、グラウンドに接続されるが、この場合にお
いて、減少用抵抗R3の抵抗値を、非常に大きな適当な
値とすることにより、非反転増幅回路3の減少時の増幅
量B1(dB)を、例えば、0.5dBとして、(B−
B1)(dB)が整数となるようにしている。
間に、減少用抵抗R3と、介装手段とされる開閉式の減
少用スイッチS1が、並列に介装されている。これによ
り、減少用スイッチS1のON体勢時(通常体勢時)
に、接地用抵抗R2が、減少用スイッチS1を介して、
グラウンドに接続されるが、この場合に、非反転増幅回
路3の通常増幅量B(dB)を、例えば、20.5dB
としている。又、減少用スイッチS1のOFF体勢時
(減少体勢時)には、接地用抵抗R2が、減少用抵抗R
3を介して、グラウンドに接続されるが、この場合にお
いて、減少用抵抗R3の抵抗値を、非常に大きな適当な
値とすることにより、非反転増幅回路3の減少時の増幅
量B1(dB)を、例えば、0.5dBとして、(B−
B1)(dB)が整数となるようにしている。
【0027】上記構成例によれば、音量調整用操作手段
1により、音量調整装置の増幅量C(dB)を、非反転
増幅回路3の減少時の増幅量B1(dB)よりも大、即
ち、20.5〜0.5の範囲において、1dBステップ
で調整した際には、マイクロコンピュータMCは、減少
用スイッチS1をON体勢とすると共に、電子ボリュー
ムEVの減衰量A(dB)を、A=C−B=C−20.
5の式から求めて、これを電気信号に変換し、減衰量信
号として、電子ボリュームEVに出力する。これによ
り、電子ボリュームEVは、減衰量信号に対応して、可
変抵抗部VRを作動させ、表4に示すように、その減衰
量A(dB)を、1dBステップで、0〜−19dBの
範囲で制御する。
1により、音量調整装置の増幅量C(dB)を、非反転
増幅回路3の減少時の増幅量B1(dB)よりも大、即
ち、20.5〜0.5の範囲において、1dBステップ
で調整した際には、マイクロコンピュータMCは、減少
用スイッチS1をON体勢とすると共に、電子ボリュー
ムEVの減衰量A(dB)を、A=C−B=C−20.
5の式から求めて、これを電気信号に変換し、減衰量信
号として、電子ボリュームEVに出力する。これによ
り、電子ボリュームEVは、減衰量信号に対応して、可
変抵抗部VRを作動させ、表4に示すように、その減衰
量A(dB)を、1dBステップで、0〜−19dBの
範囲で制御する。
【0028】又、操作手段1により、音量調整装置の増
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)以下、即ち、0.5〜−78.5dBの範
囲において、1dBステップで調整するか、−∞に調整
した際には、マイクロコンピュータMCは、減少用スイ
ッチS1をOFF体勢とすると共に、電子ボリュームE
Vの減衰量A(dB)を、A=C−B1=C−0.5の
式から求めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号と
して、電子ボリュームEVに出力する。これにより、電
子ボリュームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗
部VRを作動させ、表4に示すように、その減衰量A
(dB)を、0〜−79dBの範囲において、1dBス
テップで調整するか、−∞に調整する。
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)以下、即ち、0.5〜−78.5dBの範
囲において、1dBステップで調整するか、−∞に調整
した際には、マイクロコンピュータMCは、減少用スイ
ッチS1をOFF体勢とすると共に、電子ボリュームE
Vの減衰量A(dB)を、A=C−B1=C−0.5の
式から求めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号と
して、電子ボリュームEVに出力する。これにより、電
子ボリュームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗
部VRを作動させ、表4に示すように、その減衰量A
(dB)を、0〜−79dBの範囲において、1dBス
テップで調整するか、−∞に調整する。
【0029】
【表4】
【0030】第2例によれば、非反転増幅回路の通常増
幅量B(dB)が整数でない場合でも、音量調整装置の
増幅量C(dB)を、全体にわたって、1dBステップ
で調整できる。
幅量B(dB)が整数でない場合でも、音量調整装置の
増幅量C(dB)を、全体にわたって、1dBステップ
で調整できる。
【0031】図3は本発明の実施の形態の第3例を示
し、上記第2例の変形例であって、接地用抵抗R2の一
端部がグラウンドに接続され、減少用抵抗R3の一端部
が接地用抵抗R2の他端部に接続され、介装手段とされ
る減少用スイッチS1が切換式とされて、接地用抵抗R
2と減少用抵抗R3の各他端部を、選択的に、帰還用抵
抗R1に接続するものとされている。
し、上記第2例の変形例であって、接地用抵抗R2の一
端部がグラウンドに接続され、減少用抵抗R3の一端部
が接地用抵抗R2の他端部に接続され、介装手段とされ
る減少用スイッチS1が切換式とされて、接地用抵抗R
2と減少用抵抗R3の各他端部を、選択的に、帰還用抵
抗R1に接続するものとされている。
【0032】ところで、近年のディジタルシグナルプロ
セッサ(以下、DSPと略す)の普及に伴い、オーディ
オ信号処理をDSP内部で行なうことが多くなってい
る。このように、DSP内部で信号加算を行なう場合、
ディジタル領域では、通常、ヘッドルームに余裕がない
ため、減衰を伴った処理となる。このため、外部アナロ
グ段で、上記減衰量を補正する必要がある。
セッサ(以下、DSPと略す)の普及に伴い、オーディ
オ信号処理をDSP内部で行なうことが多くなってい
る。このように、DSP内部で信号加算を行なう場合、
ディジタル領域では、通常、ヘッドルームに余裕がない
ため、減衰を伴った処理となる。このため、外部アナロ
グ段で、上記減衰量を補正する必要がある。
【0033】例えば、電子ボリュームを使用した音量調
整装置で、上記減衰量を補う場合には、図6に示すよう
に、接地用抵抗R2が備えられた接地回路5と、補正用
抵抗R4と開閉式の補正用スイッチS2が直列に接続さ
れた補正回路(補正手段)6が、帰還用抵抗R1とオペ
アンプOPの−側入力端子の接続点と、グラウンド間に
並列に介装される。
整装置で、上記減衰量を補う場合には、図6に示すよう
に、接地用抵抗R2が備えられた接地回路5と、補正用
抵抗R4と開閉式の補正用スイッチS2が直列に接続さ
れた補正回路(補正手段)6が、帰還用抵抗R1とオペ
アンプOPの−側入力端子の接続点と、グラウンド間に
並列に介装される。
【0034】そして、DSP内部で減衰を伴った処理を
行なわない際には、補正用スイッチS2をOFF操作し
て、負帰還回路4を、接地用抵抗R2を介してのみ、グ
ラウンドに接続して、非反転増幅回路3の増幅量を、通
常増幅量B(dB)とし、マイクロコンピュータMCに
より、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A=
C−Bの式から求める。
行なわない際には、補正用スイッチS2をOFF操作し
て、負帰還回路4を、接地用抵抗R2を介してのみ、グ
ラウンドに接続して、非反転増幅回路3の増幅量を、通
常増幅量B(dB)とし、マイクロコンピュータMCに
より、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A=
C−Bの式から求める。
【0035】又、DSP内部で減衰を伴った処理を行な
う際に、上記減衰量を補正する場合には、補正用スイッ
チS2をON操作して、負帰還回路4を、並列接続され
た接地回路5と補正回路6を介して、グラウンドに接続
して、非反転増幅回路3の増幅量を、補正時の増幅量B
2(dB)に増大させて、増幅量を(B2−B)(d
B)だけ増加させると共に、マイクロコンピュータMC
により、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A
=C−B2の式から求める。
う際に、上記減衰量を補正する場合には、補正用スイッ
チS2をON操作して、負帰還回路4を、並列接続され
た接地回路5と補正回路6を介して、グラウンドに接続
して、非反転増幅回路3の増幅量を、補正時の増幅量B
2(dB)に増大させて、増幅量を(B2−B)(d
B)だけ増加させると共に、マイクロコンピュータMC
により、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A
=C−B2の式から求める。
【0036】ところで、B=20dB、B2=35dB
とした際に、上記減衰量の補正がない場合とある場合
の、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)と音量調整
装置の増幅量C(dB)の関係は、表5のようになる。
とした際に、上記減衰量の補正がない場合とある場合
の、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)と音量調整
装置の増幅量C(dB)の関係は、表5のようになる。
【0037】
【表5】
【0038】ところで、上述したように、電子ボリュー
ムEVを絞った小音量時のノイズに関しては、実質的に
は、非反転増幅回路3で発生するノイズが支配的とな
り、そのノイズ量は、非反転増幅回路3の増幅量に比例
する。ところが、図6に示す音量調整装置では、DSP
内部での処理時に伴う減衰を補正する際には、非反転増
幅回路3の増幅量が、通常増幅量B(dB)(即ち、2
0dB)よりも大きな補正時の増幅量B2(dB)(即
ち、35dB)となるので、小音量時におけるSN比
は、図5に示す場合よりも更に悪化する。
ムEVを絞った小音量時のノイズに関しては、実質的に
は、非反転増幅回路3で発生するノイズが支配的とな
り、そのノイズ量は、非反転増幅回路3の増幅量に比例
する。ところが、図6に示す音量調整装置では、DSP
内部での処理時に伴う減衰を補正する際には、非反転増
幅回路3の増幅量が、通常増幅量B(dB)(即ち、2
0dB)よりも大きな補正時の増幅量B2(dB)(即
ち、35dB)となるので、小音量時におけるSN比
は、図5に示す場合よりも更に悪化する。
【0039】この問題を解決するのが、図4に示す本発
明の実施の形態の第4例であって、図6に示す従来例に
構成を一部付加したものであって、図6と同一符号は、
同一装置、同一手段、同一部品、同一部材を示す。本例
では、第1例と同様に、接地回路5の接地用抵抗R2と
グラウンド間に、負帰還回路4とグラウンドを断続させ
る減少用スイッチS1が介装され、この減少用スイッチ
S1が、非反転増幅回路3の増幅量を通常増幅量B(d
B)(即ち、20dB)から、減少時の増幅量B1(d
B)、即ち、0dBに減少させる減少手段とされてい
る。尚、減少用スイッチS1は、負帰還回路4と接地用
抵抗R2間に介装されることもある。
明の実施の形態の第4例であって、図6に示す従来例に
構成を一部付加したものであって、図6と同一符号は、
同一装置、同一手段、同一部品、同一部材を示す。本例
では、第1例と同様に、接地回路5の接地用抵抗R2と
グラウンド間に、負帰還回路4とグラウンドを断続させ
る減少用スイッチS1が介装され、この減少用スイッチ
S1が、非反転増幅回路3の増幅量を通常増幅量B(d
B)(即ち、20dB)から、減少時の増幅量B1(d
B)、即ち、0dBに減少させる減少手段とされてい
る。尚、減少用スイッチS1は、負帰還回路4と接地用
抵抗R2間に介装されることもある。
【0040】更に、マイクロコンピュータMCが、減少
用スイッチS1と補正用スイッチS2の制御手段とさ
れ、音量調整装置の増幅量C(dB)が非反転増幅回路
3の通常増幅量B(dB)よりも大である際に、補正用
スイッチS2と減少用スイッチS1をON体勢(接続体
勢)とし、音量調整装置の増幅量C(dB)が非反転増
幅回路3の通常増幅量B(dB)以下で且つ減少時の増
幅量B1(dB)よりも大である際に、補正用スイッチ
S2をOFF体勢とすると共に、減少用スイッチS1を
ON体勢とし、音量調整装置の増幅量C(dB)が非反
転増幅回路3の減少時の増幅量B1(dB)以下の際
に、補正用スイッチS2と減少用スイッチS1をOFF
体勢とする。
用スイッチS1と補正用スイッチS2の制御手段とさ
れ、音量調整装置の増幅量C(dB)が非反転増幅回路
3の通常増幅量B(dB)よりも大である際に、補正用
スイッチS2と減少用スイッチS1をON体勢(接続体
勢)とし、音量調整装置の増幅量C(dB)が非反転増
幅回路3の通常増幅量B(dB)以下で且つ減少時の増
幅量B1(dB)よりも大である際に、補正用スイッチ
S2をOFF体勢とすると共に、減少用スイッチS1を
ON体勢とし、音量調整装置の増幅量C(dB)が非反
転増幅回路3の減少時の増幅量B1(dB)以下の際
に、補正用スイッチS2と減少用スイッチS1をOFF
体勢とする。
【0041】上記構成例によれば、DSP内部で減衰を
伴った処理を行なわない際には、マイクロコンピュータ
MCにより、補正用スイッチS2がOFF体勢とされ
る。
伴った処理を行なわない際には、マイクロコンピュータ
MCにより、補正用スイッチS2がOFF体勢とされ
る。
【0042】そして、操作手段1により、音量調整装置
の増幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増
幅量B1(dB)よりも大、即ち、20〜1dBの範囲
において、1dBステップで調整した際には、マイクロ
コンピュータMCは、減少用スイッチS1をON体勢と
すると共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)
を、A=C−B=C−20の式から求めて、これを電気
信号に変換し、減衰量信号として、電子ボリュームEV
に出力する。これにより、電子ボリュームEVは、減衰
量信号に対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表6に
示すように、その減衰量A(dB)を、1dBステップ
で、0〜−19dBの範囲で制御する。
の増幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増
幅量B1(dB)よりも大、即ち、20〜1dBの範囲
において、1dBステップで調整した際には、マイクロ
コンピュータMCは、減少用スイッチS1をON体勢と
すると共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)
を、A=C−B=C−20の式から求めて、これを電気
信号に変換し、減衰量信号として、電子ボリュームEV
に出力する。これにより、電子ボリュームEVは、減衰
量信号に対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表6に
示すように、その減衰量A(dB)を、1dBステップ
で、0〜−19dBの範囲で制御する。
【0043】又、操作手段1により、音量調整装置の増
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)以下、即ち、0〜−79dBの範囲におい
て、1dBステップで調整するか、−∞に調整した際に
は、マイクロコンピュータMCは、減少用スイッチS1
をOFF体勢とすると共に、電子ボリュームEVの減衰
量A(dB)を、A=C−B1=C−0=Cの式から求
めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号として、電
子ボリュームEVに出力する。これにより、電子ボリュ
ームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗部VRを
作動させ、表6に示すように、その減衰量A(dB)
を、0〜−79dBの範囲において、1dBステップで
制御するか、−∞に制御する。
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)以下、即ち、0〜−79dBの範囲におい
て、1dBステップで調整するか、−∞に調整した際に
は、マイクロコンピュータMCは、減少用スイッチS1
をOFF体勢とすると共に、電子ボリュームEVの減衰
量A(dB)を、A=C−B1=C−0=Cの式から求
めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号として、電
子ボリュームEVに出力する。これにより、電子ボリュ
ームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗部VRを
作動させ、表6に示すように、その減衰量A(dB)
を、0〜−79dBの範囲において、1dBステップで
制御するか、−∞に制御する。
【0044】
【表6】
【0045】又、DSP内部で減衰を伴った処理を行な
う際に、上記減衰を補正する場合には、マイクロコンピ
ュータMCにより、補正用スイッチS2がON操作され
る。
う際に、上記減衰を補正する場合には、マイクロコンピ
ュータMCにより、補正用スイッチS2がON操作され
る。
【0046】そして、操作手段1により、音量調整装置
の増幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の通常増幅量
B(dB)よりも大、即ち、35〜21dBの範囲にお
いて、1dBステップで調整した際には、マイクロコン
ピュータMCは、減少用スイッチS1をON体勢とする
と共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A
=C−B2=C−35の式から求めて、これを電気信号
に変換し、減衰量信号として、電子ボリュームEVに出
力する。これにより、電子ボリュームEVは、減衰量信
号に対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表7に示す
ように、その減衰量A(dB)を、1dBステップで、
0〜−14dBの範囲で制御する。
の増幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の通常増幅量
B(dB)よりも大、即ち、35〜21dBの範囲にお
いて、1dBステップで調整した際には、マイクロコン
ピュータMCは、減少用スイッチS1をON体勢とする
と共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A
=C−B2=C−35の式から求めて、これを電気信号
に変換し、減衰量信号として、電子ボリュームEVに出
力する。これにより、電子ボリュームEVは、減衰量信
号に対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表7に示す
ように、その減衰量A(dB)を、1dBステップで、
0〜−14dBの範囲で制御する。
【0047】又、操作手段1により、音量調整装置の増
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)よりも大、即ち、20〜1dBの範囲にお
いて、1dBステップで調整した際には、マイクロコン
ピュータMCは、補正用スイッチS2をOFF体勢にす
ると共に、減少用スイッチS1をON体勢とする。更
に、マイクロコンピュータMCは、電子ボリュームEV
の減衰量A(dB)を、A=C−B=C−20の式から
求めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号として、
電子ボリュームEVに出力する。これにより、電子ボリ
ュームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗部VR
を作動させ、表7に示すように、その減衰量A(dB)
を、1dBステップで、0〜−19dBの範囲で制御す
る。
幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅量
B1(dB)よりも大、即ち、20〜1dBの範囲にお
いて、1dBステップで調整した際には、マイクロコン
ピュータMCは、補正用スイッチS2をOFF体勢にす
ると共に、減少用スイッチS1をON体勢とする。更
に、マイクロコンピュータMCは、電子ボリュームEV
の減衰量A(dB)を、A=C−B=C−20の式から
求めて、これを電気信号に変換し、減衰量信号として、
電子ボリュームEVに出力する。これにより、電子ボリ
ュームEVは、減衰量信号に対応して、可変抵抗部VR
を作動させ、表7に示すように、その減衰量A(dB)
を、1dBステップで、0〜−19dBの範囲で制御す
る。
【0048】更に、操作手段1により、音量調整装置の
増幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅
量B1(dB)以下、即ち、0〜−79dBの範囲にお
いて、1dBステップで調整するか、−∞に調整した際
には、マイクロコンピュータMCは、補正用スイッチS
2及び減少用スイッチS1の何れもOFF体勢とすると
共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A=
C−B1=C−0=Cの式から求めて、これを電気信号
に変換し、減衰量信号として、電子ボリュームEVに出
力する。これにより、電子ボリュームEVは、減衰量信
号に対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表7に示す
ように、その減衰量A(dB)を、0〜−79dBの範
囲において、1dBステップで制御するか、−∞に制御
する。
増幅量C(dB)を、非反転増幅回路3の減少時の増幅
量B1(dB)以下、即ち、0〜−79dBの範囲にお
いて、1dBステップで調整するか、−∞に調整した際
には、マイクロコンピュータMCは、補正用スイッチS
2及び減少用スイッチS1の何れもOFF体勢とすると
共に、電子ボリュームEVの減衰量A(dB)を、A=
C−B1=C−0=Cの式から求めて、これを電気信号
に変換し、減衰量信号として、電子ボリュームEVに出
力する。これにより、電子ボリュームEVは、減衰量信
号に対応して、可変抵抗部VRを作動させ、表7に示す
ように、その減衰量A(dB)を、0〜−79dBの範
囲において、1dBステップで制御するか、−∞に制御
する。
【0049】
【表7】
【0050】上記第4例では、DSP内部で減衰を伴っ
た処理を行なう際に、上記減衰を補正する場合でも、音
量調整装置の増幅量C(dB)が小、例えば、0dB以
下となる小音量時には、補正用スイッチS2及び減少用
スイッチS1の何れもOFF体勢として、非反転増幅回
路3の増幅量を減少時の増幅量B1(dB)、即ち、0
dBとするので、ノイズを格段に少なくでき、小音量時
のSN比を著しく改善できる。尚、上記第4例を第3例
のように変形することも容易に行える。
た処理を行なう際に、上記減衰を補正する場合でも、音
量調整装置の増幅量C(dB)が小、例えば、0dB以
下となる小音量時には、補正用スイッチS2及び減少用
スイッチS1の何れもOFF体勢として、非反転増幅回
路3の増幅量を減少時の増幅量B1(dB)、即ち、0
dBとするので、ノイズを格段に少なくでき、小音量時
のSN比を著しく改善できる。尚、上記第4例を第3例
のように変形することも容易に行える。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
小音量時におけるSN比を改善できると共に、極小音量
時の音量調整が可能で、しかも、音量調整範囲を従来よ
りも拡大できる。請求項4によれば、増幅手段の通常増
幅量が整数でない場合でも、音量調整装置の増幅量を、
全体にわたって、一定のステップで調整できる。請求項
5,6によれば、ディジタルシグナルプロセッサ内部で
減衰を伴った処理を行なう際に、上記減衰を補正する場
合でも、小音量時におけるSN比を改善できると共に、
極小音量時の音量調整が可能で、しかも、音量調整範囲
を従来よりも拡大できる。
小音量時におけるSN比を改善できると共に、極小音量
時の音量調整が可能で、しかも、音量調整範囲を従来よ
りも拡大できる。請求項4によれば、増幅手段の通常増
幅量が整数でない場合でも、音量調整装置の増幅量を、
全体にわたって、一定のステップで調整できる。請求項
5,6によれば、ディジタルシグナルプロセッサ内部で
減衰を伴った処理を行なう際に、上記減衰を補正する場
合でも、小音量時におけるSN比を改善できると共に、
極小音量時の音量調整が可能で、しかも、音量調整範囲
を従来よりも拡大できる。
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す回路図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施の形態の第2例を示す回路図であ
る。
る。
【図3】本発明の実施の形態の第3例を示す回路図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施の形態の第4例を示す回路図であ
る。
る。
【図5】従来例を示す回路図である。
【図6】従来例を示す回路図である。
1 音量調整用操作手段
3 非反転増幅回路
4 負帰還回路
5 接地回路
6 補正回路
EV 電子ボリューム
MC マイクロコンピュータ
OP オペアンプ
R1 帰還用抵抗
R2 接地用抵抗
R3 減少用抵抗
R4 補正用抵抗
S1 減少用スイッチ
S2 補正用スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−6607(JP,A)
特開 昭60−137110(JP,A)
特開 昭64−49410(JP,A)
特開 平9−246892(JP,A)
特開 平6−261400(JP,A)
特開 平4−373207(JP,A)
特開 平1−261997(JP,A)
特開 平1−284117(JP,A)
実開 昭63−173913(JP,U)
実開 昭60−181914(JP,U)
実開 昭63−192718(JP,U)
実開 平2−24620(JP,U)
実開 昭50−157138(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03G 3/02
H03G 3/10
Claims (5)
- 【請求項1】電子ボリュームの出力端子に増幅手段が接
続された音量調整装置において、 増幅手段に、その増幅量を減少させる減少手段が備えら
れ、 音量調整装置の増幅量を増幅手段の減少時の増幅量以下
とした際に、減少手段により、増幅手段の増幅量を減少
させる制御手段が備えられたことを特徴とする音量調整
装置。 - 【請求項2】増幅手段が、一方の入力端子に電子ボリュ
ームの出力端子が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備えられ、オペアンプの出力端子とオペア
ンプの他方の入力端子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備えられ、帰還回路とグラウンド間に介装
される接地回路とを有し、 減少手段が、帰還回路とグラウンドを接地回路を介して
断続させるスイッチとされた請求項1に記載の音量調整
装置。 - 【請求項3】増幅手段が、一方の入力端子に電子ボリュ
ームの出力端子が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備えられ、オペアンプの出力端子とオペア
ンプの他方の入力端子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備えられ、帰還回路とグラウンド間に介装
される接地回路とを有し、 減少手段が、 接地回路に備えられ、接地用抵抗との合成抵抗値が接地
用抵抗の抵抗値よりも大とされる減少用抵抗と、 帰還回路とグラウンド間に、接地用抵抗、又は、接地用
抵抗と減少用抵抗を、選択的に介装させる手段とを有す
る請求項1に記載の音量調整装置。 - 【請求項4】電子ボリュームの出力端子に増幅手段が接
続され、増幅手段に、その増幅量を通常増幅量から補正
時の増幅量に増大させる補正手段が備えられた音量調整
装置において、 増幅手段に、その増幅量を通常増幅量から減少時の増幅
量に減少させる減少手段が備えられ、 音量調整装置の増幅量を通常増幅量よりも大とした際に
のみ、補正手段により、増幅手段の増幅量を増大させ、
音量調整装置の増幅量を減少時の増幅量以下とした際に
のみ、減少手段により、増幅手段の増幅量を減少させる
制御手段が備えられたことを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項5】電子ボリュームの出力端子に増幅手段が接
続され、 増幅手段が、一方の入力端子に電子ボリュームの出力端
子が接続されるオペアンプと、 帰還用抵抗が備えられ、オペアンプの出力端子とオペア
ンプの他方の入力端子間に介装される帰還回路と、 接地用抵抗が備えられた接地回路と、 補正用抵抗と補正用スイッチが備えられた補正回路とを
有し、 帰還回路とグラウンド間に、接地回路と補正回路が並列
に介装され、 補正用スイッチが、 接続体勢と遮断体勢に切換可能と
され、接続体勢時に、帰還回路とグラウンドを補正回路
を介して接続して、増幅手段の増幅量を、通常増幅量か
ら補正時の増幅量に増加させるスイッチとされた音量調
整装置において、 接地回路に、 接続体勢と遮断体勢に切換可能とされ、遮断体勢時に、
接地回路を介しての帰還回路とグラウンドの接続を遮断
して、増幅手段の増幅量を、通常増幅量から減少時の増
幅量に減少させる減少用スイッチが備えられ、 音量調整装置の増幅量が通常増幅量よりも大である際
に、補正用スイッチと減少用スイッチを接続体勢とし、
音量調整装置の増幅量が通常増幅量以下で且つ減少時の
増幅量よりも大である際に、補正用スイッチを遮断体勢
とすると共に、減少用スイッチを接続体勢とし、音量調
整装置の増幅量が減少時の増幅量以下の際に、補正用ス
イッチと減少用スイッチを遮断体勢とする制御手段が備
えられたことを特徴とする音量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358598A JP3417293B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 音量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358598A JP3417293B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 音量調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11284454A JPH11284454A (ja) | 1999-10-15 |
JP3417293B2 true JP3417293B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=14357862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10358598A Expired - Lifetime JP3417293B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 音量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417293B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5233603B2 (ja) * | 2008-11-10 | 2013-07-10 | ヤマハ株式会社 | オーディオ信号加算装置 |
JP5581989B2 (ja) * | 2010-11-16 | 2014-09-03 | 株式会社リコー | 利得切換型増幅器およびそれを用いたオーディオ機器 |
JP6755467B2 (ja) * | 2015-05-22 | 2020-09-16 | 株式会社エヌエフ回路設計ブロック | 増幅手段を備える電子回路の切替回路および電子回路 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10358598A patent/JP3417293B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11284454A (ja) | 1999-10-15 |
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