JPH06153295A - サラウンド処理回路 - Google Patents

サラウンド処理回路

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JPH06153295A
JPH06153295A JP4297531A JP29753192A JPH06153295A JP H06153295 A JPH06153295 A JP H06153295A JP 4297531 A JP4297531 A JP 4297531A JP 29753192 A JP29753192 A JP 29753192A JP H06153295 A JPH06153295 A JP H06153295A
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JP
Japan
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signal
output
input
processing circuit
subtractor
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Withdrawn
Application number
JP4297531A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Ueda
勝利 植田
Toshio Kudo
敏雄 工藤
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マトリックス・サラウンド信号処理に於いて、
S/N比を低下せずに移相器を内蔵すること。 【構成】入力端1と入力端2とに接続された減算器3を
設け、その出力を入力とする移相器5を設け、その出力
を入力とするVCA7を設け、その出力と入力端1を入
力とする減算器8を設け、その出力を出す出力端10を
設け、VCA7の出力と入力端2を入力とする加算器9
を設け、その出力を出す出力端11を設け、入力端1,
2を入力とする加算器4を設け、その出力を入力とし出
力をVCA7の制御信号とする検波器6を設けて、構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサラウンド処理回路に関
し、特に集積回路化したサラウンド処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサラウンド信号処理回路は、図3
に示すように、入力端1と入力端2とを入力とする第1
の減算器3と、入力端20を入力とし、出力端21を出
力とし前記第1の減算器3の出力を入力端20に接続し
た移相器5と、前記出力端21の出力と前記入力端1と
を入力とし出力端10を出力とする第2の減算器8と、
前記出力端21の出力と前記入力端2とを入力とし出力
端11を出力とする加算器9とで構成されている。一般
に図3における前記移相器5は、図4に示すような回路
構成で作られている。
【0003】図4において、本移相器は、抵抗12,1
3と、演算増幅器14と、入力端22を入力とし、出力
端23を出力とする低減ろ波器(以下LPFと略す)1
5とを有する。図4の中のLPF15は、音声信号の位
相をずらす役割をしており、従来はこのLPF15を構
成するのに、2つの回路が用いられていた。
【0004】第1の例としては、図5に示すように、一
端を入力端22に接続し、他端を外付けのコンデンサ1
7と出力端23とに接続する抵抗16から構成する。こ
の時、LPF15の遮断周波数をf0,抵抗の抵抗値を
R,コンデンサの容量値をCとすると、次の(1)式が
成立つ。
【0005】 f0=1/2πCR …(1) 第2の例としては、図6に示すように、入力を入力端2
2と接続し、出力を出力端23とコンデンサ19とに接
続する電流出力増幅器18から構成する。この時電流増
幅器18の相互コンダクタンスの値をgmとすると、次
の(2)式が成り立つ。
【0006】 f0=gm/2πC …(2) この第2の例は、LPF15を集積回路化した場合によ
く使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のサラウンド処理
回路の前記図5の第1の例では、LPFを構成するコン
デンサ17が外付けの為、部品点数が多く原価が高くな
るという問題点がある。
【0008】また、前記図6の第2の例の集積回路内に
LPFのコンデンサ19を内蔵したときを考えると、例
えばLPFの遮断周波数を1KHzとしたい場合、集積
回路に内蔵されるLPFを構成するコンデンサ19の容
量値は、集積回路のチップコストの観点から通常大きく
ても100pF程度である為、求める遮断周波数を得る
には前記(2)式の相互コンダクタンスgmが0.6μ
s程度となり、非常に小さな値としなければならない。
【0009】この場合、電流出力増幅器18で発生する
雑音(主として熱雑音)と電流出力増幅器18の相互コ
ンダクタンスgmの関係は、図7に示す様に、gmの減
少に伴って雑音が大きくなることとなる。
【0010】本LPFで発生した雑音は、本来の信号成
分とともに図4の演算増幅器14で増幅され、図3の端
子21に、移相器5の出力として、出力される。さら
に、端子21の出力信号は、減算器8と加算器9とでそ
れぞれ減算,加算され、サラウンド信号として、それぞ
れ前記端子10,11に出力される。この場合、前記第
1,第2の音声信号レベルが比較的大きい時(前記端子
21に発生する雑音成分に対して)は、端子10,11
における信号対雑音比(以下S/Nと略す)劣化は少な
いが、前記第1,第2の音声信号レベルが小さくなるに
つれて、S/Nの劣化が大きくなり、特に小さな音声信
号レベル時には聴感上,非常に音質の劣化が見立つとい
う問題点があった。
【0011】本発明の目的は、前記問題点が解決され、
S/N比が劣化しないようにしたサラウンド処理回路を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のサラウンド処理
回路の構成は、第1,第2の音声信号が入力されるサラ
ウンド回路において、前記第1,第2の音声信号の和信
号のレベルが所定値以下になると、前記レベルが小さく
なるに従って利得を低下させて出力する手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のサラウンド処理回路を示
すブロック処理回路を示すブロック図である。図1にお
いて、本実施例は、入力端1,入力端2にそれぞれ前記
第1,第2の音声信号が入力されかつ前記第1の差信号
を出力する前記第1の減算器3と、この減算器3の出力
を入力とする移相器5と、前記入力端1と前記入力端2
を入力としかつ前記第1の和信号を出力する加算器4
と、この加算器4の出力を入力とする検波器6と、前記
移相器5の出力を入力としかつ前記検波器6により利得
が制御される可変利得増幅器7(以下VCA7と略す)
と、前記入力端1と前記VCA7の出力とを入力とする
第2の減算器8と、この減算器8の出力端10と、前記
入力端2と前記VCA7の出力とを入力とする第2の加
算器9と、この加算器9の出力端11とで構成されてい
る。
【0014】本実施例は、前記移相器5のLPFを構成
しているコンデンサを内蔵した時に、図1で示される様
に、加算器4で、入力端1と入力端2のそれぞれ第1,
第2の音声信号を加算し、出力された第1の和信号のレ
ベルを前記検波器6で検波し、検波器6の出力制御信号
でVCA7の利得が制御される。
【0015】ここで、図2に前記第1の和信号レベルに
対する前記VCA7の電圧利得の関係を示す。図2に示
す様に、前記第1の和信号レベルが所定の値より大きい
時は前記VCA7の利得は一定となるが(図1では利得
1)、所定の値より小さい時には小さくなるにつれて、
利得が低下することとなる。これは、前記第1,第2の
音声信号レベルが小さい時にサラウンド処理回路のS/
Nの劣化が大きいので、小さいレベルの音声信号が入力
された時に前記移相器5のフィルタで発生するノイズを
しぼることにより、S/Nの劣化を防いでいる。
【0016】前記サラウンド信号のレベルをしぼるの
は、一般に人間の聴感上では小レベルの信号時にサラウ
ンド処理効果を殺しても差が聞きわけられないというこ
とを利用している。従って本実施例によれば、前記音声
信号が低いレベルの時には前記VCA7で信号もノイズ
もレベルをしぼることにより、S/N比を良好に保つこ
とができ、コンデンサを半導体集積回路に内蔵しても従
来と変らぬS/N比を保つことが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上説明しなように、本発明は、特に従
来のサラウンド信号処理回路に加算器と検波器とVCA
とを追加することにより、S/Nの特性の劣化をまねく
ことなく、移相器のコンデンサを集積回路に内蔵するこ
とが可能であり、外付部品点数削減ができ、その結果、
サラウンド処理回路に要するコスト低減と聴感上の性能
向上が実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマトリックス・サラウンド
信号処理のブロック図である。
【図2】図1のVCAの入力信号レベル−利得の特性図
である。
【図3】従来のマトリックス・サラウンド信号処理のブ
ロック図である。
【図4】図3の従来の移相器のブロック図である。
【図5】図4のC−R・LPFの回路図である。
【図6】図4のgm−C・LPFの回路図である。
【図7】図3のgm−増幅器出力ノイズレベルを示す特
性図である。
【符号の説明】
1,2,20,22 入力端 3,8 減算器 4,9 加算器 5 移相器 6 検波器 7 可変利得増幅器(電圧制御型増幅器) 10,11,21,23 出力端 12,13,16 抵抗 14 演算増幅器(OPアンプ) 15 LPF 17,19 コンデンサ 18 電流出力増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2の音声信号が入力されるサラ
    ウンド回路において、前記第1,第2の音声信号の和信
    号のレベルが所定値以下になると、前記レベルが小さく
    なるに従って利得を低下させて出力する手段を設けたこ
    とを特徴とするサラウンド処理回路。
  2. 【請求項2】 第1の音声信号と第2の音声信号とを入
    力し第1の差信号を出力する第1の減算器と、前記第1
    の差信号を入力しその位相を変移する移相器と、前記第
    1の音声信号と前記第2の音声信号とを入力し第1の和
    信号を出力する第1の加算器と、前記第1の和信号を検
    波してその信号レベルに応じて制御信号を出力する検波
    器と、前記移相器の出力信号を入力し前記制御信号によ
    って利得が制御される可変利得増幅器と、前記可変利得
    増幅器の出力信号と前記第1の音声信号とを入力し第2
    の差信号を出力する第2の減算器と、前記可変利得増幅
    器の出力信号と前記第2の音声信号とを入力し第2の和
    信号を出力する第2の加算器とを備えることを特徴とす
    るサラウンド処理回路。
JP4297531A 1992-11-09 1992-11-09 サラウンド処理回路 Withdrawn JPH06153295A (ja)

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