JPH042493Y2 - - Google Patents

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JPH042493Y2
JPH042493Y2 JP2117885U JP2117885U JPH042493Y2 JP H042493 Y2 JPH042493 Y2 JP H042493Y2 JP 2117885 U JP2117885 U JP 2117885U JP 2117885 U JP2117885 U JP 2117885U JP H042493 Y2 JPH042493 Y2 JP H042493Y2
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circuit
input terminal
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、レコード盤を再生する際、レコー
ド盤のソリやターンテーブル軸の傾き等に起因し
て発生する超低周波信号(サブソニツク)を除去
する回路の改良に関する。
[従来の技術] 最近の増幅器は超低周波信号を除去するための
サブソニツクフイルターを備えたものが多い。
このような超低周波信号は周知のごとく、たと
えばレコード盤にU字状のソリがある場合331/3
rpmで1.11……Hzの整数倍の周波数を有する超低
周波信号、ターンテーブル軸がターンテーブルに
対して傾いている場合331/3rpmで0.55……Hzの
整数倍の周波数を有する超低周波信号であつて、
近年のごとく増幅回路技術が発達し、増幅帯域が
直流領域まで拡大されてくると、前記超低周波信
号も増幅器で増幅されスピーカーを駆動してしま
うことになる。
この場合スピーカーの振動板が大きく振動し、
再生されるべき楽音に混変調歪が発生するのみで
なくドツプラー効果によるFM歪を発生し音質を
著しく劣化せしめる原因となつている。
したがつて、当該現象に対応して増幅器に超低
周波信号を除去するためのサブソニツクフイルタ
ーを備えた増幅器が現出している。
このようにサブソニツクフイルターの最も簡単
な構成は周知のように、信号経路にCRフイルタ
ー(ハイパス)を挿入し、当該フイルターの遮断
周波数以下の超低周波信号を除去しようとするも
のである。
又、第2図は、Lch信号が印加されるべき入力
端子011と出力端子017を抵抗014(R1)
を介して接続し、前記入力端子011と演算増幅
回路013入力端を抵抗012(R)を介して、
当該入力端とアースをコンデンサー015(C)
を介してそれぞれを接続し、且つ前記演算増幅回
路013の出力端子とRcHの出力端子027を
抵抗016(R1)を介して接続するとともに、
Rch信号が印加されるべき入力端子021と出力
端子027を抵抗024(R1)を介して接続し、
前記入力端子021と演算増幅回路023を入力
端を抵抗022(R)を介して、当該入力端とア
ースをコンデンサー025(C)を介してそれぞ
れ接続し、且つ前記演算増幅回路023の出力端
とLcHの出力端子017を抵抗026(R1)を
介して接続した構成の超低周波除去回路である。
すなわち当該回路は前記超低周波信号はRcH
とLcHで位相が逆でレベルがほぼ同一であるこ
とに着目し、RcH信号とLcH信号を加算するこ
とにより両cHにそれぞれ逆相で含まれる超低周
波信号を相互にキヤンセルしようとするものであ
る。
[考案の解決すべき問題点] 上記従来の超低周波信号除去回路は次のような
欠点を有している。
すなわち、CRフイルターにおいては信号経路
にコンデンサーが挿入される結果、音質の劣化を
招く原因となる。
特に直結増幅器のようにコンデンサーを信号経
路に挿入しないことを特徴とする増幅器におい
て、このような除去回路を挿入することは増幅器
本来の利点を阻害することとなる。
一方第2図に示す除去回路は信号経路にコンデ
ンサー等を介在しないので上記欠点は解決されて
いるが次のような新たな問題を有している。
これを詳述すると、第2図に示した回路構成に
おいて、入力端子011に入力される信号をel、
入力端子021に入力される信号をer、出力端子
017に出力される信号をEol、出力端子027
に出力される信号をEorとすると、 Eol=1/2(el+er/1+jω/ωo) Eor=1/2(er+el/1+jω/ωo) 但し、ωo=1/C・R で表わされる。
そしてel=−er=es、すなわち相互に逆相で同
一レベルの信号が印加した場合について考える
と、出力Eolは、 Eol=1/2 (jω/ωo)/1+(jω/ωo)es で表わされる。
これを周波数特性図に示すと第4図のようにな
る。
これから明らかなように、当該回路において
は、ωo以下の周波数領域において、逆相で振幅
の同じ信号、すなわちレコード盤のそり等に起因
する超低周波信号成分は6db/octの傾斜で減衰
されることが分る。
しかるに、同図から又明らかなように必要なオ
ーデオ帯域(ωo<ω)において利得が1/2とな
り、これを補償するため後段の増幅器の利得を増
大する必要があり、これによりS/Nの劣化する
原因となる欠点を有する。
[問題点を解決するための手段] この考案はLおよびRcHの信号源にそれぞれ
の非反転入力端を接続した増幅回路と、それぞれ
の増幅回路出力とそれぞれの反転入力端を接続す
る帰還回路を有し、且つ一方の増幅回路の反転端
に入力端を、他方の増幅回路の反転端に出力端を
それぞれ接続したフイルター回路を具備する超低
周波信号除去回路である。
[実施例] この考案を第1図に示す実施例について説明す
る。
図において、11はLcH信号源(el)、21は
RcH信号源(er)、12,16,22,26はそ
れぞれ演算増幅回路、19,29はそれぞれ出力
端子であり、19にはEol、29にはEorなる信
号が出力される。
演算増幅回路12の非反転入力端には前記信号
源11が、出力端には出力端子19および帰還用
抵抗15(R1)を介して反転入力端がそれぞれ
接続され、又前記演算増幅回路の反転入力端は抵
抗14(R3)を介してフイルター回路を構成す
る演算増幅回路16の反転入力端に、当該反転入
力端は抵抗18(R)とコンデンサー17(C)
の並列回路を介して当該演算増幅回路16の出力
端に、当該演算増幅回路16の非反転入力端はア
ースにそれぞれ接続されている。
同様にRcH側の各素子22,25,24,2
6,27,28はそれぞれ対応するLcH側素子
12,15,14,16,17,18と同様の接
続をされている。
更に演算増幅回路16の出力端は抵抗23
(R2)を介して演算増幅回路22の反転入力端
に、演算増幅回路26の出力端は抵抗13(R2)
を介して演算増幅回路12の反転入力端にそれぞ
れ接続されている。
[考案の作用] 上記構成において、Eol、Eorは Eol=1/R1R2〔(R1R2+R2R3+R3R1)el +R1R/1+jω/ωoer〕 Eor=1/R1R2〔(R1R2+R2R3+R3R1)er +R1R/1+jω/ωoel〕 但し、ωo=1/RC で表わされる。
ここでR=R2+R3+(R2R3/R1)とすると、 Eol=R1R2+R2R3+R3R1/R2R3 ・(el+1/1+jω/ωoer) Eor=R1R2+R2R3+R3R1/R2R3 ・(er+1/1+jω/ωoel) で表わされる。
そして、el=−er=es、すなわち相互に逆相で
同一レベルの信号が印加した場合についてEolは Eol=R1R2+R2R3+R3R1/R2R3 ・jω/ωo/1+jω/ωoes となり、その周波数特性は第3図(Eorも同様で
あるので省略する)で表わされる。
同図から明らかなように、実施例回路構成にお
いては、ωo以下の周波数領域において、逆相で
振幅の同じ信号、すなわちレコード盤のそり等に
起因する超低周波信号成分は6db/oct傾斜で減
衰されることが分る。
又、必要なオーデイオ帯域(ω>ωo)の領域
においてEol/esはR1R2+R2R3+R3R1/R2R3
>1(Eor/esも同様)となり、フイルター回路
および左右信号の加算回路による利得の低下は発
生しないので従来例のように後段の増幅回路の利
得を必要以上に増大する必要がないのでS/N比
の劣化を防止することができる。
第5図および第6図はこの考案の他の実施例で
あり、超低周波信号除去回路のON、OFFスイツ
チ51,61を付設した回路であり、当該回路に
よれば必要なオーデオ周波数帯(ω>ωo)はス
イツチ51,61のON時およびOFF時におい
て、いずれもEol=R1R2+R2R3+R3R1/R2R3
(Eorも同様)と同一となり切り換えによるレベ
ル変動を補償するための他の補償回路を必要とし
ない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案実施例の超低周波信号除去回
路図、第2図は従来例の超低周波信号除去回路
図、第3図はこの考案実施例の超低周波信号除去
回路の周波数特性図、第4図は従来例の超低周波
信号除去回路の周波数特性図、第5図および第6
図はそれぞれこの考案他の実施例の超低周波信号
除去回路の要部回路図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1(LcH)および第2(RcH)の信号源11,
    21と、第1の信号源11に非反転入力端を接続
    した第1の増幅回路12と、第2の信号源21に
    非反転入力端を接続した第2の増幅回路22と、
    第1の増幅回路12出力端に接続された第1の出
    力端子19と、第2の増幅回路22出力端に接続
    された第2の出力端子29と、第1の増幅回路1
    2出力端と当該増幅回路12の反転入力端間に接
    続された第1の帰還素子15と、第2の増幅回路
    22出力端と当該増幅回路22の反転入力端間に
    接続された第2の帰還素子25と、第1の帰還素
    子15と第1の増幅回路12の反転入力端の間と
    第3の増幅回路16の反転入力端間に接続された
    第1の抵抗素子14と、第2の帰還素子25と第
    2の増幅回路22の反転入力端の間と第4の増幅
    回路26の反転入力端間に接続された第2抵抗素
    子24と、第3の増幅回路16の出力端と当該増
    幅回路16の反転入力端間に接続された少なくと
    も抵抗18およびコンデンサ17よりなる第3の
    帰還素子と、第4の増幅回路26の出力端と当該
    増幅回路26の反転入力端間に接続された少なく
    とも抵抗28およびコンデンサ27よりなる第4
    の帰還素子と、第3の増幅回路16出力端と第2
    の増幅回路22の反転入力端間に接続された第3
    の抵抗23と、第4の増幅回路26出力端と第1
    の増幅回路12の反転入力端間に接続された第4
    の抵抗13と、第3および第4の増幅回路16,
    26のそれぞれの非反転入力端とアース間を接続
    する手段とを具備することを特徴とする超低周波
    信号除去回路。
JP2117885U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH042493Y2 (ja)

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JPS61139009U JPS61139009U (ja) 1986-08-28
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