JP3414630B2 - 電子バリュー受け取り装置、電子バリュー発行装置及び電子バリュー発行及び受け取り装置 - Google Patents

電子バリュー受け取り装置、電子バリュー発行装置及び電子バリュー発行及び受け取り装置

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JP3414630B2
JP3414630B2 JP35097897A JP35097897A JP3414630B2 JP 3414630 B2 JP3414630 B2 JP 3414630B2 JP 35097897 A JP35097897 A JP 35097897A JP 35097897 A JP35097897 A JP 35097897A JP 3414630 B2 JP3414630 B2 JP 3414630B2
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淳志 安藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子バリューの入出
力が可能な移動無線電話機端末、電子バリューを移動無
線電話機端末に充填するための街頭充填端末、電子バリ
ュー発行装置、電子バリュー受け取り装置、及び移動無
線電話機端末を利用した電子決済方法に関し、特にPH
S端末を財布の替わりに利用するようにした電子決済方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】商品を購入したり何らかのサービスを享
受する場合の従来の決済方法には、前払い方法と、即時
払い方法と、後払い方法がある。前払い方法は、商品の
購入やサービスの享受の前に、商品券、回数券、プリペ
ードカード等を事前に購入しておき、支払い時にそれら
プリペードカード等を用いる方法である。
【0003】即時払い方法は、商品の購入やサービスの
享受時に現金で支払ったり、即時口座振り替え指示によ
り決済する方法である。即時口座振り替え指示は銀行が
発行するキャッシュカードを利用する銀行POS(ヨー
ロッパではデビットカード)により行われる。後払い方
法は、商品の購入やサービスの享受を、小切手、クレジ
ットカードを使用することにより信用に基づいて行い、
その後に決済する方法である。
【0004】一方、電子決済による従来の決済方法にお
いて、電子バリュー(電子マネー)の蓄積される場所
は、利用者が所持するICカード(プリペイド型)とパ
ソコンの補助記憶装置、例えば、ハードディスク(クレ
ジット型)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の前払い方法で
は、事前に商品券、回数券、プリペイドカード等を購入
しておく必要があり、決済時にこれらのプリペイドカー
ド等を持ち合わせていない場合は支払いができないとい
う問題がある。また、これらのプリペイドカード等のバ
リューは使用とともに減少していき、減少分を再充填す
ることはできないという問題がある。さらに、これらの
プリペイドカードの利用範囲は、テレホンカードやメト
ロカード等のカードの種類毎に用途が限られており、用
途毎にカードを用意する必要があるので不便であるとい
う問題がある。
【0006】上記の即時払い方法では、現金払いの場合
は現金を持ち合わせていない場合に実行できないという
問題がある。上記の後払い方法では、店舗等支払い場所
とオーソリゼーション(信用照会)機関との通信回線の
接続が必要であり、手続きが煩雑であるという問題があ
る。上記の従来の電子決済による方法において、ICカ
ードに電子バリューを蓄積する方法では、電子バリュー
をICカードに充填するためには金融機関やATM等の
充填装置を備えている場所にいかなければならず、不便
であるという問題がある。また、通信により決済する場
合にICカード単独では決済できず、通信機器をICカ
ードに接続しなければならなず、システムが複雑である
という問題もある。
【0007】上記の従来の電子決済による方法におい
て、パソコンのハードディスクに電子マネーを蓄積する
方法では、店舗等の支払い場所は、インターネット等バ
ーチャルモールの使用に限定されるという問題がある。
また、この場合でも、通信により決済する場合にパソコ
ン単独では決済できず、通信機器をパソコンに接続しな
ければならなず、システムが複雑であるという問題もあ
る。
【0008】本発明の目的は、上記の従来の問題に鑑
み、既に普及しているPHS端末等の移動無線電話機端
末内に電子バリューを収容可能な財布の機能を持たせる
ことにより、パソコンやICカードを用いることなく移
動無線電話機端末だけで電子決済を可能とする、電子バ
リューの入出力が可能な移動無線電話機端末、電子バリ
ューを移動無線電話機端末に充填するための街頭充填端
末、電子バリュー発行装置、電子バリュー受け取り装
置、及び移動無線電話機端末を利用した電子決済方法を
提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、利用者が金融機関や
ATMに行かなくても無線の届く範囲の任意の場所で電
子バリューを充填可能にする移動無線電話機端末を利用
した電子決済方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明により、電子バリューを格納可能で暗証番
号を格納しているメモリを内蔵した移動無線電話機端末
であって、移動無線電話機端末のモードを電子バリュー
を取り扱うバリューモードに切替えるバリューモード切
替えスイッチを有し、バリューモードにおいて入力され
た番号が暗証番号と一致し、且つ決済会社を介した取引
において入力された声紋が予め決済会社のデータベース
に格納されている声紋と一致した時に、無線回線を介し
て譲渡元からメモリに電子バリューを充填させ、あるい
は無線回線を介してメモリから譲渡先に電子バリューを
支払うようにすることと、無線回線を介して移動無線電
話機端末間での電子バリューの受け渡しを行うこととの
いずれかを行うようにしたことを特徴とする、ICカー
ド又はメモリカードを用いずに譲渡元、譲渡先、あるい
は移動無線電話機端末から電波の届く範囲内で電子バリ
ューの入出力が可能な移動無線電話機端末が提供され
る。
【0011】本発明の他の態様により、上記の移動無線
電話機端末との間で電波によらない接触型で直接的に通
信を行う街頭充填装置であって、電子バリューを格納可
能な内蔵型メモリと、電子バリューを充填しようとする
上記の移動無線電話機端末を特定する番号を入力するた
めのキィーボードと、現金投入口とを備え、街頭及び電
子バリューの発行加盟店の少なくとも一方に設けられて
おり、キィーボードに移動無線電話機端末を特定する充
填端末先番号を入力し、且つ移動無線電話機端末に充填
したい電子バリュー量に相当する現金を現金投入口から
投入すると、メモリに格納されている、現金に相当する
電子バリュー量の電子バリューを、メモリから読み出し
て移動無線電話機端末に接触型で送信するようにしたこ
とを特徴とする、電子バリューを移動無線電話機端末に
充填するための街頭充填端末が提供される。
【0012】本発明のさらに他の態様により、現金受け
取りモードと電子バリュー受け取りモードとの間で切り
替える切替えスイッチと、電子バリューを支払う請求項
1記載の移動無線電話機端末を特定する番号を入力する
ための第1の入力キィーボードと、提供する商品及び/
又はサービスの購入金額に相当する電子バリュー受け取
り量を入力するための第2の入力キィーボードと、電子
バリューを格納する内蔵型メモリとを備え、電子バリュ
ーを受け取ってメモリに蓄積する電子バリュー受け取り
装置であって、電子バリュー受け取り装置は、POS端
末装置の機能に移動無線電話機端末の基地局の機能を持
たせたものであり、切替えスイッチにより電子バリュー
受け取りモードに設定されているときに、購入金額に相
当する電子バリューを第1のキィーボードにより特定さ
れた移動無線電話機端末から電子バリュー受け取り装置
に、ICカード又はメモリカードを用いずに無線回線を
介して通信することにより送信し、メモリに蓄積するよ
うにしたことを特徴とする、電子バリュー受け取り装置
が提供される。
【0013】上記電子バリュー受け取り装置を変形して
電子バリュー発行装置として使用してもよい。本発明の
さらに他の態様により、移動無線電話機端末に暗証番号
を格納し且つ電子バリューを格納可能なメモリを内蔵さ
せ、移動無線電話機端末にそのモードを電子バリューを
取り扱うバリューモードに切替えるバリューモード切替
えスイッチを持たせ、バリューモードにおいて入力され
た番号が暗証番号と一致し、且つ決済会社を介した取引
において入力された声紋が予め決済会社のデータベース
に格納されている声紋と一致した時に、無線回線を介し
て譲渡元からメモリに電子バリューを充填させ、あるい
は無線回線を介してメモリから譲渡先に電子バリューを
支払うようにすることと、無線回線を介して移動無線電
話機端末間での電子バリューの受け渡しを行うようにす
ることとの何れかを行うようにしたことを特徴とする、
ICカード又はメモリカードを用いずに譲渡元、譲渡
先、あるいは移動無線電話機端末から電波の届く範囲内
で電子バリューの入出力が可能な、移動無線話機端末を
利用した電子決済方法が提供される。
【0014】既に普及しているPHS端末等の移動無線
電話機端末が財布の替わりの役割を果たすことができる
ので、パソコンやICカードを用いることなく電子決済
が可能となる。また、利用者が金融機関やATMに行か
なくても無線の届く範囲の任意の場所や街頭充填装置で
移動無線電話機端末に電子バリューを充填することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳述する。なお、以下の説明では移動無線電話機
端末として、PHS端末を用いる例について説明する
が、本発明はPHS端末に限定されず、ディジタル携帯
電話機等任意の移動無線電話機端末を用いてもよい。
【0016】また、以下で言及される「電子バリュー」
とは現金に相当する情報であるとともに、商店等で商品
及び/又はサービスの購入時に付与されるサービスポイ
ントに相当する情報でもよい。サービスポイントとは、
一定のポイントに到達するとそれに相当する商品と引き
換え可能な商業的サービスである。以下では、「電子バ
リュー」は現金に相当する情報として記載する。実施の形態1 図1は本発明の第1の実施例による移動無線電話機端末
を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを示
す概略ブロック図である。同図において、1はPHS端
末、2は通信回線網、3は電子バリューを管理する決済
会社、4は決済会社3内の利用者別及び店舗別の入出金
管理データベース、5は決済会社3内の利用者別及び店
舗別のバリュー管理データベース、6は金融機関、7は
決済会社3と金融機関6とを接続する通信回線、8は金
融機関内の利用者口座、9は金融機関内の決済会社口座
である。通信回線網2としては、PHS回線網等の公衆
電話回線網、専用の通信回線網、その他任意の回線網で
よい。
【0017】図2は図1に示したPHS端末の主として
外観を示す図、図3はそのPHS端末の構成を示すブロ
ック図である。図2から分かるように、本発明の実施例
によるPHS端末1は通常のPHS端末と同様に、送受
信アンテナ11と、受話器12と、内蔵の呼出し音発生
装置13と、表示部14と、電源及びフックオン/オフ
をするフックスイッチ15と、機能ボタンダイヤル17
と、送話器18とを備えている。本発明の実施例によ
り、これらに加えて、外観上は、バリューモード切替え
スイッチ16が設けられている点が従来のPHS端末と
異なる。
【0018】図3は図2に示したPHS端末1の内部構
成を示すブロック図である。同図に示すように、PHS
端末1は、CPU31を含む電話機回路32に接続され
た、送受信アンテナ11と、受話器12と、内蔵の呼出
し音発生装置13と、表示部14と、電源及びフックオ
ン/オフをするフックスイッチ15と、バリューモード
切替えスイッチ16と、機能ボタンダイヤル17と、送
話器18と、電子バリュー及び暗証番号格納用メモリ3
3とを備えている。これらのうち、バリューモード切替
えスイッチ16と、電子バリュー及び暗証番号格納用メ
モリ33とが本発明の実施例により従来のPHS端末に
追加された。
【0019】図4は図1に示した決済会社3の構成をよ
り具体的に示すブロック図である。図示のように、決済
会社3は、コンピュータ21と、このコンピュータ21
に接続された入出金管理データベース4、バリュー管理
データベース5、利用者データベース41、店舗・商品
データベース42およびモデム等の通信制御装置43を
備えている。通信制御装置43は通信回線網2に接続さ
れる。
【0020】入出金管理データベース4は、本発明の実
施例による電子決済方法において利用者別及び店舗別に
電子バリューの利用に伴う入出金の管理を行うデータベ
ースである。バリュー管理データベース5は本発明の実
施例による電子決済方法において、利用者別及び店舗別
に利用する電子バリューの入出力を管理するデータベー
スである。
【0021】入出金管理データベース4及び入出金管理
データベース4の内容は、電子バリューが移動する毎に
更新される。利用者データベース41は利用者の番号、
暗証番号、声紋、口座番号等を格納するデータベースで
ある。利用者の番号としては、利用者の電話番号でもよ
いが、電子バリューモードにおいて利用者を特定できる
他の任意の番号を使用してもよい。
【0022】店舗・商品データベース42は本発明の実
施例による電子決済方法における取扱い商品、請求バリ
ュー(電子マネーともいう)、提供店舗、口座番号等を
格納するデータベースである。利用者データベース41
及び店舗・商品データベース42の内容は予め登録して
おく。
【0023】図5および図6は本発明の第1の実施例に
よる移動無線電話機端末を利用する電子決済方法を説明
するフローチャートである。図5において、PHS端末
1の利用者は、ステップ51で従来の通話モードと同様
にして端末の電源を入れる。次いでステップ52でPH
S端末1のバリューモード切替えスイッチ16(図2及
び図3参照)を利用者が操作することにより、PHS端
末1を電子バリューの充填環境(以下、電子バリュー充
填モードという)に変更する。ここで電子バリュー充填
モードとは、PHS端末1内の電子バリュー格納用メモ
リ33に電子バリューという現金に相当する情報を入力
するモードをいう。
【0024】次にステップ53で、電子バリュー充填モ
ードが第3者により不正使用されるのを防止するため
に、利用者は利用者を認証するための暗証番号をダイヤ
ル17を用いて入力し、声紋を送話器18から入力す
る。そして、ステップ54にて、PHS1の内部の電子
バリュー及び暗証番号格納用メモリ33に格納されてい
る暗証番号と入力された暗証番号を比較する。この比較
の結果、不一致であればステップ70(図6参照)でこ
の利用者による電子バリュー充填モードの利用の制限の
解除を行わず(即ち、利用をさせないで)、通常の通話
モードにする。上記比較の結果、一致すればステップ5
5にて利用者制限を解除してステップ56に進み、決済
会社3と接続する。この接続は通信回線網2を介して行
われる。
【0025】次いでステップ57で利用者は充填希望金
額に相当する値をダイヤル17を用いてPHS端末1に
入力する。この入力が終了した後に、利用者が機能ボタ
ンダイヤル17の送信ボタンを押すと、PHS端末1か
ら決済会社3に、利用者の番号、暗証番号、および声紋
が、通信回線網2を介して決済会社3に送信される。決
済会社3では、ステップ58で、PHS端末1から送信
されてきた番号、暗証番号および声紋を受信し、ステッ
プ59で、利用者データベース41に格納されている番
号をキーとして検索された利用者データベース41内の
暗証番号および声紋を、PHS端末1から送られてきた
暗証番号および声紋と比較する。この比較の結果、暗証
番号及び声紋の少なくともいずれかが不一致であればス
テップ60に進みPHS端末1の表示装置に認証エラー
である旨を表示し、通常の通話モードにする。これによ
り、第3者による不正な電子バリュー充填モードの利用
が防止される。
【0026】ステップ59で上記比較結果が一致すれば
ステップ61に進み、決済会社3内の利用者データベー
ス41に格納されている利用者の金融機関口座番号を、
利用者の番号をキーとして特定する。次いでステップ6
2にて、決済会社3は利用者の口座のある金融機関に対
して充填希望電子バリュー量に相当する金額の引き落と
し指示を行う。この指示は通信回線網2とは別の通信回
線7を介して行われる。決済会社3ではこの引き落とし
指示を発行すると、その引き落とし指示を利用者対応に
入出金管理データベース4に記録しておく。
【0027】次いで、指定された金融機関6では、引き
落としが指示された口座の残高をステップ63にてチェ
ックし、残高不足であれば残高不足である旨を決済会社
3に通信回線7を介して通知し、決済会社3ではステッ
プ64にて預金不足である旨のメッセージをPHS端末
1に送信する。PHS端末1はステップ65にてこのメ
ッセージを受けて残高不足である旨を表示部14に表示
する。
【0028】引き落としが指示された口座の残高がステ
ップ63にて不足していない場合は、ステップ66に進
みその金融機関6内の利用者口座から決済会社口座に充
填希望金額の引き落としを行う。この引き落としが行わ
れると金融機関6から決済会社3に引き落としの完了が
通信回線7を介して通知され、その通知を受けて決済会
社3内の入出金管理データベース4では前述の引き落と
し指示と引き落とし完了通知が比較され、一致した場合
に、決済会社3は利用者口座8から決済会社口座9に入
金があったことが確定される。
【0029】次いでステップ67にて決済会社3内の入
出金管理データベース4からバリュー管理データベース
5に電子バリューの発行指示がなされ、バリュー管理デ
ータベース5は決済会社口座に引き落とされた希望金額
に相当する電子バリューをPHS端末1に送信する。以
下の説明で、電子バリューの送信とは、送信元のメモリ
内の電子バリューを減少させ、送信先のメモリ内で同じ
量の電子バリューを増大させること、あるいは、電子バ
リューというデータを送信元のメモリから送信先のメモ
リに送ることを意味する。
【0030】バリュー管理データベース5には電子バリ
ューを送信したことを示す送信記録が記録される。入出
金管理データベース4及びバリュー管理データベース5
に記録された利用者別の情報は、利用者が電子バリュー
を決済会社3から購入した場合の月毎の領収書等の発行
のために用いられる。また、利用者毎に入出金管理デー
タベース4に記録されている入金の値とバリュー管理デ
ータベース5に記録されている発行量に対応する金額と
は一致しているべきであり、この一致を検出して電子バ
リューの不正使用を防止するために入出金管理データベ
ース4とバリュー管理データベース5が使用される。
【0031】ステップ67に次いでステップ68で、P
HS端末1は決済会社から送られて来た電子バリュー量
と送信元を表示し、ステップ69でその表示内容を確認
する。この確認の結果、充填依頼量と等しい電子バリュ
ー量ではないか、送信元が指定の送信元と異なっていた
場合は、ステップ70に進み通常の通話モードに戻ると
ともに、ステップ72にて決済会社3は利用者への未送
信の電子バリューをバリュー管理データベース5にて未
送信として保存する。
【0032】ステップ69の確認で充填依頼量と等しい
電子バリュー量が表示されており、且つ送信元が指定の
送信元と一致した場合は、ステップ71にて電子バリュ
ーの充填終了となり、ステップ70の通常の通話モード
に戻る。こうして、PHS端末1からの電波が届く範囲
にPHS基地局が存在する限り、何時でも何処ででも、
利用者が保持するPHS端末1に所望の金額に相当する
電子バリューを充填することができる。つまり、金融機
関の利用者口座に預金されている残高の範囲内で任意の
所望の金額に相当する電子バリューをPHS端末1に充
填することができる。実施の形態2 図7は本発明の第2の実施例による移動無線電話機端末
を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを示
す概略ブロック図である。同図において、図1における
ものと同一のものには同一の参照番号を付してあり、こ
こでは説明を省略する。図1との相違点は、図7におい
ては、ネットワーク型の街頭充填装置70がPHS端末
1と通信回線網21との間に設けられている点のみであ
る。尚、この場合の通信回線網21としては電話回線網
あるいは専用回線を用い、PHS回線網は使用しない。
【0033】即ち、本実施例においては、街頭やコンビ
ニエンスストアやキオスク等のバリュー発行加盟店に設
けられた街頭充填装置70を利用して、何時でも現金と
引換えにPHS端末1に電子バリューを充填できるよう
にする。図8は街頭充填装置70の一例を示す斜視図で
ある。図示のように、街頭充填装置70は、電子バリュ
ーの充填希望時にPHS端末1をセットするための端末
セット部81と、電子バリューを格納させるセットした
PHS端末1を特定する番号を入力するキィーボード8
2と、現金投入口83と、表示部84とを備えている。
端末セット部81にはPHS端末1との間で送受信する
ための送受信アンテナが設けられている。
【0034】PHS端末1と街頭充填装置70との間の
通信は、PHS回線網等の通信回線網を介して行っても
よいし、PHS端末1と街頭充填装置70との間で電波
を通信回線網を介さないで直接送受信することにより行
ってもよい。このようにPHS端末1と街頭充填装置7
0との間の通信を通信回線網を介さないで直接電波によ
り行う場合は、電波法および電気通信事業法等の法律に
抵触しない範囲の電波強度および周波数を用いて行うこ
とは勿論である。
【0035】PHS端末1を端末セット部81にセット
することによりPHS端末1と街頭充填装置70とが電
気的あるいは光学的に接続されるようにし、それにより
PHS端末1と街頭充填装置70との間の通信を電波に
よらない接触型で直接的に行うようにしてもよい。以下
の説明では、PHS端末1と街頭充填装置70との間の
通信は、その間で電波を直接送受信することにより行う
ものとする。
【0036】図9は街頭充填装置70のシステム構成図
である。図9において、街頭充填装置70はCPU91
と、これに接続された端末との送受信アンテナ92、現
金カウンター93、充填端末先番号入力キィーボード9
4(図8のキィーボード82に相当する)、表示部95
(図8の表示部84に相当する)、メモリ96、および
通信制御装置97を備えている。通信制御装置97は通
信回線網21を介して決済会社に接続される。
【0037】図9に示した街頭充填装置70は通信制御
装置97を持つネットワーク型の街頭充填装置である
が、通信制御装置97を持たないスタンドアローン型の
街頭充填装置でもよい。ネットワーク型の街頭充填装置
の場合は、決済会社3が通信回線網21を介して街頭充
填装置70を監視して街頭充填装置70内の電子バリュ
ーが不足状態になると決済会社3から街頭充填装置70
に電子バリューを充填する。スタンドアローン型の街頭
充填装置では、決済会社がこの街頭充填装置を設置する
加盟店の管理者に街頭充填装置の監視を委託する。決済
会社は加盟店から連絡を受けて必要に応じて電子バリュ
ーを街頭充填装置に充填する。
【0038】図10および図11は本発明の第2の実施
例による移動無線電話機端末を利用する電子決済方法を
説明するフローチャートである。図10において、ステ
ップ101および102は図5のステップ51および5
2と同じである。ステップ103で、不正使用を防止す
るために認証のための暗証番号を入力し、ステップ10
4でPHS端末1に格納されている暗証番号と入力され
た暗証番号とを比較する。この比較の結果、不一致であ
ればこの利用者による電子バリュー充填モードの利用の
解除を行わず、ステップ108で通常の通話モードに戻
る。上記比較の結果、一致すればステップ105に進
み、利用者制限を解除し、ステップ106で充填希望金
額をPHS端末1に入力する。次いでステップ107に
てPHS端末1を街頭充填装置70の端末セット部81
(図8参照)にセットする。次いで、ステップ109で
利用者は街頭充填装置70のキィーボード82からPH
S端末1の番号を入力し、それによりPHS端末1を特
定する。
【0039】街頭充填装置70においては、端末セット
部81にセットされた端末が電子バリュー管理能力を持
つ端末かどうかを図11のステップ110にて判定し、
電子バリュー用の端末でないと判定されるとステップ1
11にて表示部84に端末エラーの表示をしてステップ
112にて利用者はPHS端末1を端末セット部81か
ら取り出す。
【0040】ステップ110にて電子バリュー用の端末
であると判定されるとステップ113にて利用者が街頭
充填装置70の現金投入口83に現金を投入する。次い
でステップ114にて表示部84に希望金額と投入金額
を表示し、ステップ115にて希望金額と投入金額を比
較する。希望金額が投入金額以下となる迄ステップ11
3〜115を繰り返す。希望金額が投入金額以下となる
と、ステップ116にてPHS端末1に希望金額に相当
する電子バリューを充填し、ステップ112にてPHS
端末1を端末セット部81から取り出す。
【0041】こうして、街頭充填装置が存在する場所で
あれば、何時でも、利用者が保持するPHS端末1に所
望の金額に相当する電子バリューを充填することができ
る。つまり、プリペードカードを購入するのと同様にし
て任意の所望の金額に相当する電子バリューをPHS端
末1に充填することができる。尚、図7および図9にお
いて、街頭充填装置70のメモリ96に格納されている
電子バリュー量は、通信回線21を介して決済会社3に
より監視されており、メモリ96内の電子バリュー量が
所定量以下になると、バリュー管理データベース5から
電子バリューが発行されて街頭充填装置70のメモリ9
6に格納されるようになっている。この場合の決済会社
3と金融機関6の動作は図5および図6で説明したのと
ほぼ同じである。再度説明すると、決済会社3は街頭充
填装置70を設置している加盟店の口座のある金融機関
に対して充填に対応する金額の引き落としを指示し、こ
の引き落とし指示を発行すると、その引き落とし指示を
利用者対応に入出金管理データベース4に記録してお
く。
【0042】次いで、指定された金融機関6では、引き
落としが指示された口座の残高をチェックし、残高不足
であれば残高不足である旨を決済会社3に通信回線7を
介して通知し、決済会社3では預金不足である旨のメッ
セージを街頭充填装置70に送信する。街頭充填装置7
0が設置されている加盟店ではこのメッセージを受けて
金融機関のその加盟店の利用者口座8に不足金額を振り
込む。
【0043】引き落としが指示された口座の残高が不足
していない場合は、その金融機関6内のその加盟店の利
用者口座8から決済会社口座9に充填希望金額の引き落
としを行う。この引き落としが行われると金融機関6か
ら決済会社3に引き落としの完了が通信回線7を介して
通知され、その通知を受けて決済会社3内の入出金管理
データベース4では前述の引き落とし指示と引き落とし
完了通知が比較され、一致した場合に、決済会社3は利
用者口座8から決済会社口座9に入金があったことが確
定される。
【0044】次いで決済会社3内の入出金管理データベ
ース4からバリュー管理データベース5に電子バリュー
の発行指示がなされ、バリュー管理データベース5は決
済会社口座に引き落とされた希望金額に相当する電子バ
リューを街頭充填装置70に送信する。そしてバリュー
管理データベース5には電子バリューを送信したことを
示す送信記録が記録される。入出金管理データベース4
及びバリュー管理データベース5に記録された利用者別
の情報は、加盟店が電子バリューを決済会社3から購入
した場合の月毎の領収書等の発行のために用いられる。
【0045】また、加盟店毎に入出金管理データベース
4に記録されている入金の値とバリュー管理データベー
ス5に記録されている発行額とは一致しているべきであ
り、この一致を検出して電子バリューの不正使用を防止
するために入出金管理データベース4とバリュー管理デ
ータベース5が使用される。以上はネットワーク型の街
頭充填装置の場合であるが、スタンドアローンの場合は
街頭充填装置を設置している加盟店の管理者が街頭充填
装置内の電子バリュー量を監視する。決済会社は加盟店
から連絡を受けて適宜メモリ96内に電子バリューを充
填する。
【0046】各加盟店は、電子バリューの発行量を決済
会社に報告する。これにより、決済会社において、市場
に出回っているすべての電子バリューの発行量を把握す
ることができる。実施の形態3 図12は本発明の第3の実施例を説明するブロック図で
ある。図示のように、この実施例においては、通信回線
2を介してPHS端末1aからPHS端末1bに電子バ
リューを譲渡する。
【0047】図13および図14は本発明の第3の実施
例による移動無線電話機端末を利用する電子決済方法を
説明するフローチャートである。同図において、ステッ
プ131からステップ136までは、ステップ132に
おいて端末を電子バリューの支払いモードに変更するこ
とを除き、図10のステップ101からステップ106
までと同じであり、ここでは説明を省略する。
【0048】ステップ134で暗証番号が不一致の場合
は利用者制限を解除せずにステップ140にて通常の通
話モードに戻る。ステップ134で暗証番号が一致し、
ステップ135でPHS端末1aにおける利用者制限が
解除されると、ステップ136にて譲渡先のPHS端末
1bの番号を入力する。この場合の番号は、電話番号で
もよいし、PHS端末を特定する他の任意の番号でもよ
い。PHS端末1bではステップ137でPHS端末1
aからの着信を確認する。
【0049】PHS端末1a側では、譲渡する電子バリ
ュー量をステップ138でPHS端末1に入力する。次
いでステップ139でPHS端末1aにおける電子バリ
ューの残量をチェックし、残量より少ない譲渡バリュー
が入力されるまで、ステップ138および139を繰り
返す。次いでステップ140で譲渡バリューを譲渡先の
PHS端末1bに送信する。譲渡先のPHS端末1bで
はステップ142にて電子バリュー受信の事前確認を
し、ステップ143にてPHS端末1bを電子バリュー
充填モードに変更する。即ち、PHS端末1bを電子バ
リューの充填環境に変更する。
【0050】次いでステップ144でPHS端末1bの
暗証番号を入力し、ステップ145にてその暗証番号が
PHS1bに予め格納されている暗証番号と一致するか
を判定する。不一致の場合は不一致である旨を譲渡元の
PHS端末1aに通知し、PHS端末1aは電子バリュ
ーの送信が不能であることを確認する。ステップ145
の判断で一致した場合はステップ147に進み譲渡先の
PHS端末1bの利用者制限を解除する。次いでステッ
プ148にて電子バリュー量と送信元を表示し、ステッ
プ149でその表示を確認する。この確認の結果、譲渡
を拒否する場合や譲渡される電子バリュー量及び/又は
送信元が不適切であると判断した場合は譲渡元のPHS
端末1aにその旨を通知し、PHS端末1aでは電子バ
リューの送信が不能であることを確認する。
【0051】ステップ149での確認の結果、譲渡され
る電子バリュー量及び送信元が適切であると判断する
と、ステップ150にて譲渡された分だけ残量を増やし
て充填を終了し、譲渡元のPHS端末1aではステップ
151にて譲渡した分だけ残量を減らして電子バリュー
の送信を終了する。こうして、PHS端末同士で電子バ
リューの譲渡および譲受が可能である。
【0052】なお、上記の譲渡および譲受は通常は通信
回線網2を経由するので、譲渡および譲受に際して課金
がされる。但し、PHS端末1aおよび1bが共通の親
機に登録されている子機である場合は、それらの子機同
士の間では通信回線2(図1参照)を介することなく通
話が可能であり、したがってこの場合は上記の譲渡およ
び譲受に際して課金はされない。実施の形態4 図15は本発明の第4の実施例を説明するシステムブロ
ック図である。同図において、PHS端末1aとPHS
端末1bとは通信回線2を介して通話をするが、この通
話に際していずれかのPHS端末には通信会社121か
ら課金がされる。本実施例においては、この課金に対す
る支払いをそのPHS端末が保持する電子バリューによ
り行い、決済会社122はその電子バリュー相当の金額
を決済会社口座124から通信会社口座125に振り込
む。
【0053】図16はこの実施例においてPHS端末で
通話料を電子バリューにより支払うモードの設定方法を
示すフローチャートである。図示のように、ステップ1
61で通常の通話モードと同様に例えばPHS端末1a
の電源スイッチ15(図2参照)をオンにすることによ
り電源を投入し、ステップ162にて、予め登録されて
いる、支払いモードの選択動作を許可するための暗証番
号を機能ボタンダイヤル17から入力し、ステップ16
3にて、機能ボタンダイヤル17により、通話による課
金に対する支払いを現金により行うのかPHS端末1a
に格納されている電子バリューにより行うのかという支
払いモードを選択する。そしてステップ164にて電源
を遮断して、支払いモード選択動作を終了する。
【0054】これにより、第3者がPHS端末1aを使
用しても、課金にたいする支払いモードが電子バリュー
支払いモードに設定されていれば、PHS端末1aに格
納されている電子バリュー分しか通話できず、したがっ
て長時間にわたって無断使用されて膨大な課金がされる
という不具合を防止することができる。支払いモードの
変更は暗証番号を知っている者のみ可能なので、第3者
が勝手に支払いモードを変更することは防止できる。
【0055】図17及び図18は図16で説明した電子
バリュー支払いモードに設定されたPHS端末を使用す
る場合の通信会社への振り込み処理を示すフローチャー
トである。図17において、ステップ171でPHS端
末1aに電源を入れると、ステップ172で表示部14
(図2参照)にこのPHS端末1a内の残存電子バリュ
ー料が表示される。次いでステップ173で会話したい
相手の電話番号をダイヤルし、通話が開始されると、ス
テップ174で会話中の電子バリューの減少状況がリア
ルタイムで表示される。即ち、会話中の通話時間をPH
S端末1a内のCPU31(図3参照)が逐次計算して
その通話時間に対応する電子バリュー量をメモリ33か
ら除去して廃棄し、メモリ33内の残存電子バリュー量
を会話中に常時表示する。なお、残存電子バリュー量が
ゼロになると、通話は中断する。残存電子バリューがゼ
ロになる前に、ステップ175でフックオンスイッチ1
5をオンにすることにより会話を終了すると、通信会社
123ではステップ176でこの会話の間の通話時間を
電子バリュー量に換算し、ステップ177でこの電子バ
リュー量に相当する値を通信会社を特定する番号ととも
に決済会社122に送信する。
【0056】決済会社122では通信会社121からの
上記番号に基づいて通信会社121の金融機関口座番号
を特定する。次いでステップ179で決済会社122は
決済会社の口座がある金融機関123に対して、決済会
社口座124から通信会社口座125に上記電子バリュ
ーに相当する値に対応する金額を振り込むように指示を
する。
【0057】金融機関123ではステップ180で上記
指示を受けて決済会社口座124から通信会社口座12
5に上記電子バリューに相当する値に対応する金額を振
り込む。こうして、PHS端末の利用者は電子バリュー
支払いモードを設定して、通話に要する費用をそのPH
S端末に格納されている電子バリューを用いて支払うこ
とができる。PHS端末を電子バリュー支払いモードに
ロックすることにより、第3者による無制限のPHS端
末の使用を防止し、それにより予想外の通話料が課金さ
れることを防止することができる。実施の形態5 図19は本発明の第5の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを
示す概略ブロック図である。同図において、図1におけ
るものと同一のものには同一の参照番号を付してあり、
ここでは説明を省略する。図1との相違点は、図19に
おいては、有人店舗190がPHS端末1と通信回線網
22との間に設けられている点、および加盟店口座19
2がある金融機関191が示されている点のみである。
【0058】即ち、本実施例においては、本発明よる
移動無線電話機端末を利用した電子バリュー利用方法を
利用すべく決済会社3に加盟している有人店舗190に
設けられた電子バリュー受け取り装置を利用して、何時
でも商品又はサービスと引換えにPHS端末1に格納さ
れている電子バリューにて支払いができるようにする。
【0059】図20は上記電子バリュー受け取り装置2
01の一例の外観を示す斜視図、図21はこの電子バリ
ュー受け取り装置201の構成を示すブロック図であ
る。図20に示すように、この電子バリュー受け取り装
置201はスーパーマーケット等の有人店舗の現金支払
い場所に配置されるPOS端末装置の機能にPHS端末
の基地局の機能を持たせたものである。図20及び図2
1に示すように、電子バリュー受け取り装置201は、
PHS端末との間で送受信を行うための送受信アンテナ
202と、オペレータ用の表示部203と、通常の現金
の受け取りモードから電子バリュー受け取りモードに切
り替えるバリューモード切替えスイッチ204と、商品
又はサービスと引換える請求バリューを利用者に見せる
ための表示部205と、利用者のPHS端末を特定する
番号を入力するための番号入力キィーボード206と、
オペレータが請求バリューを入力するための請求バリュ
ー入力キィーボード207と、電子バリューを格納する
メモリ211と、決済会社との間の通信を制御する通信
制御装置212と、これらを制御するCPU213とを
備えている。
【0060】図22および図23は本発明の第5の実施
例による移動無線電話機端末を利用する電子決済方法を
説明するフローチャートである。このフローチャートの
前提として、PHS端末1を持っている利用者は有人店
舗190内にいて何らかの商品又はサービスの提供をこ
れから受けるかすでに受けており、その代金をPHS端
末1を用いて電子バリューにより支払おうとしているも
のとする。また、有人店舗190は本発明よる移動無
線電話機端末を利用した電子バリュー利用方法を利用す
べく決済会社に加盟している。
【0061】図22において、ステップ221、22
2、225、226、227は図10のステップ101
から105と同じであり、ここでは説明を省略する。本
実施例においては、ステップ222にてPHS端末1を
電子バリューの支払いモードに変更することが決定され
ると、有人店舗においても、ステップ223にて電子バ
リュー受け取り装置201のバリューモード切替えスイ
ッチ204をオペレータ(又は店員)が切り替えて電子
バリュー受け取り環境に変更する。そして、提供する商
品及び/又はサービスの請求バリュー量を請求バリュー
入力キィーボード207から入力する。請求バリュー量
は利用者用表示部205に表示される。
【0062】利用者側では、ステップ226で暗証番号
が一致した場合にステップ227で利用者の制限を解除
し、ステップ228で店舗の電子バリュー受け取り装置
201内の番号入力キィーボード206から利用者が利
用するPHS端末を特定するための番号を入力する。こ
の番号は電話番号でも他の任意の番号でもよい。電子バ
リュー受け取り装置201はステップ223ですでに電
子バリュー受け取り環境に変更されているので、この状
態で番号キィーボードに番号を入力すると、その番号で
特定されるPHS端末にたいする発呼がなされる。
【0063】ステップ228でPHS端末1の番号入力
があると、有人店舗190においては、電子バリュー受
け取り装置201はステップ229にて、受け取り装置
201からの発呼がPHS端末1に接続されたことを確
認をする。利用者はステップ228に次いでステップ2
30で、利用者用表示部205に表示された支払いバリ
ュー量をPHS端末1に入力し、ステップ231にて残
量より少ない支払いバリュー入力があるまでステップ2
30および231を繰り返す。残量より少ない支払いバ
リューの入力があると、PHS端末1はステップ232
にて支払いバリュー量を電子バリュー受け取り装置20
1に送信する。
【0064】電子バリュー受け取り装置201ではステ
ップ233にてバリュー量受信を事前に確認し、ステッ
プ234にて支払いバリュー量と、接続先と、請求バリ
ュー量とをオペレータ用表示部203に表示する。そし
てステップ235にて店員が表示部201を見ながら支
払いバリュー量と請求バリュー量とを比較し、不一致で
あればその旨を利用者に通知することによりステップ2
30に戻って利用者は再び支払いバリューをPHS端末
1に入力する。ステップ235で一致すれば、その旨を
PHS端末1に通知しPHS端末1はこの通知を受けて
ステップ236にて支払いバリューを送信する。
【0065】電子バリュー受け取り装置201ではこの
支払いバリューを受信してステップ237にて受け取り
確認をし、ステップ238で請求バリューを、店舗情報
およびその店舗の口座への振り込み指示とともに決済会
社3に通信回線網2を介して送信する。決済会社3では
図23に示すようにステップ240で店舗情報と振込指
示に基づいて店舗の金融機関口座番号を指定する。そし
てステップ241で決済会社の口座のある金融機関6か
ら、店舗から受信したバリューに相当する金額を、店舗
の口座(加盟店口座)がある金融機関191のその加盟
店口座192に振り込むように、金融機関6に対して指
示をする。
【0066】次いで金融機関6は決済会社の口座から加
盟店の口座にバリュー相当の金額の振込を行う。こうし
て、有人店舗190内にいて何らかの商品又はサービス
の提供をこれから受けるかすでに受けた後に、PHS端
末1を持っている利用者はそのPHS端末1を利用して
店舗内の電子バリュー受け取り装置に対して代金に相当
する電子バリューを支払うことができる。
【0067】なお、電子バリュー受け取り装置201の
番号入力キィーボード206に入力する番号は、電話番
号でもその他のPHS端末を特定する任意の番号でもよ
い。電子バリュー受け取り装置201の所定の位置にP
HS端末1をセットし、電波によらずに接触により電子
バリュー受け取り装置201とPHS端末1とを接続さ
せて、接触により支払いバリューをPHS端末1から電
子バリュー受け取り装置201に送ることも可能であ
る。
【0068】以上の第5の実施例の説明では、利用者が
受け取った商品及び/又はサービスの代価をPHS端末
に格納されている電子バリューにより支払う例を説明し
たが、街頭充填装置と同様にして、電子バリュー受け取
り装置を電子バリュー発行装置として使用し、電子バリ
ュー受け取り装置が配置されている店頭で現金と引換え
にPHS端末に電子バリューを充填することも可能であ
る。この場合は、図20及び図21におけるバリューモ
ード切替えスイッチ204は現金受け取りモードと電子
バリュー発行モードとの間で切替えることになる。そし
て、電子バリュー発行モードに設定されているときに、
請求バリュー入力キィーボード207により指定された
量の電子バリューをメモリ211から移動無線電話機端
末に送信する。
【0069】電子バリュー受け取り装置と、電子バリュ
ー発行装置とは、別々の装置であっても、一体化された
装置であってもよい。一体化する場合は、単にバリュー
モード切替えスイッチ204を、現金受け取りモード
と、電子バリュー受け取りモードと、電子バリュー発行
モードとに切り替えるようにし、CPU213がそれぞ
れのモードに対応した動作をするように構成すればよ
い。実施の形態6 図24は本発明の第6の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを
示す概略ブロック図である。同図において、図19にお
けるものと同一のものには同一の参照番号を付してあ
り、ここでは説明を省略する。図19との相違点は、図
24においては、有人店舗190に替えて無人店舗24
0が通信回線網22に接続されている点、およびPHS
端末1が店舗を介さずに直接に無線で通信回線網22に
アクセスする点のみである。無人店舗には、自動販売
機、ゲームマシン等の無人で商品やサービスを提供する
機器が配置されている。本発明のこの実施例により、こ
のような無人店舗に電子バリュー受け取り装置を配置し
ておく。
【0070】即ち、本実施例においては、本発明のよる
移動無線電話機端末を利用した電子バリュー利用方法を
利用すべく決済会社3に加盟している無人店舗240に
設けられた電子バリュー受け取り装置を利用して、何時
でも商品又はサービスと引換えにPHS端末1に格納さ
れている電子バリューにて支払いができるようにする。
【0071】図25は上記電子バリュー受け取り装置2
50の一例を示す概略ブロック図である。同図におい
て、図21に示した電子バリュー受け取り装置201と
同一部分には同一番号を付してここでは説明を省略す
る。図21の電子バリュー受け取り装置201との相違
は、無人店舗であるのでオペレータがいないため、図2
1の請求バリュー入力キィーボード207に替えて図2
5では商品・サービスの選択ボタン251が設けられて
いる点、及び図21のバリューモード切替えスイッチ2
04、オペレータ用表示部205、番号入力キィーボー
ド206が、図25では存在しない点である。
【0072】なお、バリューモード切替えスイッチ20
4を本実施例においても電子バリュー受け取り装置25
0に設けて、現金による販売モードと電子バリューによ
る販売モードとを切り換えるようにしてもよい。以下の
説明では、電子バリュー受け取り装置250は電子バリ
ューによる販売モードに固定されているとする。図26
および図27は本発明の第6の実施例による移動無線電
話機端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャ
ートである。
【0073】図26および図27において、ステップ2
61から265は図10のステップ101から105と
同じであり、ここでは説明を省略する。ステップ264
で暗証番号が一致した場合にステップ265で利用者の
制限を解除し、ステップ266で店舗の電子バリュー受
け取り装置250を特定するための番号を入力する。図
22のステップ228においては電子バリュー受け取り
装置201に設けられている番号キィーボード206を
用いて利用者が持っているPHS端末を特定する番号を
入力したが、無人店舗に設置された電子バリュー受け取
り装置250を用いる本実施例においては店舗の電子バ
リュー受け取り装置259を特定するための番号を入力
することに着目される。これは、無人店舗の場合にもP
HS端末を特定する番号を入力するとすると、そのPH
S端末を持っていない第3者が悪意やいたずらでそのP
HS端末を特定する番号を入力することが考えられ,そ
のPHS端末がたまたま電子バリュー支払いモードにな
っていると、持ち主の意に反して電子バリューが支払わ
れるという事態を避けるためである。
【0074】無人店舗240においては、電子バリュー
受け取り装置250がステップ270で上記特定のため
の番号の着信を確認する。利用者は、ステップ266に
次いでステップ267で支払いバリュー量をPHS1に
入力し、ステップ268で表示部14に表示された残量
をチェックし、残量が支払いバリュー量より多ければス
テップ269に進んで支払いバリュー量を無人店舗内の
電子バリュー受け取り装置250に送信する。電子バリ
ュー受け取り装置250はステップ271でこの支払い
バリュー量の受信を事前に確認する。
【0075】次いで利用者はステップ272にて、電子
バリュー受け取り装置250内の商品・サービス選択ボ
タン251を押下することにより、受け取ろうとしてい
る商品又はサービスを選択する。これ以降のステップ2
73〜278および280〜282の処理は図22およ
び図23におけるステップ234〜238およびステッ
プ240〜242と同じなので説明を省略する。
【0076】こうして、店員がいない無人店舗240内
にいる場合でも、何らかの商品又はサービスの提供を受
けるかすでに受けた後に、PHS端末1を持っている利
用者はそのPHS端末1を利用して店舗内の電子バリュ
ー受け取り装置に対して代金に相当する電子バリューを
支払うことができる。実施の形態7 図28は本発明の第7の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを
示す概略ブロック図である。同図において、図24にお
けるものと同一のものには同一の参照番号を付してあ
り、ここでは説明を省略する。図24との相違点は、図
28においては、図24における無人店舗240に替え
てインターネット上のバーチャルモールやカタログ販売
におけるテレホンショッピング等のための加盟店285
が通信回線網2を介さないで決済会社3に接続されてい
る点のみである。図28における点線286は加盟店2
85と決済会社3との間の通信が例えば電話、ファクシ
ミリ、あるいは情報の手渡し等何らかの手段により行わ
れることを示している。もちろん、加盟店285と決済
会社3は通信回線網2を経由して通信を行ってもよい。
この加盟店285は、PHS端末1の利用者が決済会社
に電子バリューを支払って購入した商品やサービスの提
供と引換えに決済会社から電子バリュー分の金額を受け
取ることが可能である。
【0077】即ち、本実施例においては、本発明による
移動無線電話機端末を利用した電子バリュー利用方法を
利用すべく決済会社3に加盟しているインターネット上
のバーチャルモールやカタログ店舗等のバーチャルモー
ルである加盟店285から、何時でも商品又はサービス
を受け、それと引換えにPHS端末1に格納されている
電子バリューにて支払いができるようにする。
【0078】図29および図30は本発明の第7の実施
例による移動無線電話機端末を利用する電子決済方法を
説明するフローチャートである。図29および図30に
おいて、ステップ291から295は図5のステップ5
1から55と同じであり、ここでは説明を省略する。ス
テップ294で暗証番号が一致した場合にステップ29
5で利用者の制限を解除し、ステップ296で決済会社
3とPHS端末1とを接続する。
【0079】決済会社3においては、ステップ297で
PHS端末1からの着信を確認し、ステップ298で着
信したPHS端末の電話番号、暗証番号、および声紋を
受信し、ステップ300で暗証番号および声紋が予め登
録してある暗証番号および声紋とそれぞれ一致するかど
うかを判定する。受信した暗証番号と声紋の少なくとも
一方が予め登録れている暗証番号と声紋と不一致の場合
は、ステップ311にてPHS端末1の表示部14に認
証エラーの表示をし、ステップ312で通常の通話モー
ドに戻る。一致した場合はステップ301に進む。
【0080】利用者は、ステップ296に次いでステッ
プ299で受け取りたい商品又はサービスを選択する。
決済会社3はステップ299で選択された商品又はサー
ビスの請求バリューをステップ301にて検索する。一
方、利用者はステップ302で支払いバリュー量をPH
S端末1に入力し、ステップ303で残量をチェック
し、残量が支払いバリュー量より多ければステップ30
4に進んで支払いバリュー量を決済会社3に送信する。
決済会社3はステップ305でこの支払いバリュー量の
受信を事前に確認する。これ以降のステップ306〜3
10および313〜315の処理は、ステップ310で
決済会社3は商品の提供店舗(加盟店285)に発注
し、ステップ316で店舗(加盟店285)が利用者に
受注を確認することを除き、図26および図27におけ
るステップ273〜278および280〜282と同じ
なので説明を省略する。
【0081】受注した加盟店285は、その口座に入金
があったことを確認後、郵送や宅配等により受注商品を
利用者に配送する。こうして、インターネット上のバー
チャルモールやカタログ販売におけるテレホンショッピ
ングのための加盟店170内に対しても、何らかの商品
又はサービスの提供を受ける場合に、PHS端末1を持
っている利用者はそのPHS端末1を利用して決済会社
に代金に相当する電子バリューを支払い、加盟店の口座
には決済会社からその電子バリューに相当する金額を振
り込むことにより、PHS端末1を利用してバーチャル
モールから商品又はサービスを購入することができる。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば既に普及しているPHS端末等の移動無線電話
機端末内に電子バリューを収容可能な財布の機能を持た
せることにより、パソコンやICカードを用いることな
く移動無線電話機端末だけで電子決済が可能となり、何
時でもどこででも必要な金額の相当する電子バリューを
移動無線電話機端末に充填したり、商品やサービスの提
供を受けることができ、極めて便利であるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを
示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示したPHS端末の外観を示す図であ
る。
【図3】図2に示したPHS端末の構成を示すブロック
図である。
【図4】図1に示した決済会社3の構成をより具体的に
示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法を説明するフローチャートの
一部である。
【図6】本発明の第1の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法を説明するフローチャートの
他の一部である。
【図7】本発明の第2の実施例による移動無線電話機端
末を利用する電子決済方法に用いられる通信システムを
示す概略ブロック図である。
【図8】図7に示した街頭充填装置70の構成例を示す
斜視図である。
【図9】図7に示した街頭充填装置70の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】本発明の第2の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の一部である。
【図11】本発明の第2の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の他の一部である。
【図12】本発明の第3の実施例を説明するブロック図
である。
【図13】本発明の第3の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の一部である。
【図14】本発明の第3の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の他の一部である。
【図15】本発明の第4の実施例を説明するブロック図
である。
【図16】本発明の第4の実施例における支払いモード
選択動作を示すフロチャートである。
【図17】図16で説明した電子バリュー支払いモード
に設定されたPHS端末を使用する場合の通信会社への
振り込み処理の一部を示すフローチャートである。
【図18】図16で説明した電子バリュー支払いモード
に設定されたPHS端末を使用する場合の通信会社への
振り込み処理の他の一部を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第5の実施例を説明するブロック図
である。
【図20】図19に示した有人店舗内の電子バリュー受
け取り装置140の外観を示す斜視図である。
【図21】図19に示した有人店舗内の電子バリュー受
け取り装置140の構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の第5の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の一部である。
【図23】本発明の第5の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の他の一部である。
【図24】本発明の第6の実施例を説明するブロック図
である。
【図25】図24に示した無人店舗240内の電子バリ
ュー受け取り装置の構成を示すブロック図である。
【図26】本発明の第6の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の一部である。
【図27】本発明の第6の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の他の一部である。
【図28】本発明の第7の実施例を説明するブロック図
である。
【図29】本発明の第7の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の一部である。
【図30】本発明の第7の実施例による移動無線電話機
端末を利用する電子決済方法を説明するフローチャート
の他の一部である。
【符号の説明】
1…PHS端末 2…通信回線網 3…決済会社 4…入出金管理データベース 5…バリュー管理データベース 6…金融機関 8…利用者口座 9…決済会社口座 16…バリューモード切替えスイッチ 70…街頭充填装置 190…有人店舗 201…電子バリュー受け取り装置 240…無人店舗 285…加盟店
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 214 G07G 1/12 321 H04Q 7/38 G09C 1/00 660

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現金受け取りモードと電子バリュー受け
    取りモードとの間で切り替える切替えスイッチと、 電子バリューを格納可能で暗証番号を格納しているメモ
    リを内蔵した移動無線電話機端末であって、該移動無線
    電話機端末のモードを前記電子バリューを取り扱うバリ
    ューモードに切替えるバリューモード切替えスイッチを
    有し、該バリューモードにおいて入力された番号が前記
    暗証番号と一致し、且つ決済会社を介した取引において
    入力された声紋が予め決済会社のデータベースに格納さ
    れている声紋と一致した時に、無線回線を介して譲渡元
    から前記メモリに電子バリューを充填させ、あるいは無
    線回線を介して前記メモリから譲渡先に電子バリューを
    支払うようにすることと、無線回線を介して移動無線電
    話機端末間での電子バリューの受け渡しを行うこととの
    いずれかを行うようにした、ICカード又はメモリカー
    ドを用いずに前記譲渡元、前記譲渡先、あるいは前記移
    動無線電話機端末から電波の届く範囲内で電子バリュー
    の入出力が可能な、電子バリューを支払う移動無線電話
    機端末を特定する番号を入力するための第1の入力キィ
    ーボードと、 提供する商品及び/又はサービスの購入金額に相当する
    電子バリュー受け取り量を入力するための第2の入力キ
    ィーボードと、 電子バリューを格納する内蔵型メモリとを備え、 電子バリューを受け取って前記メモリに蓄積する電子バ
    リュー受け取り装置であって、 前記電子バリュー受け取り装置は、POS端末装置の機
    能に前記移動無線電話機端末の基地局の機能を持たせた
    ものであり、前記切替えスイッチにより前記電子バリュ
    ー受け取りモードに設定されているときに、前記購入金
    額に相当する電子バリューを前記第1のキィーボードに
    より特定された前記移動無線電話機端末から前記電子バ
    リュー受け取り装置に、ICカード又はメモリカードを
    用いずに無線回線を介して通信することにより送信し、
    前記メモリに蓄積するようにしたことを特徴とする、電
    子バリュー受け取り装置。
  2. 【請求項2】 前記移動無線電話機端末はPHS端末で
    あることを特徴とする請求項1記載の電子バリュー受け
    取り装置。
  3. 【請求項3】 現金受け取りモードと電子バリュー発行
    モードとの間で切り替える切替えスイッチと、 電子バリューを格納可能で暗証番号を格納しているメモ
    リを内蔵した移動無線電話機端末であって、該移動無線
    電話機端末のモードを前記電子バリューを取り扱うバリ
    ューモードに切替えるバリューモード切替えスイッチを
    有し、該バリューモードにおいて入力された番号が前記
    暗証番号と一致し、且つ決済会社を介した取引において
    入力された声紋が予め決済会社のデータベースに格納さ
    れている声紋と一致した時に、無線回線を介して譲渡元
    から前記メモリに電子バリューを充填させ、あるいは無
    線回線を介して前記メモリから譲渡先に電子バリューを
    支払うようにすることと、無線回線を介して移動無線電
    話機端末間での電子バリューの受け渡しを行うこととの
    いずれかを行うようにした、ICカード又はメモリカー
    ドを用いずに前記譲渡元、前記譲渡先、あるいは前記移
    動無線電話機端末から電波の届く範囲内で電子バリュー
    の入出力が可能な、電子バリューを受け取る移動無線電
    話機端末を特定する番号を入力するための第1のキィー
    ボードと、 発行する電子バリュー量を入力するための第2のキィー
    ボードと、 電子バリューを格納する内蔵型メモリとを備え、 電子バリューを前記移動無線電話機端末に対して発行す
    る電子バリュー発行装置であって、 前記電子バリュー発行装置は、POS端末装置の機能に
    前記移動無線電話機端末の基地局の機能を持たせたもの
    であり、前記切替えスイッチにより前記電子バリュー発
    行モードに設定されているときに、前記第2のキィーボ
    ードにより指定された量の電子バリューを、前記メモリ
    から、前記第1のキィーボードにより特定された前記移
    動無線電話機端末に、ICカード又はメモリカードを用
    いずに無線回線を介して通信することにより送信するよ
    うにしたことを特徴とする電子バリュー発行装置。
  4. 【請求項4】 前記移動無線電話機端末はPHS端末で
    あることを特徴とする請求項3記載の電子バリュー発行
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の電子バリュー受け取り
    装置と請求項3に記載の電子バリュー発行装置とを一体
    化した電子バリュー発行及び受け取り装置。
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