JP2981953B2 - 線形送信回路 - Google Patents

線形送信回路

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JP2981953B2
JP2981953B2 JP4216981A JP21698192A JP2981953B2 JP 2981953 B2 JP2981953 B2 JP 2981953B2 JP 4216981 A JP4216981 A JP 4216981A JP 21698192 A JP21698192 A JP 21698192A JP 2981953 B2 JP2981953 B2 JP 2981953B2
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孝之 松本
裕昭 小杉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信機器などの
無線通信機器で用いられる送信回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16に従来の送信回路の構造を示す。
図16において、1は利得可変回路、9は利得可変回路
制御端子、2は電力増幅器、3は分配器、4は包絡線検
波回路、41はダイオード検波器、42は固定負荷回
路、5は誤差増幅器、6は基準包絡線発生回路、7は高
周波信号入力端子、8は高周波信号出力端子である。
【0003】以上のように構成された送信回路について
以下にその動作について説明する。まず、高周波入力端
子7から入力された高周波信号は、利得可変回路1によ
り増幅または減衰され、さらに電力増幅器2により増幅
され、分配器3によって分岐される。分岐された信号の
うち、一方の信号は高周波信号出力端子8から出力さ
れ、他の一方の信号は包絡線検波回路4に入力される。
この入力された高周波信号は、ダイオード検波器41で
検波され、入力高周波信号電力に比例した検波電流が、
固定抵抗器により構成される固定負荷回路42に流れ、
送信包絡線信号電圧が発生する。一方、基準包絡線発生
回路6では、入力された高周波信号の変調波の包絡線に
等しい歪のない基準包絡線信号電圧が発生される。この
基準包絡線信号電圧と前述の送信包絡線信号電圧は、と
もに誤差増幅器5に供給され、それらの差電圧が増幅さ
れる。誤差増幅器5の出力電圧は利得可変回路制御端子
9に制御電圧として供給され、利得可変回路1の利得ま
たは減衰を制御する。このようにフィードバックループ
を構成して、基準包絡線発生回路6の出力に応じて、送
信出力を制御する(例えば、特願平2−28212
0)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、電力増幅器2が飽和して、送信包絡線
信号電圧が歪んだ時に、この歪を含む送信包絡線信号電
圧と、歪みを含まない基準包絡線信号電圧との差電圧を
誤差増幅器5で検出し増幅した電圧を、利得可変回路1
の制御電圧として用いて、電力増幅器5が歪んだ部分だ
け利得が上がるように、利得可変回路1を制御して電力
増幅器5の線形性を補償する場合、一般的な利得可変回
路1は正電圧で利得が制御されるが、この制御電圧は、
誤差増幅器5の利得、及び送信包絡線信号電圧と基準包
絡線信号電圧との差の電圧とで決まる誤差増幅器5出力
がそのまま用いられる。しかし、誤差増幅器5の利得
は、ループの安定性を考慮すると、ある程度以上大きく
することはできないので、結局、送信包絡線信号電圧と
基準包絡線信号電圧との差電圧はある程度以上小さくで
きない。ここで、送信包絡線信号電圧をVdaとし、基準
包絡線信号電圧をVdbとし、誤差増幅器5の利得をGと
し、利得可変回路1の制御電圧をVgとすると、Vgは、
Vg=G(Vdb−Vda)と表すことができ、Vda=Vdb
−Vg/Gと変形することができる。ここで、VdaがVd
bに近づけば近づくほど線形補償の効果が上がることに
なる。しかし、この構成では先ほど述べたように、誤差
増幅器5の利得Gを大きくできないので、線形補償の精
度には限界があるという課題がある。本発明は、従来の
このような課題を考慮し、電力増幅器の飽和による信号
の歪に対して、精度良く線形補償を行うことができる線
形送信回路を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された変
調信号のレベルを変更する信号変更手段と、その変更さ
れた変調信号を増幅する電力増幅手段と、その増幅され
た変調信号を出力する出力手段と、前記増幅された変調
信号を検波して包絡線信号電圧を得る包絡線検波手段
と、前記入力される変調信号の包絡線に実質上等しい基
準包絡線信号電圧を発生させる基準包絡線発生手段と、
その基準包絡線信号電圧と前記包絡線信号電圧とに基づ
き誤差信号を出力する誤差手段と、その誤差電圧を所定
の規則に従い増加させる増加手段とを備え、前記包絡線
検波手段がダイオード検波器と可変負荷回路制御信号
により前記包絡線検波手段への入力に対する前記包絡線
検波手段からの出力の特性が線形になるように負荷抵抗
値を可変できる可変負荷回路とを有し、前記可変負荷回
路が抵抗負荷とトランジスタを有し、前記信号変更手段
による前記変調信号のレベルの変更は、前記増加手段の
増加結果に応じて行われることを特徴とする線形送信回
路である。
【0006】
【作用】本発明は、基準包絡線発生手段が、入力される
変調信号の包絡線に実質上等しい基準包絡線信号電圧を
発生させ、包絡線検波手段が、電力増幅手段により増幅
された変調信号を検波して包絡線信号電圧を得、誤差手
段が、基準包絡線信号電圧と包絡線信号電圧とに基づき
誤差電圧を出力し、増加手段が、誤差電圧を所定の規則
に従い増加させ、信号変更手段が、増加手段の増加結果
に応じて入力された変調信号のレベルを変更する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明をその実施例および参考例
示す図面に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明にかかる第1の参考例の線
形送信回路のブロック図を示したものである。図1にお
いて、11は線形送信回路、111は利得可変回路、1
12は電力増幅器、113は分配器、114は包絡線検
波回路、1141はダイオード検波器、1142は接続
端子、1143は固定負荷回路、115は誤差増幅器、
116は基準包絡線発生回路、117は加算器、118
は利得可変回路制御端子、12は高周波入力端子、13
は送信出力端子、14は直流電圧入力端子である。
【0009】以上のように構成された第1の参考例の線
形送信回路11において、以下その動作を図1を用いて
説明する。
【0010】高周波入力端子12から入力された高周波
信号は、利得可変回路111において、利得可変回路制
御端子118に入力される制御信号により、増幅または
減衰され、電力増幅器112によって増幅され、その増
幅された高周波信号は分配器113で送信出力とモニタ
出力とに分岐される。分岐されたモニタ出力は包絡線検
波回路114に入力され、ダイオード検波器1141に
より検波され、その検波電流は、接続端子1142を通
って、固定負荷回路1143に入力され、固定負荷回路
1143を構成する固定抵抗負荷の抵抗値に応じて送信
包絡線信号電圧Vdaが発生する。一方、基準包絡線発生
回路116では、入力された高周波信号の変調波の包絡
線に等しい歪のない基準包絡線信号電圧Vdbが発生され
る。基準包絡線信号電圧Vdbと送信包絡線信号電圧Vda
は、ともに誤差増幅器115に入力され、送信包絡線信
号電圧Vdaと基準包絡線信号電圧Vdbの誤差電圧を検出
増幅して出力電圧Vcを出力する。出力電圧Vcは加算器
117に入力され、又加算器117には外部から直流電
圧入力端子14を通して所定の直流電圧Veが入力さ
れ、それらが加算される。この加算器117により加算
された出力電圧Vgは、制御電圧として利得可変回路制
御端子118に入力され、利得可変回路111の利得ま
たは減衰を制御する。
【0011】以上のように第1の参考例によれば、送信
包絡線信号電圧Vdaと基準包絡線信号電圧Vdbが一致す
るように、フィードバックループ制御することにより包
絡線に歪みのない送信出力信号が送信出力端子13から
出力される。
【0012】また、電力増幅器112が飽和して利得が
足りなくなった時、その足りない利得分を、利得可変回
路1で補う線形補償をする場合、一般的な利得可変回路
は、正電圧で制御されるが、この送信回路は誤差増幅器
115と利得可変回路111との間に、加算器117を
備えているので、利得可変回路111の制御電圧とし
て、外部から入力された直流電圧Veと誤差増幅器11
5の出力電圧Vcとを加算した電圧を用いることができ
る。つまり、この加算される直流電圧分だけ誤差増幅器
115の出力電圧Vcを小さくすることができる。ここ
で、送信包絡線信号電圧をVdaとし、基準包絡線信号電
圧をVdbとし、誤差増幅器115の利得をGとし、加算
器117に外部から入力する直流電圧をVeとし、利得
可変回路111の制御電圧をVgとすると、Vgは、Vg
=G(Vdb−Vda)+Veと表すことができ、Vda=Vd
b−(Vg−Ve)/Gと変形することができる。ここ
で、VdaがVdbに近づけば近づくほど線形補償の効果が
上がることになるが、本発明では、誤差増幅器115の
出力電圧G(Vdb−Vda)に加算器117により直流電
圧Veを加えているので、VdaとVdbの差を表す項を、
直流電圧Veを加えていない場合のVdaとVdbの差を表
すVg/Gの項に比べて、Ve/Gの分だけ小さくするこ
とができ、(Vg−Ve)/Gとすることができる。これ
により、VdaとVdbの差を、従来よりも小さくすること
ができ、結局、線形補償の精度を従来よりも上げること
が可能となるのである。
【0013】さらに、この方式では、完全なフィードバ
ックループ制御を行っているため、たとえ使用している
素子にばらつきがあっても、安定な制御が構成される。
【0014】次に、本発明の第2の参考例について、図
面を参照しながら説明する。
【0015】図2は、本発明にかかる第2の参考例の線
形送信回路のブロック図を示したものである。
【0016】尚、図2において、図1における機器およ
び、回路素子などと同一ないし、均等のものは上記第1
の参考例と同一符号を用いて示し、重複した説明は省略
する。本参考例では、包絡線検波回路114に可変高周
波アッテネータ1144及び、可変高周波アッテネータ
制御端子1145が附加されている。
【0017】以上のように、構成された第2の参考例の
線形送信回路において、以下その動作を図2を用いて説
明する。
【0018】電力増幅器112より出力された高周波信
号は、分配器113で、送信出力とモニタ出力とに分岐
され、分岐されたモニタ出力は、包絡線検波回路114
に入力される。包絡線検波回路114では、モニタ出力
が可変高周波アッテネータ1144で減衰され、ダイオ
ード検波器1141で検波される。ここで可変高周波ア
ッテネータ1144の減衰量は、可変高周波アッテネー
タ制御端子1145に入力される制御信号により可変で
あり、モニタ出力と検波出力の関係は、可変高周波アッ
テネータ1144の減衰量により、変化させることがで
きる。その後の誤差増幅器115以降の動作は第1の
例と同様である。
【0019】これにより、ある決められた範囲の送信包
絡線信号電圧に対する分配器モニタ出力電力のダイナミ
ックレンジが広がる。
【0020】次に、本発明の第の実施例について図面
を参照しながら説明する。
【0021】図3は、本発明にかかる第の実施例にお
ける線形送信回路のブロック図を示したものである。
【0022】尚、図3において、図1又は図2における
機器および回路素子などと同一ないし、均等のものは上
参考例と同一符号を用いて示し、重複した説明を省略
する。本実施例では、包絡線検波回路114のダイオー
ド検波器1141の後に、可変負荷回路1146及び可
変負荷回路制御端子1147が附加されている。
【0023】以上のように、構成された第の実施例の
線形送信回路において、以下その動作を図3を用いて説
明する。
【0024】電力増幅器112より出力された高周波信
号は、分配器113で送信出力とモニタ出力とに分岐さ
れ、分岐されたモニタ出力は、包絡線検波回路114に
入力される。包絡線検波回路114では、モニタ出力が
可変高周波アッテネータ1144で減衰され、ダイオー
ド検波器1141で検波され、この検波電流は、接続端
子1142を通って可変負荷回路1146に入力され、
可変負荷回路1146を構成する負荷抵抗値に応じて送
信包絡線信号電圧Vdaが発生する。ここで可変高周波ア
ッテネータ1144の減衰量は、上記実施例と同様可変
高周波アッテネータ制御端子1145に入力された制御
信号によって可変であり、又可変負荷回路1146を構
成する抵抗負荷の抵抗値は、可変負荷回路制御端子11
47に入力された制御信号により可変である。これによ
り、モニタ出力と送信包絡線信号電圧の関係は、可変高
周波アッテネータ1144の減衰量と可変負荷回路11
46の抵抗負荷の抵抗値の種類によって変化させること
ができる。この場合の特性を図4に示す。
【0025】図4において横軸は分配器113によって
分岐され、包絡線検波回路114に入力されるモニタ出
力、縦軸は包絡線検波回路114の出力である送信包絡
線信号電圧、曲線41、42、43は、包絡線検波回路
114の特性であり、可変高周波アッテネータ1144
の減衰量が少ない時で、それぞれ可変負荷回路1146
の抵抗値が大、中、小の場合を示し、曲線44、45、
46は、可変高周波アッテネータ1144の減衰量が多
いときで、それぞれ可変負荷回路114の抵抗値が大、
中、小の場合を示している。図4に示すように、ある送
信包絡線信号電圧範囲ΔVに対して、可変高周波アッテ
ネータ1144の減衰量が少ない時、負荷抵抗値大の時
ΔP1、中の時ΔP2、小の時ΔP3となり、又可変高周
波アッテネータ1144の減衰量が多い時、負荷抵抗値
大の時ΔP4、中の時ΔP5、小の時ΔP6となるので、
総合検波特性として、分配器モニタ出力範囲ΔP7が拡
大されていることは明かである。又、その後の誤差増幅
器115以降の動作は第1の参考例と同様である。
【0026】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0027】図5は、本発明にかかる第の実施例の線
形送信回路の包絡線検波回路のブロック図を示したもの
である。
【0028】図5において、51は線形送信回路の包絡
線検波回路、52はダイオード検波器入力端子、53は
検波電圧出力端子、1142は接続端子、1141はダ
イオード検波器、1146は可変負荷回路、57はダイ
オード検波器バイアス入力端子、551はバイアスコイ
ル、552は検波用ダイオード、553はDCブロック
用コンデンサ、11471、11472は可変抵抗制御
入力端子、554、555、556、565は高周波接
地用コンデンサ、561、562、563、564、5
68、569、571、572は固定抵抗、566、5
67は可変負荷回路オンオフ制御用トランジスタであ
る。
【0029】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路の包絡線検波回路において、その動作を図5
を用いて説明する。
【0030】ダイオード検波器入力端子52より入力し
た高周波信号はダイオード検波器1141で検波され、
入力電圧に比例した検波電流Idが接続端子1142に
発生する。ここでトランジスタ566、567が非導通
状態のとき、検波電流Idは可変負荷回路1146に流
れ、検波電圧出力端子53には可変負荷回路1146に
流れ込む電流値と固定抵抗561、562の抵抗値に応
じて検波電圧が発生する。
【0031】また、可変負荷回路制御端子11471に
電流を流して、トランジスタ566を導通状態にし、一
方、可変負荷回路制御端子11472に電流を流さず、
トランジスタ567を非導通状態にした場合、検波電圧
出力端子53には可変負荷回路1146に流れ込む電流
値と固定抵抗561、562、563の抵抗値に応じて
検波電圧が発生する。
【0032】また、可変負荷回路制御端子11472に
電流を流して、トランジスタ567を導通状態にし、一
方、可変負荷回路制御端子11471に電流を流さず、
トランジスタ566を非導通状態にした場合、検波電圧
出力端子53には可変負荷回路1146に流れ込む電流
値と固定抵抗561、562、564の抵抗値に応じて
検波電圧が発生する。
【0033】また、可変負荷回路制御端子11471及
び、11472にともに電流を流してトランジスタ56
6、567をともに導通状態にした場合、検波出力端子
53には可変負荷回路1146に流れ込む電流値と固定
抵抗561、562、563、564の抵抗値に応じて
検波電圧が発生する。すなわち抵抗オンオフトランジス
タ566、567をオンオフさせることにより、可変負
荷回路1146の中の固定抵抗を選択して、検波電圧出
力端子53に発生する電圧を任意に変化させることがで
きるのでダイオード検波器入力電力が変化しても検波電
圧が大きく変化しないように抑えることができる。ま
た、ダイオード検波器1141はダイオード検波器バイ
アス入力端子57を有しており、このダイオード検波器
バイアス入力端子57に外部よりバイアス電圧を加える
ことによりダイオード検波器1141の検波用ダイオー
ド552にバイアス電流が流れる。このバイアス電流を
流すことにより高周波入力端子52より入力される高周
波電力が小さい場合にも、より大きな検波電圧を発生さ
せることができるようになる。又、その後の誤差増幅器
115以降の動作は第1の実施例と同様である。
【0034】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0035】図6は、本発明の第の実施例における線
形送信回路のブロック図である。
【0036】図6において、図3における機器および回
路素子などと同一ないし均等のものは第の実施例と同
一符号を用いて示し、重複した説明を省略する。
【0037】本実施例では、包絡線検波回路114にお
いて、高周波増幅器1148が附加されている。
【0038】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路について、以下その動作を図6を用いて説明
する。
【0039】電力増幅器112より出力された高周波信
号は、分配器113で送信出力とモニタ出力とに分岐さ
れ、分岐されたモニタ出力は、包絡線検波回路114に
入力される。包絡線検波回路114では、モニタ出力が
可変高周波アッテネータ1144で減衰され、高周波増
幅器1148で増幅され、ダイオード検波器1141で
検波される。この検波電流は、接続端子1142を通っ
て可変負荷回路1146に入力され、可変負荷回路11
46を構成する負荷抵抗値に応じて送信包絡線信号電圧
Vdaが発生する。ここで可変高周波アッテネータ114
4の減衰量は、可変高周波アッテネータ制御端子114
5に入力された制御信号によって可変であり、可変負荷
回路1146を構成する抵抗負荷の抵抗値は可変負荷回
路制御端子1147に入力された制御信号により可変で
ある。これによりモニタ出力と送信包絡線信号電圧の関
係は可変高周波アッテネータ1144の減衰量と可変負
荷回路1146を構成する抵抗負荷の抵抗値の種類によ
って変化させることができる。また、可変高周波アッテ
ネータ1144と、ダイオード検波器1141の間に高
周波増幅器1148を接続しているので、分配器のモニ
タ出力が小さい場合にも対応できるようにしている。
又、その後の誤差増幅器115以降の動作は第1の実施
例と同様である。
【0040】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0041】図7は、本発明にかかる第の実施例の線
形送信回路のブロック図である。尚、図7において、図
6における機器、および、回路素子などと同一ないし均
等のものは、前記と同一符号を用いて示し、重複した説
明は省略する。本実施例では、ダイオード検波器114
1にダイオード検波器バイアス入力端子57が附加され
ている。
【0042】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路において、その動作を図7、図8を用いて説
明する。
【0043】ダイオード検波器1141はダイオード検
波器バイアス入力端子57を有しており、このダイオー
ド検波器バイアス入力端子57に外部からバイアス電圧
を加えることにより、ダイオード検波器1141の検波
用ダイオードにバイアス電流が流れる。このバイアス電
流を流すことにより、分配器モニタ出力が小さい場合に
もより大きな検波電圧が発生するようになる。この特性
を図8に示す。
【0044】図8において、横軸は分配器モニタ出力、
縦軸は包絡線検波回路114の出力である送信包絡線信
号電圧、曲線81、82、83は本発明の包絡線検波回
路114の特性で、可変高周波アッテネータ1144の
減衰量が少ない時で、それぞれ可変負荷抵抗の抵抗値が
大、中、小の場合を示し、曲線84、85、86は、可
変高周波アッテネータ1144の減衰量が多い時で、そ
れぞれ可変負荷抵抗の抵抗値が大、中、小の場合を示し
ている。
【0045】図8に示すように、ある送信包絡線信号電
圧範囲ΔVに対して可変高周波アッテネータ1144の
減衰量が少ない時、可変負荷回路1146の抵抗負荷の
抵抗値が大のときの分配器モニタ出力ΔP1、抵抗負荷
の抵抗値が中のときの分配器モニタ出力ΔP2、抵抗負
荷の抵抗値が小のときの分配器モニタ出力ΔP3、可変
高周波アッテネータ減衰量が多い時、可変負荷回路11
46の抵抗負荷の抵抗値が大のときの分配器モニタ出力
ΔP4、抵抗負荷の抵抗値が中のときの分配器モニタ出
力ΔP5、抵抗負荷の抵抗値が小のときの分配器モニタ
出力ΔP6が、ダイオードにバイアス電流を流すことに
より拡大されており、また、これにしたがって、ある送
信包絡線信号電圧範囲ΔVに対して、分配器モニタ出力
ΔP1、ΔP2、ΔP3、ΔP4、ΔP5、ΔP6のそれぞれ
が拡大されていることにより、ダイオードにバイアス電
流を流さない場合に比べ、総合検波特性として、分配器
モニタ出力ΔP7が拡大されていることは明らかであ
る。又、その後の誤差増幅器115以降の動作は第1の
実施例と同様である。
【0046】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0047】図9は、本発明にかかる第の実施例の線
形送信回路のブロック図である。
【0048】尚、図9において、図7における機器、お
よび、回路素子などと同一ないし均等のものは、前記と
同一符号を用いて示し、重複した説明は省略する。本実
施例では、基準包絡線発生回路116は、無歪包絡線発
生回路1161と、検波特性補償回路1162から構成
されている。
【0049】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路において以下その動作を図9を用いて説明す
る。
【0050】無歪包絡線発生回路1161から発生した
無歪包絡線信号電圧は、検波特性補償回路1162に入
力され、ここで包絡線検波回路114の非線形性が補償
され基準包絡線信号電圧として出力される。そして、包
絡線検波回路114の出力である送信包絡線信号電圧と
基準包絡線信号電圧は、誤差増幅器115に入力され、
送信包絡線信号電圧と、基準包絡線信号電圧は誤差増幅
器115で互いの非線形性が打ち消される。これにより
線形補償の精度が向上することになる。又、その後の誤
差増幅器115以降の動作は第1の実施例と同様であ
る。
【0051】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0052】図10は、本発明にかかる第の実施例の
線形送信回路のブロック図であり、図11は、そのタイ
ミングチャートを示したものである。
【0053】尚、図10において、図9における機器、
および、回路素子などと同一ないし均等のものは、上記
実施例と同一符号を用いて示し、重複した説明は省略す
る。本実施例では、基準包絡線発生回路116に、送信
バースト制御信号入力端子1163及び乗算器1164
が附加されている。図11のタイミングチャートには送
信バースト平均電力波形1101および送信バースト制
御信号入力端子1163に加えられる送信バースト制御
信号1102、送信バーストの立ち上がり区間110
3、送信バーストの立ち下がり区間1104が示されて
いる。
【0054】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路について、以下その動作を図10、図11を
用いて説明する。
【0055】送信バースト制御信号1101は送信バー
ストの立ち上がり区間1103で滑らかなカーブ(たと
えばレイズドコサインカーブ)で立ち上がり、送信バー
ストの立ち下がり区間1104で滑らかなカーブ(たと
えばレイズドコサインカーブ)で立ち下がるようにす
る。送信バースト制御信号入力端子1163から入力さ
れた送信バースト制御信号1102と無歪包絡線発生回
路1161から出力された無歪包絡線信号電圧Vdcとが
乗算器1164によってかけあわされ、その信号電圧V
dbbが検波特性補償回路1162に入力される。この検
波特性補償回路1162の出力である基準包絡線信号電
圧Vdbは、誤差増幅器115の一方の基準入力となり、
フィードバックループが働くので、送信出力信号は、そ
の信号バースト平均電力波形1101の立ち上がりと立
ち下がりが滑らかなバースト状の波形となる。
【0056】以上のようにこの実施例によれば上記の構
成により立ち上がり立ち下がりの滑らかなバースト状の
送信出力信号を得ることができバースト信号の立ち上が
り立ち下がりの影響による周波数領域での不要な広がり
を抑えることができる。又、その後の誤差増幅器115
以降の動作は基本的には第1の実施例と同様である。
【0057】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0058】図12は、本発明の第の実施例における
線形送信回路のブロック図であり、図13は、そのタイ
ミングチャートを示すものである。
【0059】尚、図12において、図10における機
器、および、回路素子などと同一ないし均等のものは、
上記実施例と同一符号を用いて示し、重複した説明は省
略する。本実施例では、利得可変回路111の入力側に
前置利得可変回路119と前置利得可変回路制御端子1
21が附加されている。又、図13のタイミングチャー
トには送信バースト平均電力波形1101、送信バース
ト制御信号入力端子1163に加えられる送信バースト
制御信号1102、前置利得可変回路バースト状制御電
圧1105、送信バーストの立ち上がり区間1103、
送信バーストの立ち下がり区間1104が示されてい
る。
【0060】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路について、以下にその動作を図12、図13
を用いて説明する。
【0061】高周波入力端子12から入力された高周波
信号は前置利得可変回路119と利得可変回路111に
よって増幅または減衰され、電力増幅器112によって
増幅され、分配器113で送信出力とモニタ出力に分岐
され、分岐されたモニタ出力は包絡線検波回路114に
入力される。包絡線検波回路114では、モニタ出力が
可変高周波アッテネータ1144で減衰され、高周波増
幅器1148で増幅されてダイオード検波器1141に
入力される。ダイオード検波器1141の検波電流は接
続端子1142を通って可変負荷回路1146に入力さ
れ、可変負荷抵抗の抵抗値に応じて送信包絡線信号電圧
Vdaが発生する。一方、無歪包絡線発生回路1161か
ら発生した無歪包絡線信号電圧Vdcと、送信バースト制
御信号入力端子1163に入力された送信バースト制御
信号1102とが乗算器1164によってかけあわさ
れ、その信号Vdbbが、検波特性補償回路1162を通
り、基準包絡線発生回路116の出力である基準包絡線
信号電圧Vdbとなる。それら送信包絡線信号電圧Vdaと
基準包絡線信号電圧Vdbが誤差増幅器115に入力さ
れ、誤差増幅器115により誤差信号電圧Vcが出力さ
れる。誤差信号電圧Vcは、直流電圧入力端子14から
入力された直流電圧Ve とともに、加算器117に入力
され加算される。この加算器117の出力電圧Vgは、
制御電圧として利得可変回路制御端子118に入力さ
れ、利得可変回路111の利得または減衰を制御するこ
とができる。
【0062】送信バースト制御信号1102と前置利得
可変回路バースト状制御電圧1105は、送信バースト
の立ち上がり区間1103で滑らかなカーブ(たとえば
レイズドコサインカーブ)で立ち上がり、送信バースト
の立ち下がり区間1104で滑らかなカーブ(たとえば
レイズドコサインカーブ)で立ち下がるようにする。送
信バースト制御信号入力端子1163から入力された送
信バースト制御信号1102と無歪包絡線発生回路11
61により発生された無歪包絡線信号電圧Vdcとが乗算
器1164によってかけあわされ、その信号電圧Vdbb
が、検波特性補償回路1162を通り、基準包絡線発生
回路116の出力信号である基準包絡線信号電圧Vdbと
して誤差増幅器115の一方の基準入力となりフィード
バックループが働く。一方、前置利得可変回路制御端子
121よりバースト状前置利得可変回路制御電圧を入力
すると、送信出力信号は、送信バーストの平均電力波形
1101の立ち上がり、立ち下がりが滑らかなバースト
状の波形となり、且つ、無歪包絡線信号発生回路116
1によって発生された無歪包絡線信号電圧Vdcと送信バ
ースト制御信号入力端子1163に入力された送信バー
スト制御信号1102とが乗算器1164によってかけ
あわされ、その信号Vdbb を検波特性補償回路1162
を通すことによってつくられる基準包絡線信号電圧Vdb
を誤差増幅器115に入力することだけにより、送信出
力をバースト制御する場合と比べて、さらにダイナミッ
クレンジが広くなる。
【0063】以上のようにこの実施例によれば上記の構
成により、ダイナミックレンジが広く、且つ、立ち上が
り立ち下がりの滑らかなバースト状の送信出力信号を得
ることができる。
【0064】次に本発明の第の実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0065】図14は、本発明にかかる第の実施例の
線形送信回路のブロック図であり、図15は、そのタイ
ミングチャートを示すものである。
【0066】尚、図14において、図12における機
器、および、回路素子などと同一ないし均等のものは、
上記実施例と同一符号を用いて示し、重複した説明は省
略する。本実施例では、電力増幅器112に電力増幅器
電源電圧入力端子122が附加されている。図15のタ
イミングチャートは送信バースト平均電力波形110
1、送信バースト制御信号入力端子1105に加えられ
る送信バースト制御信号1102、前置利得可変回路バ
ースト状制御電圧1105、電力増幅器制御バースト状
電源電圧波形1106、送信バーストの立ち上がり区間
1103、送信バーストの立ち下がり区間1104が示
されている。
【0067】以上のように構成された第の実施例の線
形送信回路について、以下にその動作を図14、図15
を用いて説明する。送信バースト制御信号1102及び
前置利得可変回路バースト状制御電圧1105を送信バ
ーストの立ち上がり区間1103で滑らかなカーブ(た
とえばレイズドコサインカーブ)で立ち上がり、送信バ
ーストの立ち下がり区間1104で滑らかなカーブ(た
とえばレイズドコサインカーブ)で立ち下がるように
し、電力増幅器制御バースト状電源電圧波形1106は
送信バーストの立ち上がり区間1103で立ち上がり、
送信バーストの立ち下がり区間1104で立ち下がるよ
うにする。そして、送信バースト制御信号1102を送
信バースト制御信号入力端子1163から入力し、前置
利得可変回路バースト状制御電圧1105を前置利得可
変回路制御端子121に入力し、電力増幅器制御バース
ト状電源電圧波形1106を電力増幅器電源電圧入力端
子122に入力すると、送信出力信号は、立ち上がり立
ち下がりが滑らかなバースト状になり、無歪包絡線発生
回路1161により発生された無歪包絡線信号電圧Vdc
と送信バースト制御信号入力端子1163に入力された
送信バースト制御信号1102とが乗算器1164によ
ってかけあわされ、その信号Vdbb を検波特性補償回路
1162を通すことによってつくられる基準包絡線信号
電圧Vdbと、前置可変利得回路バースト状制御電圧11
05とだけを入力して送信出力をバースト制御する場合
に比べて、さらにダイナミックレンジが広がる。
【0068】また、電力増幅器112をバースト状電源
電圧波形1106で制御させることにより不要な電力消
費も抑えることができる。
【0069】以上のようにこの実施例によれば上記の構
成により、立ち上がり立ち下がりが滑らかなバースト状
で、しかもダイナミックレンジの広い送信出力信号を得
ることができ、且つ、不要な電力消費も抑えることがで
きる。
【0070】なお、第及び第の実施例では、利得可
変回路111の前段に前置利得可変回路119を接続し
たが、これに代えて、利得可変回路111の直後に前置
利得可変回路119と同様の機能を有する利得可変回路
を接続してもよい。
【0071】また、上記実施例では、いずれにおいても
増加手段に加算器117を用いたが、これに限らず、利
得可変回路111による線形補償を精度良く行えれば他
の方法により誤差増幅器115の出力電圧を増加するよ
うに構成してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、誤差電圧を所定の規則に従い増加させる増加手
段と、その増加結果に応じて変調信号のレベルを変更す
る信号変更手段とを備えているので、電力増幅器の飽和
による信号の歪に対して、精度良く線形補償を行うこと
ができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の参考例の線形送信回路の
ブロック図である。
【図2】本発明にかかる第2の参考例の線形送信回路の
ブロック図である。
【図3】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路の
ブロック図である。
【図4】第の実施例の線形送信回路における包絡線検
波回路の特性図である。
【図5】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路に
用いる包絡線検波回路のブロック図である。
【図6】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路の
ブロック図である。
【図7】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路の
ブロック図である。
【図8】第の実施例の線形送信回路における包絡線検
波回路の特性図である。
【図9】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路の
ブロック図である。
【図10】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路
のブロック図である。
【図11】第の実施例における線形送信回路のタイミ
ングチャートである。
【図12】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路
のブロック図である。
【図13】第の実施例における線形送信回路のタイミ
ングチャートである。
【図14】本発明にかかる第の実施例の線形送信回路
のブロック図である。
【図15】第の実施例の線形送信回路のタイミングチ
ャートである。
【図16】従来の送信回路のブロック図である。
【符号の説明】
11 線形送信回路 12 高周波入力端子 13 送信出力端子 14 直流電圧入力端子 111 利得可変回路(信号変更手段) 112 電力増幅器(電力増幅手段) 113 分配器(出力手段) 114 包絡線検波回路(包絡線検波手段) 115 誤差増幅器(誤差手段) 116 基準包絡線発生回路(基準包絡線発生手段) 117 加算器(増加手段) 119 前置利得可変回路 1143 固定負荷回路(抵抗負荷回路) 1144 可変高周波アッテネータ 1146 可変負荷回路(抵抗負荷回路) 1161 無歪包絡線発生回路 1162 検波特性補償回路 1163 送信バースト制御信号入力端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−147336(JP,A) 特開 平3−18108(JP,A) 特開 平4−23619(JP,A) 特開 昭57−211835(JP,A) 特開 平3−258122(JP,A) 特開 平3−276912(JP,A) 特開 平1−208914(JP,A) 特開 昭63−272227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/04 H03F 1/32 H03G 3/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された変調信号のレベルを変更する
    信号変更手段と、その変更された変調信号を増幅する電
    力増幅手段と、その増幅された変調信号を出力する出力
    手段と、前記増幅された変調信号を検波して包絡線信号
    電圧を得る包絡線検波手段と、前記入力される変調信号
    の包絡線に実質上等しい基準包絡線信号電圧を発生させ
    る基準包絡線発生手段と、その基準包絡線信号電圧と前
    記包絡線信号電圧とに基づき誤差信号を出力する誤差手
    段と、その誤差電圧を所定の規則に従い増加させる増加
    手段とを備え、 前記包絡線検波手段がダイオード検波器と可変負荷回
    路制御信号により前記包絡線検波手段への入力に対する
    前記包絡線検波手段からの出力の特性が線形になるよう
    負荷抵抗値を可変できる可変負荷回路とを有し、 前記可変負荷回路が抵抗負荷とトランジスタを有し、 前記信号変更手段による前記変調信号のレベルの変更
    は、前記増加手段の増加結果に応じて行われることを特
    徴とする線形送信回路。
  2. 【請求項2】 前記包絡線検波手段は、ダイオードとコ
    ンデンサを有し、ダイオードバイアス端子を持ち、外部
    バイアス電圧により、前記ダイオードにバイアス電流を
    流すことができるダイオード検波器と、抵抗負荷の一端
    が出力端に接続され、他端はエミッタ端子が接地されて
    いるトランジスタのコレクタ端子に接続されており、前
    記トランジスタのコレクタ端子は他端が接地されている
    前記コンデンサに接続され、前記トランジスタのベース
    端子に制御を加えることにより、前記抵抗負荷のスイッ
    チングを行う回路のユニットを少なくとも1つ持ち、
    可変負荷回路制御信号により負荷抵抗値を可変できる
    記可変負荷回路とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の線形送信回路。
  3. 【請求項3】 前記包絡線検波手段は、前記増幅された
    変調信号を外部制御信号に応じて減衰する可変高周波ア
    ッテネータを有し、前記包絡線検波手段の入力は、前記
    可変高周波アッテネータに入力され、前記可変高周波ア
    ッテネータの出力は、ダイオード検波器に入力されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の線形送信回路。
  4. 【請求項4】 前記基準包絡線発生手段は、歪みの無い
    包絡線信号電圧を発生する無歪包絡線発生回路と、前記
    無歪包絡線信号電圧に対して前記包絡線検波手段の非線
    形性を補償して基準包絡線信号電圧を出力する検波特性
    補償回路とを有することを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の線形送信回路。
  5. 【請求項5】 前記基準包絡線信号電圧は、送信バース
    ト信号出力に対応した立ち上がり、及び立ち下がりの滑
    らかな送信オンオフ信号が考慮されたものであることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の線形送信
    回路。
  6. 【請求項6】 更に、前記信号変更手段の入力側または
    出力側に、前記送信バースト信号出力に対応した立ち上
    がり、立ち下がりの滑らかな送信オンオフ信号により利
    得が制御される利得可変回路を備えたことを特徴とする
    請求項5記載の線形送信回路。
  7. 【請求項7】 前記電力増幅手段は、前記送信バースト
    信号出力に対応した送信オンオフ信号によって、電源電
    圧のスイッチングが行われることを特徴とする請求項1
    から6のいずれかに記載の線形送信回路。
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